JP2015210685A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル装置において、ユーザが回転操作部材の回転操作を意図している場合に意図しない動作が起こることを防止する。
【解決手段】本発明のタッチパネル装置は、タッチ操作部5に対するタッチを検出するタッチパネル2と、タッチパネル2の上方に回転操作可能に配置され、所定の動作に対応付けられた回転操作を検出する回転操作部材7と、回転操作部材7に対するタッチを検出するタッチセンサ13と、タッチ操作部5及び回転操作部材7にそれぞれ対応付けられた動作を実行する動作制御部6とを備える。動作制御部6は、タッチセンサ13が回転操作部材7に対するタッチを検出している場合は、タッチ操作部5に対するタッチに対応付けられた動作を実行しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の運転席等に配備されて、ユーザ操作に対応付けられた動作を実行するタッチパネル装置に関する。
例えば、自動車の運転席に配備されるタッチパネル装置では、静電式又は圧電式のタッチパネルに、各種のタッチスイッチを表示して、ユーザが、タッチスイッチの中から選択したタッチスイッチをタッチすると、選択したタッチスイッチに対応付けられた動作が実行されるようになっている。
このようなタッチパネル装置の中には、さらに、ダイヤルがタッチパネルから上方に回転操作可能に突出して配置され、運転者が、ダイヤルを把持して、回転操作すると、回転操作に対応付けられた動作が実行されるようになっている(例:特許文献1)。
特開2008−33701号公報
タッチパネル装置では、自動車に搭載する機器の多様化や高性能化に伴い、タッチパネルに表示するタッチスイッチの数が増大している一方、タッチパネルは大きさが制約されている。このため、タッチパネルにおけるタッチスイッチの密集度が増大し、運転者が、ダイヤルを指で回転操作する時に、ダイヤル近傍のタッチスイッチに意図せずにタッチしてしまって、運転者が意図しなかった動作が起こることがある。
本発明の目的は、ユーザが回転操作部材の回転操作を意図している場合に意図しない動作が起こることを防止するタッチパネル装置を提供することである。
本発明のタッチパネル装置は、所定の動作に対応付けられたタッチ操作部を表示し、該タッチ操作部に対するタッチを検出するタッチパネルと、前記タッチパネルの上方に回転操作可能に配置され、別の所定の動作に対応付けられた回転操作を検出する回転操作部材と、前記回転操作部材に対するタッチを検出するタッチセンサと、前記タッチパネルによる前記タッチ操作部に対するタッチの検出に応じて前記タッチ操作部に前記対応付けられた所定の動作を実行し、前記回転操作部材による前記回転操作の検出に応じて前記回転操作部材に対応付けられた前記別の所定の動作を実行する動作制御部とを備える。前記動作制御部は、前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合に、前記タッチパネルが前記タッチ操作部に対するタッチを検出したときは、当該タッチが検出されたタッチ操作部に対応付けられた前記所定の動作を実行し、前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出している場合には、前記タッチ操作部に対するタッチに対応付けられた前記所定の動作を実行しないことを特徴とする。
本発明によれば、タッチセンサが回転操作部材に対するタッチを検出していない場合に、タッチパネルがタッチ操作部に対するタッチを検出したときは、タッチが検出されたタッチ操作部に対応付けられた動作を実行するものの、タッチセンサが回転操作部材に対するタッチを検出している場合には、タッチ操作部に対するタッチに対応付けられた動作を実行しない。これにより、ユーザが回転操作部材の回転操作を意図している場合に意図しない動作が起こることを防止することができる。
本発明のタッチパネル装置において、前記タッチセンサは、前記回転操作部材の周部を周方向に4以上に区分して各区分ごとに前記回転操作部材に対するタッチを検出する複数のセンサ区分を有し、前記動作制御部は、周方向に隣り同士の関係にない複数のセンサ区分が前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合は、前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合とすることが好ましい。
ユーザが回転操作部材を回転操作するためには、ユーザは回転操作部材を周方向に離れた2箇所以上で把持する必要がある。したがって、周方向に隣り同士の関係にない複数のセンサ区分が回転操作部材に対するタッチを検出していない場合は、回転操作部材が回転操作されることは困難であるので、ユーザは、回転操作部材の回転操作の意図はないと判断できる。この構成によれば、周方向に隣り同士の関係にない複数のセンサ区分が回転操作部材に対するタッチを検出していない場合は、タッチセンサが回転操作部材に対するタッチを検出していない場合とすることにより、ユーザが、回転操作部材の回転操作を意図していない場合のタッチ操作部に対するタッチによる動作を保証することができる。
本発明のタッチパネル装置において、前記動作制御部は、前記タッチパネルが前記タッチ操作部に対するタッチを検出した検出信号を無視することより、又は前記タッチパネルによるタッチ操作の検出作動を停止させることにより、前記タッチ操作部に対するタッチに対応付けられた前記所定の動作を実行しないようすることが好ましい。
この構成によれば、タッチ操作部に対するタッチに対応付けられた所定の動作を実行しない動作制御部の処理を支障なく実現することができる。
自動車に搭載されるタッチパネル装置の斜視図。 ダイヤルの縦断面図。 (a)及び(b)はダイヤルが異なる回転位置にあるときの図2のIII−III矢視図。 タッチパネル装置が実行する動作処理ルーチンのフローチャート。 図4の動作処理ルーチンの変形例のフローチャート。
以下、図を参照して、実施形態について説明する。図1は、自動車に搭載されるタッチパネル装置1の斜視図である。このタッチパネル装置1は、静電式であり、静電式タッチパネル2を備える。タッチパネル装置1は、また、静電式タッチパネル2の左右のダイヤル孔3に貫通して、前方へ回転操作可能に突出する左右のダイヤル7(図1では右のダイヤル7のみ図示)を備える。
図1において、ダイヤル7は、静電式タッチパネル2に組付ける前の分解状態で図示されている。静電式タッチパネル2は、前面のタッチパネル面部4を車室内に臨ませて、右ハンドル自動車では、運転席から見て左斜め前方のダッシュボードの部位に配備される。
タッチパネル装置1の作動中は、タッチスイッチとしての複数のタッチアイコン5(詳細は図3で後述)が、タッチパネル面部4に表示される。各タッチアイコン5は、運転者のタッチ操作の対象になっているとともに、各ユーザ指示に対応付けられている。
左右のダイヤル7(右のダイヤル7のみ図示)は、運転者が回転操作により例えばスピーカの音量及び空気調和装置の設定温度をそれぞれ変更するものとなっている。
動作制御部6は、タッチパネル装置1を構成する1要素となっており、静電式タッチパネル2及び左右のダイヤル7から検出信号を受け、それらの検出信号に基づいて対応の動作を実行する。なお、動作制御部6は、マイクロプロセッサが所定のプログラムを実行することにより生成される機能部である。
タッチアイコン5に対するユーザ操作としてのタッチ又はダイヤル7に対するユーザ操作としての回転操作に対応付けられているユーザ指示は、動作制御部6が各ユーザ操作を検出して、検出したユーザ操作に対応付けられる動作(例:対応機器への制御信号や駆動電圧の出力)を実行することにより、対応機器に対応処理を指示するユーザ指示となっている。
図2はダイヤル7の縦断面図である。図1と共に、図2を参照して、ダイヤル7の構成を説明する。ダイヤル本体9は、タッチパネル面部4から上方に所定量突出するように、タッチパネル面部4のダイヤル孔3を貫通している。運転者は、ダイヤル本体9の外周部を2本以上の指で把持して、ダイヤル本体9を回転操作する。装飾リング8は、円筒のダイヤル本体9の前端開口の内周に装着される。ダイヤル本体9の後端部には、周方向に複数の切欠き9aが形成されている。ベース10は、外周部の突条10aがダイヤル本体9の切欠き9aに嵌入するように、前端部においてダイヤル本体9の内周側に嵌合して、周方向にダイヤル本体9と一体回転する。ベース10は、タッチパネル面部4の内面側に開口する複数の透孔10bを軸方向中間部に有している。
ハウジング12は、外周側においてダイヤル本体9の内周側との間に所定の間隙を開けて、ダイヤル本体9の内周側にダイヤル本体9と同軸的に配設される。キャップ11は、ハウジング12の前端開口を封鎖するように、ハウジング12の前端部に装着される。キャップ11は、また、装飾リング8の内周側においてダイヤル7の前方に露出する。ハウジング12は、後端部に複数の爪12aを有し、爪12aは基板16の所定孔を表側から裏側へ通過後、基板16の裏面に係止される。
導光レンズ14は、後端部において基板16に固定され、ハウジング12の内周側を埋めるように、ハウジング12内に嵌入されている。導光レンズ14は、後端から入射した光を周部より発散する。発散光は、透明のハウジング12からベース10の複数の透孔10bを経てタッチパネル面部4の内面側に照射される。
静電式のタッチセンサ13は、ダイヤル7の径方向にハウジング12と導光レンズ14との間に介在する複数のセンサ区分23a〜23dと、センサ区分23a〜23dを束ねる筒部13aと、各センサ区分23a〜23dから延び出すリード端子13bとを有している。
静電式のタッチセンサ13は、各センサ区分23a〜23dにおける容量変化から各センサ区分23a〜23dに対応する角度範囲におけるダイヤル7の周部における指のタッチの有無を検出する。センサ区分23a〜23dの出力は、各区分ごとにリード端子13bを介して基板16の裏面側に導かれ、さらに、動作制御部6(図1)へ送られる。
動作制御部6は、タッチパネル面部4において運転者がどのタッチアイコン5を指でタッチしたかを検出し、タッチしたタッチアイコン5ごとに異なりかつタッチしたタッチアイコン5に対応付けられた動作(例:制御信号や駆動電圧の出力等)を実行する。この動作は、タッチのあったタッチアイコン5に対応付けられた機器に、対応の動作(例:開始や終了)を実行させる。
エンコーダ15は、基板16に固定されるとともに、ロータ部15aの外周部にベース10の後端部の内周部を嵌装される。その際、ロータ部15aの外周部に形成された突条15bは、ベース10の内周部の溝(図示せず)に嵌入することにより、ベース10の回転がロータ部15aに伝達されるようになる。
動作制御部6は、エンコーダ15の検出信号からダイヤル7(厳密には、ダイヤル本体9)の回転方向及び回転量を検出し、ダイヤル7に対応付けられた所定の動作を実行する。この所定の動作は、ダイヤル7に対応付けられた機器(例:空気調和装置やスピーカ)に、対応の動作を(例:スピーカ音量や設定室温の変更)を実行させる。
図3は、タッチパネル装置1におけるタッチセンサ13の説明図である。図3において、25a及び25bは、運転者の左手の親指及び人差指を断面で示している。図3(a)は、運転者がダイヤル7を最初に把持した時の親指25a及び人指し指25bの位置を示し、図3(b)は、運転者がダイヤル7を図3(a)の回転位置から所定量時計回りに回転させた時の親指25a及び人指し指25bの位置を示している。
図3において、タッチセンサ13の作用を説明する前に、タッチパネル面部4におけるタッチアイコン5について説明する。タッチパネル面部4におけるタッチ操作部としてのタッチアイコン5は、自動車のメーカー及び車種に関係なく、同一のユーザ指示に対してほぼ同一のアイコンとなっている。例えば、図3において、右側のタッチアイコン5から順番に、リアデフロスタ、フロントデフォガ及び内気循環のユーザ指示に対応付けられている。タッチアイコン5に対応する機器の作動中は、タッチアイコン5が点灯し、作動停止中はタッチアイコン5が消灯するようになっている。
タッチパネル面部4の面積の制約のために、タッチアイコン5間の間隔及びタッチアイコン5とダイヤル7との間隔が狭くなっている。一方、運転者は、ダイヤル7においてタッチパネル面部4の表面から突出しているダイヤル本体9を、親指25a及び人指し指25bの2つの指で挟んで把持し、ダイヤル本体9を時計方向又は反時計方向へ回転操作する。その際、運転者は、ダイヤル7の近傍のタッチアイコン5に、指がタッチしてしまうことがある。逆に、タッチアイコン5をタッチしようとして、ダイヤル7に指が当たってしまうことがある。
以降、説明の便宜上、回転側のダイヤル本体9及びベース10の位置については、回転位置といい、静止側のハウジング12及びタッチセンサ13の位置については、周方向位置という。これらの回転位置及び周方向位置は、ダイヤル7の中心の回りの角度で定義する。ダイヤル7を針式時計に見立て、12時の位置の角度を0°、時計方向に角度を増大させて、6時の位置の角度を180°とする。
回転側のダイヤル本体9について、図3(a)の回転位置を0°とすると、図3(b)の回転位置は45°となる。静止側のタッチセンサ13を基準にして、親指25aについて、図3(a)の周方向位置を0°とすると、図3(b)の周方向位置は45°となる。
タッチセンサ13は、ダイヤル7の周部に沿って90°ずつ区分した4つのセンサ区分23a〜23dを有し、運転者の指がダイヤル本体9にタッチしているか否かを、4つのセンサ区分23a〜23dの静電容量の変化に基づいて検出できるようになっている。図3では、センサ区分23a〜23dは、それぞれ270°〜0°、0°〜90°、90°〜180°、及び180°〜270°の各90°の角度範囲おけるダイヤル本体9への運転者の指のタッチの有無を検出する。
以下、センサ区分23a〜23dを総称する時は、単に「センサ区分23」という。周方向の隣り同士のセンサ区分23は、間に所定寸法の間隙が形成されて、相互に絶縁されている。
ダイヤル7において、ダイヤル本体9は、運転者による回転操作に伴い、ハウジング12に対して相対回転する。図3(a)では、親指25a及び人指し指25bはそれぞれ0°,180°の周方向位置でダイヤル本体9にタッチしている。指の太さのために、タッチ位置としての周方向位置は、周方向の点ではなく、周方向範囲で検出されてしまう。親指25aは、ダイヤル7の周方向へセンサ区分23a,23bにまたがった周方向範囲にある。人指し指25bは、周方向へセンサ区分23c,23dにまたがった周方向範囲にある。このため、センサ区分23a〜23dは、いずれも、運転者の指がタッチしていることを示すタッチ検出信号を出力する。
これに対し、図3(b)では、親指25a及び人指し指25bはそれぞれ45°,225°の周方向位置でダイヤル本体9にタッチしている。親指25aのタッチ範囲は、周方向へセンサ区分23bのみと重なる周方向範囲にある。人指し指25bのタッチ範囲は、周方向へセンサ区分23dのみと重なる周方向範囲にある。したがって、センサ区分23b,23dは、運転者の指がタッチしていることを示すタッチ検出信号を出力し、センサ区分23a,23cは、運転者の指がタッチしていないことを示すノンタッチ検出信号を出力する。
図4はタッチパネル装置の動作制御部6が実行する動作処理ルーチンのフローチャートである。動作制御部6は該動作処理ルーチンを一定時間間隔で実行する。
STEP1では、動作制御部6は、ダイヤル7(厳密にはダイヤル本体9)が運転者が2本以上の指でタッチされている否かを判定する。そして、動作制御部6は、STEP1の判定が正(YES)であれば、処理をSTEP2に進ませ、STEP1の判定が否(NO)であれば、処理をSTEP11に進ませる。
動作制御部6は、STEP1の判定を複数のセンサ区分23から検出信号に基づいて行う。図3(a)の例では、センサ区分23a〜23dの全部が、タッチを示すタッチ検出信号を出力する。図3(b)の例では、図3(a)と同一の2つのタッチ箇所に対して、センサ区分23b,24dがタッチ検出信号を出力し、センサ区分23a,23cは、タッチしていないことを示すノンタッチ検出信号を出力する。
すなわち、ダイヤル7にタッチしている指の本数と、タッチ検出信号を出力するセンサ区分23の個数とは一致しない。また、図3(a)から理解できるように、指の太さのために、1本の指が周方向に隣接するセンサ区分23をまたがる周方向範囲でダイヤル7にタッチしているときは、1本の指がダイヤル7にタッチしているときも、タッチ検出信号を出力するセンサ区分23の個数は、2(複数)になってしまう。
したがって、動作制御部6は、周方向に隣り同士の関係にないセンサ区分23(図3(a)の例では、センサ区分23aとセンサ区分23c、又はセンサ区分23bとセンサ区分23d)がタッチ検出信号を同時に出力しているときは、運転者が2本以上の指でダイヤル7にタッチしていると判断し、その他のときは、運転者が2本以上の指でダイヤル7にタッチしていないと判断する。
STEP1を実施する意義は、運転者によるダイヤル7への指のタッチが意図的なものか意図しないものかを区別するためである。ダイヤル7の回転操作は、1本の指をタッチするだけでは困難であり、少なくとも2本の指を周方向に離してダイヤル7を把持して行うことが必須である。したがって、ダイヤル7への指のタッチがあったとしても、それが1本の指によるタッチに留まる場合は、該タッチは、ダイヤル7の回転を意図したものではなく、例えばタッチアイコン5にタッチする際に、指が誤ってダイヤル7に当たってしまったものと判断することができる。
なお、運転者がダイヤル7を回転操作する場合、運転者は、2つの指を通常、周方向に180°離して、ダイヤル7を把持するが、場合によっては、例えば170°等、周方向距離を180°より小さい角度で離して、把持して、ダイヤル7を回転操作することがある。あるいは、親指25a、人指し指25b及び中指(図示せず)の3本の指を120°間隔で離して、ダイヤル7を把持して、回転操作することがある。このような場合、ダイヤル7の回転操作が実施されているにもかかわらず、周方向に隣り同士の関係にないセンサ区分23から同時にタッチ検出信号を出力されないことがある。
これに対処するためには、センサ区分23の個数を5以上にしたりして、センサ区分23による周方向の区分数を適宜、増大させる必要がある。これにより、運転者が、ダイヤル7を周方向に離した2箇所において指で把持しているときは、必ず、周方向に隣り同士の関係にないセンサ区分23からタッチ信号を出力が有ることを保証することができる。
STEP2では、動作制御部6は、エンコーダ15の出力に基づいてダイヤル7の現在の回転位置(厳密にはダイヤル本体9の回転位置)を回転開始時の開始回転位置として検出する。
STEP3では、動作制御部6は、STEP1と同様に、ダイヤル7が運転者の2本以上の指でタッチされている否かを判定する。そして、判定が否になり次第、処理をSTEP4へ進ませる。
STEP3を実施する意義は、運転者がダイヤル7の回転操作を終了したことを検出することである。運転者がダイヤル7の回転操作を終了したときには、運転者は、全部の指をダイヤル7から離す。また、前述したように、運転者は、1つの指だけでダイヤル7をタッチしていても、ダイヤル7を回転操作することはできない。したがって、STEP3の判定が否であれば、運転者がダイヤル7の回転操作を終了したと判断することができる。
STEP4では、動作制御部6は、エンコーダ15の出力に基づいてダイヤル7の現在の回転位置を回転終了時の終了回転位置として検出する。
STEP5では、動作制御部6は、終了回転位置から開始回転位置を引いた差分に基づいて、運転者によるダイヤル7の今回の回転量を算出する。なお、回転量の正負は、回転方向がそれぞれ時計方向及び反時計方向であるかを示す。
STEP6では、動作制御部6は、ダイヤル7の回転操作に対応付けられている機器に対してダイヤル7の回転量又は終了回転位置に対応する動作を実行する。この動作の実行により、該動作に対応付けられた機器がスピーカであるときは、スピーカの音量がダイヤル7の回転量又は終了回転位置に対応するものに変更される。また、該動作に対応付けられた機器が空気調和装置であるときは、空気調和装置の設定室温がダイヤル7の回転量に対応する温度だけ低く、又は高くされる。
動作制御部6は、STEP2からSTEP6までの実行期間では、STEP11〜STEP13の処理には一切関与しない。したがって、運転者が、ダイヤル7に対して2本以上の指でタッチしている期間に、該指又は手の一部がタッチパネル面部4上のいずれかのタッチアイコン5にタッチされることがあっても、該タッチアイコン5に対応付けられている動作が実行されることは防止される。すなわち、該期間では、動作制御部6は各タッチアイコン5のタッチ検出信号を無視している。
この結果、運転者が、ダイヤル7を回転操作している場合、ダイヤル7の回転操作は開始していないものの、ダイヤル7を2本以上の指でタッチしている場合、又は音量等の出力を確認するために、ダイヤル7の回転操作を一時的に中断しているものの、ダイヤル7を2本以上の指でタッチしている場合に、意図せずに指の一部がダイヤル7の近傍のタッチアイコン5にタッチしたとしても、該意図しないタッチのタッチアイコン5に対応付けられる動作の実行が回避される。
動作制御部6は、STEP6の実行後、動作処理ルーチンを終了する。
STEP11では、動作制御部6は、いずれかのタッチアイコン5へのタッチの有無を判定し、タッチが有れば、処理をSTEP12へ進ませ、タッチが無ければ、動作処理ルーチンを終了する。
STEP12では、動作制御部6は、運転者によりタッチされたタッチアイコン5がどれであるかを検出する。
STEP13では、動作制御部6は、STEP12で検出されたタッチアイコン5に対応付けられている動作を実行する。この動作に実行により、STEP12で検出されたタッチアイコン5に対応付けられている機器(例:デフォガ装置やデフロスタ装置)の対応動作(例:動作開始や動作終了)が実行される。
この結果、運転者が、ダイヤル7を回転操作する意図がない期間に、タッチアイコン5がタッチされたときは、タッチされたタッチアイコン5に対応付けられているユーザ指示に対応付けられた処理が正しく実行される。
図4の動作処理ルーチンは、1つのダイヤル7のみに対応している。このタッチパネル装置1は、ダイヤル7を左右に1つずつ、合計2つ有している。どちらのダイヤル7に対しても、図4の動作処理ルーチンを実行する場合には、各ダイヤル7ごとに、図4の動作処理ルーチンを専用に用意し、該専用に用意した複数の動作処理ルーチンを一定時間間隔で1つずつ全部実行するようにする。
又は、STEP1を直列にダイヤル7の個数だけ設け、動作制御部6は、全部のSTEP1の判定が否であるときは、処理をSTEP11へ進ませ、複数のSTEP1のうちのいずれかのSTEP1の判定が正であるときは、該STEP1に専用に対応付けられているSTEP3〜STEP6を実行するようにする。
上記実施形態では、タッチパネル装置1は車両に搭載されたものとなっているが、本発明のタッチパネル装置は、車両には搭載されることなく、例えば施設(例:工業施設、公共施設、商業施設、及びサービス施設)や家庭で各種電気機器に対して対応の動作を行わせるタッチパネル装置にも適用することができる。
上記実施形態では、動作制御部6が、タッチ操作部としての各タッチアイコン5のタッチ検出信号を無視することにより、タッチアイコン5に対応付けられている動作を実行しないようにしているが、タッチ検出信号を無視することに代えて、タッチパネルとしての静電式タッチパネル2のタッチ検出部へ給電を中止して、静電式タッチパネル2のタッチの検出作動を停止させることで、タッチアイコン5に対応付けられている動作を実行しないようにすることもできる。
上記実施形態では、タッチパネルとして静電式タッチパネル2が使用されているが、タッチパネルとして、圧電式タッチパネルを採用することも可能である。
上記実施形態では、ユーザとしての運転者は、ユーザ操作としてのタッチパネル面部4のタッチ及びダイヤル7の回転操作を、指を使って行うようになっているが、ユーザ操作が、指以外の身体部位や器具等を使用して、行われるようになっていてもよい。
上記実施形態では、タッチパネルとしての静電式タッチパネル2において、タッチ操作部としてのタッチアイコン5は、回転操作部材としてのダイヤル7の上方に配列されているが、タッチパネルにおいて複数のタッチ操作部が回転操作部材を取り囲むように配列されていてもよい。また、本発明では、タッチ操作部は、複数でなく、単一であってもよい。
上記実施形態では、タッチパネルとしての静電式タッチパネル2は、起立して配設されているが、タッチパネルは水平面に平行又は所定の傾斜角度で配設することもできる。
上記実施形態では、タッチ操作部としてのタッチアイコンに対応付けられた所定の動作は、デフォガやデフロスタ(図3参照)を開始したり、終了したりする動作となっているが、所定の動作は、車載オーディオ装置のオーディオの再生や、早送り等を開始したり、終了したりする動作であってもよい。
上記実施形態では、回転操作部材としてのダイヤル7の回転操作に対応付けられた別の所定の動作とは、スピーカの音量及び空気調和装置の設定温度を調整する動作となっているが、別の所定の動作は、室内等の光量、送風量、表示地図の縮尺を調整する動作であってもよい。
また、ダイヤル7は、静電式タッチパネル2から上方に突出しているが、静電式タッチパネル2の上方に配置されていればよい。
上記実施形態では、STEP3で、ダイヤル7が2本以上の指でタッチされているかを検出し、検出されていない場合にダイヤル7の回転量に応じた動作を実行するものとしているが、STEP3の処理を省略して、回転操作部材に対応付けられた別の所定の動作を、ダイヤル7の回転操作を検出次第、直ちに、実行するようにしてもよい。
動作制御部6は、図4の動作処理ルーチンに代えて、図5の動作処理ルーチンを実行するようになっていてもよい。図5の動作処理ルーチンにおいて、STEP1,2,11〜13は、図4の動作処理ルーチンのSTEP1,2,11〜13と同一であるので、説明は省略する。
動作制御部6は、STEP2の実行後、STEP21を実行する。STEP21では、動作制御部6は、ダイヤル7の回転が停止したか否かを判定する。具体的には、動作制御部6は、エンコーダ15の出力からダイヤル7が回転中か又は回転停止中かを検出する。動作制御部6は、STEP21の判定が正になり次第、処理をSTEP22に進める。
STEP22では、動作制御部6は、エンコーダ15の出力に基づいてダイヤル7の現在の回転位置を終了回転位置として検出する。
STEP23では、動作制御部6は、終了回転位置から開始回転位置を引いた差分に基づいて、運転者によるダイヤル7の今回の回転量を算出する。なお、回転量の正負は、回転方向がそれぞれ時計方向及び反時計方向であるかを示す。
STEP24では、動作制御部6は、ダイヤル7の回転操作に対応付けられている機器に対して、ダイヤル7の回転量又は終了回転位置に対応する動作を実行する。
STEP25では、動作制御部6は、ダイヤル7が運転者の2本以上の指でタッチされている否かを判定する。そして、判定が正であるときは、処理をSTEP2に戻し、判定が否であれば、動作処理ルーチンを終了する。STEP25の意義は、図4のSTEP3の意義と同一である。
図5の動作処理ルーチンの効果は、次のとおりである。ダイヤル7が、例えばその回転量又は回転位置に応じてスピーカの音量が調整されるようになっている場合、運転者は、ダイヤル7を2本の指で把持したまま、ダイヤル7の回転操作を一時的に停止し、スピーカからの音量を確認し、希望の音量になっていなければ、再び、ダイヤル7を回転操作することがある。
図4の動作処理ルーチンでは、動作制御部6は、運転者がダイヤル7を2本以上の指でタッチしていない限り、ダイヤル7の回転量又は終了回転位置に対応する動作が生じず、スピーカからの音量が変更されない。これに対し、図5の動作処理ルーチンでは、動作制御部6は、運転者がダイヤル7を2本以上の指でタッチしている期間は、ダイヤル7の回転が一時的に停止されるごとに、ダイヤル7の回転量又は終了回転位置に対応する動作が実行され、スピーカからの音量が変更される。
1・・・タッチパネル装置、2・・・静電式タッチパネル(タッチパネル)、5・・・タッチアイコン(タッチ操作部)、6・・・動作制御部、7・・・ダイヤル(回転操作部材)、9・・・ダイヤル本体、13・・・タッチセンサ、23・・・センサ区分、25a・・・親指、25b・・・人指し指。

Claims (3)

  1. 所定の動作に対応付けられたタッチ操作部を表示し、該タッチ操作部に対するタッチを検出するタッチパネルと、
    前記タッチパネルの上方に回転操作可能に配置され、別の所定の動作に対応付けられた回転操作を検出する回転操作部材と、
    前記回転操作部材に対するタッチを検出するタッチセンサと、
    前記タッチパネルによる前記タッチ操作部に対するタッチの検出、又は前記回転操作部材による前記回転操作の検出に応じて、前記タッチ操作部に対応付けられた前記所定の動作、又は前記回転操作部材に対応付けられた前記別の所定の動作を実行する動作制御部とを備え、
    前記動作制御部は、
    前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合に、前記タッチパネルが前記タッチ操作部に対するタッチを検出したときは、当該タッチが検出されたタッチ操作部に対応付けられた前記所定の動作を実行し、
    前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出している場合には、前記タッチ操作部に対するタッチに対応付けられた前記所定の動作を実行しないことを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 請求項1記載のタッチパネル装置において、
    前記タッチセンサは、前記回転操作部材の周部を周方向に4以上に区分して各区分ごとに前記回転操作部材に対するタッチを検出する複数のセンサ区分を有し、
    前記動作制御部は、周方向に隣り同士の関係にない複数のセンサ区分が前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合は、前記タッチセンサが前記回転操作部材に対するタッチを検出していない場合とすることを特徴とするタッチパネル装置。
  3. 請求項1又は2記載のタッチパネル装置において、
    前記動作制御部は、前記タッチパネルが前記タッチ操作部に対するタッチを検出した検出信号を無視することより、又は前記タッチパネルによるタッチの検出作動を停止させることにより、前記タッチ操作部に対するタッチ操作に対応付けられた前記所定の動作を実行しないようすることを特徴とするタッチパネル装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20220129104A1 (en) * 2020-10-27 2022-04-28 Honda Access Corp. Touch panel apparatus

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