JP2015210059A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】実施形態の冷蔵庫1は、カメラ15を有し、カメラ15で撮像された画像に含まれている人に関する特定情報を検知すると、当該特定情報に応じた制御を行う。撮像した画像に前記特定情報が含まれているか否かを前記カメラ自身が検知する。
【選択図】図1
Description
そこで、人に関する特定情報を検知し、特定情報に応じた制御を行うことでユーザに利便性を提供することができる冷蔵庫を提供する。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図3を参照しながら説明する。
冷蔵庫1の扉3aの前面側には、画像やメッセージ等を表示してユーザに視覚的な報知を行う表示部10と、音声を出力してユーザに聴覚的な報知を行うスピーカ11とが設けられている。これら表示部10およびスピーカ11は、報知手段を構成する。
人検知手段は、上記したように冷蔵庫1の周囲に存在する人を検知するものであり、必ずしも冷蔵庫1を利用する場合だけでなく、冷蔵庫1が設置されている例えばキッチン等に人が存在することも検知する。本実施形態では、カメラ15は通常は省電力状態となっており、人検知手段により人が検知されたときに、カメラ15を撮像動作が可能な動作状態に移行させている。つまり、人検知手段は、カメラ15の動作を開始する起因となる人の存在を検知する。
冷蔵庫1は、人検知手段により冷蔵庫1の周囲に人が存在することが検知されると、カメラ15を動作状態に移行させ、図2に示す処理を実行する。冷蔵庫1は、カメラ15により人を検知したか否かを判定している(S1)。このステップS1では、冷蔵庫1は人が存在するという情報が検知されたこと、より具体的には、冷蔵庫1の正面近傍に人が存在するという情報をカメラ15によって検知している。これは、冷蔵庫1の正面近傍に人が存在する場合、その人が冷蔵庫1を使用する可能性が高いと判断できるためである。このステップS1の処理は、上記した人情報の検知に相当する。
冷蔵庫1は、人を検知していない場合には(S1:NO)、処理を終了する。つまり、人を検知していない場合には、後述するステップS6における扉のロックの解除を行わない。
このように、冷蔵庫1は、カメラ15により特定情報を検知し、その特定情報に応じた制御を行っている。
冷蔵庫1は、カメラ15を有し、そのカメラ15で撮像された画像に含まれている人に関する特定情報を検知すると、当該特定情報に応じた制御を行う。つまり、冷蔵庫1は、冷蔵庫1を利用するユーザに応じた制御を行う。これにより、ユーザに利便性を提供することができる。
冷蔵庫1は、貯蔵室の扉をロックするロックを備え、特定情報として当該冷蔵庫1の正面側に位置する人を検知するとともに、人が検知されていないときには扉のロックを解除しない制御を行う。これにより、不要に冷蔵庫1の扉が開放されるおそれを低減することができる。
冷蔵庫1では、人検知手段により人が検知されたとき、カメラ15が動作状態になる。換言すると、カメラ15は、人検知手段により人が検知されていない場合には省電力モードで待機している。これにより、省電力化を図ることができるとともに、人検知手段により人が検知された時点で動作状態となることで起動時間を確保でき、人が冷蔵庫1の正面つまりはカメラ15の正面に来たときに迅速に撮像することができる。
冷蔵庫1は、報知手段としての表示部10を備えており、特定情報に応じた報知を行う。本実施形態の場合、時刻に応じた挨拶を表示出力および音声出力する。これにより、冷蔵庫1をあたかも擬人化させることができる。
冷蔵庫1は、特定情報として、人の手を検知する。ユーザが冷蔵庫1を利用する場合、手で扉を開けることが想定される。そのため、特定情報として人の手を検知することにより、ユーザの希望に応じた制御を行うことができる。
また、本実施形態ではカメラ15を1つ設けた構成を例示したが、各扉にそれぞれカメラ15を設けたり、扉3aと扉4aとにカメラ15を設けたりする構成としてもよい。これにより、例えば小さい子供であっても正面から撮像すること等が可能となり、より細やかな対応を行うことができる。
以下、第2実施形態について図4および図5を参照しながら説明する。第2実施形態では、特定情報の種類が第1実施形態と異なっている。なお、冷蔵庫1の構成は第1実施形態と共通するので、図1も参照しながら説明する。
第2実施形態の冷蔵庫1は、特定情報として人の顔を検知する。なお、本実施形態の人の顔の検知と、第1実施形態で示した人の手の検知とを同時に行ってもよい。
冷蔵庫1は、人検知手段により冷蔵庫1の周囲に人が存在することが検知されると、カメラ15を動作状態に移行させ、図4に示す処理を実行する。冷蔵庫1は、カメラ15により人を検知すると(S11)、表示部10の表示を開始する(S12)。続いて、冷蔵庫1は、人を撮像し(S13)、顔認証できたか否かを判定する(S14)。このとき、認証用のデータは予め冷蔵庫1に登録されている。
なお、図5には示していないが、冷蔵庫1は、実際の利用状況を記憶する。例えば、上記したように父に対して冷蔵室3の扉3aのロックを解除したとき、実際に扉3aが開閉されたか否かを開扉センサ3cにより検知する。また、他の扉が開放されたか否かを開扉センサ4c〜6c等により検知する。そして、「父」の認証結果と実際に開閉された扉とを対応付けて記憶することで、利用頻度の高い扉を学習する。
このように、冷蔵庫1は、カメラ15により特定情報として人の顔を検知し、その特定情報に応じた制御を行っている。
冷蔵庫1は、特定情報として、人の顔を検知する。冷蔵庫1を利用するユーザが異なれば、その利用状況も異なると予想される。そこで、人の顔を検知し、それに応じた制御を行うことで個別のユーザごとへの対応が可能となり、ユーザに取ってより利便性の高い制御を行うことができる。
冷蔵庫1は、貯蔵庫内の情報を取得する庫内情報取得部を備え、認証した人の利用頻度の高い貯蔵庫の状況を表示部10に表示する制御を行う。これにより、扉を開けなくても庫内の様子を把握することができ、庫内の温度が過度に上昇することを防止でき、省電力化に貢献することができる。
特定情報に応じた制御として、人の顔を検知したとき、その時刻に応じた報知を行う制御を行ってもよい。例えば第1実施形態で示したように、朝であれば「おはようございます」といったメッセージを表示や音声にて出力してもよい。
また、特定情報として、人の顔を検知したとき、人の目線を合わせて検知してもよい。そして、特定情報に応じた制御として人の目線が示す位置に応じた扉のロックを解除する制御を行ってもよい。
また、特定情報に応じた制御として、人の目線が示す位置の照度を上げる制御を行ってもよい。例えば目線が冷蔵室3の下方に向いている場合、下方側の照度を上げることで庫内を見やすくすることができる。
以下、第3実施形態について図6および図7を参照しながら説明する。第3実施形態では、特定情報の種類が第1実施形態と異なっている。なお、冷蔵庫1の構成は第1実施形態と共通するので、図1も参照しながら説明する。
第3実施形態の冷蔵庫1は、特定情報として人の表情を検知する。なお、人の表情は、第2実施形態で例示した人の顔の検知と合わせて行ってもよいし、第1実施形態で示した人の手の検知とを同時に行ってもよい。
このように、冷蔵庫1は、特定情報として人の表情を検知し、その特定情報に応じた制御を行っている。
冷蔵庫1は、特定情報として人の表情を検知し、その表情に応じた制御を行っている。これにより、単なる貯蔵庫として以上の役割を冷蔵庫1に与えることができる。
冷蔵庫1は、例えば暗い表情であれば明るくするためのメッセージを報知すること等により、ユーザの気分を向上させることができる。つまり、冷蔵庫1を擬人化させることができ、簡易的な人工知能として機能させることができる。
本発明は、上記した一実施形態にて例示したものに限定されることなく、その範囲を逸脱しない範囲で任意に例えば以下のように変形あるいは拡張することができる。
各実施形態で示したメッセージ等は一例であり、それらに限定されるものではない。
各実施形態の構成を組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて、人の顔と手との双方を検知したときに、冷蔵庫1を利用しようとしていると判断してロックを解除する構成としてもよい。
冷蔵庫1で撮像した画像を、例えば祖父母宅の冷蔵庫に送信可能としてもよい。また、例えば母から子供へのメッセージを伝える伝言板の機能を冷蔵庫1に持たせてもよい。
サーバ22に携帯端末23等から送信された電子メール等を記憶させ、第2実施形態にて顔認証した際に該当する電子メール等を表示させてもよい。
ロック機構により扉のロックおよびロックの解除を行う代わりに、特定情報を検知するとソレノイドの駆動により冷蔵庫の筺体に設けられた棒が扉側に押し出されることにより、扉を自動で開放する扉開放手段を設けてもよい。そして、特定情報に応じた制御として、扉を自動で開放する制御を行ってもよい。
Claims (24)
- カメラを有し、前記カメラで撮像された画像に含まれている人に関する特定情報を検知すると、当該特定情報に応じた制御を行うことを特徴とする冷蔵庫。
- 撮像した画像に前記特定情報が含まれているか否かを前記カメラ自身が検知することを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
- 貯蔵室の扉をロックするロック機構を備え、
前記特定情報として、当該冷蔵庫の正面側に位置する人を検知し、
前記特定情報に応じた制御として、人が検知されていないときには扉のロックを解除しない制御を行うことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。 - 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に応じた報知を行う制御を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報として、人の手を検知することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 貯蔵室の扉をロックするロック機構を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて検知した人の手の位置に応じた扉のロックを解除する制御を行うことを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。 - 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて人の手のひらを検知したとき、その時刻に応じた報知を行う制御を行うことを特徴とする請求項5または6記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報として、人の顔を検知することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて人を認証したとき、認証した人に応じた報知を行う制御を行うことを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。 - 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、人の顔を検知したとき、その時刻に応じた報知を行う制御を行うことを特徴とする請求項8または9記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて人を認証したとき、認証した人の該冷蔵庫の利用状況を収集する制御を行うことを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
- 表示部と、
貯蔵庫内の情報を取得する庫内情報取得手段と、を備え、
前記特定情報に応じた制御として、認証した人の利用頻度の高い貯蔵庫の状況を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項8から11のいずれか一項記載の冷蔵庫。 - 貯蔵室の扉をロックするロック機構を備え、
前記特定情報に応じた制御として、人の顔が検知されていないときには扉のロックを解除しない制御を行うことを特徴とする請求項8から12のいずれか一項記載の冷蔵庫。 - 貯蔵室の扉をロックするロック機構を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて認証した人に応じて扉のロックを解除するか否かを判断する制御を行うことを特徴とする請求項8から13のいずれか一項記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて認証した人に応じて、扉が開放されてから注意を促すまでの時間を変更する制御を行うことを特徴とする請求項8から14のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて認証した人の顔の位置に応じた棚の位置を提案する制御を行うことを特徴とする請求項8から15のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて人の顔を検知したとき、該冷蔵庫の操作パネルを操作可能状態にする制御を行うことを特徴とする請求項8から16のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、人の顔を検知したとき、前記報知手段を動作可能状態にする制御を行うことを特徴とする請求項8から17記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報として、人の目線を検知することを特徴とする請求項1から18のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 貯蔵室の扉をロックするロック機構を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて検知した人の目線が示す位置に応じた扉のロックを解除する制御を行うことを特徴とする請求項19記載の冷蔵庫。 - 前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて検知した人の目線が示す位置の照度を上げる制御を行うことを特徴とする請求項19または20記載の冷蔵庫。
- 前記特定情報として、人の表情を検知することを特徴とする請求項1から21のいずれか一項記載の冷蔵庫。
- 報知手段を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて検知した人の表情に応じたメッセージを報知する制御を行うことを特徴とする請求項22記載の冷蔵庫。 - 表示部を備え、
前記特定情報に応じた制御として、前記特定情報に基づいて検知した人の表情を前記表示部に表示する制御を行うことを特徴とする請求項22または23記載の冷蔵庫。
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