JP2015210058A - スイッチ装置および駆動装置 - Google Patents

スイッチ装置および駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015210058A
JP2015210058A JP2014093562A JP2014093562A JP2015210058A JP 2015210058 A JP2015210058 A JP 2015210058A JP 2014093562 A JP2014093562 A JP 2014093562A JP 2014093562 A JP2014093562 A JP 2014093562A JP 2015210058 A JP2015210058 A JP 2015210058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection member
switch
compression coil
coil spring
spring receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014093562A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6276643B2 (ja
Inventor
鎌田 亨
Toru Kamata
亨 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP2014093562A priority Critical patent/JP6276643B2/ja
Publication of JP2015210058A publication Critical patent/JP2015210058A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276643B2 publication Critical patent/JP6276643B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】検出部材を付勢する圧縮コイルバネを組み込む際、圧縮コイルバネの付勢力によって、圧縮コイルバネや検出部材が外れることを抑制することのできるスイッチ装置、および当該スイッチ装置を備えた駆動装置を提供すること。
【解決手段】スイッチ装置10において、スイッチ20を押圧するための検出部材6と、検出部材6の移動方向(Y方向)に沿って伸縮する圧縮コイルバネ9とを有している。圧縮コイルバネ9は、第2ケース3に設けられた第1バネ受け部290と検出部材6に設けられた第2バネ受け部680に両端が弾性をもって当接している。第1バネ受け部290および第2バネ受け部680のうち、第2バネ受け部680は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する。
【選択図】図5

Description

本発明は、カム機構および圧縮コイルバネによって検出部材を動作させるスイッチ装置、および当該スイッチ装置を備えた駆動装置に関するものである。
冷蔵庫の引き出し等を自動的に開放状態とする引き出し駆動装置や自動製氷機等では、特許文献1、2に記載されているように、駆動装置での動作をスイッチ装置によって検出するようになっている。かかるスイッチ装置として、特許文献1では、最終歯車に形成されたカムによって、係止レバーがリーフスイッチを押圧する構成が提案されている。
また、特許文献2では、圧縮コイルバネによって検出部材(押圧部材)をスイッチに向けて付勢し、スイッチをオフとする際には、圧縮コイルバネの付勢力に抗して、検出部材を変位させる構成が提案されている。かかる構成によれば、特許文献1に記載の技術と違って、カムのばらつきによってスイッチがオンオフするタイミングがずれるという事態を回避することができる。
特開2004−3789号公報 特開2001−304733号公報
しかしながら、特許文献2に記載の構成のように、圧縮コイルバネによって検出部材を付勢する構成の場合、スイッチ装置および駆動装置を組み立てる際に、圧縮コイルバネの付勢力が斜めに作用すると、圧縮コイルバネ、あるいは圧縮コイルバネおよび検出部材の双方が外れてしまい、組み立てに多大な手間がかかるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、検出部材を付勢する圧縮コイルバネを組み込む際、圧縮コイルバネの付勢力によって、圧縮コイルバネや検出部材が外れることを抑制することのできるスイッチ装置、および当該スイッチ装置を備えた駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るスイッチ装置は、スイッチと、前記スイッチから離間する第1方向、および前記スイッチに接近する第2方向に移動可能な検出部材と、前記検出部材の移動方向に対して直交する第3方向で前記検出部材の被支持部を支持する検出部材支持部を備えた固定部材と、前記検出部材を前記第1方向に移動させるカム機構と、前記検出部材の移動方向に沿って伸縮するように配置され、前記固定部材において前記カム機構と前記スイッチとの間に設けられた第1バネ受け部、および前記検出部材において前記第1バネ受け部と前記スイッチとの間に設けられた第2バネ受け部に両端が弾性をもって当接する圧縮コイルバネと、を有し、前記第1バネ受け部および前記第2バネ受け部のうちの少なくとも一方は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置することを特徴とする。
本発明では、固定部材に対して検出部材を組み込んだ後、検出部材支持部とは反対側か
ら圧縮コイルバネを第1バネ受け部と第2バネ受け部との間に組み込む。ここで、第2バネ受け部および第1バネ受け部のうちの少なくとも一方は、検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、検出部材支持部が位置する側の部分より圧縮コイルバネが配置されている側に位置する。このため、圧縮コイルバネを組み込んだ際、検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が大きく変形する。従って、圧縮コイルバネは、検出部材支持部の側に撓み、検出部材支持部とは反対側に撓みにくいので、圧縮コイルバネは、検出部材支持部とは反対側に外れにくい。また、検出部材は、検出部材支持部の側に付勢されるため、検出部材も外れにくい。また、検出部材が検出部材支持部側に付勢されても、検出部材の変位は検出部材支持部によって規制されるので、検出部材の位置がずれにくい。それ故、検出部材に圧縮コイルバネを取り付けた後でも検出部材の位置がずれないので、それ以降の組み立て作業を容易に行うことができる。
本発明において、前記検出部材は、前記被支持部より前記第3方向に向けて突出した側板部を備え、前記固定部材は、前記側板部に対して前記第3方向側で対向して前記側板部を受ける壁面を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、圧縮コイルバネによって検出部材を壁面側へ付勢する力が働いた際、検出部材は、壁面側に押し付けられながら移動することになる。このため、検出部材のガタツキや、これに起因する振動を抑制することができる。また、振動などの影響を受けても、検出部材が動き難いので、安定した付勢力をスイッチ側に与えることができる。
本発明において、前記第2バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置し、前記第1バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分と、前記検出部材支持部が位置する側の部分とが前記検出部材の移動方向において同一の位置にある構成を採用することができる。
本発明において、前記第2バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置する傾斜面になっている構成を採用することができる。
本発明において、前記検出部材の前記検出部材支持部とは反対側の面では、前記圧縮コイルバネを前記検出部材の内側に挿入するためのバネ挿入口が開口していることが好ましい。かかる構成によれば、検出部材の内側に圧縮コイルバネを配置することができるので、検出部材および圧縮コイルバネを配置するためのスペースを小さくすることができる。
本発明では、前記被支持部は、前記第2バネ受け部に対して前記圧縮コイルバネが配置されている側とは反対側に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、圧縮コイルバネを組み込む際、圧縮コイルバネの付勢力によって、検出部材が第2バネ受け部を中心に回転しようとするのを効果的に抑制することができる。それ故、検出部材および圧縮コイルバネが外れにくい。
本発明において、前記第2バネ受け部から前記被支持部までの距離は、前記第2バネ受け部から前記カム機構において前記検出部材が力を受ける箇所までの距離より短いことが好ましい。かかる構成によれば、圧縮コイルバネを組み込む際、圧縮コイルバネの付勢力によって、検出部材が第2バネ受け部を中心に回転しようとするのを効果的に抑制することができる。それ故、検出部材および圧縮コイルバネが外れにくい。
本発明において、前記第2バネ受け部は、前記圧縮コイルバネの内側に突出した凸部を備えていることが好ましい。かかる構成によれば、圧縮コイルバネを組み込む際、圧縮コイルバネが第2バネ受け部から外れることを抑制することができる。
本発明において、前記スイッチは、前記検出部材の移動方向に直交する方向に配置された基板に搭載されている構成を採用することができる。かかる構成によれば、スイッチの背後から引っ張りバネで検出部材をスイッチに向けて引っ張る構成が採用できないが、圧縮コイルバネを用いているため、検出部材をスイッチに向けて付勢することができる。
本発明を適用したスイッチ装置を備えた駆動装置においては、前記基板において前記スイッチが搭載されている面側には、モータと、該モータに対して前記基板とは反対側で前記モータの出力を前記カム機構に伝達する減速輪列と、が配置され、前記モータは、前記基板において前記スイッチが搭載されている面側に搭載されていることが好ましい。かかる構成によれば、減速輪列を設けた場合でも、基板にスイッチを搭載するスペースを容易に確保することができる。
本発明において、前記カム機構の回転カムが形成され、前記モータの回転が前記減速輪列を介して伝達される最終歯車と、前記検出部材と並列する位置で当該検出部材の移動方向に沿って延在し、前記最終歯車によって駆動されるラックと、を有し、前記検出部材は、前記回転カムの回転中心軸線と直交する方向に移動することが好ましい。かかる構成によれば、駆動装置の小型化を図ることができる。
本発明において、駆動装置は、例えば、冷蔵庫の引き出しの側面と冷蔵庫本体との間に配置され、前記引き出しを引き出す際および前記引き出しを押し込む際に、前記ラックが前記引き出しを駆動する用途に用いることができる。
本発明において、前記最終歯車は、前記検出部材に対して前記冷蔵庫本体の前面側に配置され、前記スイッチは、前記検出部材に対して前記冷蔵庫本体の背面側に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、冷蔵庫本体の背面側に配線を配置することができる。
本発明において、前記減速輪列の各歯車は、前記最終歯車の回転中心軸線と平行かつ前記ラックの直動方向と直交する方向に回転中心軸線を向け、前記ラックの移動方向に対して直交する方向からみたとき、前記減速輪列の各歯車の回転中心軸線は、前記モータと前記最終歯車の回転中心軸線との間に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、駆動装置の小型化を図ることができる。
本発明において、前記モータの回転軸にはウォームギヤが固着され、前記ラックの移動方向と平行な方向からみたとき、前記減速輪列の各歯車の回転中心軸線は、前記ラックと前記ウォームギヤの回転中心軸線との間に配置されていることが好ましい。かかる構成によれば、駆動装置の小型化を図ることができる。
本発明では、固定部材に対して検出部材を組み込んだ後、検出部材支持部とは反対側から圧縮コイルバネを第1バネ受け部と第2バネ受け部との間に組み込む。ここで、第2バネ受け部および第1バネ受け部のうちの少なくとも一方は、検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、検出部材支持部が位置する側の部分より圧縮コイルバネが配置されている側に位置する。このため、圧縮コイルバネを組み込んだ際、検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が大きく変形する。従って、圧縮コイルバネは、検出部材支持部の側に撓み、検出部材支持部とは反対側に撓みにくいので、圧縮コイルバネは、検出部材支持部とは反対側に外れにくい。また、検出部材は、検出部材支持部の側に付勢されるため、検出部材も外れにくい。また、検出部材が検出部材支持部側に付勢されても、検出部材の変位は検出部材支持部によって規制されるので、検出部材の位置がずれにくい。それ
故、検出部材に圧縮コイルバネを取り付けた後でも検出部材の位置がずれないので、それ以降の組み立て作業を容易に行うことができる。
本発明を適用した引き出し駆動装置の冷蔵庫への搭載状態を示す説明図である。 本発明を適用した引き出し駆動装置の斜視図である。 本発明を適用した引き出し駆動装置から第2ケースを取り外した状態の側面図である。 本発明を適用した引き出し駆動装置に構成したスイッチ装置の説明図である。 本発明を適用した引き出し駆動装置に構成したスイッチ装置における圧縮コイルバネの搭載構造を示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態のスイッチ装置および駆動装置を説明する。以下の説明では、駆動装置を冷蔵庫の引き出し駆動装置として構成した場合を例示する。また、以下の説明では、検出部材6およびラック8の移動方向をY方向とし、検出部材6とラック8とが並列している方向をX方向とし、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向として説明する。また、X方向の一方側をX1とし、X方向の他方側をX2とし、Y方向の一方側をY1とし、Y方向の他方側をY2とし、Z方向の一方側をZ1とし、Z方向の他方側をZ2として説明する。
なお、本発明における「第1方向」とはY方向の他方側Y2であり、本発明における「第2方向」とはY方向の一方側Y1であり、「第3方向」とはZ方向の一方側Z1である。
(全体構成)
図1は、本発明を適用した引き出し駆動装置1の冷蔵庫100への搭載状態を示す説明図である。図2は、本発明を適用した引き出し駆動装置1の斜視図であり、図2(a)は、引き出し駆動装置1の外観を示す斜視図であり、図2(b)は、引き出し駆動装置1の内部を示す斜視図である。
図1に示すように、本形態の引き出し駆動装置1は、冷蔵庫100に搭載され、引き出し101となっている冷蔵室、冷凍室、あるいは野菜室を開く際、引き出し101を駆動する。引き出し101は、冷蔵庫100を前面(Y方向の他方側Y2)から見たときに、引き出し101を挟んだ幅方向の両側で前後方向に延びる1対のレール102上にスライド可能な状態で載せられている。
引き出し101においてレール102上に位置する外枠部103にはローラー104が搭載されており、引き出し101はレール102に沿って円滑に移動する。引き出し101は、引き出し101の箱部105が冷蔵庫100内に収納された閉位置101Aと、箱部105が冷蔵庫100の外側に配置された開放位置101Bとの間を移動する。
冷蔵庫100において、冷蔵庫本体110では、一対のレール102の後端部分に、後方に向かって下方に傾斜する傾斜レール部分102aが設けられている。引き出し101が閉位置101Aの近傍に配置されると、引き出し101は、後側のローラー104が傾斜レール部分102a上に配置された状態となり、引き出し101の自重によって後方に移動して、閉位置101Aに配置される。
引き出し駆動装置1は、引き出し101の側面と冷蔵庫本体110の側壁(不図示)と
の間に配置されている。引き出し101を開けるためのスイッチ(不図示)が操作されると、冷蔵庫100の制御部106から引き出し駆動装置1に駆動信号が送信される。引き出し駆動装置1は、駆動信号によって動作して、箱部105が冷蔵庫100内に収納されている閉位置101Aにある引き出し101を閉位置101Aから所定距離だけ前方に離れた開位置101Cまで押し出す。開位置101Cは閉位置101Aと開放位置101Bの間であって、閉位置101Aに近い位置である。
図2(a)に示すように、引き出し駆動装置1は全体として直方体形状をしたケース2を有している。ケース2は引き出し駆動装置1の幅方向(Z方向)に重ねて配置された第1ケース3(固定部材)と第2ケース4とを備えている。ケース2の前面2a(Y方向の他方側Y2の面)の上側部分には開口部5が設けられている。開口部5からは引き出し101を前方に押し出すラック8の先端部分が外側に突出している。図2(a)に実線で示す状態は、ラック8が待機位置8Aに位置する状態であり、ラック8は、引き出し101を押し出す際、図2(a)に2点鎖線で示す突出位置8Bまで前進する。
ラック8の先端側は、引き出し101に設けられた被操作部107(図1参照)への当接部になっている。被操作部107は引き出し101の箱部105の側面から冷蔵庫100の幅方向を引き出し駆動装置1の側に向かって突出する突出部である。かかる引き出し駆動装置1は、ラック8が待機位置8Aに配置された状態で、ラック8の先端側が、閉位置101Aにある引き出し101の被操作部107に後方(Y方向の一方側Y1)から当接する設置位置に搭載される(図1参照)。
ケース2からは、後方(Y方向の一方側Y1)に向かって配線190が引き出されている。引き出し101を開けるためのスイッチが操作されると、配線190を介して冷蔵庫100の制御部106から引き出し駆動装置1に駆動信号が入力される。駆動信号が入力されると、モータ11(図3参照)が駆動され、ラック8が待機位置8Aから突出位置8Bに直進する。ラック8の移動によって引き出し101の被操作部107が前方に推されるので、引き出し101は閉位置101Aからラック8の移動距離分だけ前方に離れた開位置101Cに配置される。
(引き出し駆動装置1の内部構造)
図3は、本発明を適用した引き出し駆動装置1から第2ケース4を取り外した状態の側面図であり、図3(a)はラック8が待機位置8Aにある状態の側面図であり、図3(b)はラック8が突出位置8Bにある状態の側面図である。
図2(b)および図3に示すように、第1ケース3においてX方向の他方側X2にはラック8が搭載されている。ラック8は、Y方向に延在しており、その前端部分(Y方向の他方側Y2の端部)が第1ケース3の前板12よりも前方に突出している。図3(a)に示すように、ラック8が待機位置8Aに配置されている状態では、ラック8の後端は、第1ケース3の後板13の近傍に位置している。ラック8は、第1ケース3の側板14からZ方向の他方側Z2に設けられた第1直動ガイド15(図3(b)参照)等によってY方向にスライド可能な状態でケース2に支持されている。ラック8のX方向の一方側X1には歯部18が設けられている。
第1ケース3におけるX方向の一方側X1にはモータ11が搭載されている。モータ11は、そのモータ軸線L0がY方向の他方側Y2に延びるように配置されている。すなわち、モータ11は、そのモータ軸線L0がラック8の直動方向(Y方向)に平行となるように配置されている。モータ11の反出力側であるY方向の一方側Y1には、回路基板からなる基板19が配置されている。基板19はX方向に延びており、基板19のY方向の他方側Y2の面にモータ11が搭載されている。基板19のY方向の他方側Y2の面には
、X方向の他方側X2の部分にタクタイルスイッチ(tactile switch)からなるスイッチ20が搭載されている。
モータ11に対してY方向の他方側Y2の空間には、モータ11の回転を減速してラック8に伝達する減速輪列21が配置されている。減速輪列21は、モータ11の出力軸に固着されたウォームギヤ22に噛合する1番車23と、1番車23と噛合する2番車24とを備えており、2番車24に最終歯車25が噛合している。最終歯車25は、第1ケース3のY方向の他方側Y2の部分に配置されてラック8の歯部18と噛合している。図3(a)に示す状態からモータ11が駆動されて最終歯車25が時計周りCW方向に1回転すると、ラック8は、待機位置8Aから図3(b)に示す突出位置8Bまで移動する。図3(b)に示す状態からモータ11が逆回転し、最終歯車25が反時計周りCCW方向に1回転すると、ラック8は、突出位置8Bから図3(a)に示す待機位置8Aまで移動する。
ウォームギヤ22は、モータ11とは反対側の端部が第1ケース3に固定された軸受27によって回転自在に支持されている。1番車23は、ウォームギヤ22と噛合する大径歯車31と、大径歯車31より小径の小径歯車32を備えている。大径歯車31と小径歯車32の間にはトルクリミッタ33が構成されている。2番車24は、1番車23の小径歯車32と噛合する大径歯車41と、大径歯車41より小径の小径歯車(図示せず)を備えている。最終歯車25は、2番車24の小径歯車と噛合する大径歯車51と、大径歯車51より小径の小径歯車(図示せず)とを備えており、小径歯車がラック8の歯部18と噛合している。
最終歯車25には、大径歯車51と同軸に回転カム53が設けられている。回転カム53は、周方向の一箇所に半径方向に突出する突部54を備えており、後述する検出部材6の摺動部62aとカム機構50を構成している。
ここで、減速輪列21の各歯車(1番車23および2番車24)は、最終歯車25の回転中心軸線L3と平行かつラック8の直動方向と直交する方向に回転中心軸線L1、L2を向けている。また、ラック8の移動方向に対して直交するX方向からみたとき、減速輪列21の各歯車(1番車23および2番車24)の回転中心軸線L1、L2は、モータ11と最終歯車25の回転中心軸線L3との間に配置されている。また、ラック8の移動方向と平行なY方向からみたとき、減速輪列21の各歯車(1番車23および2番車24)の回転中心軸線L1、L2は、ラック8とウォームギヤ22の回転中心軸線L4との間に配置されている。従って、引き出し駆動装置1の小型化を図ることができる。
また、基板19においてスイッチ20が搭載されている面側には、モータ11および減速輪列21が配置されているが、減速輪列21は、モータ11に対して基板19とは反対側に配置されている。従って、基板19においてスイッチ20が搭載されている面側に減速輪列21を設けた場合でも、基板19にスイッチ20を搭載するスペースを容易に確保することができる。
また、ラック8は、検出部材6と並列する位置で検出部材6の移動方向に沿って延在し、検出部材6は、最終歯車25(回転カム53)の回転中心軸線L3と直交する方向に移動する。このため、引き出し駆動装置1の小型化を図ることができる。また、引き出し駆動装置1は、冷蔵庫100の引き出し101の側面と冷蔵庫本体110との間において、ラック8の移動方向を引き出し101の側面に沿う方向に向けている。このため、引き出し駆動装置1を設置するスペースが狭く済むので、引き出し101の容量を大きくすることができる。また、最終歯車25は、検出部材6に対して冷蔵庫本体110の前面側に配置され、スイッチ20は、検出部材6に対して冷蔵庫本体110の背面側に配置されてい
る。このため、冷蔵庫本体110の背面側に配線190を配置することができる。従って、冷蔵庫本体110の背面側に設けられた制御部106に配線190を接続するのが容易である。
(検出部材6の構成)
図4は、本発明を適用した引き出し駆動装置1に構成したスイッチ装置10の説明図であり、図4(a)は、スイッチ装置10の説明図であり、図4(b)は、スイッチ装置10において検出部材6および圧縮コイルバネ9を取り外した状態の説明図であり、図4(c)は、検出部材6をZ方向の一方側Z1からみた斜視図である。
図2(b)、図3および図4に示すように、引き出し駆動装置1は、引き出し駆動装置1における動作を検出するスイッチ装置10が構成されている。かかるスイッチ装置10は、基板19に搭載されたスイッチ20と、Y方向に移動可能な検出部材6と、カム機構50と、圧縮コイルバネ9とによって構成されている。本形態において、カム機構50は、検出部材6をスイッチ20から離間する第1方向(Y方向の他方側Y2)に移動させ、圧縮コイルバネ9は、検出部材6をスイッチ20に接近する第2方向(Y方向の一方側Y1)に付勢している。
検出部材6は、スイッチ20が搭載された基板19と、カム機構50との間に配置されており、スイッチ20がオフおよびオンの一方となるY方向の他方側Y2(第1方向)、およびスイッチ20がオンおよびオフの他方となるY方向の一方側Y1に移動可能である。かかる検出部材6の移動方向(Y方向)は、ラック8の移動方向と平行である。本形態では、検出部材6がY方向の他方側Y2(第1方向)に移動した際、スイッチ20がオフとなり、検出部材6がY方向の一方側Y1(第2方向)に移動した際、スイッチ20がオンとなる。
検出部材6はY方向に延びており、Y方向の他方側Y2の端部に形成された長円状の基部61と、基部61からY方向の一方側Y1に延在する延在部69とを有している。基部61には、Z方向に貫通した長穴63が形成されているとともに、回転カム53に摺動する摺動部62aが形成されている。かかる摺動部62aは、検出部材6の基部61のZ方向の一方側Z1の面に形成された凹部62の周壁面である。長穴63は、凹部62の底部を貫通しており、凹部62にはZ方向から回転カム53が挿入されている。その結果、回転カム53と摺動部62aとが当接し、カム機構50が構成されている。かかるカム機構50は、検出部材6をY方向の他方側Y2(第1方向/スイッチ20がオフとなる方向)に移動させる。
検出部材6において、延在部69は、底板部691と、底板部691の外縁からZ方向の一方側Z1に突出した側板部692と、X方向で対向する側板部692同士を延在部69の略中間位置で連結する補強板部693とを備えている。延在部69のY方向の一方側Y1の端部は、基板19に搭載されたスイッチ20を操作する操作部64となっており、圧縮コイルバネ9の付勢力によって、検出部材6がY方向の一方側Y1(第2方向)に移動した際、操作部64がスイッチ20に当接し、スイッチ20がオンとなる。操作部64は、スイッチ20にY方向の他方側Y2で対向するスイッチ当接部641と、スイッチ当接部641からスイッチ20の側(Y方向の一方側Y1)に突出した板状部642とを備えている。
検出部材6の延在部69において、底板部691には、補強板部693よりも操作部64に近い部分にZ方向に貫通するバネ挿入口65が形成されている。バネ挿入口65は、Y方向に長辺が延在する長方形である。
(圧縮コイルバネ9およびバネ受け部の構成)
図5は、本発明を適用した引き出し駆動装置1に構成したスイッチ装置10における圧縮コイルバネ9の搭載構造を示す説明図であり、図5(a)は、スイッチ装置10から第2ケース4を外した状態でのYZ断面図、圧縮コイルバネ9周辺の拡大断面図、および第2バネ受け部680周辺の拡大断面図である。
図4および図5に示すように、第1ケース3には、Z方向の他方側Z2に突出してバネ挿入口65のY方向の他方側Y2を貫通する固定部材側板部29が形成されており、固定部材側板部29のY方向の一方側Y1の面によって、圧縮コイルバネ9の一方端を受ける第1バネ受け部290が構成されている。かかる第1バネ受け部290は、スイッチ20とカム機構50との間に位置する。また、検出部材6には、バネ挿入口65のY方向の一方側Y1の端部からZ方向の一方側Z1に向けて突出した検出部材側板部68が形成されており、検出部材側板部68は、X方向で対向する側板部692と繋がっている。かかる検出部材側板部68においてY方向の他方側Y2の面によって、圧縮コイルバネ9の他方端を受ける第2バネ受け部680が構成されており、第2バネ受け部680は、第1バネ受け部290とスイッチ20との間に位置する。従って、固定部材側板部29と検出部材側板部68との間に圧縮コイルバネ9を配置すれば、圧縮コイルバネ9の両端が弾性をもって、第1バネ受け部290と第2バネ受け部680とに当接する。それ故、圧縮コイルバネ9は、検出部材6をY方向の一方側Y1(第2方向/スイッチ20がオンとなる方向)に付勢する。
ここで、第1ケース3は、Z方向の他方側Z2に屈曲して検出部材6に対してZ方向の一方側Z1で隣り合う位置に壁面28を有している。また、壁面28は、検出部材6に対してZ方向の一方側Z1で重なる位置にY方向に延在する突条部からなる検出部材支持部281を有している。
第2バネ受け部680は、Y方向の他方側Y2に突出して圧縮コイルバネ9の内側に位置する凸部681と、凸部681の周りを囲むバネ当接面682とを有している。また、検出部材側板部68は、Z方向の一方側Z1の端縁に切り欠きからなる被支持部683が形成されており、検出部材6は、被支持部683が検出部材支持部281に支持されながら、Y方向に移動することになる。
その際、図4において、検出部材6の底板部691の外縁からZ方向の一方側Z1に突出した側板部692は、第1ケース3の壁面28に当接しながらY方向に移動する。
ここで、第2バネ受け部680(バネ当接面682)は、図5(b)、(c)を参照して以下に説明するように、壁面28側に傾斜する傾斜面であるため、圧縮コイルバネ9の付勢力は、検出部材6を壁面28側へ付勢する力が働く。そのため、検出部材6は、常に壁面28側に押し付けられながらY方向に移動することになる。
このように構成した第2バネ受け部680(バネ当接面682)において、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686は、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する。このため、第1バネ受け部290と第2バネ受け部680との間において、圧縮コイルバネ9は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の部分が大きく変形する。本形態では、かかる構成を実現するにあたって、第2バネ受け部680(バネ当接面682)は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する傾斜面になっている。例えば、第2バネ受け部680(バネ当接面682)は、検出部材6の移動方向(圧縮コイルバネ9の伸縮方向/Y方向)に対して直交する方向(Z方向)に対し、7
°から10°の角度θ、傾いている。
これに対して、第1バネ受け部290は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の部分と、検出部材支持部281が位置する側の部分とは、圧縮コイルバネ9が配置されている側において同一位置にある。このため、第1バネ受け部290は、検出部材6の移動方向(圧縮コイルバネ9の伸縮方向/Y方向)に対して直交する面からなる。
このように構成した検出部材6において、検出部材支持部281によって支持される被支持部683は、検出部材側板部68の端縁に形成された切り欠きからなるため、第2バネ受け部680に対して圧縮コイルバネ9が配置されている側とは反対側に設けられている。また、第2バネ受け部680から被支持部683までの距離Laは、第2バネ受け部680からカム機構50において検出部材6が力を受ける箇所(摺動部62a)までの距離Lbより短い。
(引き出し駆動装置の動作)
図1および図3を参照して引き出し駆動装置1が引き出し101を開く開動作を説明する。まず、引き出し101は、図1に実線で示すように、閉位置101Aに配置されているものとする。また、引き出し駆動装置1は、図3(a)に示すように、そのラック8が待機位置8Aに配置されているものとする。ラック8の先端側は引き出し101に設けられた被操作部107に後方から当接している。
この状態で引き出し101を開くためのスイッチが操作されると、冷蔵庫100の制御部106から配線190を介して駆動信号が入力される。これによりモータ11が第1方向に駆動される。モータ11の第1方向への回転は、ウォームギヤ22、1番車23および2番車24を介して減速されながら最終歯車25に伝達される。これにより最終歯車25が時計周りCW方向に1回転すると、最終歯車25の回転に伴ってラック8が待機位置8Aから図3(b)に示す突出位置8Bまで移動する。ラック8の移動によって引き出し101は図1に示す閉位置101Aから開位置101Cに押し出される。
ここで、最終歯車25がCW方向に1回転する間に検出部材6はY方向に往復移動し、スイッチ20を、オフの状態からオンの状態を径由して再びオフの状態に変化させる。冷蔵庫100の制御装置は、スイッチ20がオフの状態に戻ると、ラック8が突出位置8Bに到達したものと判断して、モータ11を第1方向とは反対の第2方向に駆動する。
モータ11の第2方向への回転は、ウォームギヤ22、1番車23および2番車24を介して減速されながら最終歯車25に伝達される。これにより最終歯車25が反時計周りCCW方向に1回転すると、最終歯車25の回転に伴ってラック8が突出位置8Bから図3(a)に示す待機位置8Aに戻る。
ラック8が待機位置8Aに配置された後に、ユーザーが引き出し101を冷蔵庫100の側に向かって押し込めば、引き出し101はラック8と干渉することなく、閉位置101Aまで移動する。従って、ユーザーは軽い力で引き出し101を閉じることができる。
(スイッチ装置10での動作)
最終歯車25が時計回りのCW方向に1回転する間に回転カム53もCW方向に1回転する。回転カム53が回転すると、回転カム53の突部54がY方向の他方側Y2に到達すると、摺動部62aに当接し、検出部材6をY方向の他方側Y2に移動させる。その後、突部54が回転移動すると、検出部材6は、圧縮コイルバネ9の付勢力によってY方向の一方側Y1に移動する。その間、検出部材6は、操作部64がスイッチ20から離間した離間位置から、操作部64がスイッチ20を押圧する押圧位置を経由し、再び、操作部
64がスイッチ20から離間する離間位置に戻る。従って、最終歯車25が1回転する間に、スイッチ20は、オフの状態からオンの状態を径由し、再びオフの状態に戻る。スイッチ20の状態に基づく信号は、配線190を介して冷蔵庫100の制御部106に入力される。冷蔵庫100の制御部106は、スイッチ20がオフのときに、ラック8が待機位置8Aまたは突出位置8Bのいずれかに配置されていることを検出する。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のスイッチ装置10および引き出し駆動装置1は、検出部材6の移動方向(Y方向)に沿って伸縮するように配置された圧縮コイルバネ9は、第2ケース4に設けられた第1バネ受け部290と検出部材6に設けられた第2バネ受け部680に両端が弾性をもって当接している。ここで、第1バネ受け部290および第2バネ受け部680のうち、第2バネ受け部680は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する。このため、検出部材支持部281とは反対側から圧縮コイルバネ9を第1バネ受け部290と第2バネ受け部680との間に組み込む際、圧縮コイルバネ9は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の部分が大きく変形する。従って、圧縮コイルバネ9は、検出部材支持部281の側に撓み、検出部材支持部281とは反対側に撓みにくいので、圧縮コイルバネ9は、検出部材支持部281と反対側に外れにくい。また、検出部材6は、検出部材支持部281の側に付勢されるため、検出部材6も外れにくい。また、検出部材6は検出部材支持部281側に付勢されても、検出部材6の変位は検出部材支持部281によって規制されるので、検出部材6の位置がずれにくい。それ故、検出部材6に圧縮コイルバネ9を取り付けた後でも検出部材6の位置がずれないので、それ以降の組み立て作業を容易に行うことができる。
また、検出部材6は、被支持部683よりZ方向の一方側Z1に向けて突出した側板部692を備え、第1ケース3(固定部材)は、側板部692に対してZ方向の一方側Z1で対向して側板部692を受ける壁面28を備えている。このため、検出部材6の底板部691の外縁からZ方向の一方側Z1に突出した側板部692は、第1ケース3の壁面28に当接しながらY方向に移動する。その際、圧縮コイルバネ9の付勢力は、検出部材6を壁面28側へ付勢する力が働く。そのため、検出部材6は、常に壁面28側に押し付けられながらY方向に移動することになるため、検出部材6のガタツキや、これに起因する振動を抑制することができる。また、振動などの影響を受けても、検出部材6が動き難いので、安定した付勢力をスイッチ20側に与えることができる。
また、第2バネ受け部680は、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する傾斜面になっている。このため、圧縮コイルバネ9の端部の全体が第2バネ受け部680に当接するので、圧縮コイルバネ9が局部的に大きく変形することを回避することができる。
また、検出部材6の検出部材支持部281とは反対側の面では、圧縮コイルバネ9を検出部材6の内側に挿入するためのバネ挿入口65が開口している。このため、検出部材6を配置した後、検出部材6の内側に圧縮コイルバネ9を配置することができる。従って、検出部材6および圧縮コイルバネ9を配置するためのスペースを小さくすることができる。
また、検出部材6において検出部材支持部281によって支持される被支持部683は、第2バネ受け部680に対して圧縮コイルバネ9が配置されている側とは反対側に設けられている。また、第2バネ受け部680から被支持部683までの距離Laは、第2バネ受け部680からカム機構50において検出部材6が力を受ける箇所(摺動部62a)
までの距離Lbより短い。このため、圧縮コイルバネ9を組み込む際、圧縮コイルバネ9の付勢力によって、検出部材6が第2バネ受け部680を中心に回転しようとするのを効果的に抑制することができる。それ故、検出部材6および圧縮コイルバネ9が外れにくい。
また、第2バネ受け部680は、圧縮コイルバネ9の内側に突出した凸部681を備えているため、圧縮コイルバネ9を組み込む際、圧縮コイルバネ9が第2バネ受け部680から外れることを抑制することができる。
また、スイッチ20は、検出部材6の移動方向に直交する方向に配置された基板19に搭載されている。また、基板19は、Y方向からみたとき、検出部材6と重なる領域よりさらに外側まで配置されている。このため、スイッチ20の背後から引っ張りバネで検出部材6をスイッチ20に向けて引っ張る構成が採用できないが、本形態では、圧縮コイルバネ9を用いているため、検出部材6をスイッチ20に向けて付勢することができる。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、第2バネ受け部680において、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する構成とするにあたって、第2バネ受け部680を傾斜面とした。但し、第2バネ受け部680に段部を設け、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に向けて突出した凸部としてもよい。
上記実施の形態では、第2バネ受け部680において、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分686が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分687より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する構成としたが、第1バネ受け部290において、検出部材支持部281が位置する側とは反対側の第1部分が、検出部材支持部281が位置する側の第2部分より圧縮コイルバネ9が配置されている側に位置する構成としてもよい。
1 引き出し駆動装置
3 第1ケース(固定部材)
6 検出部材
8 ラック
9 圧縮コイルバネ
10 スイッチ装置
19 基板
20 スイッチ
21 減速輪列
50 カム機構
53 回転カム
62a 摺動部
65 バネ挿入口
100 冷蔵庫
101 引き出し
110 冷蔵庫本体
281 検出部材支持部
290 第1バネ受け部
680 第2バネ受け部
683 被支持部
686 検出部材支持部が位置する側とは反対側の第1部分
687 検出部材支持部が位置する側の第2部分

Claims (15)

  1. スイッチと、
    該スイッチから離間する第1方向、および前記スイッチに接近する第2方向に移動可能な検出部材と、
    前記検出部材の移動方向に対して直交する第3方向で前記検出部材の被支持部を支持する検出部材支持部を備えた固定部材と、
    前記検出部材を前記第1方向に移動させるカム機構と、
    前記検出部材の移動方向に沿って伸縮するように配置され、前記固定部材において前記カム機構と前記スイッチとの間に設けられた第1バネ受け部、および前記検出部材において前記第1バネ受け部と前記スイッチとの間に設けられた第2バネ受け部に両端が弾性をもって当接する圧縮コイルバネと、
    を有し、
    前記第1バネ受け部および前記第2バネ受け部のうちの少なくとも一方は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置することを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記検出部材は、前記被支持部より前記第3方向に向けて突出した側板部を備え、
    前記固定部材は、前記側板部に対して前記第3方向側で対向して前記側板部を受ける壁面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記第2バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置し、
    前記第1バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分と、前記検出部材支持部が位置する側の部分とが前記検出部材の移動方向において同一の位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記第2バネ受け部は、前記検出部材支持部が位置する側とは反対側の部分が、前記検出部材支持部が位置する側の部分より前記圧縮コイルバネが配置されている側に位置する傾斜面になっていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチ装置。
  5. 前記検出部材の前記検出部材支持部とは反対側の面では、前記圧縮コイルバネを前記検出部材の内側に挿入するためのバネ挿入口が開口していることを特徴とする請求項3または4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記被支持部は、前記第2バネ受け部に対して前記圧縮コイルバネが配置されている側とは反対側に設けられていることを特徴とする請求項3乃至5の何れか一項に記載のスイッチ装置。
  7. 前記第2バネ受け部から前記被支持部までの距離は、前記第2バネ受け部から前記カム機構において前記検出部材が力を受ける箇所までの距離より短いことを特徴とする請求項6に記載のスイッチ装置。
  8. 前記第2バネ受け部は、前記圧縮コイルバネの内側に突出した凸部を備えていることを特徴とする請求項3乃至7の何れか一項に記載のスイッチ装置。
  9. 前記スイッチは、前記検出部材の移動方向に直交する方向に配置された基板に搭載されていることを特徴とする請求項3乃至8の何れか一項に記載のスイッチ装置。
  10. 請求項9に記載のスイッチ装置を備えた駆動装置であって、
    前記基板において前記スイッチが搭載されている面側には、モータと、該モータに対して前記基板とは反対側で前記モータの出力を前記カム機構に伝達する減速輪列と、が配置され、
    前記モータは、前記基板において前記スイッチが搭載されている面側に搭載されていることを特徴とする駆動装置。
  11. 前記カム機構の回転カムが形成され、前記モータの回転が前記減速輪列を介して伝達される最終歯車と、
    前記検出部材と並列する位置で当該検出部材の移動方向に沿って延在し、前記最終歯車によって駆動されるラックと、
    を有し、
    前記検出部材は、前記回転カムの回転中心軸線と直交する方向に移動することを特徴とする請求項10に記載の駆動装置。
  12. 冷蔵庫の引き出しの側面と冷蔵庫本体との間に配置され、
    前記引き出しを引き出す際および前記引き出しを押し込む際に、前記ラックが前記引き出しを駆動することを特徴とする請求項10または11に記載の駆動装置。
  13. 前記最終歯車は、前記検出部材に対して前記冷蔵庫本体の前面側に配置され、
    前記スイッチは、前記検出部材に対して前記冷蔵庫本体の背面側に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の駆動装置。
  14. 前記減速輪列の各歯車は、前記最終歯車の回転中心軸線と平行かつ前記ラックの直動方向と直交する方向に回転中心軸線を向け、
    前記ラックの移動方向に対して直交する方向からみたとき、前記減速輪列の各歯車は、前記モータと前記最終歯車との間に配置されていることを特徴とする請求項11乃至13の何れか一項に記載の駆動装置。
  15. 前記モータの回転軸にはウォームギヤが固着され、
    前記ラックの移動方向と平行な方向からみたとき、前記減速輪列の各歯車の回転中心軸線は、前記ラックと前記ウォームギヤとの間に配置されていることを特徴とする請求項11乃至14の何れか一項に記載の駆動装置。
JP2014093562A 2014-04-30 2014-04-30 スイッチ装置および駆動装置 Expired - Fee Related JP6276643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093562A JP6276643B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 スイッチ装置および駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014093562A JP6276643B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 スイッチ装置および駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015210058A true JP2015210058A (ja) 2015-11-24
JP6276643B2 JP6276643B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=54612380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014093562A Expired - Fee Related JP6276643B2 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 スイッチ装置および駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6276643B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3671082A1 (en) * 2018-12-21 2020-06-24 LG Electronics Inc. Refrigerator

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397182U (ja) * 1990-01-23 1991-10-04
JPH04138632A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Omron Corp リミットスイッチ
JP2001304733A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 自動製氷機の駆動装置
JP3092440U (ja) * 2002-08-29 2003-03-14 朝日電業株式会社 リミットスイッチ
JP2004003789A (ja) * 2002-04-01 2004-01-08 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 動作補助装置
JP2006200891A (ja) * 2006-04-28 2006-08-03 Toshiba Corp 貯蔵庫の開扉装置
JP2007147254A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扉装置および冷蔵庫
JP2009085283A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nidec Sankyo Corp 直動装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397182U (ja) * 1990-01-23 1991-10-04
JPH04138632A (ja) * 1990-09-28 1992-05-13 Omron Corp リミットスイッチ
JP2001304733A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 自動製氷機の駆動装置
JP2004003789A (ja) * 2002-04-01 2004-01-08 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 動作補助装置
JP3092440U (ja) * 2002-08-29 2003-03-14 朝日電業株式会社 リミットスイッチ
JP2007147254A (ja) * 2005-11-07 2007-06-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 扉装置および冷蔵庫
JP2006200891A (ja) * 2006-04-28 2006-08-03 Toshiba Corp 貯蔵庫の開扉装置
JP2009085283A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Nidec Sankyo Corp 直動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3671082A1 (en) * 2018-12-21 2020-06-24 LG Electronics Inc. Refrigerator
CN111351294A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 Lg电子株式会社 冰箱
CN111351294B (zh) * 2018-12-21 2021-12-24 Lg电子株式会社 冰箱
US11464332B2 (en) 2018-12-21 2022-10-11 Lg Electronics Inc. Refrigerator

Also Published As

Publication number Publication date
JP6276643B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9562596B2 (en) Gear mechanism and drawer drive device in refrigerator
US7748063B2 (en) Baby soothing device
JPWO2018084312A1 (ja) 直線駆動装置、モータ、および直線駆動装置の製造方法
JP6276643B2 (ja) スイッチ装置および駆動装置
JP5415490B2 (ja) 支持部材付き扉開閉装置及び扉開閉装置用の支持部材
CN101622146B (zh) 驱动装置
KR20110112465A (ko) 압출장치
JP2017181010A (ja) 冷蔵庫用扉開閉機構
US8567277B2 (en) Transmission device
CN104116336B (zh) 一种滑轨的定位回归机构
JP2018189318A (ja) 駆動装置および冷蔵庫引き出し開装置
JP2015190692A (ja) 冷蔵庫用引き出し装置
JP2018045849A (ja) 接点式タイマースイッチ
JP2006311964A (ja) 開閉補助装置および家具
JP2018189176A (ja) 駆動装置および冷蔵庫引き出し開装置
JP2005211443A (ja) 自動引出し装置
JP2005213929A (ja) 移動体駆動装置
JP5372251B2 (ja) スイッチレバー装置および開閉検知装置
JP4869436B2 (ja) ディスク装置
JP3158047U (ja) シート穿孔装置
JP6630126B2 (ja) 複合駆動装置
US20130269969A1 (en) Electronic device
JP6123499B2 (ja) 回路遮断器の外部操作ハンドル装置
JP2011168224A (ja) 開閉部材の開閉機構、容器
JP6535578B2 (ja) 駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6276643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees