JP2015210054A - 冷凍装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮機18と、凝縮器22と、絞り機構24と、蒸発器16とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置10の制御方法において、凝縮器22から流出する外部第1熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、制御マトリックステーブルを参照することにより、圧縮機18の回転数を決定する段階と、決定した回転数で圧縮機18を運転することにより、凝縮器22から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有することを特徴とする冷凍装置10の制御方法。
【選択図】図1
Description
たとえば、冷凍装置をヒートポンプとして利用する場合、蒸発器側の冷水出口温度を目標温度に制御する際、従来、以下のような制御方法が用いられてきた。
しかしながら、本方法によれば、冷水入口温度が低い側に変動した場合には、圧縮機の容量制御を行うことなしに、冷却前の冷水を蒸発器により冷却された冷水に混合することにより、目標冷水出口温度を維持することが可能となるが、冷水入口温度が高い側に変動した場合には、圧縮機の容量の増大なしに、目標冷水出口温度を維持するのは困難である。
しかしながら、本方法によれば、前述の方法と同様に、冷水入口温度や凝縮器の温水側の条件等外乱条件の変動が大きい場合には、冷水目標出口温度を安定させるまでにハンチングを生じ、制御安定性の確保が困難であり、場合により、ハンチングに起因して冷媒吐出圧力が高圧カットに達したり、冷媒吸込圧力が低圧カットに達したりして、冷凍装置の強制停止を引き起こす可能性がある。
さらに、圧縮機の回転数をフィードバック制御する場合に、たとえば、PID制御を利用するのが通常であるが、目標温度に達した冷水出口温度が外乱の変動に対して不安定とならないように制御するフェイズと、一定負荷のもとで冷水出口温度を迅速に目標冷水出口温度とするように制御するフェイズとにおいて、設定すべきPID制御の制御定数は自ずと異なり、どちらのフェイズに合わせるかにより、他のフェイズにおける制御安定性が劣化する。
より詳細には、冷水目標出口温度との偏差に基づいて、圧縮機をフィードバック制御するのではなく、冷水出口温度の目標温度への漸近態様をサンプリングして、その都度、圧縮機の容量を増減させている。
しかしながら、本方法によれば、冷水出口温度の目標温度への漸近態様に応じて圧縮機の容量を増減させることにより、しない場合に比べれば、オーバーシュートを抑制することにより制御の安定性を確保することが可能であるが、目標温度へ漸近するほど、圧縮機の容量を低減する必要があり、目標冷水出口温度に達した時点で必要な圧縮機の容量を確保できないことがあり、目標冷水出口温度さえ達成できればよいという限定された用途にしか使い道がない。
また、目標温度に達した冷水出口温度を外乱の変動に対して不安定とならないように制御するフェイズにおいては、異なる制御態様を採用せざるを得ず、共通の制御態様に基づいて、冷水目標出口温度を迅速に達成するとともに、目標温度に達した冷水出口温度を外乱の変動に対して不安定とならないように制御することは困難である。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、冷凍装置をヒートポンプおよび/またはチラーとして用いる際、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または蒸発器から流出する外部第2熱媒体の流出温度を目標温度とするように制御する場合、および外乱の変動に対して、目標温度に達した凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または蒸発器から流出する外部第2熱媒体の流出温度を目標温度から逸脱しないように制御する場合とにおいて、共通の制御方法を用いながら、冷凍装置の強制停止を引き起こすようなハンチングを生じることなく、迅速かつ簡便に制御可能な冷凍装置の制御方法を提供することにある。
圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度と、圧縮機の回転数との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度に応じて、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度測定値または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、圧縮機の回転数を決定する段階と、
決定した回転数で圧縮機を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有する構成としている。
さらに、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度に対する前記目標流出温度は、予め時間経過とともに変動するように設定され、
前記圧縮機の回転数の決定段階は、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度が変動する前記目標流出温度に追従するように、前記制御マトリックステーブルを参照するのでもよい。
圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度および蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度と、圧縮機の回転数との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度に応じて、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値および蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、圧縮機の回転数を決定する段階と、
決定した回転数で圧縮機を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有する構成としている。
圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度と、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度に応じて、圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度測定値または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量を決定する段階と、
外部第1熱媒体を決定した外部第1熱媒体流量により凝縮器を流すことにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有する構成としている。
圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度を所与として、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度と、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度に応じて、圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を決定する段階と、
外部第2熱媒体を決定した外部第2熱媒体流量により蒸発器を流すことにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有する構成としている。
図1において、冷凍装置10は、概略的には、圧縮機18の吐出側に一端が接続された冷媒配管11の他端が、凝縮器22、電子膨張弁24を介して蒸発器16の1次側流路入口に接続され、1次側流路出口に一端が接続された冷媒配管11の他端が、圧縮機18の吸入側に接続され、冷媒回路を構成している。冷媒については、たとえば、フロン系として、R22およびR23、非フロン系として、アンモニア冷媒および二酸化炭素冷媒を用いてもよい。
より詳細には、冷媒と管外の排水とが熱交換し、排水が冷媒液を加熱することにより、蒸発器16の出口で冷媒が乾きガスとなって圧縮機18に吸引され、一方温水の排水が冷水として排出されるようにしている。
インバータ装置72には、制御装置74が接続され、以下に記載するように、圧縮機10の容量制御を行うようにしている。
制御装置74は、冷媒吐出圧力Poutが高圧カット値PHより低い第1閾値(冷媒吐出圧力ロードダウン値P1)より高い場合には、圧縮機の容量を低減させ、冷媒吐出圧力Poutが第1閾値より小さい第2閾値(冷媒吐出圧力ロードアップ値P3)より低い場合には、圧縮機の容量を増大させ、冷媒吐出圧力Poutが第2閾値と第1閾値との間の場合には、圧縮機の容量を維持するようにしている。
凝縮器22は、蒸発式、水冷式又は空冷式でもよく、外部熱媒体が凝縮器22において所望に加熱されるようにしており、凝縮器22への入口側に流入温度Tinを検出する温度センサ66が設置されている。
電子膨張弁24には、従来既知の過熱度コントローラ(図示せず)が付設され、後に説明するように、運転中に検出される検出過熱度が、目標過熱度(目標過熱度)となるように、過熱度コントローラが、たとえばPID制御により、電子膨張弁24の開度を調整するようにしてある。
能力制御運転に至るまでの過度運転に相当する起動低負荷運転、準備運転については、圧縮機に対して所定回転数を設定したうえで、所定運転条件を充足しない限り、次の運転モードに移行しないようにしている。
より詳細には、起動低負荷運転から準備運転への移行は、タイマー(図示せず)による時間設定により、準備運転から能力制御運転への移行は、タイマーによる時間設定に加え、冷媒吸込み圧力が所定値以上に達することを条件としており、これは、冷凍サイクルが蒸発器16において、負荷をある程度吸熱できる状態となっていて、能力制御運転に移行させるのが適当か否かを判定するためである。
冷凍装置の制御方法は、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度( 目的変数) と、能力制御運転における運転パラメータ( 説明変数) との関係について重回帰分析を行い、重回帰式を求め、得られた重回帰式を用いて冷凍運転を制御することを基本としている。重回帰式の基本形は、下記の( 1 ) 式で表される。
Y = k1・f(x1) + k2・f(x2)+・・・・・+ kn・f(xn)+e (1)
(1)式において、Y が目的変数として凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度、f(x1)〜f(xn)それぞれが説明変数による関数、k1〜kn が回帰係数、e が残差である。x1〜xn はそれぞれ、能力制御運転における運転パラメータとして、凝縮器に流入する外部第1熱媒入口温度、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器から流出する外部第2熱媒体流出温度(蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量)および圧縮機の回転数である。
なお、重回帰分析には、汎用のソフトウエアを用いることが可能であり、例えば、Lotus社製Lotus1−2−3(登録商標) 、Microsoft社製Excelシリーズ、統計計算専用ソフトである日本科学技術研修所社製JUSE−QCAS(登録商標) 等を利用することができる。
なお、図3に示した冷凍制御装置130に含まれる上記の機能は、通常のパーソナルコンピュータなどを用いることにより実現することができる。
凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度に対する目標流出温度は、予め時間経過とともに変動するように設定され、圧縮機の回転数の決定段階は、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度が変動する目標流出温度に追従するように、制御マトリックステーブルを参照するのでもよい。
また、目標流出温度の達成段階は、決定した圧縮機の回転数に対して、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度と流出温度測定値との偏差に基づいて、圧縮機の回転数をフィードバック制御する段階をさらに有するのでもよい。
これにより、冷凍装置をヒートポンプおよび/またはチラーとして用いる際、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または蒸発器から流出する外部第2熱媒体の流出温度を目標温度とするように制御する場合、および外乱の変動に対して、目標温度に達した凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または蒸発器から流出する外部第2熱媒体の流出温度を目標温度から逸脱しないように制御する場合とにおいて、共通の制御方法を用いながら、冷凍装置の強制停止を引き起こすようなハンチングを生じることなく、迅速かつ簡便に制御可能となる。
たとえば、本実施形態においては、単元の冷凍装置として説明したが、それに限定されることなく、二元、多元冷凍装置に対しても適用可能である。
たとえば、本実施形態においては、冷凍装置をヒートポンプとして活用する際、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の出口温度を目標温度に制御する場合、あるいは冷凍装置をチラーとして活用する際、蒸発器から流出する外部第2熱媒体の出口温度を目標温度に制御する場合を説明したが、それに限定されることなく、冷凍装置をダブルバンドとして活用する際にも適用可能であり、この場合には、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の出口温度および蒸発器から流出する外部第2熱媒体の出口温度をそれぞれ目標温度に制御するのに、圧縮機の回転数、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、および蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を調整すればよい。
11 冷媒配管
16 蒸発器
18 圧縮機
22 凝縮器
24 電子膨張弁
42 油分離器
46 アキュムレータ
62 圧力センサー
64 圧力センサー
66 温度センサー
70 電動機
72 インバータ装置
74 制御装置
127 入出力手段
130 冷凍制御装置
131 重回帰式用データ記憶部
131a 重回帰分析用データ記憶部
131b 重回帰式記憶部
132 実運転用データ記憶部
132a 運転データ記憶部
132b 制約条件記憶部
133 演算・制御部
134 入力部
135 出力部
Claims (6)
- 圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度と、圧縮機の回転数との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度に応じて、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度測定値または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、圧縮機の回転数を決定する段階と、
決定した回転数で圧縮機を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有することを特徴とする冷凍装置の制御方法。 - 前記目標流出温度の達成段階は、前記決定した圧縮機の回転数に対して、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度と流出温度測定値との偏差に基づいて、圧縮機の回転数をフィードバック制御する段階をさらに有する、請求項1に記載の冷凍装置の制御方法。
- 凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度に対する前記目標流出温度は、予め時間経過とともに変動するように設定され、
前記圧縮機の回転数の決定段階は、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度が変動する前記目標流出温度に追従するように、前記制御マトリックステーブルを参照する、請求項2に記載の冷凍装置の制御方法。 - 圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度および蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度と、圧縮機の回転数との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度に応じて、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値および蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、圧縮機の回転数を決定する段階と、
決定した回転数で圧縮機を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有することを特徴とする冷凍装置の制御方法。 - 圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を所与として、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度と、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
凝縮器から流出する外部第1熱媒体の目標流出温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度に応じて、圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値、蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値、および蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度測定値または蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量を決定する段階と、
外部第1熱媒体を決定した外部第1熱媒体流量により凝縮器を流すことにより、凝縮器から流出する外部第1熱媒体の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有することを特徴とする冷凍装置の制御方法。 - 圧縮機と、凝縮器と、絞り機構と、蒸発器とがこの順に接続されて、冷媒が循環する冷媒回路を構成する冷凍装置の制御方法において、
凝縮器に流入する所与の外部第1熱媒体入口温度および蒸発器へ流入する所与の外部第2熱媒体入口温度に基づいて、凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量および圧縮機の回転数の少なくとも1つを変動させて冷凍装置を運転することにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の変化特性を予め把握する段階と、
圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度を所与として、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度と、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量との対応関係を表示した制御マトリックステーブルを予め作成する段階と、
蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の目標流出温度を設定する段階と、
冷凍装置の運転中において、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度に応じて、圧縮機の回転数、凝縮器に流入する外部第1熱媒体の流入温度測定値および凝縮器から流出する外部第1熱媒体の流出温度または凝縮器を流れる外部第1熱媒体流量測定値、および蒸発器に流入する外部第2熱媒体の流入温度測定値に基づいて、前記制御マトリックステーブルを参照することにより、蒸発器を流れる外部第2熱媒体流量を決定する段階と、
外部第2熱媒体を決定した外部第2熱媒体流量により蒸発器を流すことにより、蒸発器から流出する外部第2熱媒体出口温度の設定した目標流出温度を達成する段階と、を有することを特徴とする冷凍装置の制御方法。
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