JP2017067320A - 空気調和装置 - Google Patents

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義徳 遠谷
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Abstract

【課題】水熱交換器を用いた室内ユニットにおいて、水出入温度差を適切に制御を行うことのできる空気調和装置を提供する。
【解決手段】水熱交換用室内ユニットは、水熱交換器50の出湯温度を検出する出湯温度センサ60および入湯温度を検出する入湯温度センサ59と、出湯温度センサ60および入湯温度センサ59の検出値に基づいて水出入温度差を算出し、水出入温度差に基づいてポンプ55の運転制御を行う水熱交換用制御部74と、を備え、ポンプ55は、水出入温度差が所定の温度差となるように定格流量が設定され、水熱交換用制御部74は、定格流量における水出入温度差に対して水出入温度差が所定温度高くなった場合に、定格流量以上の能力でポンプ55を運転制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和装置に係り、特に、水熱交換器を用いた室内ユニットを備えた空気調和装置に関するものである。
一般に、冷房、暖房を行う空気調和装置においては、圧縮機や室外熱交換器などを備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた室内ユニットとを有している。
このような空気調和装置において、従来から、室内ユニットに冷媒と水とを熱交換させる水熱交換器を設け、この水熱交換器により熱交換された水を熱源として、空調を行ったり、あるいは給湯を行う技術が知られている。
このような技術としては、例えば、室内ユニットに水熱交換器を設置し、水熱交換器により熱交換された水を浴槽で利用するようにした空気調和装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平02−279962号公報
従来の技術においては、水熱交換器における温度制御は、水熱交換器の出湯温度および入湯温度に基づいて行われるものであるが、水熱交換器に水を供給するポンプは、定格能力で運転するようにしていた。
しかしながら、室外ユニットに対して複数の室内ユニットを接続した場合、他の室内ユニットの運転状況などにより、能力が大幅に変化することがある。
そのため、他の室内ユニットの運転状況によっては、水熱交換器の出湯温度および入湯温度を適正に制御することができないという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、水熱交換器を用いた室内ユニットにおいて、水出入温度差を適切に制御を行うことのできる空気調和装置を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するため、本発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と室外熱交換器とを備えた室外ユニットと、前記冷媒と水とを熱交換させる水熱交換器と前記水熱交換器に水を供給するポンプとを備えた水熱交換用室内ユニットと、を備え、前記水熱交換用室内ユニットは、前記水熱交換器の出湯温度を検出する出湯温度センサおよび入湯温度を検出する入湯温度センサと、前記出湯温度センサおよび前記入湯温度センサの検出値に基づいて水出入温度差を算出し、前記水出入温度差に基づいて前記ポンプの運転制御を行う水熱交換用制御部と、を備え、前記ポンプは、前記水出入温度差が所定の温度差となるように定格流量が設定され、前記水熱交換用制御部は、定格流量における前記水出入温度差に対して前記水出入温度差が所定温度高くなった場合に、定格流量以上の能力で前記ポンプを運転制御することを特徴とする。
また、前記構成において、前記水熱交換用制御部は、定格流量以上の能力で前記ポンプを運転制御している際に、定格流量における前記水出入温度差に対して前記水出入温度差が所定温度低くなった場合に、定格流量の能力を下回らない範囲で前記ポンプの能力を下げるように運転制御することを特徴とする。
また、前記構成において、前記水熱交換用制御部は、暖房時におけるサーモON時に、前記ポンプを低流量の能力で運転するように制御することを特徴とする。
本発明によれば、定格流量における水出入温度差に対して水出入温度差が所定温度高くなった場合に、水熱交換用制御部により定格流量以上の能力でポンプを運転制御するので、水出入温度差が所定温度高くなった場合でも、水熱交換器の出湯温度および入湯温度を適正に制御することができる。
本発明に係る空気調和装置の実施形態を示す冷凍サイクル構成図である。 本実施形態の空気調和装置の制御構成を示すブロック図である。 本実施形態の空気調和装置におけるポンプの制御例を示す説明図である。 本実施形態の空気調和装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和装置のサイクル構成図である。
図1に示す空気調和装置は、室外ユニット2と、室内ユニット4とを備えている。また、室内ユニット4は、空調用室内ユニット6と、水熱交換用室内ユニット8とを備えている。
本実施形態においては、1台の室外ユニット2に対して、2台の空調用室内ユニット6と1台の水熱交換用室内ユニット8がそれぞれ接続された構成となっている。
室外ユニット2と、空調用室内ユニット6と、水熱交換用室内ユニット8とは、高温高圧のガス化した冷媒が流れる高圧ガス管10と、低圧の冷媒が流れる低圧ガス管11と、高圧の液化した冷媒が流れる液管12とで接続されている。
室外ユニット2は、冷媒を圧縮する圧縮機20を備えている。圧縮機20の吸入側には、圧縮機20にガス冷媒を供給する気液分離器21が接続されており、圧縮機20の吐出側は、高圧ガス配管に接続されている。
また、室外ユニット2は、室外熱交換器22を備えており、室外熱交換器22の近傍には、室外熱交換器22に室外ユニット2の周囲の空気を供給する室外送風ファン23が設けられている。そして、室外熱交換器22は、室外送風ファン23により送られる空気と冷媒とが熱交換するよう構成されており、一般的には、フィン・チューブ型やマイクロチューブ型の熱交換器が用いられる。
室外熱交換器22の一側には、液管12が接続されており、この液管12の中途部には、室外熱交換器22に供給される冷媒の流量を調整する室外冷媒流量調整弁24が設けられている。
また、室外熱交換器22の他側には、高圧ガス管10および低圧ガス管11がそれぞれ接続されている。高圧ガス管10の中途部には、高圧ガス管10における冷媒の流量を制御する室外高圧ガス管開閉弁25が設けられており、低圧ガス管11の中途部には、低圧ガス管11における冷媒の流量を制御する室外低圧ガス管開閉弁26が設けられている。
また、室外ユニット2は、室外制御装置27を備えている。室外ユニット2の圧縮機20の冷媒流入側には、圧縮機20に流入する冷媒圧力を検出する低圧センサ28が設けられており、圧縮機20の冷媒吐出側には、圧縮機20から吐出される冷媒圧力を検出する高圧センサ29が設けられている。さらに、室外ユニット2には、外気温を検出する外気温センサ30が設けられている。
空調用室内ユニット6は、室内熱交換器40を備えており、室内熱交換器40の近傍には、室内熱交換器40に空調用室内ユニット6の周囲の空気を供給する室内送風ファン41が設けられている。室内熱交換器40は、室内送風ファン41で送られる空気と、冷媒とが熱交換するよう構成されており、一般的には、フィン・チューブ型やマイクロチューブ型の熱交換器が用いられる。
また、室内熱交換器40の一側には、液管12が接続されており、この液管12の中途部には、室内熱交換器40に供給される冷媒の流量を調整する室内冷媒流量調整弁42が設けられている。
また、室内熱交換器40の他側には、高圧ガス管10および低圧ガス管11がそれぞれ接続されている。高圧ガス管10の中途部には、高圧ガス管10における冷媒の流量を制御する室内高圧ガス管開閉弁43が設けられており、低圧ガス管11の中途部には、低圧ガス管11における冷媒の流量を制御する室内低圧ガス管開閉弁44が設けられている。
また、空調用室内ユニット6の室内には、運転のON・OFFや室内の温度設定などを操作するための室内空調用リモコン45が設置されている。室内空調用リモコン45には、室内の温度を検出する室温センサ46が設けられている。
水熱交換用室内ユニット8は、水熱交換器50を備えている。水熱交換器50は、冷媒と水とが熱交換するよう構成されており、一般的には、プレート式熱交換器が用いられる。
また、水熱交換器50の一側には、液管12が接続されており、この液管12の中途部には、水熱交換器50に供給される冷媒の流量を調整する水熱用冷媒流量調整弁51が設けられている。
また、水熱交換器50の他側には、高圧ガス管10および低圧ガス管11がそれぞれ接続されている。高圧ガス管10の中途部には、高圧ガス管10における冷媒の流量を制御する水熱用高圧ガス管開閉弁52が設けられており、低圧ガス管11の中途部には、低圧ガス管11における冷媒の流量を制御する水熱用低圧ガス管開閉弁53が設けられている。
水熱交換用室内ユニット8の水熱交換器50には、水配管54が接続されており、水配管54の中途部には、水熱交換器50に水を循環するためのポンプ55が設けられている。
水配管54には、空調システムまたは給湯システムのいずれかが接続されるように構成されており、空調システムが接続された場合は空調モード、給湯システムが接続された場合はタンクモードとして取り扱われる。
本実施形態においては、水配管54に空調システム61が接続された場合について説明する。
空調システム61は、輻射パネル56を備えており、輻射パネル56には、水配管54が接続されている。輻射パネル56に水熱交換器50において冷媒と熱交換した水を水配管54を介して供給することにより、輻射パネル56による冷房または暖房を行うように構成されている。
また、本実施形態においては、水熱交換用室内ユニット8の室内には、運転のON・OFFや室内の温度設定などを操作するための水熱交換用リモコン57が設置されている。
水熱交換用リモコン57には、室内の温度を検出する室温センサ58が設けられており、水熱交換用室内ユニット8には、水熱交換器50の入口側の水温を検出する入湯温度センサ59および水熱交換器50の出口側の水温を検出する出湯温度センサ60がそれぞれ設けられている。
次に、本実施形態における空気調和装置の制御構成について説明する。
図2は本発明に係る空気調和装置の制御構成を示すブロック図である。
図2に示すように、室外制御装置27は、所定の制御や演算処理などを総括して行う室外用制御部70を備えている。室外用制御部70は、外気温センサ30、低圧センサ28および高圧センサ29の検出値に基づいて、圧縮機20および室外送風ファン23の駆動制御を行うように構成されている。
空調用室内ユニット6は、所定の制御や演算処理などを総括して行う室内空調用制御部71を備えている。
また、室内空調用リモコン45は、所定の制御や演算処理などを総括して行う室内空調用リモコン制御部77を備えている。
また、室内空調用リモコン45は、利用者が空調用室内ユニット6の運転のON・OFF、室温設定、冷暖房の切換えなどの操作を行う操作部72を備えている。室内空調用リモコン45は、設定温度や空調用室内ユニット6の運転状況などを表示する表示部73を備えている。室内空調用リモコン制御部77は、室内空調用制御部71に室温センサ46の検出値、操作部72による操作信号を送るとともに、室内空調用制御部71から送られる表示信号に応じて表示部73の表示制御を行うように構成されている。
室内空調用制御部71は、操作部72により設定された室温となるように、室温センサ46の検出値に応じて室内冷媒流量調整弁42の開度制御および室内送風ファン41の駆動制御を行うように構成されている。また、室内空調用制御部71は、操作部72による冷暖房の切換え操作に応じて、室内高圧ガス管開閉弁43および室内低圧ガス管開閉弁44の開閉制御を行うように構成されている。
なお、室内空調用制御部71は、室外制御装置27と通信可能に構成されている。
また、水熱交換用室内ユニット8は、所定の制御や演算処理などを総括して行う水熱交換用制御部74を備えている。
また、水熱交換用リモコンは、所定の制御や演算処理などを総括して行う水熱交換用リモコン制御部78を備えている。
水熱交換用リモコン57は、利用者が水熱交換用室内ユニット8の運転のON・OFF、室温設定、冷暖房の切換えなどの操作を行う操作部75を備えている。水熱交換用用リモコンは、室温設定温度や空調用室内ユニット6の運転状況などを表示する表示部76を備えている。
水熱交換用リモコン制御部78は、水熱交換用制御部74に室温センサ58の検出値、操作部75による操作信号を送るとともに、水熱交換用制御部74から送られる表示信号に応じて表示部の表示制御を行うように構成されている。また、水熱交換用制御部74は、入湯温度センサ59および出湯温度センサ60の検出値がそれぞれ入力されるように構成されている。
水熱交換用制御部74は、操作部75により設定された室温となるように、室温センサ58の検出値に応じてポンプ55の駆動制御を行うように構成されている。また、水熱交換用制御部74は、操作部75による冷暖房の切換え操作に応じて、水熱交換用高圧ガス管開閉弁および水熱交換用低圧ガス管開閉弁の開閉制御を行うように構成されている。
なお、水熱交換用制御部74は、室外制御装置27と通信可能に構成されている。
また、水熱交換用リモコン57は、本実施形態においては、システムの初期設定時に、空調モードまたはタンクモードのいずれかを選択して設定することができる機能を有している。水熱交換用リモコン57は、初期設定で選択されたモードに基づいて所定の制御を行うものである。
空調モードにおいては、水熱交換用制御部74は、入湯温度センサ59および出湯温度センサ60の検出値に基づいて制御を行う。
図3は水熱交換用制御部74によるポンプ55の制御例を示す説明図である。
水熱交換用制御部74は、入湯温度センサ59による検出値と出湯温度センサ60による検出値の差である水出入温度差(ΔTW)を求める。すなわち、水出入温度差(ΔTW)=出口水温(Tout)−入口水温(Tin)である。
本実施形態においては、ポンプ55は、水出入温度差(ΔTW)が5℃となるように、定格流量(HH)が設定されている。なお、水出入温度差(ΔTW)を5℃以外の任意の値に設定することも可能である。
また、ポンプ55は、その能力を変動できるように構成されている。ポンプ55の能力は、例えば、本実施形態においては、極小流量(LL)、低流量(L)、定格流量(HH)、定格流量から最大流量まで変動可能とされている。
そして、利用者が水熱交換用リモコン57の操作部75を操作して暖房運転を開始させると、水熱交換用制御部74は、図3に示すように、ポンプ55の運転を開始した場合に、ポンプ55の運転を極小流量(LL)で開始する。
水熱交換用制御部74は、ポンプ55を極小流量(LL)で運転している間に、正確な水温検出などの事前準備を行い、暖房運転を開始可能な条件が揃った場合に、水熱交換用制御部74は、サーモONに切り換え、図3に示すように、ポンプ55の運転を低流量(L)に切り換える。
水熱交換用制御部74は、前述のように、水出入温度差(ΔTW)を求め、水出入温度差(ΔTW)≧3℃となった場合に、ポンプ55の運転を定格流量(HH)に切り換える。
なお、水出入温度差(ΔTW)の算出は、一定周期で行われるものであり、例えば、1分毎に算出が行われる。
水熱交換用制御部74は、水出入温度差(ΔTW)が7℃より大きくなった場合に、定格流量(LL)による水出入温度差(ΔTW)の5℃よりも温度差が大きいため、ポンプ55の能力を上げて流量を増やすように制御する。
水出入温度差(ΔTW)による流量制御は、水出入温度差(ΔTW)の算出周期である1分ごとに行われ、1分経過しても、水出入温度差(ΔTW)が7℃より大きい場合には、水熱交換用制御部74は、さらにポンプ55の能力を上げるように制御する。このポンプ55の運転制御は、ポンプ55の最大能力まで行われる。
そして、水熱交換用制御部74により、ポンプ55の能力を上げていった場合に、水出入温度差(ΔTW)が4℃未満となった場合には、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の能力を下げて流量を低減させるように制御する。
この場合において、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の能力を下げるように制御して定格流量(HH)になった場合に、水出入温度差(ΔTW)が4℃未満となっていても、ポンプ55の能力は、定格流量(HH)を下回らない範囲で運転制御される。
そして、水熱交換用制御部74は、サーモOFFとなった場合に、ポンプ55の運転を極小流量(LL)に切り換える。
なお、前述の運転制御は、暖房時におけるポンプ55の運転制御の例を示しているが、冷房時においても、同様にポンプ55の運転制御を行うことができる。
例えば、冷房時においては、水熱交換器50により水が冷却されることになるので、水出入温度差(ΔTW)は−5℃となるように設定されている。そして、水熱交換用制御部74は、水出入温度差(ΔTW)が−7℃より大きくなった場合に、ポンプ55の能力を上げて流量を増やすように制御する。また、水出入温度差(ΔTW)が−4℃未満となった場合に、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の能力を下げて流量を低減させるように制御する。
また、冷房時においては、運転開始時に水熱交換器50における冷媒温度が下がりやすく、水熱交換器50の水の凍結が懸念されることから、運転開始時からポンプ55の運転を定格流量(HH)で行う。
次に、本実施形態の空気調和装置の動作について、図1の冷凍サイクル図を参照しながら説明する。
冷房運転時は、室外ユニット2において、室外高圧ガス管開閉弁25を開、室外低圧ガス管開閉弁26を閉に設定し、空調用室内ユニット6において、室内高圧ガス管開閉弁43を閉、室内低圧ガス管開閉弁44を開に設定し、水熱交換用室内ユニット8において、水熱用高圧ガス管開閉弁52を閉、水熱用低圧ガス管開閉弁53を開に設定する。
この状態で、圧縮機20を駆動すると、圧縮機20で圧縮された高温高圧の冷媒は、室外高圧ガス管開閉弁25を経由して室外熱交換器22に入り、室外ユニット2周囲の空気により冷却され液状態になる。液状態の冷媒は、全開状態の室外冷媒流量調整弁24を経由して液管12に流入し、空調用室内ユニット6および水熱交換用室内ユニット8に到達する。
空調用室内ユニット6に到達した冷媒は、室内冷媒流量調整弁42で減圧されて低温低圧の気液二相状態になった後、室内熱交換器40に流入して、室内空気から熱を奪って冷房を行う。この過程で冷媒は蒸発し、室内低圧ガス管開閉弁44を経由して低圧ガス管11に入り、室外ユニット2に戻る。室外ユニット2に戻った冷媒は気液分離器21を経由して、圧縮機20に戻る。
水熱交換用室内ユニット8に到達した冷媒は、水熱用冷媒流量調整弁51で減圧されて低温低圧の気液二相状態になった後、水熱交換器50に流入して水との熱交換を行い、水の冷却を行う。この過程で冷媒は蒸発し、水熱用低圧ガス管開閉弁53を経由して低圧ガス管11に入り、室外ユニット2に戻る。室外ユニット2に戻った冷媒は気液分離器21を経由して、圧縮機20に戻る。
また、暖房運転時は、室外ユニット2において、室外高圧ガス管開閉弁25を閉、室外低圧ガス管開閉弁26を開に設定し、空調用室内ユニット6において、室内高圧ガス管開閉弁43を開、室内低圧ガス管開閉弁44を閉に設定し、水熱交換用室内ユニット8において、水熱用高圧ガス管開閉弁52を開、水熱用低圧ガス管開閉弁53を閉に設定する。
圧縮機20で圧縮された高温高圧の冷媒は高圧ガス管10に流入し、空調用室内ユニット6に到達する。空調用室内ユニット6に到達した冷媒は、室内高圧ガス管開閉弁43を経由して、室内熱交換器40に流入して、室内空気に放熱し暖房を行う。この過程で冷媒は凝縮して液化し、全開状態の室内冷媒流量調整弁42を経由して液管12に流入し、室外ユニット2に戻る。
また、圧縮機20で圧縮された高温高圧の冷媒は高圧ガス管10に流入し、水熱交換用室内ユニット8に到達する。水熱交換用室内ユニット8に到達した冷媒は、水熱用高圧ガス管開閉弁52を経由して、水熱交換器50に流入して水との熱交換を行い、水の加熱を行う。この過程で冷媒は凝縮して液化し、全開状態の水熱用冷媒流量調整弁51を経由して液管12に流入し、室外ユニット2に戻る。
室外ユニット2に戻った冷媒は、室外冷媒流量調整弁24で減圧されて低温低圧の気液二相状態になった後、室外熱交換器22に入り、室外ユニット2周囲の空気により加熱されて蒸発する。蒸発し気化した冷媒は、室外低圧ガス管開閉弁26、気液分離器21を経由して圧縮機20に戻る。
次に、水熱交換用室内ユニット8における暖房時の動作について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
暖房運転を開始すると(ステップS1)、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の運転を極小流量(LL)で開始する(ステップS2)。
その後、サーモONになると(ステップS3:YES)、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の運転を低流量(L)に切り換える(ステップS4)。
水熱交換用制御部74は、水出入温度差(ΔTW)を求め、水出入温度差(ΔTW)≧3℃となった場合に(ステップS5:YES)、ポンプ55の運転を定格流量(HH)に切り換える(ステップS6)。
水熱交換用制御部74は、水出入温度差(ΔTW)が7℃より大きくなった場合に(ステップS7:YES)、ポンプ55の能力を上げて流量を増やすように制御する(ステップS8)。
このポンプ55の流量を増やす制御は、ポンプ55の最大能力に至るまで行われ(ステップS9)、水熱交換用制御部74により、ポンプ55の能力を上げていった場合に、水出入温度差(ΔTW)が4℃未満となった場合には(ステップS10:YES)、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の能力を下げて流量を低減させるように制御する(ステップS11)。
そして、水熱交換用制御部74は、ポンプ55の能力を下げるように制御して定格流量(HH)になった場合に、水出入温度差(ΔTW)が4℃未満となっていても、ポンプ55の能力は、定格流量(HH)を下回らない範囲で運転制御され、水熱交換用制御部74は、サーモOFFとなった場合に、ポンプ55の運転を極小流量(LL)に切り換える。
以上述べたように、本実施形態においては、水熱交換用制御部74は、定格流量における水出入温度差(ΔTW)に対して水出入温度差(ΔTW)が所定温度高くなった場合に、定格流量以上の能力でポンプ55を運転制御する。
これによれば、定格流量における水出入温度差(ΔTW)に対して水出入温度差(ΔTW)が所定温度高くなった場合に、水熱交換用制御部74により定格流量以上の能力でポンプ55を運転制御するので、水出入温度差(ΔTW)が所定温度高くなった場合でも、水熱交換器50の出湯温度および入湯温度を適正に制御することができる。
また、本実施形態においては、水熱交換用制御部74は、定格流量以上の能力でポンプ55を運転制御している際に、定格流量における水出入温度差(ΔTW)に対して水出入温度差(ΔTW)が所定温度低くなった場合に、定格流量の能力を下回らない範囲でポンプ55の能力を下げるように運転制御する。
これによれば、定格流量における水出入温度差(ΔTW)に対して水出入温度差(ΔTW)が所定温度低くなった場合に、定格流量の能力を下回らない範囲でポンプ55の能力を下げるように運転制御するので、水出入温度差(ΔTW)が所定温度低くなった場合でも、水熱交換器50の出湯温度および入湯温度を適正に制御することができる。また、定格流量の能力を下回らない範囲でポンプ55の能力を下げるので、定格流量は常に確保することができる。
また、本実施形態においては、水熱交換用制御部74は、暖房時におけるサーモON時に、ポンプ55を低流量の能力で運転するように制御する。
これによれば、サーモON時に、ポンプ55を低流量の能力で運転するので、サーモON時における立ち上がり速度の改善を図ることができ、他の室内ユニットへの影響を少なくすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
2 室外ユニット
4 室内ユニット
6 空調用室内ユニット
8 水熱交換用室内ユニット
10 高圧ガス管
11 低圧ガス管
12 液管
20 圧縮機
22 室外熱交換器
23 室外送風ファン
24 室外冷媒流量調整弁
25 室外高圧ガス管開閉弁
26 室外低圧ガス管開閉弁
27 室外制御装置
28 低圧センサ
29 高圧センサ
30 外気温センサ
40 室内熱交換器
41 室内送風ファン
42 室内冷媒流量調整弁
43 室内高圧ガス管開閉弁
44 室内低圧ガス管開閉弁
45 室内空調用リモコン
46 室温センサ
50 水熱交換器
51 水熱用冷媒流量調整弁
52 水熱用高圧ガス管開閉弁
53 水熱用低圧ガス管開閉弁
54 水配管
55 ポンプ
56 輻射パネル
57 水熱交換用リモコン
58 室温センサ
59 入湯温度センサ
60 出湯温度センサ
61 空調システム
70 室外用制御部
71 室内空調用制御部
72 操作部
73 表示部
74 水熱交換用制御部
75 操作部
76 表示部
77 室内空調用リモコン制御部
78 水熱交換用リモコン制御部

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と室外熱交換器とを備えた室外ユニットと、前記冷媒と水とを熱交換させる水熱交換器と前記水熱交換器に水を供給するポンプとを備えた水熱交換用室内ユニットと、を備え、
    前記水熱交換用室内ユニットは、前記水熱交換器の出湯温度を検出する出湯温度センサおよび入湯温度を検出する入湯温度センサと、前記出湯温度センサおよび前記入湯温度センサの検出値に基づいて水出入温度差を算出し、前記水出入温度差に基づいて前記ポンプの運転制御を行う水熱交換用制御部と、を備え、
    前記ポンプは、前記水出入温度差が所定の温度差となるように定格流量が設定され、
    前記水熱交換用制御部は、定格流量における前記水出入温度差に対して前記水出入温度差が所定温度高くなった場合に、定格流量以上の能力で前記ポンプを運転制御することを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記水熱交換用制御部は、定格流量以上の能力で前記ポンプを運転制御している際に、定格流量における前記水出入温度差に対して前記水出入温度差が所定温度低くなった場合に、定格流量の能力を下回らない範囲で前記ポンプの能力を下げるように運転制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記水熱交換用制御部は、暖房時におけるサーモON時に、前記ポンプを低流量の能力で運転するように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和装置。
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