JP2015209798A - 過給機付き内燃機関 - Google Patents

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Mitsuaki Otomo
光彰 大友
宮川 浩
Hiroshi Miyagawa
浩 宮川
鈴置 哲典
Tetsunori Suzuoki
哲典 鈴置
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Abstract

【課題】吸気の吹き抜けによる触媒の性能低下を防止しつつ、燃焼室の残留ガスを低減する過給機付き内燃機関を提供する。【解決手段】内燃機関10は、吸気弁22と第1排気弁24の開弁期間がオーバーラップさせず、吸気弁22と第2排気弁28の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップさせ、第1及び第2排気弁24,28の開弁期間がオーバーラップさせないように、吸気弁22と第1排気弁24と第2排気弁28をそれぞれ動作させる。吸気弁22と第2排気弁28の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップしているときに、排気が燃焼室14から再循環通路26を介して吸気通路18に戻るので、吸気の吹き抜けによる排気触媒38の悪影響を防ぎつつ、燃焼室14の残留ガスを低減することができる。【選択図】図2

Description

本発明は過給機付き内燃機関に関する。
従来から、過給機付き内燃機関が知られている。例えば、下記特許文献1には、過給機のコンプレッサが設けられ、燃焼室に連通する吸気通路と、吸気通路を開閉する2つの吸気弁と、燃焼室から過給機のタービンに通ずる第1排気通路と、第1排気通路を開閉する第1排気弁と、燃焼室から排気触媒に通ずる第2排気通路と、第2排気通路を開閉する第2排気弁と、各弁を開閉動作させる開閉機構とを有するターボ式過給機付き内燃機関が記載されている。
このターボ式過給機付き内燃機関においては、第2排気弁の開弁時期と2つ吸気弁の開弁時期とが重なるバルブオーバーラップ期間が設定され、この期間に掃気を行い、燃焼室内の残留ガスの低減を図っている。
下記特許文献2には、シリンダの吸気ポートに設けられる吸気弁と、シリンダの排気ポートに設けられる排気弁と、シリンダの補助ポートに設けられる補助弁とを有する内燃機関が記載されている。この内燃機関においては、排気行程の終了時に補助弁を開いて、シリンダの残留ガスを補助ポートから吸気ポートへ戻している。
特開2011−231699号公報 特開平11−182255号公報
上記特許文献1の過給機付き内燃機関においては、バルブオーバーラップ期間の掃気により、燃焼室の残留ガスを第2排出通路へと排出することができる。しかしながら、このオーバーラップ期間に、燃焼室に流入した吸気も第2排出通路へと流出する吹き抜け現象が生じてしまい、この吹き抜けによる吸気が排気触媒に悪影響を与えてしまうという問題がある。
上記特許文献2の内燃機関においては、シリンダ内の残留ガスを吸気ポートに戻すように構成されることで、吸気の吹き抜け現象により吸気が排気触媒へ達してしまうことを防止することができる。しかしながら、吸気弁及び排気弁とは異なる補助弁を設ける必要があり、構造が複雑になってしまう。
本発明の目的は、簡易な構成で、吸気の吹き抜け現象による排気触媒の悪影響を防止しつつ、燃焼室の残留ガスを低減することができる過給機付き内燃機関を提供することにある。
本発明は、燃焼室に連通する吸気通路と、吸気通路に設けられ、吸気を燃焼室に過給する過給機と、吸気通路を開閉する吸気弁と、燃焼室から排気触媒に通ずる排気通路と、排気通路を開閉する第1排気弁と、燃焼室から吸気通路に通じ、排気を再循環させる再循環通路と、再循環通路を開閉する第2排気弁と、吸気弁と第1排気弁と第2排気弁とを開閉する弁開閉部と、を有する過給器付き内燃機関において、弁開閉部は、吸気弁と第1排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、吸気弁と第2排気弁の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップするよう、そして第1及び第2排気弁の開弁期間がオーバーラップしないように、吸気弁と第1排気弁と第2排気弁をそれぞれ動作させる第1バルブタイミングを有し、前記第1バルブタイミングの、吸気弁と第2排気弁の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップしているときに、排気が燃焼室から再循環通路を介して吸気通路に戻る、ことを特徴とする。
また、第1バルブタイミングは、燃焼室での燃焼後に第1排気弁を開閉し、第1排気弁が閉じた後に吸気弁と第2排気弁を同時に開き、その後、第2排気弁から吸気弁の順に閉じるように各弁をそれぞれ動作させることを含むことができる。
また、弁開閉部は、予め決められた高負荷条件時に前記第1バルブタイミングになり、前記高負荷条件時以外では第2バルブタイミングになり、前記第2バルブタイミングは、吸気弁と第1排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、吸気弁と第2排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、そして第1及び第2排気弁の開弁期間がオーバーラップするように、吸気弁と第1排気弁と第2排気弁をそれぞれ動作させることができる。
また、再循環通路と排気通路を接続するバイパス通路と、再循環通路の排気を、吸気通路に流すか、あるいはバイパス通路を介して排気通路に流すかを切り替える切替弁と、を有し、弁開閉部は、さらに切替弁を開閉し、弁開閉部は、第1バルブタイミングのとき、再循環通路の排気が吸気通路に流れるよう切替弁を動作させ、第2バルブタイミングのとき、再循環通路の排気が排気通路に流れるように切替弁を動作させることができる。
また、再循環通路には、EGRクーラが設けられることができる。
また、過給機が、吸気通路に設けられたコンプレッサと、排気通路に設けられたタービンとを有するターボ式過給機であることができる。
また、過給機が機械式過給機または電動式過給機であることができる。
また、燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を有し、燃料噴射弁は、第2排気弁が閉じてから吸気弁が閉じるまでの間に燃料を噴射することができる。
本発明の過給機付き内燃機関によれば、簡易な構成で、吸気の吹き抜け現象による排気触媒の悪影響を防止しつつ、燃焼室の残留ガスを低減することができる。
本実施形態に係るターボ式過給機付き内燃機関の構成を示す図である。 第1バルブタイミングを示す図である。 別の実施形態に係るターボ式過給機付き内燃機関の構成を示す図である。 トルクと回転数の関係を示す図である。 第2バルブタイミングを示す図である。 別の実施形態に係るターボ式過給機付き内燃機関の構成を示す図である。 別の実施形態に係る機械式スーパーチャージャ付き内燃機関の構成を示す図である。
以下、本発明に係る過給機付き内燃機関の実施形態について、図を用いて説明する。一例として、コンプレッサとタービンを有するターボ式過給機を挙げ、このターボ式過給機が設けられる内燃機関について説明する。なお、本発明は、過給機が、上記のようなターボ式に限らず、例えば機械式または電動式とすることもできる。また、本実施形態においては、一例として直列4気筒の内燃機関を挙げ説明するが、本発明はこの気筒の数4個に限定されず、3個以下であっても5個以上であっても良い。
図1は、本実施形態に係るターボ式過給機付き内燃機関の構成を示す図である。内燃機関10は、その内部にピストン(図示せず)を備える気筒12を有する。気筒12内には、ピストン上面及びシリンダヘッド内面からなる燃焼室14が形成される。気筒12には、点火プラグ15及び燃料噴射弁16が設けられている。
気筒12内のピストンは、図示しないが、クランク機構を介してクランク軸に接続されている。クランク軸の近傍には、図示しないが、クランク角度、エンジン回転数を検出するクランク角センサと、トルクを検出するためトルクセンサとが設けられている。
内燃機関10は、吸気が流れる吸気通路18と、排気が流れる排気通路20とを有する。吸気通路18は、吸気ポート18aを介して気筒12に接続されている。吸気ポート18aには吸気弁22が2個設けられ、この吸気弁22の動作により、吸気通路18が開閉する。なお、吸気弁22の数2個は一例であり、本発明はこの数に限定されず、1つの気筒12に対し吸気弁22が1個であっても3個以上であっても良い。一方、排気通路20は、排気ポート20aを介して気筒12に接続されている。排気ポート20aには第1排気弁24が設けられ、この第1排気弁24の動作により、排気通路20が開閉する。
また、内燃機関10は、排気を吸気通路18へと再循環させる再循環通路26を有する。再循環通路26は、一端が再循環ポート26aを介して気筒12に接続され、他端が吸気通路18に接続される。再循環ポート26aには第2排気弁28が設けられ、この第2排気弁28の動作により、再循環通路26が開閉する。
吸気通路18は燃焼室14に連通し、大気から取り入れた空気を燃焼室14へ供給する。吸気通路18には、フィルターであるエアクリーナ30と、空気を過給するターボ式過給機32のコンプレッサ32aと、吸気を冷却するインタークーラ34と、運転者からの出力要求に基づいて駆動するスロットルバルブ36とが上流から下流に向けて順に設けられる。運転者からの出力要求は、例えばアクセル開度センサ(図示せず)により検出されるアクセル開度に基づいて求められる。そして、エアクリーナ30とコンプレッサ32aとの間の吸気通路18には、再循環通路26が接続される。
排気通路20は燃焼室14から排気触媒38に連通し、燃焼室14から排出される排気を排気触媒38に供給する。排気触媒38は三元触媒である。排気通路20には、燃焼室14と排気触媒38の間に、ターボ式過給機32のタービン32bが設けられる。タービン32bはコンプレッサ32aに対して連結軸を介して接続されている。
再循環通路26は燃焼室14から吸気通路18に連通し、燃焼室14から排出される排気を吸気通路18に供給し再循環させる。再循環通路26には、排気を冷却するEGRクーラ40が設けられている。
また、内燃機関10は、吸気弁22と第1排気弁24と第2排気弁28とを駆動させて、これらの弁を開閉する弁開閉部(図示せず)を有する。弁開閉部は、第1排気弁24と第2排気弁28をそれぞれ独立させて動作させるように構成される。このように複数のバルブをそれぞれ独立させて動作させる装置は既に各種の技術文献が公知であり、新規な事項ではないので、詳細な説明は省略する。
本実施形態の弁開閉部は、吸気弁22と第1排気弁24の開弁期間がオーバーラップしないように、これらの弁22,24を動作させる。このように吸気弁22と第1排気弁24の開弁期間がオーバーラップしないので、吸気が排気通路20に流出する吹き抜け現象を確実に防止することができる。吸気の吹き抜けが無くなり、排気触媒38に対して酸素過多の空気の流入が防止されるので、排気触媒38が空燃比リーンにならず、浄化の悪化と触媒の異常加熱を抑制できる。
また、本実施形態の弁開閉部は、吸気弁22と第2排気弁28の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップするように、これらの弁22,28を動作させる。このように吸気弁22と第1排気弁24の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップすることで、吸気により燃焼室14内の残留ガスを掃気することができる。燃焼室14から排出された残留ガスは排気となり、再循環通路26を介して吸気通路18に戻る。このような掃気により燃焼室14内の残留ガスが低減するので、プレイグニッションまたはノッキング等の異常燃焼を抑制することができる。また、このバルブ動作により、吸気も残留ガスとともに再循環通路26に排出される。すなわち、この掃気においては、酸素を多く含むガスが、排気通路20を介して排気触媒38に流入せずに、吸気通路18に供給される。また、再循環通路26を通って再び燃焼室14に供給されるガスは、一度気筒12の外を経由することでガス温度が低下するので、プレイグニッションまたはノッキング等の異常燃焼を低減することができる。
また、本実施形態の弁開閉部は、第1及び第2排気弁24,28の開弁期間がオーバーラップしないように、これらの弁24,28を動作させる。このように第1及び第2排気弁24,28の開弁期間がオーバーラップしないので、排気通路20と再循環通路26の圧力差により、排気通路20の排気が逆流し、再循環通路26に流入してしまうことを防止することができる。排気通路20の排気の逆流が防止されるので、ターボ式過給機32の動作効率の低減を防止することができる。
弁開閉部は、上述のようなバルブタイミングで各弁22,24,28を動作させる。以降、このバルブタイミングを第1バルブタイミングと記す。第1バルブタイミングについて、図2を用いて説明する。図2においては、グラフの縦軸がバルブリフト量を示し、横軸がクランク角を示す。
燃焼室14における燃焼後、まず、排気行程において第1排気弁24が開き、燃焼室14から排出された排気が排気通路20を通って排気触媒38に供給される。第1排気弁24が閉じた後、吸気弁22と第2排気弁28が開き、吸気通路18から供給される吸気により燃焼室14内の残留ガスを掃気する。このとき、燃焼室14から排出された残留ガスは排気となり、再循環通路26を介して吸気通路18に戻る。そして、第2排気弁28が閉じて掃気が終わり、吸気が行われる。その後、所定の期間tを空けてから吸気弁22が閉じて、吸気行程が終わる。上記期間tには、燃焼室14において燃料噴射弁16から燃料が噴射される。
次に、別の実施形態の内燃機関42について、図3を用いて説明する。図3は、別の実施形態に係るターボ式過給機付き内燃機関42の構成を示す図である。なお、上述した実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
内燃機関42は、再循環通路26と排気通路20を接続するバイパス通路44と、再循環通路26の排気を、吸気通路18に流すか、あるいはバイパス通路44を介して排気通路20に流すかを切り替える切替弁46とを有する。
バイパス通路44は、一端が再循環通路26のEGRクーラ40より燃焼室14側に接続し、他端が排気通路20のタービン32bより燃焼室14側に接続し、燃焼室14から循環通路26に排出される排気を排気通路20へ流すことができる。
切替弁46は、EGRクーラ40とバイパス通路44の接続部との間の再循環通路26に設けられる第1切替弁46aと、バイパス通路44に設けられる第2切替弁46bとを有する。第1切替弁46aの動作により、再循環通路26が開閉し、第2切替弁46bの動作により、バイパス通路44が開閉する。
本実施形態の弁開閉部は、さらに、第1及び第2切替弁46a,46bを駆動させ、これらの弁46a,46bを開閉する。具体的には、弁開閉部は、予め決められた高負荷条件時に第1バルブタイミングになり、上述のように吸気弁22と第1及び第2排気弁24,28を動作させるとともに、第1切替弁46aを開弁し第2切替弁46bを閉弁する。これにより、吸気弁22と第2排気弁28の開弁時期の少なくとも一部がオーバーラップする期間、掃気された再循環通路26の排気を吸気通路18に流すことができる。一方、弁開閉部は、高負荷条件時以外では第2バルブタイミングになり、第1切替弁46aを閉弁し第2切替弁46bを開弁する。これにより、燃焼室14から排出された再循環通路26の排気をバイパス通路44を介して排気通路20に流すことができる。高負荷条件と第2タイミングについては、次に図4,5を用いて詳細に説明する。
図4は、トルクと回転数の関係を示す図である。高負荷条件時とは、図4に示される、トルクが高くかつ回転数が低いA領域のことである。一方、高負荷条件時以外とは、図4に示されるB領域のことである。内燃機関42の制御部(図示せず)には、トルクと回転数の関係を示すマップが予め記憶され、クランク角センサとトルクセンサからの検出値に基づいて高負荷条件時か否かを判断することができる。弁開閉部は、高負荷条件時か否かに基づいて第1バルブタイミング又は第2バルブタイミングを設定する。第1バルブタイミングと第2バルブタイミングの違いは、第2排気弁28と切替弁46の動作である。第2排気弁28の開閉時期を調整するために、弁開閉部は公知の可変バルブタイミング機構を備えることができる。なお、弁開閉部はバルブリフト量を変更可能とする公知のバルブリフト量可変機構も備えることができる。
図5は、第2バルブタイミングを示す図である。図5においては、グラフの縦軸がバルブリフト量を示し、横軸がクランク角を示す。弁開閉部は、高負荷条件時以下では第2バルブタイミングになる。第2バルブタイミングは、吸気弁22と第1排気弁24の開弁期間がオーバーラップしないよう、吸気弁22と第2排気弁28の開弁期間がオーバーラップしないよう、そして第1及び第2排気弁24,28の開弁期間がオーバーラップするように、各弁22,24,28をそれぞれ動作させる。
具体的には、燃焼室14における燃焼後、まず、排気行程において第1排気弁24と第2排気弁28が開く。これにより、燃焼室14から排出された排気が、直接に排気通路20を通って、または再循環通路26からバイパス通路44を介して排気通路20を通って、排気触媒38に供給される。第1排気弁24及び第2排気弁28が閉じた後、吸気弁22が開き、吸気が行われる。その後、所定の期間を空けてから吸気弁22が閉じて、吸気行程が終わる。この所定の期間には、燃料噴射弁16から燃料が噴射され、燃焼室14内で混合気が生成される。
高負荷条件時、燃焼室14内に残留ガスが滞留していると、プレエミッション等の異常燃焼が発生しやすい。そこで、図2に示されるように吸気弁22と第2排気弁28の開弁時期がオーバーラップするように第2排気弁28の開閉時期を調整するとともに、第1切替弁46aを開弁し第2切替弁46bを閉弁する。このような弁開閉部の弁動作により、燃焼室14内の掃気により残留ガスを低減することができ、再循環通路26の排気を吸気通路18に戻すことができる。
一方、高負荷条件時以下のときには、残留ガスによるプレエミッション等の異常燃焼が生じにくい。そこで、図5に示されるように第1及び第2排気弁24,28の開弁期間がオーバーラップするように第2排気弁28の開閉時期を調整するとともに、第1切替弁46を閉弁し第2切替弁46bを開弁する。このような弁開閉部の弁動作により、通常の排気行程と吸気行程を行うことができる。
次に、別の実施形態のターボ式過給機付き内燃機関48について、図6を用いて説明する。なお、図6においては、上述した実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示されるように、内燃機関48は、さらに低圧EGR装置50を備えることができる。低圧EGR装置50は、EGR通路52と、EGR通路52に設けられたEGR弁54とを有する。EGR通路52の一端は、タービン32bと排気触媒38の間の排気通路20に接続され、他端はコンプレッサ32aの上流側の吸気通路18に接続される。なお、低圧EGR装置50には、低圧EGRクーラ(図示せず)を設けることができる。
上述の3つの実施形態においては、過給機がターボ式である場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば図7に示されるような、過給機を機械式とすることができる。
図7に示される内燃機関56は、機械式過給機58を有する。機械式過給機58は、エアクリーナ30とインタークーラ34の間の吸気通路18に設けられ、内燃機関56のトルクで駆動される。なお、本発明はこの構成に限定されず、過給機が電動モータにより駆動される構成であってもよい。
10,42,48,56 内燃機関、12 気筒、14 燃焼室、15 点火プラグ、16 燃料噴射弁、18 吸気通路、20 排気通路、22 吸気弁、24 第1排気弁、26 再循環通路、28 第2排気弁、30 エアクリーナ、32 ターボ式過給機、34 インタークーラ、36 スロットルバルブ、38 排気触媒、40 EGRクーラ、42 内燃機関、44 バイパス通路、46 切替弁、50 低圧EGR装置、52 EGR通路、54 EGR弁、58 機械式過給機。

Claims (8)

  1. 燃焼室に連通する吸気通路と、
    吸気通路に設けられ、吸気を燃焼室に過給する過給機と、
    吸気通路を開閉する吸気弁と、
    燃焼室から排気触媒に通ずる排気通路と、
    排気通路を開閉する第1排気弁と、
    燃焼室から吸気通路に通じ、排気を再循環させる再循環通路と、
    再循環通路を開閉する第2排気弁と、
    吸気弁と第1排気弁と第2排気弁とを開閉する弁開閉部と、
    を有する過給器付き内燃機関において、
    弁開閉部は、吸気弁と第1排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、吸気弁と第2排気弁の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップするよう、そして第1及び第2排気弁の開弁期間がオーバーラップしないように、吸気弁と第1排気弁と第2排気弁をそれぞれ動作させる第1バルブタイミングを有し、
    前記第1バルブタイミングの、吸気弁と第2排気弁の開弁期間の少なくとも一部がオーバーラップしているときに、排気が燃焼室から再循環通路を介して吸気通路に戻る、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  2. 請求項1に記載の過給機付き内燃機関において、
    第1バルブタイミングは、燃焼室での燃焼後に第1排気弁を開閉し、第1排気弁が閉じた後に吸気弁と第2排気弁を同時に開き、その後、第2排気弁から吸気弁の順に閉じるように各弁をそれぞれ動作させることを含む、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  3. 請求項1に記載の過給機付き内燃機関において、
    弁開閉部は、予め決められた高負荷条件時に前記第1バルブタイミングになり、前記高負荷条件時以外では第2バルブタイミングになり、
    前記第2バルブタイミングは、吸気弁と第1排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、吸気弁と第2排気弁の開弁期間がオーバーラップしないよう、そして第1及び第2排気弁の開弁期間がオーバーラップするように、吸気弁と第1排気弁と第2排気弁をそれぞれ動作させる、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  4. 請求項3に記載の過給機付き内燃機関において、
    再循環通路と排気通路を接続するバイパス通路と、
    再循環通路の排気を、吸気通路に流すか、あるいはバイパス通路を介して排気通路に流すかを切り替える切替弁と、
    を有し、
    弁開閉部は、さらに切替弁を開閉し、
    弁開閉部は、第1バルブタイミングのとき、再循環通路の排気が吸気通路に流れるよう切替弁を動作させ、第2バルブタイミングのとき、再循環通路の排気が排気通路に流れるように切替弁を動作させる、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の過給機付き内燃機関において、
    再循環通路には、EGRクーラが設けられる、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の過給機付き内燃機関において、
    過給機が、吸気通路に設けられたコンプレッサと、排気通路に設けられたタービンとを有するターボ式過給機である、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の過給機付き内燃機関において、
    過給機が機械式過給機または電動式過給機である、
    ことを特徴とする過給機付き内燃機関。
  8. 請求項2から7のいずれか1項に記載の過給機付き内燃機関において、
    燃焼室に燃料を直接噴射する燃料噴射弁を有し、
    燃料噴射弁は、第2排気弁が閉じてから吸気弁が閉じるまでの間に燃料を噴射する、
    ことを特徴とする過給器付き内燃機関。
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