JP2015208377A - 家具、フィラーユニット、およびフィラー板の取付方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】家具の上面と天井面との間の空間を収納空間として有効利用することができる家具を提供する。
【解決手段】家具本体2と、この家具本体2の上側に取り付けられるフィラーユニットと、からなる家具1であって、前記フィラーユニットは、フィラー板4と、このフィラー板4を家具本体2の上部前縁付近に回動自在に連結するフィラー板取付部材(51,52)と、を備え、前記フィラー板4が前記家具本体2の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって倒れるように、前記フィラーユニットが構成される、家具とした。
【選択図】図3

Description

本発明は家具、フィラーユニット、およびフィラー板の取付方法に関する。
家具には、限られた室内空間を有効に活用して多くの物を収納するといったニーズに対応することが求められている。このようなニーズから、近年では、壁面収納が広く採択されるようになってきた。なかでも、大掛かりな工事等が不要で、室内等に設置することができる後付けタイプの壁面家具は特に人気が高い。
このような壁面家具を室内等に設置すると、通常、壁面家具の上面と室内等の天井面との間に空間が生じていた。その結果、室内等との一体感や、高級感が損なわれてしまい、見栄えが悪く好ましくない場合があった。
このような課題を解決するためには、設置する室内等の形状(特に床面から天井面までの高さ)にあわせて壁面家具をカスタムで設計・製造すればよいが、生産性や短納期対応およびコスト面で課題が残る。また、壁面家具の設置作業にも難点が生じる。そこで、このような手段によらず、壁面家具の上面と天井面との間の空間を比較的簡便に隠すことができる手法等が、例えば下記特許文献1や特許文献2に開示されている。
特許文献1には、「家具の天板と天井との間隔(空間)を埋める幕板であって、1.幕板材と幕板支持材と弾性体とからなり、2.幕板支持材の上面長手方向には、幕板材の厚みとほぼ同幅又はやや大きめの幅の条溝が刻設されており、3.幕板支持材の上面の要所には、上記条溝と交差し且つ上記条溝よりも深い凹所が設けられており、4.弾性体の径は、上記凹所の径よりもやや小さめの径で、上記凹所の底部に当接させて挿入したときに、幕板支持材の底部から突出する弾性体であることを特徴とする幕板。」が開示されている。そして、これによって「幕板材を弾性体の反発力により天井に押しつけるので、幕板材を家具の天板と天井間の間隔に合わせて裁断するときに、多少の誤差が生じても、隙間なく取り付けることができる。また、取り付け後に床面が沈下しても、幕板材と天井との間に隙間を生じない。」と記載されている。
また、特許文献2には、「ウオールキャビネットの天板面(上面)と室内の天井壁面(天井面)との間に形成される空間を覆蔽する幕板構造であって、前記空間の前面ならびに側面の開放端に位置するようにウオールキャビネットの天板面と室内の天井壁面とに相対向させて保持レールを設置し、該保持レールに幕板を装着したことを特徴とするウオールキャビネットの幕板構造。」が開示されている。そして、これによって「配設した保持レールに幕板を装着するのみでよく、施工作業がきわめて簡便である。しかも、天井壁面に傾斜あるいは歪みがあり、幕板との間に隙間が生じてもこの部分は保持レールで隠蔽されるため、美観を損なうことがない。また、本発明によれば、従来のごとく現場作業による幕板端部の留め加工が不要となるため、施工作業の能率を向上することができる。」と記載されている。
特開2000−096814号公報 特開2003−125877号公報
しかし、これらの特許文献に記載された手法等では、家具の上面と天井面との間の空間を完全に塞いでしまうため、この空間を有効利用できなかった。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたものであって、家具の上面と天井面との間の空間を収納空間として有効利用することができる家具を提供するものである。また、既存の家具に対して後付けすることができ、それによって前記空間を収納空間として有効利用することができるフィラーユニットを提供するものである。また、家具の上面と天井面との間に生じる空間を収納空間として有効利用することができるようにするためのフィラー板の取付方法を提供するものである。
上記課題を解決するために、家具本体と、この家具本体の上側に取り付けられるフィラーユニットと、からなる家具であって、前記フィラーユニットは、フィラー板と、このフィラー板を家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結するフィラー板取付部材と、を備え、前記フィラー板が前記家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって倒れるように、前記フィラーユニットが構成される、家具とした。
この家具は、家具本体の上方の空間(家具本体の上面と天井面との間の空間)を収納空間として有効利用することができる。具体的には、フィラー板を前方に向かって倒して、フィラー板と天井面との間に生じる開口部から、家具本体の上方の空間に収納物を投入する。即ち、フィラー板は、扉としての役割も果たすのである。この家具本体の上方の空間には長尺な収納物を収納することができる。特に、長尺な収納物を横にして収納可能なため、腰の弱いものでも収納しておきやすい。例えば、薄手のカーペットやカーテンなどを丸めるなどして収納するのには好適である。
また、フィラー板は、家具本体の上方の空間を正面視から隠すという機能も有する。
ここで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって90度を超える開き角度で倒れるようにフィラーユニットが構成される、家具とすることができる。
フィラー板が前方に向かって倒れる角度(開き角度)は、家具本体の上方の空間に収納物を投入する際の作業性に大きな影響を与える。即ち、開き角度によって、フィラー板が家具の前方に突出する寸法やフィラー板の先端縁の高さが変化するため、フィラー板の上方を経て家具本体の上方の空間に収納物を投入する作業のしやすさも変わってくるのである。具体的には、フィラー板が家具の前方に突出する寸法は、前方に向かって90度の開き角度で倒れている場合に最も大きくなり、作業者が家具本体に接近しにくくなるため、家具本体の上方の空間に収納物を投入しにくくなるのである。
そこで、上記家具は、フィラー板が前方に向かって90度を超える開き角度で倒れるため、フィラー板を倒した状態で、フィラー板が家具の前方に突出する寸法が比較的小さくなるとともにフィラー板の先端縁の高さも比較的低くなるため、家具本体の上方の空間に収納物を投入しやすいものとなる。
またここで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって135度以上の開き角度で倒れるようにフィラーユニットが構成される、家具とすることもできる。
この家具は、フィラー板が前方に向かって135度以上の開き角度で倒れるため、フィラー板を倒した状態で、フィラー板が家具の前方に突出する寸法がより小さくなるため、作業者が家具本体に接近しやすくなり、家具本体の上方の空間に収納物をより投入しやすい。
フィラー板が倒れる角度(開き角度)は、170度以上とすることが最も好ましい。この場合、作業者が家具本体に最も接近しやすくなり、家具本体の上方の空間に収納物を最も投入しやすい。
さらにここで、フィラー板取付部材が、スライド蝶番を有し、このスライド蝶番を、フィラー板の裏面と家具本体の上面とに割り振って取り付けることで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結される、家具とすることもできる。
この家具は、スライド蝶番を家具の前方から視認することができないため、デザイン性に優れた家具となる。
加えて、ここで、フィラー板取付部材が、スライド蝶番と、家具本体の上面の前縁部に着脱自在に取り付けられる長尺状の補助板と、を有し、前記スライド蝶番を、フィラー板の裏面と前記補助板の上面とに割り振って取り付けることで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結される、家具とすることもできる。
この家具は、フィラー板取付部材が、家具本体の上面の前縁部に着脱自在に取り付けられる長尺状の補助板を有することで、フィラーユニットを家具本体に着脱することが容易となる。
このとき、フィラーユニットは、補助板の上面にストッパー手段を備え、このストッパー手段は、フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置でフィラー板の裏面に当接する、家具とすることが好ましい。
この家具は、ストッパー手段を備えることで、フィラー板が起立した状態を保持させやすい。ストッパー手段は、フィラー板に向かって長さ調節自在に構成されていることが好ましい。
またさらにここで、家具を、壁面に沿って設置される壁面家具とすることもできる。家具本体は壁面家具本体となる。
フィラーユニットを取り付けた家具は、壁面に沿って設置することが好ましい(壁面家具)。
また前記課題は、上記いずれか記載のフィラーユニット、または上記いずれか記載の家具に用いるフィラーユニットによっても解決することができる。
また、家具本体の上側にフィラー板を取り付ける方法であって、前記フィラー板が、前記家具本体の上部前縁付近から上方を向く位置で起立するとともに、前方に向かって倒れるように、フィラー板取付部材を用いて、家具本体の上部前縁付近に回動自在にフィラー板を連結するフィラー板の取付方法によっても解決することができる。このとき、フィラー板取付部材が、スライド蝶番を有していることが好ましい。
本発明により、家具(家具本体)の上面と天井面との間の空間を収納空間として有効利用することができる家具を提供できる。また、既存の家具に対して後付けすることができ、それによって前記空間を収納空間として有効利用することができるフィラーユニットを提供できる。また、家具(家具本体)の上面と天井面との間に生じる空間を収納空間として有効利用することができるようにするためのフィラー板の取付方法を提供できる。
家具を例示する斜視図である。 フィラーユニットを例示する斜視図である。 図1の家具においてフィラー板を前方に90度倒した状態を例示する斜視図である。 図3のP部拡大図である。 家具の側面図である。 図5のQ部拡大図である。 家具の第一別例を示す斜視図である。 家具の第二別例を示す斜視図である。
以下、図を用いて家具を例示説明する。家具1は、家具本体2とフィラーユニット3を備える。そして、フィラーユニット3は、フィラー板4とフィラー板取付部材5(51,52)を備える。以下、各構成要素について例示説明するが、本発明およびその構成要素は、以下の説明に限定されるものではない。
1.家具本体
本実施形態において家具本体2は、図1などに示すように、多くの収納部を備えている。家具本体2の形状は、正面視が略正方形形状又は略矩形形状であり、左右の側板22と上板21を備えている。そして、この家具本体2(壁面家具本体)は、室内等の壁面R1に沿って設置されており、その背面が壁面R1に近接している。
そして、家具本体2の高さは、家具本体2を設置する箇所の天井面R2の高さより低くなっており、これにより、家具本体2の上面211と天井面R2との間に隙間空間が生じている。家具本体2の高さは、150cm以上、170cm以上、高いものでは180cm以上などの場合が考えられる。
また、本実施形態においては、図1などに示すように、家具本体2の横幅が、家具本体2を設置する箇所にきっちりと収まるように、室内等の左右の側壁面R3の間隔よりも若干短くなっている。
2.フィラーユニット
フィラーユニット3は、家具本体2の上側に取り付けられる。フィラーユニット3は、図2に示すように、フィラー板4とフィラー板取付部材5で構成されている。フィラーユニット3は、家具本体2に取り付けられた状態で、フィラー板4が家具本体2の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって倒れるように構成されている。
本実施形態において、フィラーユニット3は、さらにストッパー手段6を備えている。また、本実施形態において、フィラー板取付部材5は、スライド蝶番51と、これに加えて補助板52を備えている。
[フィラー板]
フィラー板4は、フィラー板取付部材5(詳細は後述する)によって、家具本体2の上部前縁付近(上部前側の角辺付近)に回動自在に連結される。このとき、回動軸は、家具本体2の上部前縁(上部前側の角辺)に沿っている。
本実施形態においては、フィラー板4の長さは、図1などに示すように、家具本体2の長さ(上板21の長さ)と概ね等しい。また、フィラー板4の高さは、家具本体2の上面211から天井面R2の距離と概ね等しいか、これよりも若干短い。フィラー板4をこのような寸法とすることによって、家具本体2の上面211と天井面R2との間に生じる隙間空間を、正面視からすっきりと隠すことが可能となる。
[フィラー板取付部材]
フィラー板取付部材5は、フィラー板4を家具本体2の上部前縁付近に回動自在に連結するものである。
本実施形態においては、フィラー板取付部材5は、図2に示すように、スライド蝶番51と、これに加えて、補助板52を備えている。そして、図6に示すように、フィラー板4を家具本体2に連結して起立させた状態において、フィラー板4の前面と、これと隣り合う扉25の表面(家具本体2の表面)とが面一状態となっており、これによって部屋との一体感や高級感を高めている。
まず補助板について説明する。図3などに示すように、補助板52は長尺状である。本実施形態では、補助板52の長さは、家具本体2の長さ(上板21の長さ)と概ね等しい。また、補助板52の奥行き寸法は、家具本体2の奥行き寸法の概ね1/3程度である。
補助板52の奥行き寸法は、家具本体2の奥行き寸法の1/5以下であるとフィラーユニット3を家具本体2に取り付けた際の安定性が低くなる場合がある。
一方、補助板52には、その奥側の端面が、収納空間に投入した収納物によってはこれに干渉して、収納物が奥に留まりやすくするという作用がある。この点からは、補助板52の奥行き寸法が、家具本体2の奥行き寸法の1/2以上であると、収納物の留まる位置が奥になりすぎて、収納物を取り出しにくくなる場合がある。
補助板52の奥行き寸法を家具本体2の奥行き寸法と概ね等しくなるように構成してもよいが、材料費のアップや、フィラーユニット3(補助板52)の着脱がしにくくなるといったデメリットがある。
補助板52の奥行き寸法は、好適には、家具本体2の奥行き寸法の1/4〜1/3である。
また、補助板52は、家具本体2の上面の前縁部に着脱自在に取り付けられている。補助板52は、家具本体2の上面の前縁部に沿って、これと重なった状態で、着脱自在に取り付けられている。
補助板52を着脱自在に取り付ける手段は種々考えられる。本実施形態では、補助板52の左右二カ所にネジ孔が開けてあり、このネジ孔に貫通させたネジを、家具本体2の上板21の対応箇所に埋め込まれたナットに螺合させることで、補助板52が家具本体2の上面211の前縁部に着脱自在に取り付けられるように構成してある。
一方、スライド蝶番51は、フィラー板4を補助板52の上面(又は家具本体2の上面211)に取り付けるものである。詳しくは、スライド蝶番51を、フィラー板4の裏面と補助板52の上面(又は家具本体2の上面211)とに割り振って取り付けることで、フィラー板4を家具本体2の上部前縁付近に回動自在に連結するものである。本実施形態では、四個のスライド蝶番51を取り付けてある。
スライド蝶番51は、図6に示すように、上方を向いて起立(自立)したフィラー板4を前方に向かって倒れるように回動させる際(フィラー板4を前方に開く際)、家具本体2の扉25などとの干渉を避けつつ大きな範囲で回動するように、フィラー板4全体を前方に移動させるような構造のものを用いることができる。
また、スライド蝶番51は、プッシュオープン機構を備えたものを用いることが好ましい。これは、起立したフィラー板4の上部をプッシュすればロックが解除されて、ある程度前方に倒れるため、開く作業がしやすいからである。
また、スライド蝶番51は、キャッチ機能を備えたものを用いることも好ましい。これは、前方に倒れたフィラー板4を起立状態に戻す際、ある程度まで戻せば自動的にフィラー板4を起立させる力が作用するため、閉じる作業がしやすいからである。このようなスライド蝶番を用いるメリットは、家具本体2の上方にフィラー板4が取り付けられる本発明において、より大きくなる。特に、家具本体2の高さが160cm以上である場合、更には、170cm以上である場合に一層大きなメリットとなる。
そして、家具本体2の上部前縁付近から上方を向いて起立したフィラー板4が、前方に向かって90度を超える角度で倒れる(θ>90度)ように、スライド蝶番51は、90度を超える開き角度のものを用いることが好ましい。
また、前記起立したフィラー板4が、前方に向かって135度以上の開き角度で倒れるように(θ≧135度)、スライド蝶番51は、135度以上の開き角度のものを用いることが、より好ましい。
さらに、前記起立したフィラー板4が、前方に向かって170度以上の開き角度で倒れるように(θ≧170度)、スライド蝶番51は、170度以上の開き角度のものを用いることが、より好ましい。スライド蝶番51は、概ね175度の開き角度のものを用いることが、最も好ましい。
加えて、スライド蝶番51は、180度以下の開き角度のものを用いることが好ましい。
[ストッパー手段]
ストッパー手段6は、フィラー板4が家具本体2の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置でフィラー板4の裏面に当接して、フィラー板4が起立する角度を微調整したり、フィラー板4を裏から支えたりするものである。
ストッパー手段6は、補助板52の上面に取り付けられている。本実施形態では、ストッパー手段6が、補助板52の左右中央部に位置固定されている。
そして、ストッパー手段6は、フィラー板4に向かって長さ調節自在に構成されている。具体的には、図4に示すように、補助板52の上面に位置固定され前後方向に貫通したネジ孔が開けられた支持部材61と、この支持部材61のネジ孔に螺嵌されたネジ式調節棒62と、このネジ式調節棒62の頂部に連設された略皿状押圧体63を備えている。略皿状押圧体63を左右に回転させることによって、ストッパー手段6の長さ(前方への突出寸法)を調節することができる。
3.家具の別例
図7に家具1(壁面家具)の別例を示す。本実施形態の家具1は、家具本体2およびフィラーユニット3は前述した実施形態と同一である。しかし、家具本体2の横幅よりも、家具本体2を設置する箇所の左右の側壁面R3の間隔がかなり大きいため、家具本体2の左右に隙間空間が生じている点で前述した実施形態の場合とは異なる。
このような場合には、家具本体2(壁面家具本体)と、家具1(壁面家具)を室内に設置した状態で家具本体2の左右の側面のうち少なくとも片方の側面と室内の側壁面R3との間に形成される隙間空間を正面視から隠す側扉7と、この側扉7を家具本体2の側面の前縁付近に回動自在に連結する側扉取付部材(8,9)と、を備えた、家具1(壁面家具)とすればよい。このとき、図7に示すように、側扉7の上端が天井面に近接するように側扉7の高さを調節することが好ましい。
またこのとき、側扉取付部材は、家具本体2の左右の側面のうち側扉7が連結される側面に重ねた状態で脱着自在に取り付けられた縦長の支持板8と、この支持板8の前縁に対して側扉7を回動自在に連結する蝶番手段9と、を有し、支持板8は、その前縁が、家具本体2の左右の側面のうち側扉7が連結される側面の前縁と概ね重なるように取り付けられた、家具1(壁面家具)とすることができる。
図7には、家具本体2の左右両方に側扉7を取り付けた例を示す。一方、図8には、家具本体2の左右の一方側(図中右側)にのみ側扉7を取り付けた例を示す。図8に示す例では、側扉7を取り付けていない他方側(図中左側)には、家具本体の側面にサイドパネルSを取り付けてある。そして、サイドパネルSは上端が天井面に近接するように家具本体2の上端から上方に突出している。なお、図8に示す例では、上下二分割されたサイドパネルを用いているが、これに限定されず、一枚板で構成されたサイドパネルを用いてもよい。
以上、特定の実施形態を参照して本発明を例示説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、当該技術分野における熟練者等により、本出願の願書に添付された特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が可能である。
例えば、上記実施形態では、フィラー板取付部材が長尺状の補助板を有していたがこれに限定されず、補助板を有していない構成としてもよい。この場合、スライド蝶番は、フィラー板の裏面と家具本体の上面とに割り振って取り付けられる。また、ストッパー手段を、家具本体の上面に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、フィラー板として単板を用いていたがこれに限定されず、フィラー板の一部又は全部をルーバ状としてもよい。具体的にはルーバ枠に多数のルーバ片を並列してルーバ状とすることができる。
また、フィラー板の上端部に把持手段を設けてもよい。具体的には、フィラー板の正面に取っ手を付けることができる。ただ、部屋との一体感や高級感を考慮すると、フィラー板の正面に取っ手を付けるのを避けることが好ましい場合もある。また、例えば、フィラー板の裏面側の上端部に紐状体の一端を固定し、一方、紐状体の他端をフィラー板の裏側を経由させて家具本体の側方に垂下させておくことも可能である。
1 家具(壁面家具)

2 家具本体(壁面家具本体)
21 上板
211 上面
22 側板
25 扉

3 フィラーユニット
4 フィラー板
5 フィラー板取付部材
51 スライド蝶番
52 補助板
6 ストッパー手段
61 支持部材
62 ネジ式調節棒
63 略皿状押圧体

7 側扉
8 支持板
9 蝶番手段

S サイドパネル

R1 壁面
R2 天井面
R3 側壁面

Claims (9)

  1. 家具本体と、
    この家具本体の上側に取り付けられるフィラーユニットと、からなる家具であって、
    前記フィラーユニットは、
    フィラー板と、
    このフィラー板を家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結するフィラー板取付部材と、を備え、
    前記フィラー板が前記家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって倒れるように、前記フィラーユニットが構成される、
    家具。
  2. フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって90度を超える開き角度で倒れるようにフィラーユニットが構成される、
    請求項1記載の家具。
  3. フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置から、前方に向かって135度以上の開き角度で倒れるようにフィラーユニットが構成される、
    請求項1又は2記載の家具。
  4. フィラー板取付部材が、スライド蝶番を有し、
    このスライド蝶番を、フィラー板の裏面と家具本体の上面とに割り振って取り付けることで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結される、
    請求項1〜3何れか記載の家具。
  5. フィラー板取付部材が、
    スライド蝶番と、
    家具本体の上面の前縁部に着脱自在に取り付けられる長尺状の補助板と、を有し、
    前記スライド蝶番を、フィラー板の裏面と前記補助板の上面とに割り振って取り付けることで、フィラー板が家具本体の上部前縁付近に回動自在に連結される、
    請求項1〜3何れか記載の家具。
  6. フィラーユニットは、
    補助板の上面にストッパー手段を備え、
    このストッパー手段は、フィラー板が家具本体の上部前縁付近から上方を向いて起立した位置でフィラー板の裏面に当接する、
    請求項5記載の家具。
  7. 家具が、壁面に沿って設置される壁面家具である、
    請求項1〜6記載の家具。
  8. 請求項1〜7何れか記載のフィラーユニット。
  9. 家具本体の上側にフィラー板を取り付ける方法であって、
    前記フィラー板が、前記家具本体の上部前縁付近から上方を向く位置で起立するとともに、前方に向かって倒れるように、
    フィラー板取付部材を用いて、家具本体の上部前縁付近に回動自在にフィラー板を連結する
    フィラー板の取付方法。
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