JP2015206432A - 複動用コントロールリレー、及び同リレーにより制御されるバルブポジショナ - Google Patents
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Abstract
【課題】制御応答性を高め、かつ保守性能の向上をはかる。
【解決手段】ノズル背圧(PIN)の変化により、第1の出力圧室(POUT1)と、第2の出力圧室(POUT2)との間に差圧を発生させて、バルブを駆動する複動用コントロールリレー1であって、第1の出力圧室と、第1のポペット12と、第1のポペットに対向して配置された第1の排気弁13とを含む第1のユニット#1(10)と、第2の出力圧室と、第2のポペット22と、第2のポペットに対向して配置された第2の排気弁23とを含む第2のユニット#2(20)とを備え、ノズル背圧の変化に伴い、第1の出力圧室が、第1の排気弁と第1のポペットとの間隙が変化して、外気圧と供給圧との間で出力が変化し、第2の出力圧室が、第2の排気弁と第2のポペットとの間隙が変化して、外気圧と前記供給圧との間で出力が変化する。
【選択図】図1
【解決手段】ノズル背圧(PIN)の変化により、第1の出力圧室(POUT1)と、第2の出力圧室(POUT2)との間に差圧を発生させて、バルブを駆動する複動用コントロールリレー1であって、第1の出力圧室と、第1のポペット12と、第1のポペットに対向して配置された第1の排気弁13とを含む第1のユニット#1(10)と、第2の出力圧室と、第2のポペット22と、第2のポペットに対向して配置された第2の排気弁23とを含む第2のユニット#2(20)とを備え、ノズル背圧の変化に伴い、第1の出力圧室が、第1の排気弁と第1のポペットとの間隙が変化して、外気圧と供給圧との間で出力が変化し、第2の出力圧室が、第2の排気弁と第2のポペットとの間隙が変化して、外気圧と前記供給圧との間で出力が変化する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複動用コントロールリレー、及び同リレーにより制御されるバルブポジショナに関する。
例えば、特許文献1の図3,図4に記載されているように、コントロールリレーは、入力圧(以下、ノズル背圧という)に応じて、バルブを駆動する出力圧を発生させるバルブポジショナの構成ユニットの一つである。複動用コントロールリレーの場合は、出圧力1と出圧力2を発生させる。
図5に、従来の複動用コントロールリレーの断面図を示す。図5によれば、複動用コントロールリレー100は、内部が、供給圧室(PSUP)、出力圧室(POUT1、POUT2)、ノズル背圧室(PIN)に分かれており、各圧力室は、ゴム製のダイアフラムやOリング105、金属製のポペット102,202や弁座でそれぞれ区切られている。なお、符号104は、排気弁を示す。
図6に、複動用コントロールリレーと複動形バルブの接続例を示す。図6によれば、複動用コントロールリレー100は、ノズル背圧の変化により出力圧室(POUT1)と出力圧室(POUT2)との間に差圧を発生させ、バルブポジショナが動作して複動形バルブ200のステム位置を調整する。なお、出力圧室(POUT1)と出力圧室(POUT2)の間は、Oリング105によるシール構造が採用されている。単動形バルブ用に単動用コントロールリレーも存在するが、構造は出力室(POUT2)側の部品が異なり、POUT2出力口が塞がっていること以外は、複動用コントロールリレー100とほぼ同等であり、動作原理も同じである。
出力圧が変化する原理について、図5,図6を参照しながら説明すると以下のようになる。複動用コントロールリレー100中央に排気弁104が、両サイドにポペット102,202が配置されているが、排気弁104とポペット102,202との位置関係によって出力圧の値が変化する。
例えば、POUT1側ポペット102と排気弁104との位置関係が十分に離れている場合、POUT1室は排気弁104内部を通ってリレー外部に通じているため、POUT1室内の圧力は外気圧になる。逆に、POUT1側ポペットと排気弁104が完全に接続されると、POUT1室は外部とは隔離される一方、供給室(PSUP)と繋がっているため、POUT1室内の圧力はPSUP室内の供給圧と一致する。このように、排気弁104とポペット102,202との距離に応じてPOUT1室内から排気される空気量も変化し、室内の圧力も外気圧と供給圧との間で変化することになる。
次に、ノズル背圧入力に伴う出力圧変化等、複動用コントロールリレー100全体の動作原理について、図11〜図13に示す排気弁とポペットとの位置関係を示す図を参照して説明する。ノズル背圧室(PIN)に空気が供給されていない状態において、排気弁104は、POUT1室内のスプリングによって紙面右側に押され、POUT2側ポペット202に接触する。つまり、POUT1は外気圧、POUT2は供給圧になる(図11(a))。
ノズル背圧室(PIN)の圧力を増加させると、ノズル背圧によって排気弁104が紙面左側に押され、POUT1側ポペット102に近づくことでPOUT1の圧力が増加していく(図11(b)(c),図12(a))。更に、POUT1の圧力が増加することで、紙面上でPOUT2室左隣にあるPOUT1室内の圧力も上がるため、排気弁104が紙面左側に押され増幅される。このようにノズル背圧の増加に伴いPOUT1の圧力も増加していく一方、排気弁104がPOUT2側ポペット202から離れていくとPOUT2の圧力は減少していき、最終的にPOUT2の圧力は外気圧になる(図13)。
上記したように、ノズル背圧室(PIN)への入力圧によってPOUT1とPOUT2の圧力が両方同時に変化するため、図6に示したように複動用コントロールリレー100を複動形バルブ200に接続し、POUT1とPOUT2に差圧を発生させることによって複動形バルブ200を駆動することができる。
ところで、上記した従来の複動用コントロールリレー100によれば、ノズル背圧増加時と減少時において入出力特性が一致せず、ヒステリシスが発生するという第1の課題がある。図7に、横軸にノズル背圧、縦軸に出力圧を目盛った複動用コントロールリレー100の入出力特性図が示されている。また、図8に、POUT1室のみの入出力特性図を示しているが、ここでは、ノズル背圧を増減させるとヒステリシスが発生している。これは、複動用コントロールリレー100内部にあるPOUT2室と隣接してPOUT1室を区切っているOリング105による摩擦の影響と考えられる。このOリング105によるシール構造を取り除くことでヒステリシスは解消されるものと考えられる。
また、上記した従来の複動用コントロールリレー100によれば、POUT1室、POUT2室の圧力が増加し、または、減少する際に、出力圧変化あるいはノズル背圧変化の傾きが一定でなく、一部に不感帯が発生するという第2の課題がある。図9にノズル背圧増加時の入出力特性図を示している。出力状態は、図10にテーブルで示すように7つのモードに分類される。不感帯が発生している際の排気弁104とポペット102,202との位置関係は、図11(c)の状態“C”、または、図12(b)の状態“E”である。ここでは、状態“E”を例示して説明する。
図12(a)に示す状態“D”から図12(b)に示す状態“E”に遷移した瞬間、排気弁104はPOUT1側ポペット102から物理的な力は受けていないが、図12(c)に示す状態“F”において、排気弁104は、POUT1側ポペット102に取り付けられたバネを介して紙面右方向に力を受けている。つまり、状態“E”とは、POUT1側ポペット102のバネの力を超えて図12(c)に示す状態“F”に遷移するまで間の状態であり、ノズル背圧(PIN)が増加しても排気弁104の位置が変わらず、出力も変化しない。状態“C”においても同等の事象が起きているため、図9に示す入出力特性を確認すると、POUT1、POUT2のいずれにも不感帯が発生している。
従来の複動用コントロールリレー100は、排気弁104、および、POUT1側ポペット102、POUT2側ポペット202が一体化した構造であり、排気弁104を共用している。このことが、不感帯を発生させる原因になっており、したがって、排気弁104をPOUT1用とPOUT2用に分割することで不感帯は解消するものと考えられる。
また、上記した従来の複動用コントロールリレー100によれば、Oリング105の摺動部が摩耗するという第3の課題がある。すなわち、POUT1室とPOUT2室とを区切っているOリング105は排気弁104の駆動によって磨耗するため、POUT1室とPOUT2室のシール性能を維持するためには定期的に点検し、あるいは交換する必要がある。したがって、第1の課題と同様、Oリング105によるシール構造を取り除くことが望ましい。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、制御応答性を高め、かつ保守性能の向上をはかった、複動用コントロールリレー、及び同リレーにより制御されるバルブポジショナを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明は、ノズル背圧の変化により第1の出力圧室と第2の出力圧室との間に差圧を発生させてバルブを駆動する複動用コントロールリレーであって、前記第1の出力圧室と、第1のポペットと、前記第1のポペットに対向して配置された第1の排気弁とを含む第1のユニットと、前記第2の出力圧室と、第2のポペットと、前記第2のポペットに対向して配置された第2の排気弁とを含む第2のユニットとを備え、前記ノズル背圧の変化に伴い、前記第1の出力圧室が、前記第1の排気弁と前記第1のポペットとの間隙が変化して外気圧と供給圧との間で出力が変化し、前記第2の出力圧室が、前記第2の排気弁と前記第2のポペットとの間隙が変化して前記外気圧と前記供給圧との間で出力が変化することを特徴とする。
本発明において、前記第1のユニットを構成する第1のベースに、第1のスプリングにより付勢される前記第1のポペットの先端部と前記第1の排気弁との間の距離を調整する第1の調整ネジを設け、前記第2のユニットを構成する第2のベースに、第2のスプリングにより付勢される前記第2のポペットの先端部と前記第2の排気弁との間の距離を調整する第2の調整ネジを設けたことを特徴とする。
本発明において、前記第1のユニットと前記第2のユニットとは取り外し自在に構成されることを特徴とする。
本発明において、前記ノズル背圧が比較的低い第1の値になると、前記第1の出力圧室は、前記第1の排気弁がバネによって第1の方向に付勢され、前記第1のポペットから離れて外気圧になり、前記第2の出力圧室は、前記第2の排気弁が供給圧によって前記第1の方向とは逆の第2の方向に付勢されて前記第2のポペットに接触して供給圧になり、前記ノズル背圧が前記第1の値より高い第2の値に増加すると、前記第1、第2の出力圧室は、前記第1の排気弁が前記第2の方向に押され、前記第2の排気弁が前記第1の方向に押されて前記第1、第2の排気弁と前記第1、第2のポペットとの間隙が変化して前記外気圧から前記供給圧との間で出力が変化し、前記ノズル背圧が前記第2の値より更に高い第3の値になった場合、前記第1の排気弁が前記ノズル背圧によって前記第2の方向に、前記第2の排気弁が前記第1の方向に押しつけられ、前記第1の出力圧室は、前記供給圧、前記第2の出力圧室は、前記外気圧になることを特徴とする。
本発明において、複動用コントローラにより制御されるバルブポジショナは、前記複動用コントロールリレーと、前記複動用コントロールリレーにより駆動されるバルブと、前記バルブの開度を検出する変位センサと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、制御応答性を高め、かつ保守性能の向上をはかった、複動用コントロールリレー、及び同リレーにより制御されるバルブポジショナを提供することができる。
(実施形態の構成)
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
図1に示すように、本実施形態に係る複動用コントロールリレー1は、ノズル背圧の変化によりPOUT1室(第1の出力圧室)とPOUT2室(第2の出力圧室)との間に差圧を発生させ、図示省略したバルブを駆動する複動用コントロールリレー1である。そして、その複動用コントロールリレー1は、POUT1室11と、ポペット12(第1のポペット)と、ポペット12に対向して配置された排気弁13(第1の排気弁)とを含むユニット#1(10)(第1のユニット)と、POUT2室21(第2の出力圧室)と、ポペット22(第2のポペット)と、ポペット22に対向して配置された排気弁23(第2の排気弁)とを含むユニット#2(20)(第2のユニット)とを備えている。
上記構成において、ノズル背圧(PIN)の変化に伴い、POUT1室11が、排気弁13とポペット12との間隙が変化して外気圧と供給圧との間で出力が変化し、POUT2室21が、排気弁23とポペット22との間隙が変化して外気圧と前記供給圧との間で出力が変化する。
具体的に、ノズル背圧PINが低いと、POUT1室11は、排気弁13がバネによって第1の方向に付勢され、ポペット12から離れて外気圧になり、POUT2室は、排気弁23が供給圧によって第1の方向とは逆の第2の方向に付勢されてポペット22に接触して供給圧になる。また、ノズル背圧PINが増加すると、POUT1室11,POUT2室21は、排気弁13が第2の方向に押され、排気弁23が第1の方向に押されて、排気弁13,23とポペット12,22との間隙が変化して外気圧から供給圧との間で出力が変化する。そして、ノズル背圧PINが更に増加すると、排気弁13がノズル背圧PINによって第1の方向に、排気弁23が第2の方向に押しつけられ、POUT1室11は、供給圧、POUT2室21は、外気圧になる。
また、ユニット#1(10)を構成する弁本体17(第1のベース)に、バネ16(第1のスプリング)により付勢されるポペット12の先端部と排気弁13との間の距離を調整する調整ネジ15(第1の調整ネジ)を設け、ユニット#2(20)を構成する弁本体27(第2のベース)に、バネ26(第2のスプリング)により付勢されるポペット22の先端部と排気弁23との間の距離を調整する調整ネジ25(第2の調整ネジ)が設けられている。
これにより、外部から位置調整が可能であり、この結果、POUT1室11とPOUT2室21が一致する圧力(バランス圧)を任意に調整することができる。POUT2側の吸気弁座をPOUT1側に近づけることでバランス圧は増加し、POUT1側から遠ざけることでバランス圧が減少する。
なお、ユニット#1(10)とユニット#2(20)とは取り外し自在に構成されており、それぞれを単動用コントロールリレーとして用いることができる。ユニット#1(10)とユニット#2(20)は、その接合面が、例えば、ネジにより固定されており、そのネジを取り外しすることで、それぞれを単動用コントロールリレーとして使用することができる構造になっている。なお、符号14,24は、ダイアフラム、PSUPは供給圧を示す。
特徴的には、複動用コントロールリレー1は、POUT1側のユニット#1(10)とPOUT2側のユニット#2で構成されており、また、排気弁13,23は、POUT1用とPOUT2用に分割されており、更に、Oリングによるシール構造が無いことにある。また、調節ネジ15,25がPOUT1側、POUT2側のそれぞれに取り付けられており、より柔軟に入出力特性の調整を行うことが出来る構造になっている。
以下、図2〜図4を参照して本実施形態に係る複動用コントロールリレー1の動作について詳細に説明する。
まず、ノズル背圧PINが十分に小さいときは、図2(a)に示すように、ユニット#1(10)の排気弁13はバネによって紙面右側に押し付けられ、ポペット12から離れることでPOUT1室は外気圧になる。一方、ユニット#2(20)の排気弁23は、供給圧PSUPによって紙面左に押し付けられ、ポペット22に接続することでPOUT2室は供給圧になる。図2(b)にそのときの入出力特性が示されている。
次に、ノズル背圧PINを増加させていくと、図3(a)に示すように、ユニット#1(10)の排気弁13はノズル背圧の増加に伴い紙面左側に押され、ユニット#2(20)の排気弁23反対に紙面右端に押される。この結果、排気弁23とポペット22の間隔が変化することによりPOUT1室11、POUT2室21は外気圧から供給圧の間で出力が変化する。図3(b)にそのときの入出力特性を示す。
最後に、ノズル背圧PINが十分に高い場合は、図4(a)に示すように、ユニット#1(10)排気弁13はノズル背圧PINによって紙面左側に、ユニット#2(20)の排気弁23紙面右端に押しつけられるため、POUT1室11は供給圧、POUT2室21は外気圧になる。図4(b)にそのときの入出力特性を示す。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る複動用コントロールリレー1によれば、POUT1側のユニット#1(10)とPOUT2側のユニット#2(20)でそれぞれが独立したユニット構造を採用することで、POUT1室とPOUT2室を仕切るOリングによるシール構造を不要とし、その結果、ヒステリシスが発生しないため制御対象であるバルブポジショナ等の機器の制御応答性が向上する。また、排気弁13,23をPOUT1用とPOUT2用に分割することで、不感帯が発生せず、したがって、入出力特性に迅速に追従でき、かつ機器の制御応答性が向上する。更に、Oリングの摩耗を考慮する必要がなくなるため、耐久性、保守性に優れた複動用コントロールリレー1を提供することがきる。
以上説明のように本実施形態に係る複動用コントロールリレー1によれば、POUT1側のユニット#1(10)とPOUT2側のユニット#2(20)でそれぞれが独立したユニット構造を採用することで、POUT1室とPOUT2室を仕切るOリングによるシール構造を不要とし、その結果、ヒステリシスが発生しないため制御対象であるバルブポジショナ等の機器の制御応答性が向上する。また、排気弁13,23をPOUT1用とPOUT2用に分割することで、不感帯が発生せず、したがって、入出力特性に迅速に追従でき、かつ機器の制御応答性が向上する。更に、Oリングの摩耗を考慮する必要がなくなるため、耐久性、保守性に優れた複動用コントロールリレー1を提供することがきる。
また、調節ネジ15,25がPOUT1側、POUT2側の両方に実装されるため、より柔軟な入出力特性の調整が可能になる。また、ユニット#1(10)とユニット#2(20)とが取り外し自在に構成されることで、例えば、POUT2側のユニット#2(20)を取り外すことで、複動用コントロールリレー1を簡単に単動用コントロールリレーとして使用することができる。
なお、本実施形態に係る複動用コントロールリレー1と、この複動用コントロールリレー1により駆動される、例えば、図6に示した複動形バルブ200と、この複動形バルブ200の開度を検出する図示省略した変位センサとによりバルブポジショナが構成され、制御応答性が向上したバルブポジショナを提供することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…複動用コントロールリレー、10…ユニット#1、11…POUT1室(第1の出力圧室)、12,22…ポペット、13,23…排気弁、14,24…ダイアフラム、15,25…調整ネジ、16,26…スプリング、17,27…弁本体(ベース)、20…ユニット#2、21…POUT2室(第2の出力圧室)
Claims (5)
- ノズル背圧の変化により第1の出力圧室と第2の出力圧室との間に差圧を発生させてバルブを駆動する複動用コントロールリレーであって、
前記第1の出力圧室と、第1のポペットと、前記第1のポペットに対向して配置された第1の排気弁とを含む第1のユニットと、
前記第2の出力圧室と、第2のポペットと、前記第2のポペットに対向して配置された第2の排気弁とを含む第2のユニットとを備え、
前記ノズル背圧の変化に伴い、
前記第1の出力圧室が、前記第1の排気弁と前記第1のポペットとの間隙が変化して外気圧と供給圧との間で出力が変化し、
前記第2の出力圧室が、前記第2の排気弁と前記第2のポペットとの間隙が変化して前記外気圧と前記供給圧との間で出力が変化することを特徴とする複動用コントロールリレー。 - 前記第1のユニットを構成する第1のベースに、
第1のスプリングにより付勢される前記第1のポペットの先端部と前記第1の排気弁との間の距離を調整する第1の調整ネジを設け、
前記第2のユニットを構成する第2のベースに、
第2のスプリングにより付勢される前記第2のポペットの先端部と前記第2の排気弁との間の距離を調整する第2の調整ネジを設けたことを特徴とする請求項1記載の複動用コントロールリレー。 - 前記第1のユニットと前記第2のユニットとは取り外し自在に構成されることを特徴とする請求項1記載の複動用コントロールリレー。
- 前記ノズル背圧が比較的低い第1の値になると、前記第1の出力圧室は、前記第1の排気弁がバネによって第1の方向に付勢され、前記第1のポペットから離れて外気圧になり、前記第2の出力圧室は、前記第2の排気弁が供給圧によって前記第1の方向とは逆の第2の方向に付勢されて前記第2のポペットに接触して供給圧になり、
前記ノズル背圧が前記第1の値より高い第2の値に増加すると、前記第1、第2の出力圧室は、前記第1の排気弁が前記第2の方向に押され、前記第2の排気弁が前記第1の方向に押されて前記第1、第2の排気弁と前記第1、第2のポペットとの間隙が変化して前記外気圧から前記供給圧との間で出力が変化し、
前記ノズル背圧が前記第2の値より更に高い第3の値になった場合、前記第1の排気弁が前記ノズル背圧によって前記第2の方向に、前記第2の排気弁が前記第1の方向に押しつけられ、前記第2の出力圧室は、前記供給圧、前記第2の出力圧室は、前記外気圧になることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の複動用コントロールリレー。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の複動用コントロールリレーと、
前記複動用コントロールリレーにより駆動されるバルブと、
前記バルブの開度を検出する変位センサと、
を備えたことを特徴とするバルブポジショナ。
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JP2014088240A JP2015206432A (ja) | 2014-04-22 | 2014-04-22 | 複動用コントロールリレー、及び同リレーにより制御されるバルブポジショナ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106949302A (zh) * | 2017-04-05 | 2017-07-14 | 苏州虞创智能仪表科技有限公司 | 一种可远程调节阀门开度的智能化阀门定位器 |
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- 2014-04-22 JP JP2014088240A patent/JP2015206432A/ja active Pending
Cited By (1)
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