JP2015205578A - シートベルト装置 - Google Patents

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正太郎 大舘
Shotaro Odate
正太郎 大舘
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Abstract

【課題】乗員に対してシートベルトの装着率を向上させるシートベルト装置を提供する。
【解決手段】シートベルト装置10は、タング73がバックル74に装着されていることを検出するタング装着状態検出部20と、乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定する乗員接触判定部30と、車両1の少なくとも1つの動作を制御する車両動作制御部40と、を備え、シートベルト72の部分のうち、乗員がシートベルト72を装着したときに乗員に接触する部分に乗員接触判定部30の一対の電極の双方の電極が設けられ、乗員接触判定部30は、一対の電極間の静電容量に基づいて乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定し、車両動作制御部40は、タング73がバックル74に装着されていることが検出され、且つ、乗員がシートベルト72に接触していることが判定されるとき、車両1の少なくとも1つの動作を許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルト装置に関する。本発明は、特に、シートベルトの装着率を向上させるシートベルト装置に関する。
例えば特許文献1には、シートベルトの装着率を向上させるシートベルト装置の第2変形例として、乗員がシートベルト及びシートバックに接触していないときに乗員に対して警告を行うシートベルト装置が開示されている。特許文献1に記載されているシートベルト装置は、一対の電極の一方の電極がシートバックに一対の電極の他方の電極がシートベルトに設置され、一対の電極間の静電容量を検出して、乗員がシートベルト及びシートバックに接触しているか否かを判定している。
特許文献1の記載によると、乗員がシートベルト及びシートバックに接触すると、一対の電極間に乗員が入ることになり、乗員が持つ静電容量が検出される。特許文献1に記載のシートベルト装置は、シートベルトが巻き取られているとき又は巻き取られた直後に、一対の電極間の静電容量を検出する。特許文献1に記載のシートベルト装置は、検出される静電容量が閾値に満たないときに乗員がシートベルト又はシートバックの少なくとも一方に接触していないと判定し、乗員がシートベルトを装着していないものとして警告を行う。
ところで、検出された静電容量に基づいて乗員がシートベルト及びシートバックに接触していると判定された後に、乗員がシートベルト又はシートバックの少なくとも一方に接触しなくなったときの制御については、特許文献1には記載されていない。例えば、特許文献1に記載のシートベルト装置は、一度乗員がシートベルト及びシートバックに接触していると判定されたとしても、その後に乗員がシートベルト又はシートバックの少なくとも一方に接触しなくなったときは警告を行うものとする。
ここで、特許文献1に記載のシートベルト装置は、一対の電極の一方の電極がシートバックに設置されているので、例えば乗員が前かがみの姿勢であるときは、シートバックに設置されている電極が乗員に接触せず、乗員が持つ静電容量を正確に検出できないことを本発明者が認識した。また、一般的に、乗員がイグニッションスイッチ、スタートボタン等の始動スイッチをオンして車両の駆動部を始動させるときは、乗員は前かがみの姿勢になる必要がある。そうすると、特許文献1に記載のシートベルト装置においては、乗員がシートバックにもたれかかっているときにシートベルト及びシートバックに接触していたとしても、例えば前かがみの姿勢になったときに意に反する警告がなされる。
また、シートベルトの装着率をさらに向上させる方法として、乗員がシートベルトを装着しているときのみ、車両の駆動部の始動を許可する等、車両の動作の一部を許可する方法が考えられる。例えば、特許文献1に記載のシートベルト装置に乗員がシートベルト及びシートバックに接触しているときに車両の駆動部の始動を許可する機能を追加したとする。そうすると、乗員がシートバックにもたれかかっているときは、乗員はシートベルト及びシートバックに接触するが、乗員が前かがみの姿勢になったときは乗員がシートバックに接触しないので、乗員は車両の駆動部を始動できない状況が発生し得る。
特開2013−226882号公報
本発明の1つの目的は、乗員に対してシートベルトの装着率を向上させるシートベルト装置を提供することにある。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び好ましい実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
本発明に従う第1の態様は、
タングがバックルに装着されていることを検出するタング装着状態検出部と、
乗員が前記シートベルトに接触しているか否かを判定する乗員接触判定部と、
車両の少なくとも1つの動作を制御する車両動作制御部と、
を備え、
前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員に接触する部分に乗員接触判定部の一対の電極の双方の電極が設けられ、
前記乗員接触判定部は、前記一対の電極間の静電容量に基づいて前記乗員が前記シートベルトに接触しているか否かを判定し、
前記車両動作制御部は、前記タング装着状態検出部により前記タングが前記バックルに装着されていることが検出され、且つ、前記乗員接触判定部により前記乗員が前記シートベルトに接触していることが判定されるとき、前記車両の少なくとも1つの動作を許可するシートベルト装置に関係する。
第1の態様において、乗員がタングをバックルに装着しているときは、乗員接触判定部の一対の電極の双方の電極が乗員に接触する。そうすると、乗員がタングをバックルに装着しているときは、一対の電極間の静電容量は乗員の姿勢に影響されることなく一定となるので、乗員接触判定部は乗員の姿勢に影響されることなく、乗員がシートベルトに接触しているか否かを判定することができる。その結果、乗員がシートベルトを装着しているときは、車両動作制御部は、確実に車両の少なくとも1つの動作を許可することができる。したがって、乗員は車両の少なくとも1つの動作を許可させるためにシートベルトを装着するのでシートベルトの装着率が向上する。
本発明に従う第2の態様では、第1の態様において、
前記一対の電極の一方の電極は、前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員の肩に接触する部分に設けられ、
前記一対の電極の他方の電極は、前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員の腰に接触する部分に設けられていてもよい。
第2の態様において、乗員がシートベルトを装着しているときは、乗員接触判定部の一対の電極の一方の電極が乗員の肩に接触し、他方の電極が乗員の腰に接触する。したがって、乗員がシートベルトを装着しているときは、乗員が例えば前かがみの姿勢をとったとしても、乗員接触判定部の一対の電極の一方の電極が乗員の肩の同じ場所に接触し、他方の電極が乗員の腰の同じ場所に接触する。したがって、乗員接触判定部はさらに乗員の姿勢に影響されることなく、乗員がシートベルトに接触しているか否かを判定することができる。
本発明に従う第3の態様では、第1又は第2の態様において、
前記車両動作制御部により許可される前記車両の少なくとも1つの動作は、前記車両の駆動部の始動であってもよい。
第3の態様において、乗員がシートベルトを装着しているときに、車両動作制御部により車両の駆動部の始動が許可される。したがって、乗員は車両を運転するときは、シートベルトを装着するので、シートベルト装置はシートベルトの装着率をさらに向上させることができる。
本発明に従う第4の態様では、第1から第3の態様において、
前記タング装着状態検出部により前記タングが前記バックルに装着されていることが検出された時点から所定期間が経過するまでに、前記乗員接触判定部により前記乗員が前記シートベルトに接触していることが判定されないとき、前記シートベルトが装着されていないことを報知する報知部をさらに備えてもよい。
タングがバックルに装着されていることが検出された時点から所定期間が経過するまでに乗員がシートベルトに接触していることが判定されないときは、例えば、タングに似た金具がバックルに装着されていたり、シートベルトが余分に引き出された状態で乗員がシートベルトに接触していなかったりと、乗員がシートベルトを装着していないことが想定できる。報知部は、このようなときにシートベルトが装着されていないことを報知するので、乗員に対してシートベルトを装着することを動機づけることができる。
本発明に従うシートベルト装置を備えた車両を示す斜視図及びブロック図である。 乗員接触判定部の構成の例を示すブロック図である。 乗員接触判定部の電極の配置例を示す図である。 本発明に従うシートベルト装置の動作例を示すフローチャート図である。
以下に説明する好ましい実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
1.全体の構成
図1には、本発明に従うシートベルト装置10を備えた車両1が示されている。シートベルト装置10は、タング装着状態検出部20と乗員接触判定部30と車両動作制御部40とを備える。シートベルト装置10は、1例として、例えば、シートベルト72、巻取り部50、報知部60等をさらに備えることができる。シートベルト装置10の乗員接触判定部30及び車両動作制御部40は、例えば処理部と記憶部と入出力インターフェース部等とを有するECU(Electronic Control Unit)で構成されている。図1に示される例においては、乗員接触判定部30と車両動作制御部40とがそれぞれ独立しているが、例えば、1つのECUの中に乗員接触判定部30と車両動作制御部40とが含まれていてもよく、このとき車両動作制御部40が乗員接触判定部30の機能を備えていてもよい。
図1に示される車両1は、シート71に座る乗員を適切に拘束することができるように、シートベルト装置10を備えている。シートベルト装置10は、乗員の肩と腰を同時に拘束するシートベルト72を車両1の側部に設けられた巻取り部50によって巻き取ることができる。
シートベルト装置10のシートベルト72は、例えば、アッパアンカ75とセンタアンカ76とロアアンカ77の3つのアンカによって支持される。アッパアンカ75は、車両1の側部の上部に設けられている。センタアンカ76は、シート71に対しアッパアンカ75とは反対側の下部に設けられている。ロアアンカ77は、シート71に対しアッパアンカ75側の下部に設けられている。
シートベルト72は、乗員の肩を拘束するショルダベルト72aと乗員の腰を拘束するラップベルト72bとからなる。ショルダベルト72aとラップベルト72bとの間(シートベルト72の折返し部)には、タング73が取り付けられている。タング73は、センタアンカ76に固定されたバックル74と取外し可能にワンタッチで装着されるように構成されている。
バックル74にはタング装着状態検出部20が内蔵され、タング装着状態検出部20は車両動作制御部40と接続されている。タング装着状態検出部20は、例えば、バックルスイッチ等で構成され、タング73がバックル74に装着されていることを検出する。タング装着状態検出部20は、例えば、タング73がバックル74に装着されていることが検出されているときはオン信号を出力し、タング73がバックル74に装着されていることが検出されないときはオフ信号を出力する。
シートベルト装置10の乗員接触判定部30は、車両動作制御部40と接続され、乗員接触判定部30は、シート71に座る乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定し、判定結果を出力する。なお、乗員接触判定部30によるシート71に座る乗員がシートベルト72に接触しているか否かの判定方法は後述する。
シートベルト装置10の車両動作制御部40は、車両1の少なくとも1つの動作を制御できる。車両動作制御部40は、例えば、駆動ECU81、報知部60等と接続されている。車両動作制御部40は、例えば、駆動ECU81に対し、駆動部80の始動許可信号を出力できる。例えば、駆動ECU81は、車両動作制御部40による駆動部80の始動許可信号を入力した後で、乗員によってイグニッションスイッチ、スタートボタン等の始動スイッチ82がオンされたときに駆動部80を始動させる。すなわち、駆動ECU81に駆動部80の始動許可信号の入力がない状態で、乗員が始動スイッチ82をオンしたとしても、駆動ECU81は駆動部80を始動しない。このように車両動作制御部40は、車両1の少なくとも1つの動作の例として、車両1の駆動部80の始動を制御することができる。
また、車両動作制御部40は、例えば、報知部60に対し、報知信号を出力することができる。例えば、報知部60は、車両動作制御部40による報知信号を入力したときに、車両1に設けられているスピーカ及び/又はディスプレイを用いて乗員に対して報知することができる。また、図1に示される例においては、車両動作制御部40と報知部60とがそれぞれ独立して存在しているが、例えば、1つのECUの中に車両動作制御部40と報知部60とが含まれていてもよく、このとき車両動作制御部40が報知部60の機能を備えていてもよい。
2.乗員接触判定部30の構成と判定方法
図2には、乗員接触判定部30の構成の例が示されている。図2に示されている乗員接触判定部30の構成の例では、乗員接触判定部30を構成するECU31の中に交流電源32と判定回路33とが含まれている。交流電源32の一方の端部はECU31内で車両接地GNDに接続され、他方の端部はECU31の外に設けられている一対の電極の一方の電極である第1の電極34と接続されている。第1の電極34と接続されない一対の電極の他方の電極である第2の電極35はECU31の外に設けられ、ECUの中に設けられている判定回路33と接続されている。判定回路33は、ECU31内で車両接地GNDに接続されている。乗員接触判定部30の第1の電極及び第2の電極は、シートベルト72の部分のうち、乗員がシートベルト72を装着したときに、乗員に接触する部分に設けられる。したがって、乗員が姿勢を変えたとしても第1の電極及び第2の電極は乗員に接触する。1例として、例えば、第1の電極34はシートベルト72のショルダベルト72aの内部に配置され、第2の電極35はシートベルト72のラップベルト72bの内部に配置される。もちろん、第1の電極34はシートベルト72のラップベルト72bの内部に配置され、第2の電極35はシートベルト72のショルダベルト72aの内部に配置されてもよい。
図2において、乗員接触判定部30は、例えば、一対の電極である第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量に基づいて、乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定する。例えば、交流電源32は交流電圧を第1の電極34に向かって印加し、判定回路33は第1の電極34と第2の電極35との間を含む電流経路(例えば、交流電源32と判定回路33に接続されている車両接地GNDとの間の電流経路)に流れる電流値を用いて第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量を求める。判定回路33は、例えば、上記電流経路に流れる電流値と交流電源32が印加する交流電圧とからインピーダンスを求め、求められたインピーダンスの虚数成分に基づいて第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量を求める。ここで、交流電源32から第1の電極34に向かって印加される交流電圧の周波数は例えば100kHz以上であり、実効値は例えば5V以下である。乗員接触判定部30は、例えば、第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量が閾値以上のときは乗員がシートベルト72に接触していると判定する。一方、乗員接触判定部30は、例えば、第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量が閾値より小さいときは乗員がシートベルト72に接触していないと判定する。
また、乗員接触判定部30は、例えば、交流電源32が印加する交流電圧の波形と、上記電流経路に流れる交流電流の波形とを比較することで第1の電極34と第2の電極35との間の静電容量に基づいて、乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定してもよい。例えば、第1の電極34と第2の電極35との間に静電容量成分が存在するとき、上記電流経路に流れる交流電流の波形は、交流電源32が印加する交流電圧の波形に対して進み位相になる。したがって、乗員接触判定部30は、例えば、この位相差が閾値以上のときは乗員がシートベルト72に接触していると判定し、この位相差が閾値より小さいときは乗員がシートベルト72に接触していないと判定する。
図3には、乗員接触判定部30の第1の電極34及び第2の電極35の配置例が示されている。図3に示される例において、例えば、シートベルト72のショルダベルト72aの内部に第1の電極34が、シートベルト72のラップベルト72bの内部に第2の電極35が配置されている。また、図3に示される例において、例えば、第1の電極34及び第2の電極35の各々は、シートベルト72の内部に通された2本のハーネス36,36の内一方のハーネス36を介して乗員接触判定部30を構成するECU31に接続されている。
図3に示されているように、乗員がシートベルト72を装着した状態で、第1の電極34が内部に配置されたシートベルト72のショルダベルト72aが乗員100の肩に接触し、第2の電極35が内部に配置されたシートベルト72のラップベルト72bが乗員100の腰に接触する。図3に示されている例において、例えば、乗員100が前かがみになったときであっても、第1の電極34が内部に配置されたシートベルト72のショルダベルト72aが乗員100の肩の同じ場所に接触し、第2の電極35が内部に配置されたシートベルト72のラップベルト72bが乗員100の腰の同じ場所に接触する。
3.シートベルト装置の動作
図4に示されるフローチャート図を用いて、シートベルト装置10の動作例を説明する。ステップS01では、車両動作制御部40は、タング装着状態検出部20によりタング73がバックル74に装着されていることが検出されたか否かを判定する。すなわち、車両動作制御部40は、タング装着状態検出部20がオン信号を出力したか否かを判定する。タング装着状態検出部20によりオン信号を出力されたときは、フローはステップS02に進む。一方、タング装着状態検出部20によりオン信号を出力されないとき(すなわちタング装着状態検出部20によりオフ信号が出力されたとき)は、フローはステップS01の判定を繰り返す。
ステップS02では、乗員接触判定部30は、乗員がシートベルト72に接触しているか否かを判定する。乗員接触判定部30が、乗員がシートベルト72に接触していると判定したときは、フローはステップS03に進む。一方、乗員接触判定部30が、乗員がシートベルト72に接触していないと判定したときは、フローはステップS04に進む。
ステップS03では、車両動作制御部40は、例えば、駆動ECU81に対して駆動部80の始動許可信号を出力する。車両動作制御部40が駆動ECU81に対して駆動部80の始動許可信号を出力すると、シートベルト装置10は一連の動作を終了する。駆動部80の始動許可信号を入力した駆動ECU81は、乗員によってイグニッションスイッチ、スタートボタン等の始動スイッチ82がオンされたときに、駆動部80を始動させる。
ステップS04では、車両動作制御部40は、タング装着状態検出部20によりオン信号が出力された時点から所定期間Tが経過したか否かを判定する。車両動作制御部40が、タング装着状態検出部20によりオン信号が出力された時点から所定期間Tが経過したと判定したときは、フローはステップS05に進む。一方、車両動作制御部40が、タング装着状態検出部20によりオン信号が出力された時点から所定期間Tが経過していないと判定したときは、フローはステップS02に戻る。ここで、所定期間Tとは、例えば、少なくともタング装着状態検出部20によりオン信号が出力されてから巻取り部50によるシートベルト72の巻き取りが終わるまでの期間を含むものである。
ステップS05では、車両動作制御部40は、報知部60に対して報知信号を出力する。報知部60は報知信号を入力すると、例えば、図示されていない車両1に設けられているスピーカ及び/又はディスプレイを用いて乗員に対して報知する。報知部60が報知を実行すると、シートベルト装置10は一連の動作を終了する。ただし、車両動作制御部40は、報知部60が報知を実行してから、タング装着状態検出部20によりオフ信号が出力されたときに報知部60に報知を停止させてもよい。また、車両動作制御部40は、報知部60が報知を実行してから、乗員接触判定部30により乗員がシートベルト72に接触していることが判定されたときに、報知部60に報知を停止させてもよい。さらに、車両動作制御部40は、報知部60が報知を実行してから、乗員接触判定部30により乗員がシートベルト72に接触していることが判定されたときに、駆動部80の始動許可信号を出力してもよい。
シートベルト装置10を備えている車両1では、車両動作制御部40により駆動部80の始動許可信号が出力されないときは、乗員によって始動スイッチ82がオンされたとしても駆動部80が始動しない。したがって、シートベルト装置10を備えている車両1の駆動部80を始動するためには、タング装着状態検出部20によりタング73がバックル74に装着されていることが検出され、且つ、乗員接触判定部30により乗員とシートベルト72とが接触していることが判定される必要がある。
ここで、タング装着状態検出部20によりオン信号が出力された時点から所定期間Tが経過するまでの間に乗員とシートベルト72とが接触していることが判定されないとき、すなわち、フローがステップS05に進むときは、乗員がシートベルト72を適切に装着していないことが想定される。乗員がシートベルト72を適切に装着していないことの例として、助手席側のシートベルト72のタング73を運転席側のバックル74に装着すること、タング73の形状に似た金具をバックル74に装着すること、シートベルト72を余分に引き出した状態でタング73をバックル74に装着して乗員がシートベルト72に接触しないようにすること等が挙げられる。このように、乗員がシートベルト72を適切に装着していないときに、車両1の駆動部80の始動を許可しないので、シートベルト72の装着率を向上させることができる。
また、乗員がシートベルト72を装着していないときは、報知部60は、例えば、シートベルト72が装着されていないこと及び/又は車両1の駆動部80の始動が許可されないことを乗員に対して報知する。また、報知部60は、例えば、上述した乗員がシートベルト72を適切に装着していないことを乗員に対して報知してもよい。したがって、乗員に対してシートベルト72を装着することを動機づけることができる。
シートベルト装置10が一連の動作を終了した後に、タング装着状態検出部20によりオフ信号が出力されたときは、シートベルト装置10は例えば図4に示されるフローチャートをSTARTから実行する。また、例えば、図4に示されるフローチャートにおけるステップS01からステップS02に進んだ後に、タング装着状態検出部20によりオフ信号が出力されたとき、フローはSTARTに戻ってもよい。さらに、図4に示されるフローチャートにおけるステップS03に進んだ後に、乗員接触判定部30により乗員がシートベルト72に接触していないことが判定されたときに、車両動作制御部40は報知部60にステップS05の報知を実行させてもよい。
4.変形例
4−1.変形例1
シートベルト装置10は、例えば、乗員がシートベルト72を装着していないときに、車両1の走行速度を制限するようにしてもよい。具体的には、例えば、図4に示されるフローチャートのステップS05に代えて又はステップS05に加えて、車両動作制御部40が駆動ECU81に対して車両1の走行速度が所定速度以上となることを禁止する信号を出力するステップを挿入してもよい。所定速度は例えば30km/hである。また、変形例1においては、図4に示されるステップS03は不要である。したがって、変形例1においては、駆動ECU81は、車両動作制御部40による駆動部80の始動許可信号が出力されていなくても、乗員によってイグニッションスイッチ、スタートボタン等の始動スイッチ82がオンされたときに駆動部80を始動することができる。
変形例1では、乗員がシートベルト72を装着していないときは、乗員は、車両1を所定速度以上(例えば30km/h以上)で走行させることができない。したがって、乗員に対してシートベルト72を装着することを動機づけることができる。
4−2.変形例2
シートベルト装置10は、例えば、乗員がシートベルト72を装着していないときに、図示されていない車両1のシフトレバーの操作を許可しないようにしてもよい。変形例2では、乗員がシートベルト72を装着していないときに、車両1のシフトレバーの操作が許可されないので、乗員は車両1を走行させることができず、シートベルト72の装着率を向上させることができる。また、乗員がシートベルト72を装着していないときでも、車両1の駆動部80を始動することができるので、例えば、車両1がエンジン車であれば、運転の休憩中等にバッテリ上がりを気にすることなく、図示されていない車内空調を使用したり図示されていないナビゲーション装置を使用したりすることができる。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
1・・・車両、10・・・シートベルト装置、20・・・タング装着状態検出部、30・・・乗員接触判定部、34・・・第1の電極、35・・・第2の電極、40・・・車両動作制御部、60・・・報知部、72・・・シートベルト、72a・・・ショルダベルト、72b・・・ラップベルト、80・・・駆動部、81・・・駆動ECU。

Claims (4)

  1. タングがバックルに装着されていることを検出するタング装着状態検出部と、
    乗員が前記シートベルトに接触しているか否かを判定する乗員接触判定部と、
    車両の少なくとも1つの動作を制御する車両動作制御部と、
    を備え、
    前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員に接触する部分に乗員接触判定部の一対の電極の双方の電極が設けられ、
    前記乗員接触判定部は、前記一対の電極間の静電容量に基づいて前記乗員が前記シートベルトに接触しているか否かを判定し、
    前記車両動作制御部は、前記タング装着状態検出部により前記タングが前記バックルに装着されていることが検出され、且つ、前記乗員接触判定部により前記乗員が前記シートベルトに接触していることが判定されるとき、前記車両の少なくとも1つの動作を許可するシートベルト装置。
  2. 前記一対の電極の一方の電極は、前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員の肩に接触する部分に設けられ、
    前記一対の電極の他方の電極は、前記シートベルトの部分のうち、前記乗員が前記シートベルトを装着したときに前記乗員の腰に接触する部分に設けられる、請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記車両動作制御部により許可される前記車両の少なくとも1つの動作は、前記車両の駆動部の始動である、請求項1又は2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記タング装着状態検出部により前記タングが前記バックルに装着されていることが検出された時点から所定期間が経過するまでに、前記乗員接触判定部により前記乗員が前記シートベルトに接触していることが判定されないとき、前記シートベルトが装着されていないことを報知する報知部をさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
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JP2020526441A (ja) * 2017-06-30 2020-08-31 ズークス インコーポレイテッド 乗員検出器を含むシートベルトシステム
WO2022072656A1 (en) * 2020-09-30 2022-04-07 Joyson Safety Systems Acquisition Llc Force sensing seat belt sensor assembly

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