JP2015204875A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間を有効に用いて、人体を検出することができるセンサを備えた便座装置を提供すること。【解決手段】便器90の上面に開閉可能に取り付けられる便座10および便蓋20と、便座10または便蓋20の、閉状態における前方部に取り付けられ、電磁波を出射するとともに、人体Pで反射した電磁波を検出する人体検出センサ40と、人体検出センサ40から出射された電磁波を複数の方向に向かう成分M1,M2に分割する分割部材と、を有する便座装置1とする。【選択図】図3

Description

本発明は、便座装置に関し、さらに詳しくは、人体の存在や接近を検出するセンサを有する便座装置に関する。
便座装置においては、光学センサや電波センサを用いて、人体の存在や接近を検出し、その検出結果に基づいて、便座や便蓋の開閉等の動作が自動的に行われることがある。この種のセンサは、例えば特許文献1に示されるように、便座の後方に設けられることが多い。
特開2001−258796号公報
便座装置の多機能化に伴い、人体検出センサを複数の用途に用いることが考えられる。例えば、検出のための光や電波を複数の方向に出射し、それぞれの方向において、人体の存在を検出できるようにすることが考えられる。
しかし、上記のように、人体を検出するセンサを便座の後方に設けた場合、センサよりも後方の空間は、便座装置の本体部や、便器の貯水タンクが存在するので、人体検出に利用することができない。また、前方下側の空間も、便器の内部に相当するため、実質的に人体検出に用いることができない。さらに、便座の前方の人体を検出することを目的として、便座が配置されている高さから、まっすぐ前方に光や電波を出射すると、センサから出射された光や電波、そして人体で反射してセンサで検知される光や電波の一部が、便座自体の構成部材によって、反射、減衰等されてしまい、検出感度や検出確度が低下する可能性がある。よって、便座の後方に人体検出センサを設ける場合、通常は、人体検出センサは、便座の位置よりも上方に設けられるか、斜め上方に向かって光や電波が出射するように配置される。このように、人体検出センサを便座の後方に設ける場合には、光や電波を出射し、人体検出に利用できる空間は限られている。
本発明が解決しようとする課題は、空間を有効に用いて、人体を検出することができるセンサを備えた便座装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明にかかる便座装置は、便器の上面に開閉可能に取り付けられる便座および便蓋と、前記便座または便蓋の、閉状態における前方部に取り付けられ、電磁波を出射するとともに、人体で反射した前記電磁波を検出する人体検出センサと、前記人体検出センサから出射された前記電磁波を複数の方向に向かう成分に分割する分割部材と、を有することを要旨とする。
ここで、前記複数の方向は、前記閉状態における前方と下方であるとよい。あるいは、前記人体検出センサは、前記便座に取り付けられており、前記複数の方向は、前記閉状態における前方と、後方斜め上方であるとよい。
また、前記電磁波は、マイクロ波であることが好ましい。この場合、前記分割部材は、前記人体検出センサの前記閉状態における前方に設けられた、傾斜を有する金属部材であるとよい。そして、前記人体検出センサで検出した前記電磁波の波形に基づき、人体の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出することもできる。
上記本発明にかかる便座装置においては、人体検出装置が便座または便蓋の前方部に取り付けられているため、電磁波を出射しても実質的に人体検出に用いることができない空間が、後方斜め下側の便器が存在する領域のみとなる。そこで、分割部材によって、複数の方向に電磁波を出射することで、空間を有効に利用しながら、多様な人体の配置や運動に対応して、人体検出を行うことができる。また、分割部材を用いて、単一の電磁波発生源から出射された電磁波を分割し、電磁波を複数の方向に出射することで、複数の電磁波発生源を用いる必要がなく、複数の方向での人体検出が可能な人体検出センサを簡素な構成で設けることができる。
ここで、上記複数の方向が、閉状態における前方と下方である場合には、人体検出センサが取り付けられた便座または便蓋が閉状態にあると、前方に向かう電磁波の成分によって、便座の前方における人体の存在や接近を検出することができる。また、人体検出センサが取り付けられた便座または便蓋を開状態とすると、閉状態において下方に出射されていた成分が、前方を向くようになり、この成分によって、便座の前方における人体の存在や接近を検出することができる。
あるいは、人体検出センサが、便座に取り付けられており、上記複数の方向が、閉状態における前方と後方斜め上方である場合には、便座が閉状態にあると、前方に向かう電磁波の成分によって、便座の前方における人体の存在や接近を検出することができる。また、後方斜め上方に向かう電磁波の成分によって、便座に着座した人体を検出することができる。
また、電磁波が、マイクロ波である場合には、特に人体の運動を高感度に検出することができる。また、マイクロ波は樹脂材料を透過するので、透過窓等、電磁波の透過のための部材を特別に設けることなく、便座や便蓋において、樹脂材料に隠された部位に人体検出センサを設けることができる。これにより、便座装置の外観を損なうことなく、人体検出センサを設けることができる。
この場合、分割部材が、検出センサの閉状態における前方に設けられた、傾斜を有する金属部材であれば、簡素な構成により、分割部材を構成することができる。これにより、分割部材の製造コストを低く抑えることができるとともに、人体検出センサおよび分割部材をコンパクトに形成することができる。
そして、人体検出センサで検出した電磁波の波形に基づき、人体の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出するようにすれば、それらの情報を、人体の健康管理や個体識別に利用することができる。
本発明の第一の実施形態にかかる便座装置の概略を示す図であり、(a)は便座の上面図、(b)は(a)中のA−A線に沿った部分断面図である。 (a)は、上記便座装置における人体検出センサおよび分割部材を示す側面図であり、(b)はその変形例である。 上記便座装置の便座閉状態を示す側面図である。 上記便座装置の便座開状態を示す側面図である。 本発明の第二の実施形態にかかる便座装置の概略を示す側面図である。 上記便座装置における人体検出センサおよび分割部材を示す側面図である。 上記便座装置の制御方法を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態にかかる便座装置について、図面を参照しながら説明する。
[第一の実施形態]
図1〜4に、本発明の第一の実施形態にかかる便座装置1を示す。便座装置1は、便器90の上面に取り付けて使用される。便座装置1は、温水洗浄便座等とも称されるものであり、温水を吐出する局部洗浄用ノズル(不図示)等、種々の機器を備えてなる。
便座装置1は、便座10と便蓋20を備えている。便座10は、使用者Pの着座部となるものであり、本体部30の前方に、回動可能に支持されている。便蓋20は、便座10を覆う蓋となるものであり、便座10と同様に、本体部30の前方に回動可能に支持されている。これにより、便座装置1が便器90に取り付けられた状態で、便座10および便蓋20は、便器90に対して回動することで、開閉可能となっている。本体部30には、局部洗浄用ノズルや温風乾燥機等の機器や、それらの機器の動作や便座10および便蓋20の回動を制御する制御部が収容されている。なお、ここでは、本体部30が便器90に対して固定されている構成を例として示すが、本体部30が便座10と一体になっており、便座10とともに回動するものであってもよい。
ここで、本明細書において、上下方向は、重力方向に従うものとする。また、前後方向は、便座10に着座した使用者Pにとっての前後方向に従うものとする。つまり、本体部30が設けられた側が後方であり、本体部30に便座10および便蓋20が取り付けられている方向が前方である。また、図3のように、便座10が前方に回動して着座可能となっている状態を便座10の閉状態とし、図4のように、便座10が後方に回動して、着座不能となっている状態を便座10の開状態とする。便蓋20に関しても同様とする。人体検出センサ40、分割部材50等、各部材の配置を説明する際の前後および上下の方向は、特に指定しないかぎり、便座10を閉状態にした際の方向に従う。
便座10の前方部には、人体検出センサ40が設けられている。便座10は、樹脂材料より中空状に形成されており、人体検出センサ40は、便座10の中空部内の底面12上に設置されている。そして、人体検出センサ40は、便座10の前端部11から、距離dだけ後方に下がった位置に、配置されている。なお、便座10の中空部の上面13には、便座暖房として機能するヒータ14が設けられている。
本実施形態においては、人体検出センサ40は、マイクロ波センサであり、導波管41と、回路部42を備えている。回路部42は、導波管41の中での発振、電波伝送、ドップラー信号の生成と増幅および検出を行う回路であり、公知のマイクロ波センサに用いられている電気回路の構成を適用することができる。導波管41は、矩形の断面を有する金属管であり、マイクロ波を伝送する役割を果たす。導波管41の先端の開口であるセンサ面41aから出射されたマイクロ波は、対象物に当たって反射し、導波管41に戻る。対象物が運動している場合には、その運動速度に応じた周波数差が出射波と反射波の間に生じ、導波管41からドップラー信号として出力される。これにより、運動する対象物を検出することができる。ここでは、人間の歩行の検出に適したKバンドマイクロ波(18〜26GHz)を用いている。便座10において、人体検出センサ40は、導波管41を前後方向に平行にし、導波管40の先端面であるセンサ面41aを前方に向けて配置されており、センサ面41aから前方に向けてマイクロ波Mを出射する。
人体検出センサ40には、図2(a)に示すように、分割部材50が取り付けられている。分割部材50は、銅等の金属材料の板材よりなっている。分割部材50は、中途部で折り曲げられ、水平部51と傾斜部52を有している。水平部51は、人体検出センサ40の上方部に固定され、前方に略水平に突出している。そして、傾斜部52は、人体検出センサ40の前方に、後方から前方に向かって、斜め下方に傾斜して配置されている。傾斜部52の下端側の一部は、導波路のセンサ面41aから出射されるマイクロ波Mの経路上に存在し、マイクロ波Mの上側の一部分が当たる。傾斜部52の傾斜角は、水平に対して概略45°とされている。
このように、分割部材50を取り付けた人体検出センサ40において、導波管41のセンサ面41aからマイクロ波Mを出射すると、分割部材50の傾斜部52に当たったマイクロ波Mの成分M2は、下方に反射される。一方、分割部材50の傾斜部52に当たらなかった成分M1は、そのまま前方に直進する。つまり、前方に出射されたマイクロ波Mは、分割部材50によって、前方に向かう成分M1と、下方に向かう成分M2とに分割される。
図3のように、便座10が閉状態にある時、マイクロ波Mの成分M1は、便座10の前端部11から、前方に向かって出射される。一方、成分M2は、下方に向かって出射される。
便座装置1に向かって前方から使用者P(大人Aまたは子供C)が接近してくると、前方に出射された成分M1のマイクロ波が使用者Pの体で反射され、人体検出センサ40の導波管41に入る。すると、出射波と反射波のドップラーシフトに相当するドップラー信号が回路部42に入力される。ドップラー信号の周波数および振幅が、人間の接近に対応するあらかじめ記憶された値の範囲内にあれば、回路部42は、使用者Pが便座装置1に接近していると判断する。そして、回路部42は、本体部30に収容された制御部(不図示)に、使用者Pの接近を示す信号を送信する。これを受けた制御部は、便蓋20を開状態とするとともに、節電のために停止または低下されていたヒータ14の出力を開始または上昇させて、使用者Pが便座10に着座するのに備える。制御部は、使用者Pの着座や各種機器の使用に備えるための、他の制御を併せて行うものであってもよい。また、使用者Pが便座装置1から離れる際にも、人間の離隔に対応するドップラー信号を人体検出センサ40によって検出することができるので、その検出を受けて、便座および便蓋を閉じる等の制御を制御部が行うようにしてもよい。
分割部材50によって得られるマイクロ波Mのもう一方の成分である成分M2は、便座10の前端部11から下方に出射され、床に照射される。床で反射した成分M2は、分割部材50の傾斜部52で反射されて、導波管41に入るが、通常は床には運動する物体が存在しないため、回路部42でドップラー信号は検出されない。
このように、便座10が閉状態にある時には、前方に出射される成分M1のマイクロ波によって、使用者Pの接近を検出することができる。一方、成分M2は、下方に出射されているが、成分M1による使用者Pの接近の検出に影響を与えない。なお、マイクロ波は樹脂材料を透過するので、図3のように便蓋20が閉状態にあっても、成分M1は便蓋20を透過して前方に直進し、便座10が閉状態で便蓋20が開状態にある場合とほぼ同じ感度および確度で、使用者Pの接近を検出することができる。
一方、図4のように、便座10(および便蓋20)が開状態にある時、マイクロ波Mの成分M1は、便座10の前端部11から、上方に向かって出射される。成分M2は、前方に向かって出射される。
便座装置1に向かって前方から使用者Pが接近してくると、前方に出射された成分M2のマイクロ波が使用者Pの体で反射され、分割部材50の傾斜部52で反射されたうえで、人体検出センサ40の導波管41に入る。すると、ドップラー信号が回路部42において検出される。ドップラー信号の周波数および振幅が、人間の接近に対応するあらかじめ記憶された値の範囲内にあれば、回路部42は、使用者Pが便座装置1に接近していると判断する。そして、回路部42は、本体部30に収容された制御部(不図示)に、使用者Pの接近を示す信号を送信する。これを受けた制御部は、便座10を閉状態とするとともに、ヒータ14の出力を開始または上昇させて、使用者Pが便座10に着座するのに備える。あるいは、制御部は、便座10を開状態のままで待機させ、使用者Pが立って用を足すのに備えるものであってもよい。
マイクロ波Mのもう一方の成分である成分M1は、便座10の前端部11から上方に出射され、天井に照射される。天井で反射した成分M1は、導波管41に入るが、照射された位置に電灯等が存在しないかぎり、回路部42でドップラー信号は検出されない。
このように、便座10が開状態にある時には、前方に出射される成分M2のマイクロ波によって、使用者Pの接近を検出することができる。一方、成分M1は、上方に出射されているが、成分M2による使用者Pの接近の検出にほぼ影響を与えない。
以上のように、本便座装置1においては、便座10が閉状態にある時には、便座10の前方部に設けられた人体検出センサ40から、便座10が設けられた高さにおいて、まっすぐ前方にマイクロ波M1を出射し、使用者Pの接近を検出する。これにより、人体検出センサ40(および分割部材50)と検出対象である使用者Pとの間に、他の物体を介在させることなく、人体の検出を行うことができるので、高感度、高確度の検出を行うことができる。また、便座10の高さは床面から50cm程度であることから、使用者Pが大人Aでも子供Cでも、マイクロ波M1は使用者Pの下半身に照射されるため、大人Aと子供Cでマイクロ波M1の照射面積は大きくは異ならない。一般に、マイクロ波の照射面積が大きくなるほど、ドップラー信号の振幅は大きくなるが、本便座装置1においては、上記のように、マイクロ波M1の照射面積が使用者Pの身長にあまり依存しないので、ドップラー信号の振幅も使用者の身長にあまり依存せず、どのような身長の使用者Pも、同程度の距離に近づいた時に、同程度の感度で検出することができる。なお、子供Cの身長としては、一人で用が足せるようになると考えられる3歳児の平均身長である93cm以上を想定している。
従来の便座装置においては、人体検出のためのセンサが便座10の後方に位置する本体部30に設けられることが一般的である。この場合は、センサが便座10よりも上方に設けられるか、光やマイクロ波の出射方向が斜め上方に向けられる。便座10が設けられた高さからまっすぐ前方に光やマイクロ波を出射すると、センサと使用者Pの間に便座10が介在されることになり、便座10が使用者Pの検出の妨げとなる可能性があるからである。特に、便座10に設けられたヒータ14の周囲には、アルミニウム箔が設けられていることが多く、マイクロ波を用いるセンサの場合には、マイクロ波がこのアルミニウム箔によって反射されてしまう可能性がある。また、センサが便座10の後方に設けられる場合、センサから検出対象である使用者Pまでの距離が長くなるので、使用者Pの接近以外の事象を、使用者Pの接近と誤って検知してしまう可能性がある。例えば、使用者Pが手動操作によって便蓋20を開閉すると、その便蓋20の動きを誤検知してしまう場合がある。また、特にセンサがマイクロ波を用いるものである場合に、センサからの距離の遠さに起因して、マイクロ波が使用者Pの体に照射される際には、大きく広がってしまっており、大人Aと子供Cの間で検出感度に差が生じる可能性がある。これは、子供Cの場合には、大人Aよりも小さい面積にマイクロ波が照射されることになり、ドップラー信号の振幅が小さくなるからである。本便座装置1においては、人体検出センサ40を便座10の前方部に設けることで、これらの事態を回避しながら、マイクロ波M1を、閉状態にある便座10と同じ高さで、まっすぐ前方に出射し、高感度、高確度に使用者Pの接近を検出することができる。
一般論として、便座10の前方部に人体検出用のセンサを設ける場合には、便座10の開閉状態に依存してセンサの位置や向きが変化するので、便座10の開閉状態によっては、人体検出が行えなくなる懸念がある。しかし、本実施形態にかかる便座装置1においては、分割部材50を備えることで、2つの方向に、2つの成分M1,M2が出射されている。そして、閉状態では成分M1、開状態では成分M2が、前方に出射され、使用者Pに照射されるので、便座10の開閉状態に依存せず、使用者Pの接近を検出することができる。開状態における便座10の前端部11の床面からの高さは、約70cmであるので、開状態において前方に出射される成分M2は、使用者Pが子供Cである場合にも、体に照射されて反射されるので、その接近を検出することができる。ただし、便座10が閉状態にある場合に、使用者Pが大人Aである場合にも子供Cである場合にも、下半身に成分M1が照射され、照射面積が大きくは変わらなかったのに対し、開状態における成分M2は、大人Aの場合は体幹部、子供Cの場合は頭部に照射されるので、子供Cの方が照射面積が小さくなってしまう。すると、使用者Pが子供Cである場合の方が、受信されるドップラー信号の振幅が小さくなってしまい、便座装置1の近くまで接近してから検出されることになる(図4参照)。
本便座装置1においては、分割部材50を利用することで、単一の導波管41を用いて、異なる方向に2つの成分M1,M2のマイクロ波を出射している。これにより、導波管等のマイクロ波出射源を複数備えることで複数の方向にマイクロ波を出射する場合と比べて、人体検出センサ40を小型化することができる。しかも、分割部材50は、金属板を折り曲げただけの非常に簡素なものであり、簡便かつ安価に製造し、人体検出センサ40に取り付けることができる。なお、上記では、分割部材50は、人体検出センサ40に固定して設けたが、便座10に固定して設けることもできる。具体的には、便座10の中空部の内壁に、所定の傾斜角を有する金属板または金属箔を貼り付け等によって固定すればよい。例えば、図1(b)において、人体検出センサ40を、便座10の中空部の上面13と底面12の間の傾斜面15を前方に臨む高さに取り付け、傾斜面15上(または傾斜面15に設けられたヒータ14上)に金属箔を貼り付けて、分割部材50として利用すれば、分割部材50を便座10や人体検出センサ40と別に設ける必要がなく、人体検出センサ40近傍の構成が一層簡素になる。
本便座装置1においては、上記のように、分割部材50によって分割した2つの成分M1,M2の一方が、便座10が閉状態にある場合と開状態にある場合のそれぞれにおいて、使用者Pの接近を検出する役割を果たすが、他方が出射されている方向に運動する物体があれば、誤検知につながってしまう。閉状態においては、成分M2は、床面しか存在しない下方に出射されるので、ほぼ誤検知の原因となることはない。成分M2の照射範囲に、便器90内の水が含まれるとしても、使用者Pがいない状態で便器90内に水が流れることは通常はないので、誤検知の原因とはなりにくい。一方、開状態において上方に出射される成分M1の照射範囲に、天井に取り付けられた蛍光灯等の照明装置が入っていれば、照明装置内での電子の動きが、誤検知の原因となる可能性が排除されない。そこで、開状態における成分M1の照射範囲に照明装置がある場合には、誤検知に対する対策を施すことが好ましい。
例えば、図2(b)に変形例として示すように、分割部材50の傾斜部52の前方に、副傾斜部53を設けておけばよい。副傾斜部53は、傾斜部52よりも水平面からの傾斜角度が小さくなっている。これにより、成分M1のマイクロ波が、副傾斜部53で反射して、まっすぐ前方ではなく、斜め下方に出射されることになる。つまり、便座10を開状態とすると、成分M1は、まっすぐ上方ではなく、斜め前方に向かって出射されるようになる。この斜め前方の照射範囲に照明装置が存在しないように副傾斜部53の傾斜角を設定すれば、照明装置による誤検知を防止することができる。なお、副傾斜部53の傾斜角は、閉状態において成分M1が前方の使用者Pに照射される範囲にしておく必要があるが、図2(b)では分かりやすいように、成分M1が副傾斜部53でかなり下方に反射されるように示してある。分割部材50に副傾斜部53を設ける代わりに、あるいはそれに加えて、回路部42に、商用電源と同じ周波数の変調を有する成分をカットするようなノッチフィルターを設けておくことでも、照明装置に由来する誤検知を防止することができる。
本実施形態においては、人体検出センサ40は、マイクロ波を用いて人体を検出するものであったが、マイクロ波以外にも、任意の電磁波(光および電波)を用いて、人体の接近や存在を検出するセンサを、同様に便座10の前方部に配置し、適当な分割部材を用いて前方と下方に出射するようにすることもできる。しかし、マイクロ波を用いれば、ドップラー効果を利用することで、物体の運動を高感度に検出することができるので、使用者Pの接近を検出するためのセンサにおいて、特に好適に用いることができる。例えば、F=24.15GHzのマイクロ波Mを出射し、時速v=4km/sで接近する使用者Pを検出する場合には、ドップラーシフトΔFは、光速をcとして、ΔF=2Fv/c=179Hzとなるので、おおむね、200Hz以下のドップラーシフトを観測することになる。
人体検出センサ40において、マイクロ波Mを出射、受信するためのアンテナ部材としては、導波管41の他に、平面状のアンテナ等を利用することもできる。しかし、導波管は、比較的高い指向性をもってマイクロ波を出射し、また受信することができる部材である。上記便座装置1においては、導波管のこのような特性を利用することで、特に便座10が閉状態にある際に、使用者Pの身長によらず、使用者Pをほぼ同じ距離で検出することを可能としている。つまり、上記したように、マイクロ波が照射される領域が広いほどドップラー信号の振幅が大きくなるので、マイクロ波の指向性が低いと、使用者Pが大人Aである場合には、子供Cである場合よりも、体表面の広い領域にマイクロ波が照射され、ドップラー信号の振幅が大きくなる。この場合に、使用者Pが接近していると判定する振幅の閾値を大人Aに合わせて設定しておけば、子供Cは、便座装置1にかなり接近しないと検出されないことになる。一方、閾値を子供Cに合わせて設定しておくと、トイレ室の外を通りかかった大人Aまで検出してしまう可能性が生じる。これに対し、導波管41を用いて指向性を高めたマイクロ波M1を便座10の高さから出射することで、大人Aの場合も子供Cの場合も、ほぼ下半身のみにマイクロ波M1が照射され、ドップラー信号の振幅に大きな差が生じないので、同程度の距離で検出することができる。
マイクロ波を用いることの利点は、マイクロ波が樹脂材料を透過できることにもある。これにより、便座10の中空部に人体検出センサ40を設置し、特に透過のための別部材を設けることなしに、通常はポリプロピレン樹脂よりなる便座10および便蓋20を介して、出射および検出を行うことが可能となっている。つまり、人体検出センサ40およびそれに付属する部材を、外側から視認されない状態で設置することができ、それらの部材が便座10や便蓋20の外観を損ねることがない。便座10を構成する樹脂でのマイクロ波M1の反射がドップラー信号の検出に影響を与えるのを避けるために、導波管41のセンサ面41aから便座10の前端部11の壁面までの距離dは、マイクロ波Mの波長λの1/4以上とすることが好ましい。マイクロ波Mの周波数Fが24.15GHzの場合は、波長λは12.4mmなので、距離dは3.1mm以上とすればよい。
人体検出センサ40に用いるマイクロ波以外の電磁波としては、赤外光を例示することができる。この場合には、便座10および便蓋20の赤外線を透過させるべき部位に、アクリル樹脂等、赤外光を透過する材料よりなる透過窓を設ける必要がある。また、分割部材50においては、赤外光に対する反射率の高い貴金属等よりなる層を表面に設けることが好ましい。
なお、上記においては、人体検出センサ40は、便座10の前方部に取り付けたが、便蓋20の前方部に取り付けることも考えられる。ただし、便蓋20は通常、便座10とは異なり、人体検出センサ40を収容できるような広い中空部を有さないので、上記のように、便座10の中空部を利用して人体検出センサ40を取り付ける方が、省スペース、外観の観点から好適である。
[第二の実施形態]
次に、第一の実施形態にかかる便座装置1とは異なる方向に人体検出センサ40のマイクロ波Mの成分が出射される例として、図5,6に示した第二の実施形態にかかる便座装置100について説明する。第一の実施形態にかかる便座装置1と共通する構成については、記載を省略する。
第二の実施形態にかかる便座装置100においては、人体検出センサ40のセンサ面41aから出射されるマイクロ波Mは、分割部材150によって、前方に向かう成分M1と、後方の斜め上方に向かう成分M2’に分割される。成分M2’の出射角としては、水平面から70°程度を例示することができる。
分割部材150は、図6に示したような構成を有する。つまり、分割部材150は、銅板等の金属板よりなり、人体検出センサ40の下方部に固定され、前方に略水平に突出した水平部151と、人体検出センサ40の前方に、後方から前方に向かって斜め上方に傾斜した傾斜部152とを有する。そして、傾斜部152には、マイクロ波Mが照射される領域の一部を占めるように、貫通孔153が設けられている。傾斜部152の貫通孔153以外の領域に照射されたマイクロ波Mは、後方に向かって斜め上方に反射され、成分M2’となる。一方、貫通孔153が存在する領域に照射されたマイクロ波Mは、貫通孔153を通過して、そのまま前方に進み、成分M1となる。
便座10が閉状態にある時、便座10の前端部11から前方に向けて出射される成分M1は、上記第一の実施形態にかかる便座装置1の場合と同様に、便座10に接近する使用者Pの検出に用いられる。一方、斜め後方に出射される成分M2’は、第一の実施形態にかかる便座装置1の成分M2とは異なり、便座10に着座した使用者Pの体に照射される位置にあり、便座10に着座した使用者Pを検出するのに用いられる。
便座10に接近した使用者Pが便座10に着座する際、立っている姿勢から腰を下ろす動作に対応し、使用者Pの体に照射され、反射される成分M2’に、特有のドップラー信号が観測される。人体検出センサ40は、このドップラー信号を検出することで、使用者Pが便座10に着座したことを検知する。そして、制御部に、着座の検知に対応する信号を出力し、それを受けた制御部が、局部洗浄用水の加熱等、使用者Pが着座後に使用することが予測される機能の使用準備を開始する。
また、特に使用者Pが大人Aである場合に、成分M2’は、便座10に着座した使用者Pの胸部に照射される。使用者Pの胸部で反射した成分M2’には、使用者Pの心臓および肺の動きによるドップラー信号が観測される。そこで、便座10に使用者Pが着座した状態で人体検出センサ40によって検出されるドップラー信号を解析することで、使用者Pの心拍および呼吸を検出することができる。そして、得られた心拍および呼吸に関する情報を、使用者Pの健康状態の管理や個体の識別に利用することができる。そのためには、人体の運動、心拍、呼吸に関する情報を、得られたドップラー信号の波形から分離して抽出することが必要となるが、これは、本体部30に収容された制御部において、公知のアルゴリズムを用いてソフトウェア的に行うことができる。なお、使用者Pが子供Cである場合には、成分M2’が胸の位置に照射されにくく、心拍や呼吸を検出することが難しいが、心拍や呼吸の異常は、大人、特に高齢者において発生することが多いため、心拍や呼吸の検出対象としては、主に大人を想定している。
成分M2’のマイクロ波によって検出された心拍や呼吸に関する情報は、例えば、以下のように利用することができる。図7に示した制御フローを参照しながら説明する。
人体検出センサ40で得られたドップラー信号を制御部で解析することで心拍が検出された際に(ステップS1でYes)、もし心拍に異常が見られ(ステップS2でYes)、かつその異常が、心停止が近い等、生死に関わるようなものであった場合には(ステップS3でYes)、警報音によって、周囲の人間に異常を知らせ、救助を要請することができる(ステップS4)。さらに、Bluetooth(登録商標)のような無線通信や、インターネット等の有線通信を用いて、異常に関するデータを、家族や介護事業者、医療従事者等、遠隔に送信してもよい。
一方、心拍に異常が検出されたが、生死に関わるようなものではない軽微な異常である場合には(ステップS3でNo)、警告音声や液晶表示等によって、そのことを使用者P本人に知らせ、健康状態への注意を促すことができる(ステップS5)。この場合にも、データを遠隔に送信し、異常に関する情報を共有し、健康管理への協力を要請するようにしてもよい。なお、音声発生装置や、液晶表示装置は、局部洗浄装置や便座暖房等の機器を備える便座装置において、それらの機器の制御のために搭載されていることが多く、心拍の異常の通知に共用することができる。
さらに、心拍に異常が認められなかった場合には(ステップS2でNo)、心拍のパターンを利用して、使用者Pを個体識別することができる。例えば、過去に検出されたパターンと比較することで、使用者Pを特定することができる。そして、その特定された使用者Pに適したカスタム動作を行えばよい(ステップS6)。カスタム動作としては、例えば、局部洗浄装置や便座暖房等の制御パラメータを、その使用者Pが前回使用した時の値に、自動的に設定することが考えられる。
なお、心拍の解析は、常時、サブ処理(バックグラウンド処理)として実行されており、心拍が検出されていない間は(ステップS1でNo)、使用者Pが便座10に着座していないと判断する。使用者Pがトイレ室に入室し、便座10に接近していれば、成分M1のマイクロ波の反射によって、人体検出センサ40で、人間の歩行に対応するドップラー信号が検出されるはずである。このような信号が検出されれば、使用者Pがトイレ室に入室したと判断し(ステップS7でYes)、便蓋20が開いていなければ(ステップS8でNo)、便蓋20を開け、入室した使用者Pの着座に備える(ステップS9)。一方、人間の接近に対応するドップラー信号が検出されない場合には、使用者Pがトイレ室に入室していないと判断し(ステップS7でNo)、もし便蓋20が開いていれば(ステップS10でYes)、人体の離隔に対応するドップラー信号によって使用者Pがトイレ室から退出したことが検知されてから1分が経過していることを確認したうえで(ステップS11でYes→ステップS12でYes)、便蓋20が閉じられる(ステップS13)。
以上のように、本便座装置100においては、成分M1と成分M2’を共通の人体検出センサ40を用いて検出することで、人体の運動(つまり便座装置1への接近)に関する情報と、心拍および呼吸に関する情報の両方を得ることができ、着座センサと、心拍・呼吸センサとを別に設ける場合と比較して、便座装置100の構成を簡素にすることができ、製造コストも抑えられる。こうした、心拍・呼吸センサを備えた便座装置100は、今後、高齢化社会にあって、需要が高まると考えられる。
以上、第一および第二の実施形態において示したように、人体検出センサ40が、便座10の後方ではなく、前方部に設けられることで、電磁波を出射して、人体の検出に利用することができる空間の自由度が高くなっており、しかも複数の方向に分割して電磁波を出射することで、多様な条件での人体検出が可能となっている。なお、上記2つの実施形態においては、いずれも、マイクロ波が2方向に分割して出射されたが、出射方向は2つに限られない。例えば、便座10の閉状態において、前方、下方、後方斜め上方の3つの方向に分割してマイクロ波を出射するようにすれば、上記第一の実施形態の便座装置1に、第二の実施形態における着座検知および心拍・呼吸検知の機能を付加することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。なお、本発明においては、人体検出センサ40は、便座の前方部に取り付けられるが、分割部材を用いて電磁波(特にマイクロ波)を複数の方向に分割して、複数の状況や目的に対応して人体検出に用いる形態は、他の部位に人体検出センサが設けられる場合に対しても、応用することができる。例えば、便座10の後方にマイクロ波を用いた人体検出センサを設ける場合に、マイクロ波を前方および前方斜め上方に出射するようにすれば、上記第二の実施形態にかかる便座装置100と同様に、前方に向かう成分を人体の接近の検出に、前方斜め上方に向かう成分を、着座の検出と心拍・呼吸の検出に用いることができる。
1,100 便座装置
10 便座
11 (便座の)前端部
20 便蓋
30 本体部
40 人体検出センサ
41 導波管
41a センサ面
42 回路部
50,150 分割部材
51,151 水平部
52,152 傾斜部
53 副傾斜部
153 貫通孔
P 使用者
A 大人
C 子供
M,M1,M2,M2’ マイクロ波

Claims (6)

  1. 便器の上面に開閉可能に取り付けられる便座および便蓋と、
    前記便座または便蓋の、閉状態における前方部に取り付けられ、電磁波を出射するとともに、人体で反射した前記電磁波を検出する人体検出センサと、
    前記人体検出センサから出射された前記電磁波を複数の方向に向かう成分に分割する分割部材と、を有することを特徴とする便座装置。
  2. 前記複数の方向は、前記閉状態における前方と下方であることを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記人体検出センサは、前記便座に取り付けられており、
    前記複数の方向は、前記閉状態における前方と、後方斜め上方であることを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
  4. 前記電磁波は、マイクロ波であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の便座装置。
  5. 前記分割部材は、前記人体検出センサの前記閉状態における前方に設けられた、傾斜を有する金属部材であることを特徴とする請求項4に記載の便座装置。
  6. 前記人体検出センサで検出した前記電磁波の波形に基づき、人体の心拍および呼吸の少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項4または5に記載の便座装置。
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