JP2015204590A - 複眼撮像装置及び撮像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズを一体に形成することで個眼レンズ間の性能差を小さく抑え、かつ撮像素子の温度勾配による性能劣化を抑えた複眼撮像装置を提供すること。
【解決手段】
複数の物体像に各々対応する複数の第1及び第2個眼レンズ121,122を一体に形成してなる第1及び第2レンズアレイ21,22と、複数の第1及び第2個眼レンズ121,122に対応した複数の撮像素子51とを有する複眼撮像装置であって、撮像素子51の各々は、光電変換部と光電変換部の外周の1辺乃至3辺に発熱部HTを有し、撮像素子51は、行単位又は列単位で発熱部HTが同じ方向に向くように2次元方向に配列されている。
【選択図】図4
【解決手段】
複数の物体像に各々対応する複数の第1及び第2個眼レンズ121,122を一体に形成してなる第1及び第2レンズアレイ21,22と、複数の第1及び第2個眼レンズ121,122に対応した複数の撮像素子51とを有する複眼撮像装置であって、撮像素子51の各々は、光電変換部と光電変換部の外周の1辺乃至3辺に発熱部HTを有し、撮像素子51は、行単位又は列単位で発熱部HTが同じ方向に向くように2次元方向に配列されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、光軸直行方向に複数のレンズが形成されたレンズアレイを有する複眼撮像装置及び当該複眼撮像装置を備えた撮像処理装置に関する。
近年、携帯端末の撮像光学系に対する低背化、高性能化の要求がますます高くなっている。これらの要求に対して、複数の撮像レンズ(個眼光学系)を光軸直行方向にアレイ状に形成した光学系(複眼撮像光学系)を用いて複数の画像を撮影し、1つの画像に再構成する、いわゆる超解像技術を用いた小型で薄型な撮像装置が近年開発されている。このような撮像装置では、複数の撮像レンズの視差を利用して画像を再構成することで複数の低解像の画像から高解像の画像を作り出すことができる。
異なる焦点距離の複数の個眼光学系により形成される、倍率の異なる画像を選択可能とした複眼型の撮像装置として、複数の個眼光学系と複数の撮像素子とをそれぞれ別体で構成したものがある(特許文献1参照)。
また、別の複眼型の撮像装置として、複数の個眼レンズが一体に形成されたレンズアレイと、各個眼レンズにそれぞれ対応した複数の撮像素子とを備えたものがある(特許文献2の図16参照)。
また、別の複眼型の撮像装置として、複数の個眼レンズが一体に形成されたレンズアレイと、各個眼レンズにそれぞれ対応した複数の撮像素子とを備えたものがある(特許文献2の図16参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の複眼型の撮像装置のような構成で、複数の個眼光学系を同様の焦点距離として超解像に用いた場合、個別に個眼光学系を制作するため個眼光学系間の製造誤差が大きくなり性能差が生じるという問題がある。また、個眼光学系間の基線長(ピッチ)のばらつきも大きくなる。そのため、略等しい被写体像から良好な画質の再構成画像を得ることが難しいという問題がある。
また、特許文献2に記載の複眼型の撮像装置では、撮像素子の発熱の問題に対する考慮が記載されておらず、プラスチック製のレンズアレイを用いた場合のピントばらつき等に起因する問題を回避できず、良好な光学性能を得ることが難しい。そのため、良好な画質の再構成画像を得ることが難しいという問題がある。
また、特許文献2に記載の複眼型の撮像装置では、撮像素子の発熱の問題に対する考慮が記載されておらず、プラスチック製のレンズアレイを用いた場合のピントばらつき等に起因する問題を回避できず、良好な光学性能を得ることが難しい。そのため、良好な画質の再構成画像を得ることが難しいという問題がある。
本発明は、個眼レンズを一体に形成することで個眼レンズ間の性能差を小さく抑え、かつ撮像素子の温度勾配による性能劣化を抑えた複眼撮像装置及び撮像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る複眼撮像装置は、複数の物体像に各々対応する複数のレンズを樹脂にて一体に形成してなるレンズアレイと、複数のレンズに対応した複数の撮像素子とを有する複眼撮像装置であって、撮像素子の各々は、光電変換部と光電変換部の外周の1辺乃至3辺に発熱部を有し、撮像素子は、行単位又は列単位で発熱部が同じ方向に向くように2次元方向に配列されている。
上記複眼撮像装置において、複数のレンズを一体に形成することにより、個眼レンズ間の性能差を小さく抑えることができる。また、各個眼レンズに対応する光電変換部を2次元方向に配列し、光電変換部の周囲に配置される発熱領域の向きを行単位又は列単位でそろえることで複眼撮像装置を全体としてみたとき、発熱領域が分散配置され、これにより、レンズアレイの個眼レンズ間に発生する温度差を小さく抑えることができる。
本発明の具体的な観点又は側面では、上記複眼撮像装置において、撮像素子は、1つの基板上に実装されている。
本発明の別の側面では、発熱部は、レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列されている。この場合、レンズアレイに対して発熱部がより均等に配置されるため、温度勾配をより小さく抑えることができる。
本発明の別の側面では、撮像素子の配列における行及び/又は列の数が奇数のとき、発熱部は奇数の行及び/又は列の中央に位置する行及び/又は列を除き、レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列されている。この場合も、レンズアレイに対して発熱部がより均等に配置されるため、温度勾配を小さく抑えることができる。
本発明のさらに別の側面では、発熱部は、全て同じ方向に配列されている。この場合、発熱部に設けられる読み出し回路等の配線を簡単にすることができる。
本発明のさらに別の側面では、発熱部は、光電変換部の矩形の外周のうち隣り合う2辺に配置されている。この場合、発熱部に設けられる読み出し回路等の配線を簡単にすることができる。
本発明のさらに別の側面では、複数のレンズ及び前記光電変換部は、レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列される。この場合、温度による個眼レンズのピッチ変化と光電変換部のピッチ変化との差を最小限に抑えることができる。
本発明のさらに別の側面では、光電変換部は、レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列される。この場合、温度による個眼レンズのピッチ変化と光電変換部のピッチ変化との差を最小限に抑えることができる。
本発明のさらに別の側面では、レンズアレイを保持する筐体を備え、筐体は、複数の撮像素子を囲む前記基板の外周部において位置決めされ、レンズアレイと筐体とは、筐体の天面のみで接している。この場合、撮像素子の発熱領域の温度をレンズに伝わりにくくすることができる。
本発明のさらに別の側面では、撮像素子は実装用仲介部を介して基板上に実装されている。この場合、ピント合わせによる光学性能を向上させることができる。
本発明のさらに別の側面では、実装用仲介部は、段付きスペーサーである。この場合、温度による接着層の収縮に起因する撮像素子の光軸方向の位置変化を抑えることができる。
本発明のさらに別の側面では、実装用仲介部は、ミクロパール入り接着剤である。この場合、ミクロパールの直径の異なる接着剤を複数種用意しておき、基板のそり等がある場合に、各撮像素子に対し適切な直径のミクロパール入り接着剤を選択使用すれば、各撮像素子の光軸方向の位置をより均一にできる。
本発明のさらに別の側面では、基板の裏側に放熱板を有する。この場合、絶対的な温度上昇を小さくすることができる。
また本発明に係る撮像処理装置は、上記のいずれかの複眼撮像装置と、複眼撮像装置で得られた複数の画像に基づいて再構成された画像を表示するディスプレイとを有する。
本発明の別の側面では、撮影された被写体像から撮像素子の実装誤差を考慮した視差補正を行う補正装置を有する。この場合、撮像素子の取り付け誤差や基板の温度に起因する変形等による光学性能の劣化を緩和することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態である複眼撮像装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す撮像装置100は、複数の個眼光学系を用いて複数の画像を撮影し、複数の画像から1つの再構成画像を合成するための複眼撮像装置である。撮像装置100は、矩形板状の外形を有し、レンズアレイ積層体20と、後絞り30と、フィルター40と、センサーアレイ50と、ホルダー60とを有する。これらのうち、レンズアレイ積層体20、後絞り30、フィルター40、及びホルダー60によって、複眼撮像光学系200が構成される。なお、本例では、2枚のレンズアレイを積層したもので説明するが、レンズアレイが1枚で構成されているものや3枚以上のものであってもよい。
以下、本発明の第1実施形態である複眼撮像装置について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示す撮像装置100は、複数の個眼光学系を用いて複数の画像を撮影し、複数の画像から1つの再構成画像を合成するための複眼撮像装置である。撮像装置100は、矩形板状の外形を有し、レンズアレイ積層体20と、後絞り30と、フィルター40と、センサーアレイ50と、ホルダー60とを有する。これらのうち、レンズアレイ積層体20、後絞り30、フィルター40、及びホルダー60によって、複眼撮像光学系200が構成される。なお、本例では、2枚のレンズアレイを積層したもので説明するが、レンズアレイが1枚で構成されているものや3枚以上のものであってもよい。
レンズアレイ積層体20は、複数の被写体像を形成するものである。レンズアレイ積層体20は、第1レンズアレイ21と、第2レンズアレイ22と、中間絞り23とを有する。これらの部材21,22,23は、光軸AX方向に積層されている。レンズアレイ積層体20は、複数の被写体像をセンサーアレイ50に設けた像面又は撮像面(被投影面)Iに個別に結像させる機能を有する。なお、本実施形態において、レンズアレイ積層体20自体を複眼撮像光学系と呼ぶ場合もある。
レンズアレイ積層体20のうち第1レンズアレイ21は、最も物体側に配置されている。第1レンズアレイ21は、光軸AXに垂直な方向に2次元的に配列された複数の第1個眼レンズ121を一体化したプラスチック成形品であり、矩形又は正方形の外形を有する。各第1個眼レンズ121は、レンズ本体21aとフランジ部21bとを有する。隣接する第1個眼レンズ121同士は、フランジ部21bを介して連結され一体化されている。レンズ本体21aは、物体側が凸形状の非球面である第1光学面21cと、像側が凹形状の非球面である第2光学面21dとを有する。レンズ本体21aの周囲のフランジ部21bは、第1及び第2光学面21c,21dの周囲に光軸AXに垂直に延びる平坦な第1及び第2フランジ面21e,21fを有する。
第2レンズアレイ22は、第1レンズアレイ21の像側に配置されている。第2レンズアレイ22は、第1レンズアレイ21と同様に、光軸AXに垂直な方向に2次元的に配列され複数の第2個眼レンズ122を一体化したプラスチック成形品であり、矩形の外形を有する。各第2個眼レンズ122は、レンズ本体22aとフランジ部22bとを有する。隣接する第2個眼レンズ122同士は、フランジ部22bを介して連結され一体化されている。レンズ本体22aは、物体側が凹形状の非球面である第3光学面22cと、像側が凸形状の非球面である第4光学面22dとを有する。レンズ本体22aの周囲のフランジ部22bは、第3及び第4光学面22c,22dの周囲に光軸AXに垂直に延びる平坦な第3及び第4フランジ面22e,22fを有する。
なお、第1レンズアレイ21を構成するいずれか1つの第1個眼レンズ121と、この第1個眼レンズ121に対向して第2レンズアレイ21側において同一の光軸AX上に配置されている第2個眼レンズ122とは、単独で物体像を形成する1つの撮像レンズ、つまり撮像用の個眼光学系20uとして機能する。つまり、本実施形態の場合、レンズアレイ積層体20は、4×4個の個眼光学系20uを光軸AXに垂直な面に沿って2次元的に配列したものとなっている。複数の個眼光学系20u(すなわち第1及び第2個眼レンズ121,122)は、第1及び第2レンズアレイ21,22の中心点を通る軸BXに対して対称的に配列されている。第1及び第2レンズアレイ21,22の線膨張係数の差は小さいことが好ましい。これにより、温度による第1及び第2個眼レンズ121,122相互のピッチ変化の影響を最小限に抑えることができる。
第1及び第2レンズアレイ21,22は、例えば金型による射出成形や、金型や樹脂型等によるプレス成形によって成形される。
中間絞り23は、矩形の板状部材であり、第1レンズアレイ21と、第2レンズアレイ22との間に設けられている。中間絞り23は、遮光性の接着層24を介して第1及び第2レンズアレイ21,22と密着している。つまり、中間絞り23は、接着層24に挟まれた状態となっている。中間絞り23は、第1及び第2レンズアレイ21,22の第1及び第2レンズ本体21a,22aに対応する位置に円形の開口部23aが形成されている。中間絞り23は、金属や樹脂等からなる板状部材であって、それ自体で光吸収性を有する黒色又は暗色の材料や、表面を黒色又は暗色に塗装されたものが用いられる。接着層24は、例えば吸収による遮光性を有する光硬化性樹脂によって形成される。吸収による遮光性を確保する目的で、例えば黒色の無機顔料や有機顔料等が光硬化性樹脂に添加される。
後絞り30は、矩形の板状部材であり、レンズアレイ積層体20とフィルター40との間に設けられている。後絞り30は、第1及び第2レンズアレイ21,22の第1及び第2レンズ本体21a,22aに対応する位置に矩形の開口部30aが形成されている。後絞り30の材質は、中間絞り23と同様のものを用いることができる。後絞り30は、センサーアレイ50へ入射する迷光を遮断する。
フィルター40は、矩形の板状部材であり、後絞り30とセンサーアレイ50との間に設けられている。フィルター40は、例えば赤外線を反射又は吸収する機能を有する赤外線カットフィルターである。
センサーアレイ50は、レンズアレイ積層体20を構成する各個眼光学系20uによって形成された被写体像を検出するものである。センサーアレイ50は、光軸AXに垂直な方向に、各個眼光学系20uに対応して2次元的に配列された複数の撮像素子51と、複数の撮像素子51を支持する基板52とを有している。撮像素子51は、1つの基板52上に設けられている。CCD型あるいはCMOS型等からなる撮像素子51は、光電変換部P(図4、5の画素アレイ部54aに相当)により、入射光をRGB毎に光電変換し、そのアナログ信号を出力する。光電変換部Pは、第1及び第2レンズアレイ21,22の中心点OX(図4参照)を通る軸BX(図1参照)に対して対称的に配列される。また、第1及び第2レンズアレイ21,22の線膨張係数と基板52の線膨張係数の差は小さいことが好ましい。これにより、温度変化による第1及び第2個眼レンズ121,122のピッチ変化と光電変換部Pのピッチ変化との差を最小限に抑えることができる。なお、基板52の裏側に放熱板53を設けてもよい。放熱板53により、絶対的な温度上昇を小さくすることができる。放熱板53は、例えばアルミニウムや銅等で形成されている。また、基板52上に回路等を形成してもよい。
ホルダー60は、レンズアレイ積層体20、後絞り30、及びフィルター40を収納し保持するための枠部材(筐体)である。ホルダー60には、複数の段部T1,T2を有する凹部60aが形成されており、ホルダー60は、全体として升状の外形を有する。凹部60a内には、レンズアレイ積層体20、後絞り30、フィルター40が順番にセットされる。各部材20,30,40は、凹部60aの各段部T1,T2によって位置決めされる。ホルダー60には、レンズアレイ積層体20の複数の光学面に対応する格子点位置に円形の開口部60bが形成されている。ホルダー60は、遮光性の樹脂、例えば黒色顔料等の着色剤を含む液晶ポリマー(LCP)やポリフタルアミド(PPA)等で形成されている。
ホルダー60は、撮像素子51を実装した基板52に対して基板52の法線方向に位置決めされて接着される。ホルダー60は、複数の撮像素子51を囲む基板52の外周部OQにおいて位置決めされ、レンズアレイ積層体20とホルダー60とは、ホルダー60の天面SSのみで接していることが好ましい。これにより、撮像素子51の発熱領域の温度がレンズアレイ積層体20に伝わりにくくなる。撮像素子51は、実装用仲介部MTを用いて基板52上に実装されている。実装用仲介部MTは、基板52の法線方向(光学系の光軸AX方向)に関して撮像素子51の高さを決めている。図2の左側に示すように、実装用仲介部MTは、各撮像素子51の下部に設けられた段付きスペーサーMT1であり、撮像素子51を支持した状態で、段付きスペーサーMT1に形成された段部91に接着剤B1を付着させることで基板52に固定されている。これにより、温度による接着層の収縮に起因する撮像素子51の光軸AX方向の位置変化を抑えることができる。
なお、図2の右側に示すように、実装用仲介部MTは、ミクロパール入り接着剤MT2であってもよい。ミクロパール入り接着剤MT2は、接着剤B2に同直径のミクロパールB3が混合されたものである。ミクロパールB3は、真球状の微粒子であり、基板52の法線方向の距離を規制することができる。なお、直径の異なるミクロパール入り接着剤MT2を複数種用意しておき、基板52のそり等がある場合に、各撮像素子51に対し適切な直径のミクロパール入り接着剤MT2を選択使用すれば、各撮像素子51の光軸AX方向の位置(光軸AX方向の撮像面位置)をより均一にできる。
図3は、図1に示す撮像装置100を搭載した撮像処理装置を説明する概念ブロック図である。図示の撮像処理装置300は、撮像装置100と、マイクロプロセッサー81と、インターフェース82と、ディスプレイ83とを有する。
センサーアレイ50は、各撮像素子51上に形成された各画像をそれぞれ電気信号に変換し、マイクロプロセッサー81に出力する。マイクロプロセッサー81は、入力された信号をマイクロプロセッサー81内のROMに格納された所定の処理プログラムに基づいて処理し、各画像を1つの画像に再構成する。その後、マイクロプロセッサー81は、インターフェース82を介してディスプレイ83へ再構成された1つの画像を出力する。また、マイクロプロセッサー81は、上記処理プログラムに基づく処理を実行する際の種々の演算結果を内蔵RAMに一時記憶させる。なお、マイクロプロセッサー81による画像の再構成処理としては、例えば、各画像から必要な矩形領域を切り出す処理、及び、切り出した矩形画像から各々の視差情報に基づいて画像を再構成する処理を含むもの等、公知の処理を用いることができる。マイクロプロセッサー81は、撮影された被写体像から撮像素子51の実装誤差を考慮した視差補正を行う補正装置84を有する。補正装置84は、撮像素子51の取り付け誤差や基板52の温度に起因する変形等による光学性能の劣化を緩和する。ここで、第1及び第2レンズアレイ21,22と基板52との線膨張係数の差は小さいことが好ましい。これにより、第1及び第2個眼レンズ121,122のピッチ変化と光電変換部Pのピッチ変化とが略同等となり視差補正を容易にすることができる。
図4は、図1に示す撮像装置100のうちセンサーアレイ50を構成する複数の撮像素子51の配列例を説明する図である。センサーアレイ50を構成する複数の撮像素子51は、個眼光学系20uに対応して配列されており、同図では4×4個を2次元的に配列したものとなっている。撮像素子51を個別に配列することにより、発熱部HTの発熱の偏りが低減される。
図5は、単一の撮像素子51の回路的な配置の一例を示している。撮像素子51は、CMOS型のセンサーデバイスであり、ケース51a内にICチップ54を収納している。ICチップ54は、シリコン基板上に集積回路を形成したものであり、中央に画素アレイ部54aを有し、周辺に垂直走査回路54b、AD変換回路54c、水平走査回路54d、信号処理部54e等を備える。なお、図示を省略しているが、ICチップ54の周辺には、入出力その他の周辺回路54pも設けられている。画素アレイ部54aは、フォトダイオードを2次元的に配列した領域である。垂直走査回路54bは、画素アレイ部54aに対して垂直方向のアドレスを指定する部分であり、水平走査回路54dは、画素アレイ部54aに対して水平方向のアドレスを指定する部分である。AD変換回路54cは、垂直の列毎にフォトダイオードからの信号をAD変換する回路部分である。信号処理部54eは、垂直走査回路54b、水平走査回路54d、周辺回路54p等の動作を制御するためのデジタル回路である。ケース51aは、気密性を有し、画素アレイ部54aに対向して保護用のカバーガラスを設けた窓51bを有する。なお、ケース51aはなくてもよいし、各撮像素子51にそれぞれケース51aを設けるものでなく、全ての撮像素子51を覆うように1つのケースを形成したものであってもよい。
図5に例示するような単一の撮像素子51は、ICチップ54の各領域で消費電力に差があり、温度分布が形成されることが知られている。例えばAD変換回路54cや水平走査回路54dを含む一方の辺領域が比較的高温になり、これらに隣接し垂直走査回路54bや信号処理部54eを含む他方の辺領域が次に高温になる。一方で、画素アレイ部54aのある中央寄りの領域と、周辺回路54pがある領域とは、相対的に低温となる。つまり、撮像素子51のうち、発熱が相対的に大きい回路54b,54c,54dを含む高温領域Ahは、相対的な発熱部HTであり、隣接する2辺を併せたL字状の範囲となっている。撮像素子51のうち、上記高温領域Ah(発熱部HT)を除いた領域は、比較的低温な領域となる。すなわち、複眼撮像装置において、各個眼レンズで形成される複数の画像領域を包括するような画素アレイ部を有した単一の撮像素子を用いた場合、撮像素子51に不均一な温度分布が形成され、撮像素子51に最も近い基板52や第2レンズアレイ22をはじめ、第1レンズアレイ21、ホルダー60等に不均一な温度分布を形成する可能性がある。特に第2レンズアレイ22が全体として広がる面内で大きな温度分布が形成され、個眼光学系20u毎のフォーカス等の結像性能にばらつきが生じるという、個眼間の性能差が顕著となるおそれがある。
このような温度分布の形成を抑制するため、本実施形態では、単一の撮像素子で各個眼レンズにより形成される複数の画像を包括させる構成ではなく、各個眼レンズ121,122により形成される画像毎にそれぞれ単一の撮像素子51を複数個配置して、センサーアレイ50を構成し、個々の撮像素子51の配置を熱的に配慮したものとしている。
このような温度分布の形成を抑制するため、本実施形態では、単一の撮像素子で各個眼レンズにより形成される複数の画像を包括させる構成ではなく、各個眼レンズ121,122により形成される画像毎にそれぞれ単一の撮像素子51を複数個配置して、センサーアレイ50を構成し、個々の撮像素子51の配置を熱的に配慮したものとしている。
図4に示す例では、複数の撮像素子51が行単位で発熱部HTが同じ方向に向くように2次元方向に配列されている。発熱部HTは、レンズアレイ積層体20の中心点OXを通る軸BX(図1参照)に対して点対称に配列されている。図4に示す例では、行単位で1、2行目の発熱部HTが同じ方向の配列となり、+X方向と+Y方向とに発熱部HTが設けられている。また、3、4行目の発熱部HTが同じ方向の配列となっており、−X方向と−Y方向とに発熱部HTが設けられている。1つの撮像素子51でみれば、3、4行目の発熱部HTの配列は、1、2行目の発熱部HTの配列を図5に示すx、y方向において反転したものとなっている。以上のように構成することで、複眼撮像装置全体でみたとき、個々の撮像素子51の光電変換部の外周の2辺の発熱部HTが略均等に配置されるため、複眼撮像装置全体をみたとき偏熱状態が平均化され、温度勾配を小さく抑えることができる。
なお、発熱部HTの配列は、これに限らず、例えば、図6(A)に示すように、1、2行目と3、4行目とでX方向の発熱部HTの配列を逆にしてもよい。また、図6(B)に示すように、発熱部HTの配列を列単位でそろえてもよい。図6(B)の例において、発熱部HTの配列は、2列目と3列目との間の中心点OXを通る線に対して線対称となっている。なお、図7に示すような3×3の個眼撮像光学系の場合においても、行単位で発熱部HTの配列をそろえてもよいし、図示を省略するが、列単位で発熱部HTの配列をそろえてもよい。また、図8に示すように、発熱部HTの配列方向を全てそろえてもよいが、図4や図6に示すような配列のほうが、レンズアレイ21,22に対して発熱部HTがより均等に配置できるため、温度勾配をより小さく抑えることができる。
以上説明した複眼撮像装置によれば、複数の第1個眼レンズ121及び第2個眼レンズ122をそれぞれ一体に形成することにより、各第1個眼レンズ121間の相互の性能差及び各第2個眼レンズ122間の相互の性能差を小さく抑えることができるとともに、第1個眼レンズ121及び第2個眼レンズ122で構成される各個眼光学系20uに対応して撮像素子51を2次元方向に配列し、各撮像素子51の光電変換部Pの周囲に配置される発熱領域である発熱部HTの向きを行単位又は列単位でそろえることにより、個々の撮像素子51の光電変換部の外周の2辺が発熱しても複眼撮像装置全体で見たとき、偏熱状態が平均化され、温度勾配を抑えることができ、各個眼光学系20u間の温度差を小さくできる。これにより、撮像素子51が発熱した際にも各個眼光学系20uは略同様の温度となり、各個眼光学系20u間での性能差を小さくでき、性能の良い複眼撮像装置となる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態に係る複眼撮像装置について説明する。なお、第2実施形態の複眼撮像装置は第1実施形態の複眼撮像装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
以下、第2実施形態に係る複眼撮像装置について説明する。なお、第2実施形態の複眼撮像装置は第1実施形態の複眼撮像装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
図9に示すように、本実施形態においては、発熱部HTは、光電変換部Pの矩形の外周のうち1辺に配置されているものである。図9の例では、発熱部HTは、レンズアレイ積層体20の中心点OXを通る軸BX(図1)に対して点対称に配列される。つまり、1、2行目の発熱部HTは、撮像素子51の+Y方向の1辺に配列されており、3、4行目の発熱部HTは、撮像素子51の−Y方向の1辺に配列されているものである。このようにすることでレンズアレイ21,22に対して発熱部HTがより均等に配置できるため、温度勾配をより小さく抑えることができる。
なお、発熱部HTの配列は、これに限らず、例えば、図10(A)に示すように、全ての発熱部HTが撮像素子51の−Y方向の1辺に配列されていてもよい。また、図10(B)に示すように、全ての発熱部HTが撮像素子51の−X方向の1辺に配列されていてもよい。このように、個々の撮像素子51の光電変換部の外周の1辺が発熱部HTである場合も、各撮像素子51の光電変換部Pの周囲に配置される発熱領域である発熱部HTの向きを行単位又は列単位でそろえることにより、複眼撮像装置全体で見たとき、偏熱状態が平均化され、温度勾配を抑えることができ、各個眼光学系20u間の温度差を小さくでき、各個眼光学系20u間での性能差を小さくできる。
〔第3実施形態〕
以下、第3実施形態に係る複眼撮像装置について説明する。なお、第3実施形態の複眼撮像装置は第1実施形態の複眼撮像装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
以下、第3実施形態に係る複眼撮像装置について説明する。なお、第3実施形態の複眼撮像装置は第1実施形態の複眼撮像装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
図11に示すように、本実施形態において、発熱部HTは、光電変換部Pの矩形の外周のうち3辺に配置されているものである。図11の例では、発熱部HTは、レンズアレイ積層体20の中心点OXを通る軸BX(図1)に対して点対称に配列される。つまり、1、2行目の発熱部HTは、撮像素子51の+X方向の1辺を除いた3辺に配列されており、3、4行目の発熱部HTは、撮像素子51の−X方向の1辺を除いた3辺に配列されている。
なお、図示を省略するが、本実施形態についても、発熱部HTの配列は、第1及び第2実施形態と同様に、適宜変更することができる。このように、個々の撮像素子51の光電変換部の外周の3辺が発熱部HTである場合も、各撮像素子51の光電変換部Pの周囲に配置される発熱領域である発熱部HTの向きを行単位又は列単位でそろえることにより、複眼撮像装置全体で見たとき、偏熱状態が平均化され、温度勾配を抑えることができ、各個眼光学系20u間の温度差を小さくでき、各個眼光学系20u間での性能差を小さくできる。
以上、実施形態や実施例に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。例えば、個眼光学系20uの配列は、4×4個及び3×3個に限らず、5×5個以上とすることができる。また、個眼光学系20uを矩形格子点に配列するものに限らず、様々な配列パターンとすることができる。
20…レンズアレイ積層体、 20u…個眼光学系、 21,22…レンズアレイ、 21a,22a…レンズ本体、 21c,21d,22c,22d…光学面、 50…センサーアレイ、 51…撮像素子、 52…基板、 53…放熱板、 54…チップ、 60…ホルダー、 81…マイクロプロセッサー、 82…インターフェース、 83…ディスプレイ、 84…補正装置、 100…撮像装置、 121,122…個眼レンズ、 200…複眼撮像光学系、 300…撮像処理装置、 Ah…高温領域、 AX…光軸、 BX…軸、 HT…発熱部、 MT…実装用仲介部、 MT1…段付きスペーサー、 MT2…ミクロパール入り接着剤、 OX…中心点、 P…光電変換部
Claims (14)
- 複数の物体像に各々対応する複数のレンズを樹脂にて一体に形成してなるレンズアレイと、前記複数のレンズに対応した複数の撮像素子とを有する複眼撮像装置であって、
前記撮像素子の各々は、光電変換部と前記光電変換部の外周の1辺乃至3辺に発熱部を有し、
前記撮像素子は、行単位又は列単位で前記発熱部が同じ方向に向くように2次元方向に配列されていることを特徴とする複眼撮像装置。 - 前記撮像素子は、1つの基板上に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の複眼撮像装置。
- 前記発熱部は、前記レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列されていることを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記撮像素子の配列における行及び/又は列の数が奇数のとき、前記発熱部は前記奇数の行及び/又は列の中央に位置する行及び/又は列を除き、前記レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列されていることを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記発熱部は、全て同じ方向に配列されていることを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記発熱部は、前記光電変換部の矩形の外周のうち隣り合う2辺に配置されていることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記複数のレンズ及び前記光電変換部は、前記レンズアレイの中心点を通る軸に対して対称的に配列されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記レンズアレイを保持する筐体を備え、前記筐体は、前記基板の外周部において位置決めされ、前記レンズアレイと前記筐体とは、前記筐体の天面のみで接していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記撮像素子は実装用仲介部を介して前記基板上に実装されていることを特徴とする請求項2から8までのいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 前記実装用仲介部は、段付きスペーサーであることを特徴とする請求項9に記載の複眼撮像装置。
- 前記実装用仲介部は、ミクロパール入り接着剤であることを特徴とする請求項9に記載の複眼撮像装置。
- 前記基板の裏側に放熱板を有することを特徴とする請求項2から11までのいずれか一項に記載の複眼撮像装置。
- 請求項1から12までのいずれか一項に記載の複眼撮像装置と、前記複眼撮像装置で得られた複数の画像に基づいて再構成された画像を表示するディスプレイとを有することを特徴とする撮像処理装置。
- 撮影された被写体像から前記撮像素子の実装誤差を考慮した視差補正を行う補正装置を有することを特徴とする請求項13に記載の撮像処理装置。
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CN113188776A (zh) * | 2021-04-27 | 2021-07-30 | 哈尔滨工业大学 | 一种复眼成像重合度检测系统及检测方法 |
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2014
- 2014-04-16 JP JP2014084324A patent/JP2015204590A/ja active Pending
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