JP2015203941A - 定電流回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセス変動や温度変動の影響を受け難い定電流回路を提供する。
【解決手段】本発明に係る定電流回路は、ダイオード接続を有し直列に接続された第1バイポーラトランジスタ(11〜1m)および第2バイポーラトランジスタ(21〜2n)と、第1バイポーラトランジスタと第2バイポーラトランジスタとの接続ノード(S)と第1電源ライン(VCC)との間に直列に接続された第1抵抗(R1)と、上記ノード(S)と第2電源ライン(VEE)との間に第2バイポーラトランジスタと直列に接続された第2抵抗(R2)と、入力端子が上記ノード(S)に接続されたエミッタフォロア回路と、ベース電極がエミッタフォロア回路の出力端子に接続される第3バイポーラトランジスタと、第3バイポーラトランジスタのエミッタ電極と第2電源ラインとの間に接続された出力抵抗(RE)とを含むことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、定電流回路に関し、特に、バイポーラトランジスタを用いた定電流回路に関する。
アナログIC(IC:integrated circuit)等の半導体集積回路では、要求される機能を実現するために、基準となる参照電圧や定電流が必要となる場合が多い。参照電圧や定電流を得る方法としては、外部電源装置等によって生成した参照電圧等をICに直接印加する方法がある。しかしながら、この方法では、ICとは別に外部電源装置を別途用意する必要があり、また、プリント基板等への実装が煩雑になってしまう。そこで、多くのICでは、参照電圧を生成するための参照電圧発生回路や定電流を生成する定電流回路等をIC内部に形成し、それらの回路によって生成した参照電圧および定電流をIC内部のその他の機能回路に供給することにより、目的とする機能を実現している。
このような参照電圧発生回路や定電流回路の従来例として、例えば非特許文献1に、バイポーラトランジスタを用いた回路が開示されている。
P.R.グレイ/R.G.メイヤー共著、永田穣 監訳、「アナログ集積回路設計技術」、初版発行1990年11月30日、培風館、pp.224−225、図4.7.
一般に、IC内部で生成された参照電圧や定電流は、その供給先のIC内部の機能回路の回路特性に影響を与えるため、製造プロセスによるばらつき(プロセス変動)や温度変動等に対して高い耐性が要求される。しかしながら、上記非特許文献1に開示された定電流回路では、プロセス変動や温度変動等の影響を受け易いという問題がある。以下、このことについて詳細に説明する。
図5は、非特許文献1に開示された定電流回路60の回路構成を示す図である。同図に示されるように、定電流回路60は、参照電圧Vpを生成する電圧発生回路61と、参照電圧Vpに基づいて一定の電流Ipを生成する電流発生回路62とから構成されている。
定電流回路60において、参照電圧Vpおよび電流Ipは、式(1)および式(2)によって夫々表すことができる。ここで、VCCは高電位側の電源電圧を表し、VEEは低電位側の電源電圧を表し、VBEはバイポーラトランジスタQx、Qyのベース・エミッタ間電圧を表している。また、高電位側の電源電圧VCCをグラウンド電圧(VCC=0V)とし、低電位側の電源電圧VEEを負電圧(VEE<0V)とし、バイポーラトランジスタQx、Qyのベース・エミッタ間電圧は夫々等しいものとする。
Figure 2015203941
Figure 2015203941
上記式(2)から理解されるように、定電流回路60で生成される電流IpはバイポーラトランジスタQx、Qyのベース・エミッタ間電圧VBEに依存する。バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEはプロセス変動や温度変動の影響を受けるため、プロセス変動や温度変動により電流Ipも変動してしまう。その結果、IC内部の電流Ipを利用する様々な機能回路の特性が変動する虞がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、半導体集積回路において、プロセス変動や温度変動の影響を受け難い定電流回路を提供することにある。
本発明に係る定電流回路は、第1電源電圧が供給される第1電源ライン(VCC)と、第2電源電圧が供給される第2電源ライン(VEE)と、ダイオード接続を有する第1バイポーラトランジスタと、ダイオード接続を有し、前記第1バイポーラトランジスタに直列に接続された第2バイポーラトランジスタと、前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第1電源ラインとの間に、前記第1バイポーラトランジスタと直列に接続された第1抵抗(R1)と、前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第2電源ラインとの間に、前記第2バイポーラトランジスタと直列に接続された第2抵抗(R2)と、入力端子が前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードに接続されたエミッタフォロア回路と、ベース電極が前記エミッタフォロア回路の出力端子に接続される第3バイポーラトランジスタと、前記第3バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された出力抵抗と、を含むことを特徴とする。
上記定電流源回路において、前記エミッタフォロア回路は、コレクタ電極に前記第1電源ラインから電流が供給され、ベース電極が前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードに接続された第3バイポーラトランジスタと、前記第3バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された第3抵抗とを含んでもよい。
上記定電流源回路は、前記第1バイポーラトランジスタを複数有し、夫々の前記第1バイポーラトランジスタが直列に接続され、前記第2バイポーラトランジスタを複数有し、夫々の前記第2バイポーラトランジスタが直列に接続されてもよい。
上記定電流回路において、前記第1バイポーラトランジスタの直列接続個数をm、前記第2バイポーラトランジスタの直列接続個数をn、前記第1抵抗の抵抗値をR1、前記第2抵抗の抵抗値R2としたとき、下記式(A)を満たすように構成してもよい。
Figure 2015203941
本発明に係る別の定電流回路は、第1電源電圧が供給される第1電源ラインと、第2電源電圧が供給される第2電源ラインと、前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの間に直列に接続された第1抵抗(Ra1)および第2抵抗(Ra2)と、一端が前記第2電源ラインに接続された第3抵抗(Rb2)と、前記第3抵抗の他端に接続され、ダイオード接続を有する第1バイポーラトランジスタ(Q41〜Q4m)と、前記第3抵抗と前記第1バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第1電源ラインとの間に、前記第1バイポーラトランジスタと直列に接続された第4抵抗(Rb1)と、一対の差動入力端子を有し一方の前記差動入力端子が前記第1抵抗と前記第2抵抗とが接続されるノード(A)に接続され、他方の前記差動入力端子が前記第3抵抗と前記第1バイポーラトランジスタとが接続されるノード(B)に接続される差動増幅回路と、入力端子が前記差動増幅回路の出力端子に接続されるエミッタフォロア回路と、ベース電極に前記エミッタフォロア回路の出力端子が接続される第2バイポーラトランジスタ(Qc)と、前記第2バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された出力抵抗と、を含み、上記定電流源回路において、前記差動増幅回路は、前記第1抵抗と前記第2抵抗とが接続されるノード(A)にベース電極が接続される第3バイポーラトランジスタ(Q3)と、前記第4抵抗の他端にベース電極が接続される第4バイポーラトランジスタ(Q4)と、前記第1電源ラインと前記第3バイポーラトランジスタのコレクタ電極との間に接続された第5抵抗(Rc1)と、前記第1電源ラインと前記第4バイポーラトランジスタのコレクタ電極との間に接続された第6抵抗(Rc2)と、第3トランジスタのエミッタ電極と前記第4トランジスタのエミッタ電極との間に直列に接続された第7抵抗(Re1)および第8抵抗(Re2)と、前記第7抵抗と前記第8抵抗とが接続されるノードにコレクタ電極が接続され、前記エミッタフォロア回路の出力端子にベース電極が接続された第5バイポーラトランジスタ(Q5)と、前記第5バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続される第9抵抗(Rg1)と、を含むことを特徴とする。
上記定電流回路において、前記エミッタフォロア回路は、コレクタ電極に前記第1電源ラインから電流が供給され、ベース電極に前記第4バイポーラトランジスタのコレクタ電極が接続される第6バイポーラトランジスタ(Q6)と、一端が前記第6バイポーラトランジスタのエミッタ電極に接続される第10抵抗(Rd1)と、コレクタ電極およびベース電極が前記第10抵抗の他端と前記第5バイポーラトランジスタのベース電極とに接続された第7バイポーラトランジスタ(Q7)と、前記第7バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された第11抵抗(Rg2)と、を含むことを特徴とする。
上記定電流回路において、前記第1バイポーラトランジスタの直列接続個数をm、前記第6バイポーラトランジスタのベース電極から前記第7バイポーラトランジスタ、前記第11抵抗を経て前記第2電源までの経路に存在するバイポーラトランジスタ個数をn、前記第4抵抗の抵抗値をRb1、前記第3抵抗の抵抗値をRb2、前記第5抵抗および前記第6抵抗の抵抗値をRc、前記第7抵抗および前記第8抵抗の抵抗値をReとしたとき、下記式(B)を満たすように構成してもよい。
Figure 2015203941
なお、上記説明において括弧を付した参照符号は、図面における当該参照符号が示す構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
本発明によれば、プロセス変動や温度変動の影響を受け難い定電流回路を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る定電流源回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係る定電流源回路の構成を示す図である。 実施の形態2に係る定電流源回路の小信号特性を示す図である。 従来の定電流源回路の小信号特性を示す図である。 従来の定電流源回路の構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
≪実施の形態1≫
図1に、本発明の実施形態1に係る定電流回路の構成を示す。
同図に示される定電流回路100は、電源電圧が固定された条件の下、一定の電流Icを生成する。
特に制限されないが、定電流回路100は、例えば公知のHBT(Heterojunction Bipolar Transistor)製造プロセスによって半導体基板に形成された半導体集積回路によって実現することができる。なお、定電流回路100は、1チップの半導体装置として実現されても良いし、マルチチップ構成の半導体装置として実現されても良く、特に制限されない。
具体的に、定電流回路100は、電圧生成回路1、エミッタフォロア回路2、および電流生成回路3から構成されている。電圧生成回路1およびエミッタフォロア回路2は、電源電圧VCCと電源電圧VEEとの間で動作し、電流生成回路3は、電源電圧VEEを基準として定電流Icを生成する。
なお、以下の説明では、参照符号VCC、VEEは、電源電圧のみならず、それらの電源電圧が供給される電源ラインをも表すものとする。また、高電位側の電源電圧VCCをグラウンド電圧(=0V)とし、低電位側の電源電圧VEEを負電圧(<0V)とした場合を一例として説明するが、これに限定されるものではない。
先ず、電圧生成回路1について説明する。
電圧生成回路1は、PN接合の順電圧に基づいて電圧を生成する。具体的に、電圧生成回路1は、トランジスタ群10、11と、抵抗R1、R2とを含む。
トランジスタ群10は、直列に接続されたm(mは1以上の整数)個のNPN型のバイポーラトランジスタQ11〜Q1mから構成される。バイポーラトランジスタQ11〜Q1m(mは1以上の整数)の夫々は、コレクタ電極とベース電極とが共通に接続されたダイオード接続を有する。バイポーラトランジスタQ11〜Q1mは、コレクタ電極およびベース電極が電源ラインVCC側に、エミッタ電極が電源ラインVEE側になるように、直列に接続されている。
また、トランジスタ群11は、直列に接続されたn(nは1以上の整数)個のNPN型のQ21〜Q2nから構成される。バイポーラトランジスタQ21〜Q2nの夫々は、コレクタ電極とベース電極とが共通に接続されたダイオード接続を有する。バイポーラトランジスタQ21〜Q2nは、コレクタ電極およびベース電極が電源ラインVCC側に、エミッタ電極が電源ラインVEE側になるように、直列に接続されている。
バイポーラトランジスタQ11〜Q1n、Q21〜Q2mは、前述したように、HBTである。なお、定電流回路100において、バイポーラトランジスタQ11〜Q1n、Q21〜Q2mを含むすべてのバイポーラトランジスタは、例えばトランジスタサイズ等が同一に形成され、夫々のベース・エミッタ間電圧VBEが等しいものとする。
トランジスタ群10とトランジスタ群11とは、電源ラインVCCと電源ラインVEEとの間に、抵抗R1、R2を介して直列に接続される。具体的には、トランジスタ群10におけるトランジスタQ1mのコレクタ電極およびベース電極が抵抗R1を介して電源ラインVCCに接続され、トランジスタ群11におけるトランジスタQ21のエミッタ電極が抵抗R2を介して電源ラインVEEに接続される。更に、トランジスタ群10におけるバイポーラトランジスタQ11のエミッタ電極と、トランジスタ群11のバイポーラトランジスタQ2nのコレクタ電極およびベース電極とが接続される。以下、バイポーラトランジスタQ11のエミッタ電極とバイポーラトランジスタQ21のベース電極およびコレクタ電極とが接続されるノードをノードSとする。
抵抗R1は、ノードSと電源ラインVCCとの間に、バイポーラトランジスタQ11〜Q1mに直列に接続される。例えば、抵抗R1は、一端が電源ラインVCCに接続され、他端がトランジスタQ1mのコレクタ電極に接続される。なお、抵抗R1は、電源ラインVCCとノードSとの間でバイポーラトランジスタQ11〜Q1mと直列に接続されていればよく、図1に示される位置に限定されない。
抵抗R2は、ノードSと電源ラインVEEとの間に、バイポーラトランジスタQ21〜Q2nに直列に接続される。例えば、抵抗R2は、一端が電源ラインVEEに接続され、他端がトランジスタQ21のエミッタ電極に接続される。なお、抵抗R2は、電源ラインVEEとノードSとの間でバイポーラトランジスタQ21〜Q2nと直列に接続されていればよく、図1に示される位置に限定されない。
次に、エミッタフォロア回路2について説明する。
エミッタフォロア回路2は、ノードSの信号を入力し、電力増幅してノードCSに出力する。具体的に、エミッタフォロア回路2は、バイポーラトランジスタQ30〜Q32と抵抗R3とを含む。
バイポーラトランジスタQ30のコレクタ電極には、電源ラインVCCから電流が供給される。またバイポーラトランジスタQ30のベース電極は、ノードSに接続される。
バイポーラトランジスタQ31、32は、コレクタ電極とベース電極とが共通に接続されたダイオード接続を有し、バイポーラトランジスタQ30のコレクタ電極と電源ラインVCCとの間に直列に接続される。バイポーラトランジスタQ31、32により、バイポーラトランジスタQ30のコレクタ電極とエミッタ電極との間に印加される電圧を制限することができる。
なお、図1では、バイポーラトランジスタQ30のコレクタ電極と電源ラインVCCとの間に2つのバイポーラトランジスタQ31、32を挿入する場合が例示されているが、挿入するバイポーラトランジスタの個数は、バイポーラトランジスタQ30の耐圧に応じて変更可能である。また、バイポーラトランジスタQ30のコレクタ電極を電源ラインVCCに直接接続しても耐圧を超える電圧がバイポーラトランジスタQ30に印加されない場合には、バイポーラトランジスタQ31、32を取り除いてもよい。
抵抗R3は、バイポーラトランジスタQ30のエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。以下、バイポーラトランジスタQ30のエミッタ電極と抵抗R3とが接続されるノードをノードCSとする。
上記エミッタフォロア回路2によれば、ノードSの電圧よりもバイポーラトランジスタQ30のベース・エミッタ間電圧VBEだけ低い電圧がノードCSに発生する。すなわち、トランジスタQ11〜Q1n、Q21〜Q2m、およびQ30のベース・エミッタ間電圧をVBEとしたとき、ノードCSの電圧Vcsは下記式(3)によって表すことができる。
Figure 2015203941
次に、電流生成回路3について説明する。
電流生成回路3は、バイポーラトランジスタQcおよび抵抗REを含む。バイポーラトランジスタQcのベース電極は、ノードCSに接続される。抵抗REは、バイポーラトランジスタQcのエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。
上記電流生成回路3によれば、ノードCSの電圧Vcsに応じた電流Icが生成される。すなわち、電流Icは、上記式(3)により、下記式(4)によって表すことができる。
Figure 2015203941
上記式(4)から理解されるように、電流Icは、ベース・エミッタ間電圧VBEに依存する。しかしながら、式(4)におけるVBEの係数は、抵抗R1、R2と、2つのトランジスタ群10、11を構成する夫々のトランジスタの個数m、nとを含む多項式で表されるため、R1、R2、m、およびnの値を下記式(5)を満たすように調整すれば、VBEの係数をゼロにすることが可能となる。すなわち、VBEの係数をゼロにすることにより、出力電流Icは、抵抗R1、R2、REと電源電圧VEEとによって決定され、プロセス変動や温度変動に伴うベース・エミッタ間電圧VBEの変動の影響を受けることはない。
Figure 2015203941
なお、R1、R2、m、およびnの値に制約があり、VBEの係数をゼロにできない場合には、VBEの係数がゼロに近づくようにR1、R2、m、およびnの値を調整すれば、出力電流ICに対するVBEの変動の影響を小さくすることは可能である。
以上のように、電圧生成回路1によってバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBE(PN接合の順電圧)に応じた電圧を生成し、生成した電圧をエミッタフォロア回路2を介して電流生成回路3に供給することにより、ベース・エミッタ間電圧VBEの影響を受け難い出力電流Icを生成することができる。これにより、プロセス変動や温度変動の影響を受け難い定電流回路を実現することができる。
≪実施の形態2≫
図2は、本発明の実施の形態2に係る定電流回路の構成を示す図である。
実施の形態2に係る定電流回路101は、実施の形態1に係る定電流回路100と同様に、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBE(PN接合の順電圧)に応じた電圧をエミッタフォロア回路を介して電流生成回路3に供給するという点において共通するが、ベース・エミッタ間電圧VBE(PN接合の順電圧)に応じた電圧を生成する電圧生成回路の回路構成と、エミッタフォロア回路の回路構成が相違する。
なお、定電流回路101において、定電流回路100と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図2に示されるように、定電流回路101は、電圧生成回路4、エミッタフォロア回路5、および電流生成回路3から構成されている。
先ず、電圧生成回路4について説明する。
電圧生成回路4は、2つの抵抗分圧部40、41と差動増幅回路42とを含む。
抵抗分圧部40は、電源ラインVCCと電源ラインVEEとの間に直列に接続された抵抗Ra1,Ra2を含む。以下、抵抗Ra1と抵抗Ra2とが接続されるノードをノードAと称する。
抵抗分圧部41は、トランジスタ群43と、抵抗Rb1、Rb2とを含む。トランジスタ群43は、直列に接続されたk(kは1以上の整数)個のNPN型のQ41〜Q4kから構成される。バイポーラトランジスタQ41〜Q4kの夫々は、コレクタ電極とベース電極とが共通に接続されたダイオード接続を有する。バイポーラトランジスタQ41〜Q4kは、コレクタ電極およびベース電極が電源ラインVCC側に、エミッタ電極が電源ラインVEE側になるように、直列に接続されている。なお、本実施の形態では、k=2とした場合を一例として説明する。
抵抗Rb2は、トランジスタ群43を構成するバイポーラトランジスタQ41のエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。以下、抵抗Rb2とバイポーラトランジスタQ41のエミッタ電極とが接続されるノードをノードBと称する。
抵抗Rb1は、ノードBと電源ラインVCCとの間に、バイポーラトランジスタQ41〜Q4mに直列に接続される。例えば、抵抗R1bは、一端が電源ラインVCCに接続され、他端がトランジスタ群43の高電位側のトランジスタQ4kのコレクタ電極に接続される。なお、抵抗Rb1は、電源ラインVCCとノードBとの間でバイポーラトランジスタQ41〜Q4kと直列に接続されていればよく、図2に示される接続位置に限定されない。
ここで、抵抗Ra1,Ra2,Rb1,Rb2の夫々の抵抗値は、ノードAの電圧とノードBの電圧とが略等しくなるように設定されている。
差動増幅回路42は、バイポーラトランジスタQ3、Q4、Q5と、抵抗Re1,Re2,Rc1,Rc2,Rg1とから構成される。
バイポーラトランジスタQ3のベース電極は、ノードAに接続される。バイポーラトランジスタQ4のベース電極は、ノードBに接続される。抵抗Rc1は、電源ラインVCCとバイポーラトランジスタQ3のコレクタ電極との間に接続される。抵抗Rc2は、電源ラインVCCとバイポーラトランジスタQ4のコレクタ電極との間に接続される。以下、バイポーラトランジスタQ4のコレクタ電極と抵抗Rc2とが接続されるノードをノードCとする。
抵抗Re1は、一端がバイポーラトランジスタQ3のエミッタ電極に接続され、他端がバイポーラトランジスタQ5のコレクタ電極に接続される。抵抗Re2は、一端がバイポーラトランジスタQ4のエミッタ電極に接続され、他端がバイポーラトランジスタQ5のコレクタ電極に接続される。抵抗Rg1は、バイポーラトランジスタQ5のエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。
次に、エミッタフォロア回路5について説明する。
エミッタフォロア回路5は、バイポーラトランジスタQ6、Q7と、抵抗Rd1、Rg2とを含む。
バイポーラトランジスタQ6のコレクタ電極は、電源ラインVCCから電流が供給される。バイポーラトランジスタQ6のベース電極は、ノードCに接続される。抵抗Rd1は、一端がバイポーラトランジスタQ6のエミッタ電極に接続され、他端がバイポーラトランジスタQ7のコレクタ電極に接続される。
バイポーラトランジスタQ7は、コレクタ電極とベース電極とが接続されるダイオード接続を有する。バイポーラトランジスタQ7のベース電極およびコレクタ電極は、バイポーラトランジスタQ5のベース電極に接続される。以下、バイポーラトランジスタQ7のコレクタ電極およびベース電極とバイポーラトランジスタQ5のベース電極とが接続されるノードをノードCSとする。
抵抗Rg2は、バイポーラトランジスタQ7のエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。
電流生成回路3は、バイポーラトランジスタQcと抵抗REとを含む。バイポーラトランジスタQcのベース電極はノードCSに接続される。抵抗REは、バイポーラトランジスタQcのエミッタ電極と電源ラインVEEとの間に接続される。
上記のように構成された定電流回路101によれば、電流Icは、以下のように導くことができる。
先ず、ノードAの電圧VAとノードBの電圧VBは、下記式(6)および式(7)によって表すことができる。なお、以下の説明において、バイポーラトランジスタQ41〜Q4k、Q5、Q6、Q7、およびQcの夫々のベース・エミッタ間電圧VBEは等しいものとする。
Figure 2015203941
Figure 2015203941
ここで、ノードAの電圧VAとノードBの電圧VBとが略等しいと仮定すると、近似的に、差動増幅回路42におけるトランジスタQ4のコレクタ電流IQ4は、下記の式(8)によって表すことができる。なお、Re1=Re2=Reである。
Figure 2015203941
式(8)より、エミッタフォロア回路5におけるトランジスタQ6のエミッタ電極と抵抗Rd1とが接続されるノードEの電圧VEは、式(9)によって表すことができる。なお、Rc1=Rc2=Rcである。
Figure 2015203941
また、バイポーラトランジスタQ7のコレクタ電流IQ7は、式(10)によって表すことができる。
Figure 2015203941
更に、バイポーラトランジスタQ7のコレクタ電流IQ7は、ノードCSの電圧VCSと、バイポーラトランジスタQ7のベース・エミッタ間電圧VBEと、抵抗Rg2との関係から、式(11)によって表すこともできる。
Figure 2015203941
同様に、バイポーラトランジスタQ5のコレクタ電流IQ5は、ノードCSの電圧VCSと、バイポーラトランジスタQ5のベース・エミッタ間電圧VBEと、抵抗Rg1との関係から、式(12)によって表すことができる。
Figure 2015203941
式(11)と式(12)により、バイポーラトランジスタQ5のコレクタ電流IQ5とバイポーラトランジスタQ7のコレクタ電流IQ7との関係は、式(13)で表すことができる。
Figure 2015203941
したがって、式(9)、式(10)、および式(13)により、IQ7に関して式(14)が成立する。
Figure 2015203941
また、バイポーラトランジスタQ7のコレクタ電流IQ7と出力電流Icとの関係は、式(15)で表すことができる。
Figure 2015203941
したがって、式(13)および式(14)により、出力電流Icは、式(16)で表すことができる。
Figure 2015203941
上記式(16)から理解されるように、出力電流Icは、ベース・エミッタ間電圧VBEに依存する。しかしながら、式(16)におけるVBEの係数は、抵抗Rb1、Rb2、Rc、Reを含む多項式で表されるため、Rb1、Rb2、Rc、およびReの値を調整すれば、VBEの係数をゼロにすることが可能となり、出力電流Icに対するVBEの変動の影響を抑えることができる。
また、前述の実施の形態1に係る定電流回路100では、トランジスタ群10、11を構成するバイポーラトランジスタの個数m、nは整数しか取り得ないことから、VBEの係数をゼロにするための抵抗R1、R2の値は制限される。これに対し、実施の形態2に係る定電流回路101によれば、上記式(16)から理解されるように、トランジスタ群40を構成するトランジスタの個数に依存しないため、Rb1やRb2等の抵抗値を調整することによってVBEの係数をゼロにすることができる。
なお、Rb1やRb2等の抵抗値に制約があり、VBEの係数をゼロにできない場合には、VBEの係数がゼロに近づくように抵抗Rb1、Rb2、Rc、およびReの値の値を調整すれば、出力電流ICに対するVBEの変動の影響を小さくすることは可能である。
ここで、定電流回路101のVBEの係数をゼロに近づけるようにRb1やRb2等の回路定数を調整した場合の定電流回路101を広帯域増幅器へ適用した場合の増幅器の小信号特性を図3に示す。また、比較例として、従来の定電流回路60(図5)を広帯域増幅器に適用した場合の増幅器の小信号特性を図4に示す。図3および図4に示される小信号特性は、回路シミュレータ(SPICE:Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)によるシミュレーション結果である。
図3において、参照符号200は、標準条件(Typical条件)における定電流回路101を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表し、参照符号201は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEが5%低い場合の定電流回路101を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表し、参照符号202は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEが5%高い場合の定電流回路101を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表す。また、図4において、参照符号300は、標準条件(Typical条件)における定電流回路60を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表し、参照符号301は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEが5%低い場合の定電流回路60を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表し、参照符号202は、バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEが5%高い場合の定電流回路60を適用した広帯域増幅器の利得の周波数特性を表す。
図3と図4における夫々の利得の周波数特性を見比べるとわかるように、従来の定電流回路60では、ベース・エミッタ間電圧VBEの変動によって広帯域増幅器の利得が大きく変動するのに対し、実施の形態2に係る定電流回路101では、ベース・エミッタ間電圧VBEの変動に対する広帯域増幅器の利得の変動は小さい。すなわち、実施の形態2に係る定電流回路101を用いた増幅器は、従来の定電流回路60を用いた増幅器に比べて、ベース・エミッタ間電圧VBEの変動の影響を受け難いことが理解される。
以上のように、電圧生成回路4によってバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧VBE(PN接合の順電圧)に応じた電圧を生成し、生成した電圧をエミッタフォロア回路5を介して電流生成回路3に供給することにより、実施の形態1の定電流回路100と同様に、ベース・エミッタ間電圧VBEの影響を受け難い出力電流Icを生成することができる。
また、実施の形態2に係る定電流回路101によれば、Rb1やRb2等の抵抗値を調整することのみによってVBEの係数をゼロにすることができるので、より回路設計が容易になる。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、定電流回路100、101において、すべてのバイポーラトランジスタがHBTである場合を例示したが、半導体基板がシリコン(Si)から構成される場合には、一般的なバイポーラトランジスタであってもよい。また、定電流回路100、101を構成するすべてのバイポーラトランジスタがNPN型である場合を例示したが、これに限られず、すべてのバイポーラトランジスタをPNP型としてもよい。この場合、VCC<VEEとする。
また、実施の形態2に係る定電流回路101において、トランジスタ群40が2つのバイポーラトランジスタから構成される場合を例示したが、必要に応じてトランジスタ群43のバイポーラトランジスタの個数を変更することも可能である。また、ノードEとノードFとの間にダイオード接続を有するバイポーラトランジスタを挿入することも可能である。この場合、トランジスタ群43を構成するバイポーラトランジスタの個数をmとし、ノードCからノードE、Fを経由して第2の電源VEEへ至るまでの経路におけるバイポーラトランジスタの個数をnとすると、式(式16)におけるVBEの係数は、下記式(17)によって表すことができる。
Figure 2015203941
したがって、この場合には、式(17)の値がゼロになる下記式(18)ように、抵抗Rb1、Rb2、Rc、Re、およびm、nの値を調整すればよい。
Figure 2015203941
100、101…定電流回路、1、4…電圧発生回路、2、5…エミッタフォロア回路、3…電流生成回路、10、11、43…トランジスタ群、40、41…抵抗分圧部、42…差動増幅回路、VCC、VEE…電源電圧。

Claims (7)

  1. 第1電源電圧が供給される第1電源ラインと、
    第2電源電圧が供給される第2電源ラインと、
    ダイオード接続された第1バイポーラトランジスタと、
    前記第1バイポーラトランジスタに直列に接続された、ダイオード接続された第2バイポーラトランジスタと、
    前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第1電源ラインとの間に、前記第1バイポーラトランジスタと直列に接続された第1抵抗と、
    前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第2電源ラインとの間に、前記第2バイポーラトランジスタと直列に接続された第2抵抗と、
    入力端子が前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードに接続されたエミッタフォロア回路と、
    ベース電極が前記エミッタフォロア回路の出力端子に接続される第3バイポーラトランジスタと、
    前記第3バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された出力抵抗と、を含む
    ことを特徴とする定電流回路。
  2. 請求項1に記載の定電流回路において、
    前記エミッタフォロア回路は、
    コレクタ電極に前記第1電源ラインから電流が供給され、ベース電極が前記第1バイポーラトランジスタと前記第2バイポーラトランジスタとが接続されるノードに接続された第4バイポーラトランジスタと、
    前記第4バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された第3抵抗と、を含む
    ことを特徴とする定電流回路。
  3. 請求項1または2に記載の定電流回路において、
    前記第1バイポーラトランジスタを複数有し、夫々の前記第1バイポーラトランジスタが直列に接続され、
    前記第2バイポーラトランジスタを複数有し、夫々の前記第2バイポーラトランジスタが直列に接続される
    ことを特徴とする定電流回路。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の定電流回路において、
    前記第1バイポーラトランジスタの直列接続個数をm、前記第2バイポーラトランジスタの直列接続個数をn、前記第1抵抗の抵抗値をR1、前記第2抵抗の抵抗値R2としたとき、下記式(A)を満たす
    ことを特徴とする定電流回路。
    Figure 2015203941
  5. 第1電源電圧が供給される第1電源ラインと、
    第2電源電圧が供給される第2電源ラインと、
    前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの間に直列に接続された第1抵抗(Ra1)および第2抵抗と、
    一端が前記第2電源ラインに接続された第3抵抗と、
    前記第3抵抗の他端に接続され、ダイオード接続された第1バイポーラトランジスタと、
    前記第3抵抗と前記第1バイポーラトランジスタとが接続されるノードと前記第1電源ラインとの間に、前記第1バイポーラトランジスタと直列に接続された第4抵抗と、
    一対の差動入力端子を有し、一方の前記差動入力端子が前記第1抵抗と前記第2抵抗とが接続されるノードに接続され、他方の前記差動入力端子が前記第3抵抗と前記第1バイポーラトランジスタとが接続されるノードに接続される差動増幅回路と、
    入力端子が前記差動増幅回路の出力端子に接続されるエミッタフォロア回路と、
    ベース電極に前記エミッタフォロア回路の出力端子が接続される第2バイポーラトランジスタと、
    前記第2バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された出力抵抗と、を含み、
    前記差動増幅回路は、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗とが接続されるノードにベース電極が接続される第3バイポーラトランジスタと、
    前記第4抵抗の他端にベース電極が接続される第4バイポーラトランジスタと、
    前記第1電源ラインと前記第3バイポーラトランジスタのコレクタ電極との間に接続された第5抵抗と、
    前記第1電源ラインと前記第4バイポーラトランジスタのコレクタ電極との間に接続された第6抵抗と、
    第3トランジスタのエミッタ電極と前記第4トランジスタのエミッタ電極との間に直列に接続された第7抵抗および第8抵抗と、
    前記第7抵抗と前記第8抵抗とが接続されるノードにコレクタ電極が接続され、前記エミッタフォロア回路の出力端子にベース電極が接続された第5バイポーラトランジスタと、
    前記第5バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続される第9抵抗と、を含む
    ことを特徴とする定電流回路。
  6. 請求項4の定電流回路において、
    前記エミッタフォロア回路は、
    コレクタ電極に前記第1電源ラインから電流が供給され、ベース電極に前記第4バイポーラトランジスタのコレクタ電極が接続される第6バイポーラトランジスタと、
    一端が前記第6バイポーラトランジスタのエミッタ電極に接続される第10抵抗と、
    コレクタ電極およびベース電極が前記第10抵抗の他端と前記第5バイポーラトランジスタのベース電極とに接続された第7バイポーラトランジスタと、
    前記第7バイポーラトランジスタのエミッタ電極と前記第2電源ラインとの間に接続された第11抵抗と、を含む
    ことを特徴とする定電流回路。
  7. 請求項6に記載の定電流回路において、
    前記第1バイポーラトランジスタの直列接続個数をm、前記第6バイポーラトランジスタのベース電極から前記第7バイポーラトランジスタ、前記第11抵抗を経て前記第2電源までの経路に存在するバイポーラトランジスタ個数をn、前記第4抵抗の抵抗値をRb1、前記第3抵抗の抵抗値をRb2、前記第5抵抗および前記第6抵抗の抵抗値をRc、前記第7抵抗および前記第8抵抗の抵抗値をReとしたとき、下記式(B)を満たす
    ことを特徴とする定電流回路。
    Figure 2015203941
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