JP2015203796A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を向上させた光コネクタを提供する。
【解決手段】接続対象となるレセプタクル側の光コネクタ110の結合部120と結合する光コネクタ10であって、レセプタクル側の結合機構120の引っ掛かる部位である基準部と、レセプタクル側の結合機構120の円筒形状の本体121に挿入される挿入部25とを有する結合機構20と、挿入部25の内側に収容されたフェルール30とを備える。光コネクタの10着脱方向を前後方向とし、レセプタクル側の光コネクタ110の側を前としたとき、前後方向における基準部から挿入部25の前縁までの長さが、7.0mm以上である。
【選択図】図9

Description

本発明は、光コネクタに関する。
フェルールを後退可能に収容した光コネクタとして、例えばMPOコネクタ(JIS C5981に制定されるF12形光コネクタ)が知られている。光コネクタを接続するとき、一方の光コネクタのフェルールの端面から突出したガイドピンが、他方の光コネクタのフェルールのガイド穴に挿入されて、フェルール同士が位置決めされつつ、フェルール端面を所定の力で物理的に突き当てて、光ファイバ同士を光結合させている。
また、フェルールを備えた光コネクタとして、例えば特許文献1〜3記載の光コネクタも知られている。
米国特許出願公開第2013/0209041号 米国特許第7785019号 米国特許第6206579号
従来の光コネクタ(例えばMPOコネクタ)では頻繁な着脱を想定していないため、光コネクタ同士を結合させる結合機構を樹脂製の部品で構成することがある。但し、結合機構を樹脂製の部品で構成した場合、光コネクタの着脱を繰り返すと、樹脂製の結合機構が摩耗してしまい、光コネクタの耐久性が低くなる(着脱可能回数が少なくなる)。
これに対し、結合機構を金属製にして、結合機構の耐久性を向上させることが考えられる。例えば電気コネクタで採用されている結合金具(例えばBNC型コネクタの結合金具など)を採用すれば、長年の使用経験を通じて、結合金具は数千回の着脱にも耐えることが期待できる。但し、結合機構の耐久性は高くなるものの、フェルールのガイドピンが他方のフェルールのガイド穴の周囲を摩耗させてしまうと、光コネクタの伝送損失が大きくなってしまい、光コネクタとしての耐久性は低くなる。
本発明は、光コネクタの耐久性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、接続対象となるレセプタクル側の光コネクタの結合機構と結合するプラグ側の結合機構であって、前記レセプタクル側の前記結合機構の引っ掛かる部位である基準部と、前記レセプタクル側の前記結合機構の円筒形状の本体に挿入される挿入部とを有する結合金具と、前記挿入部の内側に収容されたフェルールとを備え、光コネクタの着脱方向を前後方向とし、前記レセプタクル側の前記光コネクタの側を前としたとき、前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前縁までの長さが、7.0mm以上であることを特徴とするプラグ側の光コネクタである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、光コネクタの耐久性を向上させることができる。
図1A及び図1Bは、光コネクタシステムの説明図である。図1Aはレセプタクル側の光コネクタ110の斜視図であり、図1Bは、プラグ側の光コネクタ10の斜視図である。 図2A及び図2Bは、光コネクタ10,110の断面図である。 図3は、プラグ側の光コネクタ10の分解図である。 図4は、フローティング機構50及び半割金属部材60の分解図である。 図5A及び図5Bは、ハウジング40の断面図である。 図6A及び図6Bは、ハウジング40の斜視図である。 図7は、結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24を示す斜視図である。 図8A〜図8Eは、プラグ側の光コネクタ10の組み立て方法の説明図である。 図9は、機械的基準面と外部ハウジングの前縁との位置関係を示す断面図である。 図10A及び図10Bは、長さAが7.0mmの場合における着脱回数に対する接続損失のグラフである。 図11Aは、長さAが7.3mmの場合の光コネクタ10の説明図である。図11Bは、長さAが9.3mmの場合の光コネクタ10の説明図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
接続対象となるレセプタクル側の光コネクタの結合機構と結合するプラグ側の結合機構であって、前記レセプタクル側の前記結合機構の引っ掛かる部位である基準部と、前記レセプタクル側の前記結合機構の円筒形状の本体に挿入される挿入部とを有する結合機構と、前記挿入部の内側に収容されたフェルールとを備え、光コネクタの着脱方向を前後方向とし、前記レセプタクル側の前記光コネクタの側を前としたとき、前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前縁までの長さが、7.0mm以上であることを特徴とするプラグ側の光コネクタが明らかとなる。このようなプラグ側の光コネクタによれば、着脱可能回数が飛躍的に向上し、光コネクタの耐久性が向上する。
前記レセプタクル側の光コネクタに対してプラグ側の光コネクタをどのように傾けても、前記レセプタクル側の前記本体が前記フェルールの端面に接触しなくなるように、前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前記前縁までの前記長さが設定されていることが望ましい。これにより、フェルールの端面の損傷を抑制できる。
前記フェルールは、前側に押圧された状態で後退可能に収容されており、前記結合機構は、前記レセプタクル側の前記結合機構の突起部を引っ掛けるための係止部を有しており、前記基準部は、前記係止部の前側の面であることが望ましい。これにより、機械的基準面が厳密に特定される。
前記プラグ側の前記結合機構は、金属製の結合金具であり、前記フェルールを後退可能に収容しつつ、前記結合金具に収容される樹脂製のハウジングと、前記結合金具との間に前記ハウジングを保持した状態で、前記結合金具に固定された金属部材とを更に備えたことが望ましい。これにより、フェルールを後退可能に収容した光コネクタに金属製の結合金具を採用した場合においても、フェルールの耐久性を向上させることができる。
前記ハウジングのヤング率と前記フェルールのヤング率との差は、前記結合金具のヤング率と前記フェルールのヤング率との差よりも小さいことが望ましい。これにより、フェルールの耐久性を向上させることができる。
===実施形態===
本実施形態の光コネクタ(プラグ側の光コネクタ)の構造について説明する前に、まず、レセプタクル側の光コネクタも含めた光コネクタシステムの概要について説明する。
<光コネクタシステムの概要>
図1A及び図1Bは、光コネクタシステムの説明図である。図1Aはレセプタクル側の光コネクタ110の斜視図であり、図1Bは、プラグ側の光コネクタ10の斜視図である。図2A及び図2Bは、光コネクタ10,110の断面図である。図2A及び図2Bに示す通り、光コネクタシステムは、レセプタクル側の光コネクタ110と、プラグ側の光コネクタ10とを有する。
以下の説明では、図に示すように、各方向を定義する。すなわち、コネクタ着脱方向に沿って「前後方向」を定義し、フェルールの端面の側(相手側の光コネクタの側)を「前」とし、逆側を「後」とする。また、フェルールの長方形状の端面の長辺方向に沿って「左右方向」を定義し、後側から前側に向かって見たときの右側を「右」、逆側を「左」とする。また、前後方向及び左右方向に垂直な方向を「上下方向」とする。
レセプタクル側の光コネクタ110は、結合金具120と、フェルール130と、ハウジング140とを有する。プラグ側の光コネクタ10も、レセプタクル側とほぼ同様に、結合金具20と、フェルール30と、ハウジング40とを有する。
結合金具20,120は、光コネクタ10,110を結合するための金属製の結合部(結合機構、締結機構、カップリング機構ともいう)であり、ここでは電気的な同軸コネクタで採用されているBNC形の結合金具が採用されている。但し、BNC形の結合金具に限られるものではなく、ネジ接続式の結合金具を用いることも可能である。ネジ接続式の結合金具には、ネジを手で回すタイプや、スパナで回すタイプなどがあるが、いずれのタイプも採用可能である。また、着脱容易なスライドオン方式の結合金具を採用することも可能である。
レセプタクル側の結合金具120は、円筒形状の本体121と、突起部122とを有する。円筒形状の本体121には、プラグ側の結合金具20の挿入部25が挿入される。突起部122は、本体121の外周面から外側に突出した外側突起部122Aと、本体121の内周面から内側に突出した内側突起部122Bと、を有する。
プラグ側の結合金具20は、回転部21と外部ハウジング23とを有する。回転部21は、外部ハウジング23(挿入部25)の外側で回転可能な筒状の部位である。回転部21には、進入部21Aと係止部21Bが形成されている。外部ハウジング23は、ハウジング40を収容する金属製のハウジング(金属ハウジング)であり、前側に挿入部25が形成されている。挿入部25は、レセプタクル側の本体121に挿入する部位である。挿入部25の外周には、前後方向に沿って溝25Aが形成されている。
プラグ側の結合金具20をレセプタクル側の結合金具120に接続するとき、回転部21を回転させつつレセプタクル側の外側突起部122Aを回転部21の進入部21Aに通し、外側突起部122Aを係止部21Bに係止させることになる。また、レセプタクル側の内側突起部122Bとプラグ側の溝25Aとを合わせながら、プラグ側の挿入部25をレセプタクル側の本体121に挿入させることによって、レセプタクル側の光コネクタ0に対するプラグ側の光コネクタ10の位置合わせが行われることになる。
フェルール30,130は、複数の光ファイバを保持する部材であり、ここではMT形光コネクタ(JIS C5981に制定されるF12形光コネクタ。MT:Mechanically Transferable)である。レセプタクル側のフェルール130の端面からはガイドピン131が突出している。ガイドピン131の先端(前側の端部)はレセプタクル側の結合金具120の前縁よりも後側に位置しており、レセプタクル側のフェルール130は、レセプタクル側の結合金具120の前縁よりも後側に配置されている。プラグ側のフェルール30も、プラグ側の結合金具20(挿入部25)の前縁よりも後側に配置されている。
ハウジング140は、フェルール130を後退可能に収容しつつ、結合金具120に収容された部材である。ハウジング140の内部空間には突出部が形成されており、この突出部とフェルール130の鍔部とが係合した状態で、フローティング機構のコイルスプリングの反発力によってフェルール130が前側に押されている。
レセプタクル側の結合金具120とプラグ側の結合金具20とを結合することによって、レセプタクル側の光コネクタ110と、プラグ側の光コネクタ10とが接続される。レセプタクル側の結合金具120にプラグ側の結合金具20を結合するとき、一方のフェルール(ここではレセプタクル側のフェルール130)の端面から突出したガイドピン131が、他方のフェルール(ここではプラグ側のフェルール30)のガイド穴31に挿入されて、フェルール30,130同士が位置決めされる。また、このとき、フェルール30,130の端面同士が突き当たることによって、光ファイバの端面同士が物理的に突き当たり、光ファイバ同士が光接続することになる。所定の力で光ファイバの端面同士を突き当てるために、フェルール30,130がハウジング40,140内でフローティング機構によって後退可能に収容されている。
<プラグ側の光コネクタ10の構造>
図3は、プラグ側の光コネクタ10の分解図である。図4は、フローティング機構50及び半割金属部材60の分解図である。
プラグ側の光コネクタ10は、結合金具20と、フェルール30と、ハウジング40の他に、フローティング機構50と、半割金属部材60とを有する(図4参照)。また、プラグ側の光コネクタ10は、フローティング機構50や半割金属部材60よりも後側に、締付金具70を有する(図3参照)。なお、フェルール30の後側には、光ファイバを保護するブーツ32が取り付けられている(図4参照)。
・フローティング機構50
ハウジング40は、フローティング機構50によって、フェルール30を後退可能に収容している。つまり、フローティング機構50は、フェルール30をハウジング内で後退可能に収容する機構である。フローティング機構50は、コイルスプリング52と、留め具54と、係合部材56(スプリングプッシュ)とを有する。
コイルスプリング52は、留め具54と係合部材56との間で圧縮された状態で配置されている。圧縮されたコイルスプリング52の反発力によって、留め具54を介してフェルール30が前側に押されることになる。コイルスプリング52の中央の空洞には、不図示の光ファイバが挿通される。
留め具54は、コイルスプリング52の端部をフェルール30に対して固定する部材である。留め具54の前側のピンがフェルール30のガイド穴31の後側の開口に挿入され、これにより留め具54はフェルール30に固定される。また、留め具54の後側に突出したスプリング固定部にコイルスプリング52の前端が挿入され、これによりコイルスプリング52の前端が留め具54に固定される。留め具54の前後方向に貫通した穴には、不図示の光ファイバが挿通される。
係合部材56は、コイルスプリング52を圧縮した状態でハウジング40内に収容させる部材である。係合部材56は、受け部57と、受け部57の左右両側から前側に延び出た一対の腕部58とを有するU字形状の部材である。受け部57には、コイルスプリング52の後端が接触している。受け部57の前後方向に貫通した穴には、不図示の光ファイバが挿通される。一対の腕部58の間の空間にはコイルスプリング52が収容される。腕部58の前端には、外側に向かって爪部58Aが形成されている。爪部58Aがハウジング40の側面の窓部41に引っかかることによって、コイルスプリング52の反発力を受けながら係合部材56がハウジング40に係合することになる。
・半割金属部材60
ハウジング40は、結合金具20(外部ハウジング23)と半割金属部材60との間で前後から挟持された状態で、結合金具20(外部ハウジング23)の内側に固定されている。また、半割金属部材60は、金属ピン80によって結合金具20に固定されている。つまり、半割金属部材60は、結合金具20との間でハウジング40を保持した状態で、結合金具20に固定された金属部材である。
半割金属部材60は、上下に2つに分かれた金属製の部材である。半割金属部材60は、ハウジング抑え部62と、光ファイバ挿通部64と、2つのピン穴66と、テーパ部68と、を有する。
ハウジング抑え部62は、結合金具との間でハウジングを保持する部位である。ハウジング抑え部62は、前側に突出した板形状の部位であり、係合部材56越しに前端面がハウジングの後端面44と接触する。板形状の2つのハウジング抑え部62の間には、係合部材56の受け部57が配置されることになる。上下2つのハウジング抑え部62は、係合部材56の受け部57を上下から挟んだ状態で、結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24(図7参照)の上下面から拘束されることになる。
光ファイバ挿通部64は、半割金属部材60の前後方向に沿って形成された溝状の部位であり、不図示の光ファイバが配置される。2つの半割金属部材60を合わせると、光ファイバ挿通部64は光ファイバを挿通させる貫通穴になる。光ケーブルから光ファイバを口出しした後、光ファイバは2つに合わせた半割金属部材60の光ファイバ挿通部64に配置されることになる。
ピン穴66は、金属ピン80を挿入するための穴である。結合金具20の外部ハウジング23の後側にも上下に2つのピン穴23Aが形成されており、金属ピン80の両端が外部ハウジング23のピン穴23Aに位置した状態で、金属ピン80が外部ハウジング23のピン穴23Aと半割金属部材60のピン穴66とを貫くように挿入されている。これにより、半割金属部材60は、金属ピン80を介して結合金具20に固定されている。なお、半割金属部材60のピン穴66は上下方向に貫通しており、同じ金属ピン80が上下2つの半割金属部材60のピン穴66を貫くように挿入されている。これにより、2つの半割金属部材60は、金属ピン80を介して固定されている。なお、外部ハウジング23のピン穴23Aの外側は外側締付金具72(図3参照)によって塞がれるため、外部ハウジング23のピン穴23Aや半割金属部材60のピン穴66から金属ピン80が抜けることはない。
なお、金属ピン80は、前後方向(着脱方向)に垂直な上下方向に平行に配置されている。言い換えると、半割金属部材60と結合金具20の外部ハウジング23は、上下方向に平行な金属ピン80によって固定されている。半割金属部材60と結合金具20の外部ハウジング23とを固定した部位には光コネクタの着脱時に前後方向(着脱方向)に力がかかることになるので、着脱方向の力に対して垂直に金属ピン80を配置することによって耐久性を向上させている。
テーパ部68は、後側ほど細くなる形状のテーパ面を有する部位である。テーパ部68は、半割金属部材60の後側の部位であり、締付金具70の内側に位置する。光ケーブルから光ファイバを口出す際に光ケーブルの外被を裂いた後、裂かれた外被は、半割金属部材60のテーパ部68の外側に被せて配置されることになる(図8D参照)。
・締付金具70
締付金具70は、光コネクタ10を光ケーブルの端部に固定する金具である。締付金具70は、外側締付金具72と内側締付金具74とを有する(図3参照)。
外側締付金具72には、雌ネジが形成されている。結合金具20の外部ハウジング23の後端部の外周面には雄ネジが形成されており(図3ではネジ山は省略のため不図示)、この雄ネジと外側締付金具72の雌ネジとが接続される。
内側締付金具74は、外側締付金具72の内側の円筒形状の金属部材である。外側締付金具72を締めると、外側締付金具72とともに内側締付金具74が前側に移動する。外側締付金具72と結合金具20とがネジ留めされることによって、半割金属部材60のテーパ部68と内側締付金具74の内周面との間で光ケーブルの外被を挟み込んだ状態が保持され、これにより光コネクタ10の後部が光ケーブルの端部に固定されることになる。
なお、上記の通り、結合金具20(外部ハウジング23)は、締付金具70と半割金属部材60とによって固定されることになる。つまり、結合金具20(外部ハウジング23)は、金属製の部品で固定されることになる。このため、光コネクタ10の着脱時に結合金具20に力がかかっても、その力を金属製の部品で受けることができ、高い耐久性を実現できる。
・ハウジング40
図5A及び図5Bは、ハウジング40の断面図である。図6A及び図6Bは、ハウジング40の斜視図である。
ハウジング40は、フェルール30を後退可能に収容しつつ、結合金具20(外部ハウジング23)に収容される部材(内部ハウジング)である。ハウジング40の内部には、フェルール収容部40Aと、スプリング収容部40Bとが形成されている。
フェルール収容部40Aは、フェルール30を収容する収容部(収容空間)であり、ハウジング40の前側に形成されている。フェルール収容部40Aの前側は開口しており、開口からフェルール30の端面が突出している。フェルール収容部40Aの側壁には突出部42が形成されており、この突出部42とフェルール30の鍔部とが係合した状態で、フローティング機構50のコイルスプリング52の反発力によってフェルール30が前側に押されている。
スプリング収容部40Bは、コイルスプリング52を含むフローティング機構50(留め具54、係合部材56)を収容する収容部(収容空間)であり、ハウジング40の後側に形成されている。フェルール収容部40Aの後側は開口しており、開口から係合部材56の受け部57が突出している。スプリング収容部40Bの側壁には窓部41が形成されており、この窓部41に係合部材56の腕部58の爪部58Aが引っかかっている。
ハウジング40の外側には、接触面43が形成されている。接触面43は、前側を向いた面(前方向を法線とする面)である。図7に示すように、結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24には、内壁から突出した位置合わせ面24Aが形成されている。位置合わせ面24Aは、後側を向いた面である。この位置合わせ面24Aとハウジング40の接触面43とが接触することによって、外部ハウジング23に対するハウジング40の前側の位置が定まることになる。ハウジング40の後端面44は、半割金属部材60のハウジング抑え部62の前端面が接触する。半割金属部材60は結合金具20に対して固定されているため、ハウジング40は、外部ハウジング23の位置合わせ面24Aと半割金属部材60のハウジング抑え部62との間で前後から挟持された状態で、結合金20の外部ハウジング23の内側に固定されることになる。なお、接触面43が位置合わせ面24Aに接触した状態であるため、光コネクタの着脱が繰り返されても、接触面43と位置合わせ面24Aとの衝突が起きずに済むので、樹脂製のハウジング40の接触面43は摩耗しにくい。
ハウジング40の前側(接触面43よりも前側)の下面には、位置合わせキー45が形成されている。図7に示すように、結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24の内面にはキー溝24Bが形成されており、このキー溝24Bとハウジング40の位置合わせキー45とを合わせることによって、ハウジング40と結合金具20との位置合わせが行われることになる。
ハウジング40は樹脂により形成されている。具体的には、ハウジング40はPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート)によって形成されている。なお、フェルール30も樹脂により形成されている。具体的には、フェルール30はPPS樹脂(プリフェニレンサルファイド)により形成されている。このため、フェルール30のヤング率は、金属製(SUS:ステンレス鋼)の結合金具20のヤング率よりも、ハウジング40のヤング率に近い。具体的には、フェルール30のヤング率は3.96kN/mm2であり、ハウジング40のヤング率は2.4kN/mm2であり、結合金具20のヤング率は193kN/mm2である。
ところで、仮にハウジング40が金属製ハウジングであり、フェルール30が金属製ハウジングに後退可能に収容されているとすると、光コネクタ10を着脱するときに、金属製ハウジングに接触するフェルール30の部位(例えば鍔部)が、ヤング率の差の大きい金属製ハウジングから力を直接受けてしまうことになる。この結果、フェルール30が摩耗しやすくなり、光コネクタの耐久性が悪化する(光コネクタの着脱可能回数が減ってしまう)。
これに対し、本実施形態では、ハウジング40が樹脂製であるため、ハウジング40のヤング率とフェルール30のヤング率との差は、結合金具20(外部ハウジング23)のヤング率とフェルール30のヤング率との差よりも小さい。これにより、ハウジング40に接触するフェルール30の鍔部にかかる負荷を軽減でき、光コネクタの耐久性を向上させることができる。
<光コネクタ10の組み立て方法>
図8A〜図8Eは、プラグ側の光コネクタ10の組み立て方法の説明図である。
まず、作業者は、光ケーブルに締付金具70(外側締付金具72及び内側締付金具74)を予め挿入した上で、光ケーブルを口出しする。このとき、作業者は、光ケーブルの外被を裂いて、光ケーブルの光ファイバを取り出すことになる。そして、図8Aに示すように、作業者は、光ファイバに、フローティング機構50及びブーツ32を予め挿入した上で、光ファイバの端部にフェルール30(及びブーツ32)を取り付けて、接着剤で光ファイバの端部をフェルール30に固定する。
次に、作業者は、図8Aに示すように、フェルール30及びフローティング機構50をハウジング40の後側から挿入する。フローティング機構50の係合部材56の爪部58Aがハウジング40の窓部41に引っかかれば、フェルール30がフローティング機構50によって後退可能な状態でハウジング40内に収容されたことになる。
次に、作業者は、図8Bに示すように、上下から半割金属部材60を配置させる。半割金属部材60は上下に2つに分かれているため、光ケーブルや光ファイバに予め挿入する必要が無いので、半割金属部材60の取り付け作業は便利である。作業者は、半割金属部材60のハウジング抑え部62の前端面が係合部材56の受け部57越しにハウジング40の後端面44と接触するように、半割金属部材60を配置させる。また、作業者は、光ケーブルの裂かれた外被を、半割金属部材60のテーパ部68の外側に被せて配置する。なお、光ケーブルのケブラー等の繊維部材も、外被と同じ程度の長さに切断し、半割金属部材60のテーパ部68の外側に被せて配置する。
次に、作業者は、図8Cに示すように、ハウジング40等を結合金具の後側から挿入する。このとき、作業者は、ハウジング40の位置合わせキー45を結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24のキー溝24Bに合わせながら、ハウジング40等を外部ハウジング23の後側から挿入する。これにより、ハウジング40と結合金具20との位置合わせが行われることになる。また、作業者は、半割金属部材60の上下2つのハウジング抑え部62を、係合部材56の受け部57を上下から挟んだ状態で、結合金具20の外部ハウジング23のスプリング収容部40B(図7参照)に挿入する。このとき、半割金属部材60のハウジング抑え部62がスプリング収容部40Bの上下面によって案内されるため、ハウジング40等が外部ハウジング23に対して回転方向(前後方向を軸とする回転方向)にずれにくい状態になる。
ハウジング40を外部ハウジング23に挿入していくと、ハウジング40の接触面43が外部ハウジング23のハウジング収容部24の位置合わせ面24A(図7参照)に接触し、外部ハウジング23に対するハウジング40の位置が定まる。このとき、上下2つのハウジング抑え部62がスプリング収容部40B(図7参照)の上下面から拘束されるため、半割金属部材60が外れにくい状態になる。また、このとき、外部ハウジング23のピン穴23Aと、半割金属部材60のピン穴66とが上下方向に並ぶ状態になる。
次に、作業者は、図8Dに示すように、結合金具20の外部ハウジング23のピン穴23Aと半割金属部材60のピン穴66に金属ピン80を挿入する。これにより、結合金具20と半割金属部材60が金属ピン80によって固定される。また、ハウジング40は、結合金具20の外部ハウジング23のハウジング収容部24の位置合わせ面24Aと半割金属部材60のハウジング抑え部62との間で前後から挟持された状態で、結合金具の内側に固定される。
最後に、作業者は、図8Eに示すように、外側締付金具72を締めることによって、結合金具20の後端部の外周面の雄ネジ(図3ではネジ山は省略のため不図示)と、外側締付金具72の雌ネジとを接続する。外側締付金具72を締めると、外側締付金具72とともに内側締付金具74が前側に移動する。内側締付金具74が前側に移動すると、半割金属部材60のテーパ部68と内側締付金具74の内周面との間で光ケーブルの外被(及びケブラー等の繊維部材)が挟み込まれ、これにより光コネクタ10の後部が光ケーブルの端部に固定される。
<機械的基準面と外部ハウジングの前縁との位置関係>
図9は、機械的基準面と外部ハウジングの前縁との位置関係を示す断面図である。
プラグ側の光コネクタの機械的基準面(基準位置)は、レセプタクル側の光コネクタの結合金具の引っ掛かる位置として定められる。本実施形態では、レセプタクル側の結合金具120の外側突起部122Aがプラグ側の結合金具20の回転部21の係止部21Bに引っ掛かるため、係止部21Bの位置が機械的基準面となる。更に厳密には、フェルール30,130が前側に押圧された状態で後退可能に収容されているため、フェルール30,130の端面を突き当てた反力でレセプタクル側の外側突起部122Aの後縁がプラグ側の係止部21Bの前縁に引っ掛かるため、係止部21Bの前側の側面の位置が、機械的基準面として特定されることになる。図中には、この機械的基準面の位置が示されている。
ここで、図9に示すように、前後方向における機械的基準面から外部ハウジング23の前縁(挿入部25の前縁)までの長さをA(mm)とする。また、図示するように、前後方向における外部ハウジング23の前縁(挿入部25の前縁)からフェルール30の端面(ガイド穴31の開口の位置)までの長さをB(mm)とし、レセプタクル側のフェルール130の端面から突出したガイドピン131の突出長さをC(mm)とする。ここでは、具体的には、A=7.3mm、B=1.0mm、C=1.6mmである。
また、光コネクタの接続時にフェルール30,130が後退するが、このときの両フェルール30,130の移動量の合計をX(mm)とする。ここでは、具体的には、X=1.4mmである。
ところで、ガイドピン131とガイド穴31が大きくずれた状態でガイドピン131がガイド穴31に挿入されてしまうと、ガイド穴31の周囲に大きな力がかかってしまう。そして、このような状態で光コネクタの着脱が繰り返されてしまうと、ガイド穴31の周囲を摩耗させてしまい、この結果、フェルール30,130の位置がずれてしまい、伝送損失が大きくなる。したがって、ガイドピン131がガイド穴31に挿入される直前の段階で、既にガイドピン131の中心軸とガイド穴31の中心軸との位置ずれが少ないことが望ましい。
ガイドピン131の中心軸とガイド穴31の中心軸との位置ずれを小さくさせるためには、ガイドピン131がガイド穴31に到達するまでプラグ側の結合金具20の挿入部25をレセプタクル側の本体121に挿入したときの挿入長さを長くすると良い。言い換えると、ガイドピン131がガイド穴31に到達するまでに挿入部25が本体121によって案内される長さを長くすると良い。以下、ガイドピン131がガイド穴31に到達するまでに挿入部25が本体121によって案内される長さのことを「案内長さ」と呼ぶことがある。この案内長さLは、次式の通りとなる。
L=A+B−C+X
ここで、C及びXの値は、規格により定められた規定値である。また、機械的基準面に対する光学的基準面(光コネクタの接続時のフェルール端面)が規格により定められている関係上、A−Bの値も規定値となる。そうすると、案内長さLを決めるパラメータは、実質的にはAだけである。
そこで、長さAが5.0mm、7.0mmの2種類の光コネクタを作成して、それぞれの光コネクタに対して耐久性試験を行った。耐久性試験では、光コネクタの着脱を100回繰り返すごとに接続損失を測定した。
図10A及び図10Bは、長さAが7.0mmの場合における着脱回数に対する接続損失のグラフである。図10Aは、シングルモード光ファイバの場合のグラフであり、図10Bは、マルチモード光ファイバの場合のグラフである。なお、シングルモード光ファイバの場合には接続損失増加量が0.3dB以下(規格上限)の着脱回数が、着脱可能回数となる。また、マルチモード光ファイバでは接続損失が1.0dB以下(規格上限)までの着脱回数が、着脱可能回数となる。
長さAが5.0mmの場合、着脱可能回数は500回程度であった。この値は、頻繁な着脱を想定していない通常のMPOコネクタの着脱可能回数と同程度である。
これに対し、長さAが7.0mmの場合、着脱回数が5000回に達しても、規格上限以下であり、光学特性の悪化は見られなかった。つまり、長さAが7.0mmの場合、着脱可能回数が5000回以上(MPOコネクタの着脱可能回数の10倍以上)となり、飛躍的に着脱可能回数が増加した。着脱可能回数が飛躍的に増加した理由は、長さAが5.0mmの場合と比べて長さAが7.0mmの場合の案内長さLが長くなったので、ガイドピン131がガイド穴31に挿入される直前のガイドピン131の中心軸とガイド穴31の中心軸との位置ずれが少なくなり、光コネクタの着脱を繰り返してもガイド穴31の周囲の摩耗が少なるからだと考えられる。
長さAが長くなるほど案内長さLが長くなり、着脱可能回数が増えることになる。このため、5000回以上の着脱可能回数を達成するためには、機械的基準面から外部ハウジング23の前縁(挿入部25の前縁)までの長さA(mm)は、7.0mm以上であることが望ましい。
図11Aは、長さAが7.3mmの場合の光コネクタ10の説明図である。長さAが7.3mmの場合、外部ハウジング23の前縁からフェルール30の端面までの長さBが1mmとなる。この場合、図に示すように、レセプタクル側の光コネクタ110に対してプラグ側の光コネクタ10を斜めに近づけると、レセプタクル側の本体121の前縁が、プラグ側のフェルール30の端面に接触し、フェルール30を損傷させるおそれがある。
図11Bは、長さAが9.3mmの場合の光コネクタ10の説明図である。長さAが長くなるほど、外部ハウジング23の前縁からフェルール30の端面までの長さBが長くなる(上記の通り、A−Bが一定値のため)。そして、長さBが長くなると、レセプタクル側の本体121の前縁が、プラグ側のフェルール30の端面に接触しにくくなる。長さAが9.3mmの場合には、外部ハウジング23の前縁からフェルール30の端面までの長さBが図11Aのときよりも長くなり、レセプタクル側の光コネクタ110に対してプラグ側の光コネクタ10をどのように傾けても、レセプタクル側の本体121の前縁が、プラグ側のフェルール30の端面に接触しなくなる。このように、レセプタクル側の光コネクタ110に対してプラグ側の光コネクタ10をどのように傾けても、レセプタクル側の本体121の前縁がプラグ側のフェルール30の端面に接触しなくなるように、長さAを設定することが望ましい。
なお、図11A及び図11Bの光コネクタ10においても、機械的基準面から外部ハウジング23の前縁までの長さAが7mm以上になるため、これらの光コネクタ10の着脱可能回数は5000回を超えることになる。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
<半割金属部材60について>
前述の実施形態では、2つの半割金属部材60が、結合金具20(外部ハウジング23)との間にハウジング40を保持した状態で結合金具20に固定されていた。但し、結合金具23との間にハウジング40を保持した状態で結合金具20に固定される金属部材は、上下2つに分かれていなくても良く、例えばファイバ挿通穴を有する金属製の筒状部材でも良い。しかし、前述の実施形態のように2つに分かれていた方が、光コネクタの組み立て時に便利である。
<金属ピン80について>
前述の実施形態では、金属ピン80によって、結合金具20(外部ハウジング23)と半割金属部材60が固定されていた。但し、結合金具20と半割金属部材60との固定方法は、これに限られるものではない。結合金具20に爪部のような係合部を形成し、半割金属部材60に係止部を形成し、結合金具20の係合部を半割金属部材60の係止部に引っ掛けることによって、結合金具20と半割金属部材60とを直接固定しても良い。
10 光コネクタ(プラグ側)、
20 結合金具、21 回転部、
21A 進入部、21B 係止部、
23 外部ハウジング、23A ピン穴、
24 ハウジング収容部、24A 突出部、24B キー溝、
25 挿入部、25A 溝、
30 フェルール、31 ガイド穴、32 ブーツ、
40 ハウジング、
40A フェルール収容部、40B スプリング収容部、
41 窓部、42 突出部、43 接触面、
44 後端面、45 位置合わせキー、
50 フローティング機構、52 コイルスプリング、
54 留め具、56係合部材、
57 受け部、58 腕部、58A 爪部、
60 半割金属部材、62 ハウジング抑え部、
64 光ファイバ挿通部、66 ピン穴、68 テーパ部、
70 締付金具、72 外側締付金具、
74 内側締付金具、80 金属ピン、
110 光コネクタ(レセプタクル側)、
120 結合金具、121 本体、
122 突起部、122A 外側突起部、122B 内側突起部、
130 フェルール、131 ガイドピン、140 ハウジング
上記目的を達成するための主たる発明は、円筒形状の本体と、前記本体の外周面から外側に突出した突起部とを有するレセプタクル側の光コネクタの金属製の結合金具と結合するプラグ側の金属製の結合金具であって、前記レセプタクル側の前記本体の円筒内部に挿入される挿入部を有する外部ハウジングと、前記外部ハウジングの外側で回転可能であり、挿入時に前記レセプタクル側の前記本体の外側に配置され、前記突起部の引っ掛かる部位である基準部を含む筒状の回転部とを有する前記プラグ側の結合金具と、前記挿入部の内側に収容されたフェルールとを備え、光コネクタの着脱方向を前後方向とし、前記レセプタクル側の前記光コネクタの側を前としたとき、前記フェルールは、レセプタクル側の光コネクタのフェルールに設けたガイドピン又はガイド穴と嵌合し、前記前後方向に沿う中心軸を含むガイド穴又はガイドピンを有し、前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前縁までの長さが、7.0mm以上であり、シングルモード光ファイバの場合には接続損失増加量が0.3dB以下に、マルチモード光ファイバの場合には接続損失増加量が1.0dB以下に、それぞれ抑えることを条件とする着脱可能回数が、5000回以上となることを特徴とするプラグ側の光コネクタである。

Claims (5)

  1. 接続対象となるレセプタクル側の光コネクタの結合機構と結合するプラグ側の結合機構であって、前記レセプタクル側の前記結合機構の引っ掛かる部位である基準部と、前記レセプタクル側の前記結合機構の円筒形状の本体に挿入される挿入部とを有する結合金具と、
    前記挿入部の内側に収容されたフェルールと
    を備え、
    光コネクタの着脱方向を前後方向とし、前記レセプタクル側の前記光コネクタの側を前としたとき、
    前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前縁までの長さが、7.0mm以上であることを特徴とするプラグ側の光コネクタ。
  2. 請求項1に記載のプラグ側の光コネクタであって、
    前記レセプタクル側の光コネクタに対してプラグ側の光コネクタをどのように傾けても、前記レセプタクル側の前記本体が前記フェルールの端面に接触しなくなるように、前記前後方向における前記基準部から前記挿入部の前記前縁までの前記長さが設定されている
    ことを特徴とするプラグ側の光コネクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプラグ側の光コネクタであって、
    前記フェルールは、前側に押圧された状態で後退可能に収容されており、
    前記結合機構は、前記レセプタクル側の前記結合機構の突起部を引っ掛けるための係止部を有しており、
    前記基準部は、前記係止部の前側の側面である
    ことを特徴とするプラグ側の光コネクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のプラグ側の光コネクタであって、
    前記プラグ側の前記結合機構は、金属製の結合金具であり、
    前記フェルールを後退可能に収容しつつ、前記結合金具に収容される樹脂製のハウジングと、
    前記結合金具との間に前記ハウジングを保持した状態で、前記結合金具に固定された金属部材と
    を更に備えたことを特徴とするプラグ側の光コネクタ。
  5. 請求項4に記載のプラグ側の光コネクタであって、
    前記ハウジングのヤング率と前記フェルールのヤング率との差は、前記結合金具のヤング率と前記フェルールのヤング率との差よりも小さいことを特徴とするプラグ側の光コネクタ。
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