JP2015202625A - 3次元造形システム、3次元造形方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元造形物の支持部材に対する材料使用量を低減する3次元造形システムを提供する。
【解決手段】外部から受信した3次元形状データに基づいて形成される造形物を支持する支持部材を前記3次元形状データから判定される前記造形物の強度に応じて形成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、3次元造形システム、3次元造形方法、及び、プログラムに関する。
従来から、粉末積層法を利用する造形システムにおいて、1層毎の粉末の積層とインクジェットヘッドによるバインダー液の粉末への塗布の工程を繰り返すことにより、3次元造形物を得る技術が知られている。このような3次元造形システムにおいては、一般に3次元造形プログラムを用いて、3次元造形物を形成するための設定データを作成する。
また、3次元CADプログラムで予め作成された造形物の3次元データは、3次元造形プログラムで読み込まれ、造形プレート上にこの3次元データのオブジェクトが配置される。そして、オブジェクトの位置・姿勢を決定し、3次元造形装置用データフォーマットへ変換し3次元造形装置本体に送信する。このように、3次元造形装置本体における造形物生成が可能となる技術が既に知られている。
上記3次元造形システムに関し、特許文献1には、造形物を保護する目的で造形物を一度に複数造形する場合に、造形物同士がぶつかって破損しないように造形物を保持する支持部材も一緒に造形する技術が開示されている。
しかし、特許文献1のように、造形物を一度に複数造形する場合に、造形物同士がぶつかって破損しないように造形物を保持する支持部材も一緒に造形する手法においては、次の問題が発生する。それは、造形物の形状がどのような形であっても、テーブル形状のような1形状の支持部材を造形するため、小さな造形物を造形する場合、支持部材が大きすぎるため支持部材に使用する材料が無駄になるという問題である。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、3次元造形物の支持部材に対する材料使用量を低減する3次元造形システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の3次元造形システムは、外部から受信した3次元形状データに基づいて形成される造形物を支持する支持部材を前記3次元形状データから判定される前記造形物の強度に応じて形成することを特徴とする。
本発明によれば、3次元造形物の支持部材に対する材料使用量を低減することが可能となる。
本発明の実施形態における3次元造形システムに係る造形装置の概略図である。 本発明の実施形態における造形装置の粉末積層部の概略図である。 本発明の実施形態における粉末積層部と主走査部の概略機構図である。 本発明の実施形態における造形処理手順について説明する模式図である。 本発明の実施形態における主走査部における制御ブロック図である。 本発明の実施形態における3次元造形システム構成の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態における3次元造形システムに係る機能ブロック図である。 本発明の実施形態において造形される造形物とその支持部材の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態における3次元造形処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における3次元造形処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における3次元造形処理手順を示すフローチャートである。
本発明の実施形態の3次元造形システムに関し以下図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実施形態に限定されるものではない。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。本発明は、CADモデルから作成した3次元オブジェクトをもとに、粉末積層法を用いて3次元造形物を生成する造形システムの、造形処理を高画質かつ高速に行うための技術に関するものである。
本発明の実施形態における3次元造形システムは、概略的には、外部から受信した3次元形状データに基づいて形成される造形物を支持する支持部材を3次元形状データから判定される造形物の強度に応じて形成するものである。例えば、造形物の大きさや形状から、造形物の強度が弱くなる部位を検知し、その検知結果に応じて造形物を支持するに適当な支持部材を形成する。造形物のサイズに応じて支持部材のサイズや形状を変えることで、支持部材の材料使用量を低減することができる。
本実施形態における3次元造形システムとして、3次元形状データから3次元造形データを生成するPC(Personal Computer)等の情報処理装置と、生成された3次元造形データに基づいて造形物を生成する造形装置とがネットワークにより接続されるシステムを例として以下説明する。なお、ネットワークはWAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)であり、また、有線で無線でもよい。
本実施形態における造形装置の概略構成について図1及び図2を参照して説明する。本実施形態における3次元造形装置50は、主走査部1と、粉末積層部10を含み構成されている。主走査部1は、キャリッジ11と、ヒーター12と、供給部13と、維持部14と、制御部15を含み構成されている。また、粉末積層部10は、供給槽2と、造形槽3と、リコータ4を含み構成されている。
キャリッジ11は、粉末材料を結合して硬化させるためのバインダー液を吐出する記録ヘッドを有し、記録ヘッドを主走査方向に移動させる機構である。キャリッジ11は、不図示の記録ヘッド駆動用モータにより、記録ヘッドの主走査方向への移動を制御する。なお、記録ヘッドは不図示のエンコーダセンサを備え、エンコーダセンサによって検知された記録ヘッド主走査方向の移動位置情報を制御部15へ通知する。
ヒーター12は、バインダー液が吐出された粉末層を加熱・乾燥させる機構である。供給部13は、バインダー液のメインタンクとなるカートリッジを備え、記録ヘッドに搭載されたサブタンクにバインダー液を供給する。なお、メインタンクとサブタンクが一体となった構成であってもよい。
維持部14は、記録ヘッドのノズル面の吐出性能を回復させる機構である。制御部15は、主走査部1の動作を制御する制御機構である。制御部15についての詳細は後述する。
供給槽2は、造形槽3に供給する粉末材料を収容する機構である。造形槽3において、粉体層が積層され、造形物が形成される。リコータ4は、供給槽2の粉末材料を造形槽3に供給する。図2に示すように、リコータ4に備わるリコータローラ41が矢印方向に移動することによって供給槽2の粉末材料が造形槽3に供給される。
次に、本実施形態における粉末積層部10及び主走査部1の動作機構について図3を参照して説明する。図3(a)はY−Z平面すなわち側面図を示し、図3(b)はX−Y平面すなわち上面図を示している。
リコータローラ41はモータM1の駆動によって回転する。リコータ4はモータM2の駆動によってY軸方向へ移動する。供給槽2が備える供給槽ステージ21はモータM3の駆動によってZ軸方向へ移動する。また、造形槽3が備える造形槽ステージ31はモータM4の駆動によってZ軸方向へ移動する。さらに、主走査部1はモータM5の駆動によってY軸方向へ移動する。キャリッジ11は不図示の主走査モータの駆動によってX軸方向へ移動する。
次に、本実施形態における造形処理手順の概略について図4を参照して説明する。まず、PCから造形装置へ画像データが送信される。このときの画像データは1層毎に1ジョブであり、積層する層数分のジョブが含まれる(工程0)。造形装置は1層分の画像データを受信する(工程1)。
リコータローラ41によって、供給槽2から造形槽3へ粉末材料が移動され、造形槽3に1層分の粉末層が敷き詰められる(工程2)。
主走査部1が粉末積層部10へ移動し、記録ヘッド110から供給されるバインダー液によって、PCから受信した画像データの画像が造形槽3上の粉末層の画像形成面100に形成される(工程3)。そして、ヒーター12によって粉末層が加熱・乾燥される(工程4)。その後、主走査部1を元の退避位置へ移動させる(工程5)。
工程1から5を積層する粉末層の層数分繰り返すことにより造形物200が完成する(工程6)。
工程3の詳細についてさらに説明する。主走査部1を画像形成の開始位置まで移動させる(工程3−1)。その後、記録ヘッド110を移動させつつ、記録ヘッド110からバインダー液を粉末層に吐出する(工程3−2)。そして、主走査部1をヘッド1スキャン分だけ移動させる(工程3−3)。次に、再び記録ヘッド110を移動させつつ、記録ヘッド110からバインダー液を吐出させる(工程3−4)。工程3−1から工程3−4は、画像全体が描き終わるまで繰り返される。
次に、本実施形態における制御部15の詳細について図5を参照して説明する。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、NV(Non Volatile)RAM304を備える。
また、制御部15は、ホストI/F305と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)306と、I/O307と、吐出制御部309を備える。
さらに、制御部15は、モータM1制御部310と、モータM2制御部311と、モータM3制御部312と、モータM4制御部313と、モータM5制御部314を備える。
CPU301は、印字制御やモータ駆動制御、維持・供給制御などの印字装置全体の制御を司る。ROM302は、CPU301が実行するプログラム、その他の固定データを格納する。RAM303は、画像データ等を一時格納する。NVRAM304は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な記憶部である。ホストI/F305は、ホスト側とのデータ及び信号の送受を行う。
ASIC306は、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理する。I/O307は、リニアエンコーダ317によって検出された検出パルスの入力を受け付ける。
吐出制御部309は、記録ヘッド110を駆動するための駆動波形を生成する。また、吐出制御部309は、記録ヘッド110の圧力発生手段を選択駆動させる画像データ及びそれに伴う各種データをヘッドドライバ315に出力する。
モータM1制御部310はリコータローラ41を回転させるモータM1の駆動を制御する。モータM2制御部311はリコータ4を移動させるモータM2の駆動を制御する。モータM3制御部312は供給槽2を移動させるモータM3の駆動を制御する。モータM4制御部313は造形槽3を移動させるモータM4の駆動を制御する。モータM5制御部314は主走査部1を移動させるモータM5の駆動を制御する。
制御部15は、PC等の情報処理装置などのホスト装置におけるドライバ318が生成した3次元造形物生成用データを、ケーブル又はネットワークを介してホストI/F305で受信する。
CPU301は、ホストI/F305に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC306にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行って吐出制御部309に転送する。また、吐出制御部309から所要のタイミングでヘッドドライバ315に画像データや駆動波形を出力する。
なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成は、例えば、ROM302にフォントデータを格納して行っても、ホスト側のドライバ318で画像データをビットマップデータに展開して画像形成装置に転送するようにしてもよい。
吐出制御部309における不図示の駆動波形生成部は、ROM302に格納され、CPU301で読み出される駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び増幅器等で構成される。また、吐出制御部309は、1つの駆動パルス又は複数の駆動パルスで構成される駆動波形を、ヘッドドライバ315に対して出力する。
ヘッドドライバ315は、駆動波形生成部から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを、選択的に記録ヘッド110の圧力発生手段に対して印加することで記録ヘッド110を駆動する。このときの記録ヘッド110の駆動制御は、シリアルに入力される記録ヘッド110の1行分に相当するデータであるドットパターンデータに基づいて行われる。
なお、このヘッドドライバ315は、例えば、シフトレジスタと、ラッチ回路と、レベル変換回路であるレベルシフタと、スイッチ手段であるアナログスイッチアレイ等を含む。
シフトレジスタはクロック信号及び画像データであるシリアルデータを入力する。ラッチ回路はシフトレジスタのレジスト値をラッチ信号でラッチする。レベルシフタはラッチ回路の出力値をレベル変化する。アナログスイッチアレイはレベルシフタによりオン/オフが制御される。アナログスイッチアレイのオン/オフを制御することで駆動波形に含まれる所要の駆動パルスを選択的に記録ヘッド110の圧力発生手段に印加する。
次に、本実施形態における3次元造形システム構成例について図6を参照して説明する。この3次元造形システムは3次元造形装置50と3次元CAD(Computer Aided Design)装置60で構成されている。
3次元CAD装置60は3次元形状データをデザインできるCADソフトウェアが使えるPC等の端末である。ユーザはこのソフトで好みの3次元物体をデザインすることができる。また、作成された3次元形状データを3次元造形装置50が解釈できるデータフォーマットに変換して、3次元造形装置50に送信することができる。3次元造形装置50側では、送信された造形データに従って粉体を硬化させて所望の造形物を造形する。
次に、本実施形態における3次元造形システムに係る機能ブロックについて図7を参照して説明する。以下では、記載の便宜上、CADソフトウェア400として説明する。CADソフトウェア400は、GUI部410と、造形データ処理部420と、データファイル操作部430と、通信部440を含み構成されている。
GUI部410は、キーボードやマウス等の入力装置からのユーザの操作を受け付けて他のサブシステムに通知する。また、GUI部410は、モニタ等の表示装置にボタン・メニューなどのGUI部品や、ユーザがデザインした物体の3Dグラフィックスを表示する。
造形データ処理部420は、ユーザがデザインした物体の3次元形状データの検知、生成、変更、保持を行う。造形データ処理部420の詳細については後述する。
データファイル操作部430は、例えばデータファイル500を介し、造形データの保存、または読み出しを行う。また、通信部440は造形データを3次元造形装置50へ送信する。
造形データ処理部420の詳細について説明する。造形データ処理部420は、サイズ検知手段421と、形状検知手段422と、強度判定手段423と、造形データ保持手段424と、支持部材造形データ生成手段425を備える。
サイズ検知手段421は、ユーザがデザインした物体の3次元形状データから前記造形物の大きさ、造形物のサイズを検知する。
形状検知手段422は、ユーザがデザインした物体の3次元形状データから造形物の形状を検知することにより、造形物における強度が弱くなる所定部位の位置を判定する。検知する造形物の形状は、例えば、細い部分から太い部分となったり、逆に太い部分から細い部分になったりする、つなぎ目のような形状をいう。また、形状検知手段422は、造形対象物の数を検知する。
強度判定手段423は、形状検知手段422により検知された造形物における所定部位の強度をサイズ検知手段421により検知された造形物の大きさに基づいて判定する。また、強度判定手段423は、造形物における所定部位の長さ、又は太さに基づいて所定部位の強度を判定する。
具体的には、強度判定手段423は、形状検知手段422により検知した部位について、サイズ検知手段421により検知した太さ、長さを使用して強度パラメータを求める。強度判定手段423は、その求めた強度パラメータと、造形に使用する部材毎に指定される強度パラメータとを比較し、造形物の強度を、例えば、強、中、弱で判定する。
例えば、造形に使用する部材が石膏の場合、次の表1に示すようなテーブルを強度判定に用いる。なお、石膏以外の部材であってもよく、部材毎に強度判定テーブルを設定してもよく、また、ユーザによってパラメータ変更を行えることとしてもよい。
Figure 2015202625
表1は、形状検知手段422により検知した所定部位の長さと太さから強度を判定する強度判定テーブルである。例えば、長さが10mm未満で、太さが20mm以上のとき、強度が「強」であると判定される。また、長さが10mm未満で、太さが10〜20mmのとき、強度が「中」であると判定される。また、長さが10mm未満で、太さが10mm未満のとき、強度が「弱」であると判定される。
支持部材造形データ生成手段425は、強度判定手段423により判定された強度に応じて造形物を支持する支持部材の造形データを生成する。また、支持部材造形データ生成手段425は、強度判定手段423により判定された所定部位の強度に基づいて支持部材の造形データを生成するか否かを判定する。
造形データ保持手段424は、支持部材の造形データを2種以上記憶する記憶手段である。造形データ保持手段424は、ユーザがデザインした物体の3次元形状データと、支持部材造形データ生成手段425で生成したデータを合成したものを保持する。
支持部材造形データ生成手段425は、形状検知手段422により3次元形状データから造形物の形状が2以上検知されたとき、以下の処理を行う。1つは、支持部材造形データ生成手段425が、検知された造形物の数に応じて、造形データ保持手段424に記憶された2種以上の支持部材の造形データから最適な造形データを選択するという処理である。
例えば、図8(a)に示すように、つなぎ目のような強度の弱い部分がない造形物Aが複数検知された場合、図8(a)に示すようなテーブル型の支持部材Bの造形データを選択し、検知された造形物が1つの場合、支柱単独型の支持部材を選択する。これにより、無駄な支持部材を造形することがなくなるため、コストを削減することができる。
もう1つは、支持部材造形データ生成手段425が、造形物の少なくとも底面を支持するメッシュ状の支持面を有する支持部材の造形データを生成し、サイズ検知手段421により検知された造形物の大きさに応じて支持面のメッシュ密度を変更するという処理である。
例えば、図8(b)に示すように、造形物のサイズがメッシュの隙間より大きい場合は問題ないが(A1参照)、造形物のサイズがメッシュの隙間よりも小さい場合(A2参照)、隙間に落ちないようにメッシュ密度を変更する。これにより、必要なメッシュ部のみの密度を変更するので、コストを削減することができる。なお、メッシュにおける2つの頂点の対角線上に補強支持部材を形成するようにしてもよい(A3参照)。
なお、メッシュ密度について、ユーザが予め設定したり、又は、複数のメッシュ密度から切り替えるようにしてもよい。これにより、例えば、造形物のサイズが検知できないような場合であっても、最適なメッシュ密度の支持部材を造形できるため、支持部材のコストを削減することができる。
さらに、支持部材造形データ生成手段425は、サイズ検知手段421により検知された造形物の大きさが予め定められた大きさ以上であって、強度判定手段423により判定された所定部位の強度が予め定められた閾値未満のとき、強度が閾値未満と判定された所定部位を補強する補強部材の造形データを生成することとしてもよい。
例えば、図8(c)に示すように、造形物A4の強度が弱い部位A4aを検知し、この強度が一定の閾値を下回ったときに、該当部位を補強する補強部材としての支柱B2を造形する造形データを生成する。強度が弱い部位のみ補強することで、支持部材のコストを削減することができる。閾値は、上述した強度算出テーブルにおけるパラメータから算出しても、あるいは、実験によって造形物のサンプルを所定の強度試験装置にかけて得た数値から算出してもよい。
例えば、次の表2のような部材が石膏の場合における、支柱作成判定テーブルで示される閾値としてもよい。
Figure 2015202625
表2では、強度として「強」、「中」、「弱」が設定されており、「強」のとき支柱作成有無は「無」として支柱を作成しないと判定する。一方、「中」、「弱」のとき支柱作成有無は「有」として支柱を作成すると判定する。つまり、表2では、強度「強」と「中」の境界が閾値となっている。
もちろん、一例であり、これに限定されない。例えば、ユーザによって閾値のパラメータを変更可能としてもよい。これにより、一律に支持部材を造形するのではなく、例えば、造形品質を高く保ちたい、又は低くてもよい場合等、品質によって支持部材にかけるコストをユーザが選択することができる。
次に、本実施形態における3次元造形処理手順の一例について図9を参照して説明する。本フローチャートは、テーブル型の支持部材を造形する手順を説明するものである。
まず、情報処理装置において、CADソフトウェア400は3次元形状データを外部から受信する(ステップS1)。3次元形状データを外部から受信することについて、ネットワークを介して受信することはもちろん含まれるが、情報処理装置に接続した3Dカメラ等により撮影した3次元形状データを直接取り込んで得ることも含まれる。この3Dカメラ等の接続は有線でも無線でもよい。
次に、サイズ検知手段421が3次元形状データから造形サイズを検知する(ステップS2)。そして、形状検知手段422が造形形状を検知する(ステップS3)。
次に、形状検知手段422により造形数が判定される(ステップS4)。形状検知手段422により造形数が1と判定されたとき(ステップS4、造形数=1)、3次元形状データに基づいて生成された造形データにより造形物の造形が開始される(ステップS10)。
他方、形状検知手段422により造形数が2以上と判定されたとき(ステップS4、造形数>1)、支持部材造形データ生成手段425は、テーブル型支持部材造形のための造形データを生成するが、この際、支持部材の少なくとも底面を支持する部分のメッシュ密度を造形物のサイズに応じて変更する(ステップS5)。
支持部材造形データ生成手段425は、造形物のサイズが予め定められた規定のメッシュ密度より大きいと判定したとき(ステップS5、造形物サイズ>メッシュ間隔)、メッシュ密度を粗くする(ステップS6)。
また、支持部材造形データ生成手段425は、造形物のサイズが規定のメッシュ密度より小さいと判定したとき(ステップS5、造形物サイズ<メッシュ間隔)、メッシュ密度を密にする(ステップS7)。
さらに、支持部材造形データ生成手段425は、造形物サイズ検知に失敗したとき(ステップS5、造形物サイズ検知失敗)、規定のメッシュ密度を適用する(ステップS8)。なお、規定のメッシュ密度は、ユーザの入力設定によって更新されることとしてよい。
上記ステップS6からステップS8の変更処理を受けて、支持部材造形データ生成手段425は、支持部材造形データを生成する(ステップS9)。その後、造形物の造形とともに、支持部材造形データに基づいて支持部材の造形が開始される(ステップS10)。
次に、本実施形態における3次元造形処理手順の別例について図10を参照して説明する。本フローチャートは、支柱型の支持部材を造形する手順を説明するものである。なお、図9と同様の手順については説明を省略する。
すなわち、形状検知手段422により造形サイズが検知された(ステップS2)後、強度判定手段423は、造形物の所定部位の強度を判定する(ステップS11)。そして、支持部材造形データ生成手段425は、判定された強度が一定の閾値以上か否かを判定する(ステップS12)。
支持部材造形データ生成手段425により、造形物の所定部位の強度が一定の閾値以上と判定されたとき(ステップS12、YES)、支持部材を作成せずに造形物の造形を開始する(ステップS10)。
一方、支持部材造形データ生成手段425により、造形物の所定部位の強度が一定の閾値を下回ると判定されたとき(ステップS12、NO)、支持部材造形データを生成する(ステップS9)。
次に、本実施形態における3次元造形処理手順のさらに別例について図11を参照して説明する。本フローチャートは、支柱型の支持部材を造形する際に、エラー停止を行う手順を説明するものである。なお、図9及び図10と同様の手順については説明を省略する。
すなわち、強度判定手段423により強度が判定できず、支持部材造形データ生成手段425において閾値判定不能のとき(ステップS12、閾値判定失敗)、GUI部410等を介してユーザにエラー通知を行い(ステップS21)、処理を終了する。これにより、ユーザは造形物の強度が弱い所定部位の検知に失敗したことを知ることができる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、上述した本実施形態の画像処理装置における各処理を、ハードウェア、又は、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
1 主走査部
2 供給槽
3 造形槽
4 リコータ
10 粉末積層部
11 キャリッジ
12 ヒーター
13 供給部
14 維持部
15 制御部
21 供給槽ステージ
31 造形槽ステージ
41 リコータローラ
50 3次元造形装置
60 3次元CAD装置
110 記録ヘッド
400 CADソフトウェア
410 GUI部
420 造形データ処理部
421 サイズ検知手段
422 形状検知手段
423 強度判定手段
424 造形データ保持手段
425 支持部材造形データ生成手段
430 データファイル操作部
440 通信部
特開2013−184405号公報

Claims (9)

  1. 外部から受信した3次元形状データに基づいて形成される造形物を支持する支持部材を前記3次元形状データから判定される前記造形物の強度に応じて形成することを特徴とする3次元造形システム。
  2. 前記3次元形状データから3次元造形データを生成する情報処理装置と、前記3次元造形データに基づいて前記造形物を形成する造形装置とがネットワークにより接続された3次元造形システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記3次元形状データから前記造形物の大きさを検知するサイズ検知手段と、
    前記3次元形状データから前記造形物の形状を検知する形状検知手段と、
    前記形状検知手段により検知された前記造形物における所定部位の強度を前記サイズ検知手段により検知された前記造形物の大きさに基づいて判定する強度判定手段と、
    前記強度判定手段により判定された前記強度に応じて前記支持部材の造形データを生成する支持部材造形データ生成手段と、
    前記3次元造形データと、前記支持部材造形データ生成手段により生成された前記支持部材の造形データを前記造形装置に送信する通信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の3次元造形システム。
  3. 前記強度判定手段は、前記造形物における所定部位の長さ、又は太さに基づいて前記所定部位の強度を判定することを特徴とする請求項2記載の3次元造形システム。
  4. 前記支持部材造形データ生成手段は、前記強度判定手段により判定された前記所定部位の強度に基づいて前記支持部材の造形データを生成するか否かを判定することを特徴とする請求項2又は3記載の3次元造形システム。
  5. 前記支持部材の造形データを2種以上記憶する記憶手段を備え、
    前記支持部材造形データ生成手段は、前記形状検知手段により前記3次元形状データから前記造形物の形状が2以上検知されたとき、検知された前記造形物の数に応じて、前記記憶手段に記憶された2種以上の前記支持部材の造形データから最適な前記支持部材の造形データを選択することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の3次元造形システム。
  6. 前記支持部材造形データ生成手段は、前記形状検知手段により前記3次元形状データから前記造形物の形状が2以上検知されたとき、前記造形物の少なくとも底面を支持するメッシュ状の支持面を有する前記支持部材の造形データを生成するとともに、前記サイズ検知手段により検知された前記造形物の大きさに応じて前記支持面のメッシュ密度を変更することを特徴とする請求項2から5の何れか1項に記載の3次元造形システム。
  7. 前記支持部材造形データ生成手段は、前記サイズ検知手段により検知された前記造形物の大きさが予め定められた大きさ以上であって、前記強度判定手段により判定された前記所定部位の強度が予め定められた閾値未満のとき、強度が閾値未満と判定された前記所定部位を支持する支持部材の造形データを生成することを特徴とする請求項2から6の何れか1項に記載の3次元造形システム。
  8. 3次元形状データを受信する工程と、
    前記受信した3次元形状データから3次元造形データを生成する工程と、
    受信した前記3次元形状データから該3次元形状データに基づいて造形装置により形成される造形物の大きさを検知する工程と、
    前記3次元形状データから前記造形物の形状を検知する工程と、
    検知された前記造形物における所定部位の強度を検知された前記造形物の大きさに基づいて判定する工程と、
    判定された前記強度に応じて前記造形物を支持する支持部材の造形データを生成する工程と、
    前記3次元造形データと、生成された前記支持部材の造形データを前記造形装置に送信する工程と、
    を備えることを特徴とする3次元造形方法。
  9. 3次元形状データを受信する処理と、
    前記受信した3次元形状データから3次元造形データを生成する処理と、
    受信した前記3次元形状データから該3次元形状データに基づいて造形装置により形成される造形物の大きさを検知する処理と、
    前記3次元形状データから前記造形物の形状を検知する処理と、
    検知された前記造形物における所定部位の強度を検知された前記造形物の大きさに基づいて判定する処理と、
    判定された前記強度に応じて前記造形物を支持する支持部材の造形データを生成する処理と、
    前記3次元造形データと、生成された前記支持部材の造形データを前記造形装置に送信する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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