JP2015202573A - 多機能ボード - Google Patents

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吉田 朋弘
Tomohiro Yoshida
朋弘 吉田
雅通 若松
Masamichi Wakamatsu
雅通 若松
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Abstract

【課題】記載板と掲示板の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化し外観体裁が極めて良好であり、更には、維持コストの低廉化を図ることができる記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを提供する。
【解決手段】記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1は、一つの平面型としたボード基体2に対して、鋼板製で記載用として機能するボード基体2、マグネットシートを用いた磁着構造の表面材11を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材21、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材31のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種の筆記用ボードである記載板と各種の掲示用ボードである掲示板とを組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードに関し、詳しくは、記載板と掲示板の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化された外観体裁が極めて良好で新規な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードに関するものである。
従来、各種学校等における教室の正面等の壁面に設置され、授業等の際に文字等の記載用としてまた教材等の記載用、掲示用として使用される一般的なボード類としては、黒板又は白板(ホワイトボード等)のみからなる筆記用ボードである記載板、或いは、黒板又は白板(ホワイトボード等)とからなる筆記用ボードである記載板と各種の掲示用ボードである掲示板を単に並べて配置して組み合わせだけのもの等が実用に供されている。
このようなボード類の内、黒板(又は白板)、或いは、黒板(又は白板)と掲示板の組み合わせボードの形態としては、概略すると、全面が平坦な平面型、中央部が平坦で幅方向の両端部が湾曲した両曲面型、中央部及び一方の端部側が平坦で、他方の端部が湾曲した半曲面型の3種類がある。
近年においては、室内の黒板(又は白板)等に向かって比較的左右に位置する者にも視認し易いということから、生徒等々に優しい両曲面型又は半曲面型を採用する学校が増加し、一般化している。
このようなボード類の従来例について、図17乃至図22を参照して概略的に説明する。
図17は、例えば、教室等の正面の中央部に配置された広幅の黒板(又は白板)101の両端側に、前記平面黒板(又は平面白板)101よりも狭幅の2個の各掲示板102A、102Bを、当該2個の各掲示板102A、102Bの各端部が当該広幅の黒板(又は白板)101の左右両側の端部分に接する状態で、単に配置して各板面を組み合わせたような従来におけるコンビネーションボード100を示すものである。なお、図17において105は筆記具載置箱である。
図示例では、広幅の黒板(又は白板)101の外側の両端に配置される2個の各掲示板102A、102Bとして説明しているが、この他の従来例として、広幅の黒板(又は白板)101の両端には、広幅の黒板(又は平面白板)101よりも狭幅の1個の掲示板と1個の黒板(又は白板)が配置されることもあり、また、広幅の黒板(又は平面白板)101よりも狭幅の2個の黒板(又は白板)が配置されることもある。
この場合、前記コンビネーションボード100における平面視形態について考察すると、図18に示すように、前記黒板(又は白板)101、2個の掲示板102A、102Bの各表面が全て平坦な平面型と、図19に示すように、前記黒板(又は白板)101の幅方向両端側を各々曲面状とし、2個の掲示板102A、102Bの各表面を平坦とした両側曲面型と、図20に示すように、前記黒板(又は白板)101の幅方向片端側のみを曲面状とし、2個の掲示板102A、102Bの各表面を平坦とした片側曲面型と、に大別される。
図19に示す両曲面型のコンビネーションボード100の場合、光が反射しないように前記黒板(又は白板)101の幅方向両端側が曲面となっているので、生徒等の側のどの席からでも前記黒板(又は白板)101の板面が良く見えるという利点がある。
図20に示す片側曲面型のコンビネーションボード100の場合、教室内に入る日射量を考慮し、前記黒板(又は白板)101の曲面状とした幅方向片端側を教室の窓103に近い方に配置することが通常である。
しかし、上述したような各形態のコンビネーションボード100の場合、以下のような問題が有る。
すなわち、図19又は図20に示す各形態のコンビネーションボード100の場合、図21に示すように、前記黒板(又は白板)101における幅方向片端側の曲面状とした端部と、その隣りの掲示板102Aの隣接する端部との間に必然的に段差部104が形成されることになる。
このため、生徒等が当該段差部104の最突出部分に頭部等をぶつけてしまい思わぬ怪我をする等の危険性を包含しているとともに、段差部104の存在のため外観体裁も良好ではない。
また、前記黒板(又は白板)101と前記掲示板102Aとの間、前記黒板(又は白板)101と前記掲示板102Bとの間には、図22に示すように、ボード枠101a、ボード枠102cが存在するため、前記黒板(又は白板)101と前記掲示板102Aとの間、前記黒板(又は白板)101と前記掲示板102Bとの間で、各々板面の連続性が無くなり、また、ボード枠101a、ボード枠102cの仕様や施工精度の如何によっては微小な隙間が生じ、これらの点からも外観体裁の悪化を招いてしまう。
特許文献1には、外枠の中の上部を横桟で、左右両側近くを縦桟でそれぞれ仕切って横桟より上の部分と縦桟よりそれぞれ左右外側の部分に掲示板を装着し、残りの中央部分に黒板ボードを装着した構成からなる黒板が提案されている。
しかし、この特許文献1の場合も、外枠の左右両側近くを縦桟で夫々仕切って、左右外側の部分に掲示板を装着し、残りの中央部分に黒板ボードを装着した構成であり、黒板と掲示板との一体性に欠けることから、上述した諸問題を解決することができないとともに、外観体裁も良好なものではない。
特開平11−254884号公報
本発明が解決しようとする問題点は、各種の筆記用ボードである記載板と各種の掲示用ボードである掲示板の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化された外観体裁が極めて良好で、更には、維持コストの低廉化を図ることができるような記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードが存在しない点である。
本発明に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードは、一つのボード基体において、中央部分に配置した記載用として機能する表面材に対して、記載用及び/又は掲示用として機能する表面材と、掲示用として機能する表面材と、の内から選定される2種以上の表面材を、中央部分に配置した記載用として機能する表面材の左右側端に各表面材の端部を隣り合わせに接合配置する構成からなることを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、一つのボード基体に対して、記載用として機能する表面材と、記載用及び/又は掲示用として機能する表面材と、掲示用として機能する表面材と、の内から選定される2種以上の表面材を隣り合わせに接合配置する構成としているので、各表面材の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化し外観体裁が極めて良好な斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、一つのボード基体に対して、記載用として機能する表面材を中央配置とし、その両隣りに記載用及び/又は掲示用として機能する表面材、掲示用として機能する表面材を各々隣り合わせに接合配置する構成としているので、各表面材の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化し外観体裁が極めて良好であり、更には、文字等の記載領域の拡張機能、書類等の掲示機能も併せて発揮する斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置する構成としているので、請求項2記載の発明と同様な効果を奏し、各表面材をボード基体に対して各々磁着構造で取り付ける構成であることから、各表面材の取り替えも容易で維持コストの低廉化を図ることもできる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項4記載の発明によれば、一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一種の表面材2個を、前記記載用として機能する表面材の両隣りに各々接合配置する構成としているので、請求項3記載の発明と同様な効果を奏し、かつ、文字等の記載領域の大幅な拡張機能、又は書類等の掲示機能の大幅な拡張機能をも発揮する斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材と、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材又は鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方とを、隣り合わせに接合配置する構成としているので、表面材2枚並設構造とした狭幅構造の基に、請求項3記載の発明と略同様な効果を奏し、かつ、比較的狭面積の設置領域にも対応可能な斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項6記載の発明によれば、前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置される構成としているので、各表面材同士の接合領域の細隙を遮蔽して外観体裁の良好性を確保することができる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、一つの両曲面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置とし、その両隣りに、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置し、両側曲面形態とした構成としているので、各表面材の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化し外観体裁が極めて良好であり、また文字等の記載領域の拡張機能、書類等の掲示機能も併せて発揮でき、更に両側曲面形態としたことにより、教室等のどの席からもボード面が見易く、各表面材の取り替えも容易で維持コストの低廉化を図ることもできる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項7記載の発明と略同様な効果を奏し、また、文字等の記載領域の大幅な拡張機能、又は、書類等の掲示機能の大幅な拡張機能をも発揮する斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項7又は8のいずれかに記載の発明において、前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置される構成としているので、各表面材同士の接合領域の細隙を遮蔽して外観体裁の良好性を確保することができる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項10記載の発明によれば、日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の平坦な表面材を備えるボードを中央配置とし、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方を前記ボード基体の日射量の大きい側に配置し、他方をその反対側に各々隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態とした構成としているので、各表面材の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化し外観体裁が極めて良好であり、また文字等の記載領域の拡張機能、書類等の掲示機能も併せて発揮でき、更に各表面材の取り替えも容易で維持コストの低廉化を図ることもでき、日射量の大きい例えば窓側からの光による眩しさも低減することができる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項11記載の発明によれば、日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の平坦な表面材を備えるボードを中央配置とし、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の2種の表面材の内のいずれか一種2個を、前記ボード基体の日射量の大きい側とその反対側とに各々隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態とした構成としているので、請求項10記載の発明と略同様な効果を奏し、かつ、文字等の記載領域の大幅な拡張機能、又は書類等の掲示機能の大幅な拡張機能をも発揮する斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項12記載の発明によれば、日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材と、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方とを、前記いずれか一方の表面材を前記ボード基体の日射量の大きい側に配置する状態で隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態とした構成としているので、表面材2枚並設構造とした狭幅構造の基に、請求項10記載の発明と略同様な効果を奏し、かつ、比較的狭面積の設置領域にも対応可能な斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
請求項13記載の発明によれば、請求項10乃至12のいずれか1項に記載の発明において、前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置される構成としているので、各表面材同士の接合領域の細隙を遮蔽して外観体裁の良好性を確保することができる斬新な記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例1に係る多機能ボードを示す概略正面図である。 図2は本発明の実施例1に係る多機能ボードを示す概略平面図である。 図3は本実施例1に係る多機能ボードにおいて記載用として機能する中央配置の表面材の両隣りに記載用及び/又は掲示用として機能する表面材2個を配置した例を示す概略正面図である。 図4は本実施例1に係る多機能ボードにおいて記載用として機能する中央配置の表面材の両隣りに掲示用として機能する表面材2個を配置した例を示す概略正面図である。 図5は本実施例1に係る多機能ボードにおけるボード基体に対するマグネットシート、各表面材の配置構造を示す分解平面図である。 図6(a)は本実施例1に係る多機能ボードにおける隣接する表面材同士の細隙に細隙遮蔽薄板6aを配置した状態を示す部分拡大図である。図6(b)は、本実施例1に係る多機能ボードにおける隣接する表面材同士の細隙に図6(a)の細隙遮蔽薄板6aとは別の形態の細隙遮蔽薄板6bを配置した状態を示す部分拡大図である。 図7は本実施例1の変形例に係る幅方向寸法を縮減したボード基体に2種の表面材を各々並設した状態を上・下に示す2つの態様の各多機能ボードの概略正面図である。 図8は本発明の実施例2に係る両側曲面型の多機能ボードを示す概略正面図である。 図9は本実施例2に係る両側曲面型の多機能ボードを示す概略平面図である。 図10は本実施例2に係る多機能ボードにおけるボード基体に対するマグネットシート、各表面材の配置構造を示す分解平面図である。 図11は本実施例2に係る両側曲面型の多機能ボードであって、記載用として機能する中央配置の表面材の両隣りの各表面材を図8に示す場合と左右逆にした態様を示す概略正面図である。 図12は本発明の実施例3に係る片側曲面型の多機能ボードを示す概略正面図である。 図12は本実施例3に係る片側曲面型の多機能ボードを示す概略平面図である。 図14は本実施例3に係る多機能ボードにおけるボード基体に対するマグネットシート、各表面材の配置構造を示す分解平面図である。 図15は本実施例3に係る片側曲面型の多機能ボードであって、記載用として機能する中央位置の表面材の両隣りの各表面材を図12に示す場合と左右逆にした態様を示す概略正面図である。 図16は本実施例3の変形例に係る幅方向寸法を縮減したボード基体に2種の表面材を各々並設した状態を上・下に示す2つの態様の各多機能ボードの概略正面図である。 図17は従来の記載板と掲示板のコンビネーションボードを示す概略正面図である。 図18は従来の全体を平面型とした記載板と掲示板のコンビネーションボードを示す概略平面図である。 図19は従来の記載板を両側曲面型とした記載板と掲示板のコンビネーションボードを示す概略平面図である。 図20は従来の記載板を片側曲面型とした記載板と掲示板のコンビネーションボードを示す概略平面図である。 図21は従来の記載板を両側曲面型とした、又は、従来の記載板を片側曲面型とした記載板と掲示板のコンビネーションボードにおける記載板の端部の段差部を示す概略説明図である。 図22は従来の記載板と掲示板のコンビネーションボードにおける隣接する記載板、掲示板間に生じる隙間を示す概略説明図である。
本発明は、各種の筆記用ボードである記載板と各種の掲示用ボードである掲示板の境界部分に枠材等が存在せず、板面が一体化された外観体裁が極めて良好で、更には、維持コストの低廉化を図ることができる記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードを実現し、提供するという目的を、一つの平面型としたボード基体に対して、例えば鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置として、例えば鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、例えば鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置する構成により実現した。
以下、本発明の各実施例に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードについて図面を参照して詳細に説明する。
以下詳述する本発明の各実施例に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードは、一つのボード基体に対して、記載用として機能する表面材と、記載用及び/又は掲示用として機能する表面材と、掲示用として機能する表面材と、の内から選定される2種以上の表面材を隣り合わせに接合配置することを基本的技術的思想とするものである。
(実施例1)
本発明の実施例1に係る多機能ボード1について、図1乃至図6を参照して説明する。
本実施例1に係る多機能ボード1は、正面視長方形状で、平面型とした一つのボード基体2に対して、例えば鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材21、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材31のいずれか一方を、左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置する構成とし、当該記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1を、例えば、学校の教室の正面に取り付けて使用に供するようにしたものである。なお、図1において、7は筆記具載置箱である。
前記表面材11は、その表面形態を黒板仕様又はホワイトボード仕様としている。同様に前記表面材21も、その表面形態を黒板仕様又はホワイトボード仕様としている。
前記各要素の寸法については、前記ボード基体2の全体寸法は、幅略6000mm、高さ略1200mm、記載用の表面材11の幅3600mm、高さ1200mm、記載用及び/又は掲示用の表面材21の幅1200mm、高さ1200mm、掲示用の表面材31の幅1200mm、高さ1200mmに設定する例を一例として挙げることができるが、特に限定するものではない。
図1、図2には、記載用の表面材11を中央配置として、その左側に記載用及び/又は掲示用の表面材21を、右側に掲示用の表面材31を各々隣り合わせに接合配置する例を示しているが、これとは逆に左側に掲示用の表面材31を、右側に記載用及び/又は掲示用の表面材21を各々隣り合わせに接合配置する構成とすることも可能であり、これらの配置形態は顧客の要望に応じて適宜選定するものである。
また、図3に示すように、記載用の表面材11を中央配置として、その左右両側に2個の記載用及び/又は掲示用の表面材21、21を配置して文字等の記載領域を拡大可能としたり、図4に示すように、記載用の表面材11を中央配置として、その左右両側に2個の掲示用の表面材31を配置する構成とし、各種書類等の掲示領域の拡大を図ったりすることも可能で、これらの配置形態も顧客の要望に応じて適宜選定するものである。
前記ボード基体2は、図5に示すように、四角形状で平坦に枠組みした例えば木製で幅略6000mm、高さ略1200mmの寸法仕様とした四角枠体3と、この四角枠体3の一面側全域にネジ止め等で固定した四角形状で木製のベース板4とにより構成している。
そして、この前記ボード基体2に対して、磁着構造で記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31を配置し、記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1を構成している。
ここで、本実施例1における磁着構造とは、図5に示すように、前記ボード基体2のベース板4の表面上に全域にわたって、磁気吸着力を有するマグネットシート5を両面接着テープ等の接着具で貼り、このマグネットシート5の表面全域に磁性を有する鋼板製の表面材11(又は表面材21、表面材31)を磁力により固定する構造を意味するものとして以下の説明を行う。
上述した本実施例1に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1において、前記表面材11と表面材21との各端部の接合領域の細隙Gに関しては、細隙G=0とすることも可能であるが、施工状態によっては細隙G=0.5mm〜1mm程度となって外観体裁を損なう場合も生じ得る。
このような場合には、例えば、図6(a)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分に、当該細隙Gに対応する厚さ(或いは幅)(G=0.5mm〜1mm程度)の薄い細隙遮蔽薄板6aを密に埋め込み、細隙Gの部分を遮蔽するようにするか、或いは、図6(b)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分(G=0.5mm〜1mm程度)に、当該細隙Gを覆い隠すようにして幅5mm〜10mm程度の細隙遮蔽薄板6bを貼り付けて、細隙Gの部分を遮蔽するようにする。
前記表面材11と表面材31との各端部の接合領域の細隙Gに関しても上述した場合と同様である。
これにより、細隙Gの部分が遮蔽され、前記記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1全体としての外観体裁を良好なものとすることができる。
本実施例1に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1によれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施例1に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1によれば、前記表面材11、21、31をマグネットシート5を使用し、磁着構造でボード基体2に各々配置しているので、これらの表面材11、21、31が傷付いたり劣化したような場合でも、新品との交換を随時、かつ、何度でも簡略に行うことができ、多機能ボード1全体を新設する場合に比べ、維持コストを大幅に低減することが可能となる。
前記記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31が全体として一体化し、シンプルで美しく、多機能ボード1全体として外観体裁が極めて良好となる。
また、本実施例1に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1は、設置場所の大小に応じた寸法選定の自由度が大きく、設置箇所に応じた対応を、柔軟性をもって行うことができる。
更に、前記マグネットシート5が弾力性を備えることから、前記記載用の表面材11に文字等を記載する際の消音効果を発揮させることができる。
前記多機能ボード1の組立時には、マグネットシート5を用いた磁着構造で表面材11、表面材21、表面材31を各々前記ボード基体2に取り付けるので、接着剤を使用する必要がなく、有機溶剤による空気汚染の発生が皆無となる。
次に、図7を参照して本実施例1の変形例に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Aについて説明する。
変形例に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Aは、上述した実施例1の多機能ボード1の構成を基本としつつ、幅方向寸法を縮減した構成としたことが特徴である。
すなわち、変形例に係る多機能ボード1Aは、ボード基体2の幅方向全体寸法を、例えば、幅略4800mm(高さは実施例1の場合と同一)と前記ボード基体2よりも縮減し、このボード基体2に対して実施例1の場合と同様にして前記表面材11と表面材21(図7上欄)又は前記表面材11と表面材31(図7下欄)を並設したものである。
図7に示す例では、前記表面材11の左側に表面材21を並設したもの、及び、前記表面材11の左側に表面材21を並設したものを示しているが、これらは各々左右入れ替えた配置とすることも勿論可能である。
変形例に係る多機能ボード1Aの場合も、前記表面材11と表面材21との間、又は前記表面材11と表面材31との間に細隙Gが生じるような場合には、実施例1の場合と同様に、例えば、図6(a)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分に、当該細隙Gに対応する厚さ(或いは幅)(G=0.5mm〜1mm程度)の薄い細隙遮蔽薄板6aを密に埋め込み、細隙Gの部分を遮蔽するようにするか、或いは、図6(b)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分(G=0.5mm〜1mm程度)に、当該細隙Gを覆い隠すようにして幅5mm〜10mm程度の細隙遮蔽薄板6bを貼り付けて、細隙Gの部分を遮蔽するようにする。
変形例に係る多機能ボード1Aによれば、既述した実施例1の場合と同様な作用、効果を奏するとともに、前記ボード基体2の幅方向の全体寸法を前記ボード基体2よりも縮減し、このボード基体2に対して2種の表面材並設構造で配置したものであるから、教室の正面の設置面積が狭い場合にもそれに応じた態様で取り付けることが可能であり、比較的狭面積の教室等に対しても柔軟に対応することができる。
(実施例2)
本発明の実施例2に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Bについて、図8乃至図11を参照して説明する。
本実施例2に係る多機能ボード1Bは、図8及び図9に示すように、正面視長方形状で、両側曲面型とした一つのボード基体2Bに対して、例えば鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材21、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材31の内、前記記載用及び/又は掲示用の表面材21を左側配置、前記掲示用として機能する表面材31を右側配置として、各々隣り合わせに接合配置する構成とし、この多機能ボード1Bを例えば学校の教室の正面に取り付けて、使用に供するようにしたものである。
前記ボード基体2Bは、図10に示すように、四角形状で両側曲面型に枠組みした例えば木製で幅略6000mm、高さ略1200mmの寸法仕様とした四角枠体3Bと、この四角枠体3Bの一面側全域にネジ止め等で固定した四角形状で木製のベース板4Bとにより構成している。
そして、この前記ボード基体2Bに対して、マグネットシート5を用いた磁着構造で記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31を配置し、前記多機能ボード1Bを構成している。
図11は、図8に示す場合とは逆に記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、前記掲示用として機能する表面材31を左側配置とし、前記記載用及び/又は掲示用の表面材21を右側配置とした多機能ボード1Bを示すものである。
前記多機能ボード1Bの場合においても、前記表面材11と表面材21との間、又は前記表面材11と表面材31との間に細隙Gが生じるような場合には、実施例1の場合と同様に、例えば、図6(a)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分に、当該細隙Gに対応する厚さ(或いは幅)(G=0.5mm〜1mm程度)の薄い細隙遮蔽薄板6aを密に埋め込み、細隙Gの部分を遮蔽するようにするか、或いは、図6(b)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分(G=0.5mm〜1mm程度)に、当該細隙Gを覆い隠すようにして幅5mm〜10mm程度の細隙遮蔽薄板6bを貼り付けて、細隙Gの部分を遮蔽するようにする。
本実施例2に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Bによれば、以下の作用、効果を奏する。
前記記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Bによれば、実施例1の場合と同様、前記表面材11、21、31をマグネットシート5を使用し、磁着構造でボード基体2Bに各々配置しているので、これらの表面材11、21、31が傷付いたり劣化したような場合でも、新品との交換を随時、かつ、何度でも簡略に行うことができ、多機能ボード1B全体を新設する場合に比べ、維持コストを大幅に低減することが可能となる。
前記記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31が全体として一体化し、シンプルで美しく、多機能ボード1B全体として外観体裁が極めて良好となる。
また、本実施例2に係る多機能ボード1Bは、設置場所の大小に応じた寸法選定の自由度が大きく、設置箇所に応じた対応を、柔軟性をもって行うことができる。
更にまた、本実施例2においても、前記マグネットシート5が弾力性を備えることから、前記記載用の表面材11に文字等を記載する際の消音効果を発揮させることができる。
更に、本実施例2においても、前記多機能ボード1Bの組立時には、マグネットシート5を用いた磁着構造で表面材11、表面材21、表面材31を各々前記ボード基体2Bに取り付けるので、接着剤を使用する必要がなく、有機溶剤による空気汚染の発生が皆無となる。
加えて、本実施例2によれば、前記ボード基体2Bの幅方向両端側が共に曲面型としているので、生徒側のどの席からでも前記多機能ボード1Bの板面が良く見えるという効果も発揮する。
更にまた、本実施例2によれば、前記多機能ボード1Bの両側の端部のみに従来例で述べたような段差部が生じ、ボード面の途中には段差部が生じていない構造であることから、教師や生徒等がボード面に文字等を記載するような場合でも頭部等を段差部にぶつけて怪我をする等の危険性も皆無であり、安全性を向上することができる。
(実施例3)
本発明の実施例3に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Cについて、図12乃至図15を参照して説明する。
本実施例3に係る記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボード1Cは、図12、図13に示すように、正面視長方形状で、片側曲面型(図12、図13において左側の端部のみを曲面型)とした一つのボード基体2Cに対して、例えば鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材21、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材31の内、前記記載用及び/又は掲示用の表面材21を左側配置、前記掲示用として機能する表面材31を右側配置として、各々隣り合わせに接合配置する構成とし、この多機能ボード1Cを例えば学校の教室の正面に取り付けて、使用に供するようにしたものである。
この場合、前記ボード基体2Cの片側曲面状とした左側の端部を日射量の大きい教室の窓103に近い方に配置する構成とするものである。
前記ボード基体2Cは、図14に示すように、四角形状で両側曲面型に枠組みした例えば木製で幅略6000mm、高さ略1200mmの寸法仕様とした四角枠体3Cと、この四角枠体3Cの一面側全域にネジ止め等で固定した四角形状で木製のベース板4Cとにより構成している。
そして、このボード基体2Cに対して、マグネットシート5を用いた磁着構造で記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31を配置し、前記多機能ボード1Cを構成している。
なお、図12に示す多機能ボード1Cにおいて、上述した場合とは逆に、前記表面材11を中央配置として、前記掲示用として機能する表面材31を左側配置、前記記載用及び/又は掲示用の表面材21を右側配置した構成とすることも勿論可能である。
図15は、本実施例3に係る多機能ボード1Cの別の例を示すものであり、記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、その左右両側にいずれも記載用及び/又は掲示用の表面材21を配置し、記載領域の拡張を図ったものである。
この他、図示しないが、記載用として機能する磁着構造の表面材11を中央配置として、その左右両側にいずれも掲示用の表面材31を配置し、書類等の掲示領域の拡張を図った構成とすることもできる。
本実施例3に係る多機能ボード1Cの場合においても、前記表面材11と表面材21との間、又は、前記表面材11と表面材31との間に細隙Gが生じるような場合には、実施例1の場合と同様に、例えば、図6(a)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分に、当該細隙Gに対応する厚さ(或いは幅)(G=0.5mm〜1mm程度)の薄い細隙遮蔽薄板6aを密に埋め込み、細隙Gの部分を遮蔽するようにするか、或いは、図6(b)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分(G=0.5mm〜1mm程度)に、当該細隙Gを覆い隠すようにして幅5mm〜10mm程度の細隙遮蔽薄板6bを貼り付けて、細隙Gの部分を遮蔽するようにする。
本実施例3に係る多機能ボード1Cによれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施例3に係る多機能ボード1Cによれば、実施例1の場合と同様、前記表面材11、21、31をマグネットシート5を使用し、磁着構造でボード基体2Bに各々配置しているので、これらの表面材11、21、31が傷付いたり劣化したような場合でも、新品との交換を随時、かつ、何度でも簡略に行うことができ、多機能ボード1C全体を新設する場合に比べ、維持コストを大幅に低減することが可能となる。
前記記載用の表面材11、記載用及び/又は掲示用の表面材21、掲示用の表面材31が全体として一体化し、シンプルで美しく、多機能ボード1C全体として外観体裁が極めて良好となる。
また、本実施例2に係る多機能ボード1Cは、設置場所の大小に応じた寸法選定の自由度が大きく、設置箇所に応じた対応を、柔軟性をもって行うことができる。
更に、本実施例3においても、前記マグネットシート5が弾力性を備えることから、前記記載用の表面材11に文字等を記載する際の消音効果を発揮させることができる。
更に、本実施例3においても、前記多機能ボード1Cの組立時には、マグネットシート5を用いた磁着構造で表面材11、表面材21、表面材31を各々前記ボード基体2Cに取り付けるので、接着剤を使用する必要がなく、有機溶剤による空気汚染の発生が皆無となる。
加えて、本実施例3によれば、前記ボード基体2Cの幅方向片端側(日射量の大きい教室の窓103側)を曲面型としているので、両側の端部のみに従来例で述べたような段差部が生じ、ボード面の途中には段差部が生じていない構造であることから、教師やむ生徒等がボード面に文字等を記載するような場合でも頭部等を段差部にぶつけて怪我をする等の危険性も皆無であり、安全性を向上することができ、更には、教室内に入る日射量を考慮した構成となっているので、生徒等が前記多機能ボード1Cを見る際の眩しさを軽減できるという効果も奏する。
図16は、本実施例3の変形例に係る多機能ボード1Dを示すものである。
変形例に係る多機能ボード1Dは、上述した実施例3の多機能ボード1Cの構成を基本としつつ、幅方向寸法を縮減した構成としたことが特徴である。
変形例に係る多機能ボード1Dは、上述した実施例3の多機能ボード1Cの構成を基本としつつ、幅方向寸法を縮減した構成としたことが特徴である。
すなわち、変形例に係る多機能ボード1Dは、ボード基体2Cの幅方向全体寸法を、例えば幅略4800mm(高さは実施例3の場合と同一)と前記ボード基体2Cよりも縮減し、このボード基体2Cに対して実施例3の場合と同様にして前記表面材11と表面材21(図18上欄)又は前記表面材11と表面材31(図16下欄)を、表面材2枚並設構造としたものである。
このように、変形例に係る多機能ボード1Dは、日射量の大きい教室の窓103側に配置する片側曲面とした一方の端部側を残し、他方の端部側の平坦部分を1200mm分縮減したものである。
図16に示す例では、前記表面材11の左側に表面材21を並設したもの、及び、前記表面材11の左側に表面材31を並設したものを示しているが、これらは各々左右入れ替えた配置とすることも勿論可能である。
変形例に係る多機能ボード1Dの場合も、前記表面材11と表面材21との間、又は前記表面材11と表面材31との間に細隙Gが生じるような場合には、実施例1の場合と同様に、例えば、図6(a)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分に、当該細隙Gに対応する厚さ(或いは幅)(G=0.5mm〜1mm程度)の薄い細隙遮蔽薄板6aを密に埋め込み、細隙Gの部分を遮蔽するようにするか、或いは、図6(b)に示すように、前記表面材11と表面材21との間の細隙Gの部分(G=0.5mm〜1mm程度)に、当該細隙Gを覆い隠すようにして幅5mm〜10mm程度の細隙遮蔽薄板6bを貼り付けて、細隙Gの部分を遮蔽するようにする。
変形例に係る多機能ボード1Dによれば、既述した実施例3の場合と略同様な作用、効果を奏するとともに、ボード基体2Cの幅方向の全体寸法を実施例3の場合よりも縮減し、このボード基体2Cに対して2種の表面材(表面材11と表面材21、又は、表面材11と表面材31)を並設構造で配置したものであるから、教室の正面の設置面積が狭い場合にもそれに応じた態様で取り付けることが可能であり、比較的狭面積の教室等に対しても柔軟に対応することができる。
本発明の記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボードからなる多機能ボードは、各種学校の教室等に適用する場合の他、オフィスや各種業務施設、工場等の会議室用等として広範に適用でき、更には既設の黒板、ホワイトボード等をボード基体として利用した新規で斬新な多機能ボードとして広範に活用できる。
1 多機能ボード
1A 多機能ボード
1B 多機能ボード
1C 多機能ボード
1D 多機能ボード
2 ボード基体
2B ボード基体
2C ボード基体
3 四角枠体
3B 四角枠体
3C 四角枠体
4 ベース板
4B ベース板
4C ベース板
5 マグネットシート
6a 細隙遮蔽薄板
6b 細隙遮蔽薄板6aとは異なる形態の細隙遮蔽薄板
7 筆記具載置箱
11 表面材
21 表面材
31 表面材
G 細隙
100 従来の記載板と掲示板を組み合わせたコンビネーションボード
102A 掲示板
101a ボード枠
102B 掲示板
102c ボード枠
103 窓
104 当段差部
105 筆記具載置箱

Claims (13)

  1. 一つのボード基体に対して、記載用として機能する表面材と、記載用及び/又は掲示用として機能する表面材と、掲示用として機能する表面材と、の内から選定される2種以上の表面材を隣り合わせに接合配置する構成からなることを特徴とする多機能ボード。
  2. 一つのボード基体に対して、記載用として機能する表面材を中央配置とし、その両隣りに記載用及び/又は掲示用として機能する表面材、掲示用として機能する表面材を各々隣り合わせに接合配置する構成からなることを特徴とする多機能ボード。
  3. 一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置する構成からなることを特徴とする多機能ボード。
  4. 一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置として、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一種の表面材2個を、前記記載用として機能する表面材の両隣りに各々接合配置する構成からなることを特徴とする多機能ボード。
  5. 一つの平面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材と、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材又は鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方とを、隣り合わせに接合配置する構成からなることを特徴とする多機能ボード。
  6. 前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の多機能ボード。
  7. 一つの両曲面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置とし、その両隣りに、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材のいずれか一方を左側配置とし、他方を右側配置として各々隣り合わせに接合配置し、両側曲面形態としたことを特徴とする多機能ボード。
  8. 一つの両曲面型としたボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材を中央配置とし、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一種の表面材2個を、前記記載用として機能する表面材の両隣りに各々接合配置し、両側曲面形態としたことを特徴とする多機能ボード。
  9. 前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置されることを特徴とする請求項7又は8のいずれか1項に記載の多機能ボード。
  10. 日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の平坦な表面材を備えるボードを中央配置とし、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方を前記ボード基体の日射量の大きい側に配置し、他方をその反対側に各々隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態としたことを特徴とする多機能ボード。
  11. 日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の平坦な表面材を備えるボードを中央配置とし、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の2種の表面材の内のいずれか一種2個を、前記ボード基体の日射量の大きい側とその反対側とに各々隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態としたことを特徴とする多機能ボード。
  12. 日射量の大きい側に配置する端部側のみを曲面型とした一つのボード基体に対して、鋼板製で記載用として機能する磁着構造の表面材と、鋼板製で記載用及び/又は掲示用として機能する磁着構造の表面材、鋼板製で掲示用として機能するパンチングメッシュ形態で磁着構造の表面材の内のいずれか一方とを、前記いずれか一方の表面材を前記ボード基体の日射量の大きい側に配置する状態で隣り合わせに接合配置し、片側曲面形態としたことを特徴とする多機能ボード。
  13. 前記各表面材同士の接合領域に細隙が生じる場合には、細隙遮蔽薄板が配置されることを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の多機能ボード。
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