JP2015201915A - 車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で充電リレーの閉成に伴なう突入電流の発生を抑制する。
【解決手段】車両100は、外部電源500から充電することが可能に構成されたバッテリ110を含む。車両100は、インレット170と、充電回路210と、充電リレー160と、コンデンサC2と、車両ECU300とを備える。充電回路210は、インレット170から供給される電圧をバッテリ110を充電することが可能な電圧に変換する。充電リレー160は、充電回路210とバッテリ160との間の電力の供給と停止とを切換えるために設けられる。車両ECU300は、外部電源500がインレット170に接続され、かつ充電リレー160の接続要求があった場合に、充電リレー160の閉成に先立って充電回路210を駆動してコンデンサC2を充電し、コンデンサ電圧とバッテリ電圧との差が所定値よりも小さくなった場合に、充電リレー160を閉成する。
【選択図】図4
【解決手段】車両100は、外部電源500から充電することが可能に構成されたバッテリ110を含む。車両100は、インレット170と、充電回路210と、充電リレー160と、コンデンサC2と、車両ECU300とを備える。充電回路210は、インレット170から供給される電圧をバッテリ110を充電することが可能な電圧に変換する。充電リレー160は、充電回路210とバッテリ160との間の電力の供給と停止とを切換えるために設けられる。車両ECU300は、外部電源500がインレット170に接続され、かつ充電リレー160の接続要求があった場合に、充電リレー160の閉成に先立って充電回路210を駆動してコンデンサC2を充電し、コンデンサ電圧とバッテリ電圧との差が所定値よりも小さくなった場合に、充電リレー160を閉成する。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両に関し、より特定的には、車両外部から供給される電圧を蓄電装置を充電することが可能な電圧に変換する充電回路および充電リレーを備えた車両に関する。
たとえば電気自動車またはプラグインハイブリッド車など、車両搭載のバッテリを車両外部から充電することが可能に構成された車両が知られている。これらの車両には、車両外部から供給される電圧をバッテリを充電することが可能な電圧に変換する充電回路と、充電回路からの出力電圧を平滑化するコンデンサと、コンデンサとバッテリとの間に電気的に接続された充電リレーとを備えるものがある。
上記の構成を有する車両では、バッテリを充電する際に充電リレーが閉成される。このとき、バッテリの電圧がコンデンサの電圧よりも高く、かつバッテリの電圧とコンデンサの電圧との電位差が比較的大きい場合には、充電リレーの閉成に伴ないバッテリからコンデンサに突入電流が流入し、コンデンサが破壊されるおそれがある。そのため、このような突入電流を抑制するための対策が提案されている。
たとえば特開2013−030351号公報(特許文献1)に開示された充電装置は、逆流防止用のダイオードを含む。このダイオードにより、バッテリからの突入電流を抑制することができる(たとえば図2および段落[0060]参照)。
しかしながら、特許文献1に開示の充電装置では、突入電流を抑制するために新たな部材(逆流防止用ダイオード)の追加が必要となる。そのため、部材コストの上昇および重量の増加につながってしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車両外部から供給される電圧をバッテリを充電することが可能な電圧に変換する充電回路、コンデンサ、および充電リレーを備えた車両において、簡易な構成で充電リレーの閉成に伴なうバッテリからコンデンサへの突入電流を抑制することである。
本発明のある局面に従う車両は、車両外部の電源から充電することが可能に構成された蓄電装置を含む。車両は、外部接続部と、充電回路と、充電リレーと、コンデンサと、制御装置とを備える。外部接続部は、上記電源を接続するために設けられる。充電回路は、外部接続部から供給される電圧を蓄電装置を充電することが可能な電圧に変換する。充電リレーは、充電回路と蓄電装置との間の電力の供給と停止とを切換えるために設けられる。コンデンサは、充電回路の出力端子間に設けられる。制御装置は、充電回路および充電リレーを制御する。制御装置は、上記電源が外部接続部に接続され、かつ充電リレーの閉成要求があった場合に、充電リレーの閉成に先立って充電回路を駆動してコンデンサを充電し、コンデンサの電圧と蓄電装置の電圧との差が所定値よりも小さくなった場合に、充電リレーを閉成する。
上記構成によれば、車両外部の電源が外部接続部に接続され、かつ充電リレーが開放された状態において、充電回路が駆動される。これにより、充電回路からの出力電力でコンデンサが充電され、コンデンサの電圧が上昇するので、コンデンサの電圧と蓄電装置の電圧との電位差が減少する。そして、この電位差が所定値よりも小さくなった場合、すなわちコンデンサの電圧が蓄電装置の電圧の近くまで上昇した状態で、充電リレーが閉成される。これにより、充電リレーの閉成に伴なう蓄電装置からコンデンサへの突入電流を抑制することができる。この場合、新たな部材の追加は必要ないので、簡易な構成で突入電流を抑制することができる。
本発明によれば、車両外部から供給される電圧を蓄電装置に充電可能な電圧に変換する充電回路、コンデンサ、および充電リレーを備えた車両において、簡易な構成で充電リレーの閉成に伴なうバッテリからコンデンサへの突入電流を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両を含む充電システムの構成を概略的に示す全体ブロック図である。図1を参照して、充電システム10は、電気自動車である車両100と、交流電源である外部電源(たとえば商用電源)500とを含んで構成される。
車両100は、バッテリ110と、SMR(System Main Relay)115と、PCU(Power Control Unit)120と、モータジェネレータ130(MG)と、動力伝達ギア140と、駆動輪150と、車両ECU(Electronic Control Unit)300とを備える。
バッテリ110は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。バッテリ110は、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池あるいは鉛蓄電池などの二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電素子を含んで構成される。バッテリ110はPCU120に電気的に接続される。そして、バッテリ110は、車両100の駆動力を発生させるための電力をPCU120に供給する。また、バッテリ110は、モータジェネレータ130で発電された電力を蓄電する。
バッテリ110には、バッテリ110の電圧(以下、バッテリ電圧とも称する)VBを検出するための電圧センサ(図示せず)が設けられる。検出されたバッテリ電圧VBは、車両ECU300へ出力される。
SMR115は、車両ECU300からの制御指令SE1に基づいて、バッテリ110とPCU120との間での電力の供給と停止とを切換える。
PCU120は、コンバータ、インバータ(いずれも図示せず)などを含む。コンバータは、車両ECU300からの制御信号PWCにより制御されて、バッテリ電圧VBを変換する。インバータは、車両ECU300からの制御信号PWIにより制御されて、コンバータで変換された電力を用いてモータジェネレータ130を駆動する。
モータジェネレータ130は交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータ(いずれも図示せず)を備える永久磁石型同期電動機である。モータジェネレータ130の出力トルクは、減速機や動力分割機構によって構成される動力伝達ギア140を介して駆動輪150に伝達されて、車両100を走行させる。モータジェネレータ130は、車両100の回生制動動作時には、駆動輪150の回転力によって発電することができる。そして、その発電電力は、PCU120によってバッテリ110の充電電力に変換される。
車両100は、外部電源500からの電力によってバッテリ110を充電するための構成として、インレット(外部接続部)170と、充電装置200と、充電リレー160(CHR)とをさらに備える。
インレット170は、車両100の外表面に設けられる。インレット170には、充電ケーブル400のコネクタ410が接続される。コネクタ410が接続されると、コネクタ410は接続信号CNCTを車両ECU300へ出力する。そして、外部電源500からの電力が、充電ケーブル400を介して車両100に伝達される。充電ケーブル400は、コネクタ410に加えて、外部電源500のコンセント510に接続するためのプラグ420と、コネクタ410およびプラグ420とを電気的に結ぶ電線部430とを含む。
充電装置200は、インレット170に電気的に接続される。また、充電装置200は、充電リレー160を介してバッテリ110に電気的に接続される。充電装置200は、車両ECU300からの情報に基づいて、インレット170から供給される交流電力をバッテリ110の充電電力に変換する。
充電リレー160は、車両ECU300からの制御指令SE2によって制御され、充電装置200とバッテリ110との間の電力の供給と停止とを切換える。
車両ECU300は、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置と、入出力バッファ(いずれも図示せず)とを含み、各センサ等からの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、車両100および各機器の制御を行なう。なお、これらの制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)で処理することも可能である。
図2は、図1に示す充電装置200の構成の一例を説明するための図である。図2を参照して、充電装置200は、充電回路210と、コンデンサC2と、電圧センサ220と、充電ECU250とを含む。充電回路210は、力率改善回路(Power Factor Correction:PFC)211と、コンデンサC1と、DC/DCコンバータ212とを含む。
PFC212は、外部電源500からの交流電力を直流電力に整流するとともに、出力される直流電流の交流成分を正弦波に近づけることによって力率を改善する。コンデンサC1は、PFC212から出力される直流電圧の変動を低減する。DC/DCコンバータ212は、PFC211から出力された直流電圧を所望の電圧の直流電圧に変換する。
なお、PFCおよびDC/DCコンバータの詳細な回路構成は公知であるので、ここではその説明は行なわない。また、外部電源500が直流電源の場合には、PFC212およびコンデンサC1の一部または全部が省略される場合がある。
コンデンサC2は、充電回路210の出力端子Tp,Tn間に接続される。コンデンサC2は、充電回路210から出力される直流電圧の変動を低減する。
電圧センサ220は、コンデンサC2の端子間電圧(以下、コンデンサ電圧とも称する)VCを検出し、その検出値を充電ECU250へ出力する。
充電ECU250は、電圧センサ220からの電圧検出値に基づいて、DC/DCコンバータ212の制御信号PWDを生成する。また、充電ECU250は、車両ECU300と信号の授受が可能に構成される通信部(図示せず)を含む。充電ECU250は、電圧センサ220からのコンデンサ電圧VCを車両ECU300へ出力する。
以上のような構成を有する車両100において、バッテリ110を充電する際には、充電回路210が駆動されるとともに充電リレー160が閉成される。ここで、バッテリ電圧VBがコンデンサ電圧VCよりも高く、かつバッテリ電圧VBとコンデンサ電圧VCとの差が比較的大きい場合には、充電リレー160の閉成に伴ない、バッテリ110からコンデンサC2に突入電流IRが流入するおそれがある。
特許文献1では、突入電流IR対策として、コンデンサC2とバッテリ110との間の正極側の電力線に、コンデンサC2からバッテリ110へ向かう方向を順方向としてダイオードが配置される(特許文献1の図2のダイオードD20参照)。しかしながら、この対策では、ダイオードの追加が必要なため、部材コストが上昇するとともに重量が増加してしまう。
そこで、本実施の形態においては、充電ケーブル400のコネクタ410がインレット170に接続され充電動作を実行する際に、充電リレー160の閉成に先立って充電回路210を駆動してコンデンサC2を充電する突入電流抑制制御を実行する。突入電流抑制制御においては、充電回路210からの出力電力によりコンデンサC2が充電され、コンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差が減少した状態で、充電リレー160が閉成される。これにより、充電リレー160の閉成に伴なう突入電流IRを抑制することができる。
さらに、本実施の形態によれば、新たな部材の追加が必要ないので、ダイオードを設けて逆流を防止する場合と比べて、より簡易な構成で突入電流IRの発生を抑制することができる。その結果、部材コストを削減するとともに重量の増加を防止することができる。
図3は、本実施の形態における突入電流抑制制御の概要を説明するためのタイムチャートである。図2および図3を参照して、横軸は経過時間を表わし、縦軸はコンデンサ電圧VCを表わす。
時刻t1までは、充電ケーブル400のコネクタ410はインレット170に接続されていない。また、充電リレー160は開放状態である。このとき、コンデンサ電圧VCは、たとえばゼロである。ただし、コンデンサ電圧VCの値はゼロより大きい値であってもよく、あるいは負値であってもよい。
時刻t1において、充電ケーブル400のコネクタ410がインレット170に接続される。
時刻t2において、充電リレー160の閉成要求が生じる。しかし、充電リレー160は依然として開放状態に維持されたまま充電回路210が駆動され、充電回路210からの出力電力によりコンデンサC2が充電される。これによって、コンデンサ電圧VCは上昇する。
なお、充電回路210から出力される電圧が急激に上昇すると、充電回路210からコンデンサC2に突入電流が流れる可能性がある。したがって、充電回路210からの出力電圧を緩やかに上昇させる充電回路出力ソフトスタートを実行することが好ましい。
時刻t3において、コンデンサ電圧VCが電圧(VB−α)に到達したこと、すなわちコンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差ΔVが所定値αよりも小さくなったことに応答して、充電リレー160が閉成される。ここで、所定値αは、コンデンサC2とバッテリ110との間の電位差ΔVに起因する突入電流IRが生じない程度に小さな値に定められている。これによって、充電リレー160の閉成に伴なうバッテリ110からコンデンサC2への突入電流IRを抑制することができる。
なお、所定値αはゼロに設定してもよい。あるいは、所定値αは、図2に示す回路の各種パラメータ(たとえばコンデンサC2の容量、バッテリ電圧VBなど)を考慮して、設計または実験により決定してもよい。
図4は、本実施の形態における突入電流抑制制御処理を説明するためのフローチャートである。図2および図4を参照して、このフローチャートは、所定の条件成立時あるいは所定の期間経過毎にメインルーチンから呼び出されて実行される。なお、フローチャートの各ステップは、基本的には車両ECU300によるソフトウェア処理によって実現されるが、車両ECU300内に作製された電子回路によるハードウェア処理によって実現されてもよい。
ステップ(以下、単にSと記載する)10において、車両ECU300は、充電ケーブル400のコネクタ410がインレット170に接続されているか否かを判定する。具体的には、車両ECU300は、充電ケーブル400のコネクタ410から出力される接続信号CNCTをインレット170経由で受けた場合に、充電ケーブル400のコネクタ410がインレット170に接続されたと判定する。充電ケーブル400が接続された場合(S10においてYES、図3の時刻t1参照)、処理はS20に進められる。
S20において、車両ECU300は、充電リレー160の閉成要求があるか否かを判定する。たとえばタイマー充電の場合には、所定の充電開始時刻が到来した場合に充電リレー160の閉成要求が生じる。閉成要求が生じている場合(S20においてYES、図3の時刻t2参照)、処理はS30に進められる。
一方、充電ケーブル400が接続されていない場合(S10においてNO)、あるいは充電リレー160の閉成要求が生じていない場合(S20においてNO)には、車両ECU300は以降の処理をスキップして、図4に示す一連の処理が終了する。
S30において、車両ECU300は、充電回路210の駆動準備が完了したか否かを判定する。たとえば、車両ECU300は、充電ECU250からコンデンサ電圧VCを受けるとともに、バッテリ110の電圧センサからバッテリ電圧VBを受けている場合に、充電回路210の駆動準備が完了していると判定することができる。充電回路210の駆動準備が完了している場合(S30においてYES)、処理はS40に進められる。
一方、充電回路210の駆動準備が完了していない場合(S30においてNO)には、駆動準備が完了するまでS30の処理が繰り返される。
S40において、車両ECU300は、充電回路出力ソフトスタートを実行する。すなわち、車両ECU300は、充電リレー160が開放状態のまま、充電回路210からの出力電圧が緩やかに上昇するように充電回路210を駆動して、コンデンサC2を充電する。これにより、充電回路210からの出力電圧の急激な上昇に伴なう充電回路210からコンデンサC2への突入電流を抑制することができる。コンデンサC2が充電されるに従って、コンデンサ電圧VCが上昇し、コンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差ΔVが次第に減少する。
S50において、車両ECU300は、電位差ΔVが所定値α未満となり、突入電流IRが生じないレベルまでコンデンサC2が充電されたかを判定する。電位差ΔVが所定値α以上の場合(S50においてNO)には、電位差ΔVが所定値α未満になるまでS50の処理が繰り返される。電位差ΔVが所定値α未満の場合(S50においてYES、図3の時刻t3参照)、車両ECU300は充電リレー160を閉成する(S60)。これにより、充電回路210によるバッテリ110の充電が開始される。
このように、本実施の形態によれば、充電ケーブル400のコネクタ410がインレット170に接続され、かつ充電リレー160の閉成要求が生じた場合に、充電リレー160の閉成に先立って充電回路210を駆動してコンデンサC2を充電することによって、コンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差ΔVを減少させる。そして、電位差ΔVが所定値αよりも小さくなった場合に、充電リレー160が閉成される。これにより、充電リレー160の閉成に伴なう突入電流IRを抑制し、コンデンサC2を保護することができる。このとき、突入電流IR対策に新たな部材の追加が必要ないので、より簡易な構成で突入電流IRを抑制する構成が実現でき、部材コストを削減するととともに重量の増加を防止することができる。
なお、本実施の形態では、車両が電気自動車である場合を例として説明したが、本実施の形態における車両は、バッテリを充電するための充電回路を搭載した車両を示すものであり、電気自動車の他に、ハイブリッド自動車や、燃料電池を搭載した燃料電池自動車などが含まれる。
最後に、図1および図2を再び参照して本実施の形態について総括する。車両100は、外部電源500から充電することが可能に構成されたバッテリ110を含む。車両100は、外部電源500を接続するためのインレット170と、インレット170から供給される電圧をバッテリ110を充電することが可能な電圧に変換する充電回路210と、充電回路210とバッテリ110との間の電力の供給と停止とを切換えるための充電リレー160と、充電回路210の出力端子Tp,Tn間に設けられた充電回路210と、充電回路210および充電リレー160を制御する車両ECU300とを備える。車両ECU300は、外部電源500がインレット170に接続され、かつ充電リレー160の閉成要求があった場合に、充電リレー160の閉成に先立って充電回路210を駆動してコンデンサC2を充電し、コンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差ΔVが所定値αよりも小さくなった場合に、充電リレー160を閉成する。
このようにすることによって、コンデンサ電圧VCとバッテリ電圧VBとの電位差ΔVが小さい状態で充電リレー160が閉成されるので、バッテリ110からコンデンサC2への突入電流IRを抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、110 バッテリ、120 PCU、130 モータジェネレータ、140 動力伝達ギア、150 駆動輪、160 充電リレー、170 インレット、200 充電装置、210 充電回路、211 PFC、212 DC/DCコンバータ、C1,C2 コンデンサ、Tp,Tn 端子、220 電圧センサ、250 充電ECU、300 車両ECU、400 充電ケーブル、410 コネクタ、420 プラグ、430 電線部、500 外部電源、510 コンセント。
Claims (1)
- 車両外部の電源から充電可能に構成された蓄電装置を含む車両であって、
前記電源を接続するための外部接続部と、
前記外部接続部から供給される電圧を前記蓄電装置を充電することが可能な電圧に変換する充電回路と、
前記充電回路と前記蓄電装置との間の電力の供給と停止とを切換えるための充電リレーと、
前記充電回路の出力端子間に設けられたコンデンサと、
前記充電回路および前記充電リレーを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記電源が前記外部接続部に接続され、かつ前記充電リレーの閉成要求があった場合に、前記充電リレーの閉成に先立って前記充電回路を駆動して前記コンデンサを充電し、前記コンデンサの電圧と前記蓄電装置の電圧との差が所定値よりも小さくなった場合に、前記充電リレーを閉成する、車両。
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