JP2015201305A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に本発明に係る燃料電池システム1の第1実施形態の全体図を示す。本実施形態の燃料電池システム1は、空気予熱器10、改質器20、水蒸発器30、燃料電池40、燃焼器50、排熱回収器60、ポンプ70、71、72、およびインバータ80を備える。
(アノード)H2+O2-→H2O++2e-
このような電気化学反応によりアノード側では、水蒸気が生成する。この水蒸気を含む未利用燃料が複数のセル41のアノードから燃焼器50に供給される。複数のセル41(図2参照)のカソードを通過した空気も燃焼器50に供給される。燃焼器50は、未利用燃料を空気を用いて燃焼して排ガスを排出する。
上記第1実施形態では、第2の空気流路201において、空気および排ガスの間の熱交換を促進する熱交換フィン153a、153bと、空気および燃料電池40の輻射熱の間の熱交換を促進する熱交換フィン152とを奥行き方向にオフセットした例について説明したが、これに代えて、次のようにする。
上記第2実施形態では、熱交換フィン152、153は、波形部152c、153cが、空気流れ方向に1つずつ交互に並べられている例について説明したが、これに代えて、本第3の実施形態では、熱交換フィン152、153を噛み合うように配置した例について説明する。
(第4実施形態)
本第4実施形態では、上記第2実施形態の熱交換フィン152、153としてオフセットフィンを用いる例について説明する。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記第1〜第4の実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。
10 空気予熱器
20 改質器
30 水蒸発器
40 燃料電池
41 セル
50 燃焼器
200 第1の空気流路
201 第2の空気流路
131、132 ガス通路部
Claims (15)
- 空気および燃料ガスの電気化学反応により電気エネルギをそれぞれ発生する複数のセル(41)が積層されている燃料電池(40)に供給する空気を加熱する熱交換器であって、
前記燃料電池に供給される空気が流れる第1の空気流路(200)と、
前記燃料電池と前記第1の空気流路との間に配置されて燃焼器(50)から排出される排ガスが流れる排ガス通路(130、131、132)と、
前記燃料電池と前記排ガス通路との間で配置されて前記第1の空気流路を通過した空気が流れる第2の空気流路(201)と、を備え、
前記第1、第2の空気流路内の空気は、それぞれ、前記排ガス通路内の排ガスとの間の熱交換によって加熱されるようになっており、
前記第2の空気流路および前記燃料電池の間にて前記複数のセルの積層方向に平行に配置されて、かつ前記燃料電池から輻射される輻射熱を受ける受熱壁(102c)を有し、かつ前記第2の空気流路を構成する空気流路形成部(102)を備えており、
前記空気流路形成部は、前記受熱壁で受けた輻射熱によって前記第2の空気流路内の空気を加熱するようになっており、
前記第2の空気流路を通過した空気が前記燃料電池に供給されるようになっていることを特徴とする熱交換器。 - 前記排ガス通路は、前記第1の空気流路内の空気との間で熱交換する排ガスが流れる第1のガス通路部(131、132)と、前記第2の空気流路内の空気との間で熱交換する排ガスが流れる第2のガス通路部(130)と、を備え、
前記第1、第2のガス通路部を仕切る仕切り部材(121、122)を備えることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 - 前記仕切り部材は、前記複数のセルの積層方向に平行な方向に延びるように形成されており、
前記第1、第2のガス通路は、前記積層方向に直交し、かつ前記第1、第2の空気流路の並ぶ方向に対して直交する方向に、並べられていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。 - 前記第1の空気流路内の空気と前記第1のガス通路部内の排ガスとは、互いに逆方向に流れるように前記第1の空気流路と前記第1のガス通路部とが構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の熱交換器。
- 前記第2の空気流路内の空気と前記第2のガス通路部内の排ガスとは、互いに逆方向に流れるように前記第2の空気流路と前記第2のガス通路部とが構成されていることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
- 前記第1の空気流路内の空気および前記排ガスの間の熱交換を促進する第1の熱交換フィン(150a、150b)と、
前記第2の空気流路内の空気および前記排ガスの間の熱交換を促進する第2の熱交換フィン(152)と、を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。 - 前記受熱壁で受けた輻射熱を前記第2の空気流路内の空気に伝える第3の熱交換フィン(153a、153b)を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
- 前記第2の熱交換フィンは、前記第2の空気流路内の空気流れ方向に対して直交し、かつ前記第1、第2の空気流路の並ぶ方向に対して直交する方向に亘って、波形状に形成されて、前記空気の流れ方向に並べられている複数の第2の波形部(152c)を備え、
前記第3の熱交換フィンは、前記第2の空気流路内の空気流れ方向に対して直交し、かつ前記第1、第2の空気流路の並ぶ方向に対して直交する方向に亘って、波形状に形成されて、前記空気の流れ方向に並べられている複数の第3の波形部(153c)を備え、
前記第2、第3の波形部が前記空気の流れ方向に1つずつ交互に位置するように前記複数の第2の波形部と前記複数の第2の波形部とが並べられていることを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。 - 前記空気流路形成部は、前記排ガス通路側に配置されている第1の壁部(103a)と、前記燃料電池側に配置されている第2の壁部(102b)と、を備え、前記第2の空気流路は、前記第1、第2の壁部の間に形成されており、
前記第2の熱交換フィンは、前記空気の流れ方向に亘って前記第2の壁部側に凸となる複数の第2の山部(152d)と、前記空気の流れ方向に亘って前記第1の壁部側に凹む複数の第2の谷部(152e)とを備え、
前記第2の熱交換フィンは、前記第2の山部と前記第2の谷部とが交互に位置するように、前記複数の第2の山部と前記複数の第2の谷部とが、前記第2の空気流路内の空気流れ方向に直交し、かつ前記第1、第2の空気流路の並ぶ方向に直交する直交方向に並べられており、
前記第3の熱交換フィンは、前記空気の流れ方向に亘って前記第1の壁部側に凸となる複数の第3の山部(153d)と、前記空気の流れ方向に亘って前記第2の壁部側に凹む複数の第3の谷部(153e)とを備え、
前記第3の熱交換フィンは、前記第3の山部と前記第3の谷部とが交互に位置するように、前記複数の第3の山部と前記複数の第3の谷部とが、前記第2の空気流路内の空気流れ方向に直交し、かつ前記第1、第2の空気流路の並ぶ方向に直交する直交方向に並べられており、
前記複数の第2の山部は、それぞれ、前記複数の第3の谷部のうち対応する第3の谷部側に位置し、前記複数の第3の山部は、それぞれ、前記複数の第2の谷部のうち対応する第2の谷部側に位置することを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。 - 前記第2、第3の熱交換フィンは、それぞれ、前記空気の流れ方向に対する直交方向の断面形状が凸部(300)を一方側と他方側に交互に位置させて曲折する波形状に形成されて、かつ前記空気の流れ方向に平行な方向で部分的に切り起こされた切り起こし部(310)を備えるオフセットフィンであることを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
- 前記第1の空気流路に対して前記燃料電池側に配置されている第3の壁部(101a)と、
前記第1の空気流路に対して前記燃料電池の反対側に配置されている第4の壁部(100a)と、を備え、
前記第3、第4の壁部の間において前記第2のガス通路(130)に対応する領域に、前記空気の流れを止める風流れ防止部材(151)が配置されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。 - 前記第1の空気流路には、前記第1の熱交換フィンが配置されていることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
- 前記第2の空気流路のうち前記第2のガス通路部に対応する領域には、前記第2の熱交換フィンが配置されていることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
- 前記第2の空気流路のうち前記第1のガス通路部に対応する領域には、前記第3の熱交換フィンが配置されていることを特徴とする請求項7に記載の熱交換器。
- 前記第1の空気流路内の空気と前記排ガスとの間の熱交換を促進する第4の熱交換フィン(154a、154b)が前記第1の排ガス通路に配置されており、
前記第2の空気流路内の空気と前記排ガスとの間の熱交換を促進する第5の熱交換フィン(155)が前記第2の排ガス通路に配置されていることを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器。
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JP7344840B2 (ja) | 2020-05-27 | 2023-09-14 | 三菱重工業株式会社 | 燃料電池システム、燃料電池を用いた排気浄化方法及び燃料電池装置の改造方法 |
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