JP2021086714A - 排気熱交換システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池装置からの排気ガスの放熱性能の向上を図ることが可能な排気熱交換システムを提供する。【解決手段】排気熱交換システム1は、燃料電池装置からの排気ガスを排気ガスよりも低温となる冷却流体と熱交換させて冷却する排気熱交換器20を備える。f排気熱交換器20は、排気ガスと冷却流体とが熱交換可能に排気流路と冷却流路とが配列方向に交互に配置されている。加えて、排気熱交換器20は、排気ガスよりも低温となる外気が流れる流通空間に対して排気流路を形成する部位の一部(本例では、第1対向部位および第2対向部位)が露出している。【選択図】図7

Description

本開示は、燃料電池装置からの排気ガスを冷却流体と熱交換させて冷却する排気熱交換器を含む排気熱交換システムに関する。
従来、燃料電池を含む発電システムとして、燃料電池からの排気ガスを冷却する排気ガス冷却器を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3956208号
しかしながら、特許文献1には、排気ガス冷却器の具体的な構造について何ら開示がなく、燃料電池装置からの排気ガスの放熱性能の観点で改善の余地がある。
本開示は、燃料電池装置からの排気ガスの放熱性能の向上を図ることが可能な排気熱交換システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、
排気熱交換システムであって、
燃料電池装置(FCS)からの排気ガスを排気ガスよりも低温となる冷却流体と熱交換させて冷却する排気熱交換器(20)を備え、
排気熱交換器は、
排気ガスが流れる排気流路(21A)および冷却流体が流れる冷却流路(21B)が設けられ、
排気ガスと冷却流体とが熱交換可能に排気流路と冷却流路とが所定の配列方向に交互に配置されるとともに、
排気ガスよりも低温となる外部流体と排気ガスとが熱交換可能に外部流体が流れる流通空間に対して排気流路を形成する排気流路形成部(223、233、243)の一部が露出している、排気熱交換システム。
このように構成される排気熱交換器では、排気ガスを冷却流体に放熱させるだけでなく、排気ガスよりも低温の外部流体にも放熱させることができるので、排気ガスの放熱量を増加させて排気ガスの放熱性の向上を図ることができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
実施形態に係る排気熱交換システムの概略構成図である。 排気熱交換器の模式的な側面図である。 排気熱交換器の模式的な分解斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。 図2のV−V断面図である。 図4に示すVI部分の拡大図である。 外気ダクトの模式的な縦断面図である。 外気ダクトの模式的な横断面図である。 排気熱交換器の熱交換流路の第1変形例を示す断面図である。 図9のX部分の拡大図である。 排気熱交換器の熱交換流路の第2変形例を示す断面図である。
以下、本開示の一実施形態について図1〜図8を参照しつつ説明する。本実施形態では、本開示の排気熱交換システム1を、燃料電池FCにより電気エネルギを出力する燃料電池装置FCSに適用した例について説明する。
本例の燃料電池装置FCSは、一般向けの産業用定置型の装置として構成されている。図1に示すように、燃料電池装置FCSは、主たるシステム構成として発電部PG、蒸発部SP、および改質部RPを備える。
発電部PGは、固体酸化物型の燃料電池FCを備える。固体酸化物型の燃料電池FCは、一般的にSOFC(Solid Oxide Fuel Cell の略)とも呼ばれ、作動温度が高温(例えば、500℃〜1000℃)となる。燃料電池FCは、燃料ガスおよび酸化剤ガスの電気化学反応により電気エネルギを出力する。
具体的には、燃料電池FCは、大気中の空気を酸化剤ガスとして取り込むとともに、水素および一酸化炭素を燃料ガスとして取り込む。この燃料ガスは、改質用の原燃料である都市ガス(メタンを主成分とするガス)を改質して生成される。なお、使用する原燃料は、炭化水素系のガスであれば、都市ガス以外のガスが採用されていてもよい。
燃料電池FCは、以下の反応式F1、F2に示す水素および酸素の電気化学反応により図示しない外部回路に対して電気エネルギを出力する。
(燃料極)2H+2O2−→2HO+4e …(F1)
(空気極)O+4e→2O2− …(F2)
また、燃料電池FCは、以下の反応式F3、F4に示す一酸化炭素および酸素の電気化学反応により図示しない外部回路に対して電気エネルギを出力する。
(燃料極)2CO+2O2−→2CO+4e …(F3)
(空気極)O+4e→2O2− …(F4)
燃料電池FCには、酸化剤ガスとしての空気の導入経路を構成する空気経路APが接続されている。空気経路APは配管等によって構成されている。図示しないが、空気経路APには、燃料電池FCに空気を送風するブロワ、燃料電池FCに供給する空気を加熱する空気予熱器等が配置されている。
また、燃料電池FCは、改質用の原燃料や燃料ガスの導入経路を構成する燃料経路FPが接続されている。燃料経路FPは配管等によって構成される。燃料経路FPには、図示しない燃料ポンプ、図示しない脱硫器、蒸発部SP、改質部RPが上流側から順に配置されている。
蒸発部SPは、燃料電池FC等で生ずる熱によって水を蒸発させて水蒸気を生成する。蒸発部SPは、生成した水蒸気と改質用の原燃料との混合ガスを改質部RPに供給する。蒸発部SPには、水の導入経路である水経路WPが接続されている。水経路WPには、蒸発部SPに対して水を供給する水ポンプPが配置されている。水経路WPは、水ポンプPよりも上流側が後述する排気熱交換システム1の回収水タンク40に接続されている。水ポンプPが作動すると、回収水タンク40に貯められた水が蒸発部SPに供給される。排気熱交換システム1については後述する。
改質部RPは、水蒸気と原燃料の混合ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する。改質部RPは、例えば、ロジウムやルテニウム等の貴金属を含む水蒸気改質触媒を含んでいる。具体的には、改質部RPは、改質反応およびシフト反応により燃料ガス(水素、一酸化炭素)を生成する。
ここで、燃料電池FCから排出されるオフガスには、燃料電池FCで使用されなかった未反応ガスが含まれている。未反応ガスには、可燃性を有する水素が含まれる。このため、燃料電池FCから排出されるオフガスをそのまま大気に排出することは難しい。
そこで、発電部PGには、燃料電池FCに加えて燃焼器CBが設けられている。燃焼器CBは、燃料電池FCから排出されるオフガスを燃焼させる。燃焼器CBは、例えば、酸化剤オフガスおよび燃料オフガスを混合した混合ガスを可燃ガスとして燃焼させる。図示しないが、燃焼器CBは、オフガスを燃焼させるためのバーナを有している。燃焼器CBでは、バーナによってオフガスが燃焼される。
このように構成される燃料電池装置FCSでは、燃焼器CBで生成された燃焼ガスが、装置内部の蒸発部SP、改質部RP等の加熱源として利用された後、排気ガスとして装置外部に排出される。この排気ガスは、排気熱交換システム1にて冷却される。
排気熱交換システム1は、排気ガスを放熱させる放熱システムである。本実施形態の燃料電池装置FCSおよび排気熱交換システム1は、システムから電気だけを取り出して外部で利用するモノジェネレーション方式のシステムとして構成されている。
燃料電池装置FCSおよび排気熱交換システム1は、例えば、システムから熱と電気の両方を取り出して外部で利用するコージェネレーション方式に比べて、部品点数が少なく、簡素な構成で実現することができる。このため、例えば、熱利用量の少ないユーザーに設置メリットを提供することができる。
排気熱交換システム1は、燃料電池装置FCSからの排気ガスが流れる排気系統10、冷却流体としての冷却水が流れる冷却系統50、外部流体としての外気が流れる送風系統60の3つの系統を有している。
排気系統10は、排気熱交換器20および回収水タンク40を備える。排気熱交換器20は、燃料電池装置FCSからの排気ガスを排気ガスよりも低温となる冷却水と熱交換させて冷却する熱交換器である。排気熱交換器20は、排気ガスが流入可能に燃料電池装置FCSの排気ガスの出口に接続されている。また、排気熱交換器20は、冷却水が流入可能に後述の水循環回路52に接続されている。
排気熱交換器20には、熱交換流路21として、燃料電池装置FCSからの排気ガスが流れる排気流路21Aおよび冷却水が流れる冷却流路21Bが設けられている。排気流路21Aおよび冷却流路21Bは、排気ガスと冷却水とが熱交換可能に互いに隣接して設けられている。なお、排気熱交換器20の構造および配置形態の詳細については後述する。
ここで、燃料電池FCでは、前述の反応式F1に示すように、水素と酸素の電気化学反応により水が生成される。この水は、水蒸気となって排気ガスとともに、燃料電池装置FCSから排気熱交換器20に流入する。
したがって、排気熱交換器20にて排気ガスが冷却水によって露点温度以下まで冷却されると、排気ガス中の水蒸気が凝縮する。本実施形態の排気熱交換器20は、水回収用の熱交換器としても機能する。
回収水タンク40は、排気熱交換器20で回収された水を貯留するタンクである。回収水タンク40は、排気熱交換器20における排気ガスの出口に接続されている。回収水タンク40は、排気熱交換器20で回収された水が流入可能に重力の作用する方向において排気熱交換器20よりも下方となる位置に配置されている。
回収水タンク40は、上部に排気ガスを大気に排出するガス排出口41が設けられ、底部に水を外部に排出する水排出口42が設けられている。水排出口42は、水経路WPに接続されており、回収水タンク40に回収された水が燃料電池装置FCSにて再利用される。これにより、燃料電池装置FCSは、水自立運転が可能になっている。水自立運転は、外部から水を補給しない運転である。水自立運転は、シリカ等を含む水道水に比べて純度の高い水を用いることができるので、燃料電池装置FCSへの水供給系統の寿命を延ばすことができる。
続いて、冷却系統50は、冷却水が循環する水循環回路52、水循環回路52内に冷却水を循環させる冷却水ポンプ54、および冷却水を放熱させるラジエータ56を備える。水循環回路52には、排気熱交換器20が設けられ、排気熱交換器20の入口側に冷却水ポンプ54が設けられている。また、水循環回路52には、排気熱交換器20の出口側にラジエータ56が接続されている。ラジエータ56は、排気熱交換器20における排気ガスとの熱交換で昇温した冷却水を外部流体としての外気に放熱させる熱交換器である。ラジエータ56は、外気が流れる外気ダクト62の内側に配置されている。
続いて、送風系統60は、外気が流れる流通空間を形成する外気ダクト62および外気を送風する送風機64を備える。外気ダクト62は、外気を導入するための開口を有する。外気ダクト62の内側には、ラジエータ56が配置されている。外気ダクト62の内側には、ラジエータ56に対して供給する外気が流れる外部流体通路620が形成されている。
外気ダクト62の内側には、送風機64が配置されている。送風機64は、ラジエータ56を通過する気流を発生させる機器である。送風機64は、ラム圧等により外気ダクト62に流入する外気の通風抵抗とならないように、ラジエータ56よりも外気流れ下流側に配置されている。
また、外気ダクト62の内側には、排気熱交換器20が配置されている。以下、排気熱交換器20の構造および外気ダクト62の内側における配置形態について説明する。
まず、排気熱交換器20の構造について図2〜図6を参照しつつ説明する。図2および図3に示すように、排気熱交換器20は、コルゲートプレート22、第1サイドプレート23、および第2サイドプレート24を積層した積層体として構成されている。具体的には、排気熱交換器20は、コルゲートプレート22の両側に第1サイドプレート23および第2サイドプレート24が当接した状態で接合されている。コルゲートプレート22、第1サイドプレート23、および第2サイドプレート24は、例えば、ろう付け等の接合技術によって互いに接合されている。
コルゲートプレート22は、金属製のプレート(例えば、ステンレス製の薄板)を波形状に成形したものである。図4に示すように、コルゲートプレート22は、一対の折り返し部221、222および一対の折り返し部221、222同士を接続する側壁部223を有している。コルゲートプレート22は、一対の折り返し部221、222が平坦状になっており、その断面が矩形波状になっている。
第1サイドプレート23および第2サイドプレート24は、それぞれ金属製のプレート(例えば、ステンレス製の薄板)で構成されている。第1サイドプレート23は、一対の折り返し部221、222のうち一方となる第1折り返し部221に接合される。第2サイドプレート24は、一対の折り返し部221、222のうち他方となる第2折り返し部222に接合される。
排気熱交換器20は、コルゲートプレート22の両側を第1サイドプレート23および第2サイドプレート24で挟持することで、コルゲートプレート22の側壁部223によって区画される複数の熱交換流路21が形成される。具体的には、図4および図5に示すように、排気熱交換器20には、排気流路21Aと冷却流路21Bとが所定方向に交互に配置されている。なお、コルゲートプレート22は、配列方向に直交する方向の両端が、第1サイドプレート23の第1端板23a、第2サイドプレート24の第2端板24aによって閉塞されている。
ここで、本実施形態では、排気流路21Aと冷却流路21Bとの並び方向を配列方向DRxとする。また、本実施形態では、配列方向DRxに直交する方向のうち、排気ガスおよび冷却水の流れ方向に沿う方向を流路長さ方向DRyとし、流路長さ方向DRyに直交する方向を流路高さ方向DRzとする。
第1サイドプレート23には、流路長さ方向DRyの一端側に排気流路21Aに排気ガスを導入するガス導入部231が設けられ、流路長さ方向DRyの他端側に排気流路21Aに排気ガスを導出するガス導出部232が設けられている。第1サイドプレート23には、ガス導入部231にガス導入管25が接続され、ガス導出部232にガス導出管26が接続されている。ガス導入管25およびガス導出管26は、排気ガスを通過させる配管であって、流路長さ方向DRyに突き出るように第1サイドプレート23に接続されている。
ガス導入部231およびガス導出部232は、第1サイドプレート23のうち、流路長さ方向DRyの両側において第1折り返し部221から離れる方向(すなわち、流路高さ方向DRz)に膨出した部位によって形成されている。
ガス導入部231およびガス導出部232は、第1折り返し部221から離間しており、ガス導入部231およびガス導出部232の内側の空間が複数の排気流路21Aに連通している。これにより、ガス導入管25を介してガス導入部231に導入された排気ガスが複数の排気流路21Aそれぞれに分配される。そして、複数の排気流路21Aを流れる排気ガスは、ガス導出部232に集合した後、ガス導出管26を介して回収水タンク40に向けて導出される。
また、第2サイドプレート24には、流路長さ方向DRyの他端側に冷却流路21Bに冷却水を導入する冷却水導入部241が設けられ、流路長さ方向DRyの一端側に冷却流路21Bに冷却水を導出する冷却水導出部242が設けられている。第2サイドプレート24には、冷却水導入部241に冷却水導入管27が接続され、冷却水導出部242に冷却水導出管28が接続されている。冷却水導入管27および冷却水導出管28は、冷却水を通過させる配管であって、流路長さ方向DRyに突き出るように第2サイドプレート24に接続されている。
冷却水導入部241および冷却水導出部242は、第2サイドプレート24のうち、流路長さ方向DRyの両側において第2折り返し部222から離れる方向(すなわち、流路高さ方向DRz)に膨出した部位によって形成されている。
冷却水導入部241および冷却水導出部242は、第2折り返し部222から離間しており、冷却水導入部241および冷却水導出部242の内側の空間が複数の冷却流路21Bに連通している。これにより、冷却水導入管27を介して冷却水導入部241に導入された冷却水が複数の冷却流路21Bそれぞれに分配される。そして、複数の冷却流路21Bを流れる冷却水は、冷却水導出部242に集合した後、冷却水導出管28を介してラジエータ56に向けて導出される。
本実施形態の排気熱交換器20は、流路長さ方向DRyの一端側にガス導入部231が設けられ、流路長さ方向DRyの他端側に冷却水導入部241が設けられている。そして、排気熱交換器20は、排気ガスと冷却水とが対向流となる流路構造になっている。具体的には、排気熱交換器20は、排気流路21Aを流れる排気ガスと冷却流路21Bを流れる冷却水とが流路長さ方向DRyにおいて反対向きに流れる。
ここで、排気流路21Aは、図6に示すように、コルゲートプレート22の側壁部223、第1、第2サイドプレート23、24において第2折り返し部222と対向する第1、第2対向部位233、243といった4つの面によって区画形成されている。
第1対向部位233は、第1サイドプレート23のうち、排気流路21Aを挟んで第2折り返し部222に対向する部位である。また、第2対向部位243は、第2サイドプレート24のうち、排気流路21Aを挟んで第1対向部位233に対向する部位である。本実施形態では、側壁部223、第1対向部位233、および第2対向部位243が排気流路形成部を構成している。
排気流路21Aの排気ガスは、コルゲートプレート22の側壁部223を介して冷却流路21Bの冷却水に放熱される。このため、排気熱交換器20は、排気ガスを冷却水だけでなく外気にも放熱させることができる。本実施形態では、側壁部223が排気ガスと冷却流体と熱交換させる第1熱交換部位を構成する。
具体的には、側壁部223は、排気流路21Aを挟んで配列方向DRxに対向する第1壁部223aおよび第2壁部223bを有する。この第1壁部223aおよび第2壁部223bは、冷却流路21Bに隣接する位置に設けられており、排気ガスを冷却流体と熱交換させる第1熱交換部位を構成している。
前述の如く、排気熱交換器20は、外気ダクト62の内側に配置されており、排気熱交換器20のうち配列方向DRxに拡がる一対の外側面が外部流体通路620に露出している。第1対向部位233および第2対向部位243は、排気熱交換器20のうち配列方向DRxに拡がる一対の外側面の一部を構成するものであり、外部流体通路620に露出している。すなわち、排気熱交換器20は、外気が流れる流通空間に対して排気流路21Aを形成する排気流路形成部のうち、第1対向部位233および第2対向部位243が露出している。
これにより、排気ガスは、第1対向部位233および第2対向部位243を介して外気ダクト62の内側を流れる外気に放熱される。本実施形態では、第1対向部位233および第2対向部位243が排気流路形成部のうち排気流路21Aを挟んで配列方向DRxに対して直交する流路高さ方向DRzに対向する第3壁部および第4壁部を構成している。
また、本実施形態では、第1対向部位233および第2対向部位243が排気ガスと外気ダクト62の内側を流れる外気とを熱交換させる第2熱交換部位を構成している。
このように構成される排気熱交換器20は、流路高さ方向DRzの外形寸法が、配列方向DRxおよび流路長さ方向DRyの外形寸法よりも小さくなっており、扁平な外形状を有している。
続いて、排気熱交換器20の外気ダクト62における配置形態について図7、図8を参照しつつ説明する。排気熱交換器20は、図7、図8に示すように、外気ダクト62の内側において、ラジエータ56よりも上流側に配置されている。これにより、排気熱交換器20の周囲にラジエータ56にて昇温する前の低温の外気が流れる。
ここで、前述の如く、排気熱交換器20は、排気ガスが冷却水および外気で冷却された際に排気ガス中の水分が凝縮する。このため、排気熱交換器20は、水分の凝縮によって得られた水によって排気流路21Aが閉塞されないように水を排出し易い構造になっていることが望ましい。
本実施形態の排気熱交換器20は、図7に示すように、外気ダクト62の内側においてガス導出部232が下方となり、ガス導入部231が上方となる姿勢で配置されている。これにより、排気流路21Aでは、排気ガスが上方から下方に向けて流れる。そして、排気流路21Aで凝縮した水は、自重によってガス導出部232に向けて流下した後、ガス導出部232から回収水タンク40に向けて導出される。
また、排気熱交換器20は、外気との伝熱面積が大きいほど、排気ガスの放熱量を多くすることができる。このため、排気熱交換器20は、配列方向DRxに拡がる一対の外側面それぞれに沿って流れるようになっていることが望ましい。
本実施形態の排気熱交換器20は、図8に示すように、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面が外部流体通路620を形成する通路壁面620aとの間に外気が流通な隙間が形成される状態で外部流体通路620に配置されている。これにより、排気熱交換器20の第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面が外部流体通路620に露出する。
さらに、排気熱交換器20は、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面とラジエータ56の流体流入面561とが交差する姿勢で外部流体通路620に配置されている。
具体的には、ラジエータ56は、流体流入面561が外部流体通路620の通路壁面620aと略直交する姿勢で外部流体通路620に配置されている。なお、ラジエータ56は、上方から下方に向けて冷却水が流れる姿勢になっている。
一方、排気熱交換器20は、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面と外部流体通路620の通路壁面620aとが略平行であって一対の外壁面が通路壁面620aに対向する姿勢で外部流体通路620に配置されている。本例の排気熱交換器20は、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面に並行な仮想線VL1、VL2が、流体流入面561と略直交する姿勢で外部流体通路620に配置されている。
次に、燃料電池装置FCSおよび排気熱交換システム1の基本的な作動について説明する。燃料電池装置FCSおよび排気熱交換システム1は、図示しない運転スイッチがオンされると制御装置によって燃料電池FCから電気エネルギを出力させる発電処理が実行される。発電処理では、燃料電池FCに対して発電に適した量の酸化剤ガスをおよび燃料ガスが供給される。
具体的には、原燃料と回収水タンク40の水とが蒸発部SPに供給される。蒸発部SPでは、供給された水が蒸発して原燃料と混合された後、改質部RPに流入する。改質部RPでは、原燃料および水蒸気の混合ガスが供給されると、水蒸気改質反応により燃料ガス(水素、一酸化炭素)が生成される。そして、改質部RPで生成された燃料ガスは、燃料電池FCに流入する。
燃料電池FCは、酸化剤ガスおよび燃料ガスが供給されると、前述の反応式F1〜F4に示す反応により電気エネルギを出力する。この際、燃料電池FCは、水分を含む高温のオフガスを排出する。燃料電池FCから排出されたオフガスは、可燃ガスとして燃焼器CBで燃焼される。燃焼器CBで生成された燃焼ガスは、蒸発部SP、改質部RP等の加熱源として利用された後に排出ガスとして燃料電池装置FCSから排出される。
燃料電池装置FCSからの排出ガスは、排気熱交換器20に流入し、排気熱交換器20にて冷却水循環回路を流れる冷却水およびラジエータ56に供給する前の外気それぞれに放熱して冷却される。この際、排気ガス中の水蒸気が凝縮する。この水は、排気ガスとともに回収水タンク40に流れる。回収水タンク40では、排気ガスがガス排出口41から大気に排出される。また、排気熱交換器20で回収された水は、回収水タンク40に貯留され、燃料電池装置FCSにて再利用される。
ここで、例えば、従来の排気ガス冷却器の如く、排気ガスを冷却水だけに放熱させる場合、排気ガスを放熱させる放熱部位が冷却水の流路に隣接する部位に制限され、放熱部位の面積を確保することが困難である。また、従来の排気ガス冷却器では、何らかの理由で冷却水の供給が停止されると排気ガスの冷却を継続できなくなってしまう。
これに対して、本実施形態の排気熱交換器20は、排気ガスを冷却水に放熱させる部位だけでなく外気に放熱させる部位を有している。これによると、排気ガスを放熱させる放熱部位の面積を充分に確保することができる。
加えて、排気熱交換器20では、冷却水の供給が停止されたとしても外気によって排気ガスの冷却を継続させることができる。この結果、燃料電池装置FCSの水自立運転を継続させることができる。
以上説明した排気熱交換システム1は、排気熱交換器20は、排気ガスと冷却流体とが熱交換可能に排気流路21Aと冷却流路21Bとが配列方向DRxに交互に配置されている。加えて、排気熱交換器20は、排気ガスよりも低温となる外部流体が流れる流通空間に対して排気流路21Aを形成する部位の一部(本例では、第1対向部位233および第2対向部位243)が露出している。これによると、排気ガスを冷却流体に放熱させるだけでなく、排気ガスよりも低温の外部空気にも放熱させることができるので、排気ガスの放熱量を増加させて排気ガスの放熱性の向上を図ることができる。この結果、排気ガス中に含まれる水分を充分に回収して、水自立運転を継続させることができる。
本実施形態の排気熱交換器20は、冷却流路21Bに隣接する位置に設けられて排気ガスを冷却水と熱交換させる第1熱交換部位と、第1熱交換部位とは異なる位置に設けられて排気ガスを外気と熱交換させる第2熱交換部位と、を有している。
具体的には、排気熱交換器20は、第1熱交換部位として、排気流路21Aを挟んで配列方向DRxに対向する側壁部223を含んでいる。また、排気熱交換器20は、第2熱交換部位として、排気流路21Aを挟んで配列方向DRxに対して直交する流路高さ方向DRzに対向する第1対向部位233および第2対向部位243を含んでいる。
これによると、配列方向DRxに対向する側壁部で排気ガスを冷却流体に放熱させつつ、配列方向DRxに対して直交する流路高さ方向DRzに対向する第1対向部位233および第2対向部位243で排気ガスを外気に放熱させることができる。
また、排気熱交換器20は、ラジエータ56に対して供給する外気が流れる外部流体通路620に配置されている。このように、ラジエータ56に供給する外気に排気ガスを放熱させる構成とすれば、排気熱交換器20に対して外気を供給する供給通路を別に追加することなく、排気熱交換器20における排気ガスの放熱性を向上させることができる。
具体的には、排気熱交換器20は、外部流体通路620においてラジエータ56よりも上流側に配置されている。このように構成される排気熱交換器20では、排気ガスとラジエータ56を通過する前の低温の外気とが熱交換する。これによれば、排気ガスと外気との温度差を確保して、排気ガスの放熱量を増加させることができる。
また、排気熱交換器20は、外部流体通路620に露出するとともに配列方向DRxに拡がる一対の外側面と外部流体通路620を形成する通路壁面620aとの間に外気が通過可能な隙間が形成されている。加えて、排気熱交換器20は、一対の外側面とラジエータ56の流体流入面561とが交差する姿勢で外部流体通路620に配置されている。
これによると、ラジエータ56に供給される外気は、外部流体通路620を形成する通路壁面620aと一対の外側面との間を通過する際に、一対の外側面に沿って流れ、一対の外側面を伝熱面として排気ガスと熱交換する。本構成では、一対の外側面それぞれが外部流体との伝熱面となり、排気ガスと外部空気との伝熱面積を充分に確保することができるので、排気熱交換器20における排気の放熱性能の向上を図ることができる。
(第1変形例)
上述の実施形態では、排気流路21Aおよび冷却流路21Bがコルゲートプレート22、第1サイドプレート23、および第2サイドプレート24を積層した積層体によって形成されているものを例示したが、排気熱交換器20はこれに限定されない。
排気熱交換器20は、複数のプレートの積層体ではなく、例えば、図9および図10に示すように、断面が矩形となる複数の流路孔Hが形成された扁平なチューブTBによって熱交換流路21が構成されていてもよい。なお、チューブTBには、排気流路21Aと冷却流路21Bとが配列方向DRxに交互に並ぶように形成されている。
本変形例の排気熱交換器20では、図10に示すように、チューブTBにおいて排気流路21Aを挟んで配列方向DRxに対向する第1壁部W1および第2壁部W2が排気ガスと冷却水とを熱交換させる第1熱交換部位を構成する。また、チューブTBにおいて排気流路21Aを挟んで流路高さ方向DRzに対向する第3壁部W3および第4壁部W4が排気ガスと外気とを熱交換させる第2熱交換部位を構成する。
(第2変形例)
上述の実施形態では、排気流路21Aとして平坦な4つの面を有するものを例示したが、排気流路21Aは、これに限定されない。排気流路21Aは、例えば、図11を示すように流路断面が円形になっていてもよい。このことは、冷却流路21Bにおいても同様である。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態では、燃料電池装置FCSの構成について具体的に説明したが、燃料電池装置FCSは、これに限定されない。燃料電池装置FCSは、例えば、発電部PGに燃焼器CBが設けられていなくてもよい。また、燃料電池装置FCSは、例えば、水経路WPに水道水等が供給可能に構成されていてもよい。
上述の実施形態では、排気熱交換システム1がモノジェネレーション方式のシステムとして構成されている旨を説明したが、これに限らず、排気熱交換システム1は、モノジェネレーション方式のシステムとして構成されていてもよい。
上述の実施形態では、排気熱交換器20として排気ガスを冷却水および外気と熱交換させて放熱させるものを例示したが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、冷却水とは異なる冷却流体と熱交換可能な構成または外気とは異なる外部流体と熱交換可能な構成になっていてもよい。
上述の実施形態の如く、排気熱交換器20は、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面が外部流体通路620の通路壁面620aとの間に隙間があいた状態で外部流体通路620に配置されていることが望ましいが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、第1対向部位233および第2対向部位243のうち一方の外壁面が外部流体通路620の通路壁面620aに接触した状態で外部流体通路620に配置されていてもよい。この場合、第1対向部位233および第2対向部位243のうち、外部流体通路620に露出する一方の外壁面が、排気ガスと外気とを熱交換させる第2熱交換部位を構成する。
上述の実施形態では、排気熱交換器20が、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面と外部流体通路620の通路壁面620aとが略平行となる姿勢で外部流体通路620に配置されているものを例示したが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、第1対向部位233および第2対向部位243を含む一対の外壁面が外部流体通路620の通路壁面620aに対して交差する姿勢で外部流体通路620に配置されていてもよい。
上述の実施形態では、外部流体通路620における外気の流れが送風機64の駆動によって発生させるものを例示したが、送風系統60は、これに限定されない。送風系統60は、外部流体通路620における外気の流れが車両等の移動体の走行に伴うラム圧によって発生するようになっていてもよい。
上述の実施形態の如く、排気熱交換器20は、外部流体通路620において、ラジエータ56よりも上流に配置されていることが望ましいが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、外部流体通路620におけるラジエータ56よりも下流に配置されていてもよい。なお、排気熱交換器20は、ラジエータ56に対して外気を供給する外部流体通路620ではなく、例えば、ラジエータ56に供給する外気以外の外部流体が流れる通路に配置されていてもよい。
上述の実施形態では、排気熱交換器20が水回収用の熱交換器としても機能する旨を説明したが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、排気ガスを冷却する熱交換器としてだけ機能するように構成されていてもよい。この際、排気熱交換器20の姿勢は、外気ダクト62の内側においてガス導出部232が下方となり、ガス導入部231が上方となる姿勢で配置されていなくてもよい。
上述の実施形態では、排気熱交換器20が水回収用の熱交換器としても機能する旨を説明したが、これに限定されない。排気熱交換器20は、例えば、排気ガスを冷却する熱交換器としてだけ機能するように構成されていてもよい。この際、排気熱交換器20の姿勢は、外気ダクト62の内側においてガス導出部232が下方となり、ガス導入部231が上方となる姿勢で配置されていなくてもよい。
上述の実施形態では、排気熱交換システム1は、回収水タンク40を備える構成になっているが、これに限定されない。排気熱交換システム1は、例えば、燃料電池装置FCSの水経路WPに水道水等が供給可能になっていれば、回収水タンク40を備えていなくてもよい。
上述の実施形態では、固体酸化物型の燃料電池FCを含む燃料電池装置FCSに本開示の排気熱交換システム1を適用したものを例示したが、排気熱交換システム1の適用対象はこれに限定されない。排気熱交換システム1は、適用対象はこれに限定されない。排気熱交換システム1は、固体高分子型の燃料電池FC(所謂、PEFC)を含む燃料電池装置FCS等にも広く適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、排気熱交換システムは、燃料電池装置からの排気ガスを冷却流体と熱交換させて冷却する排気熱交換器を備える。
排気熱交換器は、排気流路および冷却流路が設けられている。
そして、排気熱交換器は、排気ガスと冷却流体とが熱交換可能に排気流路と冷却流路とが所定の配列方向に交互に配置されるとともに、排気ガスよりも低温となる外部流体が流れる流通空間に対して排気流路を形成する排気流路形成部の一部が露出している。
第2の観点によれば、排気流路形成部は、冷却流路に隣接する位置に設けられて排気ガスを冷却流体と熱交換させる第1熱交換部位と、第1熱交換部位とは異なる位置に設けられて排気ガスを外部流体と熱交換させる第2熱交換部位と、を有している。これによると、第1熱交換部位で排気ガスを冷却流体に放熱させつつ、第1熱交換部位とは異なる第2熱交換部位で排気ガスを外部流体に放熱させることができる。
第3の観点によれば、第1熱交換部位は、排気流路形成部のうち排気流路を挟んで配列方向に対向する第1壁部および第2壁部を含んでいる。第2熱交換部位は、排気流路形成部のうち排気流路を挟んで配列方向に対して直交する方向に対向する第3壁部および第4壁部を含んでいる。
これによると、排気流路形成部のうち配列方向に対向する第1壁部および第2壁部で排気ガスを冷却流体に放熱させつつ、配列方向に対して直交する方向に対向する第3壁部および第4壁部で排気ガスを外部流体に放熱させることができる。
第4の観点によれば、排気熱交換システムは、外部流体と冷却流体とを熱交換させて冷却流体を放熱させるラジエータを備える。排気熱交換器は、ラジエータに対して供給する外部流体が流れる外部流体通路に配置されている。
このように、ラジエータに供給する外部流体に排気ガスを放熱させる構成とすれば、排気熱交換器に対して外部流体を供給する供給通路を別に追加することなく、排気熱交換器における排気ガスの放熱性を向上させることができる。
第5の観点によれば、排気熱交換器は、外部流体通路においてラジエータよりも上流側に配置されている。このように構成される排気熱交換器では、排気ガスとラジエータを通過する前の低温の外部流体とが熱交換する。これによれば、排気ガスと外部流体との温度差を確保して、排気ガスの放熱量を増加させることができる。
第6の観点によれば、排気熱交換器は、外部流体通路に露出するとともに配列方向に拡がる一対の外側面と外部流体通路を形成する通路壁面との間に外部流体が通過可能な隙間が形成されている。加えて、排気熱交換器は、一対の外側面とラジエータの流体流入面とが交差する姿勢で外部流体通路に配置されている。
これによると、ラジエータに供給される外部流体は、外部流体通路を形成する通路壁面と一対の外側面との間を通過する際に、一対の外側面に沿って流れ、一対の外側面を伝熱面として排気ガスと熱交換する。本構成では、一対の外側面それぞれが外部流体との伝熱面となり、排気ガスと外部流体との伝熱面積を充分に確保することができるので、排気熱交換器における排気の放熱性能の向上を図ることができる。
1 排気熱交換システム
20 排気熱交換器
21A 排気流路
21B 冷却流路
223 側壁部(排気流路形成部)
233 第1対向部位(排気流路形成部)
243 第2対向部位(排気流路形成部)
FCS 燃料電池装置

Claims (6)

  1. 排気熱交換システムであって、
    燃料電池装置(FCS)からの排気ガスを前記排気ガスよりも低温となる冷却流体と熱交換させて冷却する排気熱交換器(20)を備え、
    前記排気熱交換器は、
    前記排気ガスが流れる排気流路(21A)および前記冷却流体が流れる冷却流路(21B)が設けられ、
    前記排気ガスと前記冷却流体とが熱交換可能に前記排気流路と前記冷却流路とが所定の配列方向に交互に配置されるとともに、
    前記排気ガスよりも低温となる外部流体と前記排気ガスとが熱交換可能に前記外部流体が流れる流通空間に対して前記排気流路を形成する排気流路形成部(223、233、243)の一部が露出している、排気熱交換システム。
  2. 前記排気流路形成部は、
    前記冷却流路に隣接する位置に設けられて前記排気ガスを前記冷却流体と熱交換させる第1熱交換部位(223)と、
    前記第1熱交換部位とは異なる位置に設けられて前記排気ガスを前記外部流体と熱交換させる第2熱交換部位(233、243)と、を有している、請求項1に記載の排気熱交換システム。
  3. 前記第1熱交換部位は、前記排気流路形成部のうち前記排気流路を挟んで前記配列方向に対向する第1壁部(223a)および第2壁部(223b)を含み、
    前記第2熱交換部位は、前記排気流路形成部のうち前記排気流路を挟んで前記配列方向に対して直交する方向に対向する第3壁部(233)および第4壁部(243)を含んでいる、請求項2に記載の排気熱交換システム。
  4. 前記外部流体と前記冷却流体とを熱交換させて前記冷却流体を放熱させるラジエータ(56)を備え、
    前記排気熱交換器は、前記ラジエータに対して供給する前記外部流体が流れる外部流体通路(620)に配置されている、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の排気熱交換システム。
  5. 前記排気熱交換器は、前記外部流体通路において前記ラジエータよりも上流側に配置されている、請求項4に記載の排気熱交換システム。
  6. 前記排気熱交換器は、前記外部流体通路に露出するとともに前記配列方向に拡がる一対の外側面と前記外部流体通路を形成する通路壁面との間に前記外部流体が通過可能な隙間が形成され、且つ、前記一対の外側面と前記ラジエータのうち前記外部流体が流入する流体流入面とが交差する姿勢で前記外部流体通路に配置されている、請求項4または5に記載の排気熱交換システム。
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