JP2015200811A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ローラーにおける温度差を小さくすることができる定着装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】定着装置300は、ハロゲンヒーターにより軸方向に亘って加熱される加熱ローラー303と、定着ローラー302と、加圧ローラー305と、加熱ローラー303と定着ローラー302とにより張架された無端状の定着ベルト304と、を備え、定着ベルト304を介して定着ローラー302と加圧ローラー305とによって加熱及び加圧することによりトナー画像を用紙に定着する。端部温度センサーS3,S4は、加熱ローラー303の両端部の温度をそれぞれ検知する。ステアリング駆動モーターM2は、加熱ローラー303を揺動駆動する。CPUは、端部温度センサーS3,S4による検知結果に基づいて、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
従来、感光体ドラム等の像担持体上に、帯電、露光、現像等の電子写真プロセスを用いてトナー画像を形成する画像形成部と、このトナー画像を用紙に定着させる定着装置とを備えた画像形成装置が知られている。
従来の定着装置において、例えば、加熱ローラー、定着ローラー、加圧ローラー、加熱ローラーと定着ローラーとにより張架された無端状の定着ベルトを備え、定着ベルトを介して定着ローラーと加圧ローラーとによって加熱及び加圧することによりトナー画像を用紙に定着するものがある(例えば、特許文献1)。
特開2012−8172号公報
ところで、画像形成装置は、定着装置等の各種装置から発する熱を機外に排出するために冷却ファンが設けられており、装置内は冷却ファンにより発生する気流によって冷却される。
しかしながら、定着装置周辺を流れる気流により、特に、加熱ローラーにおいて温度ムラが生じるという問題がある。例えば、冷却ファンにより画像形成装置の前面側から後面側に気流が流れるように構成されている場合には、加熱ローラーの軸方向に対し、手前側から奥側に気流が流れ、その結果、加熱ローラーの手前側が温度の低い気流により冷却されて温度が低くなり、手前側で加熱ローラーによって加熱された気流が奥側に案内されて加熱ローラーの奥側の温度が高くなり、加熱ローラーにおいて手前側と奥側とで温度差が生じる場合がある。
加熱ローラーは、適正な温度の範囲内に保たれている必要があり、温度が低すぎると定着不良が発生し、温度が高すぎると用紙上のトナーが定着ベルトに付着する定着オフセットが発生し、何れの状態においても画質の低下を招く要因となっている。そして、ある程度の温度のバラツキが発生することを前提として加熱ローラーの温度設定がなされる必要があるが、加熱ローラーにおける温度差が大きいと温度設定の範囲が極めて狭くなり、加熱ローラーの温度調整が極めて困難なものとなってしまう。
本発明の課題は、加熱ローラーにおける温度差を小さくすることができる定着装置及び画像形成装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、加熱手段により軸方向に亘って加熱される加熱ローラーと、定着ローラーと、加圧ローラーと、前記加熱ローラーと前記定着ローラーとにより張架された無端状の定着ベルトと、を備え、前記定着ベルトを介して前記定着ローラーと前記加圧ローラーとによって加熱及び加圧することによりトナー画像を用紙に定着する定着装置において、
前記加熱ローラーの両端部の温度をそれぞれ検知する温度検知部と、
前記加熱ローラーを揺動駆動する駆動部と、
前記温度検知部による検知結果に基づいて、前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記制御部は、前記温度検知部による検知結果に基づいて、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差に応じて前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる制御を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の定着装置において、
少なくとも前記加熱ローラーの両端に対向して配置されるパネルを備え、
前記パネルには、前記加熱ローラーの揺動に伴って、外部への連通口を開口させるシャッターが設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の定着装置において、
前記制御部は、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差が所定値を超えたときに、前記加熱ローラーの両端部のうちの温度の低い方の端部側に設けられたシャッターが動作して前記連通口が開口されるように前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の定着装置において、
前記制御部は、前記定着ベルトが所定位置からずれたときに、第1の揺動範囲で前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる通常時ベルトステアリング制御と、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差が所定値を超えたときに、前記第1の揺動範囲よりも大きい第2の揺動範囲で前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる温度調整時ステアリング制御と、を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、画像形成装置において、
用紙に対してトナー画像を形成する画像形成部と、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置と、
を備え、
前記定着装置は、前記画像形成部によって用紙に形成されたトナー画像を該用紙に定着することを特徴とする。
本発明によれば、加熱ローラーにおける温度差を小さくすることができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体の構成を表す断面図である。 定着装置の概略構成について表す側面図である。 画像形成装置の機能的構成を示すブロック図である。 ローラーステアリング制御処理について説明するフローチャートである。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 第2の実施の形態に係る定着装置の概略構成について表す側面図である。 第2の実施の形態に係るローラーステアリング制御処理について説明するフローチャートである。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 第3の実施の形態に係るローラーステアリング制御処理について説明するフローチャートである。 加熱ローラーの動作について説明する図である。 加熱ローラーの動作について説明する図である。
以下、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略する。
(第1の実施の形態)
まず、第1の実施の形態に係る画像形成装置20について詳細に説明する。第1の実施の形態に係る画像形成装置20は、例えば、図1に示すように、スキャナー部22、プリンター部24、給紙部32、操作表示部23、定着装置300等を備えて構成されている。
スキャナー部22は、自動原稿給紙装置21、光学系22a、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサー22b等から構成されている。
プリンター部24は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応したトナー像を形成する画像形成手段40(40Y,40M,40C,40K)と、各画像形成手段により形成されたトナー像が転写される中間転写体としての中間転写ベルト31、中間転写ベルト31上のトナー像を用紙に転写する2次転写部38、用紙に転写されたトナー像を定着する定着装置300等から構成されている。本実施の形態では、画像形成手段40、中間転写ベルト31、2次転写部38によって画像形成部を構成している。
給紙部32は、給紙トレイ32a〜32c等から構成されており、給紙部32より適切な用紙が適切なタイミングにて給紙される。
操作表示部23は、例えば、タッチパネル方式のディスプレイを備えており、ユーザーは画面上に表示されるアイコン等に触れることで、画像形成の内容に関する設定や、画像形成開始の指示等を行うことができる。
上述したようにして構成された画像形成装置20によって用紙に対してフルカラーの画像を形成する場合を例にとり、その一連の動作について説明する。なお、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも本発明を適用可能であることは言うまでもない。
操作表示部23において画像形成開始の指示がなされると、自動原稿給紙装置21の原稿台21aに載置された原稿Jは原稿読取部へ搬送される。そして、図示しない光源により原稿に照射された光の反射光が、光学系22aを介してCCDイメージセンサー22bにより読み取られる。
CCDイメージセンサー22bにより読み取られた信号に対しては、各種画像処理が施される。そして、画像処理が施された画像信号に基づいて、画像形成手段40Y〜40Kが各色のトナー像を形成する。
イエロー色のトナー像を形成する画像形成手段40Yは、像担持体としての感光体ドラム41Y、帯電部42Y、露光部45Y、現像部43Y及びクリーニング部44Yを備えて構成されている。画像を形成する場合は、感光体ドラム41Yは図示しない駆動手段により図1の矢印A方向に回転され、その表面が帯電部42Yにより一様帯電される。一様に帯電された感光体ドラム41Yに対して、露光部45Yが上記画像信号に基づいてレーザー光を照射することで、イエロー色の画像に対応した静電潜像を形成する。
次に、現像部43Yによって感光体ドラム41Y上の静電潜像が現像され、感光体ドラム41Y上にイエロー色のトナー像が形成される。形成されたトナー像は、1次転写ローラー46Yに転写電圧が印加されることによって形成される転写電界により、中間転写ベルト31に静電的に転写される。
中間転写ベルト31に転写されずに感光体ドラム41Yの表面に残存したトナーは、クリーニング部44Yにより取り除かれ、次のトナー像の形成に備える。
マゼンタ色のトナー像を形成する画像形成手段40M、シアン色の画像を形成する画像形成手段40C及びブラック色の画像を形成する画像形成手段40Kは、いずれもイエロー色の画像を形成する画像形成手段40Yと同様の構成を有しているため、その詳細な説明は省略する。
中間転写ベルト31は、ローラー37a〜37eによって張架された無端状のベルトであり、周回可能に支持されている。中間転写ベルト31としては、ポリイミドに代表される樹脂ベルトや、樹脂素材の上に弾性層を設けたベルトが一般的に用いられている。
画像形成を行う際には、中間転写ベルト31は駆動ローラー37aの回転駆動によって図1の矢印Bで示す方向に周回される。
フルカラーの画像形成を行う際には、各色に対応した1次転写ローラーによって、イエロー色のトナー像から順に、各色のトナー像が互いに重なるタイミングにてトナー像を中間転写ベルト31にそれぞれ静電的に転写させることで、原稿画像に対応したフルカラーのトナー像が中間転写ベルト31上に形成される。
一方、給紙トレイ32a〜32cの何れかより給紙された用紙は、搬送路33aを搬送され、レジストローラー対33cに到達する。レジストローラー対33cにより用紙の搬送方向の斜行が修正され、中間転写ベルト31上のカラートナー像とタイミングを合わせるように用紙が2次転写部38へと搬送される。
2次転写部38においては、中間転写ベルト31上のフルカラーのトナー像が静電的に用紙に転写される。フルカラーのトナー像が転写された用紙は定着装置300に向けて搬送され、トナー像の定着が行われる。
一方、2次転写部38において用紙に転写されずに中間転写ベルト31上に残存したトナーは、中間転写ベルトクリーニング部35により取り除かれる。
定着装置300は、定着ローラー302、加熱ローラー303、定着ベルト304、加圧ローラー305等から構成されており、これらは箱状の筐体301に収納されている。加熱ローラー303には加熱手段の一例としてのハロゲンヒーター306が内蔵されており、定着ベルト304の表面の温度がトナー像の定着に適した温度となるように構成されている。定着装置300の詳細な説明については後述する。
定着装置300は、定着ベルト304を介して定着ローラー302に対して加圧ローラー305が押圧することにより、ニップNが形成される。トナー像が転写された用紙は、このニップNを通過することによって加熱及び加圧され、フルカラーのトナー像が用紙に定着される。
フルカラーのトナー像が定着された用紙は、搬送路33a上を搬送され、画像形成装置20の装置外に排出される。
用紙の両面に画像を形成する場合は、定着装置300によって用紙の表面に対してトナー像が定着されると、用紙は分岐手段36によって反転経路33bに向けて搬送され、搬送方向の先後端が反転される。先後端が反転された用紙は、反転経路33bを通り、レジストローラー対33cまで搬送され、搬送方向の斜行が修正される。
その後、2次転写部38において用紙の裏面に形成される画像に対応したカラートナー像が上述の通り転写され、定着装置300によって裏面のカラートナー像が定着され、画像形成装置20の装置外に排出される。
次に、本実施の形態における定着装置300の構成について、図2を参照しながら説明する。図2において、図中左側が定着装置300の前側となっており、図中右側が定着装置の後側となっている。
定着装置300は、図2に示すように、筐体301の前側パネル301fと後側パネル301rとによって支持されている。
具体的には、定着ローラー302は、両端に回転軸302aを有しており、それぞれ前側パネル301f及び後側パネル301rによって回転可能に軸支されている。なお、定着ローラー302は、定着ローラー駆動モーターM1(図3参照)によって回転駆動される。加圧ローラー305も同様に、両端に回転軸305aを有しており、それぞれ前側パネル301f及び後側パネル301rによって回転可能に軸支されている。
定着装置300は、コ字状に形成された支持枠303aを備え、この支持枠303aにより加熱ローラー303の両端を回転可能に軸支している。
より具体的には、支持枠303aは、加熱ローラー303の延在方向に沿って延びた方形状の本体303bと、この本体303bの前後端からそれぞれ下方に突出した一対のローラー支持板303cとを有して形成されている。加熱ローラー303は、この一対のローラー支持板303cに両端が貫設されるとともに、回転可能に軸支されている。このとき、前側パネル301f及び後側パネル301rは、加熱ローラー303の両端に対向して配置された構成となっている。加熱ローラー303は、円筒状に形成されており、その内部空間に上述したハロゲンヒーター306が配置されており、このハロゲンヒーター306により、軸方向に亘って加熱されるように構成されている。本体303bの上面中央には、回転軸303dが上方に向けて突設されている。回転軸303dは、筐体301の上面(図示しない)に回転可能に軸支されており、支持枠303aを矢印Dで示す方向に回転させることができる。本体303bの下面の両端近傍には、加熱ローラー303の端部表面の温度を検知するための端部温度センサーS3,S4が、加熱ローラー303に近接して設けられている。この端部温度センサーS3,S4は、温度検知部として機能する。
支持枠303aの本体303bの後端面には、左右方向に所定間隔あけて並んだ一対のガイド軸B1,B2がそれぞれ後方に向けて突設されている。
そして、ガイド軸B1,B2の間には、楕円形状の駆動カムC1が配置されている。駆動カムC1の偏心した位置にはカム回転軸X1の一端が固着され、カム回転軸X1は、後側パネル301rを貫通して設けられている。カム回転軸X1の他端には、ギアG2が固着されている。一方、定着装置300の適宜位置には、ステアリング駆動モーターM2が取り付けられており、その回転軸の先端にはギアG1が設けられている。ギアG1及びギアG2は互いに噛合しており、そのため、ステアリング駆動モーターM2が回転駆動すると、ギアG1及びギアG2を介してカム回転軸X1が回転する。駆動カムC1は、カム回転軸X1とともに回転し、回転方向に対向して設けられるガイド軸B1,B2を押圧する。すると、支持枠303aが回転軸303dを支軸として回動し、これに追従して加熱ローラー303も回動する。すなわち、ステアリング駆動モーターM2は、加熱ローラー303を揺動駆動する。
定着ローラー302と加熱ローラー303とによって張架されて矢印Eの方向に周回可能な無端状の定着ベルト304の端部近傍の適宜位置には、定着ベルト304の前後方向の位置ずれを検出する定着ベルト位置センサーS2が設けられている。定着ベルト位置センサーS2は、定着ベルト304の位置ずれの方向及びずれ量を検知し、その検知信号を出力することができる。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の機能的構成について、図3を参照しながら説明する。なお、図1及び図2で示した構成と同様の構成については、図1及び図2に付した符号と同一の符号を付している。
画像形成装置20は、スキャナー部22、プリンター部24、給紙部32、操作表示部23、CPU(Central Processing Unit)50、ROM(Read Only Memory)51、RAM(Random Access Memory)52、HDD(Hard Disk Drive)53等から構成されている。
CPU50は、画像形成装置20の各部の動作を制御する制御部としての役割を果たしている。CPU50は、各部から送信される入力内容に基づいて、画像形成装置20の各部動作を制御する。
ROM51には、各種のプログラムあるいはデータが格納されており、CPU50は、ROM51からプログラムあるいはデータを読み出して画像形成装置20の各部を制御する。
RAM52は、CPU50が上記各部の動作を制御する際に必要なプログラムあるいはデータを一時的に記憶する。
HDD53は、画像データを格納する。スキャナー部22によって読み取られた原稿画像のデータはHDD53に格納される。
プリンター部24には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する画像形成手段40や、用紙上のトナー像を定着する定着装置300が含まれている。
定着装置300は、定着ローラー駆動モーターM1、駆動部としてのステアリング駆動モーターM2、ハロゲンヒーター306、加熱ローラー温度センサーS1、定着ベルト位置センサーS2及び端部温度センサーS3,S4等を備えている。
また、画像形成装置20には、端末60がI/F部61を介してネットワーク接続されている。端末60においては、画像形成が行われるジョブに関する情報が入力され、その情報が画像形成装置20内のCPU50に送信される。さらに、端末60から画像形成開始の指示をすることも可能である。
CPU50は、画像形成開始の指示を受けると、定着ローラー駆動モーターM1を駆動させて定着ローラー302を回転駆動させるとともに、ハロゲンヒーター306を動作させる。
そして、CPU50は、加熱ローラー温度センサーS1の検知温度に基づいて定着ベルト304の表面温度が定着に適した所定の温度となるように、ハロゲンヒーター306の動作を制御する。
そして、本実施の形態では、定着ベルト位置センサーS2の検知結果によって定着ベルト304の位置ずれを常時監視しており、定着ベルト304の位置ずれを検知したときは、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、定着ベルト304の位置ずれの方向及びずれ量に応じて支持枠303aとともに加熱ローラー303を回動させる。
また、本実施の形態では、端部温度センサーS3,S4の検知温度に基づいて、加熱ローラー303の両端の温度差を算出する。加熱ローラー303の両端の温度差が所定の閾値(th)を超えた場合には、高温である加熱ローラー303の一端側から低温である加熱ローラー303の他端側に向けて多くの気流が流れるように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、加熱ローラー303を回動させる。
次に、上述のように構成された画像形成装置20のCPU50によって実行されるローラーステアリング制御処理について、図4を参照しながら説明する。
最初に、CPU50は、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を入力して、定着ベルト304の位置を検出する(ステップS101)。
CPU50は、定着ベルト304の位置が予め定められている位置からずれている位置ずれが発生しているか否かを判定する(ステップS102)。CPU50は、位置ずれが発生していると判定したときは(ステップS102:Y)、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、定着ベルト304の位置ずれを修正するベルトステアリング処理を行う(ステップS103)。具体的には、CPU50は、定着ベルト304の位置ずれの方向に応じた方向に加熱ローラー303が回動するようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。このときの加熱ローラー303の回転角度(ベルトステアリング角度)は、例えば、2度としているが、適宜の回転角度に設定することができる。そして、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を監視し、定着ベルト304が所定位置に復帰したことを検知したときに、加熱ローラー303が基準の位置となるようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。
一方、CPU50は、位置ずれが発生していると判定しないときは(ステップS102:N)、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を入力して、定着ベルト304の位置が限界位置に達しているか否かを判定する(ステップS104)。すなわち、CPU50は、定着ベルト304の位置ずれ量が、正常に定着を行うことができない程度に達しているか否かを判定する。
CPU50は、定着ベルト304の位置が限界位置に達していると判定しないときは(ステップS104:N)、端部温度センサーS3,S4からの検知信号を入力し、加熱ローラー303の両端部の温度をそれぞれ検出する(ステップS105)。
続いて、CPU50は、上述したようにして検出した加熱ローラー303の両端部の温度から温度差(d)を算出する(ステップS106)。
CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えているか否かを判定する(ステップS107)。閾値(th)となる温度差は、例えば、15℃に設定されているが、適正に定着することができる温度の範囲を考慮して適宜の温度差に設定することができる。CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定したときは(ステップS107:Y)、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、加熱ローラー303の両端部の温度に応じた方向に加熱ローラー303が向くように制御する温度調整ステアリング処理を実行した後(ステップS108)、ステップS104の処理を実行する。具体的には、CPU50は、加熱ローラー303の温度が高い方の端部から温度の低い方の端部に気流が流れるようにステアリング駆動モーターM2を駆動して、予め定められた回転方向及び回転角度(温調ステアリング角度)となるように加熱ローラー303を回動させる。なお、このときの加熱ローラー303の回転角度は、例えば、10度としているが、適宜の回転角度に設定することができる。
一方、CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定しないときは(ステップS107:N)、ステップS101の処理を実行する。
また、CPU50は、ステップS104において、定着ベルト304の位置が限界位置に達していると判定したときは(ステップS104:Y)、温度調整ステアリング処理に優先してベルトステアリング処理を実行させるために、ステップS101の処理に移行する。
次に、上述したようにして構成された画像形成装置20における加熱ローラー303の動作について図5及び図6を参照しながら説明する。なお、図5及び図6では、加熱ローラー303を上方から見た図であり、理解を容易にするため、支持枠303aの図示を省略している。
ここで、本実施の形態では、図5及び図6に示すように、画像形成装置20の本体枠前面にファンFFが設けられ、本体枠後面にファンFRが設けられており、それぞれ、機内の排気を行って、機内の冷却を行う。そして、定着装置300の筐体301の前側パネル301fの、加熱ローラー303の端部に対向する位置よりもやや左側に、定着装置300の外部と連通する連通孔301aが開設されている。この連通孔301aに対向する位置に、ファンFFが設けられている。また、筐体301の後側パネル301rの、加熱ローラー303の端部に対向する位置よりもやや左側に、定着装置300の外部と連通する連通孔301bが開設されている。この連通孔301bに対向する位置に、ファンFRが設けられている。
まず、画像形成装置20の画像形成動作が開始すると、定着ローラー302に従動して周回する定着ベルト304の周回動作に応じて加熱ローラー303が回転する。定着ベルト304の位置ずれや加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超えていない場合には、図5(A)に示すように、加熱ローラー303を基準の位置で維持しながら定着ベルト304を周回させる。
そして、定着ベルト304の位置が後方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図5(B)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視で反時計(CCW)方向に所定の角度(ベルトステアリング角度)だけ回動させる。すなわち、第1の揺動範囲で加熱ローラー303を揺動させる。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図5(B)の矢印で示すように、後方から前方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は、基準の位置に復帰する。
一方、定着ベルト304の位置が前方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図5(C)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視で時計(CW)方向に所定のベルトステアリング角度だけ回動させる。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図5(C)の矢印で示すように、前方から後方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は基準の位置に復帰する。
また、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の前端側が後端側よりも温度が高いことを検知したときは、図6(A)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向にベルトステアリング角度よりも大きい所定の角度(温調ステアリング角度)だけ回動させる。すなわち、第2の揺動範囲で加熱ローラー303を揺動させる。すると、図6(A)に示すように、加熱ローラー303の後端が連通孔301bに近接してファンFRの影響が大きくなる一方で、加熱ローラー303の前端が連通孔301aから遠ざかってファンFFの影響が小さくなるので、加熱ローラー303の内部空間において、前端側から後端側への気流が多く流れるようになる。すると、加熱ローラー303の前端側で加熱された気流が後端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の後端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。
一方、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の後端側が前端側よりも温度が高いことを検知したときは、図6(B)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCW方向に所定の温調ステアリング角度だけ回動させる。すると、図6(B)に示すように、加熱ローラー303の前端が連通孔301aに近接してファンFFの影響が大きくなる一方で、加熱ローラー303の後端が連通孔301bから遠ざかってファンFRの影響が小さくなるので、加熱ローラー303の内部空間において、後端側から前端側への気流が多く流れるようになる。すると、加熱ローラー303の後端側で加熱された気流が前端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の前端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。
本実施の形態では、上述したようにして、加熱ローラー303の端部間の温度差を小さくすることができるので、加熱ローラー303の温度設定の範囲を大きくとることができ、温度調整を容易にすることができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、定着装置300の筐体301の前側パネル301fと後側パネル301rとにそれぞれ開設された連通孔301a,301bを開閉するためのシャッター部材を設け、このシャッター部材の開閉により、気流を制御して加熱ローラー303の端部間での温度差を小さくするようにしたものである。
なお、第2の実施の形態における画像形成装置20は、定着装置300にシャッター部材を設ける他は、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態と相違する点について詳細に説明し、第1の実施の形態と同様の点については説明を省略する。
第2の実施の形態に係る定着装置300は、図7、図9〜図11に示すように、筐体301の前側パネル301fの内側面にシャッター部材307fが、前側パネル301fに沿って左右方向にスライド可能に取り付けられている。シャッター部材307fは、図7、図9〜図11に示すように、左右方向に延びて薄板状とされるとともに、左側端部が後方に折り曲げ形成された当接部307gを備えている。
一方、本実施の形態では、前側パネル301fの加熱ローラー303の前側端部に対向する位置に連通孔301aが開設されるとともに、この連通孔301aに対向する位置に、ファンFFが設けられている。
シャッター部材307fは、略中央に、前後方向に連通孔307aが開設されており、シャッター部材307fの位置に応じて、前側パネル301fの連通孔301aと連通する状態と、連通しない状態とに変更可能に構成されている。
シャッター部材307fは、図10に示すように、加熱ローラー303が回動した際に、加熱ローラー303の端部によって当接部307gが押圧されることにより、連通孔301aと連通孔307aとが一致しない第1の位置と、一致する第2の位置との間でスライドするように構成されている。なお、シャッター部材307fは、第1の位置に向けて付勢するように構成されている。このシャッター部材307fは、加熱ローラー303の押圧によりシャッター部材307fの付勢力に抗して第2の位置までスライドされると、当該第2の位置を保持し続け、再度加熱ローラー303によって押圧されると、その保持状態が解除されてシャッター部材307fの付勢力により第1の位置に復帰するオルタネイト動作が可能に構成されている。
また、図7、図9〜図11に示すように、筐体301の後側パネル301rの内側面にシャッター部材307rが、後側パネル301rに沿って左右方向にスライド可能に取り付けられている。シャッター部材307rは、図7、図9〜図11に示すように、左右方向に延びて薄板状とされるとともに、左側端部が前方に折り曲げ形成された当接部307hを備えている。
一方、本実施の形態では、後側パネル301rの加熱ローラー303の後側端部に対向する位置に連通孔301bが開設されるとともに、この連通孔301bに対向する位置に、ファンFRが設けられている。
シャッター部材307rは、略中央に、前後方向に連通孔307bが開設されており、シャッター部材307rの位置に応じて、後側パネル301rの連通孔301bと連通する状態と、連通しない状態とに変更可能に構成されている。
シャッター部材307rは、図11に示すように、加熱ローラー303が回動した際に、加熱ローラー303の端部によって当接部307hが押圧されることにより、連通孔301bと連通孔307bとが一致しない第1の位置と、一致する第2の位置との間でスライドするように構成されている。なお、シャッター部材307rは、第1の位置に向けて付勢するように構成されている。このシャッター部材307rは、加熱ローラー303の押圧によりシャッター部材307rの付勢力に抗して第2の位置までスライドされると、当該第2の位置を保持し続け、再度加熱ローラー303によって押圧されると、その保持状態が解除されてシャッター部材307rの付勢力により第1の位置に復帰するオルタネイト動作が可能に構成されている。
上述のように構成された第2の実施の形態に係る画像形成装置20のCPU50によって実行されるローラーステアリング制御処理について、図8を参照しながら説明する。
最初に、CPU50は、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を入力して、定着ベルト304の位置を検出する(ステップS201)。
CPU50は、定着ベルト304に位置ずれが発生しているか否かを判定する(ステップS202)。CPU50は、位置ずれが発生していると判定したときは(ステップS202:Y)、第1の実施の形態において上述したベルトステアリング処理を行った後(ステップS203)、ステップS201の処理を実行する。
一方、CPU50は、位置ずれが発生していると判定しないときは(ステップS202:N)、端部温度センサーS3,S4からの検知信号を入力し、加熱ローラー303の両端部の温度をそれぞれ検出する(ステップS204)。
続いて、CPU50は、上述したようにして検出した加熱ローラー303の両端部の温度から温度差(d)を算出する(ステップS205)。
CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えているか否かを判定する(ステップS206)。CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定したときは(ステップS206:Y)、シャッター部材307f,307rのうち、開放させる方のシャッター部材が開放中であるか否か、すなわち、開放させる方のシャッター部材が第2の位置となっているか否かを判定する(ステップS207)。具体的には、CPU50は、加熱ローラー303の両端部のうちの温度が低い方の端部側のシャッター部材が開放中であるか否かを判定する。
CPU50は、開放させる方のシャッター部材が開放中であると判定しないときは(ステップS207:N)、シャッター開放処理を実行した後(ステップS208)、ステップS201の処理を実行する。具体的には、CPU50は、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、加熱ローラー303の両端部のうちの温度が低い方の端部によってシャッター部材の当接部を押圧してシャッター部材を第1の位置から第2の位置に変位させるように加熱ローラー303を回動させる。CPU50は、その後、加熱ローラー303が基準の位置となるようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。このとき、押圧されたシャッター部材は第2の位置で保持された状態となる。
一方、CPU50は、開放させる方のシャッター部材が開放中であると判定したときは(ステップS207:Y)、シャッター部材を開放させる必要がないとして、ステップS201の処理を実行する。
また、CPU50は、ステップS206において、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定しないときは(ステップS206:N)、シャッター部材307f,307rの何れも閉鎖されているか否かを判定する(ステップS209)。すなわち、CPU50は、何れのシャッター部材307f,307rも、第1の位置となっているか否かを判定する。
CPU50は、シャッター部材307f,307rの何れも閉鎖されていると判定しないときは(ステップS209:N)、シャッター閉鎖処理を実行した後(ステップS210)、ステップS201の処理を実行する。具体的には、CPU50は、シャッター部材307f,307rのうち第2の位置となっているシャッター部材に近接する側の加熱ローラー303の端部によって当該シャッター部材の当接部が押圧されるようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。すると、当該シャッター部材は、第2の位置における保持状態が解除され、当該シャッタ部材の付勢力により、第1の位置に変位する。
一方、CPU50は、シャッター部材307f,307rの何れも閉鎖されていると判定したときは(ステップS209:Y)、ステップS210の処理を実行することなくステップS201の処理を実行する。
次に、上述したようにして構成された画像形成装置20における加熱ローラー303の動作について図9〜図11を参照しながら説明する。なお、図9〜図11では、加熱ローラー303を上方から見た図であり、理解を容易にするため、支持枠303aの図示を省略している。
まず、画像形成装置20の画像形成動作が開始すると、定着ローラー302に従動して周回する定着ベルト304の周回動作に応じて加熱ローラー303が回転する。定着ベルト304の位置ずれや加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超えていない場合には、図9(A)に示すように、加熱ローラー303を基準の位置で維持しながら定着ベルト304を周回させる。
そして、定着ベルト304の位置が後方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図9(B)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向に所定のベルトステアリング角度だけ回動させる。このとき、加熱ローラー303は、シャッター部材307f,307rの当接部307g、307hを押圧しない。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図9(B)の矢印で示すように、後方から前方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は、基準の位置に復帰する。
一方、定着ベルト304の位置が前方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図9(C)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCW方向に所定のベルトステアリング角度だけ回動させる。このときも同様に、加熱ローラー303は、シャッター部材307f,307rの当接部307g、307hを押圧しない。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図9(C)の矢印で示すように、後方から前方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は、基準の位置に復帰する。
また、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の後端側が前端側よりも温度が高いことを検知したときは、図10(A)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCW方向にベルトステアリング角度よりも大きい所定の温調ステアリング角度だけ回転させる。すると、図10(A)に示すように、加熱ローラー303の前端がシャッター部材307fの当接部307gを押圧し、シャッター部材307fが図10(A)の矢印で示すように左方向に移動し、第1の位置から第2の位置まで変位する。シャッター部材307fは、第2の位置で維持された状態となる。その後は、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、加熱ローラー303を基準の位置まで復帰させる。その結果、図10(B)に示すように、前側パネル301fの連通孔301aとシャッター部材307fの連通孔307aとが連通して、定着装置300の筐体301の内外がアクセス可能な状態となる。そして、加熱ローラー303の前端が連通孔301a及び連通孔307aにより筐体301の外側に臨んだ状態となる。そのため、ファンFFの影響が大きくなって、加熱ローラー303の内部空間において、後端側から前端側への気流が多く流れるようになる。すると、加熱ローラー303の後端側で加熱された気流が前端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の前端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。
一方、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の前端側が後端側よりも温度が高いことを検知したときは、図11(A)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向に所定の温調ステアリング角度だけ回転させる。すると、図11(A)に示すように、加熱ローラー303の後端がシャッター部材307rの当接部307hを押圧し、シャッター部材307rが図11(A)の矢印で示すように左方向に移動し、第1の位置から第2の位置まで変位する。シャッター部材307rは、第2の位置で維持された状態となる。その後は、ステアリング駆動モーターM2を駆動して、加熱ローラー303を基準の位置まで復帰させる。その結果、図11(B)に示すように、後側パネル301rの連通孔301bとシャッター部材307rの連通孔307bとが連通して、定着装置300の筐体301の内外がアクセス可能な状態となる。そして、加熱ローラー303の後端が連通孔301b及び連通孔307bにより筐体301の外側に臨んだ状態となる。そのため、ファンFRの影響が大きくなって、加熱ローラー303の内部空間において、前端側から後端側への気流が多く流れるようになる。すると、加熱ローラー303の前端側で加熱された気流が後端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の後端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。
本実施の形態では、上述したようにして、加熱ローラー303の端部間の温度差を小さくすることができるので、加熱ローラー303の温度設定の範囲を大きくとることができ、温度調整を容易にすることができるようになる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態とは以下の点で異なっている。すなわち、第3の実施の形態では、図13に示すように、定着装置300の筐体301の前側パネル301fの加熱ローラー303の端部に対向する位置よりもやや左側とやや右側に、それぞれ定着装置300の外部と連通する連通孔301a,301cが開設されている。この連通孔301a,301cの間となる位置、すなわち、前側パネル301fを挟んで加熱ローラー303の基準位置における前端に対向する位置に、ファンFFが設けられている。なお、後側パネル301rには連通孔は設けられていない。また、ファンFRは、後側パネル301rを挟んで加熱ローラー303の基準位置における後端に対向する位置に設けられている。
なお、第3の実施の形態における画像形成装置20の各部の構成は、上述した点を除き、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態と相違する点について詳細に説明し、第1の実施の形態と同様の点については説明を省略する。
上述のように構成された第3の実施の形態に係る画像形成装置20のCPU50によって実行されるローラーステアリング制御処理について、図12を参照しながら説明する。
最初に、CPU50は、端部温度センサーS3,S4からの検知信号を入力し、加熱ローラー303の両端部の温度をそれぞれ検出する(ステップS301)。続いて、CPU50は、検出した加熱ローラー303の両端部の温度から温度差(d)を算出する(ステップS302)。
CPU50は、加熱ローラー303の両端の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えているか否かを判定する(ステップS303)。CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定しないときは(ステップS303:N)、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を入力して、定着ベルト304の位置を検出する(ステップS304)。
CPU50は、定着ベルト304に位置ずれが発生しているか否かを判定する(ステップS305)。CPU50は、位置ずれが発生していると判定したときは(ステップS305:Y)、通常時ベルトステアリング処理を行った後(ステップS306)、ステップS301の処理を実行する。通常時ベルトステアリング処理の具体的な制御の内容は、第1の実施の形態において上述ベルトステアリング処理と同様である。一方、CPU50は、位置ずれが発生していると判定しないときは(ステップS305:N)、ステップS306の処理を実行することなく、ステップS301の処理を実行する。
また、CPU50は、ステップS303において、加熱ローラー303の両端部の温度差(d)が所定の閾値(th)を超えていると判定したときは(ステップS303:Y)、定着ベルト位置センサーS2からの検知信号を入力して、定着ベルト304の位置を検出する(ステップS304)。
CPU50は、定着ベルト304に位置ずれが発生しているか否かを判定する(ステップS305)。CPU50は、位置ずれが発生していると判定したときは(ステップS305:Y)、温調時ベルトステアリング処理を行った後(ステップS309)、ステップS301の処理を実行する。具体的には、CPU50は、定着ベルト304の位置ずれの方向に応じた方向に加熱ローラー303が回動するようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。このときの加熱ローラー303の回転角度は、上述した温調ステアリング角度とする。本実施の形態では、このようにして加熱ローラー303の回動を制御するので、定着ベルト304の位置ずれと加熱ローラー303の端部間での温度差の縮小とを同時に行うことができるようになる。
一方、CPU50は、定着ベルト304に位置ずれが発生していると判定しないときは(ステップS308:N)、温度調整ステアリング処理を行った後(ステップS310)、ステップS301の処理を実行する。具体的には、CPU50は、予め定められた方向(例えば、平面視でCW方向)に加熱ローラー303が回動するようにステアリング駆動モーターM2を駆動する。CCW方向に加熱ローラー303を回動させるようにしてもよい。また、このときの加熱ローラー303の回転角度は、上述した温調ステアリング角度とする。
次に、上述したようにして構成された画像形成装置20における加熱ローラー303の動作について図13及び図14を参照しながら説明する。なお、図13及び図14では、加熱ローラー303を上方から見た図であり、理解を容易にするため、支持枠303aの図示を省略している。
まず、画像形成装置の2の画像形成動作が開始すると、定着ローラー302に従動して周回する定着ベルト304の周回動作に応じて加熱ローラー303が回転する。定着ベルト304の位置ずれや加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超えていない場合には、図13(A)に示すように、加熱ローラー303を基準の位置で維持しながら定着ベルト304を周回させる。このときに加熱ローラー303の周囲に生ずる気流は、加熱ローラー303の後端側から前端側に向けて流れる気流よりも、加熱ローラー303の前端側から後端側に向けて流れる気流の方が多くなっている。
そして、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値以下であることを検知し、さらに、定着ベルト304の位置が後方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図13(B)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向に所定のベルトステアリング角度だけ回動させる。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図13(B)の矢印で示すように、後方から前方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は、基準の位置に復帰する。なお、このときの加熱ローラー303の周囲に生ずる気流については、図13(A)に示される状態から変化はない。
一方、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値以下であることを検知し、さらに、定着ベルト304の位置が前方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図13(C)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCW方向に所定のベルトステアリング角度だけ回動させる。すると、定着ベルト304は、周回しながら、図13(C)の矢印で示すように、前方から後方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は、基準の位置に復帰する。なお、このときの加熱ローラー303の周囲に生ずる気流についても、図13(A)に示される状態から変化はない。
また、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の後端側が前端側よりも温度が高いことを検知し、さらに、定着ベルト304の位置が後方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図14(A)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向に所定の温調ステアリング角度だけ回動させる。すると、図14(A)に示すように、加熱ローラー303の前端が連通孔301cに近接してファンFFの影響が大きくなるので、加熱ローラー303の内部空間や周囲における加熱ローラー303の後端側から前端側への気流が多くなる。すると、加熱ローラー303の後端側で加熱された気流が前端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の前端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。さらに、定着ベルト304は、周回しながら、図14(A)の矢印で示すように、後方から前方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は基準の位置に復帰する。
また、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の後端側が前端側よりも温度が高いことを検知し、さらに、定着ベルト304の位置が前方にずれたことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、図14(B)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCW方向に所定の温調ステアリング角度だけ回動させる。すると、図14(B)に示すように、加熱ローラー303の前端が連通孔301aに近接してファンFFの影響が大きくなるので、加熱ローラー303の内部空間や周囲における加熱ローラー303の後端側から前端側への気流が多くなる。すると、加熱ローラー303の後端側で加熱された気流が前端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の前端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。さらに、定着ベルト304は、周回しながら、図14(B)の矢印で示すように、前方から後方に加熱ローラー303上を摺動し、その後、定着ベルト304は基準の位置に復帰する。
また、端部温度センサーS3,S4の検知結果に基づき、加熱ローラー303の両端部の温度差が所定の閾値を超え、かつ、加熱ローラー303の後端側が前端側よりも温度が高いことを検知し、さらに、定着ベルト304の位置ずれがないことを定着ベルト位置センサーS2によって検知したときは、例えば、図14(A)に示すように、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を平面視でCCW方向に所定の温調ステアリング角度だけ回動させる。すると、図14(A)に示すように、加熱ローラー303の前端が連通孔301cに近接してファンFFの影響が大きくなるので、加熱ローラー303の内部空間や周囲における加熱ローラー303の後端側から前端側への気流が多くなる。すると、加熱ローラー303の後端側で加熱された気流が前端側に多く流れるので、温度の低い加熱ローラー303の前端側がこの気流により加熱され、加熱ローラー303の端部間での温度差が小さくなる。
本実施の形態では、上述したようにして、加熱ローラー303の端部間の温度差を小さくすることができる。したがって、加熱ローラー303の温度設定の範囲を大きくとることができ、温度調整を容易にすることができるようになる。また、同時に、定着ベルト304の位置ずれの補正を同時に行うことができるので、調整効率を向上させることができる。
以上説明したように、第1〜第3の実施の形態によれば、定着装置300は、ハロゲンヒーター306により軸方向に亘って加熱される加熱ローラー303と、定着ローラー302と、加圧ローラー305と、加熱ローラー303と定着ローラー302とにより張架された無端状の定着ベルト304と、を備え、定着ベルト304を介して定着ローラー302と加圧ローラー305とによって加熱及び加圧することによりトナー画像を用紙に定着する。端部温度センサーS3,S4は、加熱ローラー303の両端部の温度をそれぞれ検知する。ステアリング駆動モーターM2は、加熱ローラー303を揺動駆動する。CPU50は、端部温度センサーS3,S4による検知結果に基づいて、ステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる制御を行う。その結果、加熱ローラーを揺動させて加熱ローラーの周囲の気流の流れを変化させることができ、加熱ローラーの端部のうちの温度の高い方の端部から温度の低い方の端部に向けて流れるように気流を制御することができるようになる。そのため、この気流により、温度の低い方の加熱ローラーの端部を加熱することができ、加熱ローラーにおける温度差を小さくすることができる。
また、第1〜第3の実施の形態によれば、CPU50は、端部温度センサーS3,S4による検知結果に基づいて、加熱ローラー303の両端部の温度差を算出し、算出された温度差に応じてステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる制御を行う。その結果、加熱ローラーの端部間の温度差に応じて加熱ローラーを揺動させるので、加熱ローラーの両端部間の温度調整を容易に行わせることができるようになる。
また、第2の実施の形態によれば、前側パネル301f及び後側パネル301rは、少なくとも加熱ローラー303の両端に対向して配置される。前側パネル301f及び後側パネル301rには、加熱ローラー303の揺動に伴って、外部への連通孔301a,301bを開口させるシャッター部材307f,307rが設けられている。その結果、簡素な構成で、気流を制御することができるので、加熱ローラーの両端部間の温度調整をより簡便に行わせることができるようになる。
また、第2の実施の形態によれば、CPU50は、加熱ローラー303の両端部の温度差を算出し、算出された温度差が所定値を超えたときに、加熱ローラー303の両端部のうちの温度の低い方の端部側に設けられたシャッター部材307f,307rが動作して連通孔301a,301bが開口されるようにステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる。その結果、加熱ローラーの端部間の温度差に応じて加熱ローラーを揺動させるとともに、温度の低い方の加熱ローラーの端部側のシャッターで連通口を開口するので、加熱ローラーの両端部間の温度調整をより効果的に行わせることができるようになる。
また、第1〜第3の実施の形態によれば、CPU50は、定着ベルト304が所定位置からずれたときに、第1の揺動範囲でステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる通常時ベルトステアリング制御と、加熱ローラー303の両端部の温度差を算出し、算出された温度差が所定値を超えたときに、第1の揺動範囲よりも大きい第2の揺動範囲でステアリング駆動モーターM2を駆動して加熱ローラー303を揺動させる温度調整時ステアリング制御と、を行う。その結果、加熱ローラーの両端部間の温度調整と定着ベルトの位置ずれの調整とを同時に行うことができるので、利便性に優れる。
なお、本発明の実施の形態における記述は、本発明に係る定着装置及びこれを備えた画像形成装置の一例であり、これに限定されるものではない。定着装置及び画像形成装置を構成する各機能部の細部構成及び細部動作に関しても適宜変更可能である。
また、本実施の形態では、定着ベルト304の位置ずれの調整を行うようにしたが、定着ベルト304の位置ずれの調整を行わない構成であってもよい。
また、本実施の形態では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
20 画像形成装置
24 プリンター部
31 中間転写ベルト(画像形成部)
38 2次転写部(画像形成部)
40 画像形成手段(画像形成部)
50 CPU(制御部)
300 定着装置
301a,301b 連通孔(連通口)
301f 前側パネル
301r 後側パネル
302 定着ローラー
303 加熱ローラー
304 定着ベルト
305 加圧ローラー
306 ハロゲンヒーター(加熱手段)
307f,307r シャッター部材(シャッター)
M2 ステアリング駆動モーター(駆動部)
S3,S4 端部温度センサー(温度検知部)

Claims (6)

  1. 加熱手段により軸方向に亘って加熱される加熱ローラーと、定着ローラーと、加圧ローラーと、前記加熱ローラーと前記定着ローラーとにより張架された無端状の定着ベルトと、を備え、前記定着ベルトを介して前記定着ローラーと前記加圧ローラーとによって加熱及び加圧することによりトナー画像を用紙に定着する定着装置において、
    前記加熱ローラーの両端部の温度をそれぞれ検知する温度検知部と、
    前記加熱ローラーを揺動駆動する駆動部と、
    前記温度検知部による検知結果に基づいて、前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記制御部は、前記温度検知部による検知結果に基づいて、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差に応じて前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 少なくとも前記加熱ローラーの両端に対向して配置されるパネルを備え、
    前記パネルには、前記加熱ローラーの揺動に伴って、外部への連通口を開口させるシャッターが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差が所定値を超えたときに、前記加熱ローラーの両端部のうちの温度の低い方の端部側に設けられたシャッターが動作して前記連通口が開口されるように前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記制御部は、前記定着ベルトが所定位置からずれたときに、第1の揺動範囲で前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる通常時ベルトステアリング制御と、前記加熱ローラーの両端部の温度差を算出し、該算出された温度差が所定値を超えたときに、前記第1の揺動範囲よりも大きい第2の揺動範囲で前記駆動部を駆動して前記加熱ローラーを揺動させる温度調整時ステアリング制御と、を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の定着装置。
  6. 用紙に対してトナー画像を形成する画像形成部と、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の定着装置と、
    を備え、
    前記定着装置は、前記画像形成部によって用紙に形成されたトナー画像を該用紙に定着することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018192733A (ja) * 2017-05-19 2018-12-06 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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