JP2015200570A - バイオセンサおよびバイオセンサの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
絶縁性基板と、
前記絶縁性基板の一方の面に設けられた作用極および対極を含む電極層と、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面に形成された、前記基質と反応する酵素、および、メディエータを含む試薬層と、
前記試料液を前記試薬層に誘導する供給路を形成するための切欠部を有し、該切欠部の内部に前記試薬層が位置するように前記電極層上に配置されたスペーサと、
少なくとも前記切欠部を覆うように、前記スペーサの前記絶縁性基板と反対側の面に設けられたカバーとを備え、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面において、前記試薬層が形成される試薬層形成領域の周囲の少なくとも一部に前記試薬層形成領域よりも親水性が低い低親水性領域を有することを特徴とする、バイオセンサ。
前記絶縁性基板の一方の面に、作用極および対極を含む電極層を設ける工程と、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面において、前記基質と反応する酵素、および、メディエータを含む試薬層を形成するための試薬層形成領域と、該試薬層形成領域の周囲の少なくとも一部に前記試薬層形成領域よりも親水性が低い低親水性領域とが形成されるように、表面処理を行う工程と、
前記試薬層形成領域に、前記酵素および前記メディエータを含む試薬液を付着させ、前記試薬液を乾燥することによって前記試薬層を形成する工程と、
前記試料液を前記試薬層に誘導する供給路を形成するための切欠部を有するスペーサを、前記切欠部の内部に前記試薬層が位置するように前記電極層上に配置する工程と、
少なくとも前記切欠部を覆うように、前記スペーサの前記絶縁性基板と反対側の面にカバーを設ける工程とを備える、バイオセンサの製造方法。
ある液体に対する前記試薬層形成領域の接触角と、前記液体に対する前記低親水性領域の接触角との差が20°以上である、上記(5)に記載のバイオセンサの製造方法。
絶縁性基板と、
絶縁性基板の一方の面に設けられた作用極および対極を含む電極層と、
電極層の絶縁性基板と反対側の表面に形成された、基質と反応する酵素、および、メディエータを含む試薬層と、
試料液を試薬層に誘導する供給路を形成するための切欠部を有し、該切欠部の内部に試薬層が位置するように電極層上に配置されたスペーサと、
少なくとも切欠部を覆うように、スペーサの絶縁性基板と反対側の面に設けられたカバーとを備えている。
本実施形態のバイオセンサおよびバイオセンサの製造方法の一例について、図3を参照して説明する。図3(a)〜図3(g)は、本実施形態のバイオセンサの製造工程の一例を説明するための図であって、それぞれ異なる工程を示している。
本実施形態のバイオセンサの製造方法の一例について、図5〜図13を参照して説明する。図5は、本実施形態のバイオセンサの構成を示す分解斜視図である。図6〜図13は、本実施形態のバイオセンサの製造工程の一例を説明するための図であって、それぞれ異なる工程を示している。本実施形態では、複数のバイオセンサを同時に作製することができる。なお、実施形態1と重複する説明につては、ここでは省略する。
本発明のバイオセンサは、測定器に装着されて使用されるものである。すなわち、測定器に装着されたバイオセンサのキャビティに試料(血液など)を供給し、試料中の測定対象物質(グルコースなど)と酵素およびメディエータとが反応することで還元物質が生成する。そして、バイオセンサの作用極および対極と電気的に接続された測定器により、作用極と対極との間に電圧を印加し、この還元物質を酸化することにより得られる酸化電流を計測することで、試料に含まれる測定対象物質の定量が行われる。
基本的には、上記実施形態2の方法でバイオセンサを作製した。親水化処理として、酸素によるプラズマ処理を実施した。プラズマ処理の条件は、チャンバー内の圧力:1.25mbar、処理時間:5分とした。
電極層上にスペーサを積層し、スペーサの切欠部において露出した電極層表面の所定範囲に、CMC液、酵素液、メディエータ液を順に滴下および乾燥させることで試薬層を形成した。この点以外は実施例1と同様にしてバイオセンサを作製した。
所定濃度のグルコース水溶液を実施例1および比較例1のバイオセンサを用いて測定した(n=10)。なお、作用極と対極の間に0.3Vの電圧を印加し、グルコース応答電流の値を測定した。グルコース濃度とグルコース測定電流との関係を図14に示す。また、グルコース測定電流のCV値を図15示す。
プラズマ処理時の処理時間を6通りに変化させ、試薬層形成領域の親水化の程度を変化させた以外は、実施例1と同様にして、バイオセンサを作製した。
実施例1と同様にして、試薬層の形成までの工程を実施した。
比較例2として、試薬層形成領域にマスクを用いて親水化処理を施す代わりに、特許文献2の図1に示されるように、試薬層形成領域の周囲に部分的にスリットを形成した点以外は、実施例3と同様の工程を実施した。
Claims (9)
- 試料液中に含まれる基質を定量するためのバイオセンサであって、
絶縁性基板と、
前記絶縁性基板の一方の面に設けられた作用極および対極を含む電極層と、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面に形成された、前記基質と反応する酵素、および、メディエータを含む試薬層と、
前記試料液を前記試薬層に誘導する供給路を形成するための切欠部を有し、該切欠部の内部に前記試薬層が位置するように前記電極層上に配置されたスペーサと、
少なくとも前記切欠部を覆うように、前記スペーサの前記絶縁性基板と反対側の面に設けられたカバーとを備え、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面において、前記試薬層が形成される試薬層形成領域の周囲の少なくとも一部に前記試薬層形成領域よりも親水性が低い低親水性領域を有することを特徴とする、バイオセンサ。 - ある液体に対する前記試薬層形成領域の接触角と、前記液体に対する前記低親水性領域の接触角との差が20°以上である、請求項1に記載のバイオセンサ。
- 前記低親水性領域が前記試薬層形成領域の全周を囲っている、請求項1または2に記載のバイオセンサ。
- 前記試薬層は、前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面に、前記酵素および前記メディエータを含む試薬液を付着させ、前記試薬液を乾燥することによって形成された層である、請求項1〜3のいずれか1項に記載のバイオセンサ。
- 試料液中に含まれる基質を定量するためのバイオセンサの製造方法であって、
前記絶縁性基板の一方の面に、作用極および対極を含む電極層を設ける工程と、
前記電極層の前記絶縁性基板と反対側の表面において、前記基質と反応する酵素、および、メディエータを含む試薬層を形成するための試薬層形成領域と、該試薬層形成領域の周囲の少なくとも一部に前記試薬層形成領域よりも親水性が低い低親水性領域とが形成されるように、表面処理を行う工程と、
前記試薬層形成領域に、前記酵素および前記メディエータを含む試薬液を付着させ、前記試薬液を乾燥することによって前記試薬層を形成する工程と、
前記試料液を前記試薬層に誘導する供給路を形成するための切欠部を有するスペーサを、前記切欠部の内部に前記試薬層が位置するように前記電極層上に配置する工程と、
少なくとも前記切欠部を覆うように、前記スペーサの前記絶縁性基板と反対側の面にカバーを設ける工程とを備える、バイオセンサの製造方法。 - 前記表面処理を行う工程の後、前記試薬層を形成する工程の前において、
ある液体に対する前記試薬層形成領域の接触角と、前記液体に対する前記低親水性領域の接触角との差が20°以上である、請求項5に記載のバイオセンサの製造方法。 - 前記低親水性領域が前記試薬層形成領域の全周を囲っている、請求項5または6に記載のバイオセンサの製造方法。
- 前記表面処理を行う工程において、前記試薬層形成領域に親水化処理を施す、請求項5〜7のいずれか1項に記載のバイオセンサの製造方法。
- 前記表面処理を行う工程において、前記低親水性領域に撥水化処理を施す、請求項5〜8のいずれか1項に記載のバイオセンサの製造方法。
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