JP2015200007A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べてNOxの発生を抑制することができ、しかも0.25mmアンダーの微粉凝結材が存在しても同様の効果を得ることが可能な焼結鉱の製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係る焼結鉱の製造方法では、鉄鋼製造用焼結鉱の製造に用いる凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に、複数の圧密媒体を水平円筒容器に収納した振動造粒装置11に装入し、水分の存在下で造粒した後、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサー19に添加する。振動造粒装置11による造粒を行った後、造粒装置12を用いてさらに造粒処理したものをドラムミキサー19に添加してもよい。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄鋼製造用の焼結鉱の製造方法に関し、特に、窒素酸化物の発生を凝結材の事前処理によって抑制する方法に関する。
鉄鋼製造に用いる焼結鉱は、原料となる鉄鉱石に凝結材及び石灰等を混合して造粒した擬似造粒物を焼結機で焼成することにより製造される。この時、凝結材に含まれる窒素分の一部が窒素酸化物(以下、「NOx」と記載する。)となって排ガス中に混入する。
NOxは大気汚染物質であることから、大気へのNOxの排出についてその濃度及び量に規制が設けられており、操業条件の調整などの制約が発生する。NOxを除去する排ガス処理装置の設置なども行われているが、多大な設備投資が必要となる。そのため、操業制約や設備投資の軽減を目的として、凝結材の事前処理によってNOxの発生を抑制する方法が従来より検討されてきた。
なお、凝結材は、主として炭素を含むもので、NOx源になるものを含み、酸化によって発熱する材料である。例えば、石炭やコークスなどを指す。
凝結材の事前処理によってNOxの発生を抑制する方法の一つとして、生成したNOxを還元する物質で凝結材の表面を被覆する方法がある。例えば、特許文献1には、カルシウムフェライトを含有する微粉末触媒と凝結材を並存させ、生成したNOxを還元して抑制する技術が開示されている。
特許文献1記載の発明では、NOxの発生を抑制しつつコストを低減する目的で、カルシウムフェライト等の配合割合を規定しており、凝結材中の窒素分がNOxに転換した割合を示すNOx転換率は30%以上となっている。なお、NOx転換率とは、凝結材に含まれる窒素分の総量に対するNOxに転換した窒素分の割合である。
しかし、実操業では、さらにNOx転換率を低減することが望まれており、特許文献2では、特許文献1のカルシウムフェライト等を生石灰に特定することで、NOx転換率を20%台まで低減できることが示されている。
特開平8−60257号公報 特開2012−172067号公報
特許文献2の段落[0005]には、0.25mmアンダーの微粉凝結材が低温で酸化し、NOxが発生しやすいことが記載されている。また、特許文献2の段落[0038]には、微粉凝結材と微粉生石灰の造粒物(造粒体(P型))であっても、凝結材が微粉であることに起因してNOxが増大することが記載されている。このため、特許文献2記載の発明では、0.25mmオーバーの凝結材を主として用いてNOxの発生を抑制している。
凝結材は、一般に、石炭やコークスを粉砕して製造されるため、例えば0.25mmアンダーの微粉凝結材は定常的に生産される。そのため、0.25mmオーバーの凝結材を主として用いると、微粉凝結材が余剰となるという問題がある。また、NOx転換率をさらに低減したいというニーズもある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、従来に比べてNOxの発生を抑制することができ、しかも0.25mmアンダーの微粉凝結材が存在しても同様の効果を得ることが可能な焼結鉱の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、鉄鋼製造用焼結鉱の製造に用いる凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に、複数の圧密媒体を水平円筒容器に収納した振動造粒装置に装入し、水分の存在下で造粒した後、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーに添加することを特徴としている。
本発明では、凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に振動造粒装置に装入して造粒することにより、凝結材と生石灰等からなる造粒物が圧密媒体によって加圧(圧密)され、緻密な造粒物が形成される。これにより、造粒物を構成する粒子同士の間の空気の透過性が抑制され、低温段階での凝結材の酸化が進まず、NOxの発生が抑制される。
なお、本発明における造粒物は、特にことわりのない限り、凝結材粒子の周囲に生石灰等の被覆層が形成されたS型造粒物、並びに微粉凝結材と生石灰等が混合したP型造粒物の双方を指す。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記凝結材を主とする原料は、前記凝結材を50質量%以上含んでいることが好ましい。
凝結材の割合が低下すると、凝結材を生石灰及び/又は消石灰で被覆、造粒してNOxを低減する作用が低下するからである。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記凝結材は、粒度0.25mmアンダーの微粉を20質量%以上含んでいてもよい。
本発明により緻密な造粒物が形成されるので、凝結材が粒度0.25mmアンダーの微粉を含んでいても、従来に比べてNOxの発生を抑制することができる。その際、後述するように、0.25mmアンダーの微粉凝結材を20質量%以上含んでいると、NOx低減効果はより顕著となる。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記振動造粒装置による造粒を60秒間以上行うことを好適とする。
当該構成では、振動造粒装置による造粒を60秒間以上行うことによって、造粒物や被覆層の緻密度が向上することでNOx低減効果が拡大する。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記振動造粒装置による造粒時の水分が10質量%以上となるように水分調整を行うことを好適とする。
当該構成では、上記水分調整を行うことにより、緻密な造粒物や被覆層が形成されNOx低減効果が拡大する。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記振動造粒装置による造粒を行った後、前記振動造粒装置と造粒方法の異なる造粒装置を用いてさらに造粒処理してもよい。
当該構成では、振動造粒装置による造粒を行った後に、他の造粒装置を用いてさらに造粒処理することにより、造粒物や被覆層の緻密度が向上してNOx低減効果が拡大する。
また、本発明に係る焼結鉱の製造方法では、前記振動造粒装置を用いて造粒処理された造粒物あるいは前記振動造粒装置と造粒方法の異なる造粒装置を用いてさらに造粒処理された造粒物を前記ドラムミキサーの後段に添加することを好適とする。
当該構成では、造粒処理された造粒物をドラムミキサーの後段に添加することによって、ドラムミキサー内における被覆層の剥離や造粒物の崩壊が抑制され、高いNOx低減効果を維持することができる。
本発明に係る焼結鉱の製造方法によれば、凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に振動造粒装置に装入して造粒することにより緻密な造粒物が形成されるので、従来に比べてNOxの発生を抑制することができ、しかも0.25mmアンダーの微粉凝結材が存在しても同様の効果を得ることができる。
凝結材の造粒方法ごとにNOx転換率の改善割合を示したグラフである。 本発明の一実施の形態に係る焼結鉱の製造方法が適用される焼結プラントの模式図である。 振動造粒装置の断面図である。 振動造粒装置を用いて生石灰と共に造粒する原料中に含まれる凝結材の割合を変化させた場合におけるNOx転換率の改善割合を、対ドラムミキサー改善指標として示したグラフである。 凝結材中の0.25mmアンダーの割合とNOx転換率の改善割合との関係を示すグラフである。 振動造粒装置による造粒時間とNOx転換率の改善割合との関係を示すグラフである。 造粒物の水分割合とNOx転換率の改善割合との関係を示すグラフである。 振動造粒装置による造粒処理後に、さらに造粒処理を行う場合と行わない場合、並びにドラムミキサーに造粒物を前添加する場合と後段添加する場合それぞれにおけるNOx転換率の改善割合を示したグラフである。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の説明では、凝結材を生石灰等と共に造粒したものを「造粒物」、前記造粒物を鉄鉱石や無煙炭等に添加して造粒処理したものを「擬似造粒物」と呼ぶ。
[NOxの発生を抑制するメカニズム]
本発明者等は、特許文献2に記載されている0.25mmアンダーの微粉凝結材を含む造粒物とNOx発生の関係について調べた。具体的には、凝結材の造粒方法、特に造粒物に作用させる加速度及び加圧力(圧密度)の影響を調べるため、比較的加速度及び/又は加圧力の小さな造粒装置であるドラムミキサー及びパンペレタイザーに対し、加圧力の大きな造粒装置である振動造粒装置や加速度の大きな造粒装置であるマルメライザーを比較検討した。
比較実験では、凝結材であるコークスを100質量%含有する原料に対し、生石灰を10質量%添加(内掛け)し、最終水分が15質量%となるように水添加量を調整した後、各造粒装置で凝結材の造粒を行った。次いで、各造粒装置によって造粒処理された造粒物を、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーの後段にそれぞれ添加して擬似造粒物を造粒した。そして、擬似造粒物を焼成した際に発生する排ガスの流量及び排ガスに含まれるNOx濃度を測定してNOx発生量を算出した。
なお、振動造粒装置を用いて生石灰及び/又は消石灰と共に造粒する原料中に含まれる凝結材の割合は、本明細書において明記しない限り、100質量%である。
比較実験に使用した焼結原料の配合(鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサー出側の配合)を表1に示す。なお、コークスには0.25mmアンダーの微粉を25質量%含むものを使用した。
Figure 2015200007
凝結材の造粒に当たり、ドラムミキサーには直径1mの試験機を使用し、回転数20rpmで5分間造粒処理を行った。
パンペレタイザーには直径1m、傾斜角度45°のパンを使用し、回転数15rpmで5分間造粒処理を行った。
振動造粒装置には、直径300mmの水平円筒容器に50φの鋼製ロッド(圧密媒体)が6本収納されたものを使用し、6G(Gは重力加速度)の振動加速度で300秒間(5分間)造粒処理を行った。
マルメライザーによる造粒処理は、直径1mの竪型円筒容器底部の円盤の回転数を200rpmとして2分間行った。
図1に、造粒処理をしていない凝結材を用いた場合のNOx転換率に対する、各造粒装置によって造粒処理された凝結材を用いた場合のNOx転換率の改善割合を示す。
なお、NOx転換率は、NOx発生量からNOxに転換した窒素量を算出し、予め分析しておいた凝結材中の窒素量を100としたときの割合に換算して求めた。また、NOx転換率の改善割合は次式で算出した。
NOx転換率の改善割合=(1−造粒処理した凝結材を用いた場合のNOx転換率/造粒処理しない凝結材を用いた場合のNOx転換率)×100%
同図より、ドラムミキサーやパンペレタイザーで造粒した造粒物は、NOx転換率の改善割合が10%未満と低く、NOx発生量の抑制に寄与が少ないことがわかる。また、加速度の大きなマルメライザーもNOx転換率の改善割合が10%程度と、NOx抑制効果が小さいことがわかる。
ドラムミキサーやパンペレタイザーで造粒した造粒物は、造粒時の造粒物にかかる加速度が実質的に1G未満であるのに対し、マルメライザーでは20Gに達するが、NOx抑制効果が同等に低位であることから、必ずしも加速度を大きくすることではNOxの発生を十分に抑制することができないことが判明した。
これに対し、本発明者等は、加速度が例えば1.5G以上である振動造粒装置で造粒処理した造粒物を用いて焼成時のNOx発生量を調査した。その結果、ドラムミキサー、パンペレタイザー、マルメライザーで造粒した造粒物に比べて、振動造粒装置で造粒処理した造粒物を使用した焼成では、NOx転換率の改善割合が30%台に上昇しNOx発生量が大幅に低減することを発見した。
上述したNOx発生量の相違は、圧密度が小さな造粒物は、構成する粒子同士の間を空気が透過するため、比較的低温段階から造粒物内の微粉凝結材が酸化するのに対し、振動造粒装置で造粒処理した造粒物は、構成する粒子が圧密されて粒子同士の間の空気の透過性が抑制され、低温段階での微粉凝結材の酸化が進まなかったためと考えられる。さらに焼結機内で温度が1000℃以上となった段階で、造粒物を構成する生石灰や消石灰が溶融流出し、露出した微粉凝結材が1000℃以上の高温で酸化することで、NOx発生が抑制されたと考えられる。
また、ドラムミキサーで造粒した造粒物を数日間大気養生して乾燥させたものを1mの高さからコンクリート床に落下させたときの0.5mm以下粉の発生割合は10%以下となる。一方、振動造粒装置で造粒した造粒物を1mの高さからコンクリート床に落下させたときの0.5mm以下粉の発生割合は20%である。従って、ドラムミキサーで造粒した造粒物は、大気養生することにより高強度の造粒物となる。
しかし、大気養生した造粒物と振動造粒装置で造粒した造粒物のNOx転換率の改善割合を比較すると、大気養生した造粒物のNOx抑制効果は、振動造粒装置で造粒した造粒物に比べて十分ではなかった。
以上の結果より、造粒物に強い加圧力を作用させ、緻密な造粒物を形成することがNOxの抑制に有効であることが判明した。特に養生によって造粒物強度を確保したにもかかわらず、十分なNOx抑制が図られなかった一方で、圧密媒体による強制的な加圧力を造粒物に作用させた場合、NOx抑制効果が顕著であったことから、加圧することによって造粒物が緻密化してNOx転換率が抑えられたと推定される。
さらに本発明者等は、造粒処理を行う、凝結材を主とする原料中に含まれる凝結材の割合がNOx抑制効果に及ぼす影響について検討した。
図4は、振動造粒装置を用いて生石灰と共に造粒する、凝結材を主とする原料中に含まれる凝結材の割合を変化させた場合におけるNOx転換率の改善割合を、対ドラムミキサー改善指標として示したものである。実験条件として、凝結材を主とする原料中の凝結材の割合を20〜約90質量%の間で変更させ、残部は鉄鋼石粉(500μmアンダーが40質量%以上)とした。さらに凝結材と生石灰を合わせた全量に対して5〜20質量%(5、10、20質量%)の生石灰を加えた混合原料を振動造粒装置によって造粒処理した。次いで、これら造粒物を、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーの後段にそれぞれ添加して擬似造粒物を造粒し、この擬似造粒物を焼成した場合のNOx転換率を求めた。そして、前記混合原料をドラムミキサーで造粒処理した後、鉄鉱石を含む焼結原料に添加して焼成した場合のNOx転換率に対する、NOx転換率の改善割合を、対ドラムミキサー改善指標と定義して次式により求めた。
対ドラムミキサー改善指標=(1−前記混合原料を振動造粒装置で造粒処理した後、鉄鉱石を含む焼結原料に添加して焼成した場合のNOx転換率/前記混合原料をドラムミキサーで造粒処理した後、鉄鉱石を含む焼結原料に添加して焼成した場合のNOx転換率)×100%
上記混合原料をドラムミキサーで造粒処理した場合に比べて、振動造粒装置で造粒処理した場合はNOx転換率の改善が見られたが、凝結材の割合が50質量%以上において顕著な改善効果が発現した。このことから、生石灰及び/又は消石灰と共に振動造粒処理を行う原料中に含まれる凝結材の割合を50質量%以上とするのが好ましいことが判明した。これは、原料中の凝結材の割合が50質量%未満になると、振動造粒装置で造粒した造粒物を構成する鉄鉱石粉の割合が増加するため、造粒物を構成する凝結材以外の粒子層が赤熱帯通過によって1000℃以上の高温となっても溶融流出し難く、凝結材と酸素の接触が阻害される結果、赤熱帯通過後に低温で燃焼する凝結材の割合が増加し、結果としてNOx転換率の改善割合が小幅の改善となったためである。
[本発明の構成について]
上記知見に基づき、本発明は、鉄鋼製造用焼結鉱の製造に用いる凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に、複数の圧密媒体を水平円筒容器に収納した振動造粒装置に装入し、水分の存在下で造粒した後、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーに添加することを特徴としている。
凝結材と生石灰等を造粒し、生石灰等で凝結材を被覆することにより、焼結機パレット内で1000℃程度まで凝結材の酸化が進行しにくくなる。1000℃を超えると、生石灰等と造粒物周囲の鉄鉱石が低融点化合物を形成し、造粒物から生石灰等が溶融流出する。これを受けて、凝結材が高温雰囲気に露出し、凝結材の酸化が顕著に進行する。このように、例えば1000℃以上の高温雰囲気において凝結材の酸化を進行させることが可能となるため、凝結材と生石灰等を造粒するのがよい。
加えて、生石灰は消化して微細な水酸化カルシウム微粒子となって分散が促進され、消石灰も一部溶解して水酸化カルシウム微粒子として凝結材粒子間に再析出するため分散が良好となる。その結果、強固で緻密な造粒物となる。
また、凝結材の造粒処理に振動造粒装置を使用することにより、造粒物が圧密媒体によって加圧されて緻密な造粒物となる。その際、振動造粒装置の加速度を1.5G以上とすることにより凝結材の造粒が可能となる。
振動造粒装置としては、複数の圧密媒体が収納された水平円筒容器を用いたものであることが好ましい。凝結材と生石灰等の混練機能に優れ、凝結材と生石灰等がより均一に分散した造粒物の造粒が可能となり、NOx抑制効果の顕著な向上が望める。
なお、圧密媒体には棒状や球状の鉄など、造粒物を超える密度のものを用いることが好ましい。
[焼結鉱の製造方法]
本発明の一実施の形態に係る焼結鉱の製造方法について、図2に示す焼結プラントにより説明する。
凝結材が蓄えられている貯留槽13と生石灰や消石灰が蓄えられている貯留槽14からそれぞれ所定量の凝結材及び生石灰等を切り出し、振動造粒装置11に装入して水分の存在下で造粒する。
生石灰等の量は、凝結材と合わせた全量に対して、即ち内掛けで5質量%以上60質量%以下が好ましい。60質量%を超えると、凝結材燃焼性を抑制する影響が顕著となる。また、振動造粒装置11による造粒時の水分が内掛けで10質量%以上となるように水分調整し、振動造粒装置11による造粒時間は1.5G以上の加速度で60秒間以上とする。
振動造粒装置11の一例を図3に示す。この振動造粒装置11は、水平円筒容器21と、水平円筒容器21に収納された複数の圧密媒体22と、水平円筒容器21の両側部に配置された一対の重錘回転式振動モータ23とから概略構成されている。
水平円筒容器21の上部には、水平円筒容器21内に原料を投入するための開口部24と、水平円筒容器21内に水を注入するための注水口25が設けられている。
圧密媒体22には円柱状の鋼製ロッドが使用され、一対の重錘回転式振動モータ23は同方向に同期回転する。
一対の重錘回転式振動モータ23が例えば右回転すると、水平円筒容器21が鉛直面内でループを描くように円振動する。これにより、水平円筒容器21に収納された各圧密媒体22が右回転し、水平円筒容器21と接触することにより全体として左方向に回転する。即ち、各圧密媒体22は、水平円筒容器21内を遊星歯車のように自転しながら回転する。
振動に伴って、圧密媒体22と圧密媒体22の間、圧密媒体22と水平円筒容器21との間に凝結材、生石灰等、及び水分が挿入し、衝撃、剪断、混合、混練され、フレーク状の造粒物が形成される。
なお、振動造粒装置11の振動が他に伝搬しないようにするため、振動造粒装置11はベース27上に空気バネ26を介して防振支持されている。
振動造粒装置11によって造粒された造粒物は、パンペレタイザー12(振動造粒装置11と造粒方法の異なる造粒装置の一例)に装入され、さらに造粒処理された後、貯留槽17もしくは一時貯留槽18に貯留される。鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサー19に造粒物を前添加する場合は貯留槽17に、ドラムミキサー19に造粒物を後段添加する場合は一時貯留槽18にそれぞれ貯留する。
なお、造粒物の一部を貯留槽17に、残りを一時貯留槽18に貯留してもよい。また、パンペレタイザー12による追加造粒を行わずに、貯留槽17もしくは一時貯留槽18に貯留してもよい。
一方、ドラムミキサー19には、鉄鉱石が蓄えられている貯留槽15や無煙炭が蓄えられている貯留槽16などからそれぞれ切り出された鉄鉱石や無煙炭等が装入される。また、貯留槽17から切り出された造粒物がドラムミキサー19に前添加され、あるいは一時貯留槽18から切り出された造粒物がドラムミキサー19に後段添加される。ドラムミキサー19では、ドラムミキサー19に前添加もしくは後段添加された造粒物が、鉄鉱石や無煙炭等と共に造粒処理され、擬似造粒物が製造される。
ドラムミキサー19で製造された擬似造粒物は焼結機20に装入されて焼成され、焼結鉱となる。焼結時に発生する排ガスは、ブロワ(図示省略)により焼結機20から吸引され、電気集塵機(図示省略)により粉塵等が除去された後、煙突(図示省略)から大気中に排出される。
以上、本発明の一実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、振動造粒装置による造粒を行った後、パンペレタイザーを用いてさらに造粒処理を行ったが、パンペレタイザーではなくドラムミキサーやレディゲミキサーなど他の造粒装置を用いてもよい。また、振動造粒装置の圧密媒体として鋼製ロッドではなく、鋼球などを用いてもよい。
本発明によれば、凝結材の酸化を、従来の技術より高温で開始することができるため、NOx抑制効果が著しい。従って、従来ではNOx発生量が多いといわれていた粒径分布でも好適にNOxを低減でき、0.25mmアンダーの微粉凝結材を用いた場合でも高いNOx抑制効果が得られる。
図5は、凝結材に含まれる微粉の割合を変化させた場合のNOx転換率の改善割合を示したグラフである。凝結材の造粒処理には振動造粒装置を用い、生石灰10質量%、水分15質量%を添加し、加速度を6Gとして300秒間造粒した。
同図より、微粉凝結材が15質量%までの少ない段階ではNOx転換率の改善割合が10%程度に止まるのに対し、20質量%以上ではNOx転換率の改善割合が大きくなることがわかる。微粉凝結材に対しても緻密な造粒物が形成されることから、改善効果が拡大すると考えられる。
このことから、本発明では、凝結材に含まれる0.25mmアンダーの微粉割合を20質量%以上と規定した。一方、凝結材に含まれる0.25mmアンダーの微粉割合の上限については規定しないが、0.25mmアンダーの微粉割合が多くなると、凝結材の破砕処理時間が長くなるため、通常は50質量%以下とする。
図6は、振動造粒装置による造粒時間とNOx転換率の改善割合との関係を示したグラフである。0.25mm以下の微粉を20質量%含む凝結材に生石灰を10質量%添加して水分を15質量%に調整し、加速度を6Gとして振動造粒装置により造粒した。
同図より、造粒時間が60秒未満ではNOx転換率の改善割合が小さいのに対し、60秒以上において大きく改善することがわかる。緻密度が向上してNOx低減効果が拡大すると考えられる。
このことから、本発明では、振動造粒装置による凝結材の造粒時間を60秒以上と規定した。一方、振動造粒装置による凝結材の造粒時間が600秒を超えると造粒物が破砕することから、振動造粒装置による凝結材の造粒時間の上限は600秒とする。
図7は、造粒物の水分割合とNOx転換率の改善割合との関係を示したグラフである。凝結材の造粒処理には振動造粒装置を用い、0.25mm以下の微粉を20質量%含む凝結材に生石灰を10質量%添加し、加速度を6Gとして300秒間造粒した。
同図より、水分が10質量%未満ではNOx転換率の改善割合が小さいのに対し、10質量%以上において大きく改善することが判明した。高水分化によって緻密な造粒物や被覆層が形成されNOx抑制効果が拡大すると考えられる。
このことから、本発明では、振動造粒装置による凝結材の造粒時の水分を10質量%以上と規定した。また、凝結材の造粒時の水分が20質量%までは同様の傾向を示すことから、凝結材の造粒時の水分の上限は20質量%とする。
図8は、振動造粒装置による造粒処理後に、さらに造粒処理を行う場合と行わない場合、並びにドラムミキサーに造粒物を前添加する場合と後段添加する場合それぞれにおけるNOx転換率の改善割合を示したグラフである。なお、図中のDMはドラムミキサー、PPはパンペレタイザーである。
凝結材の造粒処理には振動造粒装置を用い、0.25mm以下の微粉を25質量%含む凝結材に生石灰を10%添加した。そして、水分が15質量%となるよう調整し、加速度を6Gとして300秒間造粒した(PP無し)。また、この造粒物を直径1mのパンペレタイザーを用いて、パンの傾斜角度45°、回転数15rpmで5分間造粒した(PP有り)。
同図より、いずれの条件においてもパンペレタイザー造粒を追加することで、NOx転換率の改善割合が増大することがわかる。追加の造粒によって被覆厚みが増加するためと考えられる。
また、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーの後段に造粒物を添加することによりNOx転換率の改善割合が顕著に増大することが同図よりわかる。ドラムミキサー内における生石灰及び/又は消石灰の被覆層の剥離や造粒物の崩壊が抑えられ、緻密な被覆層や造粒物が確保されるためと考えられる。
11:振動造粒装置、12:パンペレタイザー、13〜17:貯留槽、18:一時貯留槽、19:ドラムミキサー、20:焼結機、21:水平円筒容器、22:圧密媒体、23:重錘回転式振動モータ、24:開口部、25:注水口、26:空気バネ、27:ベース

Claims (8)

  1. 鉄鋼製造用焼結鉱の製造に用いる凝結材を主とする原料を生石灰及び/又は消石灰と共に、複数の圧密媒体を水平円筒容器に収納した振動造粒装置に装入し、水分の存在下で造粒した後、鉄鉱石を含む焼結原料を造粒するドラムミキサーに添加することを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  2. 請求項1記載の焼結鉱の製造方法において、前記凝結材を主とする原料は、前記凝結材を50質量%以上含むことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の焼結鉱の製造方法において、前記凝結材は、粒度0.25mmアンダーの微粉を20質量%以上含むことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の焼結鉱の製造方法において、前記振動造粒装置による造粒を60秒間以上行うことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の焼結鉱の製造方法において、前記振動造粒装置による造粒時の水分が10質量%以上となるように水分調整を行うことを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の焼結鉱の製造方法において、前記振動造粒装置による造粒を行った後、前記振動造粒装置と造粒方法の異なる造粒装置を用いてさらに造粒処理することを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の焼結鉱の製造方法において、前記振動造粒装置を用いて造粒処理された造粒物を前記ドラムミキサーの後段に添加することを特徴とする焼結鉱の製造方法。
  8. 請求項6記載の焼結鉱の製造方法において、前記造粒装置を用いてさらに造粒処理された造粒物を前記ドラムミキサーの後段に添加することを特徴とする焼結鉱の製造方法。
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