JP2015199410A - 電動車両用駆動ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動ユニットのレイアウト自由度が高く、質量増加に伴う電費の悪化を防止すること。【解決手段】駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2と、左右駆動輪5,6と、を備え、モータ/ジェネレータ1に、インバータ7とバッテリー8が接続された。この電動車両用駆動ユニットA1において、発電用エンジン9と、モータ/ジェネレータ1のモータ出力軸1aを、左右駆動輪5,6への駆動伝達軸と、発電用エンジン9の発電用エンジン軸9aと、の両者間で連結を切り替える切替機構10と、を設ける。この切替機構10を、車両が停車状態のとき、モータ出力軸1aと駆動伝達軸との連結から、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの連結に切り替える機構とした(図1)。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータと、変速機と、駆動輪と、を備える電動車両用駆動ユニットに関する。
従来、電気自動車が不得手とする長距離走行を可能にする電動車両用駆動ユニットとして、エンジンと発電機本体からなる発電機を電気自動車に搭載し、走行駆動用モータとバッテリーへ供給する電気を発生させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−117404号公報
しかしながら、従来の電動車両用駆動ユニットにあっては、走行駆動用モータとは別にエンジンと発電機本体からなる発電機を搭載した構成になっている。このため、発電時以外(バッテリー残量が残っている状態)には使わない発電機を搭載した状態で車両が走行しなければならなくなり、質量の増加に伴い不必要に電費が悪化する、という問題があった。また、発電するとき(非常用)のために、発電機搭載用スペースを割いている構成になっているため、レイアウト自由度が悪化する、という問題もあった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、駆動ユニットのレイアウト自由度が高く、質量増加に伴う電費の悪化を防止することができる電動車両用駆動ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電動車両用駆動ユニットは、駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータと、変速機と、駆動輪と、を備え、前記モータ/ジェネレータに、インバータとバッテリーが接続されている。
この電動車両用駆動ユニットにおいて、発電用エンジンと、前記モータ/ジェネレータのモータ出力軸を、前記駆動輪への駆動伝達軸と、前記発電用エンジンの発電用エンジン軸と、の両者間で連結を切り替える切替機構と、を設けた。
前記切替機構を、車両が停車状態のとき、前記モータ出力軸と前記駆動伝達軸との連結から、前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸との連結に切り替える機構とした。
よって、車両が停車状態のとき、モータ出力軸と駆動伝達軸との連結から、モータ出力軸と発電用エンジン軸との連結に切り替えられる。
すなわち、走行駆動用のモータ/ジェネレータは、走行中に使われるが停車中は基本的に使われない点に着目し、停車状態のとき、発電用エンジンと走行駆動用のモータ/ジェネレータを用いてエンジン発電を行うようにした。
したがって、走行駆動用のモータ/ジェネレータとインバータをエンジン発電に利用することができるため、不要な質量増加を防げる。さらには、発電用エンジンは、駆動輪を駆動する必要が無いので、車両を駆動するほどの出力は不要となり、小型エンジンでよい。
この結果、駆動ユニットのレイアウト自由度が高く、質量増加に伴う電費の悪化を防止することができる。
本発明の電動車両用駆動ユニットを示す全体システム図である。 本発明の電動車両用駆動ユニットを電気自動車にレイアウトした一例を示す駆動系斜視図である。 実施例1の第1ドグクラッチ切替機構を備えた電動車両用駆動ユニットを示す駆動系構成図である。 実施例1の第1ドグクラッチ切替機構におけるドグクラッチ切替動作とレンジ位置セレクト操作との連動関係を示す動作説明図である。 実施例1のセレクト操作系に有する第1ドグクラッチ切替機構の詳細構造例を示す斜視図である。 実施例1のP&Gレンジ選択時におけるパーク機構と第1ドグクラッチ切替機構の連動作用を示す第1斜視図である。 実施例1のP&Gレンジ選択時におけるパーク機構と第1ドグクラッチ切替機構の連動作用を示す第2斜視図である。 実施例1のDレンジ選択時におけるパーク機構と第1ドグクラッチ切替機構の連動作用を示す第1斜視図である。 実施例1のDレンジ選択時におけるパーク機構と第1ドグクラッチ切替機構の連動作用を示す第2斜視図である。 実施例1の電動車両用駆動ユニットを搭載した電動車両でDレンジ→P&Gレンジ→Dレンジを選択したときの車速・バッテリーSOC・シフトポジション・エンジン回転数・パーク機構の各動作を示すタイムチャートである。 実施例2の第2ドグクラッチ切替機構を備えた電動車両用駆動ユニットを示す駆動系構成図である。 実施例2の第2ドグクラッチ切替機構におけるドグクラッチ切替動作とレンジ位置セレクト操作との連動関係を示す動作説明図である。 実施例2の電動車両用駆動ユニットを搭載した電動車両においてGレンジ位置の選択許可/禁止動作の流れを示すフローチャートである。 実施例2の電動車両用駆動ユニットを搭載した電動車両でDレンジ→Pレンジ→Gレンジ→Pレンジ→Dレンジを選択したときの車速・バッテリーSOC・シフトポジション・エンジン回転数・パーク機構の各動作を示すタイムチャートである。 実施例3のドグブレーキ切替機構を備えた電動車両用駆動ユニットを示す駆動系構成図である。 実施例3のドグブレーキ切替機構におけるドグブレーキ切替動作と発電時/走行時との連動関係を示す動作説明図である。 実施例3のシングルピニオン型遊星ギアの3つの回転要素の発電時/走行時における回転速度関係を示す共通速度線図である。 実施例4の可動ギア切替機構を備えた電動車両用駆動ユニットを示す駆動系構成図である。 実施例4の可動ギア切替機構における可動ギア切替動作と発電時/走行時との連動関係を示す動作説明図である。
以下、本発明の電動車両用駆動ユニットを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1〜実施例4に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1における電動車両用駆動ユニットA1の構成を、「全体システム構成」、「第1ドグクラッチ切替機構の構成」、「第1ドグクラッチ切替機構の詳細構成」に分けて説明する。
[全体システム構成]
図1は、本発明の電動車両用駆動ユニットAを示し、図2は、電気自動車にレイアウトした一例を示す。以下、図1及び図2に基づき、全体システム構成を説明する。
前記電動車両用駆動ユニットAは、図1に示すように、駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2(変速機)と、左ドライブシャフト3と、右ドライブシャフト4と、左駆動輪5(駆動輪)と、右駆動輪6(駆動輪)と、を備えている。
前記モータ/ジェネレータ1には、直流→三相交流への変換(放電・力行)と三相交流→直流への変換(充電・回生)を行うインバータ7と、外部充電と回生とエンジン発電により充電されるバッテリー8と、が接続されている。
前記減速機2の隣接位置であって、モータ/ジェネレータ1と対向する位置には、発電用エンジン9が搭載されている。この発電用エンジン9は、左右駆動輪5,6を駆動する必要は無いので車両を駆動するほどの出力は不要となり、図2に示すように、小型エンジンでよい。
前記減速機2には、モータ/ジェネレータ1のモータ出力軸1aを、左右駆動輪5,6への左右ドライブシャフト3,4と、発電用エンジン9の発電用エンジン軸9aと、の両者間で連結を切り替える切替機構10を設けている。
前記切替機構10は、車両が停車状態のとき、モータ出力軸1aと左右ドライブシャフト3,4との連結から、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの連結に切り替える機構としている。特に、減速機2が、左右駆動輪5,6への駆動系の動作をロック固定しているパーキングレンジ位置を選択している停車状態のときにのみ、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを連結する機構とした。なお、以上述べた構成は、実施例1〜実施例4の各実施例に共通する全体システム構成である。
[第1ドグクラッチ切替機構の構成]
図3は、第1ドグクラッチ切替機構11を備えた電動車両用駆動ユニットA1を示し、図4は、ドグクラッチ切替動作とレンジ位置セレクト操作との連動関係を示す。以下、図3及び図4に基づき、第1ドグクラッチ切替機構11の構成を説明する。
前記電動車両用駆動ユニットA1は、図3に示すように、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2と、左ドライブシャフト3と、右ドライブシャフト4と、左駆動輪5と、右駆動輪6と、発電用エンジン9と、を備えている。
前記減速機2には、セレクター21によりパーキング&発電レンジ位置への選択操作を行うと、パークギア17にパーキングポール18が噛み合い、パークギア17を設けた減速機入力軸22(駆動伝達軸)を減速機ケース23(変速機ケース)に固定するパーク機構20を有する。この減速機2は、中空軸による減速機入力軸22に設けた第1減速ギア24と、第1減速ギア24に噛み合う第2減速ギア25と、第2減速ギア25が設けられた減速機中間軸26と、減速機中間軸26に設けられた第3減速ギア27と、を有する。加えて、第3減速ギア27がデファレンシャルギア28のリングギア29に噛み合い、デファレンシャルギア28に左右ドライブシャフト3,4が連結される。
前記第1ドグクラッチ切替機構11は、パーク機構20と連動して噛み合い締結を切り替えるドグクラッチを用いた機構である。すなわち、モータ/ジェネレータ1のモータ出力軸1aを発電用エンジン9側まで延ばし、スプライン歯を外周に有するスプラインギア31を設ける。そして、減速機2の減速機入力軸22と、発電用エンジン9の発電用エンジン軸9aを、共にスプラインギア31の外径に合わせた中空軸にし、かつ、中空軸の外周にスプライン歯を形成する。さらに、カップリングスリーブ32を、スプライン嵌合により軸方向に移動可能に設けることで構成される。このカップリングスリーブ32のスライド動作が、パーク機構20に設けられたパーキングポール18の噛み合い動作や噛み合い解除動作と連動する。
前記セレクター21は、車室内のドライバーから手の届く位置に設定され、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置(以下、「Dレンジ位置」という。)と、P&Gレンジ位置(以下、「P&Gレンジ位置」という。)と、を有する。セレクター21によりDレンジ位置を選択すると、第1ドグクラッチ切替機構11は、図4の右側に示すように、モータ出力軸1aと減速機入力軸22を噛み合い締結する。セレクター21によりP&Gレンジ位置を選択すると、第1ドグクラッチ切替機構11は、図4の左側に示すように、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結する。
[第1ドグクラッチ切替機構の詳細構成]
図5は、第1ドグクラッチ切替機構11の詳細構造例を示す。以下、図5に基づき、パーク機構20と連動して噛み合い締結を切り替える第1ドグクラッチ切替機構11の詳細構成を説明する。
前記パーク機構20は、図5に示すように、電動アクチュエータ61と、アクチュエータシャフト62と、ディテントプレート63と、パーキングプレート64と、ディテントスプリング66と、パークロッド67と、パークサポート68と、パーキングポール18と、を備えている。電動アクチュエータ61は、セレクター21へのセレクト操作により回動する電動モータを用いたアクチュエータであり、レンジ位置を検出するインヒビタースイッチを内蔵する。パークロッド67は、その途中位置に、パークサポート68とパーキングポール18に挟まれて接する円錐面によるウエッジ部67aを有する。
前記第1ドグクラッチ切替機構11は、図5に示すように、シフトプレート65と、シフト動作変換プレート70と、シフトフォーク71と、フォークロッド72と、を備えている。シフトプレート65は、パーク機構20のアクチュエータシャフト62に設けられ、シフト動作変換プレート70を介し、回転動作をスライド動作に変換する。すなわち、フォークロッド72に設けられたシフトフォーク71を、Dレンジ位置の選択時には、図5の上側であるD側にスライドさせ、P&Gレンジ位置の選択時には、図5の下側であるP&G側にスライドさせる。
次に、作用を説明する。
実施例1の電動車両用駆動ユニットA1における作用を、「パーク機構とドグクラッチ切替機構の連動作用」、「Dレンジ→P&Gレンジ→Dレンジの選択作用」、「比較例の課題」、「電動車両用駆動ユニットの特徴作用」に分けて説明する。
[パーク機構とドグクラッチ切替機構の連動作用]
図6及び図7は、P&Gレンジ選択時におけるパーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動作用を示し、図8及び図9は、Dレンジ選択時におけるパーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動作用を示す。以下、図6〜図9に基づき、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動作用を説明する。
セレクター21によりP&Gレンジ位置を選択すると、図外の電動アクチュエータ61により図6及び図7の矢印B方向にアクチュエータシャフト62が回される。よって、パーキングプレート64に一端が連結されたパークロッド67が移動し、ウエッジ部67aの外径によりパーキングポール18を移動させ、パークサポート68から引き離す。このため、パーク機構20において、パーキングポール18は、ポール軸18bを中心として締結方向に回動し、パーキングポール18の凸部18aとパークギア17とを噛み合い締結させる。
一方、第1ドグクラッチ切替機構11においては、アクチュエータシャフト62の回転に伴ってシフトプレート65が回転すると、シフト動作変換プレート70を介して、図6及び図7の矢印C方向にシフトフォーク71をスライド移動させる。
このシフトフォーク71が噛み合っているカップリングスリーブ32が、図3に示す位置から図4の左側に示す位置までスライドし、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結させる。
セレクター21によりDレンジ位置を選択すると、図外の電動アクチュエータ61により図8及び図9の矢印D方向にアクチュエータシャフト62が回される。よって、パーキングプレート64に一端が連結されたパークロッド67が移動し、ウエッジ部67aが外れることによりパーキングポール18をパークサポート68側に移動させる。このため、パーク機構20において、パーキングポール18は、ポール軸18bを中心として解除方向に回動し、パーキングポール18の凸部18aとパークギア17との噛み合いを解除させる。
一方、シンクロ機構においては、アクチュエータシャフト62の回転に伴ってシフトプレート65が回転すると、シフト動作変換プレート70を介して、図8及び図9の矢印E方向にシフトフォーク71をスライド移動させる。
このシフトフォーク71が噛み合っているカップリングスリーブ32が、図3に示す位置から図4の右側に示す位置までスライドし、モータ出力軸1aと減速機入力軸22を噛み合い締結させる。
[Dレンジ→P&Gレンジ→Dレンジの選択作用]
図10は、電動車両用駆動ユニットA1を搭載した電動車両でDレンジ→P&Gレンジ→Dレンジを選択したときのタイムチャートを示す。以下、図10に基づき、Dレンジ→P&Gレンジ→Dレンジの選択作用を説明する。
時刻t0から時刻t1までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての走行中である。この走行中は、車速が保たれ、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をモータ側(M)で用いているため、放電により低下する。このDレンジ位置の選択時には、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、第1ドグクラッチ切替機構11は、発電用エンジン9を切り離しているため、エンジン回転数はゼロである。また、パーク機構20は、パーキングポール18とパークギア17との噛み合いを解除している。
時刻t1から時刻t2までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1により回生している減速走行中である。この走行中は、車速が低下し、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をジェネレータ側(G)で用いているため、充電により緩やかな勾配にて上昇する。このDレンジの選択時には、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、第1ドグクラッチ切替機構11は、発電用エンジン9を切り離しているため、エンジン回転数はゼロである。また、パーク機構20は、パーキングポール18とパークギア17との噛み合いを解除している。
車速ゼロの時刻t2にてDレンジ位置からP&Gレンジ位置に切り替える。すると、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、パーク機構20側では、パーキングポール18とパークギア17とが噛み合う。そして、第1ドグクラッチ切替機構11側では、モータ出力軸1aと減速機入力軸22との噛み合い締結から、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの噛み合い締結に切り替わる。すなわち、発電用エンジン9とモータ/ジェネレータ1とインバータ7を用いた発電により、バッテリー8に充電することが可能な状況が整えられる。
時刻t2直後の時刻t3にてエンジン発電要求が判断されると、発電用エンジン9の始動により、時刻t3からエンジン発電が開始される。そして、時刻t4までエンジン発電を継続すると、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をジェネレータ側(G)で用いているため、エンジン発電による充電により減速中よりも急な勾配にて上昇する。
時刻t4にてエンジン発電停止要求が判断されると、発電用エンジン9が停止され、時刻t5にて発進を意図し、P&Gレンジ位置からDレンジ位置に切り替える。すると、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、パーク機構20側では、パーキングポール18とパークギア17との噛み合いが解除される。そして、第1ドグクラッチ切替機構11側では、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの噛み合い締結から、モータ出力軸1aと減速機入力軸22との噛み合い締結に切り替わる。すなわち、発電用エンジン9が切り離され、モータ/ジェネレータ1による走行が可能な状況が整えられる。
時刻t5から時刻t6までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての加速走行中である。また、時刻t6以降は、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての定速走行中である。
このように、Dレンジ位置からP&Gレンジ位置に切り替えられると、例えば、モータ/ジェネレータ1を用い、残っているバッテリーエネルギーを使って発電用エンジン9を始動し、その後、発電用エンジン回転数が所定の回転数以上になった時点で、エンジン発電を開始することができる。このP&Gレンジ位置の選択時に行うエンジン発電により、電気自動車の不得手とする長距離走行に対応することができる。
なお、発電用エンジン9の始動や停止は、バッテリーSOCを監視しながらの制御により自動的に行うようにしても良いし、ドライバーが車室内からのスイッチ操作により行うようにしても良い。さらに、発電用エンジン9に手動にてクランキングする機構を設け、駐車時にクランキング操作や停止操作により行うようにしても構わない。
[比較例の課題]
電気自動車の不得意な長距離走行を可能とするため、エンジンと発電機本体からなる発電機を車両に搭載し、バッテリーへ充電する電気を車両内で発生させるものを比較例1とする(例えば、特開平10-117404号公報参照)。
この比較例1は、走行駆動用モータとは別に発電機本体を合わせ持っている構成になっている。このため、発電時以外(バッテリー残量が残っている状態)においては、使わない発電機を搭載した状態で車両が走行しなければならなくなり、質量の増加に伴い不必要に電費(燃費に相当する電気自動車の燃料消費率にあたる言葉)が悪化する。
また、発電するとき(非常用)のために、発電機搭載用スペースを割いている構成になっている。このため、レイアウト自由度が悪化する。
1つのモータを駆動用や発電に利用するようにしたハイブリッド電気自動車を比較例2とする(例えば、特許第3173436号参照)。
この比較例2の場合、モータが1つになっている点では比較例1より優れているが、比較例2の場合、エンジン、タイヤ、モータの3つの回転要素が互いに回転している場合にもクラッチの断続制御を行わねばならない。この場合、回転差を吸収可能なクラッチ(通常は湿式多板クラッチが多用される)が利用され、この制御には通常油圧回路が用いられる。そのため、潤滑用オイル、オイルポンプ、油圧回路、油圧回路用コントローラ、コントローラ間の信号伝達用ハーネスが必要となり、結果的に大きく重くなるという問題がある。
さらに、エンジンは発電だけでなく走行用の動力源にも利用されるため、車両サイズに見合った出力(大きさ、重さ)が必要となる。たとえば1500kgの車両には通常1.5L〜2.5Lクラス、質量では約100kg〜150kgのエンジンとなる。このエンジンの質量は、EV走行時においては質量増加を招くだけであり、その質量増加に伴う電費の悪化となるのは比較例1の場合と同じ問題である。
[電動車両用駆動ユニットの特徴作用]
上記のように、実施例1では、第1ドグクラッチ切替機構11を、車両が停車状態のとき、モータ出力軸1aと減速機入力軸22との連結から、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの連結に切り替える構成とした。
すなわち、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1は、走行中に使われるが、停車中は基本的に使われない点に着目し、停車状態のとき、発電用エンジン9と走行駆動用のモータ/ジェネレータ1を用いてエンジン発電を行うようにした。
したがって、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1とインバータ7をエンジン発電に利用することができるため、不要な質量増加を防げる。さらには、発電用エンジン9は、左右駆動輪5,6を駆動する必要が無いので、車両を駆動するほどの出力は不要となり、小型エンジンでよい。その結果、例えば、100cc〜200ccクラスのガソリンエンジンが適用可能となる。この場合の質量は、20kg〜30kg程度となる。
このため、駆動ユニットのレイアウト自由度が高く、質量増加に伴う電費の悪化を防止することができる。
実施例1では、切替機構10を、減速機2がP&Gレンジ位置を選択している停車状態のときにのみ、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを連結する機構とする構成とした。
例えば、P&Gレンジ位置を選択している停車状態以外でモータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを連結しようとすると、回転差を吸収する必要があることで、複雑な制御や油圧回路が必要な湿式多板クラッチ等を用いた構造となる。
これに対し、P&Gレンジ位置を選択している停車状態は、駆動系がロック固定されていて、モータ/ジェネレータ1と発電用エンジン9を停止していれば、連結に関与する3つの軸は静止状態である。このため、例えば、噛み合い締結や噛み合い締結解除ができるドグクラッチ構造を、回転同期制御等を要さずに用いることが可能になる。
したがって、回転差を吸収する必要が無く、複雑な制御や油圧回路が不要であることで、切替機構10を簡素な構造とすることができる。なお、切替機構10が、例えば、第1ドグクラッチ切替機構11のように簡潔な構造になるため、この点でも、切替機構10を追加することによる不要な質量増加を防ぐことができる。
実施例1では、減速機2は、セレクター21によりP&Gレンジ位置への選択操作を行うと、パークギア17にパーキングポール18が噛み合い、パークギア17を設けた減速機入力軸22を減速機ケース23に固定するパーク機構20を有する。そして、切替機構10を、パーク機構20と連動して切り替わる機構とする構成とした。
この構成により、セレクター21によりP&Gレンジ位置への選択操作を行うと、パーク機構20と連動してモータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aが連結される。つまり、切替機構10を追加するにあたって、パーク機構20の一部(電動アクチュエータ61やアクチュエータシャフト62)を利用することになる。
したがって、追加機構が少ない簡素な機構で、パーク機構20と連動する切替機構10を実現することができる。
実施例1では、セレクター21は、選択するレンジ位置として、Dレンジ位置とP&Gレンジ位置とを有する。そして、切替機構10を、セレクター21によりDレンジ位置を選択すると、モータ出力軸1aと減速機入力軸22を噛み合い締結し、セレクター21によりP&Gレンジ位置を選択すると、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結する第1ドグクラッチ切替機構11とする構成とした。
すなわち、減速機2側で、Dレンジ位置とPレンジ位置を有するとき、Pレンジ位置をP&Gレンジ位置に変更するだけで、パーク機構20と連動するドグクラッチを用いた第1ドグクラッチ切替機構11とすることができる。
したがって、減速機2の変更や追加を最小限に抑えながら、パーク機構20と連動するドグクラッチを用いた第1ドグクラッチ切替機構11を構成することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の電動車両用駆動ユニットA1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、変速機(減速機2)と、駆動輪(左右駆動輪5,6)と、を備え、モータ/ジェネレータ1に、インバータ7とバッテリー8が接続された電動車両用駆動ユニットA1において、
発電用エンジン9と、
前記モータ/ジェネレータ1のモータ出力軸1aを、駆動輪(左右駆動輪5,6)への駆動伝達軸(減速機入力軸22)と、発電用エンジン9の発電用エンジン軸9aと、の両者間で連結を切り替える切替機構10と、を設け、
切替機構10を、車両が停車状態のとき、モータ出力軸1aと駆動伝達軸(減速機入力軸22)との連結から、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aとの連結に切り替える機構とした(図1)。
このため、駆動ユニットのレイアウト自由度が高く、質量増加に伴う電費の悪化を防止することができる。
(2) 切替機構10を、変速機(減速機2)がパーキングレンジ位置(P&Gレンジ位置)を選択している停車状態のときにのみ、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを連結する機構とした(図4)。
このため、(1)の効果に加え、回転差を吸収する必要が無く、複雑な制御や油圧回路が不要であることで、切替機構10を簡素な構造とすることができると共に、不要な質量増加を防ぐことができる。
(3) 変速機(減速機2)は、セレクター21によりパーキングレンジ位置(P&Gレンジ位置)への選択操作を行うと、パークギア17にパーキングポール18が噛み合い、パークギア17を設けた変速機軸(減速機入力軸22)を変速機ケース(減速機ケース23)に固定するパーク機構20を有し、
切替機構10を、パーク機構20と連動して切り替わる機構とした(図3)。
このため、(2)の効果に加え、追加機構が少ない簡素な機構で、パーク機構20と連動する切替機構10を実現することができる。
(4) セレクター21は、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置(Dレンジ位置)とパーキング&発電レンジ位置(P&Gレンジ位置)とを有し、
切替機構10は、セレクター21により走行レンジ位置(Dレンジ位置)を選択すると、モータ出力軸1aと駆動伝達軸(減速機入力軸22)を噛み合い締結し、セレクター21によりパーキング&発電レンジ位置(P&Gレンジ位置)を選択すると、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結する第1ドグクラッチ切替機構11である(図5)。
このため、(3)の効果に加え、変速機(減速機2)の変更や追加を最小限に抑えながら、パーク機構20と連動するドグクラッチを用いた第1ドグクラッチ切替機構11を構成することができる。
実施例2は、切替機構を、実施例1と同様に、ドグクラッチを用いたドグクラッチ切替機構とし、セレクターにより選択するレンジ位置を、Dレンジ位置・Pレンジ位置・Gレンジ位置に分けた例である。
まず、構成を説明する。
図11は、第2ドグクラッチ切替機構12を備えた電動車両用駆動ユニットA2を示し、図12は、ドグクラッチ切替動作とレンジ位置セレクト操作との連動関係を示す。以下、図11及び図12に基づき、第2ドグクラッチ切替機構12の構成を説明する。
前記電動車両用駆動ユニットA2は、図12に示すように、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2と、左ドライブシャフト3と、右ドライブシャフト4と、左駆動輪5と、右駆動輪6と、発電用エンジン9と、を備えている。なお、具体的な構成は、実施例1の図3と同様である。
セレクター21は、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置(以下、「Dレンジ位置」という。)と、パーキングレンジ位置P(以下、「Pレンジ位置」という。)と、発電レンジ位置(以下、「Gレンジ位置」という。)と、を有する。
前記セレクター21によりDレンジ位置を選択すると、第2ドグクラッチ切替機構12は、図12の右側に示すように、モータ出力軸1aと減速機入力軸22を噛み合い締結する。セレクター21によりPレンジ位置を選択すると、第2ドグクラッチ切替機構12は、図12の中央部に示すように、パークギア17とパーキングポール18が噛み合うがモータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aは噛み合わないニュートラル状態とする。セレクター21によりGレンジ位置を選択すると、第2ドグクラッチ切替機構12は、図12の左側に示すように、パークギア17とパーキングポール18の噛み合いを維持しながら、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結する。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
[Gレンジ位置への選択許可/禁止作用]
図13は、電動車両用駆動ユニットA2を搭載した電動車両においてGレンジ位置の選択許可/禁止動作の流れを示す。以下、図13に基づき、Gレンジ位置への選択許可/禁止作用を説明する。
今、休憩所等で車両が停止した場合を考える。ドライバーは“停止”状態なので、Pレンジ位置に入れる。Pレンジ位置に入れると、図13の動作処理が開始される。まず、Pレンジ位置に入れた停止状態でバッテリー残量(SOC)が充分である場合は、ステップS1→ステップS6へ進み、ステップS6では、Gレンジ位置への選択が禁止される。なお、Gレンジ位置への選択禁止表示は、ランプ表示やメッセージ表示や音声表示等で行う。
一方、Pレンジ位置に入れた停止状態でバッテリー残量(SOC)が少ないが、近くに充電施設が有る場合は、ステップS1→ステップS2→ステップS3へと進み、ステップS3では、充電ステーションで充電するようにドライバーに促す。なお、充電ステーションでの充電の呼びかけは、メッセージ表示や音声表示等で行う。
さらに、Pレンジ位置に入れた停止状態でバッテリー残量(SOC)が少ないが、近くに充電施設が無い場合は、ステップS1→ステップS2→ステップS4へと進み、ステップS4では、Gレンジ位置への選択が許可される。なお、Gレンジ位置への選択許可表示は、ランプ表示やメッセージ表示や音声表示等で行う。
充電ステーションで急速充電、或いは、Gレンジ位置への選択許可に基づきドライバーがGレンジ位置を選択することにより、エンジン発電による充電を行い、バッテリー8への充電を終了すると、ステップS5からステップS6へ進み、Gレンジ位置への選択が禁止される。なお、バッテリーSOCが十分なレベルに達し、Gレンジ位置への選択禁止表示に基づき、ドライバーがPレンジ位置に戻すと、燃料をカットするなどして発電用エンジン9を停止させる。
[Dレンジ→Pレンジ→Gレンジ→Pレンジ→Dレンジの選択作用]
図14は、電動車両用駆動ユニットA2を搭載した電動車両でDレンジ→Pレンジ→Gレンジ→Pレンジ→Dレンジを選択したときのタイムチャートを示す。以下、図14に基づき、Dレンジ→Pレンジ→Gレンジ→Pレンジ→Dレンジの選択作用を説明する。
時刻t0から時刻t1までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての走行中である。この走行中は、車速が保たれ、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をモータ側(M)で用いているため、放電により低下する。
時刻t1から時刻t2までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1により回生している減速走行中である。この走行中は、車速が低下し、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をジェネレータ側(G)で用いているため、充電により緩やかな勾配にて上昇する。
車速ゼロの時刻t2にてDレンジ位置からPレンジ位置に切り替える。すると、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、パーク機構20側では、パーキングポール18とパークギア17とが噛み合う。但し、第2ドグクラッチ切替機構12側では、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aは噛み合わないニュートラル状態とされる。
時刻t3にてPレンジ位置からGレンジ位置に切り替える。すると、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、パーク機構20側でのパーキングポール18とパークギア17とが噛み合いを維持したままで、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aが噛み合い締結に切り替わる。すなわち、発電用エンジン9とモータ/ジェネレータ1とインバータ7を用いたエンジン発電によるバッテリー8への充電が時刻t3から開始される。そして、時刻t4までエンジン発電を継続すると、バッテリー8の充電容量であるバッテリーSOCは、モータ/ジェネレータ1をジェネレータ側(G)で用いているため、エンジン発電による充電により減速中よりも急な勾配にて上昇する。
時刻t4にてGレンジ位置からPレンジ位置に切り替えると、発電用エンジン9が停止される。時刻t5にて発進を意図し、Pレンジ位置からDレンジ位置に切り替える。すると、パーク機構20と第1ドグクラッチ切替機構11の連動により、パーク機構20側では、パーキングポール18とパークギア17との噛み合いが解除される。そして、第1ドグクラッチ切替機構11側では、モータ出力軸1aと減速機入力軸22との噛み合い締結に切り替わる。すなわち、発電用エンジン9が切り離され、モータ/ジェネレータ1による走行が可能な状況が整えられる。
時刻t5から時刻t6までは、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての加速走行中である。また、時刻t6以降は、Dレンジ位置を選択し、モータ/ジェネレータ1を駆動しての定速走行中である。
このように、Pレンジ位置からGレンジ位置に切り替えられると、例えば、モータ/ジェネレータ1を用い、残っているバッテリーエネルギーを使って発電用エンジン9を始動し、その後、発電用エンジン回転数が所定の回転数以上になった時点で、エンジン発電を開始することができる。このGレンジ位置の選択時に行うエンジン発電により、電気自動車の不得手とする長距離走行に対応することができる。
また、従前通りのPレンジ位置と、エンジン発電のためのGレンジ位置を別々に実現できる構成とした。このため、車載システムからの情報に基づきGレンジ位置選択許可があるとき(図13)、或いは、ドライバーの判断により発電要求があるとき、積極的にGレンジ位置を選択することで、エンジン発電を行うことができる。
したがって、パーク機構20と連動するドグクラッチを用いた第2ドグクラッチ切替機構12を用いながら、ドライバーに対しエンジン発電のためのGレンジ位置選択自由度を与えることができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2の電動車両用駆動ユニットA2にあっては、下記の効果を得ることができる。
(5) セレクター21は、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置(Dレンジ位置)とパーキングレンジ位置(Pレンジ位置)と発電レンジ位置(Gレンジ位置)を有し、
前記切替機構10は、セレクター21により走行レンジ位置(Dレンジ位置)を選択すると、モータ出力軸1aと駆動伝達軸(減速機入力軸22)を噛み合い締結し、セレクター21によりパーキングレンジ位置(Pレンジ位置)を選択すると、パークギア17とパーキングポール18が噛み合うがモータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aは噛み合わないニュートラル状態とし、セレクター21により発電レンジ位置(Gレンジ位置)を選択すると、パークギア17とパーキングポール18の噛み合いを維持しながら、モータ出力軸1aと発電用エンジン軸9aを噛み合い締結する第2ドグクラッチ切替機構12である(図12)。
このため、実施例1の(3)の効果に加え、パーク機構20と連動するドグクラッチを用いた第2ドグクラッチ切替機構12を用いながら、ドライバーに対しエンジン発電のためのGレンジ位置選択自由度を与えることができる。
実施例3は、切替機構を、遊星ギアの回転要素を固定するドグブレーキ切替機構にした例である。
まず、構成を説明する。
図15は、ドグブレーキ切替機構13を備えた電動車両用駆動ユニットA3を示し、図16は、ドグブレーキ切替動作と発電時/走行時との連動関係を示し、図17は、減速ギアと切替ギアを兼用するシングルピニオン型遊星ギアの3つの回転要素の発電時/走行時における回転速度関係を示す。以下、図15〜図17に基づき、ドグブレーキ切替機構13の構成を説明する。
前記電動車両用駆動ユニットA3は、図15に示すように、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2と、左ドライブシャフト3と、右ドライブシャフト4と、左駆動輪5と、右駆動輪6と、発電用エンジン9と、を備えている。
前記減速機2は、図15に示すように、モータ出力軸1aと減速機入力軸22と発電用エンジン軸9aが連結される3つの回転要素を有するシングルピニオン型遊星ギア33(遊星ギア)と、終減速機構と、を有して構成される。
前記シングルピニオン型遊星ギア33は、図15に示すように、モータ出力軸1aが連結されるサンギア33aと、減速機入力軸22が連結されるキャリア33bと、発電用エンジン軸9aが連結されるリングギア33cと、の3つの回転要素を有する。
前記切替機構10は、図16に示すように、走行時、リングギア33cを減速機ケース23に固定し、停車状態での発電時、キャリア33bを減速機ケース23に固定するドグブレーキ切替機構13としている。ここで、ドグブレーキ切替機構13は、実施例1,2のように、パーク機構20と連動させて切り替えを行っても良いし、また、レンジ位置を検出し、アクチュエータを用いて切り替え制御を行っても良い。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
シングルピニオン型遊星ギア33は、図15に示すように、回転要素として、サンギア33aと、キャリア33bと、リングギア33cと、を有する。そして、モータ出力軸1aはサンギア33aに、発電用エンジン軸9aはリングギア33cに、減速機入力軸22はキャリア33bに接続されている。
例えば、シングルピニオン型遊星ギア33のサンギア33aの歯数を36とし、リングギア33cの歯数を72とすると、互いの歯数の比によって各回転要素の回転数比の関係を、図17の共通速度線図に示すことができる。
この場合、発電用エンジン9の発電用エンジン軸9aと繋がっているリングギア33cの回転を、ドグブレーキ切替機構13により止めると、モータ/ジェネレータ4の回転数と、左右駆動輪5,6と繋がっている減速機入力軸22の回転数の比は、3:1となることがわかる。
一般に電気自動車では、3軸構成(ギアセットと2個使って)により、モータの回転数を7〜10程度減速させてドライブシャフト(タイヤ)に伝えていた。つまり、各ギアセットのギア比は3前後であり、シングルピニオン型遊星ギア33を用いたドグブレーキ切替機構13とすることで、今までのギアセット1段分の減速比を設けることが可能となる。
一方、ドグブレーキ切替機構13を切り替えてキャリア33bの回転を停止させると、モータ/ジェネレータ4の回転数と発電用エンジン9の回転数比は、2:1となる。
通常、エンジンの最も効率の良い回転数は、3000rpm〜5000rpm付近であり、モータの最も効率の良い回転数は、7000rpm〜10000rpmであることが多い。これに対し、シングルピニオン型遊星ギア33を用いたドグブレーキ切替機構13の構成とすることで、発電するときに、両方の最も効率の良い回転数で運転することが可能となる。
このように、シングルピニオン型遊星ギア33を用いてドグブレーキ切替機構13を構成することで、各回転要素の回転数比を調整しつつも、実施例1,2と同様の切り替え機能を発揮することができ、シンプルかつ確実に車両が停止した状態で、効率良くエンジン発電を行うことができる。なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例3の電動車両用駆動ユニットA3にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(6) 変速機(減速機2)は、モータ出力軸1aと駆動伝達軸(減速機入力軸22)と発電用エンジン軸9aが連結される3つの回転要素(サンギア・キャリア・リングギア)を有する遊星ギア(シングルピニオン型遊星ギア33)を有して構成され、
切替機構10は、遊星ギア(シングルピニオン型遊星ギア33)の3つの回転要素のうち、発電用エンジン軸9aが連結される回転要素の変速機ケース(減速機ケース23)への固定から、駆動伝達軸(減速機入力軸22)が連結される回転要素の変速機ケース(減速機ケース23)への固定に切り替えるドグブレーキ切替機構13である(図15)。
このため、実施例1の(3)の効果に加え、切替機構10の中に減速機構を取り入れることができるので、3軸構造で減速していた減速構造を2軸構造によりコンパクト化することができる。
(7) 遊星ギアは、モータ出力軸1aが連結されるサンギア33aと、駆動伝達軸(減速機入力軸22)が連結されるキャリア33bと、発電用エンジン軸9aが連結されるリングギア33cと、の3つの回転要素を有するシングルピニオン型遊星ギア33であり、
ドグブレーキ切替機構13は、走行時、リングギア33cを変速機ケース(減速機ケース23)に固定し、停車状態での発電時、キャリア33bを変速機ケース(減速機ケース23)に固定する(図17)。
このため、(6)の効果に加え、走行時には、モータ/ジェネレータ4の回転を減速することができ、発電時には、発電用エンジン9とモータ/ジェネレータ4の最も効率の良い回転数による運転でエンジン発電を行うことができる。
実施例4は、切替機構を、モータギアとエンジンギアに噛み合う可動ギア切替機構にした例である。
まず、構成を説明する。
図18は、可動ギア切替機構14を備えた電動車両用駆動ユニットA4を示し、図19は、可動ギア切替動作と発電時/走行時との連動関係を示す。以下、図18及び図19に基づき、可動ギア切替機構14の構成を説明する。
前記電動車両用駆動ユニットA4は、図18に示すように、走行駆動用のモータ/ジェネレータ1と、減速機2と、左ドライブシャフト3と、右ドライブシャフト4と、左駆動輪5と、右駆動輪6と、発電用エンジン9と、を備えている。
前記減速機2は、図18に示すように、モータ出力軸1aに設けたモータギア34と、減速機中間軸26(駆動伝達軸)に設けた第2減速ギア25(駆動ギア)と、発電用エンジン軸9aに設けたエンジンギア35と、を有する。そして、これらのギア34,25,35を互いに非噛み合い状態とし、可動ギア36を、モータギア34と第2減速ギア25に噛み合わせる、或いは、モータギア34とエンジンギア35に噛み合わせ可能にすることで構成される。なお、減速機中間軸26には、第2減速ギア25の隣接位置に、パーキングポール18が噛み合うパークギア17を有する。
前記切替機構10は、走行時、モータギア34と第2減速ギア25に可動ギア36が噛み合う状態から、発電時、モータギア34とエンジンギア35に可動ギア36が噛み合う状態へ切り替える可動ギア切替機構14である。ここで、可動ギア切替機構14は、実施例1,2のように、パーク機構20と連動させて切り替えが行われる。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので図示並びに説明を省略する。
次に、作用を説明する。
Dレンジ等が選択される走行時には、可動ギア切替機構14の可動ギア36を、モータギア34と第2減速ギア25に噛み合う状態とする。これにより、モータ/ジェネレータ1からの回転駆動力が、モータ出力軸1a→モータギア34→可動ギア36→第2減速ギア25→減速機中間軸26へと伝達される。
一方、P&Gレンジ等が選択される停車時には、可動ギア切替機構14の可動ギア36を、モータギア34とエンジンギア35に噛み合う状態とする。これにより、モータ/ジェネレータ1と発電用エンジン9が、可動ギア36を介して連結され、発電用エンジン9とモータ/ジェネレータ1を用いたエンジン発電を行うことが可能になる。
なお、他の作用は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例4の電動車両用駆動ユニットA4にあっては、下記の効果を得ることができる。
(8) 変速機(減速機2)は、モータ出力軸1aに設けたモータギア34と、駆動伝達軸(減速機中間軸26)に設けた駆動ギア(第2減速ギア25)と、発電用エンジン軸9aに設けたエンジンギア35と、を有し、これらのギア34,25,35を互いに非噛み合い状態とし、可動ギア36を、モータギア34と駆動ギア(第2減速ギア25)に噛み合わせる、或いは、モータギア34とエンジンギア35に噛み合わせ可能にすることで構成され、
切替機構10は、走行時、モータギア34と駆動ギア(第2減速ギア25)に可動ギア36が噛み合う状態から、発電時、モータギア34とエンジンギア35に可動ギア36が噛み合う状態へ切り替える可動ギア切替機構14である(図18)。
このため、実施例1の(3)の効果に加え、モータギア34の周りを円弧状に移動する可動ギア36を追加するだけで、切替機構10としての可動ギア切替機構14を簡単に構成することができる。
以上、本発明の電動車両用駆動ユニットを実施例1〜実施例4に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、切替機構10として、ドグクラッチを用いた第1ドグクラッチ切替機構11と第2ドグクラッチ切替機構12の例を示した。しかし、切替機構として、クラッチを用いる場合、乾式クラッチや湿式クラッチや電磁クラッチ等の別のクラッチ機構を使っても構わない。
実施例3では、切替機構10として、シングルピニオン型遊星ギア33を用い、サンギア33aにモータ軸、キャリア33bに駆動軸、リングギア33cに発電用エンジン軸を接続する例を示した。しかし、遊星ギアを用いる切替機構としては、ダブルピニオン型遊星ギアやラビニヨウ型遊星ギア等を用いても良く、又、接続方法も実施例3以外の接続方法としても構わない。
実施例1〜実施例4では、変速機として、1つの減速比を持つ減速機2の例を示した。しかし、変速機としては、2つ以上の変速比を持つ電動車両用変速機等を用いる例としても構わない。
実施例1〜実施例4では、切替機構10として、減速機2に内蔵して設けた機構例を示した。しかし、切替機構としては、変速機(減速機を含む)から独立して構成するような例としても構わない。
実施例1では、本発明の電動車両用駆動ユニットを、電気自動車ベースの駆動ユニットに適用する例を示した。しかし、本発明の電動車両用駆動ユニットは、シリーズハイブリッド車両やプラグインハイブリッド車両等のように、ハイブリッド車両ベースの駆動ユニットにも適用することができる。
A1、A2,A3,A4 電動車両用駆動ユニット
1 モータ/ジェネレータ
1a モータ出力軸
2 減速機(変速機)
22 減速機入力軸(駆動伝達軸)
3 左ドライブシャフト
4 右ドライブシャフト
5 左駆動輪(駆動輪)
6 右駆動輪(駆動輪)
7 インバータ
8 バッテリー
9 発電用エンジン
9a 発電用エンジン軸
10 切替機構
11 第1ドグクラッチ切替機構
12 第2ドグクラッチ切替機構
13 ドグブレーキ切替機構
14 可動ギア切替機構
17 パークギア
18 パーキングポール
20 パーク機構
21 セレクター
23 減速機ケース(変速機ケース)
25 第2減速ギア(駆動ギア)
26 減速機中間軸(駆動伝達軸)
33 シングルピニオン型遊星ギア(遊星ギア)
33a サンギア
33b キャリア
33c リングギア
34 モータギア
35 エンジンギア
36 可動ギア

Claims (8)

  1. 駆動系の上流から順に、走行駆動用のモータ/ジェネレータと、変速機と、駆動輪と、を備え、前記モータ/ジェネレータに、インバータとバッテリーが接続された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    発電用エンジンと、
    前記モータ/ジェネレータのモータ出力軸を、前記駆動輪への駆動伝達軸と、前記発電用エンジンの発電用エンジン軸と、の両者間で連結を切り替える切替機構と、を設け、
    前記切替機構を、車両が停車状態のとき、前記モータ出力軸と前記駆動伝達軸との連結から、前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸との連結に切り替える機構とした
    ことを特徴とした電動車両用駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記切替機構を、前記変速機がパーキングレンジ位置を選択している停車状態のときにのみ、前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸を連結する機構とした
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  3. 請求項2に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記変速機は、セレクターによりパーキングレンジ位置への選択操作を行うと、パークギアにパーキングポールが噛み合い、パークギアを設けた変速機軸を変速機ケースに固定するパーク機構を有し、
    前記切替機構を、前記パーク機構と連動して切り替わる機構とした
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  4. 請求項3に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記セレクターは、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置とパーキング&発電レンジ位置とを有し、
    前記切替機構は、前記セレクターにより走行レンジ位置を選択すると、前記モータ出力軸と前記駆動伝達軸を噛み合い締結し、前記セレクターによりパーキング&発電レンジ位置を選択すると、前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸を噛み合い締結する第1ドグクラッチ切替機構である
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  5. 請求項3に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記セレクターは、選択するレンジ位置として、走行レンジ位置とパーキングレンジ位置と発電レンジ位置を有し、
    前記切替機構は、前記セレクターにより走行レンジ位置を選択すると、前記モータ出力軸と前記駆動伝達軸を噛み合い締結し、前記セレクターによりパーキングレンジ位置を選択すると、前記パークギアと前記パーキングポールが噛み合うが前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸は噛み合わないニュートラル状態とし、前記セレクターにより発電レンジ位置を選択すると、前記パークギアと前記パーキングポールの噛み合いを維持しながら、前記モータ出力軸と前記発電用エンジン軸を噛み合い締結する第2ドグクラッチ切替機構である
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  6. 請求項3に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記変速機は、前記モータ出力軸と前記駆動伝達軸と前記発電用エンジン軸が連結される3つの回転要素を有する遊星ギアを有して構成され、
    前記切替機構は、前記遊星ギアの3つの回転要素のうち、前記発電用エンジン軸が連結される回転要素の変速機ケースへの固定から、前記駆動伝達軸が連結される回転要素の変速機ケースへの固定に切り替えるドグブレーキ切替機構である
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  7. 請求項6に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記遊星ギアは、前記モータ出力軸が連結されるサンギアと、前記駆動伝達軸が連結されるキャリアと、前記発電用エンジン軸が連結されるリングギアと、の3つの回転要素を有するシングルピニオン型遊星ギアであり、
    前記ドグブレーキ切替機構は、走行時、前記リングギアを変速機ケースに固定し、停車状態での発電時、前記キャリアを変速機ケースに固定する
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
  8. 請求項2に記載された電動車両用駆動ユニットにおいて、
    前記変速機は、前記モータ出力軸に設けたモータギアと、前記駆動伝達軸に設けた駆動ギアと、前記発電用エンジン軸に設けたエンジンギアと、を有し、これらのギアを互いに非噛み合い状態とし、可動ギアを、前記モータギアと前記駆動ギアに噛み合わせる、或いは、前記モータギアと前記エンジンギアに噛み合わせ可能にすることで構成され、
    前記切替機構は、走行時、前記モータギアと前記駆動ギアに可動ギアが噛み合う状態から、発電時、前記モータギアと前記エンジンギアに可動ギアが噛み合う状態へ切り替える可動ギア切替機構である
    ことを特徴とする電動車両用駆動ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102016219364A1 (de) 2015-10-07 2017-04-13 Showa Denko Packaging Co., Ltd. Verpackungsmaterial, Gehäuse und Energiespeichervorrichtung
KR20180038614A (ko) * 2016-10-06 2018-04-17 현대위아 주식회사 차량의 배터리 충전시스템
CN112955338A (zh) * 2018-10-30 2021-06-11 采埃孚股份公司 车辆的电驱动车桥

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