JP2015198621A - 農作業機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動回路の故障時に内燃機関を停止させることなく農作業機を停止できるようにすることを、部品点数増大を抑制しつつ実現可能にする。
【解決手段】農作業機制御装置であるECU20は、入力処理回路21、マイコン24(演算処理回路)、駆動回路25、送電線L34、および通信線L31を備える。送電線L34は、クラッチ装置13へ供給するための駆動電力を駆動回路25へ送電する。通信線L31は、操作スイッチ32から入力処理回路21へ操作信号を送信する。そして、送電線L34の一端は駆動回路25に接続され、送電線L34の他端は通信線L31に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、農業用車両が備える農作業機への動力伝達を制御することで、農作業機の作動および停止を切替制御する農作業機制御装置に関する。
特許文献1には、走行駆動源としての内燃機関、および土壌を耕す耕転機(農作業機)を備えた農業用車両が記載されており、耕転機は、内燃機関の動力の一部で作動する。この種の農業用車両は、内燃機関から耕転機への動力伝達と遮断を切り替えるクラッチ装置を備えており、駆動電力がクラッチ装置へ供給されると、クラッチ装置はオン作動する。
そして一般的には、図4に例示するイグニッションスイッチ(IGスイッチ31)を運転者がオン操作して内燃機関を作動させた状態で、操作スイッチ32をオン操作すると、制御装置20xが、クラッチ装置13へ駆動電力を供給する。これにより、内燃機関から耕転機へ動力伝達され、走行しながら耕転機が作動するように制御される。
特開平8−214602号公報
さて、近年の制御装置20xは、クラッチ装置13へ供給する駆動電力をマイクロコンピュータ(マイコン24)で制御するようになってきている。例えば、耕転機10Cがリフトアップ操作されて土壌から離れている場合には、一時停止信号がマイコン24に入力される。マイコン24は、操作スイッチ32から操作信号が入力されていた場合であっても、一時停止信号が入力されていれば駆動電力をオフさせるように制御する。
さて、このようなマイコン制御を可能にした制御装置20xでは、以下の問題が生じるとの知見を本発明者は得た。すなわち、低電圧(例えば5V)で作動するマイコン24は、高電圧(例えば12V)の駆動電力を直接制御することができない。そのため、マイコン24は、駆動回路25へ低電圧の指令信号を出力し、駆動回路25は、指令信号にしたがって高電圧の駆動電力をオンオフ制御する。
しかしながら、このように駆動回路25をマイコン24で制御する制御装置20xでは、駆動回路25が故障した場合に、マイコン24からの指令信号では駆動回路25をオフ作動できなくなる懸念が生じる。駆動回路25の故障の具体例としては、駆動回路25の端子同士が異物により固着して短絡することや、駆動回路25が熱損傷すること等が挙げられる。そして、このような故障が生じると、操作スイッチ32をオフ操作しても耕転機10Cを停止できなくなる。この場合には、IGスイッチ31をオフ操作して耕転機10Cを停止させるしかなく、内燃機関Eの停止を余儀なくされる。
この問題に対し本発明者は、駆動回路25へ駆動電力を送電する送電線L30に非常停止スイッチを設け、故障が検出された場合には非常停止スイッチをマイコン24でオフ作動させる構成を検討した。この構成によれば、内燃機関Eを停止させずに耕転機10Cを非常停止させることができるようになる。しかしこの構成では、非常停止スイッチの増設を要するので、部品点数の増大を招く。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、駆動回路の故障時に内燃機関を停止させることなく農作業機を停止できるようにすることを、部品点数増大を抑制しつつ実現可能にした農作業機制御装置を提供することにある。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示される発明のひとつは、走行駆動源としての内燃機関(E)の動力の一部により作動する農作業機(10C)と、内燃機関から農作業機への動力伝達と遮断を切り替えるクラッチ装置(13)と、運転者により手動操作され、クラッチ装置を操作するための操作信号を出力する操作スイッチ(32)と、を備える農業用車両(10)に適用され、クラッチ装置の駆動を電気制御することで、農作業機の作動および停止を切替制御する農作業機制御装置であることを前提とする。
そして、操作スイッチから出力された操作信号の電圧を低下させて、演算処理用の入力信号に変換する入力処理回路(21)と、入力処理回路により変換された入力信号に基づき、指令信号を演算する演算処理回路(24)と、演算処理回路により演算された指令信号にしたがって、クラッチ装置を駆動させるための駆動電力をオンオフ制御する駆動回路(25)と、クラッチ装置へ供給するための駆動電力を、駆動回路へ送電する送電線(L34、L34a、L3)と、操作スイッチから入力処理回路へ操作信号を送信する通信線(L31、L2)と、を備え、送電線の一端は駆動回路に接続され、送電線の他端は通信線または操作スイッチに接続されていることを特徴とする。
ここで、本発明に反した構成の図4に示す制御装置20xでは、送電線L30を用いて駆動電力を駆動回路25へ引き込むにあたり、IGスイッチ31から駆動電力を引き込んでいる。これに対し本発明では、駆動電力を駆動回路へ送電する送電線が、入力処理回路へ操作信号を送信する通信線または操作スイッチに接続される。そのため、図2および図3に例示するように、操作スイッチ32または通信線L31から駆動電力を引き込むこととなるので、操作スイッチ32をオフ操作すれば駆動電力が駆動回路へ送電されなくなる。よって、駆動回路の故障時には、操作スイッチ32をオフ操作すれば、内燃機関を停止させることなく農作業機を停止できるようになる。しかも、先述した非常停止スイッチの増設を要すること無く実現可能となる。
本発明の第1実施形態において、制御装置が搭載された農業用車両を模式的に示す図。 第1実施形態に係る農作業機制御装置を示す電気ブロック図。 本発明の第2実施形態に係る農作業機制御装置を示す電気ブロック図。 本発明の比較対象である制御装置を示す電気ブロック図。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
(第1実施形態)
図1に示す農業用車両10は、内燃機関Eを走行駆動源として走行するトラクター10Tと、トラクター10Tにより牽引される耕転機10Cとを備える。耕転機10Cは、複数の耕転爪17を備える。耕転機10Cは、回転作動することにより耕転爪17で土壌を耕す農作業機である。耕転機10Cは、トラクター10Tに脱着可能に連結されている。
トラクター10Tには、内燃機関Eの出力軸の回転数を変速させる変速機11が搭載されている。変速機11は、トラクター10Tの外部へ内燃機関Eの動力の一部を供給する外部出力軸(PTO軸12)を有する。この外部出力軸はPTO(Power Take Off)軸とも呼ばれるものであり、変速機11により減速された回転駆動力で、内燃機関Eの作動に伴い回転する。PTO軸12には、クラッチ装置13を介して駆動軸14が連結されている。要するに、内燃機関Eの動力は、駆動輪18およびPTO軸12へ分配される。
クラッチ装置13は、PTO軸12と駆動軸14との連結と遮断を切り替えることで、内燃機関Eから耕転機10Cへの動力伝達と遮断を切り替える。クラッチ装置13は油圧を駆動源として駆動する油圧アクチュエータであり、図2に示す電磁バルブ13aにより油圧制御されて駆動する。すなわち、電磁バルブ13aのソレノイドへ駆動電力を供給すると、図示しない油圧回路の所定部分が電磁バルブ13aにより開閉する。これにより、油圧アクチュエータであるクラッチ装置13は、連結と遮断を切り替えるように駆動する。なお、上記油圧回路へ供給される油圧は、内燃機関Eにより駆動する油圧ポンプにより供給される。
トラクター10Tの運転席に備えられた操作スイッチ32を運転者がオン操作すると、後述する電子制御装置(ECU20)から電磁バルブ13aへ駆動電力が供給され、クラッチ装置13が連結作動する。これにより、PTO軸12から駆動軸14へ動力が伝達され、さらに駆動軸14から耕転機10Cへ動力が伝達される。これにより、耕転機10Cが回転する。
農業用車両10は、リフトアップピストン15およびレベル調整ピストン16を備える。これらのピストン15、16は、先述した油圧回路から供給される油圧を駆動源として駆動する油圧アクチュエータであり、リンク機構15a、16aを作動させて耕転機10Cを移動させるものである。
リフトアップピストン15は、耕転機10Cを昇降させるためのアクチュエータである。運転者によるレバー操作に応じてリフトアップピストン15が作動すると、リンク機構15aが作動して耕転機10Cが昇降作動する。耕転機10Cをリフトアップさせると、耕転爪17が土壌から離れて耕すことができない状態になる。耕転機10Cをリフトダウンさせると、耕転爪17が土壌に着陸して耕すことができる状態になる。
レベル調整ピストン16は、耕転機10Cのレベル位置を調整するためのアクチュエータである。運転者によるレバー操作に応じてレベル調整ピストン16が作動すると、リンク機構16aが作動して耕転機10Cのレベル位置が上下動する。耕転機10Cのレベル位置を調整することにより、耕転爪17による土壌の掘削代が調整される。
トラクター10TにはECU20が備えられている。ECU20は、先述したようにクラッチ装置13の作動を制御する他にも、トラクター10Tに搭載されたメータMやヘッドライトL、ピストン15、16へ供給する油圧を制御する電磁バルブ等の各種電気部品の作動を制御する。メータMは、農業用車両10の走行速度を表示する指針や、内燃機関の燃料残量を表示する指針等を備え、これらの指針の作動がECU20により制御される。
図2に示すように、ECU20は、複数の入力処理回路21、22、23、マイクロコンピュータ(マイコン24)、および複数の駆動回路25、26を備える。これらの入力処理回路21〜23、マイコン24および駆動回路25、26は、共通する基板20a上に実装され、基板20aとともにケース20b内に収容されている。マイコン24は、中央処理装置(CPU)およびメモリ等を有する演算処理回路を提供する。
ケースには、複数の入力端子T1、T2、T3、T4および複数の出力端子T6、T7が取り付けられている。第1給電線L1の一端は入力端子T1に接続され、他端はIGスイッチ31に接続されている。第2給電線L2の一端は入力端子T2に接続され、他端は操作スイッチ32に接続されている。操作スイッチ32とIGスイッチ31は直列に接続されている。IGスイッチ31がオン操作されると、内燃機関Eが作動可能な状態になり、かつ、車載バッテリBから入力端子T1へバッテリ電圧(例えば12V)が印加されるようになる。また、IGスイッチ31がオン操作された状態で操作スイッチ32がオン操作されると、入力端子T2へバッテリ電圧が印加されるようになる。
内燃機関Eの出力軸から駆動輪18への動力伝達を遮断させるように運転者がクラッチ操作すると、クラッチオフ信号が入力端子T3に入力される。所定条件を満たしている場合には、耕転機10Cを一時停止させるための一時停止信号が、車内LAN等の通信システムから入力端子T4に入力される。例えば、リフトアップピストン15により耕転機10Cが所定量以上リフトアップされている場合には、所定条件を満たしているとみなして一時停止信号が入力される。
入力処理回路21は、操作スイッチ32から出力された操作信号の電圧を低下させて、演算処理用の入力信号に変換する。要するに、バッテリ電圧によるオンオフ信号を、マイコン24が受け付け可能な電圧(例えば5V)の信号に変換する。入力処理回路22、23は、先述したクラッチオフ信号および一時停止信号を、演算処理用の入力信号に変換する。
マイコン24は、入力処理回路21、22、23から入力されてきた各種信号に基づき、駆動回路25へ出力する指令信号を演算する。要するに、操作信号、クラッチオフ信号および一時停止信号に基づき、駆動回路25の作動を制御することで、クラッチ装置13の駆動を制御する。具体的には、操作スイッチ32のオン操作に伴い操作信号がECU20へ入力されると、駆動回路25をオン作動させるオン指令信号をマイコン24は駆動回路25に出力する。但し、クラッチオフ信号および一時停止信号の少なくとも一方がECU20へ入力されれば、操作信号が入力されてもオン指令信号の出力を停止させて、駆動回路25をオフ作動させる。
なお、マイコン24には、これらの信号の他にも、燃料残量センサや車速センサ等の各種センサによる検出信号が入力される。マイコン24は、これらの検出信号に基づき、メータMが備える指針用モータやヘッドライトL等の各種電気部品の作動を制御する。
駆動回路25、26は、トランジスタ等のスイッチング素子を備え、マイコン24からの指令信号にしたがって駆動電力の出力を制御する。例えば、マイコン24から駆動回路26へ点灯の指令信号が出力されると、駆動回路26はオン作動して駆動電力を出力端子T6へ出力する。これにより、駆動電力がヘッドライトLへ供給されて点灯することとなる。
マイコン24から駆動回路25へ、クラッチ接続させる指令信号が出力されると、駆動回路25はオン作動して駆動電力を出力端子T7へ出力する。これにより、駆動電力が電磁バルブ13aへ供給されてクラッチ装置13がクラッチ接続作動し、ひいては内燃機関Eの動力が耕転機10Cへ伝達され、耕転機10Cが回転することとなる。
図中の符号L20、L31、L32、L33、L34は、基板20aにプリントされたプリント配線を示す。通信線L31の一端は入力処理回路21に接続され、他端は入力端子T2に接続される。これにより、通信線L31は、操作スイッチ32から入力処理回路21へバッテリ電圧による操作信号を送信する。通信線L32、L33の一端は入力処理回路22、23に接続され、他端は入力端子T3、T4に接続される。これにより、通信線L32、L33の各々は、マイコン24が受け入れ可能な低電圧による信号を入力処理回路22、23へ送信する。
送電線L20の一端は駆動回路26に接続され、他端は入力端子T1に接続される。これにより、送電線L20は、駆動回路26へバッテリ電圧による駆動電力を送電する。送電線L34の一端は駆動回路25に接続され、他端は通信線L31に接続される。これにより、送電線L34は、駆動回路25へバッテリ電圧による駆動電力を送電する。換言すれば、送電線L34は、通信線L31からバッテリ電圧を引き込んで、駆動電力として駆動回路25へ供給する。
駆動回路25は、駆動回路25の端子25a、25b同士が異物等により固着して短絡する故障が生じたことを検出し、該故障が検出された場合に異常信号をマイコン24へ送信する機能を有する。マイコン24は、異常信号が入力されてきた場合に、操作スイッチ32をオフ操作するように運転者へ促す報知処理を実施する。報知処理の具体例としては、操作スイッチ32をオフ操作するメッセージをメータMに表示する処理や、操作スイッチ32をオフ操作するように促す音声案内をスピーカから出力する処理等が挙げられる。なお、上記故障が検出された場合には、警告ランプを点灯させたり警告音を出力させたりしてもよい。
以上により、本実施形態によれば、駆動電力を駆動回路25へ送電する送電線L34が、入力処理回路21へ操作信号を送信する通信線L31に接続される。そのため、通信線L31から駆動電力を引き込むこととなるので、操作スイッチ32をオフ操作すれば駆動電力が駆動回路25へ送電されなくなる。よって、駆動回路25の故障時には、操作スイッチ32をオフ操作すれば、内燃機関Eを停止させることなく耕転機10Cの回転を停止できるようになる。しかも、メータMの指針用モータやライトL等、耕転機10C以外の他の電気部品を停止させることも回避でき、ピストン15、16の作動も停止させずに済む。
さらに本実施形態によれば、送電線L34の他端は通信線L31に接続され、通信線L31の一部および送電線34は、基板20aにプリントされたプリント配線である。そのため、図4に示す送電線L30のプリント配線を、図2に示す送電線L34の配置に変更するだけで、操作スイッチ32により耕転機10Cを回転停止できる構造を実現できる。よって、上記構造による農作業機制御装置(ECU20)を、部品点数の増大を招くこと無く容易に実現できる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、駆動電力を駆動回路25へ送電する送電線L34を、入力処理回路21へ操作信号を送信する通信線L31に接続させている。これに対し、本実施形態に係る農作業機制御装置(ECU200)では、図3に示すように、駆動電力を駆動回路25へ送電する送電線L34aを、操作スイッチ32に接続させている。
具体的には、本実施形態では入力端子T2aおよび第3給電線L3を追加している。第3給電線L3の一端は入力端子T2aに接続され、他端は操作スイッチ32に接続されている。そして、駆動電力を駆動回路25へ送電する送電線L34aの他端が、入力端子T2aに接続されている。これにより、送電線L34aは、駆動回路25へバッテリ電圧による駆動電力を送電する。換言すれば、第3給電線L3および送電線L34aは、操作スイッチ32の接続端子からバッテリ電圧を引き込んで、駆動電力として駆動回路25へ供給する送電線を提供する。
以上により、本実施形態によれば、駆動電力を駆動回路25へ送電する送電線L34aおよび第3給電線L3が、操作スイッチ32から駆動電力を引き込むこととなるので、操作スイッチ32をオフ操作すれば駆動電力が駆動回路25へ送電されなくなる。よって、駆動回路25の故障時には、操作スイッチ32をオフ操作すれば、内燃機関Eを停止させることなく耕転機10Cの回転を停止できるようになる。
(他の実施形態)
以上、発明の好ましい実施形態について説明したが、発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、以下に例示するように種々変形して実施することが可能である。各実施形態で具体的に組合せが可能であることを明示している部分同士の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
図1に示す例では、農作業機に耕転機10Cを適用させているが、耕転機10Cに限らず、各種の農作業機をトラクター10Tに連結させて、PTO軸12により作動させるようにしてもよい。
上記第2実施形態では、第3給電線L3の他端を操作スイッチ32に接続させているが、第3給電線L3の他端を第2給電線L2に接続させてもよい。上記各実施形態では、送電線L34、L34aにプリント配線を用いているが、リード線を用いてもよい。
10…農業用車両、10C…耕転機(農作業機)、13…クラッチ装置、20、200…ECU(農作業機制御装置)、21…入力処理回路、24…マイコン(演算処理回路)、25…駆動回路、32…操作スイッチ、E…内燃機関、L34、L34a、L3…送電線、L31、L2…通信線。

Claims (2)

  1. 走行駆動源としての内燃機関(E)の動力の一部により作動する農作業機(10C)と、
    前記内燃機関から前記農作業機への動力伝達と遮断を切り替えるクラッチ装置(13)と、
    運転者により手動操作され、前記クラッチ装置を操作するための操作信号を出力する操作スイッチ(32)と、を備える農業用車両(10)に適用され、
    前記クラッチ装置の駆動を電気制御することで、前記農作業機の作動および停止を切替制御する農作業機制御装置において、
    前記操作スイッチから出力された前記操作信号の電圧を低下させて、演算処理用の入力信号に変換する入力処理回路(21)と、
    前記入力処理回路により変換された前記入力信号に基づき、指令信号を演算する演算処理回路(24)と、
    前記演算処理回路により演算された前記指令信号にしたがって、前記クラッチ装置を駆動させるための駆動電力をオンオフ制御する駆動回路(25)と、
    前記クラッチ装置へ供給するための前記駆動電力を、前記駆動回路へ送電する送電線(L34、L34a、L3)と、
    前記操作スイッチから前記入力処理回路へ前記操作信号を送信する通信線(L31、L2)と、
    を備え、
    前記送電線の一端は前記駆動回路に接続され、前記送電線の他端は前記通信線または前記操作スイッチに接続されていることを特徴とする農作業機制御装置。
  2. 前記入力処理回路、前記演算処理回路および前記駆動回路が実装された基板(20a)を備え、
    前記送電線(L34)の他端は前記通信線(L31)に接続され、
    前記通信線の一部および前記送電線は、前記基板にプリントされたプリント配線であることを特徴とする請求項1に記載の農作業機制御装置。
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