JP2015197498A - 反射型表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示媒体をセル内に配置する際に、表示媒体用の塗布器具の脈動や蛇行を防止して、表示媒体の充填不具合の発生を顕著に抑制することができる反射型表示装置の製造方法を提供すること。【解決手段】一方の基板の表示領域に隔壁を配置する隔壁配置工程と、一方の基板の前記表示領域の外側上であって、前記隔壁を間に挟むような対向する2領域に一対のガイド隔壁を配置するガイド隔壁配置工程と、一方の基板の表示領域上に、流体状の表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記一方の基板に前記他方の基板を固定する他方基板固定工程と、を備え、前記表示媒体配置工程では、表示媒体用の塗布器具を前記一対のガイド隔壁上で当該一対のガイド隔壁に沿って移動させることで、前記隔壁によって区画された各セル内に前記表示媒体が充填されることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、電子ペーパー等に応用されている反射型表示装置の製造方法に関する。
反射型表示装置として、最近、表示媒体に含まれる電気応答性材料として電気泳動体を用いた電気泳動表示装置が広く用いられている。電気泳動表示装置とは、空気中または溶媒中の電気泳動体(通常は電気泳動する粒子)の電気的な泳動、すなわち粒子移動を利用して情報を表示する装置である。通常、2枚の基板間に電界を与えることで電気的な泳動の状態が制御され、それによって所望の表示が実現されるように構成される。電気泳動体としては、荷電粒子の他、荷電粉体をも利用され得る。その場合、当該荷電粉体は気体中を電気的に泳動する。
電気泳動表示装置は、近年では特に、電子ペーパーとしての応用が注目されている。電子ペーパーとして応用する場合には、印刷物レベルの視認性(目にやさしい)、情報書き換えの容易性、低消費電力、軽量といった利点を享受できる。
電気泳動表示装置では、しかし、粒子や粉体の沈降や偏在に起因して、表示の不良、特にコントラストの低下が生じることがある。この現象を防止するべく、上下の電極基板間に隔壁を形成して、電気泳動する粒子や粉体の泳動空間、すなわち移動空間を微小な空間に分割することが採用されている。この微小な空間は、セルあるいは画素と呼ばれている。各セルの中に、電気泳動体を含むインキやガス(表示媒体)が封入されている。例えば特許文献1(特開2005−202245号公報)には、そのようなタイプの電気泳動表示装置の従来例が開示されている。
特許文献2(特表2011−170019号公報)及び特許文献3(国際公開第2005/015892号公報)においても、同様のタイプの電気泳動表示装置の従来例が開示されている。
特開2005−202245号公報 特表2011−170019号公報 国際公開第2005/015892号公報
しかしながら、表示媒体を配置する際に、表示媒体の充填不具合が生じてしまう場合がある。具体的には、気泡が混入したり、表示媒体の筋状の充填ムラが生じてしまう場合がある。
本件発明者らは、この原因について鋭意検討した結果、表示媒体をセル内に配置する際に表示媒体用の塗布器具を使用する場合において、当該塗布器具の脈動や蛇行が生じると表示媒体の充填不具合を引き起こし易いことを知見した。
本発明は、このような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、表示媒体をセル内に配置する際に、表示媒体用の塗布器具の脈動や蛇行を防止して、表示媒体の充填不具合の発生を顕著に抑制することができる反射型表示装置の製造方法を提供することにある。また、本発明は、そのような製造方法によって製造された反射型表示装置である。
本発明は、少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む流体状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、一方の基板の表示領域に隔壁を配置する隔壁配置工程と、一方の基板の前記表示領域の外側上であって、前記隔壁を間に挟むような対向する2領域に一対のガイド隔壁を配置するガイド隔壁配置工程と、一方の基板の表示領域上に、流体状の表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記一方の基板に前記他方の基板を固定する他方基板固定工程と、を備え、前記表示媒体配置工程では、表示媒体用の塗布器具を前記一対のガイド隔壁上で当該一対のガイド隔壁に沿って移動させることで、前記隔壁によって区画された各セル内に前記表示媒体が充填されることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
好ましくは、前記ガイド隔壁配置工程では、前記一対のガイド隔壁が互いに平行に配置され、前記表示媒体配置工程での前記表示媒体用の塗布器具の相対的な移動方向が、前記一対のガイド隔壁に平行である。
また、好ましくは、前記ガイド隔壁配置工程では、前記一対のガイド隔壁の平均高さが、前記隔壁の平均高さに対して±5.0μmで配置される。
また、好ましくは、前記ガイド隔壁配置工程では、前記隔壁の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、前記ガイド隔壁が配置される。
また、本発明は、少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む流体状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、一方の基板の表示領域に隔壁を配置する隔壁配置工程と、一方の基板の前記表示領域の外側上に、当該表示領域の幅以内の幅で、表示媒体を一時的に貯留する貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁を配置する表示媒体貯留隔壁配置工程と、一方の基板の表示領域上に、流体状の表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、前記一方の基板に前記他方の基板を固定する他方基板固定工程と、を備え、前記表示媒体配置工程では、前記表示媒体貯留隔壁の前記貯留空間内に流体状の表示媒体を配置した後、表示媒体用の塗布器具を前記表示媒体貯留隔壁を経て前記隔壁の方へ前記表示領域の幅方向に対して垂直に移動させることで、前記隔壁によって区画された各セル内に前記表示媒体が充填されることを特徴とする反射型表示装置の製造方法である。
好ましくは、前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、略直方体形状の貯留空間が区画されるように、前記表示媒体貯留隔壁が配置される。あるいは、好ましくは、前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、複数の略直方体形状の貯留空間が並列に区画されるように、前記表示媒体貯留隔壁が配置される。
また、好ましくは、前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、前記表示媒体貯留隔壁の平均高さが、前記隔壁の平均高さに対して±5.0μmの範囲で配置される。
また、好ましくは、前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、前記隔壁の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、前記表示媒体貯留隔壁が配置される。
また、本発明は、少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置であって、一方の基板と他方の基板との間に、複数のセルを区画する隔壁と、表示媒体と、前記隔壁を間に挟むような対向する一対のガイド隔壁と、が設けられていることを特徴とする反射型表示装置である。
また、本発明は、少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置であって、一方の基板と他方の基板との間に、複数のセルを区画する隔壁と、表示媒体と、前記隔壁の外側の、表示媒体を貯留する貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁と、が設けられていることを特徴とする反射型表示装置である。
本発明によれば、表示媒体をセル内に配置する際に、表示媒体用の塗布器具の脈動や蛇行を防止して、表示媒体の充填不具合の発生を顕著に抑制することができる反射型表示装置の製造方法、およびそのような製造方法によって製造された反射型表示装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法によって製造される反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。 隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。 具体的な隔壁の配置例を示す概略平面図である。 接着層形成工程の一例を概略的に示す図である。 表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。 他方基板固定工程の一例を概略的に示す断面図である。 具体的な隔壁の配置の他の例を示す概略平面図である。 平均高さを得るための測定点抽出例を示す概略平面図である。
図1は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法によって製造される反射型表示装置の構成を概略的に示す断面図である。この反射型表示装置は、少なくとも一方が透光性を有しており各々電極が形成されている対向する2枚の基板間11、16に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む流体状の表示媒体13が封入されていて、2枚の基板11、16間に所定の電界が与えられる際に所望の表示をするようになっている。表示媒体13は、隔壁12及び接着層22によって区画されたセル内に充填されると共に、外周シール61によって取り囲まれている。ここで、流体状というのは、気体状と液体状とを含む。
本実施の形態の反射型表示装置は矩形状であり、これに対応して、外周シール61は矩形状に配置されている(図4及び図6参照)。また、図1に示すように、外周シール61の外側、すなわち、表示領域60の外側であって複数の隔壁12を間に挟むような対向する2領域に、一対のガイド隔壁112及び接着層122も配置されている。一対のガイド隔壁112及び接着層122は、本実施の形態では、互いに平行である。更に、一対のガイド隔壁112及び接着層122の各一端部の間であって、表示領域60の外側上に、表示媒体13を一時的に貯留する貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁212及び接着層222も配置されている(図4及び図6参照)。
一対のガイド隔壁112の各々は、例えば、隔壁12の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、互いに1mmの間隔を空けた1mmの線幅(他方の基板16側の端部の幅)の5本の隔壁要素によって、隔壁12と略同じ高さに形成されている。主要な成分が同じとは、例えば、主成分が同じであるが、他に異なる不純物を有する場合を含む。また、略同じ高さとは、ガイド隔壁112の平均高さが隔壁12の平均高さに対して±5.0μmの範囲であることを意味する。ここで、平均高さとは、隔壁12についてもガイド隔壁112についても、複数点を測定機(例えば、オリンパス製レーザー顕微鏡 OLS4100)にて実測した平均値である。複数点の抽出の仕方を、例えば図9に示す。図9の例では、隔壁12について9点、ガイド隔壁112について6点が、抽出されている。
表示媒体貯留隔壁212は、例えば、隔壁12の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、500μm〜1mmの線幅(他方の基板16側の端部の幅)で250mm×50mmの底面積を有する略直方体形状の貯留空間を区画するように、隔壁12と略同じ高さに形成されている。主要な成分が同じとは、例えば、主成分が同じであるが、他に異なる不純物を有する場合を含む。また、略直方体形状とは、立方体形状、直方体形状、コーナーの少なくとも一部が丸みを帯びた直方体形状、等を含む。また、略同じ高さとは、表示媒体貯留隔壁212の平均高さが隔壁12の平均高さに対して±5.0μmの範囲であることを意味する。ここで、平均高さとは、隔壁12についても表示媒体貯留隔壁212についても、複数点を測定機(例えば、オリンパス製レーザー顕微鏡 OLS4100)にて実測した平均値である。複数点の抽出の仕方を、例えば図9に示す。図9の例では、隔壁12について9点、表示媒体貯留隔壁212について6点が、抽出されている。
また、接着層22、接着層122、接着層222は、互いに対して主要な成分が同じ材料によって形成されている。
なお、本件の明細書及び特許請求の範囲において「透光性」とは、光を透過する性質、という程度の意味である。本実施の形態においては、視認側に配置される基板(一方の基板11)は、全光透過率が50%以上、好ましくは80%以上、さらに好ましくは90%以上となるような透光性を有している。
図1乃至図7において、一方の基板11及び他方の基板16の面上には、各々電極が設けられているが、当該電極の図示は省略されている。本実施の形態においては、一方の基板11が視認側に配置され、他方の基板16が非視認側に配置される。
一方の基板11としては、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の透光性フィルムや透光性ガラスに、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等の透光性を有する電極(透光性電極)を一方の基板11の少なくとも表示領域60を覆うように付したものが、典型的に用いられ得る。ここで、「表示領域」とは、反射型表示装置における所望の表示に利用される領域をいう。本実施の形態では、一方の基板11は、可撓性であるが、剛性であってもよい。ここで、本件の明細書及び特許請求の範囲においては、「可撓性」とは、たわめることの可能な性質、という程度の意味である。また、「剛性」とは、曲げやねじりの力に対する寸法変形が小さい性質、という程度の意味である。
透光性電極は、塗工法や蒸着法等によって形成され得る。透光性電極は、アクティブマトリクス駆動の場合及びセグメント駆動の場合は共通電極として用いられるので、必ずしもパターンが形成されている必要は無く、基板全面が電極であってもよい。一方、パッシブマトリクス駆動の場合、対向する両方の基板はパターン電極である必要があるため、当該透光性電極もストライプなどのパターンで形成される。
一方の基板11の厚みは、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネルの重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
一方の基板11は、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
他方の基板16としては、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等の基材が用いられ得る。また他方の基板16は、透光性を有する基材が用いられてもよい。さらに透光性を有しているが不透明な基材であってもよく、電極面とは異なるもう一方の面を粗面化した不透明なガラス基材、樹脂フィルム、樹脂板、ガラス、エポキシガラス(ガラエポ)等が用いられ得る。本実施の形態では、他方の基板16は、視認側と反対側の位置に配置されるため、透光性を有している必然性はない。しかし、熱膨張特性など一方の基板11と同じ物性が必要とされる場合は、一方の基板11と同様の透光性の部材が使用され得る。本実施の形態では、他方の基板16も、可撓性であるが、剛性であってもよい。
電極としては、セグメント駆動およびパッシブマトリクス駆動の場合はパターン状の電極、また、アクティブマトリクス駆動の場合はTFT(Thin Film Transistor)が配置される画素電極が用いられる。
他方の基板16の厚みも、一方の基板11の厚みと同様に、10μm〜1mmが好適である。10μmよりも薄いと、パネルとしての強度を得ることができず、破損に至る危険度が増す一方、1mmよりも厚いと、パネルの重量が重くなり過ぎて取り扱いが不便になるし、コストも高くなるからである。破損しにくく取り扱いが容易である好適な厚みの範囲は、50μm〜300μm程度である。
他方の基板16も、ロール状でもシート状でもどちらでも適用可能である。
表示媒体13を取り囲む外周シール61は、一方の基板11上、あるいは、他方の基板16上に、例えば紫外線硬化樹脂のような接着剤がディスペンサを用いて線幅0.5mm、高さ50μmで矩形状に塗布され、その後に紫外線によって硬化されることで形成されている。紫外線硬化樹脂の他に、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂、ヒートシール樹脂等によっても構成可能である。また、外周シール61は、ディスペンサの他に、各種の印刷法によって、あるいは、熱圧着によって配置可能である。
<反射型表示装置の製造方法>
図2は、本発明の一実施の形態による反射型表示装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。図3は、隔壁形成工程の一例を概略的に示す図である。図4は、図3の隔壁形成工程によって形成される各隔壁の配置例を示す概略平面図である。図3に示すように、まず、一般には水平方向に載置される一方の基板11の上面に、例えばフォトリソグラフィ法(紫外線(UV)照射による露光→現像→焼成)によって、所定のパターンの隔壁12と、前述したパターンのガイド隔壁112と、同様に前述したパターンの表示媒体貯留隔壁212とが、同一工程で形成される(隔壁形成工程:図2の工程(1))。
本実施の形態では、一方の基板11は視認側に配置されて視認側基板として機能するようになっている。従って、一方の基板11は透光性を有する必要がある。また、これに対応して、他方の基板16は非視認側に配置されて非視認側基板として機能するようになっている。一方、隔壁12は、後述する複数のセルを規定する部材である。例えば、隔壁12のパターンはハニカム状である。隔壁12の高さは、5〜50μm、好ましくは10〜50μmである。ガイド隔壁112と表示媒体貯留隔壁212は、前述したように、隔壁12と略同じ高さに形成される。隔壁12で形成されるセルのサイズは、表示パネルの大きさにもよるが、0.05〜1mmピッチ、好ましくは0.1〜0.5mmピッチである。もっとも、隔壁12で形成されるセルの形状は、必ずしも全てのセルで同じでなくてもよい。例えば、ランダムな形状の複数の多角形からなるパターンも採用され得る。
隔壁12は、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂等によって構成可能であり、前述のように、5〜50μmの高さに形成されることが好適である。5μm以下では、充填するインキ量が少なく、十分な表示特性、特にコントラストが得られない一方、50μm以上では、パネルの厚みが厚すぎて、駆動電圧が上昇し過ぎてしまう。低駆動電圧で良好な表示特性が得られるという観点から、10〜50μmの範囲の高さが好適である。ガイド隔壁112と表示媒体貯留隔壁212についても、隔壁12と同様、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、常温硬化樹脂等によって構成可能である。
隔壁12のパターン形状は、円、格子、ハニカム状(六角形)、その他の多角形など、基本的に任意である。開口率は、70%以上が好ましく、特に90%以上が好ましい。高開口率であるほど、表示可能エリアが広くなるため、高コントラストを得ることができる。
隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212の形成方法は、フォトリソグラフィ法の他、エンボス加工などの型転写方法も採用され得る。さらに、メッシュ加工の構造物を隔壁として製造しておいて、それを一方の基板11に貼り付けるという方法も採用され得る。
次に、隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212上に、それぞれ、接着層22、接着層122、接着層222が形成される(接着層形成工程:図2の工程(2))。この接着層形成工程では、例えば転写法や印刷法により、ポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤が、1μm〜100μmの厚みで形成される。好ましくは、1μm〜50μmの厚みで形成され、特に好ましくは、1μm〜20μmの厚みで形成される。
転写法として典型的な熱転写法の一例について具体的な説明を補足すれば、図5に示すように、例えばPETフィルム21上に20μmの厚みでポリエステル系熱可塑性接着剤のようなヒートシール剤を形成した転写シートを用意し、この転写シートのヒートシール剤の面を隔壁12上に常温で1kPaの圧力でラミネートする。これをヒートシール剤の軟化温度以上の温度である例えば120℃に保たれたホットプレート上において1分間加熱し、その後転写シートを剥離する。これにより、隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212上に例えば6μm程度の接着層22、122、222が形成される。
隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212と接着層22、122、222との密着性を上げるために、隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212に紫外線照射やプラズマ処理等により表面処理が施されてもよいし、プライマーが形成されてもよい。あるいは、接着層22、122、222の方にシランカップリング剤が添加されてもよい。
次に、隔壁12が形成される領域(表示領域60)の外周に沿うように、流体状の表示媒体を取り囲むための外周シール61が矩形状に配置される(外周シール配置工程:図2の工程(3))。
外周シール61の配置方法の一例について具体的な説明を補足すれば、当該外周シール61は、例えば紫外線硬化樹脂のような接着剤を、ディスペンサを用いて線幅0.5mm、高さ50μmで線状に塗布することによって配置される。
図2に戻って、隔壁12または隔壁12及び接着層22で区画された各領域をセルとして、各セルの中に、流体状の表示媒体としての液体状のインキ13が配置される(表示媒体配置工程:図2の工程(4))。
図6は、表示媒体配置工程の一例を概略的に示す図である。まず、インキ滴下工程において、ディスペンサ31あるいはインクジェット、ダイコートからインキ13が表示媒体貯留隔壁212の貯留空間内に配置される。そして、インキ塗布工程において、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32あるいはドクターブレード、ドクターナイフ、中央スキージを表示媒体貯留隔壁212を経て隔壁12の方へと移動させることで、面内均一となるように、インキ13が塗布される。この時、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32あるいはドクターブレード、ドクターナイフ、中央スキージは、一対のガイド隔壁112上で当該一対のガイド隔壁112に沿って移動される。
電気応答性材料としては、電荷粒子材料や液晶材料がある。電荷粒子材料には、白や黒、カラーなどの色づけされた粒子が電場に応答して移動するいわゆる電気泳動材料、または、電場により移動するナノ粒子材料、等がある。一方、液晶材料には、PDLC(Polymer Dispersed Liquid Crystal)で知られる透過と散乱を電気的に制御する材料、液晶に色素を混合した材料、コレステリック液晶材料、等がある。これら電気応答して光学特性を変化させる材料は、種類を問わずセルに隔離する必要があり、本発明の適用範囲である。
その後、隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212上の接着層22、122、222と、一方の基板11に対して対向する他方の基板16とが接着される(他方基板固定工程:図2の工程(5))。これにより、インキ13が各セル内に封止される。なお、本実施の形態の他方基板固定工程では、各隔壁12、112、212上に接着層22、122、222を設けて他方の基板16を接着しているが、接着層を設けずに両基板を貼り合せてもよい。
本実施の形態の他方基板固定工程では、接着層22、122、222として塗工されたヒートシール剤を加熱して接着力を得るようになっている。具体的には、図7に示すように、対向する一対の押圧ローラとしてのラミネータ91によって所定の熱圧着圧力(ラミネート圧力)を付与しながら、ヒートシール剤を周辺からその軟化温度を超える温度にまで加熱して軟化させることによって、インキ13が充填されている隔壁12と他方の基板16とを接着する。
その後、外周シール61を硬化する外周シール硬化工程が行われる。具体的には、外周シール61が配置された領域に対して紫外線が照射され、外周シール61が硬化される。
その後、図2に示すように、ギロチン、上刃スライド装置、レーザカット装置、レーザーカッター等の断裁装置51によって所定のサイズに断裁され、所望の反射型表示装置の製造が完了する(断裁工程:図2の工程(6))。
以上のような本実施の形態によれば、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32を一対のガイド隔壁112上で当該一対のガイド隔壁112に沿って移動させることで各セル内にインキ13が充填されるため、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の移動の軌道が安定するため、当該アプリケータ32の脈動や蛇行が効果的に防止される。従って、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の脈動や蛇行に起因するインキ13の充填不具合の発生を回避することができる。
また、本実施の形態によれば、表示媒体貯留隔壁212の貯留空間内にインキ13を配置した後で、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32を表示媒体貯留隔壁212を経て隔壁12の方へと移動させることで各セル内にインキ13が充填されるため、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32が適用される前のインキ13が不所望な箇所に流出することが回避される。インキ13の不所望な流出が回避されるため、必要な量のインキ13だけを供給すれば足りる。すなわち、適量のインキ13のみを表示媒体貯留隔壁212の貯留空間内に配置すれば足りる。そして、余剰のインキ13が供給されないことにより表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の移動の軌道が安定するため、当該アプリケータ32の脈動や蛇行も効果的に防止される。従って、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の脈動や蛇行に起因するインキ13の充填不具合の発生を回避することができる。
また、本実施の形態では、隔壁12、ガイド隔壁112及び表示媒体貯留隔壁212が同一工程で同一材料から形成され得るので、工程時間や製造コストの点で優れる。同様に、接着層22、接着層122及び接着層222も同一工程で同一材料から形成され得るので、工程時間や製造コストの点で優れる。
表示媒体貯留隔壁212が形成する貯留空間の立体形状や、表示媒体貯留隔壁212の開口部の平面形状は、少なくとも本件出願の時点では限定されない。ただ、表示媒体貯留隔壁212は、表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の移動方向に対して垂直な方向である表示領域の幅方向に見て、当該表示領域の幅以内の幅に設けられることが重要である。表示媒体貯留隔壁212が形成する貯留空間の立体形状としては、略直方体形状の他、側壁部が傾斜している形状、例えば金の延べ棒を逆さにしたような形状、等も採用され得る。
以上の実施の形態は、マザー基板から複数の反射型表示装置を製造する場合にも適用可能である。
なお、以上の実施の形態は、原理的に、電気泳動体が荷電粉体で表示媒体が気体である場合にも適用可能である。
また、表示媒体としては、電気的に光学特性を変化させるものに限らず磁気や熱による外場に応答するものであってもよく、すなわち、本発明は原理的に表示媒体の種類によらず適用できる。
また、図8に示すように、表示媒体貯留隔壁212が隔壁を間に挟むような対向する2領域に設けられてもよい。この場合、図8の左右いずれの側からでも、インキ13の供給ないし塗布を開始することができる。
次に、実際に行われた実施例について説明する。
<反射型表示装置の実施例>
<実施例1>
一方の基板11として、300mm×500mm×厚さ0.125mmのPETフィルム(東洋紡製コスモシャイン)の一方の面に透光性電極である透明電極として酸化インジウムスズ(ITO)蒸着膜(厚さ0.2μm)が設けられた基板が用意された。透明電極は、スパッタリング、真空蒸着法、CVD法などの一般的な成膜方法によって形成され、酸化インジウムスズ(ITO)の他に、酸化亜鉛(ZnO)、酸化スズ(SnO)等によっても形成され得る。
次に、当該一方の基板11に、ネガ型感光性樹脂材料(デュポンMRCドライフィルムレジスト(株)製のドライフィルムレジスト)を30μmの厚さにラミネートして100℃、1分間の条件で加熱し、次いで露光マスクを使用して露光(露光量500mJ/cm)し、その後、1%KOH水溶液を用いた現像を30秒行い、200℃、60分間の条件で焼成することで、他方の基板16側の端部の幅が20μmでセルピッチが300μmであるハニカム状パターンの隔壁12が形成され、互いに1mmの間隔を空け他方の基板16側の端部の幅が1mmである5本の隔壁要素で一対のガイド隔壁112の各々が形成され、他方の基板16側の端部の幅が500μm〜1mmである隔壁要素で250mm×50mmの底面積を有する略直方体形状の貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁212が形成された。
次に、ヒートシール剤(東洋紡製バイロンUR1350、軟化点46℃)をPETフィルム21上に厚さ10μmで形成し、ヒートシール層付きPETフィルム(転写シート)とし、当該フィルム21のヒートシール剤を隔壁12、ガイド隔壁112、表示媒体貯留隔壁212の他方の基板16側の端部に熱圧着(130℃、1kPa)した後に、当該フィルム21を各隔壁から離すことで、各隔壁の他方の基板16側の端部全面にヒートシール層を接着剤22として形成した(図5参照)。
続いて、一方の基板11の表示領域60の外周を囲むように、ディスペンサを用いて紫外線硬化樹脂(イーエッチシー製:LCB−610)が切れ目なく塗工されて、外周シール61が線幅0.5mm、高さ30μmで14.4インチの表示領域60を実現するように形成された。
続いて、表示媒体として、以下の成分を有するインキ13が用いられ、ディスペンサ31から表示媒体貯留隔壁212の貯留空間内に滴下されて、アプリケータ32(ニューロング製のスキージ:ウレタン樹脂製)にてスキージ処理されて、各セル内に充填された。
<インキ成分>
・電気泳動粒子(二酸化チタン、カーボンブラック含有アクリル樹脂)・・・60重量部
・分散液 ・・・40重量部
次いで、他方の基板16として、300mm×500mm×厚さ0.100mmのPENフィルム(帝人デュポン製)に、Cu電極等の各種電極がパターン状に形成されたものが用いられた。各種電極のパターン形成は、一般的なエッチング法によって形成された。
そして、一方の基板11を支持板に固定して加熱し、他方の基板16をラミネータ91で押圧しながら貼合した。具体的には、まず、一方の基板11と他方の基板16とが、表示領域60が封止されるように、それぞれ所定の位置にメンディングテープが固定され、LED紫外線光源がラミネータ91から100mmの位置で下部側から照射するように設置された。そして、大気中にて、他方の基板16をラミネータ91で一方の基板11に向けて押圧し、インク13を溢れ出させながら一方の基板11と他方の基板16とを接着し、両基板の先端部がラミネータ91から出てきた直後から、LED紫外線光源によって紫外線を露光(露光量300mJ/cm)して、外周シール剤を硬化させた。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、良好であった。また、塗布される前のインキ13が不所望な箇所に流出することが無いため、表示パネルがインキ13で汚染されることも無かった。
<実施例2>
前記実施例1に対して、隔壁形成工程において、他方の基板16側の端部の幅が500μm〜1mmである隔壁要素で250mm×10mmの底面積を有する5個の略直方体形状の貯留空間を隣接して区画する表示媒体貯留隔壁212が形成された。すなわち、図4に破線で示すように、実施例1の貯留空間内に4列の間仕切りが設けられた。そして、インキ滴下工程では、各貯留空間内に5mLのインキ13が滴下された。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、より定量的なインキの滴下ができたため、更に良好であった。また、塗布される前のインキ13が不所望な箇所に流出することが無いため、表示パネルがインキ13で汚染されることも無かった。より定量的なインキの滴下ができた理由は、多量のインクを滴下する際に間仕切りが複数用意されていると、液体の表面張力でインクが留まり易くなるためである。間仕切りが無い場合は、表面張力の効果が低く、多量のインクを滴下する際、滴下操作時に貯留空間外に漏れてしまう不具合が懸念される。
なお、高い表面張力を得る目的で、図4に破線で示す間仕切りとは垂直な方向に間仕切りを設けて、表示媒体貯留隔壁212による貯留空間を表示領域の幅方向に分割するような態様も採用され得る。
<実施例3>
前記実施例1に対して、隔壁形成工程において、表示媒体貯留隔壁212は形成されなかった。そして、インキ滴下工程では、隔壁12に隣接する領域にインキ13が滴下された。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、一対のガイド隔壁112によってアプリケータ32の脈動ないし蛇行が防止されたため、インキ13の充填不具合がなく、良好であった。
<実施例4>
前記実施例1に対して、隔壁形成工程において、ガイド隔壁112は形成されなかった。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、インキ13の不所望な流出が回避され、適量のインキ13のみが表示媒体貯留隔壁212の貯留空間内に配置されて、すなわち、余剰のインキ13が供給されないことにより表示媒体用の塗布器具としてのアプリケータ32の移動の軌道が安定して当該アプリケータ32の脈動ないし蛇行が防止されたため、インキ13の充填不具合がなく、良好であった。また、塗布される前のインキ13が不所望な箇所に流出することが無いため、表示パネルがインキ13で汚染されることも無かった。
<比較例1>
前記実施例1に対して、隔壁形成工程において、ガイド隔壁112及び表示媒体貯留隔壁212は形成されなかった。そして、インキ滴下工程では、隔壁12に隣接する領域にインキ13が滴下された。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、アプリケータ32の脈動ないし蛇行に起因するインキ13の充填不具合のため、良好でなかった。
<比較例2>
前記実施例1に対して、隔壁形成工程において、ガイド隔壁112及び表示媒体貯留隔壁212が形成されず、一方の基板11の全面に隔壁12が形成された。そして、インキ滴下工程では、隔壁12上にインキ13が滴下された。その他は同じ工程で、表示パネルを作製した。
以上のようにして得られた表示パネルについて、表示品質を評価したが、アプリケータ32の脈動ないし蛇行に起因するインキ13の充填不具合のため、良好でなかった。
11 一方の基板
12 隔壁
13 インキ(表示媒体)
16 他方の基板
22 ヒートシール剤
31 ディスペンサ
32 中央スキージ
41 ディスペンサ
51 断裁装置
60 表示領域
61 外周シール
91 ラミネータ

Claims (11)

  1. 少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む流体状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、
    一方の基板の表示領域に隔壁を配置する隔壁配置工程と、
    一方の基板の前記表示領域の外側上であって、前記隔壁を間に挟むような対向する2領域に一対のガイド隔壁を配置するガイド隔壁配置工程と、
    一方の基板の表示領域上に、流体状の表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、
    前記一方の基板に前記他方の基板を固定する他方基板固定工程と、
    を備え、
    前記表示媒体配置工程では、表示媒体用の塗布器具を前記一対のガイド隔壁上で当該一対のガイド隔壁に沿って移動させることで、前記隔壁によって区画された各セル内に前記表示媒体が充填される
    ことを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  2. 前記ガイド隔壁配置工程では、前記一対のガイド隔壁が互いに平行に配置され、
    前記表示媒体配置工程での前記表示媒体用の塗布器具の相対的な移動方向が、前記一対のガイド隔壁に平行である
    ことを特徴とする請求項1に記載の反射型表示装置の製造方法。
  3. 前記ガイド隔壁配置工程では、前記一対のガイド隔壁の平均高さが、前記隔壁の平均高さに対して±5.0μmの範囲で配置される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の反射型表示装置の製造方法。
  4. 前記ガイド隔壁配置工程では、前記隔壁の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、前記ガイド隔壁が配置される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
  5. 少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む流体状の表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置、を製造する方法であって、
    一方の基板の表示領域に隔壁を配置する隔壁配置工程と、
    一方の基板の前記表示領域の外側上に、当該表示領域の幅以内の幅で、表示媒体を貯留する貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁を配置する表示媒体貯留隔壁配置工程と、
    一方の基板の表示領域上に、流体状の表示媒体を配置する表示媒体配置工程と、
    前記一方の基板に前記他方の基板を固定する他方基板固定工程と、
    を備え、
    前記表示媒体配置工程では、前記表示媒体貯留隔壁の前記貯留空間内に流体状の表示媒体を配置した後、表示媒体用の塗布器具を前記表示媒体貯留隔壁を経て前記隔壁の方へ前記表示領域の幅方向に対して垂直に移動させることで、前記隔壁によって区画された各セル内に前記表示媒体が充填される
    ことを特徴とする反射型表示装置の製造方法。
  6. 前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、略直方体形状の貯留空間が区画されるように、前記表示媒体貯留隔壁が配置される
    ことを特徴とする請求項5に記載の反射型表示装置の製造方法。
  7. 前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、複数の略直方体形状の貯留空間が並列に区画されるように、前記表示媒体貯留隔壁が配置される
    ことを特徴とする請求項5に記載の反射型表示装置の製造方法。
  8. 前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、前記表示媒体貯留隔壁の平均高さが、前記隔壁の平均高さに対して±5.0μmの範囲で配置される
    ことを特徴とする請求項5乃至7に記載の反射型表示装置の製造方法。
  9. 前記表示媒体貯留隔壁配置工程では、前記隔壁の材料に対して主要な成分が同じ材料によって、前記表示媒体貯留隔壁が配置される
    ことを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに記載の反射型表示装置の製造方法。
  10. 少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置であって、
    一方の基板と他方の基板との間に、複数のセルを区画する隔壁と、表示媒体と、前記隔壁を間に挟むような対向する一対のガイド隔壁と、が設けられている
    ことを特徴とする反射型表示装置。
  11. 少なくとも一方が透光性を有する対向する2枚の基板間に少なくとも1種以上の電気応答性材料を含む表示媒体が封入されていて、前記2枚の基板間に所定の電界が与えられる際に情報を表示する、反射型表示装置であって、
    一方の基板と他方の基板との間に、複数のセルを区画する隔壁と、表示媒体と、前記隔壁の外側の、表示媒体を貯留する貯留空間を区画する表示媒体貯留隔壁と、が設けられており、
    前記表示媒体貯留隔壁は、表示領域の幅以内の幅で、設けられている
    ことを特徴とする反射型表示装置。
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