JP2015195573A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】プロジェクターと信号源とを接続する場合のケーブルの数を減らす方法を提供する。
【解決手段】プロジェクター10は、画像信号の信号源であるPC20と一のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル50を介して接続されるインターフェース101と、PC20からHDMIケーブル50及びインターフェース101を介して画像信号を入力する画像信号入力手段102と、入力した画像信号に基づいて、投写面であるスクリーン40に画像を投写する投写手段103と、スクリーン40上における指示体30の位置を検出する検出手段105と、検出手段105が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段106と、生成手段106が生成した位置情報を、インターフェース101を介してHDMIケーブル50へ出力する位置情報出力手段107とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】プロジェクター10は、画像信号の信号源であるPC20と一のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブル50を介して接続されるインターフェース101と、PC20からHDMIケーブル50及びインターフェース101を介して画像信号を入力する画像信号入力手段102と、入力した画像信号に基づいて、投写面であるスクリーン40に画像を投写する投写手段103と、スクリーン40上における指示体30の位置を検出する検出手段105と、検出手段105が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段106と、生成手段106が生成した位置情報を、インターフェース101を介してHDMIケーブル50へ出力する位置情報出力手段107とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、プロジェクターと信号源との接続に関する。
投写画像に重ねてユーザーの手書きの画像を描画する機能や、当該投写画像に含まれるメニューをユーザーが操作可能にする機能を有するプロジェクターは、画像信号を当該プロジェクターに供給するPC(Personal Computer)等の情報処理装置に対し、ユーザーが指示した投写面上の位置の情報を送信する。プロジェクターと情報処理装置とを有線で接続する場合、画像信号を伝送するケーブルと、位置の情報を伝送するケーブルとの少なくとも2本のケーブルが必要である。例えば特許文献1は、プロジェクターとPCとを、アナログ映像信号を伝送するRGBケーブル、及び、ユーザーが指し示したスクリーン上の位置を示す座標データを伝送するUSB(Universal Serial Bus)ケーブルで接続することを開示している。
なお、特許文献2は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブルのHEC(HDMI Ethernet Channel)を利用して、立体画像表示における視差情報を伝送することを開示している。特許文献3は、HDMIケーブルのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネル及びHECを利用して、2画面表示を行うための画像データを送信することを開示している。
なお、特許文献2は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブルのHEC(HDMI Ethernet Channel)を利用して、立体画像表示における視差情報を伝送することを開示している。特許文献3は、HDMIケーブルのTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)チャネル及びHECを利用して、2画面表示を行うための画像データを送信することを開示している。
特許文献1に記載された技術では、プロジェクターとPCを有線接続する場合に2本のケーブルが必須となるので、ユーザーにとっては、ケーブルの接続の手間が強いられたり、接続後においてケーブルが邪魔になったりすることがあった。特許文献2及び特許文献3は、プロジェクターと情報処理装置との位置の情報の受け渡しについて開示していない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、プロジェクターと信号源とを接続する場合のケーブルの数を減らすことである。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的の一つは、プロジェクターと信号源とを接続する場合のケーブルの数を減らすことである。
上記目的を達成するために、本発明に係るプロジェクターは、画像信号の信号源と一のケーブルを介して接続されるインターフェースと、前記信号源から前記一のケーブル及び前記インターフェースを介して画像信号を入力する画像信号入力手段と、前記入力した画像信号に基づいて、投写面に画像を投写する投写手段と、前記投写面上における指示体の位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段と、前記生成手段が生成した位置情報を、前記インターフェースを介して前記一のケーブルへ出力する位置情報出力手段とを備える。
この発明によれば、プロジェクターと信号源とを有線接続する場合のケーブルの数を減らすことができる。
この発明によれば、プロジェクターと信号源とを有線接続する場合のケーブルの数を減らすことができる。
本発明において、前記位置情報出力手段は、前記位置情報を含むパケットを生成して、前記インターフェースを介して前記一のケーブルへ出力してもよい。
この発明によれば、パケット通信により位置情報を送信することができる。
この発明によれば、パケット通信により位置情報を送信することができる。
本発明において、前記位置情報出力手段が出力するパケットを伝送する前記一のケーブルの信号線は、前記画像信号を伝送しなくてもよい。
この発明によれば、パケット通信により、画像信号を伝送する信号線とは別の信号線を用いて位置情報を送信することができる。
この発明によれば、パケット通信により、画像信号を伝送する信号線とは別の信号線を用いて位置情報を送信することができる。
本発明において、前記一のケーブルは、HDMIケーブルとしてもよい。
この発明によれば、映像信号及び位置情報を、HECの機能を備えた単一のHDMIケーブルを介して送信することができる。
この発明によれば、映像信号及び位置情報を、HECの機能を備えた単一のHDMIケーブルを介して送信することができる。
本発明に係る別の態様のプロジェクターは、画像信号の信号源の筐体に設けられた第1のコネクターを接続するための第2のコネクターを有するインターフェースと、前記信号源から前記第1のコネクター及び前記第2のコネクターを介して画像信号を入力する画像信号入力手段と、前記入力した画像信号に基づいて、投写面に画像を投写する投写手段と、前記投写面上における指示体の位置を検出する検出手段と、前記検出手段が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段と、前記生成手段が生成した位置情報を、前記第2のコネクターを介して出力する位置情報出力手段とを備える。
この発明によれば、プロジェクターと信号源とを接続する場合のケーブルの数を減らすことができる。
この発明によれば、プロジェクターと信号源とを接続する場合のケーブルの数を減らすことができる。
本発明において、前記位置情報出力手段は、前記位置情報を含むパケットを生成して、前記第2のコネクターを介して出力してもよい。
この発明によれば、パケット通信により位置情報を送信することができる。
この発明によれば、パケット通信により位置情報を送信することができる。
本発明において、前記位置情報出力手段が出力するパケットを伝送する前記第2のコネクターの信号線は、前記画像信号を伝送しなくてもよい。
この発明によれば、パケット通信により、画像信号を伝送する信号線とは別の信号線を用いて位置情報を送信することができる。
この発明によれば、パケット通信により、画像信号を伝送する信号線とは別の信号線を用いて位置情報を送信することができる。
本発明において、前記第2のコネクターは、HDMIの規格に準拠してもよい。
この発明によれば、映像信号及び位置情報を、HECの機能を備えた単一のHDMIコネクターを介して送信することができる。
この発明によれば、映像信号及び位置情報を、HECの機能を備えた単一のHDMIコネクターを介して送信することができる。
本発明において、ネットワークを介して前記信号源と接続する第2のインターフェースと、前記位置情報を含むパケットを前記インターフェース又は前記第2のインターフェースのどちらを介して出力するかを選択するセレクターとを備えてもよい。
この発明によれば、位置情報を含むパケットを出力するためのインターフェースを選択することができる。
この発明によれば、位置情報を含むパケットを出力するためのインターフェースを選択することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る投写システム1の全体構成を示す図である。投写システム1は、プロジェクター10と、PC20と、指示体30とを備える。
プロジェクター10は、ここでは液晶プロジェクターであり、PC20から供給された画像信号に基づいて、スクリーン40上に画像を投写する投写型表示装置である。プロジェクター10は、例えばR(Red)、G(Green)、B(Blue)の三原色の各色成分に対応した入力画像を表す画像信号に基づいて、カラー画像を投写する。スクリーン40は、ここでは反射型のスクリーンであり、プロジェクター10により画像が投写される投写面である。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る投写システム1の全体構成を示す図である。投写システム1は、プロジェクター10と、PC20と、指示体30とを備える。
プロジェクター10は、ここでは液晶プロジェクターであり、PC20から供給された画像信号に基づいて、スクリーン40上に画像を投写する投写型表示装置である。プロジェクター10は、例えばR(Red)、G(Green)、B(Blue)の三原色の各色成分に対応した入力画像を表す画像信号に基づいて、カラー画像を投写する。スクリーン40は、ここでは反射型のスクリーンであり、プロジェクター10により画像が投写される投写面である。
PC20は、プロジェクター10に供給される画像信号の信号源(映像ソース)となる情報処理装置である。PC20は、単一(即ち1本)のHDMIケーブル50を用いて、プロジェクター10と有線で接続される。HDMIケーブル50は、ここではHECの機能を備えたHDMIケーブルである。HDMIケーブル50は、イーサネット(登録商標)のプロトコルを伝送可能にするHDMIケーブルである。
指示体30は、ここではペン型のデバイス(操作デバイス)であり、スクリーン40上(例えば投写画像上)の位置を指示するためにユーザーUに使用される。指示体30は、例えば、投写画像に重ねて文字や図形を手書きする操作を行うために、ユーザーUにより使用される。また、指示体30は、例えば、投写画像に含まれる操作可能なオブジェクト(例えば各種メニューやアイコン)を選択する操作を行うために、ユーザーUにより使用される。指示体30は、ペン型に限らず、棒形状等の他形状の操作デバイスであってもよい。
投写システム1において、プロジェクター10とPC20との間で行われるデータの入出力は、HDMIケーブル50を介して行われる。
なお、プロジェクター10及びPC20は、相互に無線接続して無線通信を行う機能を有してよいが、本実施形態では、無線通信を介したデータの入出力については考えないものとする。
なお、プロジェクター10及びPC20は、相互に無線接続して無線通信を行う機能を有してよいが、本実施形態では、無線通信を介したデータの入出力については考えないものとする。
図2は、投写システム1の機能構成を示すブロック図である。
PC20は、画像信号供給手段201と、表示手段202と、インターフェース203と、変換手段204と、実行手段205とを備える。プロジェクター10は、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107とを備える。
PC20は、画像信号供給手段201と、表示手段202と、インターフェース203と、変換手段204と、実行手段205とを備える。プロジェクター10は、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107とを備える。
PC20において、画像信号供給手段201は、画像(映像)を表す画像信号を供給する手段である。画像信号供給手段201は、例えばR、G、Bの三原色の各色成分に対応した画像信号を、表示手段202及びインターフェース203の各々へ供給する。画像信号供給手段201は、例えば、ハードディスク装置等のPC20の内部記録媒体、又は、DVD(Digital Versatile Disk)等のデータ記録メディアで例示される外部記録媒体から読み出したデータに基づいて画像信号を再生し、再生した画像信号を供給する。画像信号は、例えば、プレゼンテーション用の資料で例示される文書ファイルの画像や、動画像又は静止画像で例示される画像を表す画像信号であるが、画像信号が表す画像の内容については特に問わない。また、画像信号供給手段201は、実行手段205により手書きの画像の描画処理が行われた後の画像信号を、インターフェース203へ供給する。
表示手段202は、画像信号供給手段201又は実行手段205から供給された画像信号に基づいて、画像を表示する手段である。表示手段202が表示した画像は、PC20を操作するユーザー(ユーザーU又はその他のユーザー)によって観察される。
インターフェース203は、プロジェクター10にHDMIケーブル50を介して接続されるインターフェースである。インターフェース203は、HDMI規格に準拠したデジタルインターフェースとしての機能を実現し、画像信号供給手段201から供給された画像信号を、HDMIケーブル50へ出力する。HDMIケーブル50は、インターフェース203から供給された画像信号を、プロジェクター10へ伝送する。
プロジェクター10において、インターフェース101は、PC20にHDMIケーブル50を介して接続されるインターフェースである。インターフェース101は、HDMI規格に準拠したデジタルインターフェースとしての機能を実現する。
画像信号入力手段102は、PC20からHDMIケーブル50及びインターフェース101を介して画像信号を入力する手段である。画像信号入力手段102は、PC20からHDMIケーブル50を介して入力された入力画像を表す画像信号を、投写手段103へ供給する。
画像信号入力手段102は、PC20からHDMIケーブル50及びインターフェース101を介して画像信号を入力する手段である。画像信号入力手段102は、PC20からHDMIケーブル50を介して入力された入力画像を表す画像信号を、投写手段103へ供給する。
投写手段103は、画像信号入力手段102に入力された画像信号に基づいて、スクリーン40に画像を投写する手段である。
撮像手段104は、スクリーン40を撮像して、投写画像を含む撮像画像を表す画像データ(即ち撮像データ)を生成する。指示体30がスクリーン40上における位置を指示している場合、撮像手段104は、投写画像及び指示体30を含む撮像画像を表す撮像データを生成する。撮像手段104は、生成した撮像データを検出手段105へ供給する。
撮像手段104は、スクリーン40を撮像して、投写画像を含む撮像画像を表す画像データ(即ち撮像データ)を生成する。指示体30がスクリーン40上における位置を指示している場合、撮像手段104は、投写画像及び指示体30を含む撮像画像を表す撮像データを生成する。撮像手段104は、生成した撮像データを検出手段105へ供給する。
検出手段105は、スクリーン40上における指示体30の位置を検出する手段である。検出手段105は、撮像手段104から供給された撮像データを解析して、指示体30の位置、より詳細には、図1の点Pに相当する指示体30の先端の位置を検出する。そして、検出手段105は、スクリーン40上(例えば実投写領域)における指示体30の位置の座標を求める。
生成手段106は、検出手段105が検出した指示体30の位置を表す座標情報を生成する手段である。生成手段106は、検出手段105が求めた座標の座標系を、座標変換パラメーターに基づいて、プロジェクター10の入力画像の座標系に変換する。座標変換パラメーターは、入力画像における座標と、スクリーン40上の領域における座標との対応関係を表すパラメーターである。生成手段106は、指示体30の位置を表す位置情報として、座標系の変換後の座標情報(即ち座標形式の位置情報)を位置情報出力手段107へ供給する。
位置情報出力手段107は、生成手段106が生成した位置情報を、インターフェース101を介してHDMIケーブル50へ出力する手段である。位置情報出力手段107は、供給された位置情報を含むパケットを生成して、HDMIケーブル50へ出力する。インターフェース101は、イーサネットの規格に基づいてデータの入出力を行う機能を有する。このため、インターフェース101は、パケット転送プロトコルをイーサネットプロトコルとして、イーサネットパケットを出力する。HDMIケーブル50は、インターフェース101から供給された位置情報を含むイーサネットパケットを、PC20へ伝送する。
HDMIケーブル50は、イーサネットパケットを、イーサネットチャネルに対応した、画像信号とは別の信号線により伝送することができる。即ち、イーサネットパケットが伝送する信号線は、PC20からプロジェクター10へ供給される画像信号を含めて、画像を表す画像信号を伝送しなくてもよい。
PC20において、変換手段204は、プロジェクター10から、HDMIケーブル50を介してインターフェース203に入力されたイーサネットパケット(位置情報)を取り出して、操作情報に変換する手段である。変換手段204は、ここではUSB規格で定められたHID(Human Interface Device)デバイスクラスを割り当てた操作情報に変換する。この操作情報は、HIDが解釈可能な形式で記述されたコマンドである。変換手段204は、変換した操作情報を、実行手段205へ供給する。
実行手段205は、変換手段204から供給された操作情報に基づいて、所定の処理を実行する手段である。実行手段205は、例えば、画像信号供給手段201が供給する画像信号が示す画像上の操作情報で特定される位置に、ユーザーUが手書きした文字や図形を描画する描画処理を行う。実行手段205は、描画処理後の画像信号を、画像信号供給手段201及び表示手段202の各々へ供給する。また、実行手段205は、投写画像上の操作可能なオブジェクトを選択する操作がユーザーUに行われたときの処理を実行する。
なお、実行手段205は、操作情報に基づく他の処理を実行してもよい。
なお、実行手段205は、操作情報に基づく他の処理を実行してもよい。
図3は、投写システム1のハードウェア構成を示すブロック図である。
プロジェクター10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、操作部14と、画像処理部15と、投写部16と、カメラ部17と、インターフェース18とを備える。
CPU11は、ROM12等の記憶手段に記憶されたプログラムを、RAM13に読み出して実行することにより、プロジェクター10の各部を制御するマイクロコンピューターである。CPU11が制御プログラムを実行することにより、図2で説明したプロジェクター10の機能が実現する。操作部14は、プロジェクター10の電源のオン/オフや各種操作を行うための操作子(例えば物理キー)を備えた操作手段である。
プロジェクター10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、操作部14と、画像処理部15と、投写部16と、カメラ部17と、インターフェース18とを備える。
CPU11は、ROM12等の記憶手段に記憶されたプログラムを、RAM13に読み出して実行することにより、プロジェクター10の各部を制御するマイクロコンピューターである。CPU11が制御プログラムを実行することにより、図2で説明したプロジェクター10の機能が実現する。操作部14は、プロジェクター10の電源のオン/オフや各種操作を行うための操作子(例えば物理キー)を備えた操作手段である。
画像処理部15は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の画像処理回路を備え、プロジェクター10が行う画像処理を司る。画像処理部15は、CPU11の制御に従って、例えばPC20からインターフェース18に入力された画像信号に対して、リサイズ処理や台形補正等の所定の画像処理を行う。
投写部16は、画像処理部15による画像処理後の画像信号に基づいて、スクリーン40に画像を投写する。投写部16は、光源161と、液晶パネル162と、光学系163と、光源制御部164と、パネル駆動部165と、光学系駆動部166とを有する。光源161は、例えばLED(Light Emitting Diode)や半導体ダイオード等を含む固体光源で、液晶パネル162に光を射出する。液晶パネル162は、例えば透過型の液晶パネルで、光源161から入射した光を変調する光変調器である。液晶パネル162は、RGBの三原色の各色に対応して設けられる。光学系163は、例えばレンズやレンズ調整用の駆動回路を備え、液晶パネル162により変調された光(画像光)を拡大して、スクリーン40上に投写する。光源制御部164は、CPU11の制御に従って光源161を駆動する。パネル駆動部165は、CPU11から供給された画像信号に基づいて液晶パネル162を駆動する。光学系駆動部166は、CPU11の制御に従って光学系163の駆動回路を駆動する。
カメラ部17は、イメージセンサー(例えばCMOSセンサー又はCCDセンサー)を有し、スクリーン40を撮像する。カメラ部17は、CPU11の制御に従って、例えば投写部16が投写画像を投写可能な最大範囲を含む画角で、スクリーン40を撮像する。
インターフェース18は、HDMI規格に準拠したHDMIコネクターを備え、当該HDMIコネクターに、HDMIケーブル50が接続される。インターフェース18は、更に、HDMIインターフェース(以下「HDMII/F」という。)181と、イーサネットインターフェース(以下「イーサネットI/F」という。)182とを備える。HDMII/F181は、HDMIケーブル50の映像信号を伝送するチャネルに対応した信号線と電気的に接続される物理的インターフェースである。HDMII/F181は、PC20からの画像信号や各種制御信号等の信号が入力されると、入力された信号をCPU11へ出力する。イーサネットI/F182は、HDMIケーブル50のイーサネットチャネルに対応した信号線と電気的に接続される物理的インターフェースである。CPU11は、イーサネットI/F182を介して位置情報を出力する。イーサネットI/F182は、位置情報が入力されると、当該位置情報を含むイーサネットパケットを生成して、HDMIケーブル50へ出力する。
PC20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、操作部24と、画像処理部25と、表示部26と、記憶部27と、インターフェース28とを備える。
CPU21は、ROM22等の記憶手段に記憶されたプログラムを、RAM23に読み出して実行することにより、PC20の各部を制御するマイクロコンピューターである。CPU21が制御プログラムを実行することにより、図2で説明したPC20の機能が実現する。操作部24は、キーボードやテンキー等の複数の操作子(例えば物理キー)を備えた操作手段である。
CPU21は、ROM22等の記憶手段に記憶されたプログラムを、RAM23に読み出して実行することにより、PC20の各部を制御するマイクロコンピューターである。CPU21が制御プログラムを実行することにより、図2で説明したPC20の機能が実現する。操作部24は、キーボードやテンキー等の複数の操作子(例えば物理キー)を備えた操作手段である。
画像処理部25は、例えばASIC等の画像処理回路を備え、CPU21の制御に従って各種の画像処理を行う。表示部26は、例えば液晶ディスプレイであり、CPU21の制御に従って各種の画像(画面)を表示する。記憶部27は、例えばハードディスク等の記憶媒体を備え、各種のデータを記憶する。記憶部27は、内部記憶手段、外部記憶手段又はこれらの組み合わせのいずれであってもよい。
インターフェース28は、HDMI規格に準拠したHDMIコネクターを備え、当該HDMIコネクターに、HDMIケーブル50が接続される。インターフェース28は、更に、HDMII/F281と、イーサネットI/F282とを備える。HDMII/F281は、HDMIケーブル50の映像信号を伝送するチャネルに対応した信号線と電気的に接続される物理的インターフェースである。CPU21は、HDMII/F281を介して、画像信号や各種制御信号等を出力する。イーサネットI/F282は、HDMIケーブル50のイーサネットチャネルに対応した信号線と電気的に接続される物理的インターフェースである。イーサネットI/F282は、位置情報を含むイーサネットパケットが入力されると、そのイーサネットパケットに含まれる位置情報等の情報をCPU11へ供給する。CPU11は、供給された位置情報に基づいて操作情報を生成し、生成した操作情報に基づいて、表示部26への描画処理を含む所定の処理を実行する。
PC20において、画像信号供給手段201は、CPU21及び記憶部27により実現される。表示手段202は、CPU11及び表示部26により実現される。インターフェース203は、インターフェース28により実現される。変換手段204は、CPU11及びインターフェース28により実現される。実行手段205は、CPU11及び実行される処理に関連する各部(例えば、画像処理部25及び表示部26)により実現される。変換手段204及び実行手段205の各々は、例えば、専用のデバイスドライバーを実行することにより実現される。
プロジェクター10において、インターフェース101は、インターフェース18により実現される。画像信号入力手段102は、CPU11により実現される。投写手段103は、CPU11、画像処理部15及び投写部16により実現される。撮像手段104は、CPU11及びカメラ部17により実現される。検出手段105は、CPU11及び画像処理部15により実現される。生成手段106及び位置情報出力手段107の各々は、CPU11により実現される。
従来構成では、図8に示すようにプロジェクター100とPC200とが有線接続される。具体的には、プロジェクター100とPC200とのHDMII/F同士が、HDMIケーブル500Aで接続され、USBインターフェース(USBI/F)同士が、USBケーブル500Bで接続される。これに対し、投写システム1では、プロジェクター10とPC20とが単一のHDMIケーブル50で接続されることで、画像信号及び位置情報の入出力が行われる。よって、ユーザーにとっては、プロジェクター10とPC20とをケーブルで接続するときの手間が軽減され、また、接続後においてケーブルを邪魔に感じにくくなる。更に、ユーザーは、プロジェクター100とPC200との接続に、HECの機能を備えた汎用のHDMIケーブルを使用可能であり、プロトコル変換等のデータの入出力に係る機能を備えたケーブルを使用しなくてよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態において、上述した第1実施形態と同じ符号を付した要素は、上述した第1実施形態と同じ機能を実現する。また、上述した第1実施形態で説明した要素に対応する要素については、符号の末尾に「A」を付して表す。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。本実施形態において、上述した第1実施形態と同じ符号を付した要素は、上述した第1実施形態と同じ機能を実現する。また、上述した第1実施形態で説明した要素に対応する要素については、符号の末尾に「A」を付して表す。
図4は、本実施形態に係る投写システム1Aの全体構成を示す図である。投写システム1Aは、プロジェクター10と、スティック型PC20Aと、指示体30とを備える。スティック型PC20Aは、スティック形状の小型のコンピューター装置で、プロジェクター10に供給される画像信号の信号源となる情報処理装置である。投写システム1Aでは、プロジェクター10とスティック型PC20Aとが、HDMIケーブルを用いずに直接に接続される。この接続のために、スティック型PC20Aの筐体Cには、オス形状のHDMIコネクター283(第1のコネクター)が設けられている。これに対し、プロジェクター100の筐体には、メス形状のHDMIコネクター183(第2のコネクター)が設けられている。HDMIコネクター183は、上述した第1実施形態のプロジェクター10が備えるHDMIコネクターと同じ構成でよい。ただし、図4では、プロジェクター10とスティック型PC20Aとの接続の様子を分かりやすくするため、図1とはHDMIコネクターの位置を変更して図示してある。プロジェクター100は、接続されたスティック型PC20Aから供給された画像信号に応じた画像を、スクリーン40に投写する。
スティック型PC20Aの電源は特に問わないが、例えば、HDMIコネクター283及びHDMIコネクター183の給電線(ピン)を介して、プロジェクター10からスティック型PC20Aに供給される。これに代えて又は組み合わせて、プロジェクター10とスティック型PC20Aとが、給電線を備えるケーブル(例えばUSBケーブル)を介して接続され、当該ケーブルを介した給電がなされてもよい。また、スティック型PC20Aは、電池(一次電池又は二次電池)を電源としてもよい。
図5は、投写システム1Aの機能構成を示すブロック図である。
プロジェクター10は、上述した第1実施形態と同様、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107とを備える。インターフェース101は、イーサネットの規格に基づいて、HDMIコネクター183を介してデータの入出力を行う。HDMIコネクター183を伝送するイーサネットパケットは、イーサネットチャネルに対応した、画像信号とは別の信号線(ピン)を伝送する。即ち、イーサネットパケットが伝送する信号線は、スティック型PC20Aからプロジェクター10へ供給される画像信号を含めて、画像を表す画像信号を伝送しない。位置情報出力手段107は、HDMIコネクター183を介して位置情報を含むパケットを出力する。
プロジェクター10は、上述した第1実施形態と同様、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107とを備える。インターフェース101は、イーサネットの規格に基づいて、HDMIコネクター183を介してデータの入出力を行う。HDMIコネクター183を伝送するイーサネットパケットは、イーサネットチャネルに対応した、画像信号とは別の信号線(ピン)を伝送する。即ち、イーサネットパケットが伝送する信号線は、スティック型PC20Aからプロジェクター10へ供給される画像信号を含めて、画像を表す画像信号を伝送しない。位置情報出力手段107は、HDMIコネクター183を介して位置情報を含むパケットを出力する。
スティック型PC20Aは、画像信号供給手段201と、インターフェース203Aと、変換手段204と、実行手段205とを備える。インターフェース203Aは、イーサネットの規格に基づいて、HDMIコネクター283を介してデータの入出力を行う。インターフェース203Aは、画像信号供給手段201から供給された画像信号を、HDMIコネクター283を介してプロジェクター10へ出力する。また、インターフェース203Aは、HDMIコネクター183を介して出力されたイーサネットパケットが入力される。
プロジェクター100のHDMII/F181は、本実施形態では、HDMIコネクター183の映像信号を伝送するチャネル(イーサネットチャネル)に対応した信号線と電気的に接続される。イーサネットI/F182は、HDMIコネクター183のイーサネットチャネルに対応した信号線と電気的に接続される。スティック型PC20AのHDMII/F281は、HDMIコネクター283の映像信号を伝送するチャネルに対応した信号線と電気的に接続される。イーサネットI/F282は、HDMIコネクター283のイーサネットチャネルに対応した信号線と電気的に接続される。
以上のように、プロジェクター100とスティック型PC20Aとの接続の形態は、上述したプロジェクター100とPC20と相違するが、これらの装置間のデータの授受については、上述した第1実施形態と同じ方法で行われればよい。
以上のように、プロジェクター100とスティック型PC20Aとの接続の形態は、上述したプロジェクター100とPC20と相違するが、これらの装置間のデータの授受については、上述した第1実施形態と同じ方法で行われればよい。
以上説明した投写システム1Aによれば、プロジェクター10とスティック型PC20AとがHDMIの規格に準拠したコネクターを介して直接に接続される。よって、ユーザーにとっては、プロジェクター10とスティック型PC20Aとを接続するときに、HECの機能を備えたHDMIケーブルを用意する必要がないので、その接続の手間が軽減され、また、接続のためのケーブルを邪魔に感じにくくなる。
本実施形態では、プロジェクター10にスティック型PC20Aが接続される場合を説明したが、HDMIケーブルを用いずにプロジェクター10に直接に接続される情報処理装置のサイズや形状は特に問わない。
本実施形態では、プロジェクター10にスティック型PC20Aが接続される場合を説明したが、HDMIケーブルを用いずにプロジェクター10に直接に接続される情報処理装置のサイズや形状は特に問わない。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態において、上述した第1実施形態と同じ符号を付した要素は、上述した第1実施形態と同じ機能を実現する。また、上述した第1実施形態で説明した要素に対応する要素については、符号の末尾に「B」を付して表す。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態において、上述した第1実施形態と同じ符号を付した要素は、上述した第1実施形態と同じ機能を実現する。また、上述した第1実施形態で説明した要素に対応する要素については、符号の末尾に「B」を付して表す。
図6は、投写システム1Bの機能構成を示すブロック図である。投写システム1Bは、プロジェクター10Bと、PC20Bと、指示体30とを備える。プロジェクター10Bは、上述した第1実施形態で説明したHDMIケーブル50を介してPC20Bと接続され、更に、ネットワークNWを介してPC20Bと接続される。このように、プロジェクター10BとPC20Bとは、2系統の通信経路を介して接続される。プロジェクター10Bは、HDMIケーブル50経由、又はネットワークNW経由のどちらか一方を選択して、PC20Bに指示体30の位置を表す位置情報を含むパケットを出力する。
なお、ネットワークNWは、ここでは、イーサネット(登録商標)の規格に従って通信を行うLAN(Local Area Network)である。ただし、ネットワークNWは、IEEE802.11(Wi−Fi:登録商標)の規格等の、別の規格のネットワークであってもよい。プロジェクター10B、及びPC20Bは、ここではネットワークNWと無線により接続されるが、有線により接続されてもよい。
なお、ネットワークNWは、ここでは、イーサネット(登録商標)の規格に従って通信を行うLAN(Local Area Network)である。ただし、ネットワークNWは、IEEE802.11(Wi−Fi:登録商標)の規格等の、別の規格のネットワークであってもよい。プロジェクター10B、及びPC20Bは、ここではネットワークNWと無線により接続されるが、有線により接続されてもよい。
図7は、投写システム1Bの機能構成を示すブロック図である。
プロジェクター10Bは、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107と、セレクター108と、ネットワークインターフェース109とを備える。
位置情報出力手段107は、生成手段106が生成した位置情報を、セレクター108に出力する。
プロジェクター10Bは、インターフェース101と、画像信号入力手段102と、投写手段103と、撮像手段104と、検出手段105と、生成手段106と、位置情報出力手段107と、セレクター108と、ネットワークインターフェース109とを備える。
位置情報出力手段107は、生成手段106が生成した位置情報を、セレクター108に出力する。
セレクター108は、位置情報出力手段107により出力された位置情報を含むパケットを、インターフェース101(第1のインターフェース)、又はネットワークインターフェース109(第2のインターフェース)のどちらを介して出力するかを選択する手段である。セレクター108は、選択した一方のインターフェースに位置情報を出力する。ここにおいて、セレクター108は、ユーザーの操作に応じた選択をしてもよいし、ユーザーの操作とは無関係の選択をしてもよい。後者の場合、セレクター108は、例えば、HDMIケーブル50が接続され、HDMIケーブル50経由でPC20Bへのパケットの出力が可能な場合は、インターフェース101を選択し、それ以外の場合は、ネットワークインターフェース109を選択する。又は、セレクター108は、ネットワークNW経由でPC20Bへのパケットの出力が可能な場合は、ネットワークインターフェース109を選択し、それ以外の場合は、インターフェース101を選択してもよい。セレクター108は、更に別の条件に基づいて、インターフェースを選択してもよい。このようなセレクター108の機能は、例えばCPU11により実現される。
インターフェース101は、セレクター108から供給された位置情報を含むパケットを、HDMIケーブル50へ出力する。
ネットワークインターフェース109は、ネットワークNWを介してPC20Bと接続するインターフェースである。ネットワークインターフェース109は、セレクター108から供給された位置情報を含むパケットを、ネットワークNWへ出力(送信)する。
なお、HDMIケーブル50経由の場合と、ネットワークNW経由の場合とで、伝送するパケットのプロトコルが異なる場合に対応するために、例えば、インターフェース101や、ネットワークインターフェース109がパケットを生成してもよい。
ネットワークインターフェース109は、ネットワークNWを介してPC20Bと接続するインターフェースである。ネットワークインターフェース109は、セレクター108から供給された位置情報を含むパケットを、ネットワークNWへ出力(送信)する。
なお、HDMIケーブル50経由の場合と、ネットワークNW経由の場合とで、伝送するパケットのプロトコルが異なる場合に対応するために、例えば、インターフェース101や、ネットワークインターフェース109がパケットを生成してもよい。
PC20Bは、画像信号供給手段201と、表示手段202と、インターフェース203と、変換手段204と、実行手段205と、ネットワークインターフェース206とを備える。ネットワークインターフェース206は、ネットワークNWを介してプロジェクター10Bと接続するインターフェースである。ネットワークインターフェース206は、ネットワークNWから位置情報を含むパケットを受信する。
変換手段204は、HDMIケーブル50を介してインターフェース203に入力された、又はネットワークNWを介してネットワークインターフェース206により受信されたパケット(位置情報)を取り出して、操作情報に変換する。
以上説明した投写システム1Bによれば、プロジェクター10Bは、位置情報を含むパケットをPC20Bに出力するための通信経路を選択することができる。従来品のプロジェクターにも、ネットワークを介して位置情報を含むパケットを出力する機能を有するものがある。このため、プロジェクター10Bによれば、従来品からの設計変更を少なくしつつ、必要に応じてHDMIケーブル50を介した位置情報を含むパケットを出力することができる。これ以外にも、プロジェクター10Bによれば、上述した第1実施形態と同等の効果を奏する。
本実施形態で説明した、HDMIケーブル50経由、又はネットワークNW経由のどちらか一方を選択して、指示体30の位置を表す位置情報を出力する機能は、上述した第2実施形態で説明したプロジェクター10に備えられてもよい。この場合のプロジェクター10やスティック型PC20Aが備えるべき構成や、実行すべき動作については、以上の説明から類推可能であり、説明を省略する。
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
上述した第1実施形態では、HDMIケーブル50は、HECの機能を備えたHDMIケーブルであった。プロジェクター10とPC20とを接続する一のケーブルが、画像信号を伝送する第1の信号線と、位置情報を伝送する第2の信号線とを独立に備えるケーブルであれば、上述した実施形態で説明した作用によって信号の入出力が可能となる。この場合、プロジェクター10は、位置情報を送信するためのパケット通信の通信規格に従ったプロトコル変換を行って、パケットを生成すればよい。
なお、プロジェクター10とPC20とが行う位置情報の入出力は、パケット通信を必須とするものではなく、プロジェクター10とPC20とを接続するケーブルが位置情報を伝送可能であればよい。
上述した第1実施形態では、HDMIケーブル50は、HECの機能を備えたHDMIケーブルであった。プロジェクター10とPC20とを接続する一のケーブルが、画像信号を伝送する第1の信号線と、位置情報を伝送する第2の信号線とを独立に備えるケーブルであれば、上述した実施形態で説明した作用によって信号の入出力が可能となる。この場合、プロジェクター10は、位置情報を送信するためのパケット通信の通信規格に従ったプロトコル変換を行って、パケットを生成すればよい。
なお、プロジェクター10とPC20とが行う位置情報の入出力は、パケット通信を必須とするものではなく、プロジェクター10とPC20とを接続するケーブルが位置情報を伝送可能であればよい。
プロジェクター10が、指示体30が指示する位置を検出するための方法は、撮像手段104を用いる方法でなくてもよい。例えば、指示体30が検出した位置に応じた情報を出力する機能を有していれば、プロジェクター10が撮像手段104を備えなくてもよい。 また、プロジェクター10は、外部接続されたカメラ部から撮像データを取得して、指示体30の位置の座標を特定してもよい。また、指示体30は、操作デバイスではなく、ユーザーUの手や指等であってもよい。
プロジェクター10は、投写画像に重ねてユーザーの手書きの画像を描画する機能や、当該投写画像に含まれるオブジェクトをユーザーが操作可能にする機能を実現するための位置情報を、PC20へ出力していた。プロジェクター10が出力した位置情報に基づいて実現する機能は、更に別の機能であってもよい。
PC20は、スマートフォンやタブレット型コンピューター等の、PC以外の情報処理装置に置き換えられてもよい。
プロジェクター10は、三原色の各色成分に対応する複数の液晶パネル(ライトバルブ)を有するものに限定されない。プロジェクター10は、単一の液晶パネルを有していてもよい。この場合、光学フィルター等を用いて画素毎に対応する色が設定される。また、液晶パネルは、透過型に限られず、反射型であってもよい。また、プロジェクター10は、液晶型のプロジェクターに限られず、例えば、DMD(Digital Mirror Device)やLCOS(Liquid Crystal On Silicon)等を用いたものであってもよい。
上述した実施形態において、プロジェクター10,10BやPC20,20B、スティック型PC20Aが実現する各機能は、複数のプログラムの組み合わせによって実現され、又は、複数のハードウェア資源の連係によって実現されうる。当該機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリー等のコンピューター読み取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。
1,1A,1B…投写システム、10,10B…プロジェクター、101…インターフェース、102…画像信号入力手段、103…投写手段、104…撮像手段、105…検出手段、106…生成手段、107…位置情報出力手段、108…セレクター、109,206…ネットワークインターフェース、11,21…CPU、12,22…ROM、13,23…RAM、14,24…操作部、15,25…画像処理部、16…投写部、17…カメラ部、18,28…インターフェース、181,281…HDMII/F、182,282…イーサネットI/F、183,283…HDMIコネクター、20,20B…PC、20A…スティック型PC、201…画像信号供給手段、202…表示手段、203…インターフェース、204…変換手段、205…実行手段、26…表示部、27…記憶部、30…指示体、40…スクリーン、50…HDMIケーブル。
Claims (9)
- 画像信号の信号源と一のケーブルを介して接続されるインターフェースと、
前記信号源から前記一のケーブル及び前記インターフェースを介して画像信号を入力する画像信号入力手段と、
前記入力した画像信号に基づいて、投写面に画像を投写する投写手段と、
前記投写面上における指示体の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した位置情報を、前記インターフェースを介して前記一のケーブルへ出力する位置情報出力手段と
を備えるプロジェクター。 - 前記位置情報出力手段は、
前記位置情報を含むパケットを生成して、前記インターフェースを介して前記一のケーブルへ出力する
ことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。 - 前記位置情報出力手段が出力するパケットを伝送する前記一のケーブルの信号線は、前記画像信号を伝送しない
ことを特徴とする請求項2に記載のプロジェクター。 - 前記一のケーブルは、HDMI(High-Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブルである
ことを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。 - 画像信号の信号源の筐体に設けられた第1のコネクターを接続するための第2のコネクターを有するインターフェースと、
前記信号源から前記第1のコネクター及び前記第2のコネクターを介して画像信号を入力する画像信号入力手段と、
前記入力した画像信号に基づいて、投写面に画像を投写する投写手段と、
前記投写面上における指示体の位置を検出する検出手段と、
前記検出手段が検出した前記位置を表す位置情報を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した位置情報を、前記第2のコネクターを介して出力する位置情報出力手段と
を備えるプロジェクター。 - 前記位置情報出力手段は、
前記位置情報を含むパケットを生成して、前記第2のコネクターを介して出力する
ことを特徴とする請求項5に記載のプロジェクター。 - 前記位置情報出力手段が出力するパケットを伝送する前記第2のコネクターの信号線は、前記画像信号を伝送しない
ことを特徴とする請求項6に記載のプロジェクター。 - 前記第2のコネクターは、HDMIの規格に準拠している
ことを特徴とする請求項7に記載のプロジェクター。 - ネットワークを介して前記信号源と接続する第2のインターフェースと、
前記位置情報を含むパケットを前記インターフェース又は前記第2のインターフェースのどちらを介して出力するかを選択するセレクターと
を備えることを特徴とする請求項2又は請求項7に記載のプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015034194A JP2015195573A (ja) | 2014-03-25 | 2015-02-24 | プロジェクター |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014061571 | 2014-03-25 | ||
JP2014061571 | 2014-03-25 | ||
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=54434227
Family Applications (1)
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JP2015034194A Pending JP2015195573A (ja) | 2014-03-25 | 2015-02-24 | プロジェクター |
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JP (1) | JP2015195573A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019179536A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社リコー | 通信システム、通信方法、情報処理装置、プログラム |
US11146757B2 (en) | 2019-04-23 | 2021-10-12 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and control method |
-
2015
- 2015-02-24 JP JP2015034194A patent/JP2015195573A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019179536A (ja) * | 2018-03-30 | 2019-10-17 | 株式会社リコー | 通信システム、通信方法、情報処理装置、プログラム |
JP7091785B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-06-28 | 株式会社リコー | 通信システム、通信方法 |
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