JP5755716B2 - 表示装置及び投射型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレゼンテーションシステム、およびプレゼンテーションシステムの表示装置に係り、特にアイコンやメッセージの表示を改善したプレゼンテーションシステム、およびプレゼンテーションシステムの表示装置に関するものである。
発表会のデモンストレーションなどで使用されるプレゼンテーションシステムにおいては、小型軽量化、投射距離の短縮化を進めることで、ユーザにとっての使い勝手が向上してきている。特にプレゼンテーションを行なう者(以下、プレゼン者と略記する)にとっては、説明を進めやすいシステムであることが必要なため、使用する電子ペン(ポインタないしタッチペンとも呼ぶ)の位置を迅速かつ正確に検出する技術が重要である。
特許文献1には、光透過性を有するスクリーンと、スクリーン上を移動しながら所定波長の光を発光する電子ペンと、電子ペンから発光されてスクリーンの背面側に透過された光を受光して電子ペンの位置を検出する赤外線カメラを有することで、電子黒板における電子ペンの位置を正確に検出する技術が開示されている。
特開2003−276399号公報
プレゼン者にとってはもちろんのこと、プレゼンテーションを受ける者(以下、プレゼン参加者と略記する)にとっても使い勝手の良い電子黒板システムとするには、例えば電子黒板上に表示されるアイコンやメッセージ表示に関する工夫がさらに必要と考えられる。
電子黒板装置では、例えばプレゼン資料のページ送り、或いは電子ペンがなぞったあとを表示する線の色や太さの切替え操作を、プレゼン者が電子黒板上で行うためのインタフェースが準備されている。これにより、電子黒板と接続され表示を制御するPC(Personal Computer)をプレゼン者が直接操作する煩わしさを解消している。
従来の前記インタフェースにおいては、アイコンが電子黒板上に直接印刷されている例がある。また、PC側でアイコンを含む表示用アプリケーションを備え、説明用の表示画像とともに電子黒板上に表示する例もある。
プレゼン者が電子ペンで電子黒板上のアイコンに触れると、電子黒板に内蔵された位置座標検出センサが指定された位置情報を読取り、接続されたPCに位置情報を送信する。位置情報を受信したPC上のアプリケーションは、この位置座標にあるアイコンに関連付けられたPC操作の機能を識別して実行する。これにより前記したようなプレゼン資料のページ送りをはじめとする動作が行われている。
位置座標検出センサにはプレゼン者の操作を検出する方法として、電子ペンが電子黒板に触れた際の圧力を利用するものがある。また、電子ペンが直接電子黒板に触れなくとも、電子ペンから赤外線などの電磁波を発射させ、これを受けることで検出することもできる。また、位置座標検出センサは表示画面の画素ごと、ないし数画素ごとの精度で位置を検出できるよう高い精度をもって電子黒板上に配置されている。例えば、電子黒板全面に必要な精度で検出できるようセンサを高密度に配置したものがある。このため、プレゼン者は前記したような表示画面上でのペン書きをすることができる。
しかし前記した方法では、さらに改善すべき点が指摘されている。まず、電子黒板上にアイコンが直接印刷されている場合には、当然ながらアイコンの表示位置の切替えができず、また新たな機能の追加や拡張をすることはできない。またPC側でアイコンを含む表示用アプリケーションを備えた場合でも、従来はアイコンの機能や表示位置が固定されているため同様の問題がある。PC操作のためのインタフェースであるアイコンが前記のようなものであるために、これまではアイコンが説明用の表示画像と重なり、プレゼン参加者が後者を視認するうえで邪魔となっていた。またプレゼン者が立つ位置によっては、アイコン操作をするためにプレゼン者が位置を移動する必要があり、プレゼンテーションを円滑に進行するうえで妨げとなっていた。さらには、アイコンを表示する代わりに同じ場所にメッセージを表示することが考えられるが、これに関わって発生する問題については充分な配慮がされていなかった。
本発明の目的は前記の課題に鑑み、アイコンやメッセージの表示を改善したプレゼンテーションシステム、およびプレゼンテーションシステムの表示装置を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明は、画像の表示部を有する電子黒板装置と、該電子黒板装置に画像を光学的に照射して表示する表示装置と、該表示装置に表示するプレゼンテーション用画像を格納し前記表示装置の動作を制御するシステム制御装置を有するプレゼンテーションシステムであって、前記表示装置は、前記システム制御装置から供給された制御情報に基づきアイコン表示画像を生成するOSD表示制御部と、前記システム制御装置から供給された前記プレゼンテーション用画像と前記OSD表示制御部で生成されたアイコン表示画像を互いに重畳することなくOSD合成して、前記電子黒板装置に表示する表示画像を生成するOSD合成処理部を有することを特徴としている。
また本発明は、画像の表示部を有する電子黒板装置と、該電子黒板装置に画像を光学的に照射して表示する表示装置と、該表示装置に表示するプレゼンテーション用画像を格納し前記表示装置の動作を制御するシステム制御装置を有するプレゼンテーションシステムであって、前記表示装置は、前記システム制御装置から供給された制御情報に基づき、メッセージ表示画像を生成するOSD表示制御部と、前記システム制御装置から供給された前記プレゼンテーション用画像と前記OSD表示制御部で生成されたメッセージ表示画像を互いに重畳することなくOSD合成して、前記電子黒板装置に表示する表示画像を生成するOSD合成処理部を有することを特徴としている。
また本発明は、画像の表示部を有する電子黒板装置に対して画像を光学的に照射して表示するプレゼンテーションシステムの表示装置であって、該表示装置の動作を制御する表示装置制御部と、前記電子黒板装置に対する投射角度に係る前記表示装置制御部からの指令に基づき、前記表示装置に入力された第1の画像の垂直方向を縮小して第2の画像を生成する画像処理部と、前記表示装置制御部からの指令に基づき、前記第2の画像とともに表示する第3の画像を生成するOSD表示制御部と、前記第2の画像と第3の画像を互いに重畳しないよう合成して第4の画像を生成するOSD合成処理部と、前記電子黒板装置に対する投射角度に係る前記表示装置制御部からの指令に基づき、前記第4の画像を垂直方向の位置に応じて水平方向を縮小し第5の画像を生成する歪補正処理部と、前記第5の画像を前記電子黒板装置に対して光学的に照射して表示する光学表示部を有し、前記表示装置制御部は前記OSD表示制御部を、前記画像処理部における第1の画像に対する垂直方向の縮小処理に応じて、前記第3の画像の垂直方向を縮小するように制御することを特徴としている。
本発明によれば、アイコンやメッセージの表示を改善したプレゼンテーションシステム、およびプレゼンテーションシステムの表示装置を提供でき、ユーザのための使い勝手の向上に寄与できるという効果がある。
本発明の一実施例におけるプレゼンテーションシステムのブロック図である。 従来のプレゼンテーションシステムのブロック図である。 本発明の一実施例における別なプレゼンテーションシステムのブロック図である。 本発明の一実施例におけるさらに別なプレゼンテーションシステムのブロック図である。 本発明の一実施例における表示方法の一例を説明する図である。 本発明の一実施例における表示方法の別な一例を説明する図である。 本発明の一実施例における歪補正とOSD表示の関係を示す図である。 本発明の一実施例における歪補正とOSD表示の関係を示す別な図である。 本発明の一実施例におけるPCアプリケーション画面の一例を示す図である。 本発明の一実施例におけるアイコン情報のフォーマットを示す図である。 本発明の一実施例における表示装置のブロック図である。 本発明の一実施例における表示装置のOSD表示部のブロック図である。 本発明の一実施例における別な表示装置のブロック図である。 本発明の一実施例における映像の見え方の違いを説明する図である。
以下、本発明の実施形態の例について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施例におけるプレゼンテーションシステムのブロック図である。プレゼンテーションシステムは、電子黒板装置1、例えば液晶プロジェクタによる表示装置2、システム全体を制御するPC(システム制御装置とも呼ぶ)3を含んでいる。電子黒板装置1とPC3は、例えばUSB(Universal Serial Bus)をはじめとする通信ケーブル40で接続されている。これを用いて、電子黒板装置1はPC3へ前記した電子ペンの位置座標検出情報をはじめとする情報を送っている。表示装置2とPC3は、映像ケーブル41で接続されており、PC3は表示装置2へ表示のための情報信号を送っている。また例えばRS−232C(Recommended Standard-232C)やLAN(local Area Network)の規格に基づき、通信ケーブル42でも接続されており、PC3は表示装置2の動作を制御している。表示装置2はPC3による制御に基づき、電子黒板装置1に表示画像を光学的に送り、その表示部に表示する。
電子黒板装置1の表示部101は、説明用の表示画像の表示部102と、例えばアイコンの表示部103を含んでいる。表示部102の表示と表示部103の表示とは、後記するように表示装置2が有するOSD(On Screen Display)機能を用いて合成されている。ここでは、一例として表示部103を画面の左端側に設けた例を示している。表示部102には、図示するようにPC3の有するディスプレイ31に示される画像が表示される。この画像は、先の映像ケーブル41を介してPC3から表示装置2に与えられる。
位置座標検出センサ110は前記したように、表示部101の画素ごと、ないし数画素ごとの精度で電子ペン(図示せず)の指した位置を検出し、PC3へ通信ケーブル40を介して位置情報を送る。位置座標検出センサ110は、ここでは電子黒板装置1の左上に配置し、画面全体の位置座標を検出できる構成のものとして図示しているが、表示部101のほぼ全面に高密度に配置される構成のものであっても良い。
表示部103にはアイコン111が表示されている。PC3には各アイコンが異なる画像を表示するよう複数のビットマップファイルが記憶されている。またプレゼン者はプレゼンテーションの前にPC3を操作することにより、アイコンごとの表示位置や表示の有無を予め設定することができる。アイコンの表示位置は、前記位置座標検出センサ110が有する位置情報に基づき設定される。表示部103に示されるアイコンを生成するための情報は、前記ビットマップファイルや表示位置の情報も含め、PC3で設定されて内部のメモリに登録され、さらに先の通信ケーブル42を介してPC3から表示装置2に供給される。
プレゼン者が電子ペンでアイコン111を指すと、位置座標検出センサ110は指した位置を例えば圧力ないし電磁波により検出する。検出された位置情報をPC3に送ることで、PC3はいずれのアイコンが選択されたかを知り、例えばこれに関連づけられたアプリケーションを起動する。選択されたアイコンがPC3の操作に関するものであれば、アプリケーションはPC3の制御を行い、表示装置2の操作に関するものであれば、アプリケーションは通信ケーブル42を介して表示装置2に制御コマンドを送る。
表示部102に表示する画像と表示部103に表示する画像は、PC3からの制御に基づき表示装置2が含むOSD合成部で合成され、表示部101に表示される。
図2は、従来のプレゼンテーションシステムのブロック図である。図2に基づき従来例を述べたうえで、図1を図2と比較しながら本発明の特徴を説明する。
図2においては、図1の構成要素と同様でも良いものには同じ符号を付している。アイコン112は、例えば電子黒板装置1の画面の左端側に印刷するなどして設けられている。表示装置2は説明用の表示画像を、この部分を避けて表示するようにしても良いが、アイコン112の位置が固定されているため設定状況によっては重畳することもある。また、PC3で表示部102の内部にアイコン群300を設けて表示装置2に送る場合もある。アイコン112は固定して設けられており、表示する位置や表示の有無を切替えることはできない。また、アイコン群300は表示部102の範囲内で表示位置を移動させることはできるが、説明用の表示画像に重なっているためプレゼン参加者の表示画像の視認を妨げている。
図1に示す本実施例においては図2の場合と比較し、次のような特徴がある。まずPC3の有するアプリケーションから、表示するアイコンのビットマップファイルと、その電子黒板装置1での表示位置データを、表示装置2に通信ケーブル42を介して送信して記憶させる。さらに、表示装置2のOSD表示機能を使用して、説明用の表示画像の表示部102とは重ならない表示部103に、前記表示位置データに基づき前記アイコン用のビットマップを表示している。
また、前記表示部103は次のようにして定められる。例えば図1の表示部101のアスペクト比(横方向と縦方向の長さの比)がワイドNTSCテレビジョンと同様に16:9であり、表示部102における説明用の表示画像のアスペクト比が標準NTSCテレビジョンと同様に4:3(12:9)である場合には、表示部101の横方向にブランクスペースが発生する。図1は、PC3からの指示で表示装置2がブランクスペースを表示部101の左端側に寄せ、表示部103を設けて表示した場合である。もちろんPC3からの指示に応じて、これを右端側に寄せることもできる。また、後記するように左端側と右端側の双方に設け、表示部102を表示部101の中央部に寄せて表示しても良い。
このため図2の場合と異なり、本実施例ではアイコン111が表示部102に表示される画像と重なることはなくなり、プレゼン参加者が画像を見るうえで妨げとなることはない。PC3が表示装置2に対して各アイコンの表示位置を指示できるため、その並び順をプレゼン者が説明するうえで便利なようにプリセットできる。また、各アイコンの表示の有無をPC3から指示できるため、プレゼン者が説明するうえで不要なアイコンを消した状態にプリセットすることもできる。さらには、電子黒板装置1がプレゼンテーション会場の右側か左側にあるか、プレゼン者の利き手がいずれであるかに応じて、アイコンの表示部103を表示部101の左端側か右端側のいずれに設けるかを、プレゼン者がPC3を用いてプリセットできる。これにより、プレゼン者がアイコン操作をするために位置を移動することで、プレゼンテーションの円滑な進行が妨げられる問題を解消できる効果もある。
なお、アイコンの表示部103につき、表示部101と説明用の表示画像とのアスペクト比の違いを利用して設ける場合を説明したが、本実施例はこれに限定されるものではない。画像を問題のない範囲で縮小表示し、これにより発生するブランクスペースを利用しても良い。また画像の左端側や右端側に限定することなく、例えば上端側や下端側に設けても良い。説明用の表示画像の表示部102であっても、文字情報がなく、或いは空や水溜りのような細かい情報のない画像部分を検出して、ここにアイコンを設けても良い。この場合はアイコンを設けるに適した部分を自動判別する機能があっても良い。これにより、プレゼン参加者にとってアイコンが画像を見るうえでの妨げとなることはなくなる。
図3は、本発明の一実施例における別なプレゼンテーションシステムのブロック図である。図3は図1に対して、アイコンの表示部103を表示部101の左端側と右端側の双方に設けた場合を示している。前記したように、これはPC3から表示装置2に表示方法を指示することで実施できる。例えば後記するようなPC3の操作に関連する機能を左端側に、表示装置2に関連する機能を右端側に配置することで、プレゼン者が機能に応じて容易にアイコンを捜し出せるようにすると良い。
なお、以上の説明では画像を映出する装置として電子黒板装置1を例にとったが、本実施例の技術はLCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)を表示部として有する装置でも実施できる。電子ペンに対する位置座標検出センサとしても、同様に圧力検出や電磁波検出のものが適用できる。
図1のアイコン111においても、PC3の操作に関する機能のみならず、表示装置2をプレゼン者が操作するための機能に対応させても良い。例えば表示された図面を用いた説明を一旦終了した際に、プレゼン参加者の関心をプレゼン者に集中させるため、一旦図面を消去することがある。この際に液晶プロジェクタを含む表示装置2の照明光学系を消灯、ないし電子黒板装置1への光を遮るような機能がこれに相当する。
さらには、アイコン111は従来のような機能が固定されたものではないため、PC3のアプリケーションを拡張することで、アイコン111の機能をさらに拡張できる特徴もある。例えば表示装置2にビデオプレーヤ(図示せず)からの動画再生画像が供給されている場合、これとPC3から供給する画像のいずれかを選択するためのアイコンを新たに設ける。これにより、電子黒板装置1に表示する画像を選択して表示するように、PC3が表示装置2を制御するようなシステムも実現でき、プレゼンテーションの効果をいっそう高めることができる。
次に図4から図6を用いて、本発明のさらに別な実施例を説明する。図4は、本発明の一実施例におけるさらに別なプレゼンテーションシステムのブロック図である。ここでは図1とは異なり、表示部103はアイコン111の表示エリアではなく、メッセージ表示用の文字列表示エリア120として機能している。文字列表示エリア120は、予め準備したプレゼンテーションの際の補足説明や、略語の正式名称を表示するなどの活用方法がある。またプレゼンテーション中に、プレゼン者ないしそれ以外の操作者がPC3を操作して、メッセージを表示することもできる。位置座標検出センサ110は省略されているが、表示を切替えて図1のようにアイコン111を表示できるシステムにおいては、これを備えて良い。PC3が表示装置2に指示することで、任意の内容の固定されないメッセージを随時、電子黒板装置1に表示することができる。もちろん、文字列表示エリア120は、表示部101の左端側に限らず、右端側、上端側や下端側に設けても良い。また、説明用の表示画像の表示部102であっても、重畳して文字列表示エリア120を表示させるか否かをPC3で操作者が選択できるようにしても良い。文字列のデータは、例えばPC3のキーボード(図示せず)から操作者が入力したデータ、或いは、PC3が含むメモリに記憶されたデータであり、通信ケーブル42を介して表示装置2に供給される。必要に応じて表示装置2は、PC3から供給された文字列のデータを内蔵する不揮発性メモリに記憶しても良い。
ところで、液晶プロジェクタをはじめとする表示装置2がメッセージ表示を行なう場合には、次のような問題が発生する。これについて、図5と図6を用いて説明する。図5は、本発明の一実施例における表示方法の一例を説明する図である。図6は、本発明の一実施例における表示方法の別な一例を説明する図である。
液晶プロジェクタをはじめとする表示装置2の実際の使用状態を考えると、一般には電子黒板装置1の真正面から投射光を照射するような使い方は少ない。プレゼン参加者から見て表示装置2が邪魔にならない位置、例えば斜め下側か斜め上側から照射するのが普通である。ここでは電子黒板装置1に対して、水平方向は中央から、高さ方向は斜め下側から照射する場合について述べる。
この場合は、画面上で上部に表示される部分ほど拡大率が大きくなり、表示画像に歪が発生する。したがい表示装置2は、電子黒板装置1の上部に表示する画像を縮小するような歪補正機能を有することが多い。図5の二つの画像において、上側の画像は電子黒板装置1に対して水平方向、高さ方向とも真正面から投射光を照射する場合、下側の画像は高さ方向だけ斜め下側から照射する場合の、表示装置2が投射すべき画像を示している。図中の破線は電子黒板装置1での対応する表示領域104を示す。即ち、斜め下側から投射光を照射する場合には、表示装置2で画像信号を画面の垂直方向、水平方向とも上側の画像ほど縮小することで、歪補正をすることができる。まず走査線を低減するなどして垂直方向を縮小した後、水平方向の処理を行い、電子黒板装置1の真正面から投射光を照射すると、図5の下側の画像で示すような台形で表示される画像信号とする。これにより、図5の上側の画像と同様に表示領域104の全面に歪を発生することなく、画像信号を表示することができる。これをキーストン表示と呼ぶことがある。
ところが、後に詳しく述べるように垂直方向を縮小することにより、メッセージ表示に対する配慮が新たに必要となる。表示装置2では、まず表示部102に表示する画像に対して前記した垂直方向の処理を行なう。その後、所定のサイズの文字列をOSD合成するため、相対的に表示部103が表示部102よりも垂直方向に大きくなる。このため本実施例においては、表示部102を所定の大きさで表示したうえで、表示部103に表示する文字列の行数を減らすようにしている。なお、文字列が減少することにより充分なメッセージ表示ができない場合は、前記表示制御部で文字列を垂直方向にスクロール表示して、所定の時間ごとに全ての文字列が読取れるようにすると良い。
次に、図6は図5と異なり、表示装置2の有する電子ズーム機能が働く場合を示している。ズーム比が高い状態で画像を表示する場合は、図6の上側に示すズーム比が標準の場合と比較し、同じ画角を表示するには図6の下側に示すような、垂直方向、水平方向とも縮小した画像信号とする必要がある。
この場合は本実施例においては、表示できる文字列の数と一行当たりの文字数の双方を減らすようにしている。前記と同様に、充分なメッセージ表示ができない時は文字列を垂直方向にスクロール表示して、所定の時間ごとに全ての文字列が読取れるようにすると良い。
以上、図5と図6を用いて述べた事項を、図7を用いてOSD表示の場合を例にとってさらに説明する。図7は、本発明の一実施例における歪補正とOSD表示の関係を示す図である。
図7において、600aは表示装置2が電子黒板装置1の真正面から映出した場合の画像を示すものとする。ここでは垂直方向の高さaに当たる部分に、数字を示すOSD表示が行なわれている。電子黒板装置1の斜め下側から映出する場合は、前記した歪補正を施すと、表示装置2の電子黒板装置1への出力部(例えば液晶プロジェクタでは液晶パネルでの画像が、これに相当する)では600bで示す画像となる。即ち、後に改めて説明するように、表示装置2の含む画像処理部で垂直方向を縮小した画像を生成した後、OSD合成処理部で所定の大きさ(高さa)のOSD画像と合成したうえで、歪補正処理部で合成画像の水平方向を垂直方向の位置に応じて縮小している。
この画像を表示装置2で斜め下側から電子黒板装置1に映出すると、相対的な拡大率は図中600cにおける一点破線601で示すようになるため、プレゼン参加者からは、図中600dで示すように見ることができる。即ち、歪が補正された画像となっている。しかし、600aと600dを比較するとOSD表示部分の高さは図中にbで示すようになり、元のaよりも長くなっている。
次に以上の事項を、図8を用いて垂直方向全体にOSD表示をする場合を例にとって説明する。これは先に図4で示したようなメッセージ表示においても、事情は同じである。図8は、本発明の一実施例における歪補正とOSD表示の関係を示す別な図である。
図8において、602aは表示装置2が電子黒板装置1の真正面から映出した場合の画像を示すものとする。ここでは画面の左端側に垂直方向全体で、数字を示すOSD表示が行なわれている。電子黒板装置1の斜め下側から映出する場合は、前記した歪補正を施して、この画像を表示装置2で斜め下側から電子黒板装置1に映出すると、相対的な拡大率は図中602bにおける一点破線601で示すようになる。このまま電子黒板装置1へ映出すると、図中の数字表示部分の上端部が電子黒板装置1の表示範囲から外れてしまう。このため表示装置2の有するOSD表示制御部で表示する行数を減らして、図中の602cで示すように上端部が表示範囲に入るようにする。表示する行数が不足するならば、前記したようにスクロール表示をすると良い。なお、図1や図3の表示部103にアイコンを表示する実施例においても、前記歪補正を施してアイコン部分が電子黒板装置1の表示範囲から外れてしまうことが考えられるが、この場合も表示装置2の有するOSD表示制御部でアイコンの表示間隔を減らして、アイコン表示が表示範囲に入るようすると良い。
次に、図1や図3のように表示部103にアイコンを表示する場合に戻り、PC3における表示するアイコンの設定画面や設定方法について説明する。図9は、本発明の一実施例におけるPCアプリケーション画面の一例を示す図である。これは、図1のPC3の有するディスプレイ31に表示されるPCアプリケーションウィンドウ400の例を模式的に示したものである。画面上の配置をはじめ図9とは異なる例を考えることができるが、いずれも本実施例の範疇にある。
PCアプリケーションウィンドウ400内の機種選択リスト401は、例えばプルダウンメニューで構成されており、右端の矢印をマウスでクリックするとPC3で制御できる表示装置2の機種一覧表が表示される(図示せず)。ユーザはここから希望する機種をマウスでクリックすることで選択する。すると選択された機種の接続先が、接続先選択リスト402に表示される。ここでは接続先の名称とIPアドレスが表示される例を示した。ここではユーザが選択した機種が3台備えられているが、そのうち接続先“YYY”の表示装置を使用するならば、これをマウスでクリックして選択する。これにより、PC3はユーザが選択した表示装置2と情報の授受を開始する。
次にアイコンの設定を行なう。ここでは12種類のアイコンを設定する例を示す。アイコン表示パターン選択リスト403のプルダウンメニューより、ユーザが希望するアイコンの配列を選択する。図示するようにパターン1を選択すると、図3で示したように電子黒板装置1の左端側と右端側に分かれてアイコンが配列されるとする。パターン2以下を選択すると、図1で示したように左端側に集まってアイコンが配列され、或いは、上端側や下端側を用いてアイコンが配列されるなどすれば、ユーザの希望に適うアイコンの配列を選択することができる。
図中で1から12の数字を付したアイコン表示パターン404において、その機能は機能選択リスト405による機能設定により決定される。ここでは例えば1の数字を付したアイコン表示パターン404の機能は、機能選択リスト405によりペンの太さを設定するためのアイコンとされている。図中で1から12の数字を付した機能選択リスト405はプルダウンメニューを有しており、その中からユーザはアイコン表示パターン404の機能を選択する。例えば1の数字を付したアイコン表示パターン404の機能を、ペンの色を設定するアイコンに変更できる。各機能とアイコンを表示するためのビットマップファイルが1対1で対応付けられていれば、アイコン表示も同時に変更される。図示した機能選択リスト405には、PC3の制御に係る機能が多く示されているが、先に述べた表示装置2による表示のON/OFF機能のように、表示装置2に係る機能を含んで良い。
例えば12の数字を付したアイコン表示パターンに対して機能の設定を行なわない時は、図中で12の数字を付した機能選択リストにおいて、プルダウンメニューから例えば(なし)と書かれた部分を選択するようにする。この時、電子黒板装置1の該当する表示部にはアイコンは表示されない。また、同じアイコン表示パターンを複数の場所に設定して、使用頻度の多いアイコンを、例えば電子黒板装置1の左端側と右端側の両方に配置してプレゼン者の使い勝手を改善することもできる。
以上の設定はプレゼンテーションの最中でも可能ではあるが、通常は事前にプリセットしておくようにする。設定が終了した後、送信ボタン406をクリックすることで、アイコンの選択、配列および機能に関する情報が、PC3から表示装置2に送信され、表示装置2が有するメモリに記憶される。なお、編集ボタン407をクリックすると、機能選択リスト405に新たな機能を追加し、或いはアイコンのビットマップパターンを編集することができる。
次に、図10を用いてPC3から表示装置2に送信して記憶されるアイコンの選択、配列および機能に関する情報の構造について説明する。図10は、本発明の一実施例におけるアイコン情報のフォーマットを示す図である。
図10において、1001は各アイコンの電子黒板装置1での表示位置を示す。ここでは垂直方向と水平方向に分けて指定する例を示す。ビット数は走査線数や表示画素数によっても変わるが、所定の精度の位置情報が得られるように選ばれる。アイコンは一定の大きさを有するため、表示位置の情報が画素ごとの精度を有するならば、指定された位置を中心とした所定の範囲、或いは、指定された位置を例えば左上端とする所定の範囲にアイコンを表示すると良い。前記したように電子ペンでアイコンを指した時の、該アイコンの識別もこれと同様な手法で位置情報を用いて行なうと良い。
1002は該当するアイコンのビットマップファイルに付された番号である。例えばビットマップファイルが256種類以内であれば、ビット数は8ビットで良い。1003は選択されたアイコンに対応した、符号化されたアイコン機能の情報である。図9の機能選択リスト405を用いてユーザが各アイコンの機能を設定することで、各表示位置1001におけるアイコンのビットマップと機能が設定される。
1004は、電子黒板装置1でのアイコン表示の有無を示す情報であって、例えば図9の機能選択リスト405で、前記したように特定の場所にアイコンを表示しないように設定した場合に、これを知らせるようにしている。アイコン機能1003に何も指定されていない場合はアイコンを表示しないように取決めておけば、表示有無1004は不要な場合もある。
以上のように図10で示した情報が、PC3から表示装置2に送られることで、電子黒板装置1におけるアイコンの表示を制御することができる。
次に図11を用いて表示装置2の構成について説明する。図11は、本発明の一実施例における表示装置のブロック図である。ここでは図5で述べたキーストン表示をする場合も含めて述べる。
図11において、入力端子200には図1の映像ケーブル41が接続され、PC3が供給する説明用の表示画像の情報信号が表示装置2に入力される。入力された信号は入力処理部201で受信され、画像処理部202に出力される。画像処理部202では、先に図5で説明したキーストン表示のための処理の一部が行われる。即ち、CPU(Central Processing Unit)を含む制御部(表示装置制御部とも呼ぶ)203からの指示に応じて、歪補正を行なう処理の一部として、走査線数を低減するなどの処理を行い、垂直方向を縮小する。なお制御部203は、電子黒板装置1に対する投射角度を元にして前記した指示を行なう。画像処理部202では制御部203からの指示により、必要に応じてアスペクト比、ズーム比や表示画素数の変換も行なわれる。画像処理部202の出力信号は、OSD合成処理部207の一端に入力され、後記するようなOSD合成が施される。
次に、OSD合成処理部207の残る一端に入力される信号について説明する。
入出力端子211には、図1の通信ケーブル42が接続され、PC3と表示装置2との間で制御用のコマンドが授受される。先に図9や図10を用いて説明したアイコン表示に係る情報も、これに含めて供給される。該アイコン表示に係る情報は、通信処理部212で分離されて制御部203に供給され、さらに制御部203を介してOSD表示制御部206へ供給される。なお、ROM204には制御部203のOS(Operating System)やアプリケーションが格納されており、RAM205には制御部203の動作中の情報が一時的に格納される。
OSD表示制御部206においては、制御部203を介して供給されたアイコンのビットマップや表示位置の情報に基づき、或いは、内蔵するフォントROMから供給された文字フォントに基づき、OSD合成部207で先の画像と合成するためのアイコンやメッセージ画像をOSD合成部207の前記した残る一端に供給する。
OSD合成部207で合成された画像信号は、さらに歪補正処理部208で歪補正を行なう処理の残る一部が施される。即ち、垂直方向の位置に応じて水平方向を縮小し、図5で示したような、電子黒板装置1の真正面から投射光を照射すると台形で表示される画像信号に変換する。この縮小の度合いは制御部203からの指示に応じて定められる。
歪補正処理部208の出力信号は、パネル駆動制御部209で液晶パネル210を充分に駆動できるまでに電力増幅された後、液晶パネル210の透過度を制御する。周知のとおり、液晶パネル210はRGB三原色信号各々に対して設けられている。また液晶パネル210には、図示しない照明光学系からの投射光が供給されている。液晶パネル210を透過したRGB三原色光は、図示しない投射光学系を形成するレンズ群を介して電子黒板装置1に照射され、画像を表示する。
ここで図12を用いて、図11のOSD表示制御部206の構成を説明する。図12は、本発明の一実施例における表示装置のOSD表示部のブロック図である。ここでは、PC3からの制御に基づき、メッセージ表示用の文字列を生成する場合を述べる。
OSD表示処理部206の有するOSD制御部230には、先の制御部203から表示する文字に係る情報が入力される。これは図中に示すようにPC3から供給されたバイナリコードデータ234として入力される。バイナリコードデータ234は、対応する文字を表すデータと、表示位置を表すデータとを有している。OSD制御部230には、フォントROM233が接続されている。フォントROM233は、個々のバイナリコードと文字との対応表235を有している。OSD制御部230はフォントROM233を参照して、入力された個々のバイナリコードを文字のビットマップ236に置換え、RAM232に格納する。例えばバイナリコードが4Ehであれば、Nの文字のビットマップを格納する。その後、OSD制御部230はRAM232に格納されたビットマップ236を参照して、OSDフレームメモリ231の表示位置に対応した場所に描画する。描画した結果の一例を図中の237で示す。OSDフレームメモリ231に格納されたデータはOSD制御部230を介して、先のOSD合成処理部207の残る一端に供給される。この際OSD制御部230は、CPU203から供給される例えば電子黒板装置1に対する投射角度の情報を元に、電子黒板装置1に表示する際の行数を定め、或いは、ズーム表示の際は一行当たりの文字数を含めて定める。必要に応じて前記したようなスクロール表示を行なう。なお、図1に示したようなアイコン表示を行なう場合には、PC3から表示装置2に対してアイコンのビットマップファイルに関する情報が供給され、RAM232に格納され、OSDフレームメモリ231に描画される。
次に図13を用いて、電子ペンが指したアイコンの判定を位置座標検出センサ110ではなく、表示装置2が有する撮像部(カメラ)を用いて行なう例を説明する。図13は、本発明の一実施例における別な表示装置のブロック図である。図11の場合と異なり、カメラ220と画像認識処理部221が新たに設けられ、画像認識処理部221は制御部203との間で制御情報を授受している。また電子ペンが指したアイコンがPC3の機能に係る場合には、制御部203は通信処理部212と入出力端子211を介して、検出情報をPC3に送る。
カメラ220は、表示装置2が投射する画像を映出する電子黒板装置1に向けられている。プレゼン者が電子ペンでアイコンを指した際には、カメラ220が捕らえた画像に基づき、画像認識処理部221が指したアイコンを検出し、制御部203へ知らせる構成となっている。ところで、電子黒板装置1に映出された画像を真正面の位置から見るプレゼン参加者にとって、図5の上半分で示すような長方形の画像に見えている画像でも、これを正面斜め下側から照射する表示装置2の位置から見る場合は、図5の下半分で示すような台形の画像に見える。このため、カメラ220の捕らえた画像により電子ペンが指したアイコンを正しく検出するには、さらなる工夫を必要とする。
本実施例においては、画像認識処理部221は制御部203から供給される電子黒板装置1に対する投射角度の情報を元に、カメラ220が捕らえたアイコンの本来の位置を求めることで、アイコンの正しい検出を行なうようにする。また、プレゼン前に例えば表示画像の角部(例えば四隅)を電子ペンで指して、この映像をカメラ220で捕らえ、画像認識部221を介して位置情報を制御部203に知らせる。以後のプレゼンテーション中は、この位置情報に基づきカメラ220で捕らえた各アイコンの位置を較正して、アイコンの正しい検出を行なうようにする。
この事項につき、図14を用いて詳しく説明する。図14は、本発明の一実施例における映像の見え方の違いを説明する図である。
まず図中の500aは、電子黒板装置1に対して表示装置2が真正面から投射した場合を示している。この場合、プレゼン参加者も表示装置2の内蔵するカメラ220も歪のない長方形の画像を見ることができる。この場合は問題を生じることはない。
500bは、電子黒板装置1に対して表示装置2を斜め下側から投射し、プレゼン参加者が画像を見た場合を示している。画像は前記したような歪補正を行なっていない状態とする。画像の上側ほど拡大率が大きくなり、逆台形状の画像として見えている。同じ画像を表示装置2の内蔵するカメラ220の位置で見ると、500cで示すように500aと同様な長方形の画像として見えている。カメラ220は表示装置2と一体で動くため光軸に対しては平行を保つので、長方形のままで見える。
一方、前記したような歪補正を行なって、500dに示すような画像に変換して投射した場合、表示装置2の内蔵するカメラ220の位置で見ると、やはり500dで示すような台形の画像として見えている。プレゼン参加者には500eで示すように、歪のない長方形の画像として見えている。
図中の下部に500dの状態を改めて500fとして示す。カメラ220から見てプレゼン者が図中の501の位置を指したとする。501の位置は画像の上部であるが、図の破線で示すカメラ220の画角で見ると、カメラ220は実際よりも中央寄りの位置として位置検出されるため、誤差が発生する。そこで、プレゼンテーションの前に例えば502で示した画像の四隅を電子ペンで指して、カメラ220で検出した位置情報を記憶し、正しい位置情報と比較して較正することで、正しい位置検出を行なえるようにする。これにより500gで示すように、四隅の位置は503で示す位置に正しく位置検出される。同じ比率で垂直方向と水平方向の位置に応じた比例計算をすることで、先の501で示した位置は正しくは504で示した位置であることが分かり、正しい位置検出を行なうことができる。これは、表示装置2が含む画像認識部220において演算することで実施できる。
以上述べたように本実施例においては、アイコンの表示位置をユーザの望むように切替えることができる。表示するアイコンを取捨選択でき、また新しい機能を取込むこともできる。プレゼンテーションで使用する画像にアイコンが重畳することがなく、視覚上で邪魔になることはなくなる。PCの操作のみならず、液晶プロジェクタなどの表示装置の操作をアイコンで行なうことができる。真正面以外の位置から投射する際に、歪補正を行っても表示するメッセージの行数を最適に選ぶことができ、また表示装置が内蔵するカメラで位置検出を行なう場合も正しい検出ができるなどの効果がある。
ここまで示した実施形態は一例であって、本発明を限定するものではない。このほかにも本発明の趣旨に基づきながら異なる実施形態を考えられるが、いずれも本発明の範疇にある。
1:電子黒板装置、2:表示装置、3:PC、110:位置座標検出センサ、111:アイコン、120:文字列表示エリア、201:入力処理部、202:画像処理部、203:制御部、206:OSD表示制御部、207:OSD合成処理部、208:歪補正処理部、209:パネル駆動制御部、210:液晶パネル、212:通信制御処理部、220:カメラ、221:画像認識処理部、230:OSD制御部、231:OSDフレームメモリ、233:フォントROM、400:PCアプリケーションウィンドウ、401:機種選択リスト、402:接続先選択リスト、403:アイコン表示パターン選択リスト、404:アイコン表示パターン、405:機能選択リスト、406:送信ボタン、407:編集ボタン。

Claims (4)

  1. 電子黒板の表示面に対して画像を光学的に照射して表示する表示装置であって、
    外部装置から映像を入力する入力部と、
    前記外部装置と通信可能な通信部と、
    前記通信部を介して前記外部装置から取得した文字列データに基づいてメッセージ表示画像を生成するOSD表示画像生成部と、
    前記入力部を介して前記外部装置から入力された入力映像と前記OSD表示画像生成部で生成された前記メッセージ表示画像を合成して、合成画像を生成可能な画像合成処理部を備え、
    前記外部装置から前記入力部を介して前記入力映像を受信し、該外部装置から前記通信部を介して前記文字列データを受信するとともに、該外部装置から前記通信部を介して、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とを重ねて合成するか、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とが互いに重ならないように合成するかを切り替え可能な選択情報を受信した場合に、前記画像合成処理部は当該選択情報に基づいて、前記入力映像に対して前記メッセージ表示画像の表示位置を変更した合成画像を生成することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記画像合成処理部は、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とが互いに重ならないように合成する際に、前記表示装置が画像を光学的に照射して表示可能な範囲のうち、当該範囲のアスペクト比と前記入力映像のアスペクト比との違いにより生じる部分に、前記メッセージ表示画像が表示されるように前記合成画像を生成することを特徴とする表示装置。
  3. 投射型表示装置であって、
    外部装置から映像を入力する入力部と、
    前記外部装置と通信可能な通信部と、
    前記通信部を介して前記外部装置から取得した文字列データに基づいてメッセージ表示画像を生成するOSD表示画像生成部と、
    前記入力部を介して前記外部装置から入力された入力映像と前記OSD表示画像生成部で生成された前記メッセージ表示画像を合成して、合成画像を生成可能な画像合成処理部と、
    前記画像合成処理部で生成した合成画像を投射する投射部と、
    を備え、
    前記外部装置から前記入力部を介して前記入力映像を受信し、該外部装置から前記通信部を介して前記文字列データを受信するとともに、該外部装置から前記通信部を介して、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とを重ねて合成するか、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とが互いに重ならないように合成するかを切り替え可能な選択情報を受信した場合に、前記画像合成処理部は当該選択情報に基づいて、前記入力映像に対して前記メッセージ表示画像の表示位置を変更した合成画像を生成することを特徴とする投射型表示装置。
  4. 請求項3に記載の投射型表示装置において、
    前記画像合成処理部は、前記入力映像と前記メッセージ表示画像とが互いに重ならないように合成する際に、前記投射型表示装置が画像を光学的に照射して表示可能な範囲のうち、当該範囲のアスペクト比と前記入力映像のアスペクト比との違いにより生じる部分に、前記メッセージ表示画像が表示されるように前記合成画像を生成することを特徴とする投射型表示装置。
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