JP2015195508A - 差動増幅回路および半導体集積回路 - Google Patents

差動増幅回路および半導体集積回路 Download PDF

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Abstract

【課題】少ないスイッチ数で、比較的広いゲイン調整範囲と小さなゲイン調整間隔が得られ、ゲイン変化時にも出力変化の対称性が維持されるゲイン可変の差動増幅回路の実現。【解決手段】差動対をなすトランジスタM1,M2と、負荷RL1,RL2と、電流源IS1,IS2と、抵抗部と、を有し、抵抗部は、抵抗値を、第1の値以上の間隔で変化させる粗調部11A,11B:21と、小さい第2の値以下の間隔で変化させる微調部12:22A,22Bと、を有し、粗調部と微調部の一方は、同じ構成の第1側方調整部11A,22Aと、第2側方調整部11B,22Bと、を有し、第1側方調整部および第2側方調整部は、粗調部と微調部の他方である中央調整部12,21の両側に対称に接続されると共にM1,M2のソースにそれぞれ接続され、中央調整部は、2つの接続端に対して対称な構成を有る差動増幅回路。【選択図】図2

Description

本発明は、差動増幅回路および半導体集積回路に関する。
差動増幅回路は、各種の分野で広く利用されており、用途に応じてゲイン(利得)可変の差動増幅回路が利用される。例えば、高速のデータ受信回路に使用される差動増幅回路は、ゲインを変化させることにより、受信回路の周波数特性が変化する。そこで、受信データの誤差率(エラーレート)や受信信号のアイパターンを評価し、評価結果から差動増幅回路のゲインを調整して、周波数特性を最適化することが行われる。
これまで、ゲイン可変の差動増幅回路は、差動増幅回路内の抵抗の抵抗値を変化させることによりゲインを変化させるのが一般的であり、さらに、ゲインは、デジタルコードに応じて調整できることが使い勝手の上から望ましい。そこで、差動増幅回路内の抵抗を、スイッチと抵抗を直列に接続した調整ユニットを複数個並列に接続した可変抵抗とし、複数の調整ユニットのうちオン(導通)するスイッチの個数を順次変化することにより、抵抗値を調整することでゲイン調整を行う。
デジタルコードに応じてゲインが設定されるゲイン可変の差動増幅回路は、広い調整範囲を有すると共に、デジタルコードの値に応じて、ゲインが等間隔(等ステップ)、すなわち一定のdB間隔で線形(リニア)に変化することが望ましい。差動増幅回路のゲインは、所定の式に応じて変化することが知られている。そこで、この式にしたがって、オンするスイッチの個数を増加させるとゲインが等ステップで線形に変化するように、複数の調整ユニットの抵抗値を設定し、複数の調整ユニットのオンするスイッチの個数を、デジタルコードの値に応じて制御する。これにより、デジタルコードの値に応じて、ゲインが等ステップで線形に変化する差動増幅回路が実現される。この場合、調整ユニットの抵抗値は、デジタルコードの値に応じて変化させるゲインの変化量に対応して決定するので、容易に決定できる。
上記の差動増幅回路では、デジタルコードの値が1変化するのに応じてオンするスイッチの個数が順に変化し、例えば最大ゲイン時には、すべてのスイッチがオンする。言い換えれば、ゲインを1ステップ変化させる際に、1つの抵抗が並列に接続させようにするために、デジタルコードの1つの値が変化する。このため、差動増幅回路は、必要とされるゲインの総ステップ数と同じだけのスイッチが必要になる。
ゲイン可変の差動増幅回路は、回路面積を小さくすることが求められており、ゲインの総ステップ数と同じ数のスイッチ、すなわち総ステップ数と同じ数の調整ユニットを設けると、回路面積が大きくなる。そのため、ゲイン可変の差動増幅回路で、少ないスイッチ数で、比較的広い調整範囲と小さな調整間隔(ステップ幅)を実現することが求められている。
抵抗値などを段階的に調整する場合に、粗調と微調を組み合わせて、少ないスイッチ数で、比較的広い調整範囲と小さな調整間隔(ステップ幅)を実現することが知られている。したがって、上記のゲイン可変の差動増幅回路においても、抵抗を、粗調と微調を組み合わせて調整することが考えられる。
特開2013−046417号公報 特開2010−183453号公報 特開2003−273674号公報
ゲイン可変の差動増幅回路は、入力の立ち上りおよび立下りに対して出力が対称に変化することが求められる。そのため、可変抵抗に含まれる複数の調整ユニットの接続を変化させる場合にも、差動増幅回路における対称が維持されることが求められる。
抵抗の抵抗値を粗調と微調を組み合わせて調整する際に、対称性を考慮したゲイン可変の差動増幅回路は知られていない。
実施形態によれば、少ないスイッチ数で、比較的広いゲイン調整範囲と小さなゲイン調整間隔が得られ、ゲイン変化時にも出力変化の対称性が維持されるゲイン可変の差動増幅回路が実現される。
実施形態の第1の態様の差動増幅回路は、差動対をなす第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1負荷および第2負荷と、電流源と、抵抗部と、を有する。第1負荷および第2負荷は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのドレインと一方の電源線との間にそれぞれ接続される。電流源は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースと他方の電源線との間に接続される。抵抗部は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのソース間に接続される。抵抗部は、抵抗部の抵抗値を、第1の値以上の間隔で変化させる粗調部と、抵抗部の抵抗値を、第1の値より小さい第2の値以下の間隔で変化させる微調部と、を有する。粗調部と微調部の一方は、同じ構成の第1側方調整部と、第2側方調整部と、を有する。第1側方調整部および第2側方調整部は、粗調部と微調部の他方である中央調整部の両側に対称に接続されると共に第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースにそれぞれ接続され、中央調整部は、第1側方調整部および第2側方調整部との2つの接続ノードに対して対称な構成を有する。
実施形態の第2の態様の半導体装置は、差動増幅回路と、制御回路と、デコーダと、を有する。差動増幅回路は、制御データに応じてゲインが変化する。制御回路は、差動増幅回路のゲイン調整コードを出力する。デコーダは、ゲイン調整コードを制御データに変換して差動増幅回路に印加する。差動増幅回路は、差動対をなす第1トランジスタおよび第2トランジスタと、第1負荷および第2負荷と、電流源と、抵抗部と、を有する。第1負荷および第2負荷は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのドレインと一方の電源線との間にそれぞれ接続される。電流源は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースと他方の電源線との間に接続される。抵抗部は、第1トランジスタおよび第2トランジスタのソース間に接続される。抵抗部は、抵抗部の抵抗値を、第1の値以上の間隔で変化させる粗調部と、抵抗部の抵抗値を、第1の値より小さい第2の値以下の間隔で変化させる微調部と、を有する。粗調部と微調部の一方は、同じ構成の第1側方調整部と、第2側方調整部と、を有する。第1側方調整部および第2側方調整部は、粗調部と微調部の他方である中央調整部の両側に対称に接続されると共に第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースにそれぞれ接続される。中央調整部は、第1側方調整部および第2側方調整部との2つの接続ノードに対して対称な構成を有る。粗調部および微調部の抵抗値は、制御データに応じて設定され、第1側方調整部および前記第2側方調整部は、同じ抵抗値を有する。
実施形態の差動増幅回路によれば、粗調部と微調部の一方を、同じ構成の第1側方調整部と、第2側方調整部と、に分割するので、中央調整部の両側に対称に配置することができる。これにより、出力変化の対称性を維持しながら、少ないスイッチ数で、比較的広いゲイン調整範囲と小さなゲイン調整間隔のゲイン可変の差動増幅回路が得られる。
図1は、一般的なゲイン可変の差動増幅回路を示す図であり、(A)が回路図であり、(B)がデジタルコード(ゲインコード: Gain code)に対するゲイン(Gain(dB))の変化例を示す図である。 図2は、実施形態のゲイン可変の差動増幅回路の2つの基本構成を示す図である。 図3は、図2の(A)に示す実施形態のゲイン可変の差動増幅回路において、抵抗部を具体化した第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路の構成を示す図である。 図4は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路における各抵抗の抵抗値の比率およびゲイン調整コードに応じたスイッチのオン・オフの選択を示す図であり、(A)が抵抗値の比率を、(B)がゲイン調整コードとスイッチのオン・オフ関係を示す。 図5は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路において、図4の(A)に示す抵抗比および図4の(B)に示す制御データに対するスイッチのオン・オフを適用した場合の、抵抗RSと差動増幅回路のゲイン(Gain)の変化を示す図である。 図6は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路を含み、ゲイン制御を行う半導体集積回路の構成を示す図である。 図7は、図6の増幅回路の構成を示す図である。 図8は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路を受信回路の初段の増幅回路に利用したSERDES通信システムの構成を示す図である。
実施形態を説明する前に、一般的なゲイン可変の差動増幅回路について説明する。
図1は、一般的なゲイン可変の差動増幅回路を示す図であり、(A)が回路図であり、(B)がデジタルコード(ゲインコード: Gain code)に対するゲイン(Gain(dB))の変化例を示す図である。
図1の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路は、第1トランジスタM1と、第2トランジスタM2と、負荷抵抗RL1と、RL2と、第1電流源IS1と、第2電流源IS2と、容量Cと、抵抗部と、を有する。第1トランジスタM1と第2トランジスタM2は、差動対をなす。負荷抵抗RL1は、M1のドレインと一方の電源線VDDとの間に接続される。負荷抵抗RL2は、M2のドレインとVDDとの間に接続される。第1電流源IS1は、M1のソースと他方の電源線GNDとの間に接続される。第2電流源IS2は、M2のソースとGNDとの間に接続される。第1電流源IS1および第2電流源IS2は、M1のソースとM2のソースを接続し、その接続ノードに接続することにより、共通化してもよい。容量Cは、M1のソースとM2のソースとの間に接続される。容量Cは、寄生容量などで実現され、特定の容量素子を接続しない場合もある。抵抗部は、M1のソースとM2のソースとの間に接続され、並列に接続された20個の調整ユニットを有する。M1およびM2のゲートに差動入力信号INおよびINXが入力し、差動出力ノードから差動出力信号OUTおよびOUTXが出力される。
20個の調整ユニットのそれぞれは、スイッチSW1−SW20と、スイッチの両側に接続された抵抗R11−R201およびR12−R202と、を有する。抵抗R11−R201の他端はM1のソースに接続され、抵抗R12−R202の他端はM2のソースに接続される。抵抗部は、SW1が接続された状態から、さらにSW2を接続し、SW3を接続し、SW20を接続してSW1−SW20がすべて接続された状態まで、20ステップの接続状態を取り得る。ここでは、ゲイン調整コードのデータBit1−Bit20が、SW1−SW20の状態制御に関係し、Bitn(n:1−20)が“0”の時には対応するSWnはオフ(遮断)し、Bitnが“1”の時にはSWnはオン(導通)する。Bit1−Bit20は、Bit1=“1”でBit2−Bit20“0”の状態から、さらにBit2=“1”に変化し、さらにBit3=“1”に変化し、最後にBit20=“1”に変化し、Bit1−Bit20がすべて“1”の状態に変化する。
図1の(A)の差動増幅回路のゲインは、次の式で表される。
Figure 2015195508
ここで、gmはM1とM2のトランスコンダクタンスであり、RLは差動増幅回路の負荷抵抗値(すなわち、RL1とRL2の抵抗値)であり、RSは差動増幅回路の負荷抵抗値を除く抵抗の実効的な抵抗値である。この差動増幅回路では、RSをBit1−20により制御することでゲインを制御する。
さらに、図1の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路では、各調整ユニットにおいて、スイッチの両側に同じ抵抗値の抵抗を配置することにより、スイッチの状態を変化させた時に、差動対の対称性が維持されるようにしている。
前述の通り、上記の式で表されるゲインが、図1の(B)に示すように、ゲイン調整コードの値の変化に対して、線形に一定のステップで変化することが求められる。そこで、図1の(A)の差動増幅回路では、ゲイン調整コードのデータBit1−Bit20が、1増加すると共に、SW1−S20が順にオンし、ゲインがdB(デシベル)の一定ステップで変化するよう制御する。上記のように、最大ゲイン時には、Bit1−Bit20がすべて“1”で、SW1−SW20のすべてがオン状態となる。そこで、R11とR12、…、R201とR201の各組の抵抗値は、下位の組までの合成抵抗を上記の式に代入して得られるゲインに対して、当該組までの合成抵抗を上記の式に代入して得られるゲインとの差が、1ステップ幅のゲイン差になるように選択する。ここで、dBで同一の値となる抵抗の差は、ゲインの調整範囲の一方の側と他方の側で異なる。そのため、抵抗値が2の累乗で変化するような複数の抵抗を用意し、それらを組み合わせて等間隔で抵抗値が変化する可変抵抗を適用してもゲインは等間隔で変化しないため、ステップ数に対応した個数の調整ユニットを設ける。
つまり、図1の(A)のゲイン可変の差動増幅回路では、ゲインを1ステップ変化させる際に、1つの抵抗を並列に接続させるために1ビットが必要であった。このため、差動増幅回路のゲインの制御には、必要とされるゲインの総ステップ数と同じだけのビット数が必要である。言い換えれば、図1の(A)のゲイン可変の差動増幅回路は、ゲインの総ステップ数と同じ数の調整ユニット(スイッチ)を有する。
ゲイン可変の差動増幅回路は、回路面積を小さくすることが求められており、ゲイン調整範囲および調整分解能を維持しながら、スイッチ数、すなわち調整ユニット数を低減して、回路面積を抑制することが求められている。
以下に説明する実施形態では、少ないスイッチ数で、比較的広いゲイン調整範囲と小さなゲイン調整間隔が得られ、ゲイン変化時にも出力変化の対称性が維持されるゲイン可変の差動増幅回路が開示される。
図2は、実施形態のゲイン可変の差動増幅回路の2つの基本構成を示す図である。
図2の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路は、第1トランジスタM1と、第2トランジスタM2と、負荷抵抗RL1と、RL2と、第1電流源IS1と、第2電流源IS2と、容量Cと、抵抗部と、を有する。図2の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路は、抵抗部以外は、図1の(A)のゲイン可変の差動増幅回路と同じであり、説明は省略する。
図2の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路では、抵抗部は、第1粗調部11Aと、第2粗調部11Bと、微調部12と、を有する。微調部12、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bは、直列に接続されており、抵抗部の抵抗値は、微調部12、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bの抵抗値を加算した値になる。
微調部12は、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bとの2つの接続ノードに対して対称な構成を有する。すなわち、微調部12の回路構成は、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bとの2つの接続ノードのどちらから見ても同じ回路構成に見えるようになっている。第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bは、同じ構成を有し、微調部12の両側に対称に接続され、さらにM1およびM2のソースにそれぞれ接続される。第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bは、抵抗値が可変であり、同じ抵抗値になるように一緒に調整される。第1粗調部11Aと第2粗調部11Bを合わせた1ステップの抵抗値の変化は、第1の値以上である。微調部12は、抵抗値が可変であり、微調部12の1ステップの抵抗値の変化は、第1の値より小さい第2の値以下である。微調部12は対称な構成を有し、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bは同じ構成を有し、微調部12の両側に対称に接続されるため、微調部12、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bの抵抗値を変化させても、差動対に対して対称の状態が維持される。
図2の(B)に示すゲイン可変の差動増幅回路は、図2の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路と類似の構成を有するが、抵抗部が、粗調部21と、第1微調部22Aと、第2微調部22Bと、を有することが異なる。粗調部21は、第1微調部22Aおよび第2微調部22Bとの2つの接続ノードに対して対称な構成を有する。すなわち、粗調部21の回路構成は、第1微調部22Aおよび第2微調部22Bとの2つの接続ノードのどちらから見ても同じ回路構成に見えるようになっている。第1微調部22Aおよび第2微調部22Bは、同じ構成を有し、粗調部21の両側に対称に接続され、さらにM1およびM2のソースにそれぞれ接続される。したがって、粗調部21、第1微調部22Aおよび第2微調部22Bの抵抗値を変化させても、差動対に対して対称の状態が維持される。
以下、図2の(A)に示すゲイン可変の差動増幅回路を例として説明するが、同様の説明が、図2の(B)に示すゲイン可変の差動増幅回路にも適用される。
一緒に調整される第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bを合わせた1ステップの抵抗値の変化は、第1の値以上であり、微調部12の1ステップの抵抗値の変化より大きい。言い換えれば、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bによる抵抗値の調整は、1ステップの抵抗値の変化が大きい粗調(coarse)であり、微調部12による抵抗値の調整は、1ステップの抵抗値の変化が小さい微調(fine)である。粗調と微調を組み合わせることにより、同じスイッチ数であっても、調整範囲が広く、調整分解能(1ステップの調整幅)が小さい調整が行える。
調整機構を、粗調部と微調部で形成することが知られている。例えば、抵抗値などを調整する抵抗調整機構では、粗調部と微調部を直列に接続し、抵抗調整機構の抵抗値は、粗調部の抵抗値と微調部の抵抗値を加算した抵抗値となる。粗調部で大きなステップで抵抗値を変化させ、微調部で小さなステップ(分解能)で抵抗値を変化させることにより、大きな調整範囲と、小さな分解能での調整を可能とする。しかし、図1の(A)に示したゲイン可変の差動増幅回路で、粗調部と微調部を直列に接続することにより抵抗部を形成したのでは、差動対に対して、抵抗部を対称に配置することはできない。そのため、粗調部および微調部の抵抗値を調整すると、それぞれの調整状態で差動対に対する対称性が変化し、出力信号の立ち上りと立下りに差が生じ、その差が調整にしたがって変化することになる。
図2の(A)に示す実施形態のゲイン可変の差動増幅回路では、微調部12、第1粗調部11Aおよび第2粗調部11Bの抵抗値を変化させても、差動対に対して対称の状態が維持される。同様に、図2の(B)に示す実施形態のゲイン可変の差動増幅回路では、粗調部21、第1微調部22Aおよび第2微調部22Bの抵抗値を変化させても、差動対に対して対称の状態が維持される。これにより、抵抗部の差動対に対する対称性を維持しながら、粗調と微調を組み合わせることにより得られる、大きな調整範囲と、小さな分解能での調整を可能とする。
図3は、図2の(A)に示す実施形態のゲイン可変の差動増幅回路において、抵抗部を具体化した例を、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路として示す。第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路では、抵抗部以外は、図1の(A)のゲイン可変の差動増幅回路と同じである。
第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路では、図2の(A)に示すように、微調部が中央に、第1粗調部が微調部の第1の側(図では左側)に接続され、第2粗調部が微調部の第2の側(図では右側)に接続される。
微調部は、並列に接続した第1から第10調整ユニットを有する。各調整ユニットは、直列に接続されたスイッチおよび2個の同じ抵抗値の抵抗を有し、2個の抵抗はスイッチの両側に接続される。例えば、第1調整ユニットは、抵抗R11とスイッチSW11と抵抗R12がこの順に直列に接続され、抵抗R11と抵抗R12は同じ抵抗値VR1を有し、スイッチSW1がオン(導通)すると、第1調整ユニットは2VR1の抵抗値になる。なお、ここでは、スイッチおよび配線の抵抗は無視して説明するが、それらを考慮してもよい。他の第2から第10調整ユニットについても同様であり、微調部の抵抗値は、スイッチがオンしている調整ユニットの抵抗を並列に接続した時の抵抗値になる。したがって、各調整ユニットは、両端に対して対称であり、微調部は、スイッチの状態を変化させても、両端に対して、すなわち第1粗調部および第2粗調部に対して対称な状態を維持する。
第1粗調部は、第11から第14左調整ユニットを有する。各左調整ユニットは、直列に接続されたスイッチおよび1個の抵抗を有する。例えば、第11左調整ユニットは、スイッチSW111と抵抗R111が直列に接続され、抵抗R111は抵抗値VR11を有し、スイッチSW111がオン(導通)すると、第11左調整ユニットはVR11の抵抗値になる。他の第12および第13左調整ユニットについても同様である。第14左調整ユニットは、スイッチSW141のみを有する。したがって、スイッチSW141がオンすると、第14左調整ユニットは抵抗ゼロとなる。第1粗調部の抵抗値は、スイッチがオンしている左調整ユニットの抵抗を並列に接続した時の抵抗値になる。
第2粗調部は、第11から第14右調整ユニットを有する。各右調整ユニットは、直列に接続されたスイッチおよび1個の抵抗を有する。例えば、第11右調整ユニットは、スイッチSW112と抵抗R112が直列に接続され、抵抗R112は抵抗値VR11を有し、スイッチSW112がオン(導通)すると、第11右調整ユニットはVR11の抵抗値になる。他の第12および第13右調整ユニットについても同様である。第14右調整ユニットは、スイッチSW142のみを有する。したがって、スイッチSW142がオンすると、第14右調整ユニットは抵抗ゼロとなる。第2粗調部の抵抗値は、スイッチがオンしている右調整ユニットの抵抗を並列に接続した時の抵抗値になる。このように、対応する左調整ユニットと右調整ユニットの抵抗の抵抗値は、同じである。
上記のように、第1粗調部と第2粗調部は、同じ構成を有し、微調部に対して対称になるように接続される。したがって、左調整ユニットにおいて、スイッチをM1のソースに、右調整ユニットにおいて、スイッチをM2のソースに、それぞれ接続してもよい。さらに、第1粗調部と第2粗調部の対応する左調整ユニットと右調整ユニットのスイッチは、同時にオン・オフされる。これにより、第1粗調部と第2粗調部は、スイッチの状態を変化させても、微調部に対して対称な状態を維持する。したがって、対応する左調整ユニットと右調整ユニットの2個のスイッチをオンした時には、左調整ユニットと右調整ユニットは、微調部に対して直列に接続されることになり、そこに含まれる2個の抵抗の抵抗値を加算した抵抗値を有する抵抗として寄与する。なお、以下の説明では、左調整ユニットと右調整ユニットのスイッチを合わせて1つのスイッチ動作として説明する。例えば、SW111とSW112は同時にオン・オフされるので、SW11をオン・オフすると称する。SW12−SW14についても同様である。また、左調整ユニットと右調整ユニットの抵抗値は、2つの抵抗の抵抗値を加算した抵抗値であり、それを粗調用調整ユニットの抵抗値と称する場合がある。
図4は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路における各抵抗の抵抗値の比率およびゲイン調整コードに応じたスイッチのオン・オフの選択を示す図であり、(A)が抵抗値の比率を、(B)がゲイン調整コードとスイッチのオン・オフ関係を示す。
図4の(A)において、SWはスイッチSW1−SW14を示し、Runit no.は対応するスイッチを含む調整ユニットの抵抗に比を示す。ここでは、SW11を含む調整ユニットの抵抗値およびSW12を含む調整ユニットの抵抗値を“1”とし、相対値で表している。SW1−SW10の調整ユニットの抵抗値は、並列接続のため、値が大きいほどゲインの変化は小さくなる。SW11−SW14の調整ユニットの抵抗値も、同様に並列接続のため、値が大きいほどゲインの変化は小さくなる。なお、SW1−SW10の調整ユニットの抵抗値とSW11−SW14の調整ユニットの抵抗値は、直列接続のため、加算される。なお、図4の(A)の抵抗比は一例であり、これに限られるものではない。
図4の(B)において、Code/Bitはゲイン調整コードをデコードした制御データを示し、横に伸びる数字はスイッチの番号を示し、制御データに対して表の値が“1”のスイッチをオンすることを示す。ここでは、制御データは、20ステップの調整レベルを有する。例えば、制御データ=“11”の時には、SW1、SW11(SW111,SW112)およびSW12(SW121,SW122)をオンし、他のスイッチはオフする。
図5は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路において、図4の(A)に示す抵抗比および図4の(B)に示す制御データに対するスイッチのオン・オフを適用した場合の、前述の式におけるRSと差動増幅回路のゲイン(Gain)の変化を示す図である。RSは相対値であり、ゲインはdB単位で示される。
Sは制御データに対して図5の(A)に示すように変化し、それに応じて回路のゲインは図5の(B)に示すように、ほぼ線形に等ステップで変化する。このように、第1実施形態によれば、必要なゲイン可変幅を、少ない制御データ値の数(bit)で実現することができる。言い換えれば、例えば、ゲイン(gain)ステップを1dBとすると、図1の(A)の回路では、19dBのゲイン可変幅を得るのに制御データ値が20(bit)必要なのに対し、第1実施形態では、同じ19dBの可変幅を得るのに14の値(bit)で実現することができる。必要な抵抗の面積も15%減らすことができる。さらに、必要なデータ数(bit)が増加すると、その効果はさらに大きくなる。
図6は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路を含み、ゲイン制御を行う半導体集積回路の構成を示す図である。
この半導体集積回路は、制御回路31と、デコーダ32と、増幅回路33と、を有し、増幅回路33が第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路である。制御回路31は、増幅回路33のゲインを制御するゲイン調整コードCode<x:1>を出力する。ここでは、x=5である。デコーダ32は、ゲイン調整コードCode<x:1>を受けて、制御データBit<y:1>を出力する。ここでは、y=14である。
図7は、増幅回路33の構成を示す図である。
増幅回路33は、図3に示した第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路と同じ構成を有する。図7では、第1電流源IS1および第2電流源IS2を、トランジスタのゲートにバイアス電圧Biasを印加した定電流回路で実現している。デコーダ32からの制御データBit<14:1>のうちのBit<5:1>はSW1−SW5のゲートに、Bit<10:6>はSW6−SW10のゲートに、Bit<14:11>はSW11−SW14のゲートにそれぞれ印加される。
図8は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路を受信回路の初段の増幅回路に利用したSERDES(Serializer-Deserializer)通信システムの構成を示す図である。
図8の通信システムは、送信回路40と、通信経路45と、受信回路50と、を有する。送信回路40は、内部で生成したパラレルデータをシリアルデータに変換して通信経路45を介して受信回路50に送信する。受信回路50は、受信したシリアルデータをパラレルデータに変換する。
受信回路50は、CTLE(Continuous Time Linear Equalizer)51と、DFE(Decision Feedback Equalizer)52と、デマルチプレクサ53と、制御回路54と、デコーダ32と、を有する。このCTLE51の中に、入力信号の周波数特性を制御するための増幅回路33が含まれる。CTLE51は、送信機から出力され、伝送特性により劣化した信号の周波数特性を補償するようにフィードバック制御される。制御回路54は、デマルチプレクサ53で復元されたデータからエラーを検出し、DFE52でエラーを低減するようにフィードバックをかける。以上の受信回路の構成は、広く知られているので、説明は省略する。
増幅回路33は、第1実施形態のゲイン可変の差動増幅回路であり、受信信号の周波数特性を制御することにより、良好な受信が行えるように制御する。具体的には、受信状態に応じて増幅回路33のゲインを変化させる。制御回路54は、図6に示したゲイン調整コードを発生する機能を有しており、検出したエラーレートに基づいてゲイン調整コードを発生し、デコーダ32に出力する。デコーダ32は、ゲイン調整コードから制御データを生成して増幅回路33に出力する。増幅回路33は、制御データに応じてゲインを変化させる。これにより、増幅回路33のゲインは、良好な受信が行える状態に制御される。なお、エラーレートの代わりに、受信状態を表すアイパターンの開口率などを検出し、開口率に応じてゲイン調整コードを発生するようにしてもよい。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
11A 第1粗調部
11B 第2粗調部
12 微調部
21 粗調部
22A 第1微調部
22B 第2微調部
M1、M2 トランジスタ
RL1 第1負荷抵抗
RL2 第2負荷抵抗
IS1 第1電流源
IS2 第2電流源

Claims (6)

  1. 差動対をなす第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのドレインと一方の電源線との間にそれぞれ接続される第1負荷および第2負荷と、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースと他方の電源線との間に接続される電流源と、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソース間に接続される抵抗部と、を備え、
    前記抵抗部は、
    前記抵抗部の抵抗値を、第1の値以上の間隔で変化させる粗調部と、
    前記抵抗部の抵抗値を、前記第1の値より小さい第2の値以下の間隔で変化させる微調部と、を備え、
    前記粗調部と前記微調部の一方は、同じ構成の第1側方調整部と、第2側方調整部と、を備え、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部は、前記粗調部と前記微調部の他方である中央調整部の両側に対称に接続されると共に前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースにそれぞれ接続され、
    前記中央調整部は、前記第1側方調整部および前記第2側方調整部との2つの接続ノードに対して対称な構成を有する
    ことを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記中央調整部は、並列に接続された複数の中央調整ユニットを有し、
    各中央調整ユニットは、中央スイッチと、前記中央スイッチの両側に接続された2個の中央抵抗と、を有する請求項1に記載の差動増幅回路。
  3. 前記第1側方調整部および前記第2側方調整部のそれぞれは、並列に接続された複数の側方調整ユニットを有し、
    各側方調整ユニットは、側方スイッチと、前記側方スイッチに接続された側方抵抗と、を有し、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部の前記側方スイッチおよび前記側方抵抗は、前記中央調整部に対して対称に配置され、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部の対応する2個の前記側方スイッチは、同時にオンまたはオフされる請求項1または2に記載の差動増幅回路。
  4. 制御データに応じてゲインが変化する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路のゲイン調整コードを出力する制御回路と、
    前記ゲイン調整コードを前記制御データに変換して前記差動増幅回路に印加するデコーダと、を備え、
    前記差動増幅回路は、
    差動対をなす第1トランジスタおよび第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのドレインと一方の電源線との間にそれぞれ接続される第1負荷および第2負荷と、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースと他方の電源線との間に接続される電流源と、
    前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソース間に接続される抵抗部と、を備え、
    前記抵抗部は、
    前記抵抗部の抵抗値を、第1の値以上の間隔で変化させる粗調部と、
    前記抵抗部の抵抗値を、前記第1の値より小さい第2の値以下の間隔で変化させる微調部と、を備え、
    前記粗調部と前記微調部の一方は、同じ構成の第1側方調整部と、第2側方調整部と、を備え、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部は、前記粗調部と前記微調部の他方である中央調整部の両側に対称に接続されると共に前記第1トランジスタおよび第2トランジスタのソースにそれぞれ接続され、
    前記中央調整部は、前記第1側方調整部および前記第2側方調整部との2つの接続ノードに対して対称な構成を有し、
    前記粗調部および前記微調部の抵抗値は、前記制御データに応じて設定され、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部は、同じ抵抗値を有することを特徴とする半導体集積回路。
  5. 前記中央調整部は、並列に接続された複数の中央調整ユニットを有し、
    各中央調整ユニットは、中央スイッチと、前記中央スイッチの両側に接続された2個の中央抵抗と、を有する請求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 前記第1側方調整部および前記第2側方調整部のそれぞれは、並列に接続された複数の側方調整ユニットを有し、
    各側方調整ユニットは、側方スイッチと、前記側方スイッチに接続された側方抵抗と、を有し、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部の前記側方スイッチおよび前記側方抵抗は、前記中央調整部に対して対称に配置され、
    前記第1側方調整部および前記第2側方調整部の対応する2個の前記側方スイッチは、同時にオンまたはオフされる請求項5に記載の半導体集積回路。
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