JP2015194580A - 内部ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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裕章 北川
Hiroaki Kitagawa
裕章 北川
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Abstract

【課題】簡易な構成によって装着位置から外れることを防止した内部ユニット及び画像形成装置を提供する。【解決手段】中間転写ユニット60の背面壁62に設けられ、画像形成装置10の装着位置に装着されることによって、複数の被接続部71等と電気的に接続される複数の接続部81等を備る。複数の接続部81等は、腕部81Cと第1接点部81Dを備える。腕部81Cは、装着過程で被接続部71等との間で押圧力を作用させて相対的に弾性変形する。第1接点部81Dは、腕部81Cに設けられ、前記装着位置に装着されたときに前記弾性変形に基づく復元力を受けて被接続部71が有する導電部71Dに接続して、装着方向に係合する。複数の第1接点部81D等のうち少なくとも二つは、腕部81C等において前記装着方向に隔てられた位置に設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、装着位置に装着されると複数の電極が有する付勢力により装着位置が固定される内部ユニット、及び前記内部ユニットを備える画像形成装置に関する。
電子写真方式によって用紙に画像を形成する複写機やプリンターなどの画像形成装置には、画像処理を実行するために複数の処理装置を内蔵している。例えば、走査装置は、感光体ドラムに静電潜像を形成する。現像装置は、トナーを用いて静電潜像を現像する。転写装置は、トナー像を記録媒体であるシートに転写させる。定着装置は、トナー像が転写されたシートを加熱及び加圧して、シートに画像を定着させる。これらの各処理装置によって、シートに画像が形成される。
各処理装置は、画像形成装置を組み立て易くし、且つ画像形成装置の保守性を向上させるために、複数の処理装置ごとに画像形成装置から着脱可能に形成されている。特に、カラーの画像形成装置において、色ごとに同じ種類の処理が実行される。そのため、現像処理などのように同じ種類の処理を実行する複数の現像装置がモジュール化されて一つ内部ユニットに纏められている。
また、画像形成に使用される複数の処理装置は、内部ユニットが装着されたときに、電力の供給を受ける各処理装置の電極が電力を供給する装置本体の電極に確実に接続されなければならない。
これらの電極同士を接続する方法として、バネ等により接合状態を維持し続けるように付勢される構成が知られている。このような内部ユニットにおいて、バネ等により接合状態を維持しつつ、内部ユニットの装着位置と装置本体の被装着位置とがずれることを防止するために、装置本体の被装着部と嵌合する嵌合部材が形成された装置がある(特許文献1)。
特開2002−244382号公報
しかしながら、嵌合部材を用いる従来の技術では、複数の電極を有する内部ユニットを装置本体に装着するときに、過度の力が加わって嵌合部材が破損するおそれがある。
本発明の目的は、簡易な構成によって装着位置から外れることを防止した内部ユニット及び画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る内部ユニットは、本体及び複数の接続部を備える。前記本体は、画像形成装置の内部に装着可能に構成されている。前記複数の接続部は、前記本体の側面に設けられ、前記画像形成装置内の装着位置に前記本体が装着されることによって、前記画像形成装置の内部に設けられた複数の被接続部それぞれと電気的に接続される。また、前記複数の接続部それぞれは、第1ベース部材及び第1接点部を有する。前記第1ベース部材は、前記本体が前記装着位置に装着される装着過程で前記被接続部との間で押圧力を作用させて前記側面に垂直な第1方向へ相対的に弾性変形する。前記第1接点部は、前記第1ベース部材に設けられ、前記本体が前記装着位置に装着されたときに前記弾性変形に基づく復元力を受けて前記被接続部が有する導電部に接続するとともに前記装着位置に対する前記本体の装着方向に係合する。また、複数の前記第1接点部のうち少なくとも二つは、前記第1ベース部材において前記装着方向に隔てられた位置に設けられている。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記内部ユニット、ユニット装着部、及び前記複数の被接続部を備える。前記ユニット装着部は、前記内部ユニットが前記装着位置で装着されるように構成されている。前記複数の被接続部は、前記ユニット装着部の内側面に設けられ、前記内部ユニットが前記ユニット装着部に装着されることによって、前記複数の接続部それぞれと電気的に接続される。また、前記複数の被接続部それぞれは、第2ベース部材及び導電部を有する。前記第2ベース部材は、前記装着過程で前記接続部との間で押圧力を作用させて前記第1方向へ相対的に弾性変形する。前記導電部は、前記第2ベース部材に設けられ、前記内部ユニットが前記装着位置に装着されたときに前記弾性変形に基づく復元力を受けて前記接続部が有する第1接点部に接続するとともに前記装着方向に係合する。また、複数の前記導電部のうち少なくとも二つは、前記第1接点部に対応して前記第2ベース部材において前記装着方向に隔てられた位置に設けられている。
本発明によれば、簡易な構成によって画像形成装置の装着位置から内部ユニットが外れることを防止することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る複合機の外観を示す斜視図である。 図2は、複合機の構成を示す図である。 図3は、中間転写ユニットの外観を示す図である。 図4は、中間転写ユニットの電極の外観を示す図である。 図5は、ユニット装着部の電極の外観を示す図である。 図6は、中間転写ユニットを本体装置のユニット装着部に装着するときの手順を示す断面図である。 図7は、装着時の中間転写ユニットの電極とユニット装着部の電極に装着するときの動きを示す断面図である。 図8は、装着時の中間転写ユニットの電極とユニット装着部の電極に装着された断面図である。 図9は、中間転写ユニットの電極の他の例を示す断面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10]
図1(A)及び図1(B)に示される、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像形成装置の一例)の概略構成について説明する。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能に設置された設置状態(図1(A)及び図1(B)に示される状態)で鉛直方向を上下方向8と定義する。また、前記設置状態において図1(A)及び図1(B)に示される正面(前面)として前後方向7と定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準として左右方向9を定義する。
図1(A)は、画像形成装置10の外観を示す斜視図である。図1(B)は、上側面カバー55を取り外した画像形成装置10の外観を示す斜視図である。画像形成装置10は、略直方体形状を呈する筐体10Aを含む。筐体10Aは、正面壁51、背面壁52、左側面壁53、及び右側面壁54により囲まれた箱形に形成されている。正面壁51、背面壁52、左側面壁53、及び右側面壁54それぞれの外側には、正面を覆う正面カバー51A、背面を覆う背面カバー52A、左側面を覆う左側面カバー53A、及び右側面を覆う右側面カバー54Aが設けられている。図1(B)に示されるように、正面壁51、背面壁52,左側面壁53、及び右側面壁54それぞれの内側には、正面の骨格となる正面フレーム51B、背面の骨格となる背面フレーム52B、左側面の骨格となる左側面フレーム53B、及び右側面の骨格となる右側面フレーム54Bが形成されている。筐体10Aの内部には、画像形成装置10を構成する各処理装置を装着するための複数の装着部が形成されている。筐体10Aには、上面側の開口部55Bを覆う上側面カバー55が設けられている。上側面カバー55は、筐体10Aの前後方向7の前方向に設けられた回動軸を中心に開閉可能に設けられている。上側面カバー55には、シートトレイ18が形成されており、画像が形成されたシートSが積載される。
前記複数の装着部には、ユーザーによって上側面カバー55を開放した場合に開口部55Bから交換可能な処理装置が装着される。前記複数の装着部のうち、筐体10Aの内部空間の上下方向8の中央付近に、後述する中間転写ユニット60(本発明の内部ユニットの一例、図6参照)が装着位置で装着されるユニット装着部58(本発明のユニット装着部の一例、図6参照)が設けられている。ユニット装着部58は、正面フレーム51B、背面フレーム52B、左側面フレーム53B、及び右側面フレーム54Bによって設けられた支持部によって、後述する中間転写ユニット60を支持する。ユニット装着部58の背面フレーム52B側の前記支持部には、後述する電源側接続部57が設けられている。電源側接続部57は、中間転写ユニット60に電力を供給する接続部である。電源側接続部57の詳細については後述する。また、ユニット装着部58の背面フレーム52Bと反対側の正面フレーム51B側の前記支持部には、前後方向7に延在する軸受部58A(本発明の軸受部の一例、図6参照)が形成されている。軸受部58Aは、軸受部58Aは、曲面を有する前後方向7に細長い溝が形成されており、軸が嵌め合わせると、前記軸を回動自在に支持する。
図2に示されるように、画像形成装置10は、制御部2、複数の画像形成ユニット4、中間転写ベルト5、光走査装置13、二次転写ローラー20、定着装置16、シートトレイ18、給紙カセット30、操作表示部25、及び搬送経路26などを備えるカラープリンターである。そして、画像形成装置10は、入力される画像データに基づいてシートSにモノクロ画像又はカラー画像を形成する。シートSは、本発明のシートの一例であり、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。また、本発明に係る画像形成装置の他の例として、ファクシミリー、コピー機、及び複合機などがある。なお、操作表示部25は、制御部2からの制御指示に従って各種の情報を表示し、ユーザー操作に応じて制御部2に各種の情報を入力するタッチパネルなどである。
画像形成ユニット4(4C,4M,4Y,4K)各々は、感光体ドラム11、帯電装置12、現像装置14、及び一次転写ローラー15(本発明の被導電部の一例)などを備える電子写真方式の画像形成ユニットである。画像形成ユニット4は、中間転写ベルト5の走行方向(水平方向)に沿って並設されており、所謂タンデム方式の画像形成ユニットを構成している。具体的に、画像形成ユニット4CではC(シアン)、画像形成ユニット4MではM(マゼンタ)、画像形成ユニット4YではY(イエロー)、画像形成ユニット4KではK(ブラック)に対応するトナー像が形成される。中間転写ベルト5の走行(回転)方向(矢印19方向)の上流側から順に、シアン用の画像形成ユニット4C、マゼンタ用の画像形成ユニット4M、イエロー用の画像形成ユニット4Y、ブラック用の画像形成ユニット4Kがその順番で一列に配置されている。
中間転写ベルト5は、画像形成ユニット4各々の感光体ドラム11に形成された各色のトナー像が1次転写(中間転写)される中間転写部材である。中間転写ベルト5は、駆動ローラー6A及び従動ローラー6Bによって張設され、回転駆動可能に支持されている。駆動ローラー6A及び従動ローラー6Bによって支持されることにより、中間転写ベルト5は、その表面が各感光体ドラム11の表面に接しながら走行(回転)可能となる。そして、中間転写ベルト5は、その表面が感光体ドラム11と一次転写ローラー15との間を通過する際に、各感光体ドラム11からトナー像が順に重ね合わせて転写される。光走査装置13には、各色のレーザー光を照射するレーザー光源、レーザー光を走査するポリゴンミラー、走査されたレーザー光を照射するミラー13C,13M,13Y,13K等を備えている。光走査装置13は、入力される各色の画像データに基づいてレーザー光を画像形成ユニット4各々の感光体ドラム11に照射することにより感光体ドラム11各々に静電潜像を形成する。
このように構成された画像形成装置10では、給紙カセット30から搬送経路26に沿って供給されるシートSに以下の手順でカラー画像が形成され、画像形成後のシートSがシートトレイ18に排出される。なお、搬送経路26には、給紙カセット30に積載されたシートSを二次転写ローラー20及び定着装置16を経てシートトレイ18に搬送する各種搬送ローラーが設けられている。
まず、各画像形成ユニット4各々では、以下の手順でトナー像を中間転写ベルト5に転写する。まず、帯電装置12によって円筒形状に形成された感光体ドラム11が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査装置13によって感光体ドラム11の表面に対応する色の画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム11上の静電潜像は、現像装置14からトナーが供給され、各色のトナー像として現像(可視像化)される。続いて、感光体ドラム11に形成された各色のトナー像は、各色の一次転写ローラー15によって中間転写ベルト5に転写される。中間転写ベルト5には、シアン色のトナー像、マゼンタ色のトナー像、イエロー色のトナー像、及びブラック色のトナー像が位置を合わせて順番に転写される。これにより、中間転写ベルト5に画像データに基づくカラー像が形成される。各色のトナー像を中間転写ベルト5に転写した後の感光体ドラム11は、除電装置で除電される。なお、現像装置14各々には、各色に対応する着脱可能なトナーコンテナ3(3C,3M,3Y,3K)からトナー(現像剤)が補給される。
次に、中間転写ベルト5上のカラー像は、二次転写ローラー20により、給紙カセット30から搬送経路26を経て搬送されるシートSに転写される。カラー像が転写されたシートSは、図示しない搬送手段によって定着装置16に搬送される。定着装置16は、高温に加熱された加熱ローラー16Aと、この加熱ローラー16Aに対向配置された加圧ローラー16Bとを有する。定着装置16に搬送されたシートSは、加熱ローラー16Aと加圧ローラー16Bとによって挟持されつつ搬送される。これにより、カラー像がシートSに溶着される。その後、シートSはシートトレイ18に排出される。
また、画像形成装置10には、画像形成ユニット4C,4M,4Yの感光体ドラム11及び一次転写ローラー15と中間転写ベルト5とを接触及び離間させる離接機構(不図示)が設けられている。そして、画像形成装置10においてモノクロ画像が印刷される場合には、前記離接機構により画像形成ユニット4C,4M,4Yの感光体ドラム11及び一次転写ローラー15と中間転写ベルト5とが離間される。これにより、画像形成ユニット4Kから中間転写ベルト5にブラックのトナー像のみが転写され、中間転写ベルト5からシートSにモノクロの画像が転写される。なお、本実施形態では、電子写真方式の画像形成ユニット4を例にして説明したが、画像形成ユニット4は電子写真方式のものに限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
制御部2は、画像形成装置10を統括制御するものである。制御部2は、CPU、ROM、RAM、EEPROMなどを主な構成要素とするマイクロコンピュータとして構成されている。制御部2は、画像形成装置10の内部において、各画像形成ユニット4、二次転写ローラー20、定着装置16、及び駆動ローラー6Aなどに接続されており、これらの構成要素を制御する。また、制御部2は、画像形成ユニット4を構成する各要素、具体的には、帯電装置12、光走査装置13、現像装置14、及び一次転写ローラー15などに接続されている。
このように、画像形成装置10は、複数の画像形成ユニット4(4C,4M,4Y,4K)によって各色のトナー像を走行中の中間転写ベルト5上に重ねて転写することにより、カラー像を中間転写ベルト5の表面に形成させる。さらに、画像形成装置10は、形成されたカラー像を二次転写ローラー20によって中間転写ベルト5からシートSへ転写することにより、シートS上にカラー画像を形成させる。なお、中間転写ベルト5を搬送ベルトとして用い、その搬送ベルト上に搬送されるシートSにカラー像が直接に重ね合わせて転写される構成や、中間転写ベルト5に代えてローラー状の中間転写部材を用いることも他の実施例として考えられる。
[中間転写ユニット60]
図3に示されるように、中間転写ユニット60は、中間転写ベルト5、駆動ローラー6A、従動ローラー6B、各画像形成ユニット4の一次転写ローラー15、各色のコンテナ装着部69(69C,69M,69Y,69K)、ユニット側接続部65、及び回動軸66などを備えたユニットである。このように、中間転写ユニット60は、シートSに画像形成処理の一部である各色のトナー像を転写する複数の一次転写ローラー15を有する。中間転写ユニット60は、略直方体の形状であり、画像形成装置10の内部に装着可能である。中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されるときに、筐体10Aの内部の各フレームに接する上下方向8に略平行な4つの側面壁を有する。中間転写ユニット60の上下方向8に略平行な側面のうち、筐体10Aの内部の正面フレーム51Bの前記支持部に支持される側面が正面壁61である。中間転写ユニット60の上下方向8に略平行な側面のうち、筐体10Aの内部の背面フレーム52Bの前記支持部に支持される側面が背面壁62である。背面壁62は、後述するユニット側接続部65が設けられる正面壁61とは前後方向7に反対側で筐体10Aに接する側面壁である。中間転写ユニット60の上下方向8に略平行な側面のうち、筐体10Aの内部の左側面フレーム53Bの前記支持部に支持される側面が左側面壁63である。中間転写ユニット60の上下方向8に略平行な側面のうち、筐体10Aの内部の右側面フレーム54Bの前記支持部に支持される側面が右側面壁64である。右側面壁64は、左側面壁63とは左右方向9に反対側で筐体10Aに接する側面壁である。なお、正面壁61及び背面壁62は、中間転写ユニット60が前記ユニット装着部58に装着される装着方向に交差する交差方向の面である。
中間転写ユニット60の上側面には、コンテナ装着部69が設けられている。コンテナ装着部69は、画像形成ユニット4(4C,4M,4Y,4K)各々の現像装置14に対応して4箇所ある。前後方向7の前側から順番に、コンテナ装着部69K、コンテナ装着部69Y、コンテナ装着部69M、及びコンテナ装着部69Cが設けられている。コンテナ装着部69Kは、ブラック色のトナーコンテナ3Kが装着される。コンテナ装着部69Yは、イエロー色のトナーコンテナ3Yが装着される。コンテナ装着部69Mは、マゼンタ色のコンテナ装着部69Mが装着される。コンテナ装着部69Cは、シアン色のトナーコンテナ3Cが装着される。筐体10Aの上側面カバー55が開放されると、ユーザーによって各トナーコンテナ3が交換可能になる。
中間転写ユニット60の下側面には、中間転写ベルト5が設けられている。前面壁61側に駆動ローラー6Aが配置されており、背面壁62側に従動ローラー6Bが配置されている。前面壁61の側の近傍には、左右方向9に延在する回動軸66が設けられている。中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着される装着過程で、ユニット装着部58の正面フレーム51B側の前記支持部に設けられた軸受部58A(図6参照)嵌め合わされて、中間転写ユニット60を前記装着方向に回動させるための中心になる。中間転写ユニット60が筐体10Aのユニット装着部58に装着されると、中間転写ベルト5の内側に設けられた画像形成ユニット4各々の一次転写ローラー15は、中間転写ベルト5を隔てて、画像形成ユニット4各々の感光体ドラム11に対向した位置になる。
[ユニット側接続部65]
図4に示されるように、中間転写ユニット60の背面壁62には、中心付近から左右方向9の右側よりの位置にユニット側接続部65が設けられている。ユニット側接続部65は、中間転写ユニット60の一次転写ローラー15に、画像形成装置10から電力の供給を受ける接続部である。ユニット側接続部65は、複数の接続部81,82,83,84(本発明の複数の接続部の一例)を備える。複数の接続部81,82,83,84は、前記装着位置に中間転写ユニット60が装着されることによって、ユニット装着部58に設けられた複数の被接続部71,72,73,74それぞれと電気的に接続される(図5参照)。複数の接続部81,82,83,84は、背面壁62に左右方向9に並んで設けられており、複数の一次転写ローラー15それぞれと複数の被接続部それぞれとの間を電気接続するものである。接続部81は、上下方向8に交差する左右方向9に並んで配置された右端に位置し、接続部84は、左右方向9に並んで配置された左端に位置する。左右方向9の両端に設けられた前記接続部が、接続部81,84(本発明の両端接続部の一例)である。両端の接続部81,84よりも左右方向9の内側に設けられた前記接続部が、接続部82,83(本発明の内側接続部の一例)である。
接続部81は、被接続部71と電気的に接続され、電源からの電力を供給可能にする。接続部81は、金属製の板状部材を加工して一方向に長尺に形成された部材である。接続部81は、長尺方向の両端部それぞれが背面壁62側のユニット側接続部65に固定されている。固定された2箇所は、固定部81A,81Bである。固定部81A,81Bの位置は、上下方向8に並んでいる。固定部81Aは、上下方向8の上側である。固定部81Aは、板状部材が背面壁62側へ押し込むように前後方向7の前方向に折り曲げられた部分の接続部81を固定している。固定部81Bは、上下方向8の下側である。固定部81Bは、背面壁62から前後方向7の後方向に突き出した棒状部材の溝に、接続部81の板状部材に設けられた斬込部を突き抜けて被せて、前記斬込部を前記溝に引っ掛けて固定している。接続部81は、固定部81A,81Bの間を架橋されている。架橋された間の長尺方向の板状部材が腕部81C(本発明の第1ベース部材の一例)である。腕部81Cは、両端部が固定部81A,81Bに固定され、その間の部分が背面壁62から離れていて固定されていない。そのため、前後方向7に伸縮する弾性を有する。そのため、腕部81Cは、中間転写ユニット60が前記装着位置に装着される前記装着過程で、後述する被接続部71との間で押圧力を作用させて背面壁62に垂直な後方向へ相対的に弾性変形する。なお、相対的に前記弾性変形とは、接続部81及び被接続部71が相互に押圧することにより、接続部81及び被接続部71の何れか一方又は双方の形状が変形されるため、復元力により元の形状に戻ることが可能な形状の変化である。接続部81が前後方向7の後側から前側への押圧力を受けると、前記押圧力に反発して復元力を有する。腕部81Cのうち固定部81A,81Bに近い部分が変形しにくく、固定部81A,81Bの中央付近の部分が変形しやすい。そのため、腕部81Cのうち固定部81A,81Bに近い部分は復元力が強く、固定部81A,81Bの中央付近の部分は復元力が弱い。
接続部81は、第1接点部81D(本発明の第1接点部の一例)を有する。第1接続点81Dは、一つの一次転写ローラー15と電気的に接続されている。第1接点部81Dは、腕部81Cに設けられている。第1接点部81Dは、腕部81Cの一部を前後方向7の後方向に屈曲されることによって、腕部81Cと一体に形成されている。第1接点部81Dは、腕部81Cから突き出した形状である。その突き出した向きは、背面壁62から離間する前後方向7の後方向である。第1接点部81Dは、対応する窪みが形成された箇所に係合可能な形状である。中間転写ユニット60が前記装着位置に装着されたときに、腕部81Cが前記弾性変形し、それに基づく復元力を受けて、第1接点部81Dは、対応する窪みが形成された箇所に係合される。接続部81は、前記窪みが形成された箇所に係合されると、前記窪みの箇所に接続するとともに、接続部81全体が上下方向8へ移動することが防止される。そのため、接続部81が前記窪みの箇所に係合されると、中間転写ユニット60は、前記装着位置に対する前記装着方向に係合される。なお、前記窪みの箇所は、後述する被接続部71の導電部71Dである。
また、第1接点部81Dの上下方向8の位置は、腕部81Cの中央付近よりも上側であり、固定部81A側に寄せられている。第1接点部81Dの上下方向8の位置は、腕部81Cの中でも変形しにくい箇所である。なお、第1接点部81Dの位置は、固定部81B側に寄せられていてもよい。
接続部82,83,84も接続部81と同様に、固定部82A,82B,83A,83B,84A,84Bを有し、その間に腕部82C,83C,84Dが架橋されている。接続部84の第1接点部84D、接続部82の第1接点部82D、及び接続部83の第1接点部83Dそれぞれは、腕部84C,82C,83Cから突き出した形状である。その突き出した向きは、背面壁62から離間する前後方向7の後方向である。接続部84の第1接点部84Dの位置は、接続部81の第1接点部81Dと同様に、腕部84Cの固定部84A側に寄せられている。一方、接続部82の第1接点部82Dの位置は、接続部81の第1接点部81Dと異なり、固定部82A,82Bの中央付近である。接続部83の第1接点部83Dの位置は、接続部82の第1接点部82Dと同様に、固定部83A,83Bの中央付近である。このように、ユニット側接続部65が有する左右方向9の両端にある接続部81,84の第1接点部81D,84Dの上下方向8の位置が、左右方向9の内側にある接続部82,83の第1接点部82D,82Dの上下方向8の位置が隔てられている。このように、接続部81,84の第1接点部81D,84Dは、腕部81C、84Cの固定部81A,84Aに寄せられた位置であり、変形しにくい位置に形成されている。そのため、腕部81C、84Cによる復元力が強い。一方、接続部82,83の第1接点部82D,83Dは、腕部82C,83Cの中央付近の位置であり、変形しやすい位置に形成されている。そのため、腕部82C,83Cによる復元力が弱い。
[電源側接続部57]
背面フレーム52Bに形成されたユニット装着部58には、中間転写ユニット60の背面壁62側を支持する前記支持部と、中間転写ユニット60の一次転写ローラー15それぞれに電源からの電力を供給可能にする電源側接続部57が形成されている。前記電源は、高圧半導体素子やトランスなどの電力供給用の各種素子によって構成されている。図1に示されるように、電源側接続部57は、背面フレーム52Bの中心付近から左右方向9の右側よりの位置に設けられている。図5に示されるように、電源側接続部57は、複数の被接続部71,72,73,74(本発明の複数の被接続部の一例)を備える。複数の被接続部71,72,73,74は、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されることによって、複数の接続部81,82,83,84それぞれと電気的に接続される。複数の被接続部71,72,73,74は、背面フレーム52Bに左右方向9に並んで設けられている。複数の被接続部71,72,73,74は、対応する複数の接続部81,82,83,84に接続されることによって、電源からの電力を複数の一次転写ローラー15それぞれに供給可能にする。被接続部71は、上下方向8に交差する左右方向9に並んで配置された右端に位置し、被接続部74は、左右方向9に並んで配置された左端に位置する。左右方向9の両端に設けられた前記被接続部が、被接続部71,74(本発明の両端被接続部の一例)である。両端の被接続部71,74よりも左右方向9の内側に設けられた前記被接続部が、被接続部72,73(本発明の内側被接続部の一例)である。
被接続部71は、接続部81と電気的に接続され、電源からの電力を供給可能にする。被接続部71は、金属製の板状部材を加工して一方向に長尺に形成された部材である。被接続部71は、長尺方向の両端部それぞれが背面フレーム52B側の電源側接続部57に固定されている。固定された2箇所は、固定部71A,71Bである。固定部71A,71Bの位置は、上下方向8に並んでいる。固定部71Aは、上下方向8の上側の固定部である。固定部71Bは、上下方向8の下側の固定部である。固定部71A,71Bは、前後方向8の前側から板状部材を挟んで背面フレーム52Bにピンで押し込むことにより固定されている。また、固定部71A,71Bの間隔は、対応する接続部81の固定部81A,82Bの間隔よりも狭い。被接続部71は、固定部71A,71Bの間を架橋されている。架橋された間の長尺方向の板状部材が腕部71C(本発明の第2ベース部材の一例)である。腕部71Cの上下方向8の長さは、対応する接続部81の腕部81Cよりも短い。腕部71Cは、両端部が固定部71A,71Bに固定され、その間の部分が背面フレーム52Bから離れており固定されていない。そのため、前後方向7に伸縮する弾性を有する。そのため、腕部71Cは、前記装着過程で、被接続部71との間で押圧力を作用させて背面フレーム52Bに垂直な後方向へ相対的に前記弾性変形する。但し、腕部71Cが腕部81Cよりも短いため、腕部81Cよりも前後方向7に変形しにくい。そのため、被接続部71と接続部81とが前記装着過程で前記装着方向に移動しながら接触すると、接続部81の形状変化の方が顕著である(図7(B)参照)。もちろん、腕部71Cが前後方向7に堅く、前装着過程で腕部81Cに接触されても変形しないものでもよい。被接続部71が前後方向7の後側から前側への押圧力を受けると、前記押圧力に反発して復元力を有する。腕部71Cのうち固定部71A,71Bに近い部分が変形しにくく、固定部71A,71Bの中央付近の部分が変形しやすい。そのため、腕部71Cのうち固定部71A,71Bに近い部分は復元力が強く、固定部71A,71Bの中央付近の部分は復元力が弱い。
被接続部71は、導電部71D(本発明の導電部の一例)を有する。導電部71Dは、電源と電気的に接続されている。導電部71Dは、腕部71Cに設けられている。導電部71Dは、腕部71Cの一部を前後方向7の後方向に屈曲されることによって、腕部71Cと一体に形成されている。導電部71Dが電源側接続部57から前後方向7の後方向へ窪んだ形状である。導電部71Dは、対応する第1接点部81Dに係合可能な形状である。中間転写ユニット60が前記装着位置に装着されたときに、腕部71Cが前記弾性変形し、それに基づく復元力を受けて、導電部71Dは、対応する第1接点部81Dに係合される。被接続部71は、第1接点部81Dに係合されると、第1接点部81Dに接続するとともに、対応する接続部81全体が上下方向8へ移動することが防止する。そのため、被接続部71が接続部81に係合されると、中間転写ユニット60は、前記装着位置に対する前記装着方向に係合される。
また、導電部71Dの上下方向8の位置は、係合される第1接点部81Dに対応した位置であり、腕部71Cの中央付近よりも上側であり、固定部71A側に寄せられて形成されている。第1接点部81Dの上下方向8の位置は、腕部81Cの中でも変形がしにくい箇所である。なお、第1接点部81Dが固定部81B側に寄せられて設けられている場合は、導電部71Dも固定部71B側に寄せられて設けられる。
被接続部72,73,74も被接続部71と同様に、固定部72A,72B,73A,73B,74A,74Bを有し、その間に腕部72C,73C,74Cが架橋されている。被接続部74の導電部74D、被接続部72の導電部72D、及び被接続部73の導電部73Dそれぞれは、腕部74C,72C,73Cから窪んだ形状である。その窪んだ向きは、背面フレーム52Bへ接近する前後方向7の後方向である。被接続部74の導電部74Dの位置は、係合される第1接点部84Dに対応しており、被接続部71の導電部71Dと同様に、腕部74Cの固定部74A側に寄せられている。一方、被接続部72の導電部72Dの位置は、係合される第1接点部82Dに対応しており、被接続部71の導電部71Dと異なり、固定部72A,72Bの中央付近である。被接続部73の導電部73Dの位置は、係合される第1接点部83Dに対応しており、被接続部72の導電部72Dと同様に、固定部73A,73Bの中央付近である。このように、電源側接続部57が有する左右方向9の両端にある被接続部71,74の導電部71D,74Dの上下方向8の位置が、左右方向9の内側にある被接続部72,73の導電部72D,72Dの上下方向8の位置が隔てられている。このように、被接続部71,74の導電部71D,74Dは、腕部71C、74Cの固定部71A,74Aに寄せられた位置であり、変形しにくい位置に形成されている。そのため、腕部71C、74Cによる復元力が強い。一方、被接続部72,73の導電部72D,73Dは、腕部72C,73Cの中央付近の位置であり、変形しやすい位置に形成されている。そのため、腕部72C,73Cによる復元力が弱い。
[中間転写ユニット60の装着する手順]
図6(A)乃至図6(C)は、中間転写ユニット60を装着する際の手順が示されている。なお、説明の便宜上、筐体10Aから上側面カバー55が取り外されており、上面側の開口部55Bが開いているものとする。また、図6は、筐体10Aの内部に装着されている画像形成ユニット4などの記載が省略されている。ユーザーは、筐体10Aの上面側の開口部55Bから中間転写ユニット60を筐体10Aに装着し、及び筐体10Aから中間転写ユニット60を取り外しできる。
図6(A)に示されるように、ユーザーは、中間転写ユニット60の回動軸66が形成された正面壁61方を筐体10Aの正面フレーム51Bに合わせ、ユニット側接続部65が形成された背面壁62側を筐体10Aの背面フレーム52Bに合わせる。ユーザーは、中間転写ユニット60の前後方向7の前側をやや下に傾けた状態にする。ユーザーは、傾けた中間転写ユニット60を筐体10Aの開口部55Bから上下方向8の下方向(矢印Y1)へ挿入する。
図6(B)に示されるように、ユーザーは、中間転写ユニット60の回動軸66をユニット装着部58の軸受部58Aに嵌め合わせる。ユーザーは、中間転写ユニット60を軸受部58Aに嵌め合わされた回動軸66を中心に、背面壁62側を下方向(矢印Y2)へ回動させる。ユーザーは、中間転写ユニット60の背面壁62がユニット装着部58の背面フレーム52Bの前記支持部に支持される位置まで回転させる。
図6(C)に示されるように、ユーザーは、中間転写ユニット60の背面壁62側がユニット装着部58の背面フレーム52B側の前記支持部に支持されると回動を停止する。このように、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着され、正面フレーム51Bの前記支持部及び背面フレーム52Bの前記支持部の双方に支持される位置が前記装着位置である。この場合、中間転写ユニット60の左面壁63は、左側フレーム53Bの前記支持部に支持され、中間転写ユニット60の右面壁64は、右側フレーム54Bの前記支持部に支持される。また、矢印Y1及び矢印Y2の向きが前記装着方向である。中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されると、中間転写ユニット60のユニット側接続部65が筐体10Aの電源側接続部57に接続する。
次に、中間転写ユニット60をユニット装着部58に装着する際のユニット側接続部65と電源側接続部57の状態について説明する。ここでは、例として、接続部83と対応する被接続部73について述べる。図7(A)に示されるように、ユーザーが中間転写ユニット60を装着させる動作に伴って、接続部83が上下方向8の下方向(矢印Y3)に移動して、固定されている被接続部73に接触させられる。
図7(B)に示されるように、前記装着過程で、接続部83の第1接点部83Dが被接続部73の腕部73Cに接触すると、相互に押圧力を作用させる。接続部83の腕部83Cが前後方向7の前側に撓み、前記弾性変形する(矢印Y5,Y6)。第1接点部83Dが接触される腕部73Cも前後方向7の後側に押圧されるが、腕部73Cの復元力が腕部83Cの復元力よりも強いため、主に腕部83Cの方が変形する。その状態を維持したまま、接続部83は、下方へ移動される(矢印Y4)。
図7(C)に示されるように、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されると、接続部83の第1接点部83Dの上下方向8の位置と被接続部73の導電部73Dの上下方向8の位置とが一致する。接続部83の腕部83Cと被接続部73の腕部73Cとが相互に前後方向7に押圧力を作用させる。接続部83は、前後方向7の後側へ被接続部73を押圧する(矢印Y7)。被接続部73は、前後方向7の前側へ接続部83を押圧する(矢印Y8)。接続部83及び被接続部73は、前記弾性変形に基づく復元力を相互に受ける。そのため、接続部83の第1接点部83Dと被接続部73の導電部73Dとが係合される。
図8に示されるように、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されると、接続部81,82,84の第1接点部81D,82D,84Dの上下方向8の位置が、対応する被接続部71,72,74の導電部71D,72D,74Dの上下方向8の位置に一致する。接続部81の腕部81Cと被接続部71の腕部71Cとが相互に前後方向7に押圧力を作用させる。接続部81及び被接続部71は、前記弾性変形に基づく復元力を相互に受けるため、第1接点部81Dと導電部71Dとが係合される。接続部82の腕部82Cと被接続部72の腕部72Cとが相互に前後方向7に押圧力を作用させる。接続部82及び被接続部72は、前記弾性変形に基づく復元力を相互に受けるため、第1接点部82Dと導電部72Dとが係合される。接続部84の腕部84Cと被接続部74の腕部74Cとが相互に前後方向7に押圧力を作用させる。接続部84及び被接続部74は、前記弾性変形に基づく復元力を相互に受けるため、第1接点部84Dと導電部74Dとが係合される。
両端の接続部81,84の第1接点部81D,81Dと、対応する被接続部71,74の導電部71D,74Dが係合する位置が、上下方向8の中央付近から上側に寄せられている。一方、内側の接続部82,83の第1接点部82D,83Dと、対応する被接続部72,73の導電部72D,73Dが係合する位置が、上下方向8の中央付近である。そのため、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されると、ユニット側接続部65と電源側接続部57は、左右方向9の両端が比較的強い復元力で係合され、内側が弱い復元力で係合される。装着された中間転写ユニット60が前記装着位置を維持するために影響力が比較的大きい両端の接続部81,84が、両端の被接続部71,74に強い復元力で係合される。一方、影響力が比較的小さい両端の接続部82,83が、両端の被接続部72,73に弱い復元力で係合される。これにより、中間転写ユニット60がユニット装着部58に装着されると、画像形成装置10の各種ローラーが発生する振動などによって、中間転写ユニット60の位置が正常な前記装着位置からずれることが防止される。また、ユーザーが比較的弱い力で中間転写ユニット60をユニット装着部58から着脱することができる。
[実施形態の効果]
以上説明したように、本発明の画像形成装置10によれば、複数の前記接続部及び複数の前記被接続部の係合位置が前記装着方向に隔てられた位置になる簡易な構成を備える。これによって、中間転写ユニット60が前記装着位置から外れることを防止することができる。また、本発明の画像形成装置10は、前記装着位置に係合する影響力が大きい両端の接続部81,84及び被接続部71,74を強い復元力で係合し、影響力が小さい内側の接続部82,83及び被接続部72,73を弱い復元力で係合している。そのため、中間転写ユニット60は、ユニット装着部58に容易に着脱される。
[実施形態の変形例]
前記実施形態の説明では、本発明の前記内部ユニットとして中間転写ユニット60、前記複数の被導電部として一次転写ローラー15の場合について説明したが本発明はこれに限るものではない。例えば、前記内部ユニットは、各色のトナーコンテナ3(3C,3M,3Y,3K)、画像形成ユニット4、及び光走査装置13などでもよい。また、前記複数の被導電部は、各色の画像形成ユニット4に含まれる感光体ドラム11、帯電装置12、及び現像装置14などでもよい。
前記実施形態の説明では、ユニット装着部58の前記支持部は、正面フレーム51B、背面フレーム52B、左側面フレーム53B、及び右側面フレーム54Bに設けられた場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。中間転写ユニット60が筐体10Aの上下方向に着脱可能であれば、ユニット装着部58は、一部のフレームにのみ接続するものや、筐体10Aの内部空間を画するフレームなどに形成されたものでもよい。
前記実施形態の説明では、中間転写ユニット60の複数の接続部81,82,83,84、及び被接続部71,72,73,74が各4個の場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。複数の接続部及び被接続部が2個以上であればよく、例えば、各接続部が3個、5個、6個などでもよい。
前記実施形態の説明では、両端の接続部81,84に第1接点部81D,84Dが上側に寄せられた位置に形成され、内側の接続部82,83の第1接点部82D,83Dが中央付近に形成された場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。複数の前記接続部のうち少なくとも二つの接続部の前記第1接点部が上下方向8に隔てられた位置に設けられていればよい。例えば、第1接点部81D,82D,83D,84Dが上下方向8の上側から下側に順番に隔てられた位置に設けられており、被接続部71,72,73,74がこれに対応する位置に設けられていてもよい。
前記実施形態の説明では、複数の接続部81,82,83,84、及び被接続部71,72,73,74が左右方向9に並んで配置される場合について説明したが,本発明はこれに限るものではない。複数の接続部81,82,83,84、及び被接続部71,72,73,74が左右方向9の左側から右側へ上下方向8の上側へ位置をずらしながら並べられたものでもよい。また、複数の接続部81,82,83,84、及び被接続部71,72,73,74が左右方向9の左側から右側へ上下方向8の上下互い違いに配置されていてもよい。
前記実施形態の説明では、第1接点部81D,82D,83D,84Dが外側に突き出した形状であり、導電部71D,72D,73D,74Dが内側に窪んだ形状である場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。第1接点部81D,82D,83D,84Dと導電部71D,72D,73D,74Dが係合可能な形状であればよい。例えば、第1接点部81D,82D,83D,84Dが内側に窪んだ形状であり、導電部71D,72D,73D,74Dが外側に突き出した形状でもよい。また、第1接点部81D,84D及び導電部72D,73Dが内側に窪んだ形状であり、第1接点部82D,83D,及び導電部71D,74Dが外側に突き出した形状でもよい。
また、第1接点部81D,82D,83D,84Dは、腕部81C,82C,83C,84Cそれぞれの左右方向9の一部分のみが突き出した形状である。導電部71D,72D,73D,74Dは、腕部71C,72C,73C,74Cそれぞれの対応する一部分のみが窪んだ形状である。さらに突き出した形状は、半球型形状、円錐型形状、及び三角錐型形状などである。対応する窪んだ形状は、各形状に対応して係合可能であればよい。
前記実施形態の説明では、第1接点部81D,82D,83D,84Dが腕部81C,82C,83C,84Cと一体に形成されており、導電部71D,72D,73D,74Dが、腕部71C,72C,73C,74Cと一体に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。第1接点部81D,82D,83D,84Dが腕部81C,82C,83C,84と別部材により構成され、導電部71D,72D,73D,74Dが、腕部71C,72C,73C,74Cと別部材により構成されていてもよい。例えば、第1接点部81D,82D,83D,84D及び導電部71D,72D,73D,74Dは、金属製の部材により構成されており、接続されると通電可能である。腕部81C,82C,83C,84C及び腕部71C,72C,73C,74Cは、前記弾性変形が可能な樹脂により構成されているものでもよい。また、腕部81C,82C,83C,84C及び腕部71C,72C,73C,74Cは、前記弾性変形が可能であれば、その形状が板状でなくてもよい。
前記実施形態の説明では、接続部81の第1接点部81D、及び被接続部71の導電部71Dが各1つの場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、図9に示されるように、接続部85には、第1接点部85D,85Eが形成されており、被接続部75には、導電部75D,75Eが形成されたものでもよい。
前記実施形態の説明では、中間転写ユニット60が回動軸66を備え、ユニット装着部58に軸受部58Aが形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。前記内部ユニットが前記装着位置に装着可能なものであれば、前記回動軸や前記軸受部は、なくてもよい。
4:画像形成ユニット
5:中間転写ベルト
10:画像形成装置
10A:筐体
15:一次転写ローラー
51B:正面フレーム
52B:背面フレーム
57:電源側接続部
58:ユニット装着部
58A:軸受部
60:中間転写ユニット
61:正面壁
62:背面壁
65:ユニット側接続部
66:回動軸
71,72,73,74:被接続部
71A,71B,72A,72B,73A,73B,74A,74B:固定部
71C,72C,73C,74C:腕部
71D,72D,73D,74D:導電部
81,82,83,84:接続部
81A,81B,82A,82B,83A,83B,84A,84B:固定部
81C,82C,83C,84C:腕部
81D,82D,83D,84D:第1接点部

Claims (15)

  1. 画像形成装置の内部に装着可能な本体と、
    前記本体の側面に設けられ、前記画像形成装置内の装着位置に前記本体が装着されることによって、前記画像形成装置の内部に設けられた複数の被接続部それぞれと電気的に接続される複数の接続部と、を備え、
    前記複数の接続部それぞれは、
    前記本体が前記装着位置に装着される装着過程で前記被接続部との間で押圧力を作用させて前記側面に垂直な第1方向へ相対的に弾性変形する第1ベース部材と、
    前記第1ベース部材に設けられ、前記本体が前記装着位置に装着されたときに前記弾性変形に基づく復元力を受けて前記被接続部が有する導電部に接続するとともに前記装着位置に対する前記本体の装着方向に係合する第1接点部と、を有し、
    複数の前記第1接点部のうち少なくとも二つは、前記第1ベース部材において前記装着方向に隔てられた位置に設けられている内部ユニット。
  2. 前記複数の接続部は、前記側面において前記装着方向に交差する交差方向に並んで配置されており、
    前記第1ベース部材は、前記装着方向に長尺に形成され、その長尺方向の両端部それぞれが前記側面に固定され、前記第1方向に伸縮する弾性を有する板状部材である請求項1に記載の内部ユニット。
  3. 前記第1ベース部材は、金属製の板状部材であり、
    前記第1接点部は、前記第1ベース部材と一体に形成されている請求項1又は2に記載の内部ユニット。
  4. 前記複数の接続部のうち、前記交差方向の両端にある両端接続部に設けられた前記第1接点部の位置と、前記両端接続部よりも内側にある内側接続部に設けられた前記第1接点部の位置とが、前記装着方向に隔てられている請求項2又は3に記載の内部ユニット。
  5. 前記両端接続部の前記第1接点部は、前記第1ベース部材において前記長尺方向の何れか一方に寄せられた位置に設けられており、
    前記内側接続部の前記第1接点部は、前記第1ベース部材において前記長尺方向の中央付近の位置に設けられている請求項4に記載の内部ユニット。
  6. 前記第1接点部は、前記第1ベース部材の一部分が屈曲されることによって前記第1方向の何れか一方へ突出した形状に形成されている請求項3〜5の何れかに記載の内部ユニット。
  7. 前記第1接点部は、前記第1方向のうち前記側面から離間する方向へ突出している請求項6に記載の内部ユニット。
  8. 前記画像形成装置により実行される画像形成処理に用いられる複数の被導電部を更に備え、
    前記複数の接続部それぞれは、前記複数の被導電部それぞれと前記被接続部それぞれとの間を電気接続するものである請求項1〜7の何れかに記載の内部ユニット。
  9. 請求項1〜8の何れかに記載の内部ユニットと、
    前記内部ユニットが前記装着位置で装着されるユニット装着部と、
    前記ユニット装着部の内側面に設けられ、前記内部ユニットが前記ユニット装着部に装着されることによって、前記複数の接続部それぞれと電気的に接続される前記複数の被接続部と、を備え、
    前記複数の被接続部それぞれは、
    前記装着過程で前記接続部との間で押圧力を作用させて前記第1方向へ相対的に弾性変形する第2ベース部材と、
    前記第2ベース部材に設けられ、前記内部ユニットが前記装着位置に装着されたときに前記弾性変形に基づく復元力を受けて前記接続部が有する前記第1接点部に接続するとともに前記装着方向に係合する前記導電部と、を有し、
    複数の前記導電部のうち少なくとも二つは、前記第1接点部に対応して前記第2ベース部材において前記装着方向に隔てられた位置に設けられている画像形成装置。
  10. 前記複数の被接続部は、前記第1接続部に対応して前記内側面において前記交差方向に並んで配置されており、
    前記第2ベース部材は、前記装着方向に長尺に形成され、その長尺方向の両端部それぞれが前記内側面に固定され、前記第1方向に伸縮する弾性を有する板状部材である請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第2ベース部材は、金属製の板状部材であり、
    前記導電部は、前記第2ベース部材と一体に形成されている請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記複数の被接続部のうち、前記交差方向の両端にある両被端被接続部に設けられた前記導電部の位置と、前記両端被接続部よりも内側にある内側被接続部に設けられた前記導電部の位置とが、前記装着方向に隔てられている請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記両端被接続部の前記導電部は、前記第1接点部に対応して前記第2ベース部材において前記長尺方向の何れか一方に寄せられた位置に設けられており、
    前記内側被接続部の前記導電部は、前記第1接点部に対応して前記第2ベース部材において前記長尺方向の中央付近の位置に設けられている請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記導電部は、前記第2ベース部材の一部分が前記第1接点部に対応して屈曲されることによって窪んだ形状に形成されている請求項11〜13の何れかに記載の画像形成装置。
  15. 前記内部ユニットは、前記複数の接続部が設けられた第1の前記側面と前記第1方向に反対側の第2の前記側面の近傍に設けられ、前記装着過程で前記本体を前記装着方向に回動させるための中心になる回動軸を更に備え、
    前記ユニット装着部は、前記複数の被接続部が設けられた第1の前記内側面と前記第1方向に反対側の第2の前記内側面の近傍に設けられ、前記回動軸を回動自在に支持する軸受部を更に備える請求項9〜14の何れかに記載の画像形成装置。
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