JP2015194558A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体のユニットが固定される部分の強度を向上させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、本体排紙トレイおよび樹脂からなるサイドフレーム100,200を有し、オプショントレイと挿入部材15を有する排紙ユニット10を取り付け可能な装置本体2と、サイドフレーム100,200に設けられる金属からなるブラケット80,90と、を備えている。サイドフレーム100,200は、排紙ユニット10が載置される載置部101,201を有している。そして、ブラケット80,90は、載置部101,201に被せられ、挿入部材15が挿入される開口部86,94を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、装置本体に排紙ユニットを取り付け可能な画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、装置本体の軽量化のため、装置本体を構成するフレームを樹脂で形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、この画像形成装置では、フレームの上に装置本体とは別体のユニットを載置し、フレームとユニットをビス等で固定している。
特開2011−237579号公報
しかしながら、上述した技術では、フレームが樹脂で形成されているため、樹脂フレームにおける装置本体に取り付けられるユニットを固定する部分の強度が不十分であった。
そこで、本発明は、樹脂フレームにおける装置本体に取り付けられるユニットが固定される部分の強度を向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、第1排紙トレイと樹脂からなるフレームとを有し、第2排紙トレイと挿入部材を有する排紙ユニットを取り付け可能な装置本体と、フレームに設けられる金属からなるブラケットと、を備えている。
フレームは、排紙ユニットが載置される載置部を有している。
そして、ブラケットは、載置部に被せられ、挿入部材が挿入される開口部を有している。
このように構成された画像形成装置によれば、フレームを樹脂で形成しても、排紙ユニットの挿入部材が挿入されるブラケットは金属で形成されているので、装置本体の排紙ユニットが固定される部分の強度を向上させることができる。
そして、前記した画像形成装置において、載置部は、排紙ユニットから荷重を受ける第1面と、第1面から下方に延びる第2面とを有し、ブラケットは、第1面を覆う第1被覆部と、第2面を覆う第2被覆部とを有していてもよい。
この場合、前記した排紙ユニットは、第1被覆部の上に載置されることが望ましい。
これによれば、排紙ユニットから受ける荷重を広い面で受けることができる。
また、前記したブラケットが第1被覆部および第2被覆部を有する場合、開口部は、第1被覆部と第2被覆部との角部に形成され、第2被覆部と第2面は離間しており、開口部に挿入される挿入部材は、第2被覆部と第2面の間に配置されるように構成されていてもよい。
そして、この場合、開口部の縁には、挿入部材を開口部の内側に案内する案内部が設けられていることが望ましい。
これによれば、排紙ユニットを装置本体に取り付ける際に、挿入部材を開口部に挿入しやすい。
そして、前記した開口部の縁には、第2面よりも開口部の中心側へ突出した保護部が設けられていることが望ましい。
これによれば、挿入部材を開口部に挿入する際に、挿入部材の先端が樹脂で形成されたフレームに当たるのを抑えることができる。
また、前記した第2面は、第2被覆部側に突出し、挿入部材の挿入方向に延びるリブを有していてもよい。
そして、この場合、前記したリブは、開口部側の端部に、開口部から離れるにつれて第2被覆部側に近づく傾斜部を有していることが望ましい。
これによれば、挿入部材を開口部に挿入する際に、挿入部材がリブに引っかかるのを抑えることができる。
そして、前記したリブの第2面からの突出量は、保護部の第2面の延長面に対する突出量と同じであってもよい。
前記した画像形成装置において、ブラケットは、ブラケット側係合部を有し、挿入部材は、ブラケット側係合部に係合することで、第2被覆部と第2面の対向方向に直交する方向の位置を決める挿入部材側係合部を有していてもよい。
そして、前記した画像形成装置において、ブラケットは、一対のブラケット側位置決め部を有し、第1面には、ブラケット側位置決め部と係合することでブラケットの載置部に対する位置を決める一対の載置部側位置決め部を有し、フレームは、一対の載置部側位置決め部の間に、第1面から凹んだ凹部を有していてもよい。
また、前記した画像形成装置において、載置部は、第1面の第2面とは反対側の部分から下方に延びる第3面を有し、ブラケットは、第3面を覆う第3被覆部を有し、第2被覆部と第3被覆部で載置部を挟んでいてもよい。
前記した画像形成装置において、装置本体は、フレームを一対有し、載置部およびブラケットは、各フレームに設けられ、一方側のブラケットにおける開口部よりも、他方側のブラケットにおける開口部の方が、一対のフレームの対向方向に大きいことが望ましい。
これによれば、片側の開口部が大きくなっていることで、挿入部材の位置の誤差を吸収することができる。
前記した画像形成装置において、前記一方側のブラケットは、排紙ユニットが有する排紙ユニット側コネクタと接続される本体側コネクタを固定するコネクタ固定部を有していることが望ましい。
小さい方の開口部が設けられているブラケットの方が、排紙ユニットとの位置のずれが小さいので、このブラケットにコネクタ固定部を設けることで、排紙ユニット側コネクタと本体側コネクタの位置が大きくずれるのを抑えることができる。これにより、排紙ユニット側コネクタを本体側コネクタに接続しやすくできる。
本発明によれば、フレームを樹脂で形成しても、排紙ユニットの挿入部材が挿入されるブラケットは金属で形成されているので、装置本体の排紙ユニットが固定される部分の強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る排紙ユニットが取り付けられたレーザプリンタの概略構成を示す断面図である。 一対のサイドフレーム、第1ブラケット、第2ブラケットおよび排紙ユニットを示す斜視図である。 第1載置部を示す左側のサイドフレームの後端部の拡大図である。 第1ブラケットを示す斜視図(a),(b)である。 第1ブラケットが取り付けられた左側のサイドフレームを示す斜視図(a)と断面図(b)である。 第2載置部を示す右側のフレームの後端部の拡大図である。 第2ブラケットを示す斜視図(a),(b)である。 第2ブラケットが取り付けられた右側のサイドフレームを示す斜視図(a)と断面図(b)である。 挿入部材を示す斜視図である。 挿入部材が挿入された状態の第1ブラケットおよび左側のサイドフレームを示す断面図(a)と、挿入部材が挿入された状態の第2ブラケットおよび右側のサイドフレームを示す断面図(b)である。 変形例における一対のサイドフレーム、ブラケットおよび排紙ユニットを示す斜視図である。
次に本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、ユーザから見て手前側である図1の右側を「前」とし、ユーザから見て奥側である図1の左側を「後」とし、図1の紙面手前側を「左」、紙面奥側を「右」とする。また、図1の上下方向を「上下」とする。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、画像形成装置の一例であり、装置本体2の上に、オプション部品として排紙ユニット10を選択的に取り付け可能に構成されている。
装置本体2は、内部に、給紙部3、画像形成部4および搬送部7などを有している。そして、装置本体2は、上面に、搬送部7によって排紙された用紙Sが載置される第1排紙トレイの一例としての本体排紙トレイ21を有している。
給紙部3は、装置本体2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、給紙トレイ31に設けられた用紙押圧板32と、複数のローラからなる給紙機構33とを主に備えている。
給紙部3では、給紙トレイ31に収容された用紙Sが、用紙押圧板32によって給紙機構33に向けて持ち上げられ、給紙機構33によって画像形成部4に向けて供給される。
画像形成部4は、給紙部3の上に配置され、給紙部3から給紙された用紙Sに画像を形成するように構成されている。画像形成部4は、露光装置41と、プロセスカートリッジ5と、定着部6とを主に備えている。
露光装置41は、装置本体2内の上部に配置され、図示しないレーザ発光部や、符号を省略して示すポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。この露光装置41では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光が、プロセスカートリッジ5が備える感光ドラム51の表面で高速走査されることで、感光ドラム51の表面を露光する。
プロセスカートリッジ5は、露光装置41の下方に配置され、装置本体2に設けられたフロントカバー22を開いたときにできる装着口から装置本体2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ5は、ドラムカートリッジ5Aと、現像カートリッジ5Bとから構成されている。
ドラムカートリッジ5Aは、感光ドラム51のほか、符号を省略して示す帯電器や転写ローラなどを備えている。また、現像カートリッジ5Bは、ドラムカートリッジ5Aに対して着脱可能に装着される構成となっており、現像ローラ52のほか、符号を省略して示す供給ローラ、層厚規制ブレードおよびトナーを収容するトナー収容部などを備えている。
このプロセスカートリッジ5では、感光ドラム51の表面が、帯電器により一様に帯電された後、露光装置41からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部内のトナーは、供給ローラを介して現像ローラ52に供給され、現像ローラ52と層厚規制ブレードの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ52上に担持される。
現像ローラ52上に担持されたトナーは、現像ローラ52から感光ドラム51上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム51上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム51と転写ローラの間を用紙Sが搬送されることで感光ドラム51上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着部6は、プロセスカートリッジ5の後方に配置され、発熱体を有する加熱ユニット61と、加熱ユニット61との間で定着ベルトを挟持する加圧ローラ62とを主に備えている。この定着部6では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ユニット61と加圧ローラ62との間を通過する間に熱定着させている。
搬送部7は、定着部6から排出された用紙Sを本体排紙トレイ21へ搬送するための本体排紙経路71と、本体排紙経路71から分岐する搬出経路72と、本体排紙経路71と搬出経路72の分岐部に設けられたフラッパ73と、本体排紙経路71の出口付近に設けられた排紙ローラ74とを備えている。
搬出経路72は、装置本体2の上面の後部に設けられた連通口23を通して排紙ユニット10へ用紙Sを搬送するように構成されている。
フラッパ73は、装置本体2に前後に揺動可能に支持され、後方に揺動して搬出経路72を塞ぐ位置に移動することで(実線参照)、本体排紙経路71を通る用紙Sを排紙ローラ74へ案内し、前方に揺動して本体排紙経路71を塞ぐ位置に移動することで(二点鎖線参照)、本体排紙経路71を通る用紙Sを搬出経路72へ案内するように構成されている。
搬送部7では、用紙Sを本体排紙トレイ21に排紙するときには、フラッパ73が後方に揺動することで、画像形成部4から搬出された用紙Sが本体排紙経路71を通って排紙ローラ74によって本体排紙トレイ21に排出される。そして、用紙Sを排紙ユニット10へ搬出するときには、フラッパ73が前方に揺動することで、画像形成部4から搬出された用紙Sが本体排紙経路71から搬出経路72へ案内され、連通口23を通って排紙ユニット10へ搬出される。
排紙ユニット10は、上下に並ぶ複数の第2排紙トレイの一例としてのオプショントレイ11と、複数のオプショントレイ11を支持する筐体12と、各オプショントレイ11に対応して設けられる排紙ローラ13と、連通口23を通して搬出経路72に連通可能であり、搬出経路72から搬送されてきた用紙Sを各排紙ローラ13へ搬送可能な排紙ユニット内経路14とを備えている。
この排紙ユニット10では、装置本体2の連通口23から搬出された用紙Sが、排紙ユニット内経路14により案内されて、目的のオプショントレイ11に排紙される。
次に、排紙ユニット10を装置本体2に取り付けるための構成について詳しく説明する。
図2に示すように、装置本体2は、一対のフレームの一例としてのサイドフレーム100,200を備え、この一対のサイドフレーム100,200の後部に排紙ユニット10が載置されるようになっている。
一対のサイドフレーム100,200は、樹脂からなり、画像形成部4を挟んで左右方向で対向している。一対のサイドフレーム100,200は、その間に配置される部材、例えば、画像形成部4の搬送経路を構成する搬送ガイド42や露光装置41を支持する支持プレート41Aによって連結されている。
左側のサイドフレーム100は、後部の上端部が、排紙ユニット10が載置される載置部の一例としての第1載置部101となっている。この第1載置部101には、ブラケットの一例としての第1ブラケット80が設けられている。右側のサイドフレーム200は、後部の上端部が、排紙ユニット10が載置される載置部の一例としての第2載置部201となっている。この第2載置部201には、ブラケットの一例としての第2ブラケット90が設けられている。また、第1ブラケット80には、装置本体2に設けられた回路基板25に接続された本体側コネクタC1が設けられている。
排紙ユニット10は、筐体12の下面から突出し、第1ブラケット80および第2ブラケット90に係合可能な一対の挿入部材15と、本体側コネクタC1に接続可能な排紙ユニット側コネクタC2とを有している。
図3に示すように、左側のサイドフレーム100の第1載置部101は、第1面の一例としての上面110と、上面110の右端部から下方に延びる第2面の一例としての右側面120と、上面110の右側面120とは反対側の部分、すなわち、左端部から下方に延びる第3面の一例としての左側面130(図5(b)参照)とを有している。
第1載置部101の上面110は、排紙ユニット10が装置本体2に取り付けられたときに、排紙ユニット10から荷重を受ける面である。この上面110には、前後に離れた位置から上方へ突出する一対の載置部側位置決め部の一例としての第1位置決め突起111が設けられている。
また、一対の第1位置決め突起111の間には、上面110から下方に凹んだ凹部の一例としての第1凹部112が設けられている。このように第1凹部112を設けることで、上面110にいわゆるヒケが生じるのを抑えることが可能になっている。
第1載置部101の右側面120には、前後に並ぶ一対の突出部121と、一対の突出部121の間の位置で前後に並ぶ一対のリブ122とが設けられている。
各突出部121は、右側面120から突出するように設けられ、上下方向に長く延びるリブ状の第1部分121Aと、第1部分121Aの上部から前後方向外側へ延出するリブ状の一対の第2部分121Bとを有している。
各リブ122は、右側面120から突出するように設けられ、上下方向に長く延びている。このリブ122の右側面120からの突出量は、突出部121の右側面120からの突出量よりも小さくなっている。つまり、突出部121の右端面は、リブ122の右端面よりも右側に位置している。
また、各リブ122は、上端部に、下方に向かうにつれて右側面120から離れるように延びる傾斜部122Aを有している。
図4(a),(b)に示すように、第1ブラケット80は、金属からなる板状の部材である。第1ブラケット80は、水平方向に延びる第1被覆部81と、第1被覆部81の右端部から下方に延びる第2被覆部82と、第1被覆部81の左端部から下方に延びる第3被覆部83と、第3被覆部83の下端から左方に延びるコネクタ固定部84とを有している。
第1被覆部81には、一対のブラケット側位置決め部の一例としての丸穴81Aと長穴81Bが形成されている。長穴81Bは、丸穴81Aの後側に配置され、前後方向に長くなっている。
第2被覆部82は、下端の中央部に、第1被覆部81側、つまり、左側に突出するブラケット側係合部の一例としての第1係合部85が設けられている。また、第2被覆部82は、第1係合部85を挟んだ前後の位置に、2つの貫通孔82Aが形成されている。
コネクタ固定部84は、中央部に、本体側コネクタC1が配置される固定穴84Aが形成されている。
そして、第1被覆部81と第2被覆部82の角部には、開口部の一例としての第1開口部86が形成されている。この第1開口部86は、第1被覆部81の右端部と第2被覆部82の上端部を切り欠くようにして形成されている。
この第1開口部86の縁には、保護部81Cと案内部82Bが設けられている。保護部81Cは、第1開口部86の第1被覆部81側の縁から第1開口部86の中心側に突出するように形成されている。案内部82Bは、第1開口部86の第2被覆部82側の縁から第1開口部86の外側、詳細には、上斜め右側に延出している。
このように構成された第1ブラケット80は、図5(a),(b)に示すように、第1被覆部81が第1載置部101の上面110を覆い、第2被覆部82が第1載置部101の右側面120を覆い、第3被覆部83が第1載置部101の左側面130を覆うように、第1載置部101に被せられている。
そして、第1載置部101に第1ブラケット80が被せられることで、第1ブラケット80の第2被覆部82と第3被覆部83で第1載置部101を挟んでいる。
第1被覆部81に形成された丸穴81Aと長穴81Bには、第1載置部101の上面110に設けられた一対の第1位置決め突起111が係合している。これにより、第1ブラケット80が左側のサイドフレーム100の第1載置部101に対して位置決めされている。
そして、第2被覆部82の2つの貫通孔82Aに通された図示しないネジが左側のサイドフレーム100にねじ込まれることにより、第1ブラケット80が左側のサイドフレーム100に固定されている。
そして、図5(b)に示すように、第2被覆部82は、第1載置部101の右側面120に設けられた一対の突出部121に当接している。これにより、第2被覆部82と第1載置部101の右側面120は離間しており、第1ブラケット80の第1開口部86は、第2被覆部82と第1載置部101の右側面120の間の空間の上側に配置されている。
第1開口部86の縁に設けられた保護部81Cは、第1載置部101の右側面120よりも第1開口部86の中心側(図5(c)の左側)へ突出している。これにより、排紙ユニット10の挿入部材15が第1開口部86に挿入されるときに、その先端部が樹脂で形成された左側のサイドフレーム100に当たるのを抑えることが可能になっている。
また、保護部81Cの右側面120の延長面に対する突出量は、リブ122の右側面120からの突出量と同じになっている。
そして、コネクタ固定部84の固定穴84Aには、本体側コネクタC1が嵌め込まれている。
図6に示すように、右側のサイドフレーム200の第2載置部201は、第1面の一例としての上面210と、上面210の左端部から下方に延びる第2面の一例としての左側面220とを有している。
第2載置部201の上面210は、排紙ユニット10が装置本体2に取り付けられたときに、排紙ユニット10から荷重を受ける面である。この上面210には、前後に離れた位置から上方に突出する一対の載置部側位置決め部の一例としての第2位置決め突起211が設けられている。
また、一対の第2位置決め突起211の間には、上面210から凹んだ凹部の一例としての第2凹部212が設けられている。この第2凹部212は、左側のサイドフレーム100に設けられた第1凹部112と同様に、上面210にヒケが生じるのを抑えるために設けられている。
図7(a),(b)に示すように、第2ブラケット90は、金属からなる板状の部材である。第2ブラケット90は、水平方向に延びる第1被覆部91と、第1被覆部91の左端部から下方に延びる第2被覆部92とを有している。
第1被覆部91には、一対のブラケット側位置決め部の一例としての丸穴91Aと長穴91Bが形成されている。長穴91Bは、丸穴91Aの後方に設けられ、前後方向に長くなっている。
第2被覆部92は、下端の中央部に、第1被覆部91側、すなわち、右側に突出するブラケット側係合部の一例としての第2係合部93が設けられている。また、第2被覆部92は、第2係合部93を挟んだ前後の位置に、2つの貫通孔92Aが形成されている。
そして、第1被覆部91と第2被覆部92の角部には、開口部の一例としての第2開口部94が形成されている。第2開口部94は、第1被覆部91の左端部と第2被覆部92の上端部を切り欠くように形成されている。この第2開口部94は、第1ブラケット80に設けられた第1開口部86よりも、一対のサイドフレーム100,200の対向方向、すなわち、左右方向に大きくなっている。
そして、第2開口部94の縁には、案内部92Bが設けられている。案内部92Bは、第2開口部94の第2被覆部92側の縁から第2開口部94の外側、詳細には、上斜め左側に延出している。
このように構成された第2ブラケット90は、図8(a),(b)に示すように、第1被覆部91が第2載置部201の上面210を覆い、第2被覆部92が第2載置部201の左側面220を覆うように、右側のサイドフレーム200の第2載置部201に被せられている。
そして、第2ブラケット90の第1被覆部91に設けられた丸穴91Aと長穴91Bが、第2載置部201の上面210に設けられた一対の第2位置決め突起211に係合することで、第2ブラケット90が右側のサイドフレーム200の第2載置部201に対して位置決めされている。また、第2被覆部92の2つの貫通孔92Aに通された図示しないネジが、第2載置部201にねじ込まれることにより、第2ブラケット90が第2載置部201に固定されている。
なお、第2ブラケット90は、図8(b)に示すように、第2被覆部92が第2載置部201の左側面220と離間するように第2載置部201に固定され、第2ブラケット90の第2開口部94は、第2被覆部92と第2載置部201の左側面220の間の空間の上側に配置されている。
図9に示すように、排紙ユニット10に設けられた挿入部材15は、金属からなる板状の部材である。挿入部材15は、排紙ユニット10の筐体12に固定される固定部151と、固定部151から下方に延びる挿入部152とを有している。
固定部151は、前後端が左右方向内側に屈曲した断面コの字状に形成されている(図10も参照)。具体的に、固定部151は、本体部151Aと、本体部151Aの前後端から左右方向内側に延びる当接部151Bとを有している。
挿入部152は、先端部が二又に分かれた形状を有しており、下方に突出する一対の挿入部材側係合部の一例としての係合突起152Aを有している。つまり、挿入部152は、先端部の中央部に、上方に凹む係合凹部152Bが形成されている。また、挿入部152は、中央部に絞り加工によって左右方向内側に凹ませるように形成された補強部152Cが設けられている。
このように構成された挿入部材15は、排紙ユニット10を装置本体2に取り付けるときに、図10(a),(b)に示すように、挿入部152が、第1ブラケット80の第1開口部86および第2ブラケット90の第2開口部94に挿入され、固定部151の当接部151B(排紙ユニット10)が、第1ブラケット80の第1被覆部81および第2ブラケット90の第1被覆部91に載るようになっている。
なお、第1開口部86の縁と第2開口部94の縁には、それぞれ案内部82B,92Bが設けられており、この案内部82B,92Bにより、挿入部152が第1開口部86と第2開口部94の内側に案内されるようになっている。これにより、挿入部152を第1開口部86と第2開口部94に挿入しやすくなっている。
そして、図10(a)に示すように、第1載置部101の右側面120から突出するリブ122の上端部には、傾斜部122Aが設けられ、この傾斜部122Aが、第1開口部86から離れるにつれて第2被覆部82に近づくように傾斜しているため、第1開口部86を通った挿入部152の先端が、リブ122の上端部に引っかかるのを抑えることが可能になっている。
また、各リブ122は、第1載置部101の右側面120から第2被覆部82側に突出しているが、上下方向、すなわち、挿入部152の挿入方向に延びているので、挿入部152を一対のリブ122に引っかけることなく挿入することができるようになっている。
そして、第1ブラケット80の第1開口部86に挿入された挿入部152は、第1ブラケット80の第2被覆部82と第1載置部101の右側面120の間に配置され、第2被覆部82と右側面120の一対のリブ122に挟まれている。具体的に、挿入部152の補強部152Cが第2被覆部82に接触し、挿入部152の補強部152C以外の部分が一対のリブ122に接触している。
また、挿入部材15の係合凹部152Bには、第1ブラケット80の第1係合部85が入り込み、第1係合部85に一対の係合突起152Aが前後から係合している。これにより、挿入部材15の第1ブラケット80に対する前後方向(第2被覆部82と第1載置部101の右側面120の対向方向に直交する方向)の位置が決められている。
図10(b)に示すように、第2ブラケット90の第2開口部94に挿入された挿入部152は、第2ブラケット90の第2被覆部92と第2載置部201の左側面220の間に配置されている。また、挿入部材15の係合凹部152Bには、第2ブラケット90の第2係合部93が入り込み、第2係合部93に一対の係合突起152Aが前後から係合している。これにより、挿入部材15の第2ブラケット90に対する前後方向(第2被覆部92と第2載置部201の左側面220の対向方向に直交する方向)の位置が決められている。
以上のように構成された本実施形態のレーザプリンタ1においては、装置本体2の排紙ユニット10の挿入部材15が係合する部分、すなわち、第1ブラケット80および第2ブラケット90が、金属から形成されているので、装置本体2の排紙ユニット10が固定される部分の強度を向上させることができる。
また、排紙ユニット10に設けられた挿入部材15の当接部151Bが、第1ブラケット80の第1被覆部81および第2ブラケット90の第1被覆部91の上に載るが、各第1被覆部81,91の下には、第1載置部101の上面110および第2載置部201の上面210が配置されているので、第1被覆部81,91が挿入部材15から受ける荷重を各載置部101,201の広い面で受けることができる。
また、第2ブラケット90の第2開口部94は、第1ブラケット80の第1開口部86よりも左右方向に大きく形成されているので、一対の挿入部材15の位置の誤差を吸収することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、左側のサイドフレーム100に設けられる第1ブラケット80と右側のサイドフレーム200に設けられる第2ブラケット90が別個の部品として形成されていたが、ブラケットの構成はこれに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、ブラケット300は、一対のサイドフレーム100,200を連結するように設けられた1つの部品であってもよい。
具体的に、ブラケット300は、金属からなり、左右方向に延びる第1被覆部310と、第1被覆部310の左右両端部から下方に延びる第2被覆部320,330とを有している。
第1被覆部310は、左右の両端部が左側のサイドフレーム100および右側のサイドフレーム200に重なり、左側のサイドフレーム100の上面110(第1面)と右側のサイドフレーム200の上面210(第1面)を覆っている。
また、第1被覆部310には、一対のサイドフレーム100,200の間に、貫通穴311が形成されており、その内側を装置本体2から排紙ユニット10に搬送される用紙Sが通ることができるようになっている。
第1被覆部310の左端部から延びる第2被覆部320は、左側のサイドフレーム100の左側面130(第2面)を覆っている。また、第1被覆部310の右端部から延びる第2被覆部330は、右側のサイドフレーム200の右側面230(第2面)を覆っている。
そして、ブラケット300は、第1被覆部310と第2被覆部320,330との角部に、それぞれ挿入部材15が挿入される開口部321,331を有している。
このように構成されたブラケット300が設けられていても、装置本体2の挿入部材15と係合する部分の強度を向上させることができる。
また、ブラケット300により一対のサイドフレーム100,200を連結することで、装置本体2の強度を向上させることができる。なお、本変形例においても、ブラケット300のほかに、搬送ガイド42や露光装置41を支持する支持プレート41Aによってさらに一対のサイドフレーム100,200を連結していてもよい。
1 レーザプリンタ
2 装置本体
10 排紙ユニット
11 オプショントレイ
15 挿入部材
21 本体排紙トレイ
80 第1ブラケット
81 第1被覆部
81C 保護部
82 第2被覆部
82B 案内部
83 第3被覆部
85 第1係合部
86 第1開口部
90 第2ブラケット
91 第1被覆部
92 第2被覆部
92B 案内部
93 第2係合部
94 第2開口部
100 サイドフレーム
101 第1載置部
110 上面
111 第1位置決め突起
112 第1凹部
120 右側面
122 リブ
122A 傾斜部
130 左側面
152A 係合突起
200 サイドフレーム
201 第2載置部
210 上面
211 第2位置決め突起
212 第2凹部
220 左側面

Claims (14)

  1. 第1排紙トレイと樹脂からなるフレームとを有し、第2排紙トレイと挿入部材を有する排紙ユニットを取り付け可能な装置本体と、
    前記フレームに設けられる金属からなるブラケットと、を備え、
    前記フレームは、前記排紙ユニットが載置される載置部を有し、
    前記ブラケットは、前記載置部に被せられ、前記挿入部材が挿入される開口部を有していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記載置部は、前記排紙ユニットから荷重を受ける第1面と、前記第1面から下方に延びる第2面とを有し、
    前記ブラケットは、前記第1面を覆う第1被覆部と、前記第2面を覆う第2被覆部とを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記排紙ユニットは、前記第1被覆部の上に載ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記開口部は、前記第1被覆部と前記第2被覆部との角部に形成され、
    前記第2被覆部と前記第2面は離間しており、
    前記開口部に挿入される前記挿入部材は、前記第2被覆部と前記第2面の間に配置されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記開口部の縁には、前記挿入部材を前記開口部の内側に案内する案内部が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記開口部の縁には、前記第2面よりも前記開口部の中心側へ突出した保護部が設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2面は、前記第2被覆部側に突出し、前記挿入部材の挿入方向に延びるリブを有していることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記リブは、前記開口部側の端部に、前記開口部から離れるにつれて前記第2被覆部側に近づく傾斜部を有していることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記リブの前記第2面からの突出量は、前記保護部の前記第2面の延長面に対する突出量と同じであることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記ブラケットは、ブラケット側係合部を有し、
    前記挿入部材は、前記ブラケット側係合部に係合することで、前記第2被覆部と前記第2面の対向方向に直交する方向の位置を決める挿入部材側係合部を有することを特徴とする請求項2から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記ブラケットは、一対のブラケット側位置決め部を有し、
    前記第1面には、前記ブラケット側位置決め部と係合することで前記ブラケットの前記載置部に対する位置を決める一対の載置部側位置決め部を有し、
    前記フレームは、前記一対の載置部側位置決め部の間に、前記第1面から凹んだ凹部を有していることを特徴とする請求項2から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記載置部は、前記第1面の前記第2面とは反対側の部分から下方に延びる第3面を有し、
    前記ブラケットは、前記第3面を覆う第3被覆部を有し、前記第2被覆部と前記第3被覆部で前記載置部を挟んでいることを特徴とする請求項2から請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記装置本体は、前記フレームを一対有し、
    前記載置部および前記ブラケットは、各フレームに設けられ、
    前記一方側のブラケットにおける前記開口部よりも、前記他方側のブラケットにおける前記開口部の方が、前記一対のフレームの対向方向に大きいことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記一方側のブラケットは、前記排紙ユニットが有する排紙ユニット側コネクタと接続される本体側コネクタを固定するコネクタ固定部を有していることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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