JP2015194424A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】直方体形状を呈する算出対象物の実寸法を簡便かつ精度よく算出する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体を提供する。【解決手段】算出対象物(荷物201)の実寸法を算出する情報処理装置であって、算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影する撮像部と、算出対象物の実寸法を求める演算制御部と、を備え、演算制御部は、算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成し、当該正面視写像に基づき算出対象物の実寸法を演算する。【選択図】図10

Description

本発明は、撮像部によって撮影された二次元撮影画像から対象物の実際の寸法を算出する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、物流網の発達により、より大量の荷物を円滑に処理する技術が求められている。このような要請から、荷物を撮影して得られる撮像画像を用いて、荷物の配送先の振り分けや配送料金の決定を迅速に行う技術が提案されている。
迅速な処理を行うにあたって重要となるのが、配送料金等の決定の基礎となる荷物の実寸法(サイズ)を測定する技術である。このような技術の例として例えば特許文献1は、読み取った対象物の画像に画像処理を施して、対象物の大きさ及び重さを決定し配送料金を算出しうる携帯型の情報読取処理装置を提案している。
上記特許文献1の情報読取処理装置は、カメラを用いて荷物、当該荷物に貼付された表示媒体としてのラベル(バーコード印刷付き)及び重量計7の画像を取り込む。画像の取り込みは二つの方向から行い、取り込まれた画像は表示パネルに表示される。操作者が操作パネルの操作により画像処理をほどこして、荷物の大きさと重量を決定し、この情報をもとに配送料金表を検索して荷物の配送料金を算出する。
特開2003−303222号公報
上記特許文献1において画像を取り込む2方向のうち、一つの方向はラベルを含むような荷物の一つの面(第1面)からみた方向であり、他の方向は重量計の表示部を含むような対象物の別の面(第2面)からみた方向である。
第1の画像において、ラベルに印刷されている特定のバーコードの認識により、第1面のサイズが決定される。そして、第2の画像中の第2面と第1面が接する辺を基準に、第2面と第1面の大きさとの長さ比率から、第2面のサイズが決定される。
したがって、特許文献1の方法によれば2方向からの撮影が必要となり、作業が煩雑となるため、簡便な処理は困難となる。
本発明は、算出対象物の実寸法を簡便かつ精度よく算出する情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体を提供する。
本発明の情報処理装置は、算出対象物の実寸法を算出する情報処理装置であって、前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影する撮像部と、前記算出対象物の実寸法を求める演算制御部と、を備え、前記演算制御部は、前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成し、当該正面視写像に基づき前記算出対象物の実寸法を演算する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記画像データには前記算出対象物の実寸法を算出する際の基準媒体が含まれる。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記2面の正面視写像のうちの1面として、前記基準媒体が配置された面を選択する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記基準媒体は2辺の長さの実寸法が判明している長方形の形状を備える。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記基準媒体の2辺の正面視写像を生成した後、前記正面視写像の2辺の長さの比率が、前記基準媒体を構成する2辺の長さの実物における比率を中心とするあらかじめ設定された範囲内である場合は前記算出対象物の正面視写像生成処理に入る。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記正面視写像の算出精度が、あらかじめ設定された基準を満足している旨の表示を行う表示部を備える。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記基準媒体を強調する表示を行う表示部を備える。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、算出基準物の2辺の正面視写像を生成した後、前記正面視写像の2辺の長さの比率が、実際の算出基準物を構成する2辺の長さの比率を中心とするあらかじめ設定された範囲内に入っていない(範囲外にある)場合は、撮影のやり直しを行うよう作業者に促す表示を行う表示部を備える。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記基準媒体の2辺の正面視写像を生成し、前記基準媒体における2辺の実寸法と正面斜視像における寸法との比率を演算し、前記比率と前記算出対象物の少なくとも2面の正面視写像に基づいて、前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記2面の正面視写像のうちのもう1面として、前記撮像部の光軸方向に対して正対に近い方の面を選択する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記算出対象物の3辺に沿ったX軸、Y軸、Z軸を設定し、前記演算制御部は、前記撮像部から最も距離の近い前記算出対象物の最近接角部を、前記X軸と前記Y軸と前記Z軸とからなる座標系の原点として設定する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記算出対象物の3辺に沿ったX軸、Y軸、Z軸を設定し、前記演算制御部は、前記算出対象物の底面側にある最近接角部を、前記X軸と前記Y軸と前記Z軸とからなる座標系の原点として設定する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記算出対象物の背景を除去した画像を生成する。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記算出対象物の背景を除去した画像を表示する表示部を備える。
本発明の情報処理装置の一態様として例えば、前記演算制御部は、前記算出対象物において前記基準媒体の貼付面の法線となる軸が表示部の画面の縦方向または横方向と同一方向となるよう、前記画像データを回転させる。
本発明の情報処理方法は、算出対象物の実寸法を算出する情報処理方法であって、前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影し、前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成し、当該正面視写像に基づき前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する。
本発明の情報処理プログラムは、算出対象物の実寸法を算出する情報処理プログラムであって、前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影する工程と、前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成する工程と、当該正面視写像に基づき前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する工程と、をコンピュータに実行させる。
本発明の記録媒体は、上述の情報処理プログラムが記録されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、直方体形状を呈する算出対象物の実寸法を簡便かつ精度よく算出することが可能となる。
本発明に係る実施形態の情報処理装置を示すブロック図 実施形態の情報処理装置によって荷物が撮影される際の状態を示す説明図 ラバットメント処理における3軸設定処理を示す概念図 ラバットメント処理における表示媒体(ラベル)特定処理を示す概念図 ラバットメント処理における表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理を示す概念図 図5の表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理の第1ステップを示す概念図 図5の表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理の第2ステップを示す概念図 図5の表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理の第3ステップを示す概念図 図5の表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理の第4ステップを示す概念図 ラバットメント処理における算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理を示す概念図 図10の算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理の第1ステップを示す概念図 図10の算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理の第2ステップを示す概念図 図10の算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理の第3ステップを示す概念図 図10の算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理の第4ステップを示す概念図 情報処理装置による荷物の実寸法算出の処理フロー 荷物の実寸法の算出後に宅配費用を計算する場合の宅配費用計算の処理フロー
以下、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラムおよびその情報処理プログラムが記録された記録媒体の実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の情報処理装置を示すブロック図である。実施形態の情報処理装置100は、荷物等の算出対象物の実寸法を画像処理によって非接触で算出するものである。同図に示すように情報処理装置100は、撮像部101と、歪み補正部105と、照明部103と、画像記憶部107と、演算制御部109と、表示部111と、操作部113と、GPSデータ受信部115と、通信部117と、を備えている。なお、図2に示すように、本実施形態における算出対象物としての荷物201には、長方形のラベル(表示媒体)300が貼付されている。算出対象物としての荷物201は直方体(立方体を含む)の形状を呈し、特に宅配物等の荷物でよく見られる形状である。
以下、本実施形態の情報処理装置100が有する各構成要素について説明する。撮像部101は、荷物201を撮像する装置であり、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサー等を含むものであり、種々のカメラ、撮像装置が利用可能であって特にその種類は限定されない。歪み補正部105は、撮像部101に含まれるレンズに起因する画像データの歪みを所定のアルゴリズムを用いて補正する部分であるが、その具体的な種類や構成は限定されない。
照明部103は、荷物201をレーザ光等を用いて明るく照明するための装置であって、LED(Light Emitting Diode)等、種々の装置が利用可能であり、特にその種類は限定されない。画像記憶部107は、撮像部101によって撮像された荷物201の画像データを記憶するメモリ等により構成され得る。
演算制御部109は、画像記憶部107に記憶された画像データから荷物201の実寸法(サイズ)を演算処理によって求める装置であり、種々の演算回路により構成され得る。また、表示部111は、撮像部101が撮像した画像や、演算制御部109で求められた荷物201の実寸法、特定情報などに関する情報を表示する装置であり、液晶ディスプレイなどにより構成され得る。また、操作部113は、撮像部101による撮像や表示部111が行う表示、演算制御部109が行う演算処理についての各指示を作業者が行うときに操作されるものである。操作部113は、開始キー、中断キー、数字や文字等の入力キー、撮像を行うためのキャプチャーキー等を含む物理的なキーマトリクスで構成されることもあれば、表示部111と一体となり、タッチ操作で操作可能に構成されることもある。撮像を行うためのキャプチャーキーは、他のキーとは異なる部分、例えば情報処理装置100の側面に設けられてもよい。
GPSデータ受信部115は、GPSから情報処理装置100の現在位置データを受信する部分である。通信部117は、他の装置や外部ネットワークとデータのやり取りを行う部分である。演算制御部109は、GPSデータ受信部115、通信部117が受信したデータを処理し、必要に応じて表示部111が当該データを表示し、画像記憶部107が当該データを記憶する。
図2に、本実施形態の情報処理装置100によって荷物201が撮像される際の状態を示す。同図に示すように、荷物201の実寸法を算出する際、作業者は本実施形態の情報処理装置100を持って、撮像部101を荷物201に向け、操作部113を操作することにより、撮像部101が荷物201の画像を撮影する。ここで作業者は、撮像部が直方体の形状を呈する荷物201の少なくとも隣接した3面を1画面に撮影するように、情報処理装置100の位置を調整する。明るさが不足している場合、照明部103の点灯により明るさを確保する。このようにして撮影が行われると、画像記憶部107に画像データが記憶され、演算制御部109によって演算された荷物201の実寸法に関する情報が表示部111に表示される。撮像部により撮影された画像は、二次元で表現された荷物201の斜視図(荷物201の二次元斜視図)である。
また、算出対象物としての荷物201の少なくとも1面には、長方形のラベル(表示媒体)300が貼付されている。ラベル300の2辺の長さの実寸法は既に判明している。すなわち、荷物201の実寸法を算出するための基準媒体であり、表示媒体でもあるラベル300は、2辺の長さの実寸法が判明している長方形の形状を備える。基準媒体の正面視写像の寸法と実寸法との比率を求める際の演算が容易となる。ラベル300は荷物201の寸法を算出するにあたって一種の基準物として機能するため、撮像部101が荷物201とともにラベル300を撮影するよう、作業者は情報処理装置100の位置を調整する。そして撮像部101はラベル300が貼付された荷物201の貼付面と、そのラベル300の貼付面に隣接する2面を撮影する。本実施形態におけるラベル300の形状は長方形であるが、ラバットメント(rabatment)により生成された正面視写像の寸法と実際の寸法との対比が可能であれば、例えば円形や楕円形であってもよい。本実施形態におけるラバットメントにより生成された正面視写像とは、立体図形の二次元斜視図において、その一部をなす任意の点、辺または面を、その点、辺または面を一部とする平面の実際の法線方向から見た時の形状である。そして、ラベル300の正面視写像とは、荷物201の二次元斜視図におけるラベル300の貼付面(XY面)を、実際の法線方向(Z軸または−Z’軸の方向)から見た時のラベル300の形状であり、実際のラベル300の相似形となる。しかしながら、実際のラベル300の形状が長方形または正方形であれば、ラバットメントによる正面視写像の生成と、上記2つの寸法の対比を行うための演算が容易となる。これ以降、ラバットメントによる正面視写像の生成を「ラバットメント処理」と称する。
次に、図3〜図14を用いて、情報処理装置100が行う荷物201の実寸法を算出するための具体的な方法を説明する。本実施形態においては、演算制御部109が、撮像部101が撮影し歪み補正部105が補正した画像データ(画像記憶部107に記憶されている)に対し、ラバットメント処理を施す。この処理により、情報処理装置100は算出対象物としての直方体の荷物201の実寸法、具体的には直方体の3辺それぞれの実物における長さを算出する。以下、ラバットメント処理の具体的な工程を、(1)〜(4)において説明する。
(1)3軸設定処理
図3に示すように、最初に演算制御部109は、ラベル300の貼付面を含む少なくとも隣接した3面を1画面に含む荷物201の画像データから、当該荷物201の外形である直方体の互いに直交する3辺および当該3辺が交差する角部Oを抽出する。ここで演算制御部109は、好ましくは上面の一番手前にある角部(最近接角部)Oを抽出する。その理由は、最近接角部Oは撮像部101に対して荷物201の中で最も近い距離にあるため、撮像部101のレンズから発生する歪みの影響を最も受けにくい部位であると考えられるからである。すなわち、算出対象物の3辺の実寸法を算出するまでの演算が容易であるとともに、レンズに起因する画像歪みが小さく、正面視写像から算出される寸法と実寸法との誤差が小さいため、算出対象物の3辺の寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。そして、演算制御部109は、最近接角部Oを中心点(原点)として、直方体の3辺に沿った互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の3軸を設定することで、これら3軸からなる座標系が設定される。荷物201の3辺の長さ(実寸法)を算出する際の演算を容易にするために、ラベル300の貼付面の法線となる軸が画面の上下方向または左右方向に真直ぐとなるよう、すなわち、画面の縦方向または横方向と同一方向となるよう、画像全体を回転させてもよい。図3においては、荷物201の上面(ラベル300の貼付面)の法線となるZ軸が上下方向に真直ぐとなるよう、画像全体を回転させてもよい。この方法によれば、算出対象物の3辺の実寸法を算出するまでの演算が容易であり、算出対象物の実寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。
画像データからの直方体の3辺と最近接角部Oの抽出方法はエッジ検出法等、種々の抽出処理が用いられるが、その具体的な方法は限定されない。また、図3に示すように、演算制御部109は、上面の一番手前にある最近接角部Oには交わっていない辺である外形線a、b、cを抽出し、外形線a、bをZ軸方向に、外形線cをY軸方向ずらして、最近接角部Oの位置を推定することもできる。この方法により、算出対象物の3辺の寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。もちろん演算制御部109は、底面の一番手前にある角部O’を3軸からなる座標系の中心点(原点)に設定してもよい。この方法によっても、算出対象物の3辺の実寸法を算出するまでの演算が容易であるとともに、レンズに起因する画像歪みが小さく、正面視写像から算出される寸法と実寸法との誤差が小さいため、算出対象物の3辺の寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。もしくは、表示部111は、演算制御部109が3軸を特定できなかった場合には、再撮影を促す表示を行ってもよい。または表示部111は、再撮影に於いてカメラのより適切な方向への移動を促す表示を行ってもよい。作業者は手戻りが少なく迅速に撮影のやり直しを行うことができるので、算出対象物の寸法の算出に要する時間の延長を小さくすることができる。
(2)表示媒体(ラベル)特定処理
次に演算制御部109は、図4に示すように、抽出処理によりラベル(表示媒体)300の位置を特定し、荷物201のX軸、Y軸、Z軸の中から、ラベル300の貼付面の法線方向となる軸を選択する。後述するように、基準媒体の既知の実寸法を基に、算出対象物の相似形の寸法から算出対象物の実寸法が算出される。本図ではラベル300の貼付面はXY面であり、実物の荷物201においてラベル300の貼付面の法線方向となる軸はZ軸である。そして演算制御部109は、ラベル300の抽出した2辺g、hに沿った軸V、Wを設定するとともに、Z軸と平行で逆向きの軸である−Z’軸をV軸、W軸の交点Pに設定することで、V軸、W軸、−Z’軸からなる座標系が設定される。
(3)表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理
次に演算制御部109は、ラベル300の正面視写像生成処理により、図5に示すようなラベル300の2辺g、hの正面視写像g’、h’を生成する。ここで、正面視写像g’、h’とは、荷物201の二次元斜視図におけるラベル300の貼付面(XY面)を、実際の法線方向(Z軸または−Z’軸の方向)から見た時の線分であり、実際のラベル300の2辺g、hの相似形となる。そして、ラベル300の2辺g、hの(既に判明している)実寸法がそれぞれG,Hであるとすると、理論的にはG/g’=H/h’(=実寸法と正面視写像における寸法との比率Q)が成立する。現実での寸法の算出においては、2つの値(G/g’、H/h’)が一致しない場合もあるので、その場合には歪み補正部105によるレンズに起因する画像歪みの補正や、2つの値(G/g’、H/h’)の平均値の使用が考えられる。この場合、表示部111が、「縮尺:1/Q」や「実寸法はQ倍」等の表示をするが、これらの表示は必須ではない。表示部111は、実寸法G、Hを表示してもよい。
以下、上述した表示媒体(ラベル)の正面視写像生成処理を、(3−1)〜(3−4)で説明する。
(3−1)
図4に示す表示媒体(ラベル)特定処理の後、演算制御部109は、図6に示すように−Z’軸と直交する直交線ABを生成する。なお、好ましくは、直交線ABの一端がV軸またはW軸上にあるラベル300の角部(この場合は点B)であり、この角部よりも−Z’軸の方向側に伝票の角部が1つだけ存在するように直交線を設定される。後の処理が容易となるためである。ただし、直交線ABと−Z’軸と直交が直交する限り、直交線ABの両端はV軸またはW軸上の任意の位置に設定することができる。
(3−2)
次に演算制御部109は、図7に示すように直交線ABとV軸、W軸との交点(A、B)を線端とする線分を直径とする半円を生成する。
(3−3)
次に演算制御部109は、図8に示すように−Z’軸と半円との交点を直角部Cとする直角三角形ABCを生成する。
(3−4)
ここで、図9に示すように、直角三角形ABCの直角部Cを挟んで配置される2辺AC、BCのうちの1辺BCは、ラベル300の1辺hの正面視写像h’となる。さらに演算制御部109は、−Z’軸と直交する直交線ABよりもZ軸方向の側にあるラベル300の角部P、Rのうち、V軸とW軸の交点に配置される角部Pとは別の角部Rから−Z’軸と平行になるように線RSを生成する。ここで、生成した線RSと直角三角形ABCの斜辺ABではない他の辺(すなわち、直角三角形ABCの直角部Cを挟んで配置される2辺のうちのもう1辺)ACとの交点Sを一端とし、直角三角形ABCの直角部Cを他端とする線分SCが、ラベル300の他の辺gの正面視写像g’となる(図5が導かれる)。
演算制御部109は、ラベル300の2辺g、hの正面視写像g’、h’を生成した後、それら2辺の長さの比率g’:h’(またはg’/h’)と、実際のラベル300を構成する2辺の長さの比率G:H(またはG/H)とを比較して、算出された長さの比率の精度を確認してもよい。例えば、値g’/h’が、値G/Hを中心とするあらかじめ設定された範囲内に入っている場合は、次の算出対象物(荷物201)の正面視写像生成処理に入ってよい。これにより、算出対象物の3辺の寸法の算出精度が向上する。その際に情報処理装置100は、表示部111を用いて、正面視写像g’、h’の算出精度が、あらかじめ設定された基準を満足している旨の表示を行ってよい。これにより、算出対象物の3辺の寸法の算出精度が向上するとともに、作業者は安心して算出対象物の寸法の算出処理を行うことができる。さらに、値g’/h’が、値G/Hを中心とするあらかじめ設定された範囲内に入っていない場合は、撮影のやり直しを行うよう作業者に促す表示を行ってもよい。これにより、作業者は手戻りが少なく迅速に撮影のやり直しを行うことができるので、寸法の算出に要する時間の延長を小さくすることができる。
(4)算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理
次に演算制御部109は、荷物201の正面視写像生成処理により、図10に示すような荷物201の3辺a、b、cの正面視写像a’、b’、c’を少なくとも二つの面について生成する。演算制御部109は、正面視写像a’、b’、c’の各長さを求め、それぞれについて、ラベル300を用いて求めた実寸法と正面視写像における寸法との比率Qを乗ずることにより、荷物201の各辺a、b、cの実寸法を求めることができる。すなわち、演算制御部109は、算出対象物である荷物201の1角部を囲んで隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、基準媒体であるラベル300の2辺の正面視写像を生成する。そして演算制御部109は、荷物201における2辺の実寸法(既知)と正面斜視像における寸法との比率を演算し、その比率と荷物201の少なくとも2面の正面視写像に基づいて、荷物201の3つの辺の長さを演算する。以上の方法によれば、算出対象物の3辺の実寸法を算出するまでの演算が容易であり、算出対象物の寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。尚、荷物201の少なくとも1辺は2つの面の写像から求められる。二つの面の各々から導かれる1辺の長さは理論的には一致するはずであるが、実際には一致しない場合もあるため、 歪み補正部105がレンズに起因する画像歪みの補正を行ってもよいし、2つの値の平均値を使用してもよい。また、情報処理装置100は、表示部111を用いて撮影のやり直しを作業者に促す表示を行ってもよい。作業者は手戻りが少なく迅速に撮影のやり直しを行うことができるので、算出対象物の寸法の算出に要する時間の延長を小さくすることができる。
以下、上述した算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理を、(4−1)〜(4−5)で説明する。
(4−1)
図5に示す算出対象物(荷物)の正面視写像生成処理の後、演算制御部109は、図11に示すように、実物の荷物201における上面(ラベル300の貼付面)の法線(−Z軸)を設定するとともに、当該法線に直交する直交線DEを生成する。すなわち演算制御部109は、算出対象物である荷物201の実寸法を算出するために用いる2面の正面視写像のうちの1面として、基準媒体であるラベル300が配置(貼付)された面を選択する。演算制御部109は、荷物201の1面の正面視写像を生成する際の演算において、ラベル300の正面視写像を生成する際の演算時と平行をなす方向の軸を用いるので、演算が簡素化される。この場合、好ましくは直交線DEの一端がX軸またはY軸上にある荷物201の角部(ここではD)であり、それよりも−Z軸方向の側に梱包物の角部Fが1つだけ存在するように直交線DEを生成する。後の処理が容易となるためである。ただし、直交線DEと−Z軸と直交が直交する限り、直交線DEの両端はX軸またはY軸上の任意の位置に設定することができる。先にも述べたように、荷物201の3辺の長さ(実寸法)を算出する際の演算を容易にするために、ラベル300の貼付面の法線となる軸が画面の上下方向または左右方向に真直ぐとなるよう、画像全体を回転させてもよい。図11においては、ラベル300の貼付面、すなわち上面の法線方向となるZ軸が上下方向と一致するよう、あらかじめ画像を回転させてもよい。さらに演算制御部109は、直交線DEを直径とする半円を生成する。
(4−2)
次に演算制御部109は、図12に示すように−Z軸と半円との交点を直角部Gとする直角三角形DEGを生成する。
(4−3)
ここで、図13に示すように、直角三角形DEGの直角部Gを挟んで配置される2辺DG、EGのうちの1辺DGは、荷物201の1辺aの正面視写像a’となる。さらに演算制御部109は、−Z軸と直交する直交線DEよりもZ軸方向の側にある荷物201の角部H(O)、Iのうち、X軸、Y軸、Z軸の交点に配置される角部H(O)とは別の角部Iから−Z軸と平行になるように線IJを生成する。ここで、生成した線IJと直角三角形DEGの斜辺DEではない他の辺(すなわち、直角三角形DEGの直角部Gを挟んで配置される2辺のうちのもう1辺)EGとの交点Jを一端とし、直角三角形DEGの直角部Gを他端とする線分JGが、荷物201の他の辺bの正面視写像b’となる。
(4−4)
次に演算制御部109は、図14に示すように、荷物201の上面(ラベル300の貼付面)以外の他の一面(本図ではHIKL)についても、当該上面と同様に、当該他の一面を構成する2辺b、cの正面視写像b’、c’を生成する。この場合、面HIKLの法線は−X軸方向である。演算制御部109は、撮像部101の光軸方向に対して正対に近い方の面を選択した方が、レンズに起因する画像歪みが小さく、正面視写像から算出される寸法と実寸法との誤差が小さいため、荷物201(算出対象物)の3辺の寸法を簡便かつ精度よく算出することができる。
(4−5)
以上より、荷物201の3辺a、b、cの正面視写像 a’、b’、c’が、少なくとも2つの面について生成され(図14)、正面視写像a’、b’、c’の各々の長さが求まる。そして、それぞれにラベル300において使用した比率Qを乗ずれば、荷物201の各辺の実寸法が求められる。すなわち、比率Qと図14で示した荷物201の少なくとも2面の正面視写像に基づき、実寸法A=Qa’、B=Qb’、C=Qc’が演算される。撮像部101により荷物201の3面が撮影されるが、正面視写像を2面について演算すれば、寸法の算出は可能である。
上記方法によれば、X軸とY軸とZ軸とを含む荷物201の座標系、V軸とW軸とを含むラベル300の座標系からラバットメント処理(後述)を行うため、荷物201の寸法の算出を容易に行うことができる。また、歪み補正部105がレンズ等に起因する画像の歪みを考慮して画像データを修正することができるため、正確な寸法の算出が可能となる。
図15は、情報処理装置100による荷物201の実寸法の算出の処理フローを示す。ここでは3辺の寸法の算出のみならず荷物201の体積の演算も行う。
作業者が撮像部(カメラ)101を用いて荷物201を撮影する(ステップS1)。撮影により得られた画像データから、演算制御部109は、荷物201とラベル300を抽出する(ステップS2)。ステップS2において、ラベルが正しく抽出されたことを作業者に知らせるために、ラベル部分全体または輪郭の強調表示を行ってもよい。このような強調表示がなされることにより、作業者は、本装置がラベル(基準媒体)を正しく認識していることを知り、安心して算出対象物の寸法の算出処理を行うことができる。抽出ができなかった場合(ステップS3;N)、表示部111が「抽出不可」等の表示を行い、作業者に再度の撮影を促す。抽出ができた場合(ステップS3;Y)、演算制御部109は、上述のラバットメント処理(1)〜(4)を画像データに対して行い、荷物201の各辺の長さを演算する(ステップS4)。さらに演算制御部109は、ステップS2〜S4によるを複数回行い、複数回演算された長さが安定しているか否か(複数回の演算結果のいずれもが、予め設定された範囲内に収まっているか否か)を判定し(ステップS5)、安定している場合(ステップS5;Y)、演算制御部109は、荷物201の体積も演算する(ステップS6)。安定していない場合は(ステップS5;N)、表示部111が「再度撮影してください」等の表示を行い、作業者に再度の撮影を促す。
図16は、荷物201の寸法の算出および体積の演算後に、宅配費用を計算する場合の宅配費用計算の処理フローを示す。このフローは、送り主が所有するスマートフォンなどの高機能携帯電話装置により、送り主自らが荷物201の寸法算出と体積の演算を行い、その算出/演算結果を基に、料金を算出することを想定している。GPSデータ受信部115が受信したGPSデータに基づき、演算制御部109は情報処理装置100の現在地を測定する(ステップS11)。そして、演算制御部109は、通信部117を介して配送業者の料金データベースから配送料金に関する情報を入手し、測定した現在地と送り先情報を用いて、配送料金を算出する。測定した現在地より、演算制御部109は、予め決定されている宅配業者の最も近隣の受付窓口を設定する(ステップS12)。通信部117が、インターネットなどを経由して受付窓口を検索、設定することもできる。撮像部101により得られたラベル300の画像データから、演算制御部109は荷物201の送り先を認識する(ステップS13)。
さらに演算制御部109は、図15で測定、算出、あるいは演算が行われた体積、現在地、受付窓口、当該受付窓口の宅配便業者の料金表データベース(WEB上に掲載されたもの等)、郵便番号等の情報から宅配費用を計算する(ステップS14)。作業者が表示部111に表示された費用を確認し、納得した場合は操作部113の所定の操作により宅配業者を変更せずに確定する処理を行い(ステップS15;N)、宅配便の送り状を印刷する。送り状の印刷装置は情報処理装置100に適宜設けてもよいし、情報処理装置と通信可能な外部のプリンタであってもよい。作業者が表示部111に表示された費用に納得しない場合は操作部113の所定の操作により他の宅配業者を変更する処理を行い(ステップS15;N、ステップS17)、ステップS12以降の処理に戻る。以上に述べたように、作業者は、複数の配送業者に対して配送料金に関する情報の入手と配送料金の算出をそれぞれ行い、算出された複数の配送料金を比較することよって、配送料金が最も安い輸送業者を選択することができる。
尚、ラベル300の2辺が、荷物201におけるその貼付面の2辺とそれぞれ平行となるように配置されていれば、算出対象物の2辺はラバットメント処理を用いなくても、撮影画像におけるラベル300との長さの比率により実寸法を求めることが出来る。ラバットメント法により求められるのは荷物201の残りの1辺なので、算出対象物の3辺の算出に要する時間は少なくなる。
ラベル300を構成する表示媒体は、任意の伝票、運転免許証、パスポート、運送業者によるWeb上等で提供しているラベルなどを実寸法印刷したものなど、その寸法を予め知ることができ、ラバットメント処理の基準物として使用できるものであればよい。
作業者は、基準物としての表示媒体を荷物201上に貼付することもできるが、単に荷物201上に配置するだけでもよい。
尚、直方体の算出対象物(荷物201)以外の背景を除去した画像をラバットメント法による寸法の算出処理に使用することもできる。背景の除去により、表示部111上に正確に算出対象物を捕捉できたか否かを明示させることができる。すなわち、演算制御部109が算出対象物の背景を除去した画像(すなわち、画像データのうち、算出対象物を除いた部分)を生成することにより、不要なノイズデータが除去されるので、算出対象物の寸法の算出精度が向上する。そして、表示部111が算出対象物の背景を除去した画像を表示することにより、作業者は、装置が算出対象物を正しく認識していることを知って、安心して算出対象物の寸法の算出処理を行うことができる。
撮像部101のカメラを適当に動かして複数回の撮像と寸法の演算を行い、それらの演算結果のいずれもが、予め設定された範囲内に収まっていれば、それらの演算結果の平均値が荷物201の寸法として採用されるようにしてもよい。より正確な配送料金の算出を行うことができる。
上述した処理、特に算出対象物(荷物201)の実寸法を算出する情報処理プログラムは、種々の形で提供される。当該情報処理プログラムは、例えば情報処理装置100の演算制御部109内に設けられたメモリや、他のメモリ等に記憶可能である。また、通信部117が、インターネットなどを経由して当該プログラムをダウンロードし、メモリ等に格納してもよい。また、当該情報処理プログラムが記録された、種々の方式のメモリカードや記録ディスク等からなるコンピュータにより読み取り可能な記録媒体も本発明の一態様として提供される。
本発明を適用した一態様として、例えば荷物201のごとき梱包物を発送しようとする者(発送者)が、業者に集荷を依頼する前に、あらかじめ料金を計算することを要望する時に好適に用いられる。発送者は、リーズナブルな料金を提供する運送業者を選定することが可能となる。
また、荷物201のごとき梱包物の実寸法の算出や体積の演算による結果データは、航空貨物のカーゴ内やトラックの積荷の最適配置、最適な積み込み順序などの決定にも応用可能である。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明によれば直方体形状を呈する算出対象物の実寸法を正確かつ簡便に算出することが可能となる。したがって、物流等の分野における作業効率の向上が図られることとなる。
100 情報処理装置
101 撮像部
103 照明部
105 歪み補正部
107 画像記憶部
109 演算制御部
111 表示部
113 操作部
115 GPSデータ受信部
117 通信部

Claims (18)

  1. 算出対象物の実寸法を算出する情報処理装置であって、
    前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影する撮像部と、
    前記算出対象物の実寸法を求める演算制御部と、を備え、
    前記演算制御部は、
    前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成し、
    当該正面視写像に基づき前記算出対象物の実寸法を演算する、
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記画像データには前記算出対象物の実寸法を算出する際の基準媒体が含まれる、
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、
    前記2面の正面視写像のうちの1面として、前記基準媒体が配置された面を選択する、
    情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記基準媒体は2辺の長さの実寸法が判明している長方形の形状を備える、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、
    前記基準媒体の2辺の正面視写像を生成した後、前記正面視写像の2辺の長さの比率が、前記基準媒体を構成する2辺の長さの実物における比率を中心とするあらかじめ設定された範囲内である場合は前記算出対象物の正面視写像生成処理に入る、
    情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記正面視写像の算出精度が、あらかじめ設定された基準を満足している旨の表示を行う表示部を備える、
    情報処理装置。
  7. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記基準媒体を強調する表示を行う表示部を備える、
    情報処理装置。
  8. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    算出基準物の2辺の正面視写像を生成した後、前記正面視写像の2辺の長さの比率が、実際の算出基準物を構成する2辺の長さの比率を中心とするあらかじめ設定された範囲内に入っていない場合は、撮影のやり直しを行うよう作業者に促す表示を行う表示部を備える、
    情報処理装置。
  9. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、
    前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記基準媒体の2辺の正面視写像を生成し、
    前記基準媒体における2辺の実寸法と正面斜視像における寸法との比率を演算し、
    前記比率と前記算出対象物の少なくとも2面の正面視写像に基づいて、前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する、
    情報処理装置。
  10. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、前記2面の正面視写像のうちのもう1面として、前記撮像部の光軸方向に対して正対に近い方の面を選択する、
    情報処理装置。
  11. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、前記算出対象物の3辺に沿ったX軸、Y軸、Z軸を設定し、
    前記演算制御部は、前記撮像部から最も距離の近い前記算出対象物の最近接角部を、前記X軸と前記Y軸と前記Z軸とからなる座標系の原点として設定する、
    情報処理装置。
  12. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、前記算出対象物の3辺に沿ったX軸、Y軸、Z軸を設定し、
    前記演算制御部は、前記算出対象物の底面側にある最近接角部を、前記X軸と前記Y軸と前記Z軸とからなる座標系の原点として設定する、
    情報処理装置。
  13. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、前記算出対象物の背景を除去した画像を生成する、
    情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記算出対象物の背景を除去した画像を表示する表示部を備える、
    情報処理装置。
  15. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記演算制御部は、
    前記算出対象物において前記基準媒体の貼付面の法線となる軸が表示部の画面の縦方向または横方向と同一方向となるよう、前記画像データを回転させる、
    情報処理装置。
  16. 算出対象物の実寸法を算出する情報処理方法であって、
    前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影し、
    前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成し、
    当該正面視写像に基づき前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する、
    情報処理方法。
  17. 算出対象物の実寸法を算出する情報処理プログラムであって、
    前記算出対象物の1角部を囲んで隣接する3面を1画面に撮影する工程と、
    前記算出対象物の隣接する3面が1画面に撮影された画像データを基に、前記3面のうち少なくとも2面の正面視写像を生成する工程と、
    当該正面視写像に基づき前記算出対象物の3つの辺の長さを演算する工程と、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
  18. 請求項17に記載の情報処理プログラムが記録されたコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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