JP2017116400A - 携帯情報装置、寸法測定方法、及び寸法測定プログラム - Google Patents

携帯情報装置、寸法測定方法、及び寸法測定プログラム Download PDF

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光宏 寺本
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Abstract

【課題】携帯情報装置を利用して寸法を測定する。【解決手段】携帯情報装置は、カメラと処理部とを有し、処理部は、所定の平面上に置かれた、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードである規格カードと寸法測定の対象物と、を含む静止画を前記カメラにより撮影して画像データを生成し、画像データにおける規格カードの形状及び大きさと対象物の領域とに基づいて、対象物の寸法を算出する。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯情報装置で寸法を測定する技術に関する。
人間の足を撮影した画像データからその足の寸法を測定する技術が提案されている。特許文献1には、両足を並列に載置可能な大きさで形成され、それぞれの足を載置される足載置部位が略平面状である足載置台と、当該足載置台の各足載置部位に対して所定角度傾斜させて起立させ、足載置部位横に配設される複数の略平板状の鏡体と、足載置台から上方に離反して配設され、足載置台上に載置された両方の足の上面及び鏡体に映る足側面の鏡像を撮像し、両足の上面及び側面の鏡像の各画像情報を出力する一又は複数の撮像手段と、撮像手段から出力される画像情報を演算処理して両足の所定部分の寸法を導く測定処理手段とを備える足サイズ測定器が開示されている。
特開2002−81912号公報
インターネットショッピングの普及により、ユーザは、店舗を訪れること無く自宅などから靴などの履物を購入できるようになっている。自分の足に適合する履物を購入するために、ある程度の精度で自分の足の寸法あるいは靴のサイズが必要である。特許文献1の機器によれば足の寸法を測定することができるが、当該機器は店舗への導入を前提とした専用の機器であり、個人のユーザが自宅などで足の寸法を測定するには大掛かりなものである。
本発明の目的は、スマートフォンやタブレット端末などの携帯情報装置を利用して寸法を測定する技術を提供することである。
本発明の一態様による携帯情報装置は、カメラと処理部とを有し、処理部は、所定の平面上に置かれた、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードである規格カードと寸法測定の対象物と、を含む静止画を前記カメラにより撮影して画像データを生成し、画像データにおける規格カードの形状及び大きさと対象物の領域とに基づいて、対象物の寸法を算出する。
本発明によれば、スマートフォンやタブレット端末などの携帯情報装置を利用して寸法を測定することが可能となる。
携帯情報装置による足の寸法を測定する様子を示す図である。 携帯情報装置のブロック図である。 足の撮影時におけるディスプレイの表示例を示す図である。 補正後の画像データの一例を示す図である。 足の寸法を測定する処理の一例を示すフローチャートである。 爪先線を手動で位置合わせする様子を示す図である。 爪先線を自動で位置合わせする様子を示す図である。 画像データのカード部分に表記されている情報を保護する例を示す図である。 両足の撮影時におけるディスプレイの表示例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態により携帯情報装置による足の寸法を測定する様子を示す図である。
本実施形態による携帯情報装置10は、スマートフォン、タブレット端末に代表されるような手で持った状態で使用する情報処理装置である。携帯情報装置10は、アプリケーションのソフトウェアプログラムをインストールすることができ、アプリケーションを実行することにより動作する。携帯情報装置10は、インストールするアプリケーションにより様々な機能を実現することができる。
本実施形態の携帯情報装置10は、足FTの寸法を測定することを可能にするアプリケーションがインストールされている。足FTの寸法として典型的には足の前後方向の最も長い部分の長さである。また、足FTの寸法として足FTの横幅が含まれていてもよい。
例えば、本アプリケーションで測定した足FTの寸法はECサイト(電子商取引サイト)で靴を購入する際に靴のサイズ選択に利用することができる。また、本アプリケーション自体が、足FTの寸法を測定する機能だけでなく、ECサイトを利用するための各種機能を備えたものであってもよい。
携帯情報装置10で足FTの寸法を測定するとき、所定の形状および大きさを持った基準物と足FTとを含むように静止画を撮影する。足FTの寸法はその静止画から算出される。
足FTの寸法の算出精度は、静止画に、1つよりも2つ以上の基準物が含まれる方が高くなる。しかし、ユーザに所定サイズの基準物を2つ以上配布することは、非常に手間及びコストが掛かり、容易ではない。
そこで、本実施形態では、基準物に、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードを用いる。以下の説明において、当該規格に準拠するカードを単に「カード」と呼ぶ。当該カード3の例は、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカード、免許証、名刺等である。
当該カードは既に世界中に普及しており、2枚以上持っている人も多いので、これにより、ユーザに所定サイズの基準物を2枚以上配布するという手間及びコストを省略することができる。
さらに、このカード3のサイズ(85.60mm×53.98mm)が、人間の足のサイズに対して、相対的に適切であるという利点がある。仮に、足のサイズに対して基準物が大きすぎると、静止画に占める足の画像が小さくなりすぎ、足の画像に対する計算誤差が大きくなってしまう。反対に、足のサイズに対して基準物が小さすぎると、静止画に占める基準物の画像が小さくなりすぎ、基準物の画像に対する計算誤差が大きくなってしまう。
図2は、携帯情報装置10のブロック図である。
携帯情報装置10は、プロセッサ20、記憶装置12、スピーカー14、タッチパネルディスプレイ15、カメラ16、及び、通信モジュール17を有する。
プロセッサ20は、オペレーティングシステムおよびアプリケーションを実行する処理装置である。プロセッサ20は、アプリケーションを実行することにより、ガイド部21、静止画撮影部23、及び、計算部24の各部の機能を実現する。これら各部の機能については後述する。
記憶装置12は、アプリケーションプログラム、アプリケーションが動作する上で必要な設定情報、アプリケーションが処理に用いるデータなどを保持する記憶装置である。
スピーカー14は、プロセッサ20の処理に基づき音声を出力する音声出力装置である。
タッチパネルディスプレイ15は、プロセッサ20の処理に基づき画像やテキスト等を画面に表示する出力装置と、ユーザ操作を受け付ける入力装置を一体化した操作表示装置である。出力装置が画面に画像等を表示し、入力装置は画面へのタッチ装置を受け付ける。以下、タッチパネルディスプレイを単に「ディスプレイ」と表現する。
カメラ16はリアルタイムの動画映像を出力するとともに指示により静止画を撮影する。
通信モジュール17は、携帯電話網あるいはWi−Fiを介する無線通信を行うモジュールである。測定した足FTの寸法を利用してECサイトで靴などを購入する場合、プロセッサ20が通信モジュール17を用いてネットワーク経由でECサイトにアクセスする。又、撮影した静止画をサーバに送信する場合、プロセッサ20が通信モジュール17を用いてネットワーク経由でそのサーバにアクセスする。
上述した構成を有する携帯情報装置10において、記憶装置12には、足FTの寸法を測定することを可能にするアプリケーションが格納されており、プロセッサ20はそのアプリケーションを実行することにより、後述する動作を行う。
図3は、足の撮影時におけるディスプレイの表示例を示す。以下、図3を参照しながら、ガイド部21、カード検出部28、平面補正部25について説明する。
<ガイド部>
ガイド部21は、第1カード位置ガイド30aと、第2カード位置ガイド30bと、足位置ガイド32と、をカメラ映像に重畳してディスプレイ15に表示する。カメラ映像は、カメラ16により取り込まれる映像である。第1カード位置ガイド30a及び第2カード位置ガイド30bは、カードが検出される領域であるカード検出領域を示すための画像である。
第1カード位置ガイド30aに対応するカード検出領域を第1カード検出領域と呼び、第1カード検出領域内に配置されたカードを第1カード31aと呼ぶ。
第2カード位置ガイド30bに対応するカード検出領域を第2カード検出領域と呼び、第2カード検出領域内に配置されたカードを第2カード31bと呼ぶ。
足位置ガイド32は、足を置く領域である足配置領域を示すための画像である。足位置ガイド32は、さらに、ユーザに右足又は左足の何れを置くべきかを認識させるための足形の画像39を含んでもよい。
ガイド部21は、第1カード位置ガイド30aをディスプレイ15の上端近傍に、第2カード位置ガイド30bをディスプレイ15の下端近傍に、足位置ガイド32を第1カード位置ガイド30aと第2カード位置ガイド30bとの間に表示してよい。
又は、ガイド部21は、足位置ガイド32の爪先側に第1カード位置ガイド30aを、足位置ガイド32の踵側に第2カード位置ガイド30bを表示してよい。
これにより、ユーザが第1カード位置ガイド30a及び第2カード位置ガイド30bに従って2枚のカードを置き、足位置ガイド32に従って足を置いて撮影すると、静止画に、第1カード31a、第2カード31b、及び足FTの画像が含まれる。
第1カード位置ガイド30a又は第2カード位置ガイド30bの形状及び大きさは、図3のような、ディスプレイ15の幅全体を占める長方形に限定されない。例えば、第1カード位置ガイド30a又は第2カード位置ガイド30bの形状及び大きさは、カード1枚がちょうど置ける位の長方形であってもよい。
第1カード位置ガイド30aと、第2カード位置ガイド30bと、足位置ガイド32とは、ユーザがこれらのガイドに従って足を撮影しようとしたときに、携帯情報装置10(のカメラ16)の位置が、撮影対象の足FTの膝KNよりも自ずと下になるように配置されてよい(図1参照)。
例えば、カメラ16の画角θを約60度、足FTの前後方向の長さ(「足FTのサイズ」という)をFy、膝下の長さをBKとする(図1参照)。そして、ディスプレイ15の長辺Dyの方向において(すなわち、足FTの前後方向において)、第1カード位置ガイド30aの長さをAy、足位置ガイド32の長さをBy、第2カード位置ガイド30bの長さをAyとする(図3参照)。
この場合、足FTのサイズFyと、カード31のサイズとが、ディスプレイ15の長辺Dyに収まることを考えると、床面43からカメラ16までの高さは、下記の式1で表現される。
((By+2Ay)/2)×√3 …(式1)
Ayはカード31のサイズが収まる長さであるので10cm程度、Byは足FTのサイズFyが収まる長さであるので、成人女性・男性の足のサイズの範囲を考えると20cm〜30cm程度であると考えられる。よって、下記の式2が概ね成立すると考えられる。
2Ay<By …(式2)
この場合、式1と式2から、下記の式3が導出される。
((By+2Ay)/2)×√3<((By+By)/2)×√3=By×√3 …(式3)
標準的な体型では概ねFy:BK=1:2が成立するので、By:BK=1:2と考えられる。よって、上記式3の値と、膝下の長さBKと、を比較すると、
By×√3<2×By≒BK …(式4)
が成立するので、膝KNより下にカメラ16がくる可能性が高い。
すなわち、足の前後方向における、第1のカード位置ガイド30aの長さAyと、第2のカード位置ガイド30bの長さAyと、足位置ガイド32の長さByとの関係は、足FTの膝KNよりも当該足FTに近い位置にカメラ16を配置した場合に、第1のカード位置ガイド30a内に第1のカード31aが収まり、第2のカード位置ガイド30b内に第2のカード31bが収まり、且つ、足位置ガイ32ド内に足FTが収まるカメラ映像が撮影される関係であってよい。
これにより、ユーザがこれらのガイドに従って足を撮影すると、カメラ16が撮影対象の足FTの膝KNよりも自ずと下になるので、ユーザに特に意識させることなく足の踵の境界を鮮明に撮影することができる。よって、足FTの寸法の測定精度が向上する。
<カード検出部>
カード検出部28は、第1カード検出領域から少なくとも1枚の第1カードの検出を試み、第2カード検出領域から少なくとも1枚の第2カードの検出を試みる。その際、カード検出部28は、画像データの第1及び第2カード検出領域以外を、検出処理の対象外としてよい。これにより、カードの検出に要する時間を短縮できる。
カード検出部28は、画像データに対してエッジ抽出を行い、その抽出した複数のエッジの関係に基づいてカードを検出してよい。例えば、カード検出部28は、抽出した複数のエッジの中に、略並行な関係にある2つのエッジ33aと、その2つのエッジに対して垂直に近い(所定の閾値未満の角度を形成する)2つのエッジ33bと、が存在し、且つ、略並行なエッジ33aと略垂直なエッジ33bの長さの比率と、ISO/IEC 7810 ID−1の規格の比率(85.60:53.98)から大きくかけ離れていない(例えば、比率の差分誤差が所定の閾値未満である)場合に、それら4つのエッジをカードの輪郭と判定してもよい。なお、カード検出部28は、縦、横、斜め等、どのように置かれたカードであっても検出できてよい。
<平面補正部>
上述の通り、足FTの寸法を正確に算出するには画像データにおいてカメラ16の傾きによる歪みが少ないことが必要であるが、スマートフォンやタブレット端末などの携帯情報装置10を手で正確に水平に固定するのは難しい。
よって、撮影された画像データは、カメラ16を床面43に対して正確に水平に固定して撮影した場合に得られる理想的な画像データ(「理想画像データ」という)よりも、少し歪んでいる。
そこで、平面補正部25は、撮影された画像データを、理想画像データにできるだけ近づけるように補正(変形)するためのパラメータを算出する。このパラメータを「補正パラメータ」という。補正パラメータは、1つに限られず、複数であってよい。
例えば、平面補正部25は、画像データ内のカード31の形状と長辺及び短辺の比率とを、理想画像データのカードの形状(長方形)と長辺及び短辺の比率(85.60:53.98)とにできるだけ近づける補正パラメータを算出する。
しかし、足FTの爪先付近に置かれた第1カード31aのみを用いて補正パラメータを算出し、その補正パラメータを用いて画像データを補正した場合、爪先付近の補正精度は十分であっても、第1カード31aから離れた踵付近の補正精度が不十分な可能性がある。なぜなら、第1カード31aのみを用いて算出した補正パラメータの誤差が、第1カード31aから離れるほど大きな影響を与えるからである。踵付近に置かれた第2カード31bのみを用いて補正パラメータを算出した場合も同様である。
そこで、平面補正部25は、第1カード31aと第2カード31bの両方を用いて補正パラメータを算出してよい。
例えば、平面補正部25は、第1カード31aの形状と長辺及び短辺の比率と、第2カード31bの形状と長辺及び短辺の比率との何れも、理想画像データのカードの形状と長辺及び短辺の比率とにできるだけ近づけるような補正パラメータを算出してよい。
典型的には、平面補正部25は、カードの形状(長方形)と長辺及び短辺の比率(85.60:53.98)とを制約条件とし、理想画像データのカードの各頂点の座標と補正後の第1カードの各頂点の座標との誤差の2乗と、理想画像データのカードの各頂点の座標と補正後の第2カードの各頂点の座標との誤差の2乗と、の和の最小値を目的関数とする、最適化問題として、補正パラメータを算出してよい。
これにより、平面補正部25は、爪先付近及び踵付近の何れにおいても十分な補正精度を有する補正後の画像データを生成可能な補正パラメータを算出することができる。
図4は、補正後の画像データの一例を示す。以下、図4を参照しながら、足領域検出部26、足寸法算出部27について説明する。
平面補正部25によって生成された補正後の画像データ40には、補正後の第1カード41a及び補正後の第2カード41bと、補正後の足の領域43とが含まれている。図4に示すように、補正後の第1カード41a及び補正後の第2カード41bは、形状(長方形)と長辺及び短辺の比率(cx:cy)とにおいて、ほぼ同じとなり得る。よって、この補正後の第1カード41a及び補正後の第2カード41bを、まとめて「補正後のカード41」と呼んでもよい。
<足領域検出部>
足領域検出部26は、補正後の画像データ40における足の領域43を検出する。足の領域43は、補正後の画像データ40における各画素の画素値に基づき特定することができる。例えば、足領域検出部26は、補正後の画像データ40に対してエッジ抽出を行うことにより、足の領域43を特定する。
<足寸法算出部>
足寸法算出部27は、足領域検出部26により検出された足の領域43についての、補正後のカード41に対する相対的な大きさに基づいて、足FTの寸法を算出する。
例えば、足寸法算出部27は、足の領域43の爪先から踵までの最長部分の長さをfy、補正後のカード41の短辺の長さをcy、カードの実際の短辺の長さをCy(=53.98mm)とすると、足FTの実際のサイズFyを、Fy=fy×(Cy/cy)として算出する。なお、cy、Cyに代えて、補正後のカード41の長辺の長さcx、カードの実際の長辺の長さCx(=85.60mm)を用いてもよい。
例えば、足寸法算出部27は、足43の領域の横幅の最長部分の長さをfx、補正後のカード41の長辺の長さをcx、カードの実際の長辺の長さをCxとすると、足FTの実際の足幅Fxを、Fx=fx×(Cx/cx)として算出する。なお、cx、Cxに代えて、cy、Cyを用いてもよい。
図5は、足の寸法を測定する処理の一例を示すフローチャートである。
(S100)ガイド部21は、第1カード位置ガイド30aと、第2カード位置ガイド30bと、足位置ガイド32と、をカメラ映像に重畳してディスプレイ15に表示する(図3参照)。
ユーザは、足FTの爪先付近に第1カード31aを、足FTの踵付近に第2カード31bを置く。そして、ユーザは、第1カード31aが第1カード位置ガイド30aの範囲内に、第2カード31bが第2カード位置ガイド30bの範囲内に含まれ、且つ、足FTが足位置ガイド32に含まれるように、第1カード31a、第2カード31b及び足FTとの位置と、カメラ16の位置および方向と、を調整する。
(S102)ユーザがシャッターボタンを押下(タッチ)すると、静止画撮影部23は、静止画をカメラ16により撮影して画像データを生成する。この静止画には、足配置領域に置かれた足FTの画像と、第1カード検出領域に置かれた第1カード31aの画像と、第2カード検出領域に置かれた第2カード31bの画像と、が含まれ得る。
(S104)カード検出部28は、画像データにおいて、第1カード検出領域から第1カード31aの検出を試み、第2カード検出領域から第2カード31bの検出を試みる。
(S106)カード検出部28は、第1カード検出領域及び第2カード検出領域の両方からカードを検出できたか否かを判定し、当該判定結果が肯定的な場合(YES)、S108へ進み、否定的な場合(NO)、S100に戻る。
(S108)平面補正部25は、S104で検出した第1カード31aの画像及び第2カード31bの画像に基づいて、補正パラメータを算出する。そして、平面補正部25は、その算出した補正パラメータを用いて、補正後の画像データ40を生成する。
(S110)足領域検出部26は、補正後の画像データ40から足の領域43を検出する。
(S112)足寸法算出部27は、足領域検出部26により検出された足の領域43についての、補正後のカード41に対する相対的な大きさに基づいて、実際の足FTの寸法を算出する。
以上の処理により、携帯情報端末10を用いて、足FTの寸法を測定することができる。さらに、撮影した画像データを、2枚以上のカードを用いて補正することにより、足FTの寸法をより正確に測定することができる。
上記S110の処理において、足の領域43の爪先の位置をユーザに手動で位置合わせさせてもよい。以下にその例を、図6を参照しながら説明する。
図6は、爪先線を手動で位置合わせする様子を示す図である。
まず、ユーザはディスプレイ15のカメラ映像を見ながら、第2の直線(爪先線)54aをドラッグで爪先FTaに位置合わせする。ユーザが目視しながら第2の直線54aを位置合わせするので、付け爪やペディキュアがあっても爪先FTaを誤判断することは無い。ただし、ディスプレイ15へのドラッグ操作なので、爪先FTaの先端に正確に第2の直線54aを位置合わせするのは難しい。
そのため次のステップが用意されている。次のステップの判定は、カメラ映像のうち爪先FTaの部分を含むであろう、限定された領域52aが用いられる。領域52aは、第1の直線53と第2の直線54aの交点を含み、手動による位置合わせの誤差が納まる程度の大きさに限定した領域とすればよい。
図7は、爪先線を自動で位置合わせする様子を示す図である。
ガイド部21は、図6に示すように、領域52aにおいて画素値の分布の変化が最も大きい位置に自動で移動させる。あるいは、領域52aにおいて、画素値の変化が所定の画素値変化閾値以上ある位置であり、かつ、現在の第2の直線54aに最も近い位置に自動で移動させることにしてもよい。これにより、前のステップで手動で第2の直線54aを移動させた際に生じた誤差を解消することができる。
ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードが、クレジットカード、キャッシュカード、免許証等の場合、カードの面に、ユーザのプライバシー及びセキュリティに関する情報が表記されている。以下、カード面に表記されている情報を保護する例を、図8を参照しながら説明する。
図8は、画像データのカード部分に表記されている情報を保護する例を示す。
<カード保護部>
カード保護部29は、画像データ内のカード部分に表記されている情報を視認できない態様に画像処理する。この画像処理は、塗りつぶし処理、モザイク処理、ぼかし処理等であってよい。例えば、カード保護部29は、図5のS108において補正後の画像データを生成する際、図8に示すように、画像データ60内の第1カード61a及び第2カード61bの部分に対して画像処理を施す。
又は、カード保護部29は、サーバ(例えばECサイトのサーバ)に送信される画像データについて、その画像データ内のカード部分に対して画像処理を施す。これにより、画像データのカード部分に表記されている情報が第三者(例えばECサイトの運営者)に見られることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明がこの例に限定されることは無い。
図6、図7の説明において、2本の第2の直線54a、54bのどちらも移動可能としたが、どちらか一方を固定し、他方のみを移動可能としてもよい。例えば、踵側の第2の直線54bは足配置領域32に対して固定し、爪先側の第2の直線54aだけを移動させることにしてもよい。これにより前後方向において踵FTbの位置とカメラ16の位置をより正確に一致させることが可能となる。
本実施形態では片足ずつ測定する例を説明したが、両足を一度に測定してもよい。例えば、図9に示すように、ユーザが第1カード位置ガイド30a及び第2カード位置ガイド30bに従って2枚のカードを置き、足位置ガイド32に従って両足を置いて撮影すると、静止画に、第1カード31a、第2カード31b、及び両足FTの画像が含まれる。この静止画に対して、本実施形態で述べた処理を行うことにより、両足FTの寸法を一度に測定することができる。
また、本実施形態では、足という人体の部位の寸法を測定する例を示したが、本発明がこの例に限定されることは無い。
他の例として、床面あるいはテーブル面に置いた物品の寸法を測定することも可能である。例えば、携帯情報装置10によって靴の寸法を測定することも可能である。
靴は概ね足と似た形状および大きさを有するので、本実施形態と同様の処理で寸法を測定することが可能である。ガイド部21は、第1カード位置ガイドと、第2カード位置ガイドと、靴を置く領域である靴配置領域を示す靴位置ガイドとを、カメラ16により取り込まれる映像であるカメラ映像に重畳する。静止画撮影部23は、第1カード位置ガイドの範囲内に置かれた第1カードと、第2カード位置ガイドの範囲内に置かれた第2カードと、靴配置領域に置かれた靴と、とを含む静止画をカメラ16により撮影して画像データを生成する。カード検出部28は、第1カード及び第2カードを検出する。平面補正部25は、カード検出部28によって検出された第1カード及び第2カードを用いて、補正後の画像データを生成する。靴領域検出部は、足領域算出部26と同様に、補正後の画像データから靴の領域を検出する。靴寸法算出部は、足寸法算出部27と同様に、補正後の画像データ内のカード(補正後のカード)と、靴領域検出部によって検出された靴の領域とに基づいて、靴の寸法を算出する。
他の例として、携帯情報装置10によってテーブル面の寸法を測定することも可能である。その場合、ガイド部21は、第1カード配置ガイドと、第2カード配置ガイドのみを、カメラ16により取り込まれる映像であるカメラ映像に重畳する。静止画撮影部23は、第1カード位置ガイドの範囲内に置かれた第1カードと、第2カード位置ガイドの範囲内に置かれた第2カードと、テーブル面と、を含む静止画をカメラ16により撮影して画像データを生成する。カード検出部28は、第1カード及び第2カードを検出する。平面補正部25は、カード検出部28によって検出された第1カード及び第2カードを用いて、補正後の画像データを生成する。テーブル面領域検出部は、足領域検出部26と同様に、補正後の画像データからテーブル面の領域を検出する。テーブル面寸法算出部は、足寸法算出部27と同様に、補正後の画像データ内のカード(補正後のカード)と、テーブル面領域検出部によって検出されたテーブル面の領域とに基づいて、テーブル面の寸法を算出する。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
10…携帯情報装置 20…プロセッサ 12…記憶装置 16…カメラ 15…タッチパネルディスプレイ 21…ガイド部 23…静止画像撮影部 24…計算部 25…平面補正部 26…足領域検出部 27…足寸法算出部 28…カード検出部 29…カード保護部

Claims (10)

  1. カメラと処理部とを有し、
    前記処理部は、
    所定の平面上に置かれた、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードである規格カードと寸法測定の対象物と、を含む静止画を前記カメラにより撮影して画像データを生成し、
    前記画像データにおける前記規格カードの形状及び大きさと前記対象物の領域とに基づいて、前記対象物の寸法を算出する
    携帯情報装置。
  2. 前記処理部は、前記画像データ内に前記規格カードが2枚以上含まれている場合、前記画像データ内における当該2枚以上の規格カードの形状及び大きさと前記対象物の領域とに基づいて、前記対象物の寸法を算出する
    請求項1に記載の携帯情報装置。
  3. 前記処理部は、
    前記規格カードの検出領域を示す第1のカード位置ガイド及び第2のカード位置ガイドを、前記カメラにより取り込まれる映像であるカメラ映像に重畳し、
    前記第1のカード位置ガイドの示すカード検出領域から第1の規格カードを検出し、且つ、前記第2のカード位置ガイドの示すカード検出領域から第2の規格カードを検出した場合、前記画像データ内における、前記第1の規格カードの形状及び大きさと、前記第2の規格カードの形状及び大きさと、前記対象物の領域とに基づいて、前記対象物の寸法を算出する
    請求項2に記載の携帯情報装置。
  4. 前記処理部は、
    前記第1の規格カードの形状の歪みを補正するためのパラメータである第1の補正パラメータと、前記第2のカードの形状の歪みを補正するためのパラメータである第2の補正パラメータと、に基づいて、前記画像データ内における前記対象物の領域の歪みを補正し、
    その補正した対象物の領域に基づいて、前記対象物の寸法を算出する
    請求項3に記載の携帯情報装置。
  5. 前記対象物は、人間の足である
    請求項3又は4に記載の携帯情報装置。
  6. 前記処理部は、足を置く領域である足配置領域を示す足位置ガイドを、さらに前記カメラ映像に重畳し、
    前記第1のカード位置ガイドは、前記足位置ガイドの爪先側に位置し、
    前記第2のカード位置ガイドは、前記足位置ガイドの踵側に位置する
    請求項5に記載の携帯情報装置。
  7. 足の前後方向における、前記第1のカード位置ガイドの長さと、第2のカード位置ガイドの長さと、前記足位置ガイドの長さとの関係が、前記足の膝よりも当該足に近い位置に前記カメラを配置した場合に、前記第1のカード位置ガイド内に前記第1の規格カードが収まり、前記第2のカード位置ガイド内に第2の規格カードが収まり、且つ、前記足位置ガイド内に前記足が収まるカメラ映像が撮影される関係である
    請求項6に記載の携帯情報装置。
  8. 前記処理部は、
    前記画像データ内における、前記第1の規格カードの部分と、前記第2の規格カードの部分とに対して、規格カードに表記されている情報が視認できない態様とする画像処理を施す
    請求項3〜7の何れか1項に記載の携帯情報装置。
  9. カメラを備えた携帯情報装置による寸法測定方法であって、
    静止画撮影手段が、所定の平面上に置かれた、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードである規格カードと寸法測定の対象物と、を含む静止画を前記カメラにより撮影して画像データを生成し、
    計算手段が、前記画像データにおける前記規格カードの形状及び大きさと前記対象物の領域とに基づいて、前記対象物の寸法を算出する
    寸法測定方法。
  10. カメラを備えた携帯情報装置により実行する寸法測定プログラムであって、
    所定の平面上に置かれた、ISO/IEC 7810 ID−1の規格に準拠するカードである規格カードと寸法測定の対象物と、を含む静止画を前記カメラにより撮影して画像データを生成する手順と、
    前記画像データにおける前記規格カードの形状及び大きさと前記対象物の領域とに基づいて、前記対象物の寸法を算出する手順と
    をコンピュータに実行させるための寸法測定プログラム。
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