JP2015193168A - 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータコアを樹脂モールドする際に、ステータコアの中空部への樹脂の流入を防止する。【解決手段】樹脂モールド装置は、環状のヨーク部2の内周から突出した複数のティース部3と、隣り合うティース部3の間に形成されるスロット部4と、を有しティース部3にコイル12を巻き回したステータコア1を、金型10内に配置して樹脂を注入することで樹脂モールドする。この樹脂モールド装置は、樹脂を注入する前にステータコア1の内周側中空部1Aに挿入されるスライドコア11を備え、スライドコア11は、内周側中空部1Aに挿入されたときにステータコア1の内周面に当接する外周面11Bと、外周面11Bから突出しステータコア1の内周面のスロット開口部4Aに嵌る凸部11Aと、を有する。そして、凸部11Aは、スロット開口部4Aに嵌った状態で、ティース部3の対向する面と当接する。【選択図】図3
Description
本発明は、電動モータに用いるステータを樹脂モールドする装置に関する。
電動モータに用いる環状のステータに樹脂モールドを施す為の装置として、特許文献1には、樹脂を注入する前にステータの内周側の空洞部に挿入するスライドコアを、弾性体で形成し、かつ、その外形寸法をステータの内径寸法よりも大きくしたものが開示されている。スライドコアを上記のように構成することで、空洞部への挿入時に弾性変形したスライドコアがステータの内周壁に当接して、ステータコアの内周側への樹脂の流れ込みを防止している。
しかしながら、上記文献に記載の装置のように、弾性体で形成したスライドコアをステータの空洞部に圧入する構成では、圧入する度にスライドコアが摩耗するので、繰り返しの使用によりステータとスライドコアとの密着度が低下し、ステータの内周側に樹脂が流れ込むことになる。このため、上記文献に記載の装置を繰り返し使用する場合には、スライドコアの点検及び交換の頻度が高くなる。点検及び交換の頻度が高まるほど生産速度は低下し、また、スライドコアの交換頻度が高まる程コストが増加してしまう。すなわち、上記文献の装置はステータコアの量産には適さない。
そこで本発明では、ステータコアの内周側に樹脂が流れ込むことを防止し、かつ、ステータコアの量産に適した樹脂モールド装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様によれば、環状のヨーク部の内周から突出した複数のティース部と、隣り合うティース部の間に形成されるスロット部と、を有しティース部にコイルを巻き回したステータコアに樹脂モールド被膜を形成する樹脂モールド装置が提供される。この樹脂モールド装置は、樹脂を注入する前にステータコアの内周側中空部に挿入されるスライドコアを備え、スライドコアは、内周側中空部に挿入されたときにステータコアの内周面に当接する外周面と、外周面から突出しステータコアの内周面のスロット開口部に嵌る凸部と、を有する。そして、凸部がスロット開口部に嵌った状態で、凸部とティース部の互いに対向する面同士が当接する。
上記態様によれば、凸部がスロット開口部を塞ぐので、スロット開口部からステータコアの内周側中空部への樹脂の流入を防止できる。また、スライドコアの外周面がステータコアの内周面と当接することで、スロット開口部以外からのステータコアの内周側中空部への樹脂の流入も防止できる。すなわち、樹脂モールド被膜を形成する際に、ステータコアの内周側中空部への樹脂の流入を防止できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、樹脂モールド成形の対象となるステータコア1の概略構成を示す平面図である。ステータコア1は、環状のヨーク部2と、ヨーク部2の内周面から突出する複数のティース部3とを含んで構成されている。ティース部3は周方向に所定間隔をもって並んでおり、隣り合うティース部3の間にはスロット部4が形成されている。また、ステータコア1の内周側には中空部1Aが形成されている。
図1は、樹脂モールド成形の対象となるステータコア1の概略構成を示す平面図である。ステータコア1は、環状のヨーク部2と、ヨーク部2の内周面から突出する複数のティース部3とを含んで構成されている。ティース部3は周方向に所定間隔をもって並んでおり、隣り合うティース部3の間にはスロット部4が形成されている。また、ステータコア1の内周側には中空部1Aが形成されている。
上記のようなステータコア1の各ティース部3にコイルを巻き回してから、樹脂モールド成形を施す。なお、本実施形態の樹脂モールド成形で用いる樹脂は、一般的な樹脂モールド成形で用いられる熱硬化型樹脂である。
図2は、樹脂モールド成形について説明するための平面図であり、図3は、図2のA領域の拡大図である。なお、図2ではコイル12を省略してある。
樹脂モールド成形は、ステータコア1を金型10のキャビティ10Aに配置し、ステータコア1の中空部1Aにスライドコア11を挿入した状態で、キャビティ10Aに樹脂を注入することによって行う。
スライドコア11は、ステータコア1の中空部1Aに挿入した状態でティース部3の内周側端面と当接する外周面11Bと、外周面11Bから突出してスロット部4の内周側開口部(以下、単に「スロット開口部4A」ともいう。)4Aに嵌る凸部11Aと、を含む円筒状部材である。なお、スライドコア1はアルミニウム、鉄等の金属で形成されている。また、スライドコア1の表面に例えばDLC等の表面処理を施して、硬度を高めてもよい。
凸部11Aがスロット開口部4Aに嵌った状態では、凸部11Aとティース部3とは互いに対向する面同士が当接している。これにより、スロット部4とステータコア1の中空部1Aとの連通が遮断されるので、スロット部4に注入された樹脂が、スロット開口部4Aからステータコア1の中空部1Aへ流れ込むことを防止できる。すなわち、樹脂に対するスライドコア11のシール性を確保することができる。
なお、凸部11Aを径方向外側になるほど幅が狭くなる楔形状にすれば、ステータコア1及びスライドコア11に寸法のバラツキがある場合でも、凸部11Aとティース部3とが当接し易くなり、シール性がより向上する。
ところで、樹脂を注入する際のシール性をより高めるために、スライドコア1に温度調節機構を設けてもよい。例えば、高温配管30を図4に示すようにスライドコア11の内部に配置し、この高温配管30に高温水や高温油等を循環させれば、スライドコア11を加熱することができる。なお、高温配管30に代えて、高周波加熱器等のヒータ類をスライドコア11に内蔵する構成等であってもよい。また、低温配管31を図4に示すようにスライドコア11の内部に配置し、アルコール、水、ドライアイス、または液体窒素等の冷却媒体や冷風等を循環させれば、スライドコア11を冷却することができる。
なお、図4では高温配管30と低温配管31とをそれぞれ一本だけ示しているが、実際にはスライドコア11の全周にわたって所定間隔で配置する。
図5A−図5Cは、上記の温度調節機構の作用効果について説明するための図であり、図3と同様に図2のA領域を拡大したものである。なお、図5A−図5Cでは高温配管30と低温配管31とを省略している。
温度調整機構を用いる場合には、スライドコア11をステータコア1の中空部1Aに挿入した状態で、図5Aに示すように凸部11Aとティース部3との間、及び外周面11Bとティース部3の内周側端面との間に隙間があってもよい。このような隙間があれば、中空部1Aへのスライドコア11の挿入が容易になる。
スライドコア1を中空部1Aに挿入したら、温度調節機構によりスライドコア11を加熱する。これによりスライドコア11は膨張して、図5Bに示すようにティース部3の内周側端面が前面にわたって外周面11Bに接触する。また、凸部11Aも膨張して、図5Cに示すように、凸部11Aとティース部3との互いに対向する面同士が、少なくとも一部において当接する。
上記のように、スライドコア11に温度調節機構を設け、樹脂を注入する前にスライドコア11を膨張させることにより、スライドコア11とステータコア1とがより当接しやすくなり、シール性が向上する。
ところで、注入した樹脂が硬化したら、スライドコア11をステータコア1の中空部1Aから引き抜くが、このとき、温度調節機構によりスライドコア11を冷却する。これにより、スライドコア11が収縮して、図5Aに示すようなスライドコア11とステータコア1との間に隙間がある状態になるので、スライドコア11を引く抜く際にスライドコア11がステータコア1に接触する、いわゆるカジリを防止できる。
また、温度調節機構は、スライドコア11の外周縁部、つまり外周面11Bにより近い位置に内蔵される。仮にスライドコア11の中心部付近に温度調節機構が内蔵されていると、シール性に直接関係する凸部11Aや外周面11Bを膨張、収縮させるためにスライドコア11の全体を加熱、冷却しなければならない。これに対して本実施形態では、凸部11Aや外周面11Bに近い位置を加熱、冷却するので、凸部11A及び外周面11Bが膨張、収縮するまでに要する時間が、温度調節機構を中心部付近に内蔵する場合に比べて短くなる。すなわち、温度調節機構をスライドコア11の外周縁部に内蔵すれば、樹脂注入前の加熱及び樹脂硬化後の冷却に要する時間を短縮して、量産する場合のサイクルタイムを短縮することができる。
なお、金型10にヒータ等の加熱機構(ヒータコア加熱機構)13を設けて、樹脂が硬化したら加熱機構13を稼働させるようにしてもよい。金型10の温度が上昇することで、キャビティ10A内のステータコア1が温度上昇して膨張する。すなわち、ステータコア1は加熱により膨張し、スライドコア11は冷却により収縮することで、ステータコア1とスライドコア11とのクリアランスはより大きくなるので、カジリがさらに発生し難くなる。
また、樹脂が硬化した後、加熱機構により金型10の温度を上昇させることに加え、さらに、コイル12に三相交流電流を流す構成にしてもよい。三相交流電流を流すことで、コイル12はジュール熱と鉄損による熱とを発生するので、温度調節機構のみの場合に比べて、ステータコア1とスライドコア11との温度差が大きくなって、さらにカジリが発生し難くなる。
次に、本実施形態の構成による作用効果についてまとめる。
本実施形態によれば、樹脂モールド装置はステータコア1の中空部1Aに挿入されるスライドコア11を備える。スライドコア11は、中空部1Aに挿入されたときにステータコア1の内周面に当接する外周面11Bと、外周面11Bから突出しステータコア1の内周面のスロット開口部4Aに嵌る凸部11Aと、を有する。そして、凸部11Aがスロット開口部4Aに嵌った状態で、凸部11Aとティース部3とは、互いに対向する面同士が当接する。
上記のように、凸部11Aとティース部3とが当接することで、スロット開口部4Aから中空部1Aへ樹脂が流入することを防止できる。また、外周面11Bがステータコア1の内周面と当接することで、スロット開口部4A以外の部位から中空部1Aへ樹脂が流入することも防止できる。すなわち、樹脂に対するスライドコア11のシール性が向上する。
なお、凸部11Aを、先端側に向かって徐々に幅が狭くなる楔形状にすると、寸法バラツキ等があった場合でも、凸部11Aとティース部3とが当接し易くなる。
本実施形態ではスライドコア11が温度調節機構を備え、温度調節機構は、スライドコア11がスライドコアの内周側中空部に挿入されたら、樹脂を注入する前にスライドコア11の温度を上昇させる。これにより、仮にスライドコア11とステータコア1との間に寸法ばらつき等による隙間があったとしても、スライドコア1が膨張することによって、これらの隙間は埋められる。すなわち、樹脂に対するスライドコア11のシール性がより向上する。
本実施形態では、温度調節機構がスライドコア11の外周縁部に設けられているので、シール性に直接影響するスライドコア11の外周付近の熱膨張、熱収縮を短時間で制御することができる。
本実施形態の樹脂モールド装置は、金型10内に配置したステータコア1を樹脂の硬化後に加熱する加熱機構を備える。これにより、樹脂の硬化後にスライドコア11を引き抜く際にステータコア1とスライドコア11との隙間をより大きくして、カジリの発生を抑制することができる。特に、ステータコア1を加熱し、かつスライドコア11を冷却すれば、カジリの発生を抑制する効果がより大きくなる。
本実施形態の樹脂モールド装置は、ステータコア1を加熱し得る加熱機構をさらに備え、加熱機構が樹脂の注入後にステータコア1を加熱し、温度調節機構がスライドコア11を冷却する。これにより、ステータコア1とスライドコア11との隙間をより大きくして、スライドコア11を引き抜く際のカジリの発生を抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態は、楔形状の凸部11Aがスロット開口部4Aに嵌ることでスロット部4から中空部1Aへの樹脂の流入を防止するという点では第1実施形態と同様であるが、凸部11Aの構造が第1実施形態と異なる。
本実施形態は、楔形状の凸部11Aがスロット開口部4Aに嵌ることでスロット部4から中空部1Aへの樹脂の流入を防止するという点では第1実施形態と同様であるが、凸部11Aの構造が第1実施形態と異なる。
図6は、第2実施形態の樹脂モールド装置にかかるスライドコア11を、ステータコア1の中空部1Aに挿入した状態を示す図である。
本実施形態では、凸部11Aがスライドコア11の本体とは別部材となっている。スライドコア11の本体は、第1実施形態と同様にアルミニウム、鉄等の金属で形成されており、スライドコア1の表面に例えばDLC等の表面処理を施して硬度を高めてもよい。凸部11Aも本体と同様である。
凸部11Aは、スライドコア11の本体に設けられた径方向に延びるシリンダ20に、径方向に移動可能に配置されている。凸部11Aを移動させる機構は、油圧、水圧または空気圧を利用する圧力機構であってもよいし、サーボモータ等を利用する機械的な機構であってもよい。例えば、油圧機構の場合には、シリンダ20に油圧を供給すると凸部11Aが外周側へ移動し、油圧を低下させると凸部11Aを内周側へ移動するよう構成する。
上記のような構成のスライドコア11を、外周面11Bから凸部11Aがほとんど突出しない状態(図6の左端の凸部11A)で中空部1Aに挿入する。挿入したら、凸部11Aの突出量を徐々に増大させ(図6の中央、右端の凸部11A)、凸部11Aとティース部3とを当接させる。
上記のように、可動式の凸部11Aを油圧等によってティース部3に押し付けることで、ティース部3の間隔やステータコア1の内径にバラツキがある場合でも、凸部11Aをティース部3に当接させることができ、シール性を高めることができる。
また、上述した温度調節機構の高温配管30及び低温配管31を凸部11Aに設けて、図6の右端の状態になった後、凸部11Aを加熱してもよい。これにより、凸部11Aとティース部3との間のシール性がより高まる。
次に、本実施形態の構成による作用効果についてまとめる。
本実施形態では、楔形状の凸部11Aが本体とは別部材で構成され、かつ凸部11Aが樹脂を注入する前に径方向外側へ移動してステータコア1の内周面のスロット開口部4Aに嵌る。これにより、樹脂がスロット部4から中空部1Aへ流入することを防止できる。
本実施形態では、凸部11Aがスロット開口部4Aに嵌ったら、樹脂を注入する前に温度調節機構によって凸部11Aの温度を上昇させる。これにより、凸部11Aとティース部3との間のシール性をより高めることができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
1 ステータコア
2 ヨーク部
3 ティース部
4 スロット部
11 スライドコア
30 高温配管
31 低温配管
2 ヨーク部
3 ティース部
4 スロット部
11 スライドコア
30 高温配管
31 低温配管
Claims (8)
- 環状のヨーク部の内周から突出した複数のティース部と、隣り合う前記ティース部の間に形成されるスロット部と、を有し前記ティース部にコイルを巻き回したステータコアを金型内に配置し、前記金型内に樹脂を注入することで前記ステータコアに樹脂モールド被膜を形成する樹脂モールド装置において、
樹脂を注入する前に前記ステータコアの内周側中空部に挿入されるスライドコアを備え、
前記スライドコアは、前記内周側中空部に挿入されたときに前記ステータコアの内周面に当接する外周面と、前記外周面から突出し前記ステータコアの内周面のスロット開口部に嵌る凸部と、を有し、
前記凸部が前記スロット開口部に嵌った状態で、前記凸部と前記ティース部の互いに対向する面同士が当接することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項1に記載の樹脂モールド装置において、
前記凸部が、前記ステータコアの内周面に当接する外周面を有する本体は別部材で構成され、かつ前記本体部に対して径方向に移動可能であり、
前記凸部は周方向の幅が外周側になるほど狭くなる楔形状であって、前記樹脂を注入する前に径方向外側へ移動して前記ステータコアの内周面のスロット開口部に嵌ることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項2に記載の樹脂モールド装置において、
前記凸部が温度調節機構をさらに備え、
前記温度調節機構は、前記凸部が前記ステータコアの内周面のスロット開口部に嵌ったら、前記樹脂を注入する前に前記凸部の温度を上昇させることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項1に記載の樹脂モールド装置において、
前記スライドコアが温度調節機構をさらに備え、
前記温度調節機構は、前記スライドコアが前記ステータコアの内周側中空部に挿入されたら、前記樹脂を注入する前に前記スライドコアの温度を上昇させることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項4に記載の樹脂モールド装置において、
前記温度調節機構が前記スライドコアの外周縁部に設けられていることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項1から5のいずれかに記載の樹脂モールド装置において、
前記金型内に配置したステータコアを前記樹脂の硬化後に加熱するステータコア加熱機構をさらに備えることを特徴とする樹脂モールド装置。 - 請求項3から5のいずれかに記載の樹脂モールド装置において、
前記金型内に配置したステータコアを加熱し得るステータコア加熱機構をさらに備え、
前記ステータコア加熱機構が、前記樹脂の注入後に前記ステータコアを加熱し、
前記温度調節機構が、前記樹脂の注入後に前記凸部または前記スライドコアを冷却することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 環状のヨーク部の内周から突出した複数のティース部と、隣り合う前記ティース部により形成されるスロット部と、を有し前記ティース部にコイルを巻き回したステータコアを金型内に配置し、
前記金型内に樹脂を注入することで前記ステータコアに樹脂モールド被膜を形成する樹脂モールド方法において、
前記内周側中空部に挿入されたときに前記ステータコアの内周面に当接する外周面と、前記外周面から突出し前記ステータコアの内周面のスロット開口部に嵌る凸部と、を有するスライドコアを、樹脂を注入する前に前記ステータコアの内周側中空部に挿入し、前記凸部と前記ティース部の互いに対向する面同士を当接させてから樹脂を注入することを特徴とする樹脂モールド方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014072756A JP2015193168A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法 |
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JP (1) | JP2015193168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018192659A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 住友ゴム工業株式会社 | リング状ゴム部材を加硫成形するための剛性中子、脱型装置、脱型方法及び製造方法 |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014072756A patent/JP2015193168A/ja active Pending
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