JP2015192475A - モータ駆動装置、モータ駆動装置の電源選定方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駆動電源容量決定部14は、
各動作パターンにおいて、動作パターンに適用されるモータ12(−1〜−n)ごとに要求されるトルクに関する情報TIを取得し、この取得したトルクに関する情報に応じた、適用されるモータごとの電源容量PCから各動作パターンの動作に必要な動作電源容量OPCを取得する動作電源容量取得部141と、各動作パターンの中で、必要となる動作電源容量OPCの最大値をカバーできるように、共通電源部13の電源容量DPCを決定する電源容量決定部142と、を有する。
【選択図】図2
Description
このモータ駆動装置は、複数のモータ駆動ユニットに加えて、1個の電源ユニットを備えており、1個の電源ユニットから複数のモータ駆動ユニットに電力が供給される。
この場合も、モータ駆動装置では、メインのモータ駆動ユニットに配置された1個の電源ユニットから複数のモータ駆動ユニットに電力が供給される。
このため、ユーザによってどのような仕様の電源容量のモータ駆動ユニットを採用すればよいか不明であるため、ユーザにとっては動作に適した電源容量の最適なシステムを構築することが困難となっている。
このため、大きなコンバータが必要となり、低コスト化、低スペース化を実現することが困難となり、この場合も動作に適した電源容量の最適なシステムを構築することが困難となっている。
これにより、各モータ軸の瞬時最大電力を基に共通電源部の容量を決めると必要以上に大きな電源が必要となるが、動作パターンごとに、動作するモータの必要な電源容量を取得(算出)するので、動作に適した電源容量を決定することができる。
これにより、必要以上に大きな電源を設定することがなく、動作内容に適応した各モータ駆動ユニットの機種を選定することができる。
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク指令値[%]/瞬時最大トルク指令値[%]})
なお、要求される動作のトルク指令値[%]および瞬時最大トルク指令値[%]は次式で与えられる。
要求されるトルク(N・m)/定格トルク(N・m)]
[瞬時最大トルク指令値[%]=
瞬時最大トルク(N・m)/定格トルク(N・m)]
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク[N・m]/瞬時最大トルク[N・m]})
これにより、負荷の位置を保持する場合、負荷の位置を変化させる場合の両方を考慮しているので、動作パターンにおいて、全ての仕事を考慮しており、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
これにより、負荷の位置を保持する場合、負荷の位置を変化させる場合において、重力方向を考慮し、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
これにより、装置の低コスト化、低スペース化を実現することが可能となる。
これにより、一般的な環境で、かつ、簡単な操作で必要な電源容量を算出することができる。
これにより、各モータ軸の瞬時最大電力を基に共通電源部の容量を決めると必要以上に大きな電源が必要となるが、動作パターンごとに、動作するモータの必要な電源容量を取得(算出)するので、動作に適した電源容量を決定することができる。
これにより、簡単な操作で必要な電源容量を算出することができ、しかも、動作パターンごとに、動作するモータの必要な電源容量を取得(算出)するので、動作に適した電源容量を決定することができる。
以下では、本実施形態に係る多軸モータ駆動装置の全体構成および機能ついて説明した後、動作に適した電源容量を決定して選定する電源の決定(選定)系についての構成および処理について説明する。
図1の多軸モータ駆動装置10は、モータ駆動ユニット11−1〜11−n(nは2以上の整数、本例では最大32)、モータ12−1(M1)〜12−n(Mn)、共通電源部13、駆動電源容量決定部14、および最適モータ駆動ユニット選定部15を含んで構成されている。
各モータ駆動ユニット11−1〜11−nには、駆動対象のモータ12−1〜12−nが駆動可能に接続されている。
図1の多軸モータ駆動装置10においては、モータ駆動ユニット11−1にはモータ12−1が接続され、モータ駆動ユニット11−2にはモータ12−2が接続され、モータ駆動ユニット11−3にはモータ12−3が接続され、モータ駆動ユニット11−4にはモータ12−4が接続され、同様にして、モータ駆動ユニット11−nにはモータ12−nが接続されている。
各モータ12−1〜12−nは、この動作パターンに合わせて必要なモータ定格出力が決められる。
本実施形態において、モータ定格出力は、50W、100W、200W、400W、750Wが採用される。なお、モータ定格出力としては、さらに、1000W、1500W、2000W等、仕様に合わせて採用される。
たとえば、モータ定格出力50Wに対応してモータ機種「M*500*2****」が指定される。
モータ定格出力100Wに対応してモータ機種「M*101*2****」が指定される。
モータ定格出力200Wに対応してモータ機種「M*201*2****」が指定される。
モータ定格出力400Wに対応して「M*401*2**」が指定される。
モータ定格出力750Wに対応してモータ機種「M*751*2****」が指定される。
多軸モータ駆動装置10では、メインのモータ駆動ユニット11−1に配置された1個の共通電源部13から複数のモータ駆動ユニット11−1〜11−nに電力が供給される。
駆動電源容量決定部14は、所定台数のモータ12(−1〜n)を駆動するための駆動電源容量を決定する機能を有する。
図2は、本発明の実施形態に係る多軸モータ駆動装置における駆動電源容量決定部の構成例を示す図である。
本実施形態の多軸モータ駆動装置10は、動作電源容量取得部141、電源容量決定部142、および最適モータ駆動ユニット選定部15から、あるいはこれらに対してアクセス可能な入力部16、記憶部17、および表示部18を含んで構成されている。
動作電源容量取得部141は、取得した各動作パターンに対応した動作電源容量OPCを表示部18に表示し、また、電源容量決定部142に供給する。
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク指令値[%]/瞬時最大トルク指令値[%]})
・・・(1)
モータ定格出力が50Wおよび100Wの場合は瞬時最大トルク指令値は350%となる。
モータ定格出力が200W、400W、および700Wの場合は瞬時最大トルク指令値は300[%]となる。
この情報TIは、指定の動作において、トルクの最大能力値のうちの必要なトルクの割合を求めている情報であり、このトルクに関連する情報TIに基づいてモータの定格出力から動作に必要な電源容量PCが求められる。
換言すれば、各モータの動作に必要な電源容量PCは、その動作で必要とされるトルクの割合をモータ定格出力に適用して導出される。
[要求される動作のトルク指令値[%]=
要求されるトルク(N・m)/定格トルク(N・m)]
[瞬時最大トルク指令値[%]=
瞬時最大トルク(N・m)/定格トルク(N・m)]
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク[N・m]/瞬時最大トルク[N・m]})
・・・(2)
図3は、モータと負荷との関係の一例を模式的に示す図であって、本実施形態に係るトルクに関する情報TIを取得するに際し、負荷等の関係やモータ軸の方向の条件を加味して取得する例を説明するための図である。
これにより、負荷LDの位置を保持する場合、負荷LDの位置を変化させる場合の両方を考慮しているので、動作パターンにおいて、全ての仕事を考慮しており、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
これにより、負荷LDの位置を保持する場合、負荷LDの位置を変化させる場合において、重力方向を考慮し、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
電源容量決定部142は、決定した駆動電源容量DPCを表示部18に表示し、また、最適モータ駆動ユニット選定部15に供給する。
最適モータ駆動ユニット選定部15は、選定したモータ駆動ユニット11(−1〜−n)の機種を、たとえばモータ軸に対応させて表示部18に表示する。
記憶部17には、モータ駆動ユニット情報は、電源容量に対応する機種情報も記憶されている。
この画面180のテーブル1800は、モータ軸フィールド1801、モータ定格出力フィールド1802、モータ機種フィールド1803、モータ軸方向フィールド1804、動作フィールド1805、トルク指令値フィールド1806、動作電源容量合計出力フィールド1807、駆動(必要)電源容量フィールド1808、およびアンプ(モータ駆動ユニット)機種フィールド1809を含んで形成されている。
図4の例では、一覧で表示させるのは6軸(X1〜X6)までとして形成されている。
図4の例では、第1軸X1のモータ定格出力は「750W」、第2軸X2のモータ定格出力は「750W」、第3軸X3のモータ定格出力は「400W」、第4軸X4のモータ定格出力は「200W」、第5軸X5のモータ定格出力は「200W」として表示されている。
図4の例では、第1軸X1(750W)に対応するモータ機種として「M*751*2****」、第2軸X2(750W)に対応するモータ機種として「M*751*2****」、第3軸X3(400W)に対応するモータ機種として「M*401*2****」、第4軸X4(200W)に対応するモータ機種として「M*201*2****」、第5軸X5(200W)に対応するモータ機種として「M*201*2****」が表示されている。
図4の例では、第1軸X1の動作方向は「水平」、第2軸X2の動作方向は「水平」、第3軸X3の動作方向は「鉛直」、第4軸X4の動作方向は「水平」、第5軸X5の動作方向は「水平」が選択されている。
図4の例では、一覧で表示させるのは8番(OP1〜OP8)までとして形成されている。
第2動作OP2において、第3軸X3のトルク指令値として「20」、第4軸X4のトルク指令値として「200」、第5軸X5のトルク指令値として「150」が入力されている。
第3動作OP3において、第3軸X3のトルク指令値として「20」、第4軸X4のトルク指令値として「200」、第5軸X5のトルク指令値として「150」が入力されている。
第4動作OP4において、第1軸X1のトルク指令値として「150」、第2軸X2のトルク指令値として「250」、第3軸X3のトルク指令値として「20」が入力されている。
第5動作OP5において、第3軸X3のトルク指令値として「180」が入力されている。
第6動作OP6において、第1軸X1のトルク指令値として「70」、第2軸X2のトルク指令値として「100」、第3軸X3のトルク指令値として「20」が入力されている。
第7動作OP7において、第1軸X1のトルク指令値として「150」、第2軸X2のトルク指令値として「250」、第3軸X3のトルク指令値として「20」が入力されている。
第8動作OP8において、第3軸X3のトルク指令値として「220」が入力されている。
図4の例では、第1動作OP1の合計出力は「452」、第2動作OP2の合計出力は「260」、第3動作OP3の合計出力は「260」、第4動作OP4の合計出力は「1027」、第5動作OP5の合計出力は「240」、第6動作OP6の合計出力は「452」、第7動作OP7の合計出力は「1027」、第8動作OP8の合計出力は「293」として表示されている。
図4の例では「1027」が表示されている。
図4の例では、第1軸X1(750W)に対応するアンプ(モータ駆動ユニット)機種として「DA23C**」、第2軸X2(750W)に対応するアンプ(モータ駆動ユニット)機種として「DA230**」、第3軸X3(400W)に対応するアンプ(モータ駆動ユニット)機種として「DA230**」、第4軸X4(200W)に対応するアンプ(モータ駆動ユニット)機種として「DA210**」、第5軸X5(200W)に対応するアンプ(モータ駆動ユニット)機種として「DA210**」が表示されている。
次に、本実施形態における電源容量決定およびアンプ(モータ駆動ユニット)機種選定の動作について説明する。
図5は、本実施形態における電源容量決定およびアンプ(モータ駆動ユニット)機種選定の動作について説明するためのフローチャートである。
そして、モータ機種フィールド1803には、モータ定格出に対応するモータ機種が表示され(ステップST3)、モータ軸方向フィールド1804には、モータ軸の動作方向が入力される(ステップST4)。
さらに、動作フィールド1805には、動作パターンごとの動作番号(OP1〜OP8・・・)が入力される(ステップST5)。
そして、トルク指令値フィールド1806に、動作OP1〜OP8において、動作に必要なトルク指令値が入力される(ステップST6)。
このトルク指令値入力後、動作ごとの動作電源容量合計出力が計算され(ステップST7)、その結果が対応する動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される(ステップST8)。
ステップST7およびST8の処理は、次のように行われる。
第1動作OP1では、第1軸X1、第2軸X2、および第3軸X3が使用される。
この場合、第1軸X1の第1動作OP1に必要な電源容量PC11[W]は(1)式により、750[W]*{70(%)/300(%)}=175となる。
第2軸X2の第1動作OP1に必要な電源容量PC12[W]は(1)式により、750[W]*{100(%)/300(%)}=250となる。
第3軸X3の第1動作OP1に必要な電源容量PC13[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
したがって、第1動作OP1に必要な動作電源容量OPC1は、175+250+27=452[W]となる。
この値が第1動作OP1の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第2動作OP2では、第3軸X3、第4軸X4、および第5軸X5が使用される。
この場合、第3軸X3の第2動作OP2に必要な電源容量PC23[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
第4軸X4の第2動作OP2に必要な電源容量PC24[W]は(1)式により、200[W]*{200(%)/300(%)}=133.3≒133となる。
第5軸X5の第2動作OP2に必要な電源容量PC25[W]は(1)式により、200[W]*{150(%)/300(%)}=100となる。
したがって、第2動作OP2に必要な動作電源容量OPC2は、27+133+100=260[W]となる。
この値が第2動作OP2の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第3動作OP3では、第3軸X3、第4軸X4、および第5軸X5が使用される。
この場合、第3軸X3の第3動作OP3に必要な電源容量PC33[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
第4軸X4の第3動作OP3に必要な電源容量PC34[W]は(1)式により、200[W]*{200(%)/300(%)}=133.3≒133となる。
第5軸X5の第3動作OP3に必要な電源容量PC35[W]は(1)式により、200[W]*{150(%)/300(%)}=100となる。
したがって、第3動作OP3に必要な動作電源容量OPC3は、27+133+100=260[W]となる。
この値が第3動作OP3の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第4動作OP4では、第1軸X1、第2軸X2、および第3軸X3が使用される。
この場合、第1軸X1の第4動作OP4に必要な電源容量PC41[W]は(1)式により、750[W]*{150(%)/300(%)}=375となる。
第2軸X2の第4動作OP4に必要な電源容量PC42[W]は(1)式により、750[W]*{250(%)/300(%)}=625となる。
第3軸X3の第4動作OP4に必要な電源容量PC43[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
したがって、第4動作OP4に必要な動作電源容量OPC4は、375+625+27=1027[W]となる。
この値が第4動作OP4の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第5動作OP5では、第3軸X3が使用される。
この場合、第3軸X3の第5動作OP5に必要な電源容量PC53[W]は(1)式により、400[W]*{180(%)/300(%)}=240となる。
したがって、第5動作OP5に必要な動作電源容量OPC5は、240[W]となる。
この値が第5動作OP5の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第6動作OP6では、第1軸X1、第2軸X2、および第3軸X3が使用される。
この場合、第1軸X1の第6動作OP6に必要な電源容量PC61[W]は(1)式により、750[W]*{70(%)/300(%)}=175となる。
第2軸X2の第6動作OP6に必要な電源容量PC62[W]は(1)式により、750[W]*{100(%)/300(%)}=250となる。
第3軸X3の第6動作OP6に必要な電源容量PC63[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
したがって、第6動作OP6に必要な動作電源容量OPC6は、175+250+27=452[W]となる。
この値が第6動作OP6の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第7動作OP7では、第1軸X1、第2軸X2、および第3軸X3が使用される。
この場合、第1軸X1の第7動作OP7に必要な電源容量PC71[W]は(1)式により、750[W]*{150(%)/300(%)}=375となる。
第2軸X2の第7動作OP7に必要な電源容量PC72[W]は(1)式により、750[W]*{250(%)/300(%)}=625となる。
第3軸X3の第7動作OP7に必要な電源容量PC73[W]は(1)式により、400[W]*{20(%)/300(%)}=26.7≒27となる。
したがって、第7動作OP7に必要な動作電源容量OPC7は、375+625+27=1027[W]となる。
この値が第7動作OP7の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
第8動作OP8では、第3軸X3が使用される。
この場合、第3軸X3の第8動作OP8に必要な電源容量PC83[W]は(1)式により、400[W]*{220(%)/300(%)}=293.3≒293となる。
したがって、第8動作OP8に必要な動作電源容量OPC8は、293[W]となる。
この値が第8動作OP8の合計出力として動作電源容量合計出力フィールド1807に表示される。
この選定した駆動電源容量DPCが駆動電源容量フィールド1808に表示される。
この選定したアンプ(モータ駆動ユニット)の機種がアンプ(モータ駆動ユニット)機種フィールド1809に表示される。
上述したように、本実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
本実施形態においては、基本的に、モータ駆動装置10は、動作電源容量取得部141および電源容量決定部142を含む駆動電源容量決定部14を有する。
動作電源容量取得部141は、各動作パターンにおいて、動作パターンに適用されるモータ12(−1〜−n)ごとに要求されるトルクに関する情報TIを取得し、この取得したトルクに関する情報に応じた、適用されるモータごとの電源容量PCから各動作パターンの動作に必要な動作電源容量OPCを取得する。
電源容量決定部142は、各動作パターンの中で、必要となる動作電源容量OPCの最大値をカバーできるように、共通電源部13の電源容量DPCを決定する。
したがって、本実施形態によれば、各モータ軸の瞬時最大電力を基に共通電源部13の容量を決めると必要以上に大きな電源が必要となるが、動作パターンごとに、動作するモータの必要な電源容量を取得(算出)するので、動作に適した電源容量を決定することができる。
これにより、本実施形態によれば、必要以上に大きな電源を設定することがなく動作内容に適応した各モータ駆動ユニットの機種を選定することができる。
すなわち、ユーザにとって必要なモータ駆動ユニット(サーボアンプ)機種を選定することができるため、ユーザによってどのような仕様の電源容量のモータ駆動ユニットを採用すればよいか明瞭となり、ユーザにとって便利なものとなっている。
これにより、負荷の位置を保持する場合、負荷の位置を変化させる場合の両方を考慮しているので、動作パターンにおいて、全ての仕事を考慮しており、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
これにより、負荷の位置を保持する場合、負荷の位置を変化させる場合において、重力方向を考慮し、動作パターンに応じた仕事量からトルクに関する情報を取得することができる。
したがって、本実施形態によれば、装置の低コスト化、低スペース化を実現することが可能となる。
これにより、一般的な環境で、かつ、簡単な操作で必要な電源容量を算出することができる。
以上、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
また、本実施形態では、8動作までの操作例を示したが、動作数を増やしても良い。たとえば最大20動作まで増やすことが可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
Claims (16)
- 所定台数のモータを駆動するためのモータ駆動ユニットを複数備えたモータ駆動装置であって、
前記複数のモータ駆動ユニットに電力を供給する共通電源部と、
前記所定台数のモータを駆動するための駆動電源容量を決定する駆動電源容量決定部と、を含み、
前記各モータは、複数の動作パターンに応じて駆動可能であり、前記各モータは、当該動作パターンに合わせて必要なモータ定格出力が決められ、
前記駆動電源容量決定部は、
前記各動作パターンにおいて、動作パターンに適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得し、当該取得したトルクに関する情報に応じた前記適用されるモータごとの電源容量から各動作パターンの動作に必要な動作電源容量を取得する動作電源容量取得部と、
前記各動作パターンの中で、必要となる前記動作電源容量の最大値をカバーできるように、前記共通電源部の電源容量を決定する電源容量決定部と、を含む
モータ駆動装置。 - 前記駆動電源容量決定部で決定された電源容量および前記モータ定格出力に基づいて、必要な電源容量を満たす動作内容に適応した前記各モータ駆動ユニットの機種を選定する最適モータ駆動ユニット選定部を有する
請求項1記載のモータ駆動装置。 - 前記動作電源容量取得部は、
前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を下記式により求める
請求項1または2記載のモータ駆動装置。
動作に必要な電源容量[W]=
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク指令値[%]/瞬時最大トルク指令値[%]}) - 前記動作電源容量取得部は、
前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を下記式により求める
請求項1または2記載のモータ駆動装置。
動作に必要な電源容量[W]=
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク[N・m]/瞬時最大トルク[N・m]}) - 前記動作電源容量取得部は、
適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するに際し、モータ軸に接続される負荷の位置を保持する仕事量と、モータ軸に接続される負荷の位置を変化させる仕事量との両方を加味して取得する
請求項1から4のいずれか一に記載のモータ駆動装置。 - 前記動作電源容量取得部は、
適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するに際し、モータ軸の方向を条件に加味して取得する
請求項1から5のいずれか一に記載のモータ駆動装置。 - 前記複数のモータ駆動ユニットのうち、1つのモータ駆動ユニットは、
前記共通電源部を含み、当該共通電源部は、他の前記モータ駆動ユニットにも電力を供給する
請求項1から6のいずれか一に記載のモータ駆動装置。 - 前記電源容量の決定または/およびモータ駆動ユニットの選定に関する処理は、表計算ソフトウェアに従って行われる
請求項1から7のいずれか一に記載のモータ駆動装置。 - 所定台数のモータを駆動するためのモータ駆動ユニットを複数備え、前記複数のモータ駆動ユニットに共通電源部から電力を供給するモータ駆動装置における、前記所定台数のモータを駆動するための前記共通電源部の電源容量を決定して電源を選定する電源選定方法であって、
前記各モータを、複数の動作パターンに応じて駆動可能とし、前記各モータの定格出力を、当該動作パターンに合わせて決定する定格出力決定ステップと、
前記各動作パターンにおいて、動作パターンに適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するトルク情報取得ステップと、
前記取得したトルクに関する情報に応じた前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を取得する電源容量取得ステップと、
前記モータごとの電源容量から各動作パターンの動作に必要な動作電源容量を取得する動作電源容量取得ステップと、
前記各動作パターンの中で、必要となる前記動作電源容量の最大値をカバーできるように、前記共通電源部の電源容量を決定する電源容量決定ステップと、を含む
モータ駆動装置の電源選定方法。 - 前記電源容量決定ステップで決定された電源容量および前記モータ定格出力に基づいて、必要な電源容量を満たす動作内容に適応した前記各モータ駆動ユニットの機種を選定する最適モータ駆動ユニット選定ステップを有する
請求項8記載のモータ駆動装置の電源選定方法。 - 前記電源容量取得ステップは、
前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を下記式により求める
請求項9または10記載のモータ駆動装置の電源選定方法。
動作に必要な電源容量[W]=
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク指令値[%]/瞬時最大トルク指令値[%]}) - 前記電源容量取得ステップは、
前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を下記式により求める
請求項9または10記載のモータ駆動装置の電源選定方法。
動作に必要な電源容量[W]=
Σ(各軸モータの定格出力[W]*
{要求される動作のトルク[N・m]/瞬時最大トルク[N・m]}) - 前記電源容量取得ステップは、
適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するに際し、モータ軸に接続される負荷の位置を保持する仕事量と、モータ軸に接続される負荷の位置を変化させる仕事量との両方を加味して取得する
請求項9から12のいずれか一に記載のモータ駆動装置の電源選定方法。 - 前記電源容量取得ステップは、
適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するに際し、モータ軸の方向を条件に加味して取得する
請求項9から13のいずれか一に記載のモータ駆動装置の電源選定方法。 - 前記電源容量の決定または/およびモータ駆動ユニットの選定に関する処理は、表計算ソフトウェアに従って行われる。
請求項9から14のいずれか一に記載のモータ駆動装置の電源選定方法。 - 所定台数のモータを駆動するためのモータ駆動ユニットを複数備え、前記複数のモータ駆動ユニットに共通電源部から電力を供給するモータ駆動装置における、前記所定台数のモータを駆動するための前記共通電源部の電源容量を決定して電源を選定する電源選定処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記各モータを、複数の動作パターンに応じて駆動可能とし、前記各モータの定格出力を、当該動作パターンに合わせて決定する定格出力決定処理と、
前記各動作パターンにおいて、動作パターンに適用されるモータごとに要求されるトルクに関する情報を取得するトルク情報取得処理と、
前記取得したトルクに関する情報に応じた前記適用されるモータごとの動作に必要な電源容量を取得する電源容量取得処理と、
前記モータごとの電源容量から各動作パターンの動作に必要な動作電源容量を取得する動作電源容量取得処理と、
前記各動作パターンの中で、必要となる前記動作電源容量の最大値をカバーできるように、前記共通電源部の電源容量を決定する電源容量決定処理と、を含む
モータ駆動装置の電源選定処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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