JP2015192467A - 料理レシピ提供装置及び料理レシピ提供方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】料理に使用される電力に着目し、電力需要家に対して、時間帯毎の電力需要に対応した節電を促すための料理レシピを提供することが可能な装置を提供する。【構成】料理レシピ提供装置100は、時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得するDR情報取得部50と、単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報を記憶するデータベース45と、複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する抽出部54と、電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する料金演算部55と、ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する出力部56と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、料理レシピ提供装置及び料理レシピ提供方法に関し、例えば、電気事業者等から需要家(ユーザ)に供給される電力に対するデマンドレスポンス(節電要求)に対応する料理レシピを提供する装置及び方法に関する。
近年、電気事業者は電力会社との間で、単位時間内に供給される電力量を設定し、電気事業者は電力会社から電力を購入する。そして、購入した電力を一般家庭等の複数の需要家へと電力を供給する取り組みが行われようとしている。電気事業者と電力会社との間では、設定された電力量を超える場合、ペナルティとして電気料金が割高になるという契約を締結する場合が多い。よって、電気事業者としては、できるだけ設定された電力量の範囲内で一般家庭等の複数の需要家へと電力を供給することが望ましい。
そのため、電気事業者は、電力の需要を予測し、かかる設定電力量を超える需要が見込まれる場合に、デマンドレスポンス(節電要求)情報を発信し、需要家に対して節電に務めるように促す対策を行うことを検討している。
かかる電力需要の1つとして、一般家庭における毎日の料理に使用される電力が挙げられる。食事の時間は、多くの一般家庭において同じ時間帯になる場合が多く、電力需要が一時的に大きくなることが見込まれるからである。よって、かかる料理に消費される電力を小さくすることで、消費電力が、料理する時間帯に上述した設定電力量を超えないようにすることが望ましい。また、調理器具として、オール電化住宅に代表されるIHクッキングヒータや電子レンジ等は消費電力が大きいので、かかる調理器具の使用の仕方等を工夫すれば大きな節電効果も見込まれる。従来、消費電力量や燃料消費量に基づいた料理レシピを提供することも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、一般家庭等の複数の需要家がデマンドレスポンスを受けたとしても、具体的にどのように節電したら実効的なのか判断することは困難である。また、料理に使用される電力に着目しても、一般家庭等の複数の需要家から見れば、上述した料理の節電レシピだけでは、具体的な節電効果がわからない。さらに、需要家にとってのメリットも判断することは困難である。また、従来、かかる問題点を解決するための仕組みも存在していなかった。
そこで、本発明の一態様は、上述した問題点を克服すべく、料理に使用される電力に着目し、電力需要家に対して、時間帯毎の電力需要に対応した節電を促すための料理レシピを提供することが可能な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の料理レシピ提供装置は、
電力消費量のピーク時間帯の予測値を取得する取得手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量の変化パターンを保持する保持手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量のピークが予測値に該当するピーク時間帯から外れるように調理の開始時間を設定する設定手段と、
設定された開始時間の調理スケジュールに対応する料理レシピを出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
電力消費量のピーク時間帯の予測値を取得する取得手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量の変化パターンを保持する保持手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量のピークが予測値に該当するピーク時間帯から外れるように調理の開始時間を設定する設定手段と、
設定された開始時間の調理スケジュールに対応する料理レシピを出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、需要家毎に、当該需要家の消費電力量を計測し、計測された消費電力量を収集保持する電力収集手段と、
収集保持された過去の消費電力量に基づいて前記ピーク時間帯を予測する予測手段と、
をさらに備えると好適である。
収集保持された過去の消費電力量に基づいて前記ピーク時間帯を予測する予測手段と、
をさらに備えると好適である。
また、時間帯別の電気料金が設定されたデマンドレスポンス情報を入力し、電気料金の高い時間帯に基づいて前記ピーク時間帯を予測する予測手段をさらに備えると好適である。
本発明の他の態様の料理レシピ提供装置は、
時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する電気料金分布取得部と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報を記憶するデータベースと、
複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する抽出部と、
電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する料金演算部と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する電気料金分布取得部と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報を記憶するデータベースと、
複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する抽出部と、
電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する料金演算部と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする。
また、抽出部は、電力使用のピーク時間帯から外れる時間帯に料理することを条件に、複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量がより小さくなる料理レシピ情報を抽出すると好適である。
或いは、抽出部は、電力使用のピーク時間帯を含む時間帯に料理することを条件に、複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量がピーク時間帯においてより小さくなる料理レシピ情報を抽出すると好適である。
また、所定の条件を変更する条件変更部をさらに備えると好適である。
また、ユーザ毎に、当該ユーザが使用する調理器具用の電力計から当該ユーザの電力使用実績を入力し、時間帯毎の使用実績データを記憶する使用実績データベースと、
電気料金分布に使用実績データを当てはめることによって、当該ユーザが料理を行うために使用する電力料金を推定する料金推定部と、
出力部は、ユーザに、さらに、推定された電力料金をあわせて出力するように構成すると好適である。
電気料金分布に使用実績データを当てはめることによって、当該ユーザが料理を行うために使用する電力料金を推定する料金推定部と、
出力部は、ユーザに、さらに、推定された電力料金をあわせて出力するように構成すると好適である。
本発明の一態様の料理レシピ提供方法は、
時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する工程と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報をデータベースに記憶する工程と、
データベースに記憶された複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する工程と、
電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する工程と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する工程と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報をデータベースに記憶する工程と、
データベースに記憶された複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する工程と、
電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する工程と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、電力需要家に対して、時間帯毎の電力需要に対応した節電を促すための料理レシピを提供することができる。その結果、電気事業者は電力需要家に対して供給する電力量を電力会社との間での設定電力量を超えないようにすることができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における料理レシピ提供システムの構成を示す図である。図1において、料理レシピ提供システム500は、料理レシピ提供装置100、電気事業者201が有する電気事業者装置200、及び一般家庭等の複数の需要家11a〜11cの各需要家端末10a〜10cを備えている。料理レシピ提供装置100、電気事業者装置200、及び複数の需要家端末10a〜10cは、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、互いに接続されている。料理レシピ提供システム500は、複数の需要家11a〜11cで構成される需要家群にまとめて電力を供給するシステム内に設置される。かかるシステムでは、電気事業者201が、電力会社300等から系統電力を購入し、購入した電力を複数の需要家11a〜11cの需要に合わせて供給する。電気事業者201は、系統電力以外にも、分散型発電装置250を備えていてもよい。分散型発電装置250として、例えば、燃料電池装置、太陽光発電装置、及び蓄電装置等の少なくとも1つによって構成されればよい。また、上述したように、電気事業者201は電力会社300との間で、単位時間内に供給される電力量W’(上限)を設定し、電気事業者201は電力会社300から電力を購入する。電気事業者201と電力会社300との間では、設定された電力量W’を超える場合、ペナルティとして電気料金が割高になるという契約が締結されている。よって、電気事業者201としては、できるだけ設定された電力量W’の範囲内で複数の需要家11a〜11cへと電力を供給することが望ましい。
図1は、実施の形態1における料理レシピ提供システムの構成を示す図である。図1において、料理レシピ提供システム500は、料理レシピ提供装置100、電気事業者201が有する電気事業者装置200、及び一般家庭等の複数の需要家11a〜11cの各需要家端末10a〜10cを備えている。料理レシピ提供装置100、電気事業者装置200、及び複数の需要家端末10a〜10cは、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して、互いに接続されている。料理レシピ提供システム500は、複数の需要家11a〜11cで構成される需要家群にまとめて電力を供給するシステム内に設置される。かかるシステムでは、電気事業者201が、電力会社300等から系統電力を購入し、購入した電力を複数の需要家11a〜11cの需要に合わせて供給する。電気事業者201は、系統電力以外にも、分散型発電装置250を備えていてもよい。分散型発電装置250として、例えば、燃料電池装置、太陽光発電装置、及び蓄電装置等の少なくとも1つによって構成されればよい。また、上述したように、電気事業者201は電力会社300との間で、単位時間内に供給される電力量W’(上限)を設定し、電気事業者201は電力会社300から電力を購入する。電気事業者201と電力会社300との間では、設定された電力量W’を超える場合、ペナルティとして電気料金が割高になるという契約が締結されている。よって、電気事業者201としては、できるだけ設定された電力量W’の範囲内で複数の需要家11a〜11cへと電力を供給することが望ましい。
そのため、電気事業者201は、電力の需要を予測し、かかる設定電力量W’を超える需要が見込まれる場合に、デマンドレスポンス(DR:節電要求)情報を発信し、各需要家11a〜11cに対して節電に務めるように促す。
電気事業者装置200内には、需要判定部202、磁気ディスク装置等の記憶装置203、需要予測部204、デマンドレスポンス(DR)作成部220、出力部211、及び電力供給部210が配置される。需要判定部202、需要予測部204、及びDR作成部220、及び出力部211といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。需要判定部202、需要予測部204、及びDR作成部220、及び出力部211といった各機能のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度図示しないメモリに記憶される。
料理レシピ提供装置100内には、磁気ディスク装置等の記憶装置40,44、メモリ46、DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、パラメータ変更部58、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、及び通信制御部66が配置される。DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、パラメータ変更部58、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、及び通信制御部66といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、パラメータ変更部58、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、及び通信制御部66といった各機能のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ46に記憶される。
電気事業者装置200には、複数の需要家(一般家庭)が電力供給ラインによって接続される。電力供給部210は、複数の需要家11a〜11cのそれぞれの需要(消費)に合わせて電力を供給する。複数の需要家11a〜11c(一般家庭)の電力供給ラインには、それぞれ電力計12(12a〜12cのうちの1つ)(M1)が接続される。複数の需要家11a〜11cで使用された電力量は、かかる電力計12a〜12cによってリアルタイムに計測され、計測結果が、電気事業者装置200に送信される。電気事業者装置200内では、需要家11毎に使用実績データとして、需要家ID(識別情報)と共に計測結果が記憶装置203に蓄積される。
図2は、実施の形態1における料理レシピ提供方法の要部工程を示すフローチャート図である。図2において、実施の形態1における料理レシピ提供方法は、判定工程(S102)と、DR作成工程(S104)と、DR取得工程(S202)と、パラメータ入力工程(S204)と、レシピリスト抽出工程(S206)と、料金演算工程(S208)と、出力工程(S220)と、パラメータ変更工程(S212)と、決定工程(S224)と、レシピ読み出し工程(S226)と、出力工程(S228)と、いう一連の工程を実施する。
まず、需要予測部204は、需要家11毎の使用実績データと、さらに、天候、気温等の天気に関する情報等を基にシステム内の複数の需要家11a〜11c全体での電力需要を予測する。例えば、前日のデータ等を基に翌日の電力需要を予測する。電力需要予測データは、時間帯毎の電力量として定義されると良い。
判定工程(S102)として、需要判定部202は、電力需要予測データを参照して、予測された電力需要が上述した系統電力の単位時間あたりの設定電力量W’を超えるかどうかを判定する。例えば、分散型発電装置250が設置されている場合には、予測された電力需要から分散型発電装置250での最大発電量を差し引いた残りの電力が系統電力の設定電力量W’を超えるかどうかを判定すればよい。さらに言い換えれば、予測された電力需要が上述した系統電力の単位時間あたりの設定電力量W’を超える時間帯が生じるかどうかを判定する。予測された電力需要が設定電力量W’を超える場合にはDR作成工程(S104)に進む。予測された電力需要が設定電力量W’以下である場合には判定工程(S102)に戻る。
図3は、実施の形態1における予測電力需要の一例を示す図である。図3の例では、縦軸に予測電力需要(消費電力)(kw)、横軸に1日の時刻を示している。図3の例では、朝6時頃から一時的に電力消費が増える。そして、一旦低下した後に、昼12時頃に一時的に電力消費が増える。そして、その後、若干低下した後に、午後17時頃から徐々に増え、19時頃にピークを迎える。そして、その後は、徐々に低下していく。予測電力需要データは、記憶装置203に格納される。図3の例では、例えば、午後17時頃から午後19時頃の時間帯において、設定電力量W’を超える。そのため、電気事業者201は、その間の供給電力について電力会社300にペナルティ料金を支払うことになる。かかるペナルティ料金は、ユーザである複数の需要家11a〜11cが電気事業者201に支払う電気料金に転嫁されることになる。
DR作成工程(S104)として、DR作成部220は、予測された電力需要が設定電力量W’を超える場合に、DR情報を作成する。DR情報には、時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報が含まれる。
図4は、実施の形態1におけるデマンドレスポンス(DR)情報の一例を示す図である。図4の例では、縦軸に電気料金(円/kwh)、横軸に1日の時刻を示している。電気料金は、需要に応じて変動する。但し、設定電力量W’を超える時間帯T’については、その料金が大幅に上がるように設定すると好適である。これにより、かかる時間帯T’の節電を複数の需要家11a〜11cに促すことができる。図3の例では、例えば、午後17時頃から午後19時頃の時間帯T’において、予測された電力需要が設定電力量W’を超える。そのため、図4の例に示すように、かかる時間帯T’の電気料金が他の時間帯に比べて割高に設定される。作成されたDR情報は、出力部211によって、インターネットを介して、料理レシピ提供装置100、及び各需要家11a〜11cの需要家端末10a〜10cに送信される。
DR取得工程(S202)として、料理レシピ提供装置100内では、DR情報取得部50が、通信制御部66を介して、時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を含むDR情報を取得する。DR情報取得部50は、電気料金分布取得部の一例である。また、DR情報取得部50は、DR情報を取得することによって、電力消費量のピーク時間帯の予測値を取得することになる。DR情報取得部50は、さらに取得手段の一例でもある。取得されたDR情報は、記憶装置40に格納される。
また、ピーク予測部64(予測手段)は、時間帯別の電気料金が設定されたDR情報を入力し、電気料金の高い時間帯に基づいて電力需要(消費電力)のピーク時間帯を予測する。
一方、各需要家11a〜11cは、インターネットを介して需要家端末10a〜10cが受信したDR情報を需要家端末10a〜10cの図示しないモニタによって確認できる。
ここで、記憶装置44(保持手段)には、単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報を記憶するデータベースDB45が格納される。かかる複数の料理レシピ情報は、調理スケジュールに伴う消費電力量の変化パターンが定義される。
パラメータ入力工程(S204)として、各需要家11a〜11cは、それぞれ対応する需要家端末10a〜10cからインターネットを介して、需要者IDを基に料理レシピ提供装置100にアクセスする。そして、例えば、今日の夕食のためのレシピを検索する。まず、そのためのパラメータを需要家端末10a〜10cの図示しない入力装置から入力する。入力装置として、例えば、キーボード、マウス、或いはタッチパネル画面等が好適である。
図5は、実施の形態1におけるパラメータ入力画面の一例を示す図である。図5の例では、パラメータの項目として、例えば、料理種別、料理(調理)の開始時刻、料理(調理)に費やす最大調理時間、及び調理器具が挙げられる。料理種別として、例えば、肉系料理、魚系料理、及び野菜系料理の中から選択可能である。また、それぞれについても、和食、洋食、及び中華の中から選択可能である。開始時刻については、例えば、16時から開始する場合には例えば「16:00」と入力可能である。最大調理時間については、2時間であれば、例えば「2H」と入力可能である。調理器具については、需要家11が使用する調理器具を選択可能である。例えば、IHクッキングヒータ、電子レンジ、オーブン、オーブントースター、ガスレンジ、電気炊飯器、及び電気ポット等が挙げられる。よって、使用可能な調理器具は複数選択可能である。
料理レシピ提供装置100内では、パラメータ設定部52が、通信制御部66を介して需要家11が選択或いは入力したパラメータを入力し、設定する。
レシピリスト抽出工程(S206)として、抽出部54は、記憶装置44に記憶されたデータベース45に蓄積された複数の料理レシピ情報の中から設定されたパラメータの条件(所定の条件)に沿った料理レシピ情報を抽出する。
その際、抽出部54は、設定された料理(調理)の開始時刻と最大調理時間とに基づいて料理期間(調理期間)が電力使用のピーク時間帯から外れる時間帯かどうかを判断する。そして、ピーク時間帯から外れる時間帯であれば、抽出部54は、電力使用のピーク時間帯から外れる時間帯に料理することを条件に、複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量がより小さくなる料理レシピ情報を抽出する。
逆に、ピーク時間帯を含む時間帯であれば、抽出部54は、電力使用のピーク時間帯を含む時間帯に料理することを条件に、複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量がピーク時間帯においてより小さくなる料理レシピ情報を抽出する。
図6は、実施の形態1における電力使用量とピーク時間帯との関係の一例を示す図である。図6の例では、料理A,Bについて示している。例えば、料理A,Bの最終的にかかる電力使用量(kWh)(消費電力)が同じであった場合でも、ピーク時間帯において料理Bの電力使用量が料理Aよりも小さい場合には、料理Bを優先して抽出する。電気料金は時間帯毎に異なるので、ピーク時間帯の電力使用量が小さい方が、結果的に電気料金を安くできる。
なお、実施の形態1では、電力使用量がより小さくなる料理レシピ情報から順に複数の料理レシピ情報を抽出する。これにより、需要家11に選択肢を与えることができる。但し、これに限るものではなく、1つの料理レシピ情報だけを抽出する場合を排除するものではない。
料金演算工程(S208)として、料金演算部55は、DR情報に定義された電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金(電気料金)を演算する。料理レシピ情報に定義される電力量変化パターンに沿って、対応する時間帯の電気料金に応じた電気料金を合算することで、かかる料理に対する電気料金を演算すればよい。
出力工程(S220)として、出力部56は、ユーザである対応する需要家11に、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する。出力部56は、通信制御部66を介して、需要家端末10に、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とを料理レシピリストにして出力する。料理レシピ提供装置100から出力された料理レシピリストは、インターネットを介して需要家端末10に送信される。これにより、アクセスした需要家11は、料理レシピリストから料理レシピ情報と電力料金とを取得できる。
図7は、実施の形態1における抽出された料理レシピリスト画面の一例を示す図である。実施の形態1では、複数の料理レシピ情報が抽出される。図7の例では、料理A、料理B、料理C、料理D、・・・の料理レシピ情報が抽出された場合を示している。料理レシピリスト画面では、具体的な料理の仕方ではなく、例えば、料理レシピ情報として、メニュー名、料理(調理)の開始時刻、調理時間、および消費電力量が表示される。料理レシピリスト画面では、その他、料理レシピ情報毎に料理(調理)にかかる電気料金が表示される。図7の例では、料理A(例えば、肉じゃが)について、例えば、開始時刻が16時、調理時間が80分、消費電力量が1.1kWh、及び電気料金が100円と表示される。料理B(例えば、肉どうふ)について、例えば、開始時刻が16時、調理時間が90分、消費電力量が1.2kWh、及び電気料金が120円と表示される。図7では、下段に使用実績データが示されているが、その点については実施の形態2において説明する。実施の形態1では表示されない。
ユーザである需要家11は、かかる表示を視認することで、メニュー名、料理(調理)の開始時刻、調理時間、消費電力量、及び料理(調理)にかかる電気料金を把握できる。但し、表示された内容でユーザが満足するかどうかはわからない。また、電気料金は、料理を行う時間帯によって異なってくる。そこで、実施の形態1では、上述したパラメータを変動させて、料理レシピ情報を可変にする。
パラメータ変更工程(S212)として、各需要家11a〜11cは、それぞれ対応する需要家端末10a〜10cからインターネットを介して、既に設定されたパラメータの内容を変更する。そのための新たなパラメータを需要家端末10a〜10cの図示しない入力装置から入力する。
料理レシピ提供装置100内では、パラメータ変更部58が、通信制御部66を介して需要家11が選択或いは入力し直した新たなパラメータを入力し、パラメータ設定(所定の条件)を変更する。パラメータ変更部58は、条件変更部の一例である。
図8は、実施の形態1における料理開始時刻を変更した場合の料理期間と電気料金との関係の一例を示す図である。図8の例では、パラメータの1つである料理(調理)の開始時刻を変更することで、電気料金が変動する例を示している。図8の例では、例えば、17時30分に調理開始して、調理時間が50分であった場合、調理時間帯が、電気料金が高額なピーク時間帯に属することになる。しかし、パラメータの1つである料理(調理)の開始時刻を変更して、開始時刻を16時にすることで、調理時間帯を電気料金が高額なピーク時間帯から外す(「ずらす」、或いは「シフトする」)ことができる。このように、パラメータ変更部58(設定手段)は、調理スケジュールに伴う消費電力量のピークが予測値に該当するピーク時間帯から外れるように調理の開始時間を設定する。
パラメータ変更工程(S212)によって、パラメータが変更されると、上述したレシピリスト抽出工程(S206)から出力工程(S220)までの各工程を繰り返す。ユーザである需要家11は、自己が納得するまでパラメータ変更工程(S212)から出力工程(S220)までの各工程を繰り返すことができる。
決定工程(S224)として、各需要家11a〜11cは、それぞれ対応する需要家端末10a〜10cからインターネットを介して、レシピリストの中から気に入った料理を選択(決定)する。例えば、料理を選択しておいて「ok」ボタンをクリックする。
料理レシピ提供装置100内では、決定部60が、通信制御部66を介して需要家11が選択した料理レシピ情報を入力し、かかる料理レシピ情報を需要家11が指定した料理レシピとして決定する。
レシピ読み出し工程(S226)として、レシピ読み出し部62は、記憶装置44のデータベース45から決定された料理レシピ情報の詳細データを読み出す。詳細データには、調理器具の使い方(使う時刻および方法)を含む具体的な作り方が定義される。例えば、図面或いは写真付きで説明されていると好適である。
出力工程(S228)として、出力部56は、ユーザである対応する需要家11に、読み出された最終的な料理レシピ情報を、インターネットを介して出力する。出力部56は、通信制御部66を介して、需要家端末10に、読み出された最終的な料理レシピ情報(詳細レシピの情報)を出力する。例えば、調理の開始時刻を変更して得られた料理レシピであれば、出力部56(出力手段)は、変更後に設定された開始時間の調理スケジュールに対応する料理レシピを出力する。料理レシピ提供装置100から出力された最終的な料理レシピ情報は、インターネットを介して需要家端末10に送信される。これにより、アクセスした需要家11は、需要家端末10の図示しないモニタ等で視認することができ、最終的な料理レシピ情報(詳細レシピの情報)の内容を取得できる。なお、かかる最終的な料理レシピ情報(詳細レシピの情報)と共にかかるレシピでの電力料金も合わせて出力しても好適である。
図9は、実施の形態1における料理レシピの使用電力の一例を示す図である。図9の例では、同じ料理に対して、複数の料理レシピを示している。図9(a)では、基本的なつくり方による基本レシピが示されている。図9(b)では、調理時間を短縮した時短レシピが示されている。図9(c)では、消費電力量を低減させる節電レシピが示されている。基本レシピに対して、時短レシピでは、単位時間あたりの消費電力(W)は大きくなるものの、調理時間が短くなっている。よって、ピーク時間帯に基本レシピに沿って料理する場合よりも、ピーク時間帯から外れた時間帯に時短レシピに沿って料理する場合の方が、電気料金が安くなる場合もあり得る。逆に、ピーク時間帯に基本レシピに沿って料理する場合よりも、同じピーク時間帯を含む時間帯に節電レシピに沿って料理する場合の方が、電気料金が安くなる場合もあり得る。記憶装置44のデータベース45には、同じ料理に対して、上述したような複数のレシピ情報を蓄積しておくと好適である。これにより、設定パラメータに応じて、より適切なレシピを抽出できる。よって、ユーザの好みに合わせた料理を選択できる機会を増やすことができる。
以上のように、実施の形態1によれば、電力需要家11a〜11cに対して、時間帯毎の電力需要に対応した節電を促すための料理レシピを提供することができる。その結果、需要家11a〜11cが節電レシピを実行することによって、ピーク時間帯における電力消費量が減り、電気事業者201は電力需要家11a〜11cに対して供給する電力量を電力会社300との間での設定電力量W’を超えないようにすることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、料理レシピ提供装置100が需要家11の料理に費やす電力量を把握せずに料理レシピを提供する構成について説明した。実施の形態2では、料理レシピ提供装置100が需要家11の料理に費やす電力量を把握した上で、料理レシピを提供する構成について説明する。
実施の形態1では、料理レシピ提供装置100が需要家11の料理に費やす電力量を把握せずに料理レシピを提供する構成について説明した。実施の形態2では、料理レシピ提供装置100が需要家11の料理に費やす電力量を把握した上で、料理レシピを提供する構成について説明する。
図10は、実施の形態2における料理レシピ提供システムの構成を示す図である。図10において、料理レシピ提供装置100内に、磁気ディスク装置等の記憶装置42、料金推定部57、収集部59、及び判定部67を追加した点、電力需要家11a〜11cの家庭(住宅)に、それぞれ対応する、調理器具の電力量を計測する電力計14a〜14cを配置した点、及び電力計14a〜14cがインターネットを介して料理レシピ提供装置100に接続される点、以外は、図1と同様である。
よって、料理レシピ提供装置100内には、磁気ディスク装置等の記憶装置40,42,44、メモリ46、DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、料金推定部57、パラメータ変更部58、収集部59、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、通信制御部66、及び判定部67が配置される。DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、料金推定部57、パラメータ変更部58、収集部59、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、通信制御部66、及び判定部67といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。DR情報取得部50、パラメータ設定部52、抽出部54、料金演算部55、出力部56、料金推定部57、パラメータ変更部58、収集部59、決定部60、レシピ読み出し部62、ピーク予測部64、通信制御部66、及び判定部67といった各機能のうちソフトウェアで構成される機能に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ46に記憶される。
図11は、実施の形態2における料理レシピ提供方法の要部工程を示すフローチャート図である。図11において、調理器具消費電力データ入力工程(S210)と、料金推定工程(S212)と、ピーク電力再予測工程(S230)と、判定工程(S232)と、が追加された点以外は、図2と同様である。また、以下、特に説明する点以外の内容は実施の形態1と同様である。
判定工程(S102)からDR取得工程(S202)までの各工程の内容は実施の形態1と同様である。
調理器具消費電力データ入力工程(S210)として、複数の需要家11a〜11cで使用された調理器具に限定された電力量は、かかる電力計14a〜14c(M2)によってリアルタイムに計測される。かかる計測結果は、インターネットを介して料理レシピ提供装置100に送信される。料理レシピ提供装置100内では、収集部59が、かかる調理器具消費電力データを収集(入力)し、需要家11毎に調理器具使用実績データとして、需要家ID(識別情報)と共に記憶装置42に蓄積される。記憶装置42には、使用実績データベース41が記憶され、かかる使用実績データベース41が、需要家11(ユーザ)毎に、当該需要家11が使用する調理器具用の電力計14a〜14c(M2)から当該需要家11の電力使用実績を入力し、時間帯毎の使用実績データを記憶(蓄積)する。
また、複数の需要家11a〜11cで使用された需要家11毎の全体電力量は、かかる電力計12a〜12c(M1)によってリアルタイムに計測され、計測結果が、インターネットを介して料理レシピ提供装置100に送信される。料理レシピ提供装置100内では、収集部59が、かかる需要家11毎の全体消費電力データを入力し、需要家11毎に使用実績データとして、需要家ID(識別情報)と共に記憶装置42に蓄積される。このように、収集部59と記憶装置42によって構成される電力収集手段は、需要家11a〜11c毎に、当該需要家11a〜11cの消費電力を計測し、計測された消費電力を収集保持する。
また、ピーク予測部64(予測手段)は、収集保持された過去の消費電力量に基づいて電力需要(消費電力)のピーク時間帯を予測する。これにより、DR情報の取得がない場合でもピーク時間帯を予測できる。また、DR情報の取得があった場合には比較できる。
料金推定工程(S212)として、料金推定部57は、記憶装置40からDR情報を読み出し、記憶装置42から調理器具の使用実績データを読み出し、DR情報に定義された電気料金分布に調理器具の使用実績データを当てはめることによって、当該需要家11(ユーザ)が料理を行うために使用する電力料金を推定する。料理を行うために使用する電力料金は、例えば、過去の使用実績データの平均値、過去1年間の平均値、過去1ヶ月間の平均値、過去1週間の平均値、或いは、前日データ等に基づいて計算されると好適である。
パラメータ入力工程(S204)から出力工程(S228)までの各工程は、実施の形態1と同様である。但し、出力工程(S220)において、図7の下段において示すように、当該需要家11(ユーザ)の料理に関する実績として、開始時刻、調理時間、消費電力、及び電気料金を料理レシピリストに合わせて出力(表示)する。これにより、当該需要家11(ユーザ)は、料理レシピリストに抽出された各料理と自己の実績とを比較できる。
ピーク電力再予測工程(S230)として、ピーク予測部64(予測手段)は、各需要家11が選択した料理レシピの電力使用時間帯および電力量を用いて、システム全体でのピーク電力を再度予測する。具体的には、まず、需要家11毎の全体使用実績データと、さらに、天候、気温等の天気に関する情報等を基にシステム内の複数の需要家11a〜11c全体での電力需要を予測する。その際、需要家11毎の調理器具の使用実績データを、今回、各各需要家11が選択した料理レシピの電力使用時間帯および電力量に入れ替える。これにより、電力需要予測データは、電気事業者201が予測した結果とは異なる結果になるはずである。そして、ピーク予測部64はかかる再計算によって得られた電力需要予測データからピーク電力を予測する。
判定工程(S232)として、判定部67は、予測ピーク電力データを参照して、予測されたピーク電力が上述した系統電力の単位時間あたりの設定電力量W’を超えるかどうかを判定する。判定結果は、出力部56によって出力される。或いは、図示しないモニタ等に表示されてもよい。これにより、料理レシピを提供したことによる節電効果を把握できる。まだ、設定電力量W’を超える場合には、さらに、ユーザに節電を促してもよい。
以上のように、実施の形態2によれば、自己の実績と比較可能な状態で、電力需要家11a〜11cに対して、時間帯毎の電力需要に対応した節電を促すための料理レシピを提供することができる。その結果、ピーク時間帯における電力使用をより低減するように促すことができる、その結果、システム内の使用電力量が設定電力量W’を超えないようにより実効性を高めることができる。
なお、分散型発電装置250の一例となる燃料電池装置に使用する燃料電池として、固体酸化物燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)が用いられると好適である。SOFCを使用することで燃料から電力への変換効率を高めることができる。但し、これに限るものではない。その他の燃料電池を用いても構わない。例えば、固体高分子形燃料電池(PEFC)、りん酸形燃料電池(PAFC)、溶融炭酸塩形燃料電池(MCFC)、アルカリ電解質形燃料電池(AFC)、直接形燃料電池(DFC)、或いはバイオ燃料電池、等を用いてもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての料理レシピ提供装置及び料理レシピ提供方法は、本発明の範囲に包含される。
10 需要家端末
11 需要家
12,14 電力計
40,42,44 記憶装置
41,45 データベース
46 メモリ
50 DR情報取得部
52 パラメータ設定部
54 抽出部
55 料金演算部
56 出力部
57 料金推定部
58 パラメータ変更部
59 収集部
60 決定部
62 レシピ読み出し部
64 ピーク予測部
66 通信制御部
67 判定部
100 料理レシピ提供装置
200 電気事業者装置
201 電気事業者
202 需要判定部
203 記憶装置
204 需要予測部
210 電力供給部
220 DR作成部
221 出力部
250 分散型発電装置
300 電力会社
500 料理レシピ提供システム
11 需要家
12,14 電力計
40,42,44 記憶装置
41,45 データベース
46 メモリ
50 DR情報取得部
52 パラメータ設定部
54 抽出部
55 料金演算部
56 出力部
57 料金推定部
58 パラメータ変更部
59 収集部
60 決定部
62 レシピ読み出し部
64 ピーク予測部
66 通信制御部
67 判定部
100 料理レシピ提供装置
200 電気事業者装置
201 電気事業者
202 需要判定部
203 記憶装置
204 需要予測部
210 電力供給部
220 DR作成部
221 出力部
250 分散型発電装置
300 電力会社
500 料理レシピ提供システム
Claims (9)
- 電力消費量のピーク時間帯の予測値を取得する取得手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量の変化パターンを保持する保持手段と、
調理スケジュールに伴う消費電力量のピークが前記予測値に該当するピーク時間帯から外れるように調理の開始時間を設定する設定手段と、
設定された開始時間の調理スケジュールに対応する料理レシピを出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする料理レシピ提供装置。 - 需要家毎に、当該需要家の消費電力量を計測し、計測された消費電力量を収集保持する電力収集手段と、
収集保持された過去の消費電力量に基づいて前記ピーク時間帯を予測する予測手段と、
をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の料理レシピ提供装置。 - 時間帯別の電気料金が設定されたデマンドレスポンス情報を入力し、電気料金の高い時間帯に基づいて前記ピーク時間帯を予測する予測手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の料理レシピ提供装置。
- 時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する電気料金分布取得部と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報を記憶するデータベースと、
前記複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する抽出部と、
前記電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する料金演算部と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する出力部と、
を備えたことを特徴とする料理レシピ提供装置。 - 前記抽出部は、電力使用のピーク時間帯から外れる時間帯に料理することを条件に、前記複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量がより小さくなる料理レシピ情報を抽出することを特徴とする請求項4記載の料理レシピ提供装置。
- 前記抽出部は、電力使用のピーク時間帯を含む時間帯に料理することを条件に、前記複数の料理レシピ情報の中から料理を行うために使用される電力使用量が前記ピーク時間帯においてより小さくなる料理レシピ情報を抽出することを特徴とする請求項4記載の料理レシピ提供装置。
- 前記所定の条件を変更する条件変更部をさらに備えたことを特徴とする請求項4〜6いずれか記載の料理レシピ提供装置。
- ユーザ毎に、当該ユーザが使用する調理器具用の電力計から当該ユーザの電力使用実績を入力し、時間帯毎の使用実績データを記憶する使用実績データベースと、
前記電気料金分布に前記使用実績データを当てはめることによって、当該ユーザが料理を行うために使用する電力料金を推定する料金推定部と、
前記出力部は、ユーザに、さらに、推定された電力料金をあわせて出力することを特徴とする請求項4〜7いずれか記載の料理レシピ提供装置。 - 時間帯毎の電気料金が定義された電気料金分布の情報を取得する工程と、
単位時間あたりの使用電力量を料理の進行に合わせて時系列に記録した情報を含む、複数の料理レシピ情報をデータベースに記憶する工程と、
前記データベースに記憶された前記複数の料理レシピ情報の中から所定の条件に沿った料理レシピ情報を抽出する工程と、
前記電気料金分布を用いて、抽出された料理レシピ情報に定義される料理を行うために使用される電力料金を演算する工程と、
ユーザに、抽出された料理レシピ情報と演算された電力料金とをインターネットを介して出力する工程と、
を備えたことを特徴とする料理レシピ提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014065854A JP2015192467A (ja) | 2014-03-27 | 2014-03-27 | 料理レシピ提供装置及び料理レシピ提供方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018004198A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | シャープ株式会社 | 加熱調理器および調理メニュー提案装置 |
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JP7499999B1 (ja) | 2023-03-23 | 2024-06-14 | 三菱電機株式会社 | 排水処理装置 |
CN118584827A (zh) * | 2024-08-05 | 2024-09-03 | 杭州老板电器股份有限公司 | 烹饪设备的自动烹饪方法、装置、电子设备和存储介质 |
-
2014
- 2014-03-27 JP JP2014065854A patent/JP2015192467A/ja active Pending
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