JP2015191548A - 車外監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像光軸のズレを様々な走行環境下においてリアルタイムに検出することができる車外監視装置を提供する。【解決手段】ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3によって撮像された画像に基づいて自車走行路を区画する白線を1次以上の近似式で近似し、自車1が設定時間T0走行したときの白線に対する自車1の横位置の変化量Xcを近似式の定数Cに基づいて算出し、自車1が設定時間T0走行したときの白線に対する自車1の横位置の変化量Xbを近似式の1次係数Bに基づいて算出し、これら第1,第2の横方向移動量Xc,Xbの差である横方向移動誤差Errが設定閾値Eth1以上であるとき、ステレオカメラ3の水平方向への光軸ズレが発生していると判定する。【選択図】図10

Description

本発明は、車載カメラで撮像した画像に基づいて車外環境を認識する車外監視装置に関する。
近年、車両の安全性向上を図るため、積極的にドライバの運転操作を支援する運転支援システムが開発されている。この種の運転支援システムとしては、例えば、車載カメラによって車外環境を撮像し、撮像した画像から、路面に敷設された白線や路面上の先行車等の立体物を認識し、これらの認識情報に基づいて、車速制御や操舵支援制御等の各種運転支援制御を行うものが知られている。
ところで、このような運転支援システムに採用される車外監視装置では、カメラ精度や画像処理精度等を極めて高精度とすることが要求され、これらの要求に伴い、カメラの光軸が車体に対して高精度に調整されていることが特に重要となる。例えば、自車前方の車外監視において、白線等の認識を精度良く安定的に行うためには、車体の前後軸に対し、カメラの光軸が水平方向に高精度に調整されていることが重要となる。
これに対し、例えば、特許文献1には、検査工場等において、路面に表示した模擬的なレーンマーキング(具体的には走行路区分線と同様な平行な2直線)の検出処理を行い、検出された模擬レーンマーキング位置を初期設定のカメラパラメータを用いて実平面上の座標に変換し、模擬レーンマーキングの実平面上での中心線と車両ローカル座標系の縦軸との偏角を検出することで、カメラパラメータ補正値を算出する技術が開示されている。
特許第3600378号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術は、路面に左右の白線(レーンマーキング)存在し、且つ、これらの白線が互いに平行であることが保証されている等、所定の条件が既知である検査工場等でなければカメラの撮像光軸のズレ(傾き)を検出することが困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、撮像光軸のズレを様々な走行環境下においてリアルタイムに検出することができる車外監視装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による車外監視装置は、自車前方の車外環境を撮像する撮像手段と、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて自車走行路を区画する白線を1次以上の近似式で近似する白線近似手段と、自車が設定時間走行したときの前記白線に対する自車の横位置の変化量を前記近似式の定数に基づいて第1の横方向移動量として算出する第1の横方向移動量算出手段と、自車が前記設定時間走行したときの前記白線に対する自車の横位置の変化量を前記近似式の1次係数に基づいて第2の横方向移動量として算出する第2の横方向移動量算出手段と、前記第1の横方向移動量と前記第2の横方向移動量との差が予め設定された閾値以上であるとき前記撮像手段の水平方向への光軸ズレが発生していることを判定する光軸ズレ判定手段と、を備えたものである。
本発明の車外監視装置によれば、撮像光軸のズレを様々な走行環境下においてリアルタイムに検出することができる。
本発明の第1の実施形態に係わり、車両用運転支援システムの概略構成図 同上、撮像画像から切り出される有効領域を示す説明図 同上、車外環境の撮像画像の一例を模式的に示す説明図 同上、図3の画像から検出される白線候補点を示す説明図 同上、検索ライン上における輝度の変化の一例を示す説明図 同上、実空間に投影される白線候補点を示す説明図 同上、(a)は走行による自車の移動量を示す説明図であって(b)は前フレームで検出した白線候補点の自車に対する相対的な移動量を示す説明図 同上、白線候補点を用いて演算された白線近似線及び次フレームで用いる白線検出領域を示す説明図 同上、システム停止判定ルーチンを示すフローチャート 同上、水平方向への光軸ズレ判定サブルーチンを示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係わり、垂直方向への光軸ズレ判定サブルーチンを示すフローチャート 同上、自車両から白線候補点までの距離の計算方法を示す説明図 同上、自車両を基準とする白線候補点の高さ計算方法を示す説明図 同上、自車両を基準とした路面の傾斜状態を示す説明図
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の第1の実施形態に係わり、図1は車両用運転支援システムの概略構成図、図2は撮像画像から切り出される有効領域を示す説明図、図3は車外環境の撮像画像の一例を模式的に示す説明図、図4は図3の画像から検出される白線候補点を示す説明図、図5は検索ライン上における輝度の変化の一例を示す説明図、図6は実空間に投影される白線候補点を示す説明図、図7(a)は走行による自車の移動量を示す説明図であって(b)は前フレームで検出した白線候補点の自車に対する相対的な移動量を示す説明図、図8は白線候補点を用いて演算された白線近似線及び次フレームで用いる白線検出領域を示す説明図、図9はシステム停止判定ルーチンを示すフローチャート、図10は水平方向への光軸ズレ判定サブルーチンを示すフローチャートである。
図1において、符号1は自動車等の車両(自車両)であり、この車両1には運転支援システム2が搭載されている。この運転支援システム2は、例えば、撮像手段としてのステレオカメラ3、ステレオ画像認識装置4、制御ユニット5等を有して構成されている。なお、これらの構成のうち、本実施形態においては、主としてステレオカメラ3及びステレオ画像認識装置4により、自車前方の車外環境を認識する車外監視装置が構成されている。
また、自車両1には、自車速Vを検出する車速センサ11、ヨーレートγを検出するヨーレートセンサ12、運転支援制御の各機能のON−OFF切換等を行うメインスイッチ13、ステアリングホイールに連結するステアリング軸に対設されて舵角θstを検出する舵角センサ14、ドライバによるアクセルペダル踏込量(アクセル開度)θaccを検出するアクセル開度センサ15等が設けられている。
ステレオカメラ3は、ステレオ光学系として、例えば電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を用いた1組のCCDカメラで構成されている。これら左右のCCDカメラは、それぞれ車室内の天井前方に一定の間隔を持って取り付けられ、車外の対象を異なる視点からステレオ撮像し、画像データをステレオ画像認識装置4に出力する。なお、以下の説明において、ステレオ撮像された画像のうち一方の画像(例えば、右側の画像)を基準画像と称し、他方の画像(例えば、左側の画像)を比較画像と称す。
ここで、本実施形態において、ステレオ画像認識装置4は、例えば、図2に示すように、ステレオカメラ3から入力された各画像データ(撮像画像)のうち、所定サイズの領域を有効領域Agとして切り出し、切り出された基準画像及び比較画像に対し、例えば、以下に示す各種画像処理等を行う。なお、有効領域Agは、例えば、初期設定の状態において、撮像画像の略中央に設定されている。
すなわち、ステレオ画像認識装置4は、先ず、基準画像を例えば4×4画素の小領域に分割し、それぞれの小領域の輝度或いは色のパターンを比較画像と比較して対応する領域を見つけ出し、基準画像全体に渡る距離分布を求める。さらに、ステレオ画像認識装置4は、基準画像上の各画素について隣接する画素との輝度差を調べ、これらの輝度差が閾値を超えているものをエッジ点として抽出するとともに、抽出した画素(エッジ点)に距離情報を付与することで、距離画像(距離情報を備えたエッジ点の分布画像)を生成する。そして、ステレオ画像認識装置4は、生成した距離画像に対して既知のグルーピング処理を行い、予め記憶しておいた3次元的な枠(ウインドウ)と比較することで、自車前方の白線、側壁、立体物等を認識する。
ここで、本実施形態において認識対象となる白線とは、例えば、単一の車線区画線や車線区画線の内側に視線誘導線等が併設された多重線(二重線等)のように、道路上に延在して自車走行レーンを区画する線を総称するものであり、各線の形態としては、実線、破線等を問わず、さらに、黄色線等をも含む。また、本実施形態の白線認識においては、道路上に実在する白線が二重白線等であっても、左右それぞれ単一の近似式(1次以上の直線或いは曲線近似式)によって近似して認識するものとする。
ところで、実際の道路上に敷設された白線には上述のように各種バリエーションが存在する他、白線の形態は走行路の分岐や合流等に伴って変化する。加えて、道路上には路面補修跡や、水溜まり、雪等の各種ノイズが存在する。従って、画一的な処理によって、全ての場面で精度よく白線を認識することは困難となる。そこで、ステレオ画像認識装置4は、上述のような距離画像に基づくパターンマッチングを用いた白線認識のみに頼ることなく、各種方式を用いた白線認識を補完的に行い、これらの認識結果を総合的に判断して最終的な白線を認識する。
このような白線認識の一つとして、ステレオ画像認識装置4は、自車前方を撮像した一方の画像(例えば、図3に示す基準画像)上の水平方向の輝度変化に基づいて左右の白線認識を行う。
具体的に説明すると、例えば、図4に示すように、ステレオ画像認識装置4は、画像上に左右の白線検出領域Ad(Adl,Adr)を設定し、各白線検出領域Ad内で水平方向に延在する複数の検索ラインlに対し、検索ラインl毎に車幅方向内側から外側に向けて輝度変化を調べる。そして、ステレオ画像認識装置4は、例えば、図5に示すように、車幅方向外側の画素の輝度が内側の画素の輝度に対して相対的に高く、且つ、その変化量を示す輝度の微分値がプラス側の設定閾値以上となる点(エッジ点)を検出する。そして、ステレオ画像認識装置4は、各白線検出領域Ad内の各検索ラインl上において、輝度が暗から明に所定以上変化する最初のエッジ点を白線候補点Pとしてそれぞれ注出し、実空間上に投影する(図6参照)。
また、ステレオ画像認識装置4は、例えば、図7(a)に示す関係から、自車1の車速Vと、ヨーレートγから求まるヨー角θとに基づき、撮像画像の1フレームあたり(撮像画像が1フレーム更新されるまでの間t)の自車1の移動量Δx,Δzを、以下の(1)式及び(2)式を用いて演算する。
Δx=V×sinθ …(1)
Δz=V×cosθ …(2)
そして、ステレオ画像認識装置4は、以下の(3)式及び(4)式に示すように、前フレーム以前に検出した白線候補点Pold(Xold,Yold)に対し、自車移動量Δx,Δzを減算した後、現在のフレームにおける車両固定座標系(X,Z)への座標変換を行うことにより、自車1の後方所定距離以内に存在する白線候補点Ppreの座標を演算する(図7(b)参照)。
Xpre=(Xold・Δx)×cosθ−(Zold・Δz)×sinθ …(3)
Zpre=(Zold・Δx)×sinθ+(Zold・Δz)×cosθ …(4)
そして、ステレオ画像認識装置4は、現フレームにおいて検出した白線候補点Pと、前フレーム以前の白線候補点Poldを座標変換して求めた白線候補点Ppreと、からなる点列に基づき、左右の白線近似線Ll,Lrを、最小二乗法を用いて、以下の(5)式及び(6)式に示す近似式で定義する(図8参照)。
Figure 2015191548
ここで、(5)、(6)式において、2次係数A(Al,Ar)は白線の曲率成分を示すパラメータであり、1次係数B(Bl,Br)は車線ヨー角成分(自車1に対する白線の傾き成分)を示すパラメータであり、C(Cl,Cr)は車線位置(自車1に対する白線の横位置)を示すパラメータである。
さらに、ステレオ画像認識装置4は、左右の白線近似線Ll,Lrを車幅方向内側及び外側にそれぞれΔEオフセットさせることにより、次フレームでの白線検出領域Adl,Adrを設定する(図8参照)。
ステレオ画像認識装置4は、このように白線近似式の算出を設定時間毎に繰り返し行うことで、自車1が設定時間T0(例えば、T0=数十秒〜数分)走行したときの白線に対する自車1の横位置の変化量(第1の横方向移動量Xc)を白線近似式の定数Cに基づいて算出するとともに、自車が設定時間T0走行したときの白線に対する自車の横位置の変化量(第2の横方向移動量Xb)を白線近似式の1次係数Bに基づいて算出する。そして、ステレオ画像認識装置4は、第1の横方向移動量Xcと第2の横方向移動量Xbとを比較し、これらの差である横方向移動量誤差Errが予め設定された閾値Eth1以上であるとき、ステレオカメラ3の水平方向への光軸ズレが発生していることを判定する。
ここで、本実施形態のステレオカメラ3は左右のカメラが図示しないステー等を介して一体的に保持された構成をなしており、左右のカメラ間の光軸は工場等において厳密に調整されるものである。このため、原則的には、左右のカメラの光軸間にはズレが発生しない。従って、本実施形態において想定する光軸ズレとは、例えば、乗員等がステレオカメラ3に強い衝撃を加えた場合や車体の経年変化等に起因して、自車1に対してステレオカメラ3全体の光軸にズレが生じた場合をいう。すなわち、本実施形態におけるステレオカメラ3の光軸ズレとは、例えば、自車1の前後軸に対して左右のカメラの光軸がともに同様の角度で水平方向に傾くことをいう。
なお、本実施形態におけるステレオカメラ3の光軸ズレ検出において、第1,第2の横方向移動量Xc,Xbには、例えば、左右の白線それぞれについて算出される横方向移動量の平均値が用いられる。但し、白線が左側或いは右側の何れか一方のみしか検出されていない場合には、検出された白線について算出される横方向移動量がそのまま第1,第2の横方向移動量Xc,Xbとして用いられる。
また、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生したと判定した場合、ステレオカメラ3で撮像した左右の撮像画像から切り出す有効領域Agの位置を、第1,第2の横方向移動量Xc,Xbの差Errに応じた補正量Δiにて補正する(図2中の破線参照)。すなわち、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3の光軸ズレを切り出し位置の調整によって補正する。
また、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生したと判定した場合、ステレオ画像から認識した車外環境(走行環境情報)に基づく車両制御を停止する旨の判定を行い、制御ユニット5に対し、各種運転支援制御の停止を指示する。さらに、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3の光軸ズレが切り出し位置の調整によって補正可能な範囲を超えていると判定したとき、ディーラ等において光軸調整を行う旨の警報を出力する。
このように、本実施形態において、ステレオ画像認識装置4は、白線近似手段、第1の横移動量算出手段、第2の横移動量算出手段、光軸ズレ判定手段、有効領域補正手段、及び、制御停止判定手段としての各機能を実現する。
制御ユニット5には、ステレオ画像認識装置4で認識された自車両1前方の走行環境情報が入力される。さらに、制御ユニット5には、自車両1の走行情報として、車速センサ11からの車速V、ヨーレートセンサ12からのヨーレートγ等が入力されると共に、ドライバによる操作入力情報として、メインスイッチ13からの操作信号、舵角センサ14からの舵角θst、アクセル開度センサ15からのアクセル開度θacc等が入力される。
そして、例えば、ドライバによるメインスイッチ13の操作を通じて、運転支援制御の機能の1つであるACC(Adaptive Cruise Control)機能の実行が指示されると、制御ユニット5は、ステレオ画像認識装置4で認識した先行車方向を読み込み、自車走行路上に追従対象の先行車が走行しているか否かを識別する。
その結果、追従対象の先行車が検出されていない場合は、スロットル弁16の開閉制御(エンジンの出力制御)を通じて、ドライバが設定したセット車速に自車両1の車速Vを維持させる定速走行制御を実行する。
一方、追従対象車両である先行車が検出され、且つ、当該先行車の車速がセット車速以下の場合は、先行車との車間距離を目標車間距離に収束させた状態で追従する追従走行制御が実行される。この追従走行制御時において、制御ユニット5は、基本的にはスロットル弁16の開閉制御(エンジンの出力制御)を通じて、先行車との車間距離を目標車間距離に収束させる。さらに、先行車の急な減速等によりスロットル弁16の制御のみでは十分な減速度が得られないと判断した場合、制御ユニット5は、アクティブブースタ17からの出力液圧の制御(ブレーキの自動介入制御)を併用し、車間距離を目標車間距離に収束させる。
また、ドライバによるメインスイッチ13の操作を通じて、運転支援制御の機能の1つである車線逸脱防止機能の実行が指示されると、制御ユニット5は、例えば、自車走行レーンを規定する左右の白線(ステレオ画像認識装置4で認識した白線の近似線)に基づいて警報判定用ラインを設定するとともに、自車両1の車速Vとヨーレートγとに基づいて自車進行経路を推定する。そして、制御ユニット5は、例えば、自車前方の設定距離(例えば、10〜16[m])内において、自車進行経路が左右何れかの警報判定用ラインを横切っていると判定した場合、自車両1が現在の自車走行車線を逸脱する可能性が高いと判定し、車線逸脱警報を行う。
次に、ステレオカメラ3の光軸状態に基づくシステム停止判定について、図9のシステム停止判定ルーチンに従って説明する。このルーチンは、ステレオ画像認識装置4において、設定時間毎に繰り返し実行されるものであり、ルーチンがスタートすると、ステレオ画像認識装置4は、先ず、ステップS101において、運転支援システム2がリセット状態から復帰した直後であるか否かを調べる。ここで、運転支援システム2がリセットされ得る場面としては、例えば、ディーラ等においてステレオカメラ3の交換或いは修理等が行われる場合等が想定される。
そして、ステップS101において、運転支援システム2がリセット状態から復帰した直後であると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS102に進み、ステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生していることを示す異常判定フラグFを「1」にセットした後、ステップS103に進む。すなわち、運転支援システム2がリセット状態から復帰した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3の光軸ズレが発生していないことが検証されるまでの間、異常判定フラグFを「1」にセットする。
一方、ステップS101において、運転支援システム2はリセット状態から復帰した直後ではないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのままステップS103に進む。
ステップS101或いはステップS102からステップS103に進むと、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3の光軸ズレ判定を行う。
この光軸ズレ判定は、例えば、図10に示す水平方向への光軸ズレ判定サブルーチンのフローチャートに従って実行されるものであり、サブルーチンがスタートすると、ステレオ画像認識装置4は、ステップS201において、上述の(5)、(6)式で示した白線近似式の1次係数B及び定数Cを取得する。すなわち、ステレオ画像認識装置4は、自車走行レーンを規定する白線情報として、自車1に対する白線の傾き情報、及び、自車1に対する白線の横位置情報を取得する。
続くステップS202において、ステレオ画像認識装置4は、自車1が走行を開始してから設定時間T0以上経過しているか否か(すなわち、自車1が必要なサンプリング時間T0走行しているか否か)を調べる。
そして、ステップS202において、自車1の走行開始から設定時間T0以上が経過していないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS202において、自車1の走行開始から設定時間T0以上が経過していると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS203に進み、取得した定数Cに基づいて、過去設定時間T0の自車1の走行に伴う白線に対する横方向移動量(第1の横方向移動量Xc)を算出する。すなわち、現時点における白線に対する自車位置がC2であり、白線に対する設定時間T0前における白線に対する自車位置がC1である場合、ステレオ画像認識装置4は、第1の横方向移動量Xcを、以下の(7)式により算出する。
Xc=C2−C1 …(7)
そして、ステップS203からステップS204に進むと、ステレオ画像認識装置4は、取得した1次係数Bに基づいて、過去設定時間T0の自車1の走行に伴う白線に対する横方向移動量(第2の横方向移動量Xb)を算出する。すなわち、現時点における時刻がt2であり、設定時間T0前における時刻がt1である場合、ステレオ画像認識装置4は、第2の横方向移動量Xbを、以下の(8)式により算出する。
Figure 2015191548
そして、ステップS205に進むと、ステレオ画像認識装置4は、以下の(9)式により、第1の横方向移動量Xcと第2の横方向移動量Xbとの差を、横方向移動量誤差Errとして算出する。
Err=Xc−Xb …(9)
ここで、横方向移動量誤差Errは、基本的には、ステレオカメラ3の光軸方向が正しく調整されている場合には略零となる値である。
すなわち、上述の(5)、(6)式に示した白線近似式において、定数Cは、自車1の側方における白線との相対位置を示すものであるため、ステレオカメラ3の水平方向の光軸ズレによってはさほど影響を受けない値となる。従って、定数Cをパラメータとして用いて算出される第1の横方向移動量Xcは、仮にステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生したとしても、自車1の実際の横方向移動量に対して略誤差なく算出することが可能となる。一方、1次係数Bは、自車1に対する白線の傾きを示す係数であるため、ステレオカメラ3の水平方向の光軸ズレに大きな影響を受ける値である。従って、1次係数Bをパラメータとして用いて算出される第2の横方向移動量Xbは、ステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生している場合、自車1の実際に横方向移動量に対して誤差を有する値が算出される。これらの理由から、上述の(9)式において算出される横方向移動量誤差Errは、ステレオカメラ3に水平方向の光軸ズレが発生していない場合には略零となり、光軸ズレが発生している場合には、その絶対値が所定以上の大きさの値となる。
ステップS205からステップS206に進むと、ステレオ画像認識装置4は、異常判定フラグFが「1」にセットされているか否かを調べる。
そして、ステップS206において、異常判定フラグFが「1」にセットされておらず「0」にクリアされていると判定した場合、ステレオが画像認識装置4は、ステップS207に進み、横方向移動誤差の絶対値|Err|が予め設定された閾値Eth1以上の状態にあり、且つ、当該状態が予め設定された時間T1以上維持されているか否かを調べる。
そして、ステップS207において、横方向移動誤差の絶対値|Err|が閾値Eth1未満であると判定した場合、或いは、横方向移動誤差の絶対値|Err|が閾値以上であっても設定時間T1以上維持されていないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS207において、横方向移動誤差の絶対値|Err|が閾値Eth1以上の状態が設定時間T1以上維持されていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS208に進み、異常判定フラグFを「1」にセットした後、サブルーチンを抜ける。
また、ステップS206において、異常判定フラグFが「1」にセットされていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS209に進み、横方向移動誤差の絶対値|Err|が予め設定された閾値Eth2未満の状態にあり、且つ、当該状態が予め設定された時間T2以上維持されているか否かを調べる。なお、閾値Eth2及び設定時間T2は、例えば、上述の閾値Err1及びT1とそれぞれ同様の値であっても良い。
そして、ステップS209において、横方向移動誤差の絶対値|Err|が閾値Eth2以上であると判定した場合、或いは、横方向移動誤差Errが閾値Eth2未満であっても設定時間T2以上維持されていないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS209において、横方向移動誤差の絶対値|Err|が閾値Eth2未満の状態が設定時間T2以上維持されていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS210に進み、異常判定フラグFを「0」にクリアした後、サブルーチンを抜ける。
図9に示すメインルーチンにおいて、ステップS103からステップS104に進むと、ステレオ画像認識装置4は、異常判定フラグFが「1」にセットされているか否かを調べる。
そして、ステップS104において、異常判定フラグFが「0」にクリアされていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS105に進み、制御ユニット5等に対してシステム実行許可を行った後、ルーチンを抜ける。これにより、制御ユニット5等は、ステレオ画像によって認識した車外環境(走行環境情報)に基づく車両制御の実行が許可され、メインスイッチ13等を通じたドライバ等による設定状況等に応じて、車速制御や操舵支援制御等の各種車両制御を適宜実施することが可能となる。
一方、ステップS104において、異常判定フラグFが「1」にセットされていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS106に進み、異常判定フラグFが「1」にセットされている要因が運転支援システム2のリセットによるものであるか否かを調べる。
そして、ステップS106において、異常判定フラグFが「1」にセットされている要因が運転支援システム2のリセットであると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS111に進む。
一方、ステップS106において、異常判定フラグFが「1」にセットされている要因が運転支援システム2のリセットでないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS107に進み、ステレオカメラ3によって撮像された左右の撮像画像から切り出される有効領域Agが補正可能な状態にあるか否かを調べる。ここで、有効領域Agを補正可能な状態とは、例えば、撮像画像上において有効領域Agが水平方向の右端或いは左端に到達しておらず、補正によって有効領域Agを撮像画像上の水平方向に移動させる余地がある状態をいう。
そして、ステップS107において、撮像画像に対して有効領域Agを補正可能な状態にないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS110に進み、ステレオカメラ3に光軸ズレが発生している旨をドライバに報知するための警報を出力した後、ステップS111に進む。
一方、ステップS107において、撮像画像に対して有効領域Agを補正可能な状態にあると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS108に進み、有効領域Agの補正が行われてから設定時間T0以上が経過しているか否かを調べる。
そして、ステップS108において、有効領域Agの補正が過去に行われており、当該有効領域Agの補正が行われてから未だ設定時間T0以上が経過していないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS111に進む。すなわち、有効領域Agの補正が過去に行われている場合、設定時間T0が経過するまでの間は、当該補正によって光軸ズレが解消されたか否かの判断が上述のステップS103において困難であるため、新たに有効領域Agの補正を行うことなく、ステップS111に進む。
一方、ステップS108において、有効領域Agの補正が過去に行われていないと判定した場合、或いは、有効領域Agの補正が過去に行われている場合であって且つ当該補正から設定時間T0以上が経過していると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS109に進み、例えば、撮像画像上の有効領域Agの切り出し位置を横方向移動誤差Errに応じた補正量Δiにて水平方向に補正した後、ステップS111に進む。すなわち、ステレオ画像認識装置4には、例えば、横方向移動誤差Errに応じた補正量Δiを示すマップ等が予め設定されており、ステレオ画像認識装置4は、このマップ等を参照して求めた補正量Δiにて有効領域Agの補正を行う。
そして、ステップS106、ステップS108、ステップS109、或いは、ステップS110からステップS111に進むと、ステレオ画像認識装置4は、制御ユニット5等に対してシステムを停止する旨の指示を行った後、ルーチンを抜ける。これにより、制御ユニット5等においては、ステレオ画像から認識した車外情報に基づく各種車両制御が停止される。
このような実施形態によれば、ステレオカメラ3によって撮像された画像に基づいて自車走行路を区画する白線を1次以上の近似式で近似し、自車1が設定時間T0走行したときの白線に対する自車1の横位置の変化量(第1の横方向移動量Xc)を近似式の定数Cに基づいて算出するとともに、自車1が設定時間T0走行したときの白線に対する自車1の横位置の変化量(第2の横方向移動量Xb)を近似式の1次係数Bに基づいて算出し、これら第1の横方向移動量Xcと第2の横方向移動量Xbとの差である横方向移動誤差の絶対値|Err|が設定閾値Eth1以上であるとき、自車1に対するステレオカメラ3の水平方向への光軸ズレが発生していることを判定することにより、撮像光軸のズレを様々な走行環境下においてリアルタイムに検出することができる。
すなわち、撮像画像に基づいて認識される白線近似式の特性上、自車1の即応における白線との相対位置を示す定数Cはステレオカメラ3の光軸ズレによってはさほど影響を受けないという性質を有する一方、自車1に対する白線の傾きを示す1次係数Bはステレオカメラ3の光軸ズレに大きな影響を受けるという性質に着目し、これらに基づいてそれぞれ算出した第1,第2の横方向移動量Xc,Xbの差(横方向移動誤差)の絶対値|Err|が設定閾値Eth1以上である場合にはステレオカメラ3の光軸ズレが発生していることを判定することにより、自車走行路を区画する左右の白線のうち少なくとも何れか一方が検出されている環境下において光軸ズレをリアルタイムに検出することができる。
この場合において、光軸ズレが発生していることを判定した場合には、横方向移動誤差Errに応じた補正量Δiにて撮像画像上の有効領域Agを補正することにより、軽微な光軸ズレであれば整備工場等において機械的な光軸調整を行うことなく、自車1において直ちに光軸補正を行うことができる。
次に、図11乃至図14は本発明の第2の実施形態に係わり、図11は垂直方向への光軸ズレ判定サブルーチンを示すフローチャート、図12は自車両から白線候補点までの距離の計算方法を示す説明図、図13は自車両を基準とする白線候補点の高さ計算方法を示す説明図、図14は自車両を基準とした路面の傾斜状態を示す説明図である。なお、本実施形態は、上述の第1の実施形態に対し、ステレオカメラ3の垂直方向への光軸ズレ判定を追加したものである。
すなわち、本実施形態においては、第1の実施形態で示したステップS103の処理において、水平方向のみならず垂直方向への光軸ズレについても判定される。また、詳細な説明については省略するが、ステップS103において垂直方向への光軸ズレが判定されると、本実施形態のステレオ画像認識装置4は、図9に示すステップS104以下の処理について、水平方向への光軸ズレに対する判定結果に対する処理と略同様の処理を行う。但し、ステレオ画像認識装置4は、ステップS104以下の処理において、水平方向或いは垂直方向の少なくとも何れか一方への光軸ズレ等に基づいて異常警報の出力やシステム停止等を行い、また、垂直方向に光軸ズレが発生している旨の判定がなされ手いる場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS109において、有効領域Agを垂直方向に補正する。
垂直方向への光軸ズレ判定は、例えば、図11に示す光軸ズレ判定サブルーチンのフローチャートに従って実行されるものであり、このサブルーチンがスタートすると、ステレオ画像認識装置4は、先ず、ステップS301において、路面の傾斜を表す近似式を算出する。すなわち、ステレオ画像認識装置4は、例えば、ステレオカメラを構成する左右のカメラ31L,31Rの光軸が自車1の水平方向に対して誤差なく調整されているとの過程のもと、路面の傾斜を算出する。
具体的に説明すると、ステレオ画像認識装置4は、先ず、白線候補点Pnについて、左右のカメラ31L,31Rの視差に基づき、光軸方向の距離(白線までの距離z)を求める。すなわち、例えば、図12に示すように、自車までの距離をz[mm]、カメラ間距離をL[mm]、各カメラ31L,31Rのレンズ光学系31La,31Raから撮像素子31Lb,31Rbまでの焦点間距離をf[mm]、右カメラ31Rを基準とする左右カメラ31L,31R間の視差(ピクセル数)をd[pix]、画素ピッチ(横)をWi[mm/pix]とすると、比例関係から、例えば、以下の(10)式が導かれる。
L:z=d・Wi:f …(10)
さらに、この(10)式を変形すると、以下の(11)式を得ることができる。
z=(L・f)/(d・Wi) …(11)
また、例えば、図13に示すように、各カメラ31L,31Rの地表からの高さをCAHM[mm]、光軸jvを基準とする白線候補点Pnの結像位置の座標をj[pix]、画素ピッチをWj[mm/pix]とすると、白線候補点Pnの高さyについて、例えば、以下の(12)式が導かれる。
(CAHM−y)/z=(Wi・(j−jv))/f …(12)
さらに、この(12)式を変形すると、以下の(13)式を得ることができる。
y=((Wi・(j−jv))/f)・z+CAHM …(13)
従って、上記した(11)式及び(13)式から、白線候補点PnのZ座標及びY座標を算出することができる。
ステレオ画像認識装置4は、このような計算を距離画像上における各白線候補点に対して行い、これらの分布を、例えば、図14に示すように、各点の座標をZ−Y平面上で,以下の(14)式によって直線近似する。
Y=a・Z+b …(14)
これにより、ステレオ画像認識装置4では、カメラ31L,31Rの光軸を基準とした道路の傾きa及び高さbの変動(換言すれば、自車走行路が平坦路であると仮定した場合の自車両(カメラ)の傾き及び高さの変動)を検出することができる。
ステップS301からステップS302に進むと、ステレオ画像認識装置4は、自車1の走行開始から設定時間T0以上が経過しているか否かを調べる。
そして、ステップS302において、自車1の走行開始から設定時間T0以上が経過していないと判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS302において、自車1の走行開始から設定時間T0以上が経過していると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS303に進み、算出した(14)式中において路面の傾きを示す1次係数aの過去設定時間T0の履歴に基づき、路面の傾きの平均値a_aveを算出する。
そして、ステップS303からステップS304に進むと、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3の垂直方向への光軸ズレが発生していることを示す異常判定フラグF2が「1」にセットされているか否かを調べる。
そして、ステップS304において、異常判定フラグF2が「1」にセットされておらず「0」にクリアされていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS305に進み、路面の傾きの平均値の絶対値|a_ave|が予め設定された閾値ath1以上であるか否かを調べる。
そして、ステップS305において、傾きの平均値の絶対値|a_ave|が閾値ath1未満であると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS305において、傾きの平均値の絶対値|a_ave|が閾値ath1以上であると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS306に進み、異常判定フラグF2を「1」にセットした後、サブルーチンを抜ける。
また、ステップS304において、異常判定フラグF2が「1」にセットされていると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS307に進み、傾きの平均値の絶対値|a_ave|が予め設定された閾値ath2未満であるか否かを調べる。なお、閾値ath2は、上述の閾値ath1と同様の値であっても良い。
そして、ステップS307において、傾きの平均値の絶対値|a_ave|が閾値ath2以上であると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、そのまま、サブルーチンを抜ける。
一方、ステップS307において、傾きの平均値の絶対値|a_ave|が閾値ath2未満であると判定した場合、ステレオ画像認識装置4は、ステップS308に進み、異常判定フラグF2を「0」にクリアした後、サブルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、上述の第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の各実施形態においては、ステレオカメラの光軸ズレについて説明したが、特に水平方向の光軸ズレに関しては、車外を監視するための撮像手段が単眼カメラであっても、当該単眼カメラで撮像した画像に基づいて自車走行路を区画する白線を1次以上の近似式で近似することができる場合には、本発明を適用可能であることは勿論である。
1 … 自車両(自車)
2 … 運転支援システム
3 … ステレオカメラ(撮像手段)
4 … ステレオ画像認識装置(白線近似手段、第1の横方向移動量算出手段、第2の横方向移動量算出手段、光軸ズレ判定手段、有効領域補正手段、制御停止判定手段)
5 … 制御ユニット
11 … 車速センサ
12 … ヨーレートセンサ
13 … メインスイッチ
14 … 舵角センサ
15 … アクセル開度センサ
16 … スロットル弁
17 … アクティブブースタ
31L,31R … 左右のカメラ
31La,31Ra … レンズ光学系
31Lb,31Rb … 撮像素子

Claims (3)

  1. 自車前方の車外環境を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて自車走行路を区画する白線を1次以上の近似式で近似する白線近似手段と、
    自車が設定時間走行したときの前記白線に対する自車の横位置の変化量を前記近似式の定数に基づいて第1の横方向移動量として算出する第1の横方向移動量算出手段と、
    自車が前記設定時間走行したときの前記白線に対する自車の横位置の変化量を前記近似式の1次係数に基づいて第2の横方向移動量として算出する第2の横方向移動量算出手段と、
    前記第1の横方向移動量と前記第2の横方向移動量との差が予め設定された閾値以上であるとき前記撮像手段の水平方向への光軸ズレが発生していることを判定する光軸ズレ判定手段と、を備えたことを特徴とする車外監視装置。
  2. 前記光軸ズレ判定手段によって前記光軸ズレが発生していることを判定したとき、前記撮像手段によって撮像した画像から切り出す有効領域を前記第1の横方向移動量と前記第2の横方向移動量との差に応じて補正する有効領域補正手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車外監視装置。
  3. 前記光軸ズレ判定手段によって前記光軸ズレが発生していることを判定したとき、撮像した画像情報に基づいて行う車両制御の停止を判定する制御停止判定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車外監視装置。
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