JP2015191075A - ベルト搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

ベルト搬送装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルトを用いて被搬送体を搬送するベルト搬送装置であって,ベルトの斜行を規制する新たな技術を提供すること。
【解決手段】ベルト搬送装置106は,ベルト2と,従動ローラ4とを有し,従動ローラ4のローラ軸5の一方の端部に配置された斜行補正部10を備える。斜行補正部10は,搬送ベルト2の一方の端部の側への移動に伴って,搬送ベルト2と当接して搬送ベルト2からの押圧力を受ける鍔部材11と,鍔部材11が搬送ベルト2から押圧力を受けている押圧状態で,従動ローラ4の回転が伝達されるピニオンギア部材13と,ピニオンギア部材13のピニオンギア132と噛み合って,ピニオンギア132の回転を従動ローラ4の直線移動に変換するラックギア151とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は,複数のローラに張架されたベルトを用いて被搬送体を搬送するベルト搬送装置およびそれを備える画像形成装置に関する。さらに詳細には,ベルトの斜行を低減する技術に関するものである。
従来から,複数のローラに張架されたベルトを用いて,シート等の被搬送体を搬送するベルト搬送装置が実用化されている。ベルト搬送装置では,ベルトを回転させている間,部品精度のばらつき,温度変化,感光体から受ける外力等に起因して,ベルトがベルトの幅方向に斜行することが知られている。
上述の斜行を規制する技術としては,例えば,特許文献1がある。特許文献1では,定着ローラと加熱ローラとに張架された定着ベルトによって熱を搬送するベルト定着装置であって,ローラの軸方向の端部に,定着ベルトの斜行を規制するガイドリングを設け,加熱ローラの温度上昇に応じて定着ローラとの距離が詰まるように加熱ローラを移動させて定着ベルトの張力を調整し,さらにガイドリングを定着ベルトから離間させて定着ベルトの破損を防止する技術が開示されている。
特開2009−237189号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,ベルトの斜行の要因は温度変化に限るものではなく,多くの要因を考慮して制御によって張力を調整することは困難である。そのため,別の斜行規制手段が望まれる。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ベルトを用いて搬送するベルト搬送装置であって,ベルトの斜行を規制する新たな技術を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされたベルト搬送装置は,無端状のベルトと,前記ベルトを張架して回転するローラと,前記ローラの軸方向の一方の端部に位置し,前記ベルトの前記一方の端部側への移動に伴って前記ベルトと当接し,前記ベルトの前記移動に伴って生じる前記ベルトからの前記ローラの軸方向への押圧力を受けている押圧状態となった際に,前記ローラの回転力が伝達されることで回転する回転部材と,前記回転部材が回転することを契機に,前記ベルトが前記ローラの軸方向の他方の端部側に向かう特定方向に,前記ローラの前記一方の端部を移動させる移動部材とを備えることを特徴としている。
本明細書に開示されるベルト搬送装置は,無端状のベルトを張架して回転するローラと,ローラの軸方向の一方の端部に位置する回転部材とを備える。ベルトが一方の端部側へ移動すると,回転部材は,ベルトと当接し,ベルトによってローラの軸方向への押圧力を受ける。回転部材は,その押圧力を受けている押圧状態では,ローラの回転力が伝達されることによって,回転する。さらに,ベルト搬送装置は,回転部材の回転を受けて,ローラの一方の端部を特定方向に移動させる移動部材を備える。なお,ベルトとしては,例えば,シートを搬送する搬送ベルト,画像を搬送する中間転写ベルト,加熱ローラからの熱を搬送する定着ベルトが該当する。また,ローラは,駆動ローラであっても従動ローラであってもよい。また,回転部材としては,例えば,移動部材と噛み合うギアであって,押圧状態でローラと当接することによって回転するピニオンギアが該当する。また,移動部材としては,例えば,フレームに固定され,回転部材と噛み合うラックギアが該当する。
すなわち,本明細書に開示されるベルト搬送装置は,ローラの一端に位置する回転部材がベルトから押圧力を受けた場合に,すなわちベルトの一端側への斜行量が大きくなった場合に,移動部材がローラの端部をベルトが他端側に向かう方向に移動させる。つまり,ベルトの斜行量を低減できる。その結果として,ベルト端部の割れや変形等によるベルトの破損を抑制できる。
また,前記特定方向は,前記ローラの前記一方の端部が移動することによって,前記ベルトの張力を増やす方向であるとよい。ベルトは張力の大きい側から小さい側へと移動する。つまり,ローラの一方の端部を,張力を増やす方向に移動させることで,他方の端部側へベルトを移動させることができる。このようにすると,ベルトの搬送面の捻れが少なく,搬送の妨げになり難い。
また,前記特定方向は,前記ローラの径方向のうち,前記ベルトを前記ローラに巻き付ける側を巻付側とし,前記ベルトを前記ローラから送出する側を送出側として,前記送出側に向かう成分を有する方向であるとよい。ローラの一方の端部を,巻付側から送出側に向かって移動させることで,ベルトの進行方向を他方の端部側へ向けることができる。このようにすると,ベルトへの負担が少なく,ローラの移動が容易である。
また,前記回転部材は,前記ローラの回転軸をグリップする力の強さを変化させるグリップ部材を備え,前記グリップ部材が前記ローラの回転軸をグリップした状態となった際に,前記ローラから回転力を受けることで回転するとよい。ローラの回転軸をグリップすることで,ローラの回転力を確実に伝達できる。
また,前記グリップ部材は,前記押圧力が大きいほど,前記ベルトの回転軸をグリップする力が大きくなるとよい。押圧力の強さに応じてグリップ力が大きくなることで,ローラの回転力をより確実に伝達できる。
また,前記回転部材は,前記ベルトから所定値よりも大きい押圧力を受けている状態になると,回転を開始するとよい。所定値よりも大きい押圧力を受けた場合に回転することで,ベルトの接触程度の弱い押圧力でのローラの移動が抑制され,ベルトの速度が安定する。
また,前記回転部材は,前記押圧状態で前記ローラの回転力を利用して回転するピニオンギアを備え,前記移動部材は,前記ピニオンギアと噛み合うラックギアを備えるとよい。ピニオンギアとラックギアとが噛み合う構成により,ローラの回転力によってローラを移動させることができる。
また,前記ピニオンギアの径は,前記ローラの回転軸の径よりも大きく,前記ローラの最大径よりも小さいとよい。ピニオンギアの径が小さいことで,ピニオンギアをラックギアに沿って移動させる力が大きくなる。
また,前記押圧状態になった後,前記移動部材によって前記ローラの前記一方の端部を移動させ得る限界位置に達した後も前記押圧状態が継続した場合に,前記回転部材は回転を停止し,前記ローラは回転を継続するとよい。限界位置に達した状態でさらに回転力を伝達しようとすると,ローラの回転状態が不安定となるおそれがあるため,回転部材は回転を停止しても,ローラの回転は継続する方が好ましい。
また,前記押圧状態から前記押圧状態以外の状態に移行した場合に,前記ローラが前記移動部材によって移動する前の位置に戻るとよい。ローラの移動によりベルトの斜行が補正されると,回転部材に対するベルトの押圧力が消滅し,押圧状態ではない状態となる。押圧状態以外の状態ではローラを移動前の位置に戻す方が,ベルトの他端側への斜行を抑制する上で好ましい。
また,前記回転部材は,前記押圧力を受けていない前記押圧状態以外の状態では,前記ローラに対して回転自在に取り付けられているとよい。ベルトが斜行していない状態では,ローラが回転部材に対して自在に回転できることで,ローラの回転制御に与える影響が少ない。
また,前記ベルトを張架するローラとして,前記ベルトに回転力を与える駆動ローラと,前記ベルトから回転力を与えられる従動ローラとがあり,前記回転部材が設けられた前記ローラは,従動ローラであるとよい。従動ローラを移動させることで,駆動ローラを移動させる場合と比較して,駆動モータに与える影響が少なく,回転が安定する。
本明細書には,無端状のベルトと,前記ベルトを張架して回転するローラと,前記ベルトに搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成部と,前記ローラの軸方向の一方の端部に位置し,前記ベルトの前記一方の端部側への移動に伴って前記ベルトと当接し,前記ベルトの前記移動に伴って生じる前記ベルトからの前記ローラの軸方向への押圧力を受けている押圧状態となった際に,前記ローラの回転力が伝達されることで回転する回転部材と,前記回転部材が回転することを契機に,前記ベルトが前記ローラの軸方向の他方の端部側に向かう特定方向に,前記ローラの前記一方の端部を移動させる移動部材とを備えることを特徴とする画像形成装置も開示されている。
本発明によれば,ベルトの斜行を規制する新たな技術が実現される。
実施の形態にかかるMFPの概略構成を示す断面図である。 搬送ベルトおよび第1の形態の斜行補正部を有するベルト搬送部材の概略外観図である。 第1の形態の斜行補正部の分解斜視図である。 第1の形態の斜行補正部を示す図2のA−A断面図である。 第1の形態の斜行補正部を示す図2のB−B断面図である。 第1の形態の斜行補正部を示す図2のA−A断面図である。 第2の形態の斜行補正部を示す断面図である。 第3の形態の斜行補正部を示す断面図である。 第4の形態の斜行補正部を示す断面図である。 第5の形態の斜行補正部を示す斜視図である。 第5の形態の斜行補正部を示す図10のC−C断面図である。 第5の形態の斜行補正部を示す図10のD−D断面図である。
以下,本発明にかかる画像形成装置を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,画像形成機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
本形態のMFP100は,図1に示すように,シートに画像を印刷する画像形成部101と,原稿の画像を読み取る原稿読取部102とを備えている。原稿読取部102は,原稿とイメージセンサとを相対的に移動させつつ,原稿の画像を読み取る。画像形成部101は,電子写真方式によりトナー像を形成するプロセス部105と,搬送ベルト2にてプロセス部105にシートを搬送するためのベルト搬送装置106と,シート上の未定着のトナー像をシートに定着させる定着部108とを有している。
画像形成部101のプロセス部105は,イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの色ごとに,それぞれ同様の構成を有し,それらが搬送ベルト2に沿って並べられている。プロセス部105は,色ごとにそれぞれ,感光体1051と,帯電部1052と,現像部1054と,転写部1055とを有し,その上方に各色に共通の露光部1053が設けられている。露光部1053もプロセス部105の一部である。なお,プロセス部105の各色の配置や順序は,どのようなものでもよい。
画像形成時には,MFP100は,感光体1051の表面を帯電部1052によって帯電し,続いて,露光部1053によって露光する。これにより,感光体1051の表面上に画像データに基づいた静電潜像を形成する。さらに,形成された静電潜像に対して現像部1054によってトナーを供給し,感光体1051上にトナー像を形成する。
搬送ベルト2は,2つのローラ3,4によって回転移動される無端ベルトである。搬送ベルト2は,図1中で反時計回り方向に回転し,シートをプロセス部105から定着部108に向かって搬送する。シートに画像を形成する時には,プロセス部105にて感光体1051上に形成されたトナー像が,転写部1055によってシートに転写される。その後,シートに載ったトナー像は,定着部108によってシートに定着される。
搬送ベルト2は,図2に示すように,互いに平行に配置された駆動ローラ3と従動ローラ4とに所定の張力で張架されている。搬送ベルト2は,略均一な厚さで無端状に形成された樹脂製のベルトである。駆動ローラ3は,図示しないハウジングに軸支されて,図示しないモータによって回転駆動されることにより,搬送ベルト2を一方向に回転移動させる。
また,従動ローラ4は,軸方向の両端部が中央より小径のローラ軸5となっている。従動ローラ4は,搬送ベルト2との間の摩擦力によって,搬送ベルト2の移動に従動して回転する。従動ローラ4は,後述するように,バネ6(図5参照)によって駆動ローラ3から離れる向きに付勢されており,このバネ6の付勢力によって,搬送ベルト2に張力が加えられている。なお,搬送ベルト2の移動方向に直交する方向の幅は,駆動ローラ3や従動ローラ4の大径部分の軸方向の長さとほぼ等しい。そのため,図2では従動ローラ4のうちローラ軸5の部分のみが見えている。
このような構成において,駆動ローラ3の駆動により搬送ベルト2を移動させると,部品精度のばらつき,温度変化,感光体から受ける外力等に起因して,搬送ベルト2が斜行する場合がある。例えば,搬送ベルト2の従動ローラ4に巻き付いている位置が,図2の位置から従動ローラ4の軸方向に沿ってずれる場合がある。本形態のMFP100は,搬送ベルト2の斜行を補正する斜行補正部を有している。
以下では,5種類の形態の斜行補正部10,20,30,40,50について説明する。いずれの斜行補正部10,20,30,40,50も,図2に示す斜行補正部10のように,従動ローラ4の一方の端部に配置され,搬送ベルト2の通過位置よりも,従動ローラ4の軸方向について,外側の位置に取り付けられている。以下では,従動ローラ4の軸方向について,斜行補正部10,20,30,40,50の取り付けられている側である一方の端部側を「端部側」とし,他方の端部側を「中央側」とする。
いずれの形態においても,搬送ベルト2の斜行によって,従動ローラ4に巻き付いている搬送ベルト2の位置が,斜行補正部10,20,30,40,50に近づく向きに移動すると,斜行補正部10,20,30,40,50は,搬送ベルト2の縁辺によって押圧される。そして,斜行補正部10,20,30,40,50は,搬送ベルト2の縁辺による押圧を受けている状態となると,従動ローラ4のローラ軸5のうち,斜行補正部10,20,30,40,50が取り付けられている側の端部を移動させる。以下では,斜行補正部10,20,30,40,50が搬送ベルト2の縁辺による押圧を受けている状態を「押圧状態」とし,押圧を受けていない状態を「非押圧状態」とする。
なお,ローラ軸5の端部の移動方向は,第1〜4の形態と,第5の形態とで異なる。第1〜4の形態における移動方向は,例えば,図2に矢印Fで示したように,ローラ軸5の端部側の端部が駆動ローラ3から遠ざかる向きである。この移動より,搬送ベルト2の端部側の張力が大きくなる。従って,搬送ベルト2は,従動ローラ4に沿って,斜行補正部10,20,30,40から離れる向きに移動し,搬送ベルト2の斜行が補正される。一方,第5の形態では,駆動ローラ3と従動ローラ4とを含む平面に垂直な方向である。
まず,第1の形態の斜行補正部10について説明する。第1の形態の斜行補正部10を,図3,図4,図5,図6に示す。図3は,斜行補正部10の分解斜視図,図4と図6は,図2のA−A断面図,図5は,図2のB−B断面図である。なお,図4は,押圧状態の断面図であり,図5と図6は,非押圧状態の断面図である。
斜行補正部10は,図3に示すように,鍔部材11,リング部材12,ピニオンギア部材13を有し,この順に従動ローラ4のローラ軸5に取り付けられている。ローラ軸5の端部は,斜行補正部10を貫通して軸受け14に軸支されている。また,軸受け14は,フレーム15に嵌め込まれており,フレーム15には,ラックギア151が形成されている。ラックギア151は,斜行補正部10に含まれる。
鍔部材11は,図3と図4に示すように,鍔部111を有する略円筒形の樹脂製の部材である。鍔部111は,鍔部材11の外周面に形成された,部分的に大径となった箇所である。鍔部111は,従動ローラ4より大径であり,鍔部111の外径と従動ローラ4の外径との差は,搬送ベルト2の厚さよりも大きい。つまり,搬送ベルト2の縁辺は,鍔部111より端部側へ移動することはできない。
また,鍔部材11には,図4に示すように,段付きの貫通穴112が形成されている。貫通穴112は中央側が小径の小径穴部113,端部側が大径の大径穴部114となっている。また,貫通穴112の端部側の縁辺は,端部側に大径となる向きのテーパ部115が形成されている。貫通穴112の径は,従動ローラ4のローラ軸5の径より大径である。つまり,小径穴部113の内径と,大径穴部114の内径とは,いずれも,ローラ軸5の外径よりも大きい。
また,鍔部材11の外面のうち,鍔部111より中央側は,鍔部111より小径で,従動ローラ4の外径と同径またはやや細い径の円筒面116となっている。そして,図4と図6に示すように,円筒面116の外面には,搬送ベルト2が巻き付くことができる。なお,非押圧状態では,円筒面116に搬送ベルト2が巻き付いていなくてよい。
リング部材12は,図3と図4に示すように,リング状のリング部121と,リング部121の内周部から中央側に延びる3つの可動片122とを有する板金製の部材である。各可動片122は,リング部121の周方向について均等の位置に配置されている。また,各可動片122は,中央側に向かって径方向の中心向きに傾斜している。つまり,各可動片122は,先端部が互いに集まる向きに傾斜している。また,各可動片122の先端部の内周側は,ローラ軸5の外面形状に倣う曲面状となっている。
図6に示す非押圧状態では,各可動片122の先端部の間に形成される空間の径は,ローラ軸5の径より大きい。また,リング部121の中央の穴も,ローラ軸5の径より大きい。従って,非押圧状態では,リング部材12は従動ローラ4の回転を妨げない。また,リング部121の外周には,径方向について外向きに突出した2か所の凸部123が形成されている。
鍔部材11とリング部材12とが斜行補正部10に組み付けられた状態では,可動片122の先端部は,図4に示すように,鍔部材11の大径穴部114の内部に挿入される。非押圧状態では,可動片122と鍔部材11のテーパ部115とは接触していても,していなくてもよい。なお,可動片122は金属製であり,その基部には曲げに対する弾力性がある。そして,可動片122の一部が押圧されることで,先端部が互いに集まる向きに変形可能である。つまり,可動片122の先端部の間に形成される空間の径は,押圧状態では非押圧状態より小さい。
ピニオンギア部材13は,図3と図4に示すように,中央側の受け部131と,端部側のピニオンギア132とが一体的に形成された,樹脂製の部材である。受け部131は,円環状で,その外周に沿って中央側に突出した外壁133を有している。外壁133には,2か所に切れ目134が設けられている。また,ピニオンギア132の外径は,従動ローラ4の外径より小さく,従動ローラ4のローラ軸5の外径より大きい。
ピニオンギア部材13が斜行補正部10に組み付けられた状態では,図4に示すように,ピニオンギア部材13の受け部131にリング部材12のリング部121が嵌めこまれる。そして,リング部材12の凸部123と外壁133の切れ目134とが噛み合うので,ピニオンギア部材13とリング部材12とは相対的に回転しない。つまり,いずれかが回転されれば,一緒に回転する。なお,斜行補正部10に組み付けられた状態では,受け部131の中央側の面と,リング部材12のリング部121の端部側の面とは,接触していてもよいし,接触していなくてもよい。
軸受け14は,従動ローラ4のローラ軸5を回転自在に保持する。つまり,ローラ軸5の一端部は,鍔部材11,リング部材12,ピニオンギア部材13を貫通して,軸受け14に軸支される。軸受け14の外面には,軸受け14の軸方向に直交する方向の摺動溝141が形成されている。なお,軸受け14には,図5に示すように,ローラ軸5の軸方向に直角な方向に付勢するバネ6が取り付けられている。バネ6は,軸受け14を搬送ベルト2からの付勢反力に抗して付勢している。ここで,搬送ベルト2が弾性を有しているため,バネ6等で搬送ベルト2を付勢しようとすると,バネ6等で搬送ベルト2を付勢しようとする力と逆方向に反力が生じる。本明細書では,この反力のことを付勢反力という。
フレーム15は,図示しないハウジングに固定されている。図3と図4に示すように,フレーム15には,軸受け14が嵌め込まれる箇所よりも中央側に突出した位置に,ローラ軸5に直交する方向のラックギア151が設けられている。ラックギア151は,駆動ローラ3と従動ローラ4とを含む面内において,搬送ベルト2の移動方向に平行に配置されている。ラックギア151は,斜行補正部10に組み付けられた状態で,図4と図5に示すように,ピニオンギア部材13のピニオンギア132と噛み合う。
フレーム15には,図5に示すように,軸受け14が嵌め込まれる凹部152が形成されている。軸受け14は,斜行補正部10に組み付けられた状態で,摺動溝141によって,凹部152の内部で,ラックギア151と平行な方向へ摺動可能である。なお,軸受け14の移動可能な範囲は,後述するように,バネ6の付勢力と搬送ベルト2の付勢反力と斜行補正部10とによって規制される。
続いて,第1の形態の斜行補正部10の動作を説明する。まず,非押圧状態では,図6に示すように,鍔部材11と従動ローラ4の端面とが近接した配置となっている。非押圧状態は,搬送ベルト2が斜行していない状態,あるいは,斜行の程度が小さく搬送ベルト2の縁辺が鍔部111に当接していない状態である。つまり,搬送ベルト2が多少斜行したとしても,ベルトの縁辺が鍔部111を押圧しない範囲では,非押圧状態である。そして,前述したように,鍔部材11,リング部材12,およびピニオンギア部材13の貫通穴は,いずれも,ローラ軸5の回転を妨げない。つまり,従動ローラ4は,軸受け14に軸支されて,搬送ベルト2の移動に伴って回転する。
また,非押圧状態では,図5に示すように,軸受け14は,バネ6の付勢力と搬送ベルト2の付勢反力とが釣り合う位置に配置される。そして,この状態で,搬送ベルト2の付勢反力が適切な大きさとなるように,バネ6が選択されている。搬送ベルト2は,従動ローラ4の外周に巻きついて従動ローラ4を回転させる。なお,搬送ベルト2は,鍔部材11の円筒面116の外周にも巻き付いていてもよい。また,鍔部材11は,従動ローラ4に連れ回って回転してもよいし,回転しなくてもよい。リング部材12とピニオンギア部材13は回転しない。
一方,搬送ベルト2の斜行が進行し,搬送ベルト2の縁辺によって鍔部材11の鍔部111が押圧されると,図4に示すような押圧状態となる。つまり,鍔部111がベルト2の縁辺によって端部側へ押圧され,鍔部材11は,従動ローラ4の端面から離れて端部側へ向かって移動する。
鍔部材11の移動により,鍔部材11のテーパ部115がリング部材12の可動片122の中ほどの位置に接触する。さらに押圧されると,鍔部材11は,可動片122を端部側へ向けて押圧する。これにより,可動片122が内径側に傾き,可動片122の先端部が従動ローラ4のローラ軸5に圧接される。そして,可動片122の先端部とローラ軸5の外周面との間の摩擦力が高まることにより,可動片122は,ローラ軸5をグリップする。
なお,可動片122をローラ軸5に押圧する押圧力が大きいほど,可動片122の先端部とローラ軸5の表面との間は強い力で圧接されるため,摩擦力は大きくなる。つまり,押圧力が大きいほど可動片122がローラ軸5をグリップする力が大きくなる。可動片122は,グリップ部材の一例である。
可動片122がローラ軸5をグリップすることにより,リング部材12は,ローラ軸5の回転に伴って,従動ローラ4と同じ回転方向に回転する。そして,リング部材12の凸部123とピニオンギア部材13の切れ目134とが噛み合っていることから,リング部材12の回転力はピニオンギア部材13に伝達される。つまり,ピニオンギア部材13も,ローラ軸5と同じ回転方向に回転する。鍔部材11とリング部材12とピニオンギア部材13との組は,回転部材の一例である。
さらに,ピニオンギア132とフレーム5のラックギア151とが噛み合っていることから,ピニオンギア132が,ラックギア151に沿って移動する。さらに,従動ローラ4のローラ軸5は,リング部材12やピニオンギア部材13を貫通していることから,ピニオンギア部材13の移動によって,ローラ軸5の一端部が直線移動する。具体的に,ピニオンギア132がローラ軸5と同じ方向に回転した場合に,図5中の矢印Fで示すように,ローラ軸5の端部を駆動ローラ3から離す向きに移動させる。ラックギア151は,移動部材の一例である。
その一方で,ローラ軸5の中央側の端部,つまり,斜行補正部10の取り付けられていない側の端部は,図示しないハウジングに軸支されており,移動しない。そのため,前述したように,従動ローラ4の端部が移動すると,従動ローラ4が駆動ローラ3に対して傾いた配置となる。そして,搬送ベルト2の斜行補正部10の側の張力は,搬送ベルト2の他方の側の張力よりも大きくなる。搬送ベルト2は,張力の大きい側から小さい側へ移動するため,従動ローラ4上にて,中央側,すなわち,斜行補正部10から離れる向きに移動する。
搬送ベルト2の移動によって,斜行が補正されるとともに,鍔部111への押圧力は小さくなる。すると,鍔部材11のリング部材12への押圧力も小さくなり,図6に示すように,非押圧状態となる。そして,可動片122の復元力により,各可動片122の先端部はローラ軸5から離れ,ローラ軸5の回転はリング部材12に伝達されない状態となる。
非押圧状態では,リング部材12とピニオンギア部材13とは,ローラ軸5の回転力を受けないので,ピニオンギア132に回転力は伝達されない。つまり,ローラ軸5は,鍔部材11,リング部材12,およびピニオンギア部材13を貫通して,自由に回転できる。そして,ピニオンギア部材13のピニオンギア132は,ローラ軸5の回転にかかわらず,自由に回転できる。
非押圧状態から押圧状態となると,斜行補正部10によりローラ軸5が移動されて,搬送ベルト2の付勢反力が大きくなる。そして,押圧状態から非押圧状態に戻ると,ローラ軸5を移動させる力が消滅するため,搬送ベルト2の付勢反力とバネ6の付勢力とが釣り合う位置までローラ軸5が戻る。つまり,ピニオンギア132を逆回転させて,ローラ軸5の端部が,図5中の矢印Fの逆方向へ移動する。そして,従動ローラ4は駆動ローラ3と平行となる。なお,ピニオンギア132の回転に伴って,リング部材12も回転するが,非押圧状態では,可動片122はローラ軸5をグリップしていないので,従動ローラ4の回転に影響はない。
なお,押圧状態での軸受け14の移動可能な範囲には限界がある。つまり,斜行補正部10によってローラ軸5を移動させることにより,搬送ベルト2が伸ばされ,搬送ベルト2のローラ軸5を引き戻す力が大きくなる。それにより,可動片122によるローラ軸5をグリップする力に抗して,ローラ軸5が引き戻される。つまり,搬送ベルト2の付勢反力と斜行補正部10によるローラ軸5を移動させる力とが釣り合うと,軸受け14はそれ以上移動しない。この限界位置では,ローラ軸5は,リング部材12の可動片122に摺動しつつ回転する。つまり,限界位置に到達すると,可動片122の先端部の内径側の面とローラ軸5とが摺動するので,リング部材12は回転を停止し,ローラ軸5は回転を継続する。
以上,詳細に説明したように,第1の形態の斜行補正部10を有するMFP100は,鍔部材11と,リング部材12と,ピニオンギア部材13と,ラックギア151とを有している。搬送ベルト2が端部側に移動する向きに斜行すると,鍔部材11の鍔部111と搬送ベルト2とが当接し,鍔部材11が搬送ベルト2から端部側向きの押圧力を受ける。この押圧力により,リング部材12が,従動ローラ4のローラ軸5の回転力を受けて回転する。リング部材12が回転すると,ピニオンギア部材13とラックギア151とにより,ローラ軸5の端部側が移動する。この移動方向は,搬送ベルト2の斜行を補正する方向である。これにより,ベルトの斜行を規制することができる。
続いて,第2の形態の斜行補正部20について説明する。斜行補正部20は,図7に示すように,第1の形態の鍔部材11とリング部材12とに代えて,ギア部材22を有している点で,第1の形態とは異なる。第1の形態の斜行補正部10と同様の部材については,同じ符号を付して,説明を省略する。例えば,鍔部材11と,軸受け14と,フレーム15とは,第1の形態の斜行補正部10と同様のものである。つまり,ギア部材22以外の構成は,第1の形態の斜行補正部10と同様である。
第2の形態の斜行補正部20のギア部材22は,第1の形態の斜行補正部10のリング部材12とピニオンギア部材13とを一体的にした形状の樹脂製の部材である。そして,ギア部材22は,可動片221とピニオンギア222とを有している。そして,第2の形態の斜行補正部20の動作は,第1の形態の斜行補正部10の動作と同様である。
従って,第2の形態の斜行補正部20によっても,第1の形態の斜行補正部10と同様に,搬送ベルト2の斜行を補正することができる。第2の形態の斜行補正部20は,第1の形態の斜行補正部10と比較して,部品点数が少ない点で有利である。その一方で,金属製の第1の形態の可動片122の方が,樹脂製の第2の形態の可動片221に比較して,繰り返し変形に対する耐久性が高いと推測できる。つまり,第2の形態の斜行補正部20は,第1の形態の斜行補正部10に比較して,斜行の発生頻度の低いMFP100に適している。
続いて,第3の形態の斜行補正部30について説明する。斜行補正部30は,図8に示すように,第1の形態の鍔部材11とリング部材12とピニオンギア部材13とに代えて,鍔部材31とギア部材32とを有している点で,第1の形態とは異なる。第1の形態の斜行補正部10と同様の部材については,同じ符号を付して,説明を省略する。例えば,軸受け14とフレーム15とは,第1の形態の斜行補正部10と同様のものである。また,図8では,押圧状態を実線で示し,非押圧状態を二点鎖線で示している。
第3の形態の斜行補正部30の鍔部材31とギア部材32とは,いずれも樹脂製の部材である。鍔部材31の内周側には貫通穴311が形成され,ギア部材32の内周側には,貫通穴321が形成されている。貫通穴311,321の内径はいずれも,ローラ軸5の外径より大きい。そして,ローラ軸5は,貫通穴311と貫通穴321とを貫通して軸受け14に軸支されている。
鍔部材31は,鍔部312と,凸部313と,テーパ凹部314とを有している。鍔部312は,第1の形態の鍔部111と同様である。凸部313は,鍔部312よりも中央側で,従動ローラ4の端面に形成された凹部315に,挿抜自在に挿入されている。つまり,鍔部材31は,凸部313と凹部315とによって,軸方向へ移動可能な状態で従動ローラ4に取り付けられている。鍔部材31は,搬送ベルト2の斜行によって鍔部312が端部側に向かって押圧される押圧状態では,端部側に配置される。つまり,鍔部材31は,図8中に二点鎖線で示す中央側寄りの非押圧状態の位置と,図8中に実線で示す端部側寄りの押圧状態の位置との間を,移動可能である。
テーパ凹部314は,鍔部材31の端部側の端面に形成され,中央側へ向かって小径となるテーパ面である。つまり,鍔部材31の端部側の端面は,端部側から中央側へ向かって中央がへこんでいる。
ギア部材32は,中央側のテーパ凸部322と,端部側のピニオンギア323とを有している。テーパ凸部322は,端部側へ向かって大径となるテーパ面を有し,中央側へ向かって中央が突出している。そして,鍔部材31のテーパ凹部314のテーパ面と,ギア部材32のテーパ凸部322のテーパ面とは,同じ角度のテーパ面となっている。従って,図8中に示すように,テーパ凹部314とテーパ凸部322とは,面接触させることが可能である。
続いて,第3の形態の斜行補正部30の動作を説明する。第3の形態の斜行補正部30は,搬送ベルト2による押圧を受けていない非押圧状態では,図8中に二点鎖線で示すように,鍔部材31のテーパ凹部314と,ギア部材32のテーパ凸部322と間には隙間があり,接触していない。あるいは,たとえ接触していても,相対的に回転自在な程度の軽い接触である。なお,非押圧状態でも押圧状態でも,鍔部材31は,従動ローラ4とともに回転する。
搬送ベルト2の斜行が発生すると,鍔部材31の鍔部312が端部側へ向かって押圧される押圧状態となる。押圧状態では,図8中に実線で示すように,鍔部材31が端部側へ移動し,鍔部材31のテーパ凹部314とギア部材32のテーパ凸部322とが,互いに圧接される。つまり,ギア部材32と鍔部材31とのグリップ力が大きくなる。
これにより,従動ローラ4のローラ軸5の回転は,鍔部材31の回転を介して,ギア部材32に伝達されるので,ピニオンギア323は,従動ローラ4とともに回転する。以後の動作は,第1の形態の斜行補正部10と同様である。
以上,詳細に説明したように,第3の形態の斜行補正部30を有するMFP100によっても,搬送ベルト2の押圧によってローラ軸5の位置が移動するので,第1の形態の斜行補正部10と同様に,ベルトの斜行を規制することができる。
続いて,第4の形態の斜行補正部40について説明する。斜行補正部40は,図9に示すように,第1の形態の鍔部材11とリング部材12とピニオンギア部材13とに代えて,鍔部材41と内リング部材42とを有している点で,第1の形態とは異なる。第1の形態の斜行補正部10と同様の部材については,同じ符号を付して,説明を省略する。例えば,軸受け14とフレーム15とは,第1の形態の斜行補正部10と同様のものである。また,図9では,押圧状態を実線で示し,非押圧状態を二点鎖線で示している。
第4の形態の斜行補正部40の鍔部材41と内リング部材42とは,いずれも樹脂製の部材である。鍔部材41は,外周側に鍔部411とピニオンギア412とを有し,内周側に従動ローラ4のローラ軸5を回転自在に貫通させる貫通穴413が形成されている。そして,鍔部材41の鍔部411より中央側には,中央側へ向かって大径となる円環凸部414が形成されている。円環凸部414の外周面は中央側へ向かって大径となるテーパ面415となっている。
鍔部材41は,搬送ベルト2の斜行によって鍔部411が端部側に向かって押圧されると,端部側に移動する。つまり,鍔部材41は,図9中に二点鎖線で示す中央側寄りの非押圧状態の位置と,図8中に実線で示す端部側寄りの押圧状態の位置との間を,移動可能である。
内リング部材42は,略円環状であり,従動ローラ4の端部側の端面に固定されている。従動ローラ4の端部側には,ローラ軸5の周囲に円環凹部421が形成されており,その円環凹部421の端部側の縁辺に内リング部材42が固定されている。内リング部材42の内周面には,端部側へ向かって小径となるテーパ面422が形成されている。そして,テーパ面422とローラ軸5との間には,空間がある。
続いて,第4の形態の斜行補正部40の動作を説明する。第4の形態の斜行補正部40は,搬送ベルト2が斜行していない非押圧状態では,図9中に二点鎖線で示すように,鍔部材41と内リング部材42とは接触していない。内リング部材42は従動ローラ4とともに回転する。また,ローラ軸5は,鍔部材41の貫通穴413を回転自在に貫通しているので,鍔部材41は回転しない。
搬送ベルト2の斜行が発生すると,鍔部材41の鍔部411が端部側へ向かって押圧される押圧状態となる。押圧状態では,図9中に実線で示すように,鍔部材41が端部側へ移動し,鍔部材41のテーパ面415と内リング部材42のテーパ面422とが,互いに圧接される。テーパ面同士が圧接されることにより,鍔部材41と内リング部材42とのグリップ力が大きくなる。
これにより,従動ローラ4のローラ軸5の回転は,内リング部材42を介して,鍔部材41に伝達されるので,ピニオンギア412は,従動ローラ4とともに回転する。以後の動作は,第1の形態の斜行補正部10と同様である。
以上,詳細に説明したように,第4の形態の斜行補正部40を有するMFP100によっても,搬送ベルト2の押圧によってローラ軸5の位置が移動するので,第1の形態の斜行補正部10と同様に,ベルトの斜行を規制することができる。
続いて,第5の形態の斜行補正部50について説明する。第5の形態の斜行補正部50を,図10,図11,図12に示す。図10は,斜行補正部50の周辺の斜視図,図11は,図10のC−C断面図,図12は,図10のD−D断面図である。
第5の形態の斜行補正部50は,図10,図11,図12に示すように,第1の形態の斜行補正部10のラックギア151に代えて,ラックギア151とは取り付け方向の異なるラックギア51を有している。第1の形態の斜行補正部10と同様の部材については,同じ符号を付して,説明を省略する。例えば,鍔部材11,リング部材12,ピニオンギア部材13,軸受け14は,第1の形態の斜行補正部10と同様のものである。
第5の形態の斜行補正部50は,搬送ベルト2の斜行によって押圧を受ける部分,および,押圧状態にて非押圧状態から移動する部分,押圧状態にてローラ軸5の回転を受けて回転する部分については,第1の形態の斜行補正部10と同様である。つまり,斜行補正部50においても,搬送ベルト2の斜行により,ピニオンギア132が,ローラ軸5の回転に伴って回転する。
第5の形態の斜行補正部50では,従動ローラ4のローラ軸5は,図10と図12とに示すように,軸受け14を介して軸受けボックス52に取り付けられており,軸受けボックス52は,図示しないハウジングに固定された回転軸53によって回転自在に取り付けられている。つまり,本形態では,ローラ軸5の一方の端部は,軸受けボックス52とともに,回転軸53の回りに回転可能に取り付けられている。
一方,ラックギア51は,軸受けボックス52とは別に,図示しないハウジングに固定されている。そして,ラックギア51は,第1の形態の斜行補正部10のラックギア151とは,形成されている方向が異なる。具体的に,図10と図12とに示すように,ラックギア51は,駆動ローラ3と従動ローラ4とを含む面に垂直に形成されている。これにより,ピニオンギア132の回転によって,ローラ軸5の一方の端部は,駆動ローラ3と従動ローラ4とを含む面に垂直な方向へ移動する。つまり,本形態は,第1の形態の斜行補正部10とは,ローラ軸5を移動させる方向が異なる。
第5の形態の斜行補正部50においても,第1の形態と同様に,非押圧状態ではピニオンギア132は回転しない。軸受けボックス52は,駆動ローラ3と従動ローラ4とを含む面に平行な面内に,ローラ軸5と回転軸53とがいずれも配置される向きとなる。
搬送ベルト2の斜行によって,鍔部材11が押圧されて押圧状態となると,第1の形態の斜行補正部10と同様にピニオンギア132が回転する。これにより,ピニオンギア132は,ラックギア51に沿って,搬送ベルト2の搬送面に垂直に移動する。具体的に,従動ローラ4に対して搬送ベルト2が巻き付いている巻き付き側から,搬送ベルト2を送出する送出側へ向かって移動する。
この移動方向を,図12中の矢印Gで示す。従動ローラ4のローラ軸5は,図12中で時計方向に回転する。つまり,ローラ軸5について,搬送ベルト2は,図12中で下方から巻き付き,図12中で上方から送出される。なお,図10中において,搬送ベルト2内に示す矢印は,搬送ベルト2の見えている面の移動する方向である。
従動ローラ4のローラ軸5の端部が,搬送ベルト2の巻き付き側から送出側へ移動すると,従動ローラ4に巻き付いている部分における搬送ベルト2の軌道が変化する。具体的に,搬送ベルト2は,従動ローラ4の表面の移動方向に沿って送出され,送出直後はローラ軸5に直角な方向へ進行するので,図11の端部側から中央側へ向かう。つまり,斜行補正部50から離れる向きに移動する。従って,搬送ベルト2の斜行が補正される。斜行が補正されるためには,ローラ軸5の移動方向は,巻き付き側から送出側へ向かう成分を含んでいればよい。例えば,搬送ベルト2の付勢反力を維持できる範囲で,駆動ローラ3に近づく向きとしてもよい。
なお,本形態では,前述したように,軸受けボックス52が,回転軸53によって回転可能にされていることから,ピニオンギア132の回転によって,ローラ軸5が移動すると,軸受けボックス52が回転するとともに,軸受け14が軸受けボックス52の内部で移動する。ローラ軸5の移動方向が,図12中の矢印Gで示したように上向きであるため,重力の方向は,ローラ軸5を元の非押圧状態の位置に戻す方向である。そのため,一旦押圧状態となった後,搬送ベルト2の斜行が補正されて非押圧状態に戻ると,軸受けボックス52およびローラ軸5は,重力によって元の位置に戻る。なお,ローラ軸5が上方に移動するにつれて,搬送ベルト2が図11の端部側から中央側へ向かう力が強くなり,斜行補正部50が非押圧状態となる。また,軸受けボックス52は,初期位置がストッパ等により決められており,図12に示した水平位置よりローラ軸5が下方となる向きには回転しない。つまり,初期位置よりも下方に移動することはない。
本形態でも,軸受け14の移動可能な範囲には,第1の形態の斜行補正部10と同様に,限界がある。例えば,軸受け14が図12中の矢印Gの向きに動いた場合に,軸受けボックス52に当接して,軸受け14の動きを規制するストッパがあり,移動の限界位置は,軸受けボックス52が当該ストッパに当接する位置である。その限界位置に到達した後も押圧状態が続くと,可動片122とローラ軸5とが摺動して,従動ローラ4は回転を継続する。
以上,詳細に説明したように,第5の形態の斜行補正部50を有するMFP100によっても,搬送ベルト2の押圧によってローラ軸5の位置が移動するので,第1の形態の斜行補正部10と同様に,ベルトの斜行を規制することができる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,MFPに限らず,複写機,スキャナ,FAX等,搬送ベルトと画像形成機能を備えるものであれば適用可能である。
また,例えば,ラックギア151の向きは,搬送ベルト2の搬送面に厳密に平行でなくてもよい。また,例えば,ラックギア51の向きは,搬送ベルト2の搬送面に厳密に垂直でなくてもよい。例えば,厳密に平行や垂直の位置から,所定の範囲内の角度傾いていてもよい。
また,第5の形態では,第1の形態から,その移動方向を変更した例を説明したが,第2〜4の形態のラックギア151を第5の形態のラックギア51に変更して,移動方向を変更しても,同様の効果が得られる。
また,例えば,搬送ベルト2を張架するローラは,2本に限らず,3本以上有していてもよい。また,各斜行補正部を設けるローラは,従動ローラ4に限らず,駆動ローラ3でもよい。
また,例えば,斜行補正の対象は,シートを搬送する搬送ベルト2に限らず,中間転写ベルトや定着ベルトであってもよい。
2 搬送ベルト
4 従動ローラ
10,20,30,40,50 斜行補正部
100 MFP
122,221 可動片
132,222,323,412 ピニオンギア
151,51 ラックギア

Claims (13)

  1. 無端状のベルトと,
    前記ベルトを張架して回転するローラと,
    前記ローラの軸方向の一方の端部に位置し,前記ベルトの前記一方の端部側への移動に伴って前記ベルトと当接し,前記ベルトの前記移動に伴って生じる前記ベルトからの前記ローラの軸方向への押圧力を受けている押圧状態となった際に,前記ローラの回転力が伝達されることで回転する回転部材と,
    前記回転部材が回転することを契機に,前記ベルトが前記ローラの軸方向の他方の端部側に向かう特定方向に,前記ローラの前記一方の端部を移動させる移動部材と,
    を備えることを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 請求項1に記載するベルト搬送装置において,
    前記特定方向は,前記ローラの前記一方の端部が移動することによって,前記ベルトの張力を増やす方向であることを特徴とするベルト搬送装置。
  3. 請求項1に記載するベルト搬送装置において,
    前記特定方向は,前記ローラの径方向のうち,前記ベルトを前記ローラに巻き付ける側を巻付側とし,前記ベルトを前記ローラから送出する側を送出側として,前記送出側に向かう成分を有する方向であることを特徴とするベルト搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記回転部材は,
    前記ローラの回転軸をグリップする力の強さを変化させるグリップ部材を備え,
    前記グリップ部材が前記ローラの回転軸をグリップした状態となった際に,前記ローラから回転力を受けることで回転することを特徴とするベルト搬送装置。
  5. 請求項4に記載するベルト搬送装置において,
    前記グリップ部材は,前記押圧力が大きいほど,前記ベルトの回転軸をグリップする力が大きくなることを特徴とするベルト搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記回転部材は,前記ベルトから所定値よりも大きい押圧力を受けている状態になると,回転を開始することを特徴とするベルト搬送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記回転部材は,前記押圧状態で前記ローラの回転力を利用して回転するピニオンギアを備え,
    前記移動部材は,前記ピニオンギアと噛み合うラックギアを備えることを特徴とするベルト搬送装置。
  8. 請求項7に記載するベルト搬送装置において,
    前記ピニオンギアの径は,前記ローラの回転軸の径よりも大きく,前記ローラの最大径よりも小さいことを特徴とするベルト搬送装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記押圧状態になった後,前記移動部材によって前記ローラの前記一方の端部を移動させ得る限界位置に達した後も前記押圧状態が継続した場合に,前記回転部材は回転を停止し,前記ローラは回転を継続することを特徴とするベルト搬送装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記押圧状態から前記押圧状態以外の状態に移行した場合に,前記ローラが前記移動部材によって移動する前の位置に戻ることを特徴とするベルト搬送装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記回転部材は,前記押圧力を受けていない前記押圧状態以外の状態では,前記ローラに対して回転自在に取り付けられていることを特徴とするベルト搬送装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1つに記載するベルト搬送装置において,
    前記ベルトを張架するローラとして,前記ベルトに回転力を与える駆動ローラと,前記ベルトから回転力を与えられる従動ローラとがあり,
    前記回転部材が設けられた前記ローラは,従動ローラであることを特徴とするベルト搬送装置。
  13. 無端状のベルトと,
    前記ベルトを張架して回転するローラと,
    前記ベルトに搬送される用紙に対して画像を形成する画像形成部と,
    前記ローラの軸方向の一方の端部に位置し,前記ベルトの前記一方の端部側への移動に伴って前記ベルトと当接し,前記ベルトの前記移動に伴って生じる前記ベルトからの前記ローラの軸方向への押圧力を受けている押圧状態となった際に,前記ローラの回転力が伝達されることで回転する回転部材と,
    前記回転部材が回転することを契機に,前記ベルトが前記ローラの軸方向の他方の端部側に向かう特定方向に,前記ローラの前記一方の端部を移動させる移動部材と,
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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