JP2015190620A - コック装置 - Google Patents

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高柳 昌弘
Masahiro Takayanagi
昌弘 高柳
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Abstract

【課題】液用容器の口部を開け閉めするコック装置における閉時の密封性を高める。
【解決手段】コック装置5の本体部10の内部に、注出路19を形成し、この注出路19に環状の弁座部14を介在させる。栓体20を弁座部14に離着座されることによって、注出路19を開閉する。弁座部14及び栓体20のうち一方に、他方に向かって尖る環状の線シール突起41〜43を形成する。栓体20の着座時に、線シール突起41〜43が、全周にわたって弁座部14及び栓体20の他方と線状に接触することより環状の線状接触部41s〜43sが形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、液用の容器に設けられて前記容器の口部から内容液を注出したり前記口部を閉止したりするコック装置に関する。
飲料、洗剤、薬液等の液体を溜めるとともに必要に応じて注出する容器として、例えばバッグインボックスが知られている(特許文献1参照)。バッグインボックスは、段ボール製の外箱に柔軟な樹脂製の内袋を収容してなる容器であり、軽量で丈夫、かつ廃棄しやすいために業務用や家庭用に広く利用されている。前記内袋の一箇所には口部が設けられ、この口部に開閉用のコック装置が取り付けられている。
特許文献1に記載のコック装置は、筒状の本体部と、栓体を備えている。本体部が口部に接合されるとともに、本体部内の注出路が口部を介して内袋の内部に連なっている。この本体部に栓体がねじ込まれている。本体部の内周面には、環状の段差からなる肩部が形成されている。また、栓体の外面にも環状の段差からなる肩部が形成されている。栓体を開方向に回して本体部及び栓体の肩部どうしを離すと、注出路が開通し、内容液を注出できる。栓体を閉じ方向に回して、本体部及び栓体の肩部どうしを面接触させると、本体部と栓体との間がシールされ、前記注出路が閉じられる。
特表平5−501841号公報
前掲特許文献1のコック装置では、本体部と栓体の肩部どうしが面接触することで、閉時の密封性が確保される。面接触であるため、接触面積は大きいが、接触部の単位面積当たりのシール圧は小さい。そのため、栓体を強くねじ込んで、本体部と栓体の肩部どうしを強く押し当てないと、内容液が漏れるおそれがある。
前記問題点を解決するために、本発明は、液用容器の口部を開け閉めするコック装置であって、内部に前記口部へ連なる注出路が形成されるとともに前記注出路に環状の弁座部が介在された本体部と、前記本体部の内部に変位可能に設けられ、前記弁座部に離着座されることによって前記注出路を開閉する栓体と、前記栓体を変位させる操作部と、を備え、前記弁座部及び前記栓体のうち一方には、他方に向かって尖るとともに前記弁座部の周方向に沿う環状の線シール突起が形成され、前記栓体の着座時に、前記線シール突起が、全周にわたって前記弁座部及び前記栓体の他方と線状に接触することより環状の線状接触部が形成されることを特徴とする。
このコック装置によれば、閉時には栓体を弁座部に着座させることで、栓体及び弁座部どうしの間を弁座部の周方向の全周にわたって線シールすることができる。これによって、コック装置における閉時の密封性を高めることができる。
前記線状接触部の幅は、閉時における栓体及び弁座部どうしの接触が実質的に線接触となる範囲内であることを要し、好ましくは0.5mm以下であり、より好ましくは0.3mm以下であり、一層好ましくは0.1mm〜0.2mm程度である。
これによって、栓体及び弁座部どうしの間を確実に線シールすることができる。
前記弁座部及び前記栓体の一方には、前記線シール突起として、相対的に小径の線シール突起と、この小径の線シール突起を囲む相対的に大径の線シール突起とが形成されていることが好ましい。
これによって、コック装置の閉時には、弁座部及び栓体どうしの間に相対的に小径の線状接触部と、この小径の線状接触部を囲む相対的に大径の線状接触部とを形成できる。よって、コック装置における閉時の密封性を一層高めることができる。
本発明によれば、コック装置における閉時の密封性を高めることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコック装置を閉状態で示す正面断面図である。 図2は、前記コック装置を開状態で示す正面断面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿う、前記コック装置の本体部の平面断面図である。 図4は、図1における円部IVを拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1及び図2に示すように、バッグインボックス1(液用容器)は、段ボール製の外箱2と、柔軟な樹脂製の内袋3を含む。外箱2に内袋3が収容されている。この内袋3内の貯液室3aに洗剤、薬液、飲料等の液体(内容液)が入れられている。ここでは、業務用洗浄液等の比較的高粘度の液体が入れられている。内袋3の一側部には口部3eが設けられている。この口部3eにコック装置5が設けられている。外箱2の一側面には、コック取出口2bが形成されている。バッグインボックス1の使用に際して、コック装置5がコック取出口2bから外部に突出される。コック装置5によって口部3eが開け閉めされる。コック装置5は比較的大口径であり、高粘度液体の注出に適している。
コック装置5は、本体部10と、栓体20と、操作部材30を備えている。本体部10は、筒部11と、ベースフランジ12と、首部13とを一体に有している。筒部11は、軸線Lに沿って延びる円筒形状になっている。筒部11の基端部(図1において左)には、ベースフランジ12が設けられている。ベースフランジ12は、筒部11から径方向外側へ突出されている。このベースフランジ12が、内袋3における口部3eの周辺部分に溶着等によって接合されている。筒部11の先端部(図1において右)には、首部13が設けられている。首部13は、筒部11よりも小径かつ筒部11と同軸の円筒形状になっている。首部13の内周面には、凸環部13bが環状に形成されている。
本体部10の材質は、例えば低密度ポリエチレン等の樹脂であるが、これに限定されるものではなく、ポリエチレン以外の樹脂であってもよく、金属であってもよい。
なお、本体部10は、全体が一体物であるのに限られず、例えば筒部11の軸方向(図1において左右)の中間において分割される等、複数のピースによって構成され、これらピースがそれぞれ別々に製造された後、互いに接合されるようになっていてもよい。
筒部11の内部に注出路19が形成されている。注出路19は、筒部11の基端部(図1において左)に達して開口されている。この注出路19の上流端(図1において左端)が、口部3eに連なり、ひいては口部3eを介して内袋3の貯液室3aに連なっている。筒部11の周壁の一側部(図1において下)には、円形凸部からなる注出口19eが設けられている。この注出口19eが注出路19の下流端を構成している。
図1〜図3に示すように、注出路19に弁座部14が介在されている。弁座部14は、筒部11における基端(図1において左端)と注出口19eとの間の内周面から注出路19内に突出されるとともに、筒部11の全周にわたる環状になっている。弁座部14の中心孔が、弁孔14aを構成している。また、弁座部14は、弁孔14aに近づくにしたがって筒部11の基端側(図1において左側)へ傾斜されている。
図2に示すように、この弁座部14によって、注出路19が、弁座部14より基端側(同図において左)の基端側路部分19aと、弁座部14より先端側(同図において右)の先端側路部分19bとに仕切られている。弁孔14aを介して基端側路部分19aと先端側路部分19bとが連なっている。
なお、弁座部14が、筒部11の基端(図1において左端)に配置されていてもよく、これにより、弁孔14aが、注出路19の上流端(口部3eとの連通端)を構成していてもよい。
本体部10の内部における弁座部14と首部13との間に、栓体20が収容されている。栓体20は、本体部10と同軸の概略円柱形状になっている。栓体20の外径は、筒部11の内径と略等大である。栓体20の外周面が、筒部11の内周面に摺動可能に軽く圧接している。この圧接によって、筒部11の内周面と栓体20の外周面との間が液密にシールされている。栓体20の材質は、例えば低密度ポリエチレン等の樹脂であるが、これに限定されるものではなく、ポリエチレン以外の樹脂であってもよく、金属であってもよい。好ましくは、栓体20は、本体部10より軟質である。
栓体20の中央部には、軸線Lに沿って軸孔21が形成されている。軸孔21は、栓体20の先端部(図1において右)に達して開口されている。軸孔21の基端側(図1において左)の端部は、栓体20の基端面の近くに達している。軸孔21の内周面には、雌ネジ部23が形成されている。また、栓体20における外周面と軸孔21の内周面との間には、肉抜き穴22が形成されている。肉抜き穴22は、軸孔21と平行に延び、栓体20の先端部(図1において右)に達して開口されるとともに、基端側(図1において左)の端部は、栓体20の基端面の近くに達している。
栓体20の基端面(図1において左端面)は、弁面部24を構成している。この弁面部24が、弁座部14と対向している。弁面部24は、中央部分が基端側(図1において左)へ向かって突出する凸曲面状になっている。詳細には、弁面部24は、部分球面形になっている。この部分球面の中心は、軸線L上に位置している。
図1及び図2に示すように、栓体20は、本体部10に対して、開位置(図2)と閉位置(図1)との間で軸線Lに沿ってスライド可能(変位可能)になっている。この栓体20のスライド(変位)によって、弁面部24が弁座部14に離着座されることで、注出路19が開閉される。すなわち、図2に示すように、栓体20を先端側(図2において右)へスライドさせると、栓体20が開位置になり、弁面部24が弁座部14から離座して、弁孔14aが開口される。また、この開位置においては、栓体20が注出口19eの一部又は全体より先端側(図2において右側)に位置されることで、注出口19eの一部又は全体が開口される。これによって、注出路19が開通し、貯液室3aの内容液を、口部3eから注出路19の基端側路部分19a、弁孔14a、先端側路部分19bの順に通して、注出口19eから注出させることができる。
図1に示すように、栓体20を基端側(図2において右)へスライドさせると、栓体20が閉位置になり、弁面部24が弁座部14に着座して弁孔14aを塞ぐ。また、栓体20の周側部が注出口19eを塞ぐ。これによって、注出路19が閉止され、内容液の注出が停止又は阻止される。
なお、図示は省略するが、筒部11の内周面と栓体20の外周面との間における周方向の一箇所には、栓体20の回り止め機構が設けられている。例えば、回り止め機構として、筒部11及び栓体20の一方に凸条が、他方に溝が、それぞれ軸線Lに沿って延びるように形成され、前記凸条が前記溝に軸線Lに沿って摺動可能に嵌っている。
本体部10には、栓体20をスライド(変位)させるための操作部材30が設けられている。操作部材30の材質は、例えばポリプロピレン等の樹脂であるが、これに限定されるものではなく、ポリプロピレン以外の樹脂であってもよく、金属であってもよい。
操作部材30は、操作部31と、支軸部32と、連結軸部33とを有している。詳細な図示は省略するが、操作部31は、正面(図1において右側)から見て、例えば十字形状ないしはX字形状になっている。この操作部31が、本体部10の先端部(図1において右)の外部に配置されている。
なお、操作部31は、人が手でつかんで回せるような形状及び大きさであればよく、その形状は十字形状ないしはX字形状に限られるものではない。
操作部31の中央部に支軸部32が設けられている。支軸部32は、短い円筒形になっている。この支軸部32が、首部13の内部に軸線Lと同軸に配置されている。支軸部32の外周面には、凹環部32bが形成されている。凹環部32bは、支軸部32の全周にわたる環状になっている。この凹環部32bに首部13の凸環部13bが周方向に相対移動可能に嵌合されている。これによって、操作部材30が、本体部10に支持されるとともに、本体部10に対して軸線Lの周りに回転可能かつ軸線Lに沿ってスライド不能になっている。
なお、凹環部が、本体部10の首部13に設けられ、凸環部が、操作部材30の支軸部32に設けられていてもよい。
支軸部32の基端側(図1において左)に連結軸部33が一体に連なっている。連結軸部33は、支軸部32と同軸をなすとともに、支軸部32より小径で支軸部32より長い円筒形になっている。連結軸部33の外周面には雄ネジ部34が形成されている。この連結軸部33が、筒部11の内部に軸線Lと同軸に配置されるとともに、栓体20の軸孔21に挿入されている。そして、雄ネジ部34が雌ネジ部23に螺合されている。
操作部材30の支軸部32及び連結軸部33を筒状に形成することによって、操作部材30を肉抜きして軽量化することができる。
操作部31をつかんで回すと、操作部材30の全体ひいては連結軸部33が回転する。この回転が、雄ネジ部34及び雌ネジ部23どうしのネジ結合によって、栓体20の軸線Lに沿うスライドに変換される。これによって、弁面部24を弁座部14に対して離着座させて、注出路19を開閉できる。
弁座部14及び栓体20の何れか一方には、複数の線シール突起41,42,43が形成されている。ここでは、図2及び図3に示すように、弁座部14に3つの線シール突起41,42,43が設けられている。弁座部14における弁面部24を向く面が階段状に形成されることで、この階段の各段部分が線シール突起41,42,43となっている。線シール突起41,42,43は、それぞれ栓体20(弁座部14及び栓体20のうちの他方)に向かって尖るとともに、弁座部14の周方向に沿う環状になっている。図3に示すように、3つの線シール突起41,42,43は、多重環状になっている。すなわち、内側(相対的に小径)の線シール突起41を、中間(相対的に大径)の線シール突起42が囲んでいる。また、中間(相対的に小径)の線シール突起42を、外側(相対的に大径)の線シール突起43が囲んでいる。好ましくは、線シール突起41,42,43は、軸線Lを中心とする互いに同心の環状になっている。
図2〜図4に示すように、内側の線シール突起41は、突起内側面41aと、突起外側面41bと、角部41cを有している。突起内側面41aは、弁座部14の内周面(弁孔14aの内周面)によって構成され、軸線Lと同軸の円筒面になっている。突起外側面41bは、軸線Lと直交する平らな円環状面になっている。弁面部24が球面状であるため、突起内側面41a及び突起外側面41bは、弁面部24に対してそれぞれ斜めになり、かつ弁面部24に向かって互いに接近している。これら突起内側面41a及び突起外側面41bが直角に交わることで、角部41cが形成されている。角部41cは、円環形の線状になっている。
同様に、中間の線シール突起42は、突起内側面42aと、突起外側面42bと、角部42cとを有している。突起内側面42aは、軸線Lと同軸の円筒面になっている。突起外側面42bは、軸線Lと直交する平らな円環状面になっている。これら突起内側面42a及び突起外側面42bが、弁面部24に向かって互いに接近し、かつ直角に交わることで、角部42cが形成されている。角部42cは、円環形の線状になっている。
また、外側の線シール突起43は、突起内側面43aと、突起外側面43bと、角部43cとを有している。突起内側面43aは、軸線Lと同軸の円筒面になっている。突起外側面43bは、軸線Lと直交する平らな円環状面になっている。これら突起内側面43a及び突起外側面43bが、弁面部24に向かって互いに接近し、かつ直角に交わることで、角部43cが形成されている。角部43cは、円環形の線状になっている。
図3に示すように、3つの線シール突起41,42,43の角部41c,42c,43cどうしは、軸線Lに沿う方向から見て、三重(多重)の同心円形になっている。また、図2に示すように、角部41c,42c,43cは、互いに仮想の球面SRi上に位置している。仮想の球面SRiの中心は、軸線L上に位置している。また、仮想の球面SRiの半径は、栓体20の弁面部24を構成する部分球面の半径と等しい。
図1に示すように、栓体20が閉位置のとき、弁面部24が仮想の球面SRiと一致する。したがって、閉位置においては、3つの角部41c,42c,43cが共に全周にわたって弁面部24と接触する。これら角部41c,42c,43cと弁面部24との接触は、線接触になる。内側の線シール突起41の角部41cと弁面部24とによって、線状接触部41sが形成される。中間の線シール突起42の角部42cと弁面部24とによって、線状接触部42sが形成される。外側の線シール突起43の角部43cと弁面部24とによって、線状接触部43sが形成される。これら線状接触部41s,42s,43sは、互いに三重(多重)の環状になる。すなわち、内側(相対的に小径)の線状接触部41sを中間(相対的に大径)の線状接触部42sが囲む。また、中間(相対的に小径)の線状接触部42sを外側(相対的に大径)の線状接触部43sが囲む。好ましくは、これら線状接触部41s,42s,43sは、軸線Lを中心とする互いに同心の環状になる。
線シール突起41の突起内側面41a及び突起外側面41bは、角部41c側の縁を除き、弁面部24と接触し得ない。同様に、線シール突起42,43の突起内側面42a,43a及び突起外側面42b,43bは、角部42c,43c側の縁を除き、弁面部24と接触し得ない。
なお、図4に拡大して示すように、線シール突起41の角部41cが微小なRになっていたり、栓体20が線シール突起41に押し付けられることで微小な弾性変形が生じたりする。そのため、厳密には、線状接触部41sの幅Wは、完全な0ではなく、ある大きさを有している。線状接触部42s,43s(図1)についても同様である。これら線状接触部41s,42s,43sの幅Wは、好ましくはW=0.5mm以下であり、より好ましくはW=0.3mm以下であり、一層好ましくはW=0.1mm〜0.2mm程度である。
コック装置5によれば、前述した通り、栓体20を閉位置にして、弁面部24を弁座部14に着座させると、角部41c,42c,43cがそれぞれ全周にわたって弁面部24と線状に接触することより、環状の線状接触部41s,42s,43sが形成される。これによって、弁座部14と弁面部24との間を全周にわたって環状に線シールできる。したがって、弁面部24と弁座部14との間に働くシール圧力を、面接触の場合よりも十分に高くすることができる。よって、コック装置5の密封性を大きく向上させることができる。密封性を確保するために、操作部材30を必要以上に強く締め付ける必要は無い。しかも、3つ(複数)の線シール突起41,42,43によって多重環状に線シールできるから、コック装置5の密封性を一層高めることができる。この結果、バッグインボックス1内の液が漏れるのを確実に防止することができる。
本発明は、前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、線シール突起41〜43は、弁座部14に形成するのに代えて、栓体20の弁面部24に形成してもよい。
弁座部14及び弁面部24のうち一方に相対的に小径の線シール突起を形成し、弁座部14及び弁面部24のうち他方に相対的に大径の線シール突起を形成してもよい。
線シール突起の数は、3つに限られず、1つ又は2つでもよく、4つ以上でもよい。
線シール突起41の突起内側面41a及び突起外側面41bどうしの交差角は、直角に限られず、鋭角でもよく、鈍角でもよい。線シール突起42,43についても同様である。
弁面部24が平らであってもよい。線シール突起41〜43が、平らな弁面部24に向かって三角山状に突出していてもよい、
栓体20が、操作部材30と一体接合されることによって、操作部材30と一体に回転しながら軸線Lに沿って変位されるようにしてもよい。
本発明に係るコック装置は、バッグインボックス1以外の液用容器にも適用できる。コック装置は、必ずしも柔軟な袋に取り付けられている必要はなく、ダンボール等の箱、その他の保形性又は自立性を有する容器本体に取り付けられていてもよい。
本発明は、例えばバッグインボックスのコックとして利用できる。
1 バッグインボックス(液用容器)
5 コック装置
10 本体部
14 弁座部
19 注出路
20 栓体
31 操作部
41,42,43 線シール突起
41s,42s,43s 線状接触部

Claims (3)

  1. 液用容器の口部を開け閉めするコック装置であって、
    内部に前記口部へ連なる注出路が形成されるとともに前記注出路に環状の弁座部が介在された本体部と、
    前記本体部の内部に変位可能に設けられ、前記弁座部に離着座されることによって前記注出路を開閉する栓体と、
    前記栓体を変位させる操作部と、
    を備え、前記弁座部及び前記栓体のうち一方には、他方に向かって尖るとともに前記弁座部の周方向に沿う環状の線シール突起が形成され、前記栓体の着座時に、前記線シール突起が、全周にわたって前記弁座部及び前記栓体の他方と線状に接触することより環状の線状接触部が形成されることを特徴とするコック装置。
  2. 前記線状接触部の幅が、0.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のコック装置。
  3. 前記弁座部及び前記栓体の一方には、前記線シール突起として、相対的に小径の線シール突起と、この小径の線シール突起を囲む相対的に大径の線シール突起とが形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコック装置。
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