JP2015190126A - 作業機械の索状体保持具及びこれを備えた作業機械 - Google Patents

作業機械の索状体保持具及びこれを備えた作業機械 Download PDF

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Abstract

【課題】隔壁10の貫通穴18を塞ぎかつ索状体16を安定して保持しながら当該索状体16の動きを柔軟に許容できる保持具HDが提供される。
【解決手段】保持具HDは、索状体挿通孔21を囲む挿通孔内周面と隔壁10の貫通穴18の周縁部分に密着するシール面23aとを有するグロメット20と、固定具と、を備える。グロメット20は、前記挿通孔内周面を有する索状体保持部22と、索状体保持部22を囲むとともに前記シール面23aを有する固定部23と、索状体保持部22と固定部23とを連結する連結部25と、を有する。連結部25は、シール面23aの法線方向と直交する基準方向から見て索状体保持部22が基準方向及び前記法線方向の双方に直交する傾き許容方向に傾くことを許容するように弾性変形することが可能な形状を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、作業機械に設けられた隔壁を貫通するように配索される配管やハーネスといった索状体を当該隔壁において保持するための索状体保持具及びこれを備えた作業機械に関する。
作業機械に配索される索状体の中には、例えば運転室内の操作装置と運転室外部のコントロールバルブとを接続する配管用配管のように、所定の隔壁(運転室の場合はこれを囲む底壁や側壁)に設けられた貫通穴に挿通された状態で配索されるものがある。さらに、作業機械の振動などにより前記索状体が動いて前記隔壁の貫通穴の周縁部と擦れるのを防ぐために、当該隔壁において当該索状体を保持するための索状体保持具が用いられる。
従来、このような索状体保持具として、図16に示される保持具80及び図17に示される保持具90が知られている。これらの保持具80,90は、それぞれ特許文献1及び2に開示されているものであり、いずれも、図16及び図17に示される隔壁100に設けられた貫通穴102に挿通されるように配索される索状体110を保持するためのものである。
図16に示される保持具80は、前記各索状体110を保持する仕切板81と、グロメット82と、を有する。仕切板81は、弾性材からなり、複数の索状体110がそれぞれ挿通可能な複数の貫通穴83を有する。グロメット82は、前記仕切板81を保持する上端部84と、隔壁100に装着される基部85と、中間部86と、を有する。基部85は、周溝87を有し、この周溝87内に前記隔壁100の貫通穴83の周縁部が嵌り込むようにして当該隔壁100に装着される。前記中間部86は、前記上端部84と前記基部85との間に位置し、撓み変形することによって前記隔壁100に対する前記上端部84の動きを許容する。
図17に示される保持具90は、グロメット91と固定枠92とを有する。グロメット91は、弾性材からなり、貫通穴93を囲む筒状をなし、かつ、小径の本体94と大径の鍔部95と、を一体に有する。前記貫通穴93は索状体110が隙間なく挿通することが可能な径を有し、前記本体94は隔壁100の貫通穴102に嵌入可能な外径を有し、前記鍔部95は前記貫通穴102の径よりも大きな外径を有する。前記固定枠92は、前記索状体110の外径よりも大きい径の貫通穴96を囲む環状をなす。
前記グロメット91は、その貫通穴93に前記索状体110が挿通された状態で前記固定枠92を用いて前記隔壁100に固定される。詳しくは、当該グロメット91の本体94が前記貫通穴102内に嵌入されるとともに、当該グロメット91の鍔部95が前記固定枠92と前記隔壁100における前記貫通穴102の周縁部との間に挟み込まれた状態で当該固定枠92が前記隔壁100にボルト98によって締結される。
特開2001−176346号公報 特開2005−229667号公報
前記のように索状体保持具に保持される索状体は、使用中常に静止しているとは限らず、その用途によっては前記索状体保持具に保持されながらも大きく動かされる場合がある。例えば、図16及び図17に示す隔壁100が作業機械の運転室の床を構成するフロアプレートであり、前記索状体110が当該運転室の外側に配置されたコントロールバルブと当該運転室の内部に配置されたコントロールボックスに含まれるバルブ(例えばパイロット弁)とを接続する配管であり、かつ、当該コントロールボックスが前記フロアプレート上で前後方向にスライド可能に配置される場合、そのスライドに伴って前記油圧配管である索状体110は当該前後方向に大きく振られることになる。この点について、図16及び図17に示される従来の80,90には次のような解決すべき課題がある。
まず、図17に示される保持具90は、隔壁100に固定された状態で索状体110を安定して保持することが可能であるが、その反面、当該隔壁100に対する当該索状体110の角度を特定の角度(一般には90°)に固定するため、図17の二点鎖線に示すように前記各索状体110が隔壁100に沿う方向(図17では上下方向)に振られるのに伴って当該索状体110に高い曲率での(すなわち小さな曲率半径での)曲げ変形が与えられることになる。このような曲率の高い曲げが索状体110に繰り返し与えられると、当該索状体110あるいはこれを保持する保持具90の傷みが進行するおそれがある。
一方、図16に示される保持具80では、グロメット82の中間部86の撓み変形が隔壁100に対する仕切板82の相対変位を許与するため、前記索状体110に多少の振れが生じてもこれに前記仕切板82が追従することにより索状体110の曲率の高い曲げ変形は回避し得る。しかし、前記仕切板82は、前記中間部86を間において前記隔壁100から高く離れた位置にあり、かつ、その位置で前記索状体110の振れと同程度に大きく動かされるものであるため、各索状体110を安定した状態で保持することは難しい。
本発明は、作業機械の隔壁に設けられた貫通穴を塞ぎながら当該貫通穴に挿通される索状体を保持するための索状体保持具であって、前記索状体を安定して保持しながら当該索状体の動きを柔軟に許容することが可能なもの、及びこの索状体保持具を備えた作業機械、を提供することを目的とする。
本発明が提供する索状体保持具は、弾性材からなり、前記索状体が挿通可能な索状体挿通孔を囲む挿通孔内周面と前記隔壁の前記貫通穴の周縁部分に全周にわたって密着することが可能なシール面とを有するグロメットと、前記シール面を前記隔壁の前記貫通穴の周縁部分に密着させながら当該グロメットを当該隔壁に固定する固定具と、を備える。前記グロメットは、前記挿通孔内周面を有して前記索状体挿通孔に挿通される前記索状体を保持する索状体保持部と、この索状体保持部を囲むとともに前記シール面を有し、このシール面が前記隔壁に密着する状態で当該隔壁に固定される固定部と、前記索状体保持部と前記固定部との間に全周にわたり連続して介在し、当該索状体保持部の内側の領域内で当該索状体保持部と当該固定部とを相互に連結する連結部と、を有する。この連結部は、前記索状体保持部が前記固定部の内側の領域内で当該固定部に対して前記シール面の法線方向と直交する方向のうちの特定の基準方向から見て当該基準方向及び前記法線方向の双方に直交する傾き許容方向に傾くことを許容するように弾性変形することが可能な形状を有する。
この索状体保持具によれば、前記索状体が前記貫通穴に挿通された状態で当該索状体を保持しながら前記貫通穴を塞ぐことができるとともに、当該索状体の安定した保持を行いながらこの索状体の前記隔壁に対する傾きを柔軟に許容することができる。具体的に、前記グロメットにおける固定部のシール面が前記隔壁のうち前記貫通穴の周縁部分に密着するように当該固定部が当該隔壁に固定された状態で、索状体保持部がその索状体挿通孔に挿通された索状体を保持することができる。さらに、前記連結部は、前記索状体保持部と前記固定部との間に全周にわたり連続して介在することにより、当該索状体保持部及び当該固定部とともにグロメット全体で貫通穴を塞ぐことを可能にしながら、当該固定部に対する当該索状体保持部の傾きを許容するように弾性変形することにより、当該索状体保持部に保持されている索状体が前記固定部さらにはこの固定部が固定されている隔壁に対して傾き許容方向に傾くのを柔軟に許容することができる。しかも、前記索状体保持部は前記連結部の弾性変形を伴いながら前記固定部の内側の領域内で傾くことにより前記索状体の傾きを許容するものであるため、図16に示される従来の保持具80のように隔壁及びこれに固定される基部85から大きく離れた位置で仕切板81が索状体100を保持するものに比べ、索状体の傾きを許容しながらもその安定した保持を行うことができる。
なお、ここでいう「索状体保持部が前記固定部の内側の領域内で傾く」とは、当該索状体保持部全体がシール面の法線方向についてまで当該固定部の内側の領域内に完全に収められることを限定する趣旨ではなく、当該法線方向について当該索状体保持部の少なくとも一部が当該固定部の内側の領域内に含まれている状態で当該索状体保持部の傾きが許容される態様をすべて含む趣旨である。
前記連結部の具体的な形状としては、当該連結部のうち少なくとも前記傾き許容方向について前記索状体保持部の両側に位置する領域に撓み変形可能な薄肉部を有していて当該薄肉部の撓み変形により前記撓み許容方向への前記索状体保持部の傾きを許容するものが、好適である。
前記薄肉部の具体的な形状としては、前記シール面の法線方向に沿って延び、これと直交する方向に撓み変形することにより前記固定部に対する前記索状体保持部の傾きを許容するものが、好適である。この形状は、索状体保持部とこれを囲む固定部との間の限られた領域内で前記索状体保持部の傾きを許容するように前記薄肉部が撓み変形することを可能にする。換言すれば、前記索状体保持部と前記固定部との離間寸法を抑えてグロメットの大型化を避けながら当該索状体保持部の傾きを許容することを可能にする。
前記薄肉部は全周にわたって存在してもよいが、前記連結部のうち前記基準方向について前記索状体保持部の両外側の部分が前記薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部を構成していて前記薄肉部の撓み変形と前記厚肉部のねじれ変形との組み合わせによって前記索状体保持部の傾きが許容されるものでもよい。当該薄肉部と厚肉部の組み合わせは、前記索状体保持部が傾く方向を前記傾き許容方向に限定することを可能にする。換言すれば、前記索状体保持部が前記基準方向に傾くのを抑制することができる。
また、前記固定部のうち前記基準方向について前記索状体保持部の両側に位置する部分の少なくとも一方が当該固定部のうち前記傾き許容方向について前記索状体保持部の両側に位置する部分よりも前記シール面から離れる向きに突出する傾き規制部を有し、この傾き規制部が前記索状体または当該索状体とともに傾くグロメットの部分に当接することにより当該基準方向への当該索状体の傾きを規制するものであってもよい。この傾き規制部も、前記索状体保持部及びこれに保持される索状体が前記基準方向に傾くのを抑えて当該索状体保持部の傾き方向を傾き許容方向に限定することを可能にする。
本発明に係る索状体保持具は、さらに、前記グロメットを前記基準方向の両外側からクランプすることにより当該グロメットをその索状体保持部の内周面が前記索状体の外周面に密着するように弾性変形させるクランプ部材をさらに備えることが、好ましい。このクランプ部材は、前記索状体保持部の内周面と前記索状体の外周面との密着を促すことによって当該索状体保持部による当該索状体の保持をより確実にすることができる。しかも、当該クランプ部材が前記グロメットをクランプする方向が前記基準方向すなわち前記傾き許容方向と直交する方向であるため、当該クランプのための外力が当該傾き許容方向への索状体保持部の傾きに与える抵抗を小さく抑えることができる。
さらに、前記クランプ部材を備え、かつ、前記固定部が前記傾き規制部を有する索状体保持具においては、前記クランプ部材が前記傾き規制部のさらに外側に位置して当該傾き規制部を外側から支えることにより当該傾き規制部を補強する傾き規制補強部を有することにより、前記基準方向への前記索状体の傾きをより確実に規制することが可能になる。
また、前記クランプ部材を備える索状体保持具では、前記固定具が、前記クランプ部材と一体に変位するように当該クランプ部材とつながる被締結部と、この被締結部と前記隔壁とを前記シール面の法線方向に沿う方向に締結することにより当該シール面を当該隔壁に密着させながら当該隔壁に前記グロメットを固定する締結具と、を含むものが、好適である。当該クランプ部材と当該被締結部との組み合わせは、少ない部品点数で前記グロメットのクランプと前記隔壁への固定の双方を実現することを可能にする。
また本発明は、作業機械であって、運転室と、この運転室の床を構成する壁であって当該運転室の内部と外部とを隔てる隔壁を構成するとともに貫通穴を有するフロアプレートと、前記運転室内における前記フロアプレート上で当該フロアプレートに沿う特定のシート移動方向に移動可能に設置されるシートと、このシートと一体に移動するように設けられたシート側機器と、前記運転室の外部に設けられた外部機器と、前記フロアプレートの貫通穴を通じて前記シート側機器と前記外部機器とを接続するように配索される索状体と、前記索状体保持具と、を備えたものを提供する。この作業機械において、前記索状体保持具は、その傾き許容方向が前記シート移動方向と合致する向きで、そのグロメットの索状体保持部が前記索状体を保持し、かつ、当該グロメットの固定部のシール面が前記フロアプレートのうち前記貫通穴の周縁部分と密着するように、当該フロアプレートに固定される。
この作業機械では、前記運転室内における前記シート移動方向への前記シート及び前記シート側機器の移動に伴い、当該シート側機器と当該運転室の外部の外部機器とを接続する索状体が当該シート移動方向に振られるが、前記グロメットにおいて、前記シート移動方向と合致する前記傾き許容方向への前記索状体保持部及びこれに保持される索状体の固定部に対する傾きが許容されることにより、前記索状体の振れに伴う当該索状体あるいはこれを保持するグロメットの傷みを抑制することができる。
以上のように、本発明によれば、作業機械の運転室の隔壁に設けられた貫通穴を塞ぎながら当該貫通穴に挿通される索状体を保持するための索状体保持具であって、前記索状体を安定して保持しながら当該索状体の動きを柔軟に許容することが可能なもの、及びこの索状体保持具を備えて当該索状体保持具が有効に機能する作業機械、が提供される。
本発明の実施の形態に係る索状体保持具が用いられる作業機械の要部を示す側面図である。 前記作業機械におけるシートが前端位置にある状態を示す側面図である。 前記作業機械におけるシートが後端位置にある状態を示す側面図である。 前記索状体保持具の分解斜視図である。 前記索状体保持具の平面図である。 前記索状体保持具を前記作業機械の側方から見た側面図である。 前記索状体保持具の底面図である。 前記索状体保持具を前記作業機械の前側から見た正面図である。 図5のIX−IX線に沿った断面図である。 図6のX−X線に沿った断面図である。 図6のXI−XI線に沿った断面図である。 図9に相当する断面図であって油圧配管及びこれを保持する索状体保持部が前記作業機械の前後方向に傾いていない状態を示す断面正面図である。 図9に相当する断面図であって油圧配管及びこれを保持する索状体保持部が前記作業機械の前方に傾いている状態を示す断面正面図である。 図9に相当する断面図であって油圧配管及びこれを保持する索状体保持部が前記作業機械の後方に傾いている状態を示す断面正面図である。 図9に相当する断面図であってグロメットにおける連結部の断面形状の変形例を示す断面正面図である。 第1の従来の索状体保持具の断面図である。 第2の従来の索状体保持具の断面図である。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る索状体保持具が使用される作業機械の要部を示す。この作業機械は、旋回フレーム2と、この旋回フレーム2に搭載される運転室4と、コントロールバルブ6と、を備える。前記運転室4は複数の隔壁によって囲まれ、当該隔壁によって当該運転室4の内部と外部とが隔てられている。コントロールバルブ6は、運転室4の後方の位置で前記旋回フレーム2に搭載される油圧機器である。このコントロールバルブ6は、前記運転室4の外部に設けられる外部機器に相当する。
前記運転室4内には、シート台11と、運転席であるシート17と、スライド機構12と、が設けられている。前記シート17は前記シート台11の上に設置される。前記スライド機構12は、前記シート17と前記シート台11との間に介在し、当該シート台11に対して当該シート17が特定のシート移動方向、この実施の形態では作業機械の前後方向、にスライド移動することを可能にするように当該シート17と当該シート台11とを結合する。具体的に、前記シート17は、図2に示される前端位置と、図3に示される後端位置との間でスライド移動することが許容されている。
前記シート17にはこれと一体にスライドするようにコントロールボックス13が付設されている。このコントロールボックス13は、回動操作されることが可能な操作レバー14と、この操作レバー14の操作に応じてパイロット圧を出力するシート側機器であるパイロット弁15と、を含む。このパイロット弁15は、それぞれが索状体を構成する複数の油圧配管16を介して前記コントロールバルブ6に接続される。この実施形態に係る前記油圧配管16は、例えばゴムホースのように柔軟で比較的撓みやすい材質を有する。
前記パイロット弁15は運転室4内にあり、前記コントロールバルブ6は運転室4の後方すなわち外部にあるため、これらを相互に接続する前記油圧配管16は、前記運転室4の隔壁を貫くように配索される。この実施の形態では、当該隔壁のうち前記運転室4の床部を構成するフロアプレート10に貫通穴18が設けられ、前記油圧配管16は当該貫通穴18に挿通されるようにして運転室4の内外にわたり配索される。従って、前記シート17及びこれに付設される前記コントロールボックス13が図2に示される前端位置と図3に示される後端位置との間で前後方向にスライド移動するのに伴い、これら図2及び図3に示されるように前記各油圧配管16が当該前後方向に振られるようにして撓み変形し、当該油圧配管16の前記フロアプレート10に対する傾きが変化する。
この作業機械は、さらに、本発明に係る索状体保持具に相当する保持具HDを備える。この保持具HDは、前記フロアプレート10上に固定された状態で前記油圧配管16を保持するとともに前記貫通穴18を塞いで運転室4内を密閉する役割を果たす。
なお、本発明に係る索状体保持具が保持する索状体は前記油圧配管16に限られない。当該索状体は、運転室の隔壁を通って配索されるものであればよく、例えば他の油圧配管や配水管、あるいは電気接続用のケーブルであってもよい。また、本発明に係る索状体保持具が固定される隔壁は前記フロアプレート10に限らず、他の隔壁、例えば運転室を側方から囲む側壁であってもよい。
前記実施の形態に係る保持具HDは、図4〜図14に示すようなグロメット20と、クランプ部と、固定具と、を備える。前記クランプ部は第1クランプ部材30A及び第2クランプ部材30Bを含み、前記固定具は、被締結部38と、締結具であるボルト44及びナット46と、を含む。
前記グロメット20は、ゴム等の弾性材により形成されており、索状体保持部に相当する配管保持部22と、前記フロアプレート10に固定される固定部23と、連結部25と、を一体に有する。
前記配管保持部22は、前記各油圧配管16と直接接触してこれらを保持する部分であり、全体がブロック状、ここでは略直方体状、をなす。この配管保持部22を上下方向(本発明にいうシール面の法線方向)に沿って貫通するように複数の配管挿通孔21が形成されており、配管保持部22は各配管挿通孔21をそれぞれ囲む内周面を有する。各配管挿通孔21にはそれぞれ前記油圧配管16が挿通可能であり、当該配管挿通孔21の径は、これに挿通されるべき油圧配管16の外周面に前記内周面が密着可能となるように、当該油圧配管16の外径と略同等に設定されている。
前記配管挿通孔21の個数及び配列は限定されないが、この実施の形態では、前記配管挿通孔21が計6箇所にそれぞれ形成されている。詳しくは、前記フロアプレート10に沿う水平方向であって図4に矢印A1で示される第1配列方向に並ぶ2つの列にわたって各配管挿通孔21が配列され、各列は3個の配管挿通孔21を含んでおり、各列の配管挿通孔21は前記第1配列方向に直交する水平方向であって図4に矢印A2で示される第2配列方向に並んでいる。
前記固定部23は、前記配管保持部22の外周面から所定の小さな距離をおいて当該配管保持部22を囲む枠状をなし、前記連結部25を介して前記配管保持部22と一体につながる。換言すれば、前記固定部23は、前記油圧配管16の配索領域を囲む。前記固定部23は、平坦な下面を有し、この下面は、前記フロアプレート10のうちの前記貫通穴18の周縁部の上面と全周にわたり密着可能なシール面23aを構成している。このシール面23aは、前記貫通穴18を囲むように全周にわたり連続していればよく、この条件を満たす範囲で前記固定部23の下面の一部によってのみ構成されてもよい。この固定部23の下端部のうち前記シール面23aに直交する方向であって前記第2配列方向に相当する傾き許容方向(後述するように作業機械の前後方向)の両外側に位置する部分は当該傾き許容方向に沿って外向きに突出しており、この突出した部分が変位規制突出部23bを構成している。
前記固定部23は、さらに、一対の位置決め部23dを有する。これらの位置決め部23dは、前記シール面23aよりも下方に突出する部分であって、前記貫通穴18に遊嵌されることによりフロアプレート10に対するグロメット20の大まかな位置決めを可能にする部分である。
この実施の形態に係る配管保持部22は、接触阻止部24を含む。この接触阻止部24は、前記配管保持部22に保持される各油圧配管16が前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bに接触するのを阻止するための部分である。具体的に、この接触阻止部24は、前記配管保持部22の周縁部分から上向きつまりシール面23aから遠ざかる向きに立ち上がり、前記配管保持部22に保持される各油圧配管16を包囲する形状を有する。
前記連結部25は、前記配管保持部22と前記固定部23との間に全周にわたって介在しながら、当該固定部23の内側の領域で当該配管保持部22と当該固定部23とを相互に連結する部分である。従って、この連結部25は、前記配管保持部22及び前記固定部23と協働して前記貫通穴18を完全に塞ぐことが可能である。
この保持具HDの特徴として、前記連結部25は、前記シール面の法線方向と直交する方向であって前記第1配列方向と平行な基準方向から見て、前記配管保持部22が前記固定部23の内側の領域内で前記基準方向と直交する前記傾き許容方向に傾くことを許容するように弾性変形することが可能な形状を有する。前記基準方向は、図4に矢印A1で示される方向であって、図5及び図7では紙面上での上下方向、図6及び図9では紙面上での奥行き方向である。前記傾き許容方向は、図4に矢印A2で示される前記第2配列方向と平行な方向であって、前記シール面23aの法線方向及び前記基準方向の双方に対して直交する方向であり、図5〜図7及び図9では紙面上での左右方向である。
ここで、前記位置決め部23dが前記貫通穴18の内側に遊嵌されることにより、前記グロメット20の基準方向を前記作業機械の左右方向つまり前記シート17の移動方向と直交する方向に合致させ、前記傾き許容方向を前記作業機械の前後方向つまり前記シート17の移動方向と平行な方向に合致させるように、当該位置決め部23dの位置が設定されている。つまり、この実施の形態に係る保持具HDは、その傾き許容方向が作業機械の前後方向と合致しかつ基準方向が作業機械の左右方向と合致するように当該作業機械に設置されるべく、設計されている。
前記連結部25について、「配管保持部22が固定部23の内側の領域内で傾くことを許容する」とは、当該配管保持部22全体がシール面の法線方向である上下方向について当該固定部23の内側の領域内に完全に収められることを限定する趣旨ではなく、当該上下方向について当該配管保持部22の少なくとも一部が当該固定部23の内側の領域内に含まれている状態で当該配管保持部22の傾きが許容される態様をすべて含む趣旨である。従って、前記配管保持部22は、図9に示すように上下方向について前記固定部23の内側に完全に収まっているものに限らず、例えば配管保持部22の下端が固定部23の下端よりも下側にはみ出していたり、配管保持部22の上端が固定部23の上端よりも上側にはみ出したりしていてもよい。
前記連結部25の形状は、具体的には、図9に示すような薄肉部25aを部分的に有している。この薄肉部25aは、図7に示すように上下方向すなわちシール面23aの法線方向に沿う方向に延び、その厚み方向が当該法線方向と直交する形状を有している。具体的に、この薄肉部25aは、前記固定部23の内側面の下端から前記シール面23aの法線方向に沿って上向きに延び、前記配管保持部22の外側面につながる形状を有する。この薄肉部25aは、図13及び図14に示すように当該薄肉部25aの厚み方向に撓み変形することによって、その撓み方向への前記固定部23に対する前記配管保持部22の傾きを許容する。
前記連結部25には、図7及び図9に示すような下向きに開く一対の溝27が形成され、当該連結部25のうち当該各溝27のすぐ外側に位置する部分が前記薄肉部25aを構成している。つまり、当該各溝27が形成されている領域と前記連結部25のうち前記薄肉部25aが存在する領域とは一致している。
この実施の形態において前記溝27が形成される領域は、図7に示すように、前記連結部25のうち前記傾き許容方向(図7では左右方向)について前記配管保持部22の両外側にそれぞれ位置する部分を含む一対の領域である。詳しくは、前記各溝27は、前記傾き許容方向について前記配管保持部22の両外側で当該傾き許容方向と直交する前記基準方向(図7では上下方向)に延びる第1部分27aと、第1部分27aの両端から前記傾き許容方向(図7では左右方向)に沿ってそれぞれ内向きに延びる一対の第2部分27bと、を有し、各溝27のすぐ外側に前記薄肉部25aが存在している。換言すれば、前記連結部25のうち前記溝27が途切れている部分、すなわち、一方の溝27の第2部分27bと他方の溝27の第2部分27bとの間に介在する部分であって前記基準方向(図7では上下方向)の両外側に位置する部分は、前記薄肉部25aを持たない部分であって当該薄肉部25よりも大きな肉厚を有する厚肉部25bを構成している。
このような薄肉部25aと厚肉部25bとが混在する連結部25の形状は、前記固定部23に対する配管保持部22の傾きが許容される方向を前記傾き許容方向に限定することを可能にする。具体的には、前記薄肉部25aの前記傾き許容方向への撓み変形と前記厚肉部25bのねじれ変形との組み合わせによって当該傾き許容方向への前記配管保持部22の傾きが許容される一方、両厚肉部25bが並ぶ方向である基準方向への配管保持部22の傾きはほとんど許容されない。ただし、本発明に係る連結部は前記薄肉部25aと前記厚肉部25bとを併有するものに限定されない。例えば、前記配管保持部22の傾き方向を限定する必要がない場合には、前記薄肉部25aが全周にわたって存在していてもよい。
前記と同様に前記配管保持部22の傾き方向を限定するための手段として、前記固定部23は一対の傾き規制部23cを有する。これらの傾き規制部23cは、前記固定部23のうち前記基準方向について前記配管保持部22の両側に位置する部分であって、当該固定部23のうち前記傾き許容方向について前記索状体保持部の両側に位置する部分よりも上向きすなわち前記シール面23aから離れる向きに突出する部分である。これらの傾き規制部23cは、グロメット20のうち油圧配管16とともに傾く部分、具体的には前記配管保持部22に含まれる前記接触阻止部24と当接することにより、前記基準方向への前記油圧配管16の傾きを規制する。なお、前記傾き規制部23cは、例えば前記接触阻止部24がない場合、索状体である前記油圧配管16に直接当接してその傾きを規制するものであってもよい。
この実施の形態に係るグロメット20には、各配管挿通孔21への油圧配管16の挿通を容易にするための第1の切れ目26A及び第2の切れ目26Bが設けられている。これらの切れ目26A,26Bは、前記配管保持部22での前記各列における配管挿通孔21のうち一方の外端に位置する配管挿通孔21(図5及び図7では各列の右端にそれぞれ位置する配管挿通孔21)から配管保持部22、接触阻止部24、連結部25、及び固定部23を含む全てのグロメット20の部分を前記傾き許容方向に沿う方向に横切って当該固定部23の外端に至る直線状をなしている。
各切れ目26A,26Bは、前記配管挿通孔21の軸方向と直交する方向であって当該切れ目26A,26Bが延びる方向と直交する方向(この実施の形態では基準方向)に前記グロメット20を分断するものである。この分断は、各配管挿通孔21に対して油圧配管16をその分断箇所を通じて側方から挿入することを可能にする。当該切れ目26A,26Bは、前記グロメット20を完全に横切るもの、つまり、当該グロメット20を複数の部分に完全に分割するもの、であってもよい。
この実施の形態に係る前記切れ目26A,26Bは、前記配管挿通孔21の軸方向に対して前記基準方向に傾斜している。しかし、この傾斜は必ずしも要しない。また、当該切れ目26A,26B自体も省略が可能である。
前記第1クランプ部材30A及び前記第2クランプ部材30Bは、前記クランプ部を構成し、互いに締結されることにより前記グロメット20を外側からクランプする。この実施の形態に係るクランプ部は、前記基準方向、つまり前記傾き許容方向と直交する方向、の両側から前記グロメット20をクランプする。
具体的に、前記第1クランプ部材30Aは、前記基準方向と直交する前記傾き許容方向に延びる平板状をなし、前記グロメット20の側面に対して立直状態で前記基準方向(図4の矢印A1の方向)の一方の側から当接可能な形状を有する。この第1クランプ部材30Aの長手方向の両端部には前記ボルト40が挿通可能なボルト挿通孔32が穿設され、当該ボルト40と螺合する前記ナット42が前記ボルト挿通孔32と合致するように前記第1クランプ部材30Aの外側面(グロメット20に対向する面と反対側の面)に溶接などで固定されている。
前記第2クランプ部材30Bは、同じく板状であって、かつ、前記第1クランプ部材30Aと反対の側から前記グロメット20を囲む帯状を有する。具体的に、この第2クランプ部材30Bは、クランプ板部33と、一対の側板部35,35と、締結部37と、を一体に有し、その長手方向全域にわたって均一な高さ寸法(前記配管挿通孔21の軸方向と平行な方向であって前記シール面23aの法線と平行方向の寸法)を有する。
前記クランプ板部33は、前記第1クランプ部材30Aと平行な方向すなわち前記傾き許容方向と平行な方向に延びる部分であり、当該第1クランプ部材30Aと反対の側から立直状態で前記グロメット20の側面に当接可能な形状を有する。前記両側板部35,35は、前記クランプ板部33の両端から前記基準方向と平行な方向に沿ってグロメット20の両側方を通って、より詳しくは当該グロメット20における前記固定部23の両変位規制突出部23bの上方を通って、前記第1クランプ部材30A側に向かって延びる。従って、両変位規制突出部23bは、その上面が前記両側板部35,35の下端面と当接することによって、グロメット20に対する第2クランプ部材30Bの下向きの相対変位(つまり隔壁であるフロアプレート10に近づく向きの相対変位)を規制することができる。
換言すれば、両変位規制突出部23bは、前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bによりクランプされる被クランプ部分である配管保持部22の外周面から外向きに突出した部分であって、この変位規制突出部23bと前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bとの当接によって、当該第1及び第2クランプ部材30A,30Bのグロメット20に対する位置決めと、当該第1及び第2クランプ部材30A,30Bの当該グロメット20に対する下向きの相対変位の規制と、を実現するものである。
前記各締結部37は、前記第1クランプ部材30Aに締結される部分であり、前記両側板部35,35の端部であって前記クランプ板部33と反対側の端部から外向きに突出する。これらの締結部37にはそれぞれボルト挿通孔37aが穿設され、各ボルト挿通孔37a及びこれに対応する前記第1クランプ部材30Aのボルト挿通孔32に前記ボルト40が挿通された状態で当該ボルト40が前記ナット42に螺合され、締め付けられることにより、両締結部37が第1クランプ部材30Aにそれぞれ締結されることが可能である。
ここにおいて、両側板部35,35の長さ、すなわち前記基準方向と平行な方向の寸法、は、前記両締結部37が前記第1クランプ部材30Aに締結されることにより、前記クランプ板部33と前記第1クランプ部材30Aが前記グロメット20を前記第1配列方向にクランプすることを可能にする寸法であって、前記切れ目26の存在に関わらず前記グロメット20の配管保持部22の各内周面が各油圧配管16の外周面に全周にわたって密着するまで当該グロメット20を圧縮方向に弾性変形させることが可能な寸法に、設定されている。また、前記側板部35,35同士の間の間隔、すなわち前記傾き許容方向の間隔は、当該方向のグロメット20の寸法よりも僅かに大きく設定されている。これは、前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bによる前記基準方向のクランプすなわち同方向についてのグロメット20の弾性圧縮変形が当該グロメット20を当該基準方向と直交する傾き許容方向に膨張させるのを許容するための膨張しろを見越したものである。
前記被締結部38は、前記フロアプレート10に当該フロアプレート10の板厚方向つまりその法線方向に締結される部分であり、この実施の形態では前記第1クランプ部材30Aと一体につながっている。この被締結部38は、前記第1クランプ部材30Aとともに前記傾き許容方向と平行な方向に延び、かつ当該第1クランプ部材30Aの下端から外向き(グロメット20と反対の向き)に延びている。すなわち、この実施の形態に係る被締結部38は、当該第1クランプ部材30Aとともに連続したL字状の断面を構成している。換言すれば、この実施の形態では、L字状の断面を有する単一の板材によって、前記第1クランプ部材30Aと前記被締結部38とが構成されている。
前記被締結部38には、その長手方向に沿って並ぶ複数のボルト挿通孔39が穿設されている。一方、前記フロアプレート10には複数のボルト挿通孔19が前記各ボルト挿通孔39にそれぞれ対応する位置に形成され、これらのボルト挿通孔19にそれぞれ合致する位置で前記フロアプレート10の下面に図4に示すようなナット46が溶接等で固定されている。そして、前記ボルト挿通孔39及びボルト挿通孔19に締結具であるボルト44が上から挿通され、前記ナット46に螺合されて締め付けられることにより、前記被締結部38がその板厚方向すなわち前記シール面23aの法線と平行な上下方向に沿って前記フロアプレート10に締結される。
ここにおいて、前記グロメット20における固定部23の高さ寸法、すなわち、当該固定部23における変位規制突出部23bの上面からシール面23aに至るまでの寸法は、当該変位規制突出部23bの上面に前記第2クランプ部材30Bの両側板部35,35の下端面が当接した状態で前記被締結部38が前記フロアプレート10に締結されることによって前記グロメット20の弾性圧縮変形を伴いながら前記シール面23aが前記フロアプレート10における貫通穴18の周縁部の上面に押付けられて密着するように、設定されている。具体的には、前記変位規制突出部23bの高さ寸法は、前記両側板部35,35の下端面と前記固定部39の下面との上下方向の間隔よりも僅かに大きく設定されている。
なお、被締結部とクランプ部との関係は、当該被締結部の隔壁への締結によって当該隔壁にグロメットのシール面を密着させるように互いに一体に変位するようにつながっていればよく、必ずしも前記被締結部38と第2クランプ部材30Aのように単一の部材により構成される態様に限定されない。例えば被締結部とクランプ部とが締結具その他の連結具を用いて相互に相対変位不能となるように連結された態様でもよい。
次に、前記保持具HDの使用要領及び作用を説明する。この保持具HDは、例えば次の手順によって使用されることができる。
1)隔壁であるフロアプレート10の貫通穴18に各油圧配管16が挿通される。
2)グロメット20がその切れ目26A,26Bに沿って開かれ、各配管挿通孔21内に各油圧配管16が側方から、すなわち、当該油圧配管16の軸方向と直交する方向であって図4に矢印A2で示される方向(傾き許容方向と平行な方向)から、挿入される。これにより、当該油圧配管16が各配管挿通孔21に挿通された状態になる。
3)グロメット20に対して第1クランプ部材30Aと第2クランプ部材30Bのクランプ板部33とが前記傾き許容方向と直交する前記基準方向の両外側からあてがわれる。さらに、第2クランプ部材30Bの締結部37と第1クランプ部材30Aとがクランプ用締結具であるボルト40及びナット42を用いて締結される。この締結により、第1クランプ部材30Aと第2クランプ部材30Bのクランプ板部33との間隔が縮められ、これらによるグロメット20の前記基準方向のクランプが実現される。
このクランプは、グロメット20を弾性圧縮変形させることにより当該グロメット20の各内周面すなわち各配管挿通孔21を囲む内周面を確実に各油圧配管16の外周面に密着させる。この密着は、グロメット20の配管保持部22による各油圧配管16の保持を確実にするとともに、当該配管保持部22と各油圧配管16との間のシール性を高める。
このクランプは、前記第2クランプ部材30Bの両側板部35,35の下面がグロメット20の固定部23の両変位規制突出部23bの上面に当接する位置で行われる。この当接は、グロメット20に対する両クランプ部材30A,30Bの下向きの相対変位の規制、すなわちフロアプレート10に近づく向きの相対変位の規制、をより確実にする。
4)グロメット20の位置決め部23dが貫通穴18に嵌り込む位置でフロアプレート10の上にグロメット20が載置される。これにより、当該グロメット20の固定部23の下面すなわちシール面23aが前記フロアプレート10における貫通穴18の周縁部の上面に対して全周にわたり接触した状態になる。このとき、当該グロメット20の傾き許容方向は作業機械の前後方向と合致し、当該グロメット20の基準方向は作業機械の左右方向と合致する。
5)前記の状態で前記第1クランプ部材30Aと一体につながる被締結部38が固定用締結具であるボルト44及びナット46を用いてフロアプレート10に締結される。この締結により前記被締結部38と一体に第1及び第2クランプ部材30A,30Bが下向きすなわちフロアプレート10に近づく向きに変位し、当該第2クランプ部材30Bの両側板部35,35がグロメット20の固定部23の変位規制突出部23bを上から押圧することにより当該固定部23のシール面23aをフロアプレート10における貫通穴18の周縁部に密着させる。これにより、隔壁であるフロアプレート10上への保持具HDの設置が完了する。
この保持具HDは、索状体である各油圧配管16がフロアプレート10の貫通穴18に挿通された状態で当該油圧配管16を保持しながら前記貫通穴18を塞ぐことができるとともに、当該油圧配管16の安定した保持を行いながらこの油圧配管16の前記フロアプレート10に対する傾きを柔軟に許容することができる。
具体的に、前記グロメット20における固定部23のシール面23aが前記フロアプレート10のうち前記貫通穴18の周縁部分に密着するように当該固定部23が当該フロアプレート10に固定された状態で、前記配管保持部22がその配管挿通孔21に挿通された索状体である各油圧配管16を保持することができる。
さらに、前記グロメット20の連結部25は、前記配管保持部22と前記固定部23との間に全周にわたって連続することにより、グロメット20全体で貫通穴18を塞ぐことを可能にしながら、当該固定部23に対する当該配管保持部22の傾きを許容するように弾性変形することにより、当該配管保持部22に保持されている油圧配管16が前記固定部23さらにはこの固定部23が固定されているフロアプレート10に対して傾き許容方向に傾くのを柔軟に許容することができる。
具体的に、この作業機械では、図1〜図3に示されるシート17及びこれに付設されるコントロールボックス13が図2に示される前端位置と図3に示される後端位置との間で作業機械の前後方向にスライド移動するのに伴い、前記コントロールボックス13に含まれるシート側機器であるパイロット弁15と外部機器であるコントロールバルブ6とを接続する各油圧配管16が当該前後方向に大きく振られることになるが、図13及び図14に示されるように、前記連結部25の弾性変形により、前記油圧配管16の動きに追従して当該油圧配管16を保持する配管保持部22が前記固定部23に対して前記前後方向すなわち前記傾き許容方向に傾くことが許容され、このことが、当該油圧配管16やこれを保持するグロメット20の傷みの進行の回避を可能にする。
より詳しくは、前記連結部25のうち前記傾き許容方向について前記配管保持部22の両側に位置する各薄肉部25aの当該傾き許容方向への撓み変形と、前記傾き許容方向と直交する前記基準方向について前記配管保持部22の両側に位置する各厚肉部25bの当該基準方向の回転軸を中心とするねじれ変形と、の組合せが、前記油圧配管16の動きに柔軟に追従するような前記配管保持部22の前記固定部23に対する傾きを、許容する。当該薄肉部25aの撓み変形と当該厚肉部25bのねじれ変形との組合せは、前記配管保持部22の前記傾き許容方向への傾きは許容しながらこれと直交する基準方向への傾きを抑制することを可能にする。つまり、配管保持部22の傾きが許容される方向を前記傾き許容方向に限定することができる。従って、油圧配管16が当該基準方向(この実施の形態に係る作業機械ではその外側や内側)に振られるのを規制することができる。
しかも、前記配管保持部22は前記連結部25の弾性変形を伴いながら前記固定部23の内側の領域内で傾くことにより前記油圧配管16の傾きを許容するものであるため、図16に示される従来の保持具80のように隔壁及びこれに固定される基部85から大きく離れた位置で仕切板81が索状体100を保持するものに比べ、索状体の傾きを許容しながらもその安定した保持を行うことができる。
さらに、この実施の形態に係る保持具HDでは、前記固定部23のうち前記基準方向について前記配管保持部22の両側に位置する部分が当該固定部23のうち前記傾き許容方向について前記配管保持部の両側に位置する部分よりも上方に(つまり前記シール面から離れる向きに)突出する傾き規制部23cを有し、この傾き規制部23cが前記配管保持部22に含まれる前記接触阻止部24に当接することにより当該基準方向への当該油圧配管16の傾きを規制する。従って、この傾き規制部23cも、前記配管保持部22の傾き方向を傾き許容方向に限定することを可能にする。これらの傾き規制部23cは、仕様によっては省略されてもよいし、そのいずれか一方のみが設けられてもよい。
一方、この実施の形態に係る保持具HDにおいてクランプ部を構成する前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bは、前記基準方向に互いに締結されることによって前記グロメット20を当該基準方向の両外側からクランプすることにより当該グロメット20を前記配管保持部22の内周面が前記油圧配管16の外周面に密着するように弾性変形させ、これにより、当該配管保持部22による前記各油圧配管16の保持をより確実にする。しかも、当該クランプ部材30A,30Bが前記グロメット20をクランプする方向は前記傾き許容方向と直交する前記基準方向であるため、当該クランプのための外力が当該傾き許容方向への配管保持部22の傾きに与える抵抗を小さく抑えることができる。
さらに、この実施の形態に係るクランプ部では、これを構成する前記第1クランプ部材30A,30Bのうちの第2クランプ部材30Bが傾き規制補強部33aを有し、この傾き規制補強部33aが前記傾き規制部23cのさらに外側に位置して当該傾き規制部23cを外側から支えることにより当該傾き規制部23cを補強する。このことは、前記基準方向(具体的には作業機械の外側)への前記油圧配管16の傾きをより確実に規制することが可能になる。この傾き規制補強部は、省略されてもよいし、第1クランプ部材30Aに設けられてもよいし、第1及び第2クランプ部材30A,30Bの双方に設けられてもよい。
また、この実施の形態に係る保持具HDの固定具は、第1クランプ部材30Aと一体に変位するように当該第1クランプ部材30Aとつながる被締結部38と、この被締結部38と前記フロアプレート10とを前記シール面23aの法線方向に沿う方向に締結することにより当該シール面23aを当該フロアプレート10に密着させながら当該フロアプレート10に前記グロメット20を固定する締結具と、を含むから、少ない部品点数で前記グロメット20のクランプと前記フロアプレート10への固定の双方を行うことを可能にする。
本発明において、前記グロメットの形状は適宜変更することが可能である。例えば、連結部の形状は、少なくとも傾き許容方向について固定部に対する索状体保持部の傾きを許容するものであればよい。例えば、前記実施の形態に係るグロメット20の連結部25は固定部23から配管保持部22に向かって上向きに延びる薄肉部25aを有しているが、図15に示すグロメット201の連結部251のように、その固定部23から配管保持部22に向って下向きに延びる薄肉部25aを有するものでもよい。
あるいは、本発明に係る薄肉部は、固定部から索状体保持部に向って傾き許容方向と平行に延びるものであってその厚み方向すなわちシール面の法線方向と平行な方向に撓み変形するものであってもよい。しかし、図9や図15に示されるように前記シール面23aの法線と平行な方向に延びる薄肉部25aは、固定部23の内側の領域内で当該固定部23と配管保持部22との間の限られた空間内に配置されながら配管保持部22の大きな傾きを許容することができる。
前記グロメット20における傾き規制部23cや位置決め部23dは適宜省略が可能である。また、変位規制突出部23bも省略が可能である。例えば前記グロメット20への前記第1及び第2クランプ部材30A,30Bの食い込みのみで当該グロメット20に対する当該クランプ部材30A,30Bの相対変位(フロアプレート10に近づく向きへの相対変位)を規制できる場合には、前記変位規制突出部23bは必ずしも要しない。あるいは、図15に示されるグロメット201のように、固定部23の外周部の下端が外向きに突出するフランジ部23fを構成していてこのフランジ部23fが直接フロアプレート10等の隔壁に締結されるものであってもよい。
HD 保持具
4 運転室
6 コントロールバルブ(外部機器)
10 フロアプレート(隔壁)
12 スライド機構
15 パイロット弁(シート側機器)
16 油圧配管(索状体)
17 シート
18 貫通穴
20,201 グロメット
21 配管挿通孔(索状体挿通孔)
22 配管保持部(索状体保持部)
23 固定部
23a シール面
23c 傾き規制部
24 接触阻止部
25,251 連結部
25a 薄肉部
25b 厚肉部
30A 第1クランプ部材
30B 第2クランプ部材
38 被締結部
44 ボルト(締結具)
46 ナット(締結具)

Claims (9)

  1. 作業機械の隔壁に設けられた貫通穴を塞ぎながら当該貫通穴に挿通される索状体を保持するための索状体保持具であって、
    弾性材からなり、前記索状体が挿通可能な索状体挿通孔を囲む挿通孔内周面と前記隔壁の前記貫通穴の周縁部分に全周にわたって密着することが可能なシール面とを有するグロメットと、
    前記シール面を前記隔壁の前記貫通穴の周縁部分に密着させながら当該グロメットを当該隔壁に固定する固定具と、を備え、
    前記グロメットは、前記挿通孔内周面を有して前記索状体挿通孔に挿通される前記索状体を保持する索状体保持部と、この索状体保持部を囲むとともに前記シール面を有し、このシール面が前記隔壁に密着する状態で当該隔壁に固定される固定部と、前記索状体保持部と前記固定部との間に全周にわたり連続して介在し、当該固定部の内側の領域内で当該索状体保持部と当該固定部とを相互に連結する連結部と、を有し、この連結部は、前記索状体保持部が前記固定部の内側の領域内で当該固定部に対して前記シール面の法線方向と直交する方向のうちの特定の基準方向から見て当該基準方向及び前記法線方向の双方に直交する傾き許容方向に傾くことを許容するように弾性変形することが可能な形状を有する、索状体保持具。
  2. 請求項1記載の索状体保持具であって、前記連結部は、当該連結部のうち少なくとも前記傾き許容方向について前記索状体保持部の両側に位置する領域に撓み変形可能な薄肉部を有していて当該薄肉部の撓み変形により前記撓み許容方向への前記索状体保持部の傾きを許容する、索状体保持具。
  3. 請求項2記載の索状体保持具であって、前記薄肉部は、前記シール面の法線方向に沿って延び、これと直交する方向に撓み変形することにより前記索状体保持部の傾きを許容する、索状体保持具。
  4. 請求項2または3記載の索状体保持具であって、前記連結部のうち前記基準方向について前記索状体保持部の両外側の部分が前記薄肉部よりも肉厚の大きい厚肉部を構成していて前記薄肉部の撓み変形と前記厚肉部のねじれ変形との組み合わせによって前記索状体保持部の傾きが許容される、索状体保持具。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の索状体保持具であって、前記固定部のうち前記基準方向について前記索状体保持部の両側に位置する部分の少なくとも一方が当該固定部のうち前記傾き許容方向について前記索状体保持部の両側に位置する部分よりも前記シール面から離れる向きに突出する傾き規制部を有し、この傾き規制部が前記索状体または当該索状体と一体に傾くグロメットの部分に当接することにより当該基準方向への当該索状体の傾きを規制する、索状体保持具。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の索状体保持具であって、前記グロメットを前記基準方向の両外側からクランプすることにより当該グロメットをその索状体保持部の内周面が前記索状体の外周面に密着するように弾性変形させるクランプ部材をさらに備える、索状体保持具。
  7. 請求項5記載の索状体保持具であって、前記グロメットを前記基準方向の両外側からクランプすることにより当該グロメットをその索状体保持部の内周面が前記索状体の外周面に密着するように弾性変形させるクランプ部材をさらに備え、前記クランプ部材は、前記傾き規制部のさらに外側に位置して当該傾き規制部を外側から支えることにより当該傾き規制部を補強する傾き規制補強部を有する、索状体保持具。
  8. 請求項6または請求項7記載の索状体保持具であって、前記固定具が、前記クランプ部材と一体に変位するように当該クランプ部材とつながる被締結部と、この被締結部と前記隔壁とを前記シール面の法線方向に沿う方向に締結することにより当該シール面を当該隔壁に密着させながら当該隔壁に前記グロメットを固定する締結具と、を含む、索状体保持具。
  9. 作業機械であって、
    運転室と、
    この運転室の床を構成する壁であって当該運転室の内部と外部とを隔てる隔壁を構成するとともに貫通穴を有するフロアプレートと、
    前記運転室内における前記フロアプレート上で当該フロアプレートに沿う特定のシート移動方向に移動可能に設置されるシートと、
    このシートと一体に移動するように設けられたシート側機器と、
    前記運転室の外部に設けられた外部機器と、
    前記フロアプレートの貫通穴を通じて前記シート側機器と前記外部機器とを接続するように配索される索状体と、
    請求項1〜8のいずれかに記載の索状体保持具と、を備え、この索状体保持具は、当該索状体保持具の傾き許容方向が前記シート移動方向と合致する向きで、当該索状体保持具のグロメットの索状体保持部が前記索状体を保持し、かつ、当該グロメットの固定部のシール面が前記フロアプレートのうち前記貫通穴の周縁部分と密着するように、当該フロアプレートに固定される、作業機械。
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