JP2015186336A - 電源回路及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷に流れる電流を簡易な構成で制御できる電源回路及び照明装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、ブリッジ回路と共振回路と第2インダクタと整流平滑回路と電流検出部と制御部とを備えた電源回路が提供される。ブリッジ回路は、スイッチング素子のオン・オフによって、直流電圧を第1交流電圧に変換する。共振回路は、ブリッジ回路に接続された第1インダクタと、第1インダクタに接続されたコンデンサと、を含む。第2インダクタは、第1インダクタと磁気結合し、第1交流電圧を第2交流電圧に変圧する。整流平滑回路は、第2交流電圧を整流する整流素子を含み、第2交流電圧を直流の出力電圧に変換する。電流検出部は、スイッチング素子及び第1インダクタの少なくとも一方に流れる電流を検出する。制御部は、検出された電流を基に、スイッチング素子を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電源回路及び照明装置に関する。
入力電圧を所定の出力電圧に変換して負荷に供給する電源回路がある。電源回路は、例えば、発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)などの発光素子を含む照明装置に用いられている。電源回路は、例えば、発光素子に電力を供給し、発光素子を点灯させる。また、電源回路では、トランスを用いることにより、一次側と二次側とを電気的に絶縁することが行われている。こうした電源回路では、二次側の負荷に流れる電流を簡易な構成で制御できるようにすることが望まれる。
特許第4797637号
負荷に流れる電流を簡易な構成で制御できる電源回路及び照明装置を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、ブリッジ回路と、共振回路と、第2インダクタと、整流平滑回路と、電流検出部と、制御部と、を備えた電源回路が提供される。前記ブリッジ回路は、少なくとも1つのスイッチング素子を含み、前記スイッチング素子のオン・オフによって、直流電圧を第1交流電圧に変換する。前記共振回路は、前記ブリッジ回路に接続された第1インダクタと、前記第1インダクタに接続されたコンデンサと、を含む。前記第2インダクタは、前記第1インダクタと磁気結合し、前記第1交流電圧を前記第2交流電圧に変圧する。前記整流平滑回路は、前記第2交流電圧を整流する整流素子を含み、前記第2交流電圧を直流の出力電圧に変換する。前記電流検出部は、前記スイッチング素子及び前記第1インダクタの少なくとも一方に流れる電流を検出する。前記制御部は、前記電流検出部の検出した前記電流を基に、前記スイッチング素子のオン・オフを制御する。
本発明の実施形態によれば、負荷に流れる電流を簡易な構成で制御できる電源回路及び照明装置を提供することができる。
実施形態に係る照明装置を模式的に表すブロック図である。 図2(a)〜図2(e)は、電源回路に流れる電流の一例を模式的に表すグラフ図である。 実施形態に係る別の照明装置を模式的に表すブロック図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る照明装置を模式的に表すブロック図である。
図1に表したように、照明装置10は、照明負荷12(直流負荷)と、電源回路14と、を備える。照明負荷12は、例えば、発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)などの照明光源16を有する。照明光源16は、例えば、有機発光ダイオード(Organic light-emitting diode:OLED)などでもよい。照明光源16には、例えば、順方向降下電圧を有する発光素子が用いられる。照明負荷12は、電源回路14からの出力電圧の印加及び出力電流の供給により、照明光源16を点灯させる。出力電圧及び出力電流の値は、照明光源16に応じて規定される。
電源回路14は、一対の電源入力端子14a、14bと、一対の電源出力端子14c、14dと、を有する。各電源入力端子14a、14bには、交流電源2が接続される。照明負荷12は、各電源出力端子14c、14dに接続される。なお、本願明細書において、「接続」とは、電気的な接続を意味し、物理的に接続されていない場合や他の要素を介して接続されている場合も含むものとする。また、「接続」には、トランスなどを介して磁気的に結合している場合も含むものとする。
交流電源2は、例えば、商用電源である。電源回路14は、交流電源2から供給される交流の入力電圧VINを直流の出力電圧VOUTに変換して照明負荷12に出力することにより、照明光源16を点灯させる。
電源出力端子14cの電位は、電源出力端子14dの電位よりも高い。例えば、照明光源16がLEDである場合には、アノードが、電源出力端子14cに接続され、カソードが、電源出力端子14dに接続される。これにより、照明光源16に順方向の電流が流れ、照明光源16が点灯する。以下では、各電源出力端子14c、14dを区別する場合に、電源出力端子14cを高電位出力端子14cと称し、電源出力端子14dを低電位出力端子14dと称す。
電源回路14は、フィルタ回路21と、整流回路22と、力率改善回路23と、ハーフブリッジ回路24(ブリッジ回路)と、共振回路25と、整流平滑回路26と、を含む。
フィルタ回路21は、各電源入力端子14a、14bに接続されている。フィルタ回路21は、例えば、インダクタと、コンデンサと、を含む。フィルタ回路21は、交流電源2から供給される入力電圧VINに含まれるノイズを抑制する。
整流回路22は、入力端子22a、22b、高電位端子22c、及び、低電位端子22dを有する。各入力端子22a、22bは、フィルタ回路21に接続される。整流回路22には、フィルタ回路21によってノイズの抑制された入力電圧VINが入力される。フィルタ回路21は、必要に応じて設けられ、省略可能である。例えば、フィルタ回路21を省略し、整流回路22を各電源入力端子14a、14bに接続してもよい。
整流回路22は、例えば、ダイオードブリッジである。整流回路22は、例えば、交流の入力電圧VINを全波整流し、全波整流後の整流電圧(例えば、脈流電圧)を高電位端子22cと低電位端子22dとの間に生じさせる。高電位端子22cの電位は、低電位端子22dの電位よりも高い。低電位端子22dの電位は、例えば、接地電位または電源回路14の基準電位である。低電位端子22dの電位は、高電位端子22cの電位よりも低い任意の電位でよい。整流回路22による入力電圧VINの整流は、半波整流でもよい。
力率改善回路23は、整流回路22に接続される。力率改善回路23は、整流電圧において、電源周波数の整数倍の高調波の発生を抑制する。これにより、力率改善回路23は、整流電圧の力率を改善する。
力率改善回路23は、例えば、スイッチング素子41と、インダクタ42と、ダイオード43と、コンデンサ44と、を含む。スイッチング素子41は、電極41a〜電極41cを有する。インダクタ42の一端は、高電位端子22cに接続されている。インダクタ42の他端は、電極41aに接続されている。電極41bは、低電位端子22dに接続されている。ダイオード43のアノードは、電極41aに接続されている。ダイオード43のカソードは、コンデンサ44の一端に接続されている。コンデンサ44の他端は、低電位端子22dに接続されている。すなわち、この例において、力率改善回路23は、昇圧チョッパ回路である。力率改善回路23は、これに限ることなく、整流電圧の力率を改善することができる任意の回路でよい。
力率改善回路23は、例えば、スイッチング素子41をスイッチングさせ、入力電流を正弦波に近づけることにより、整流電圧の力率を改善する。また、力率改善回路23は、力率改善後の整流電圧をコンデンサ44で平滑化することにより、整流電圧を直流電圧VDCに変換する。力率改善回路23は、例えば、交流100V(実効値)の入力電圧VINを、約410Vの直流電圧VDCに変換する。直流電圧VDCの値は、これに限ることなく、任意の値でよい。なお、コンデンサ44は、必要に応じて設けられ、省略可能である。力率改善回路23は、例えば、力率改善後の整流電圧を出力してもよい。
ハーフブリッジ回路24は、スイッチング素子51、52を含む。スイッチング素子51は、電極51a〜電極51cを有する。電極51aは、コンデンサ44の高電位側の端子に接続されている。電極51bは、スイッチング素子52の電極52aに接続されている。電極52bは、低電位端子22dに接続されている。この例では、整流回路22と力率改善回路23とによって直流電圧源が構成される。スイッチング素子51、52は、直流電圧源に対して直列に接続される。直流電圧源は、これに限ることなく、ハーフブリッジ回路24に対して直流電圧を供給可能な任意の電圧源でよい。
共振回路25は、コンデンサ54と、第1インダクタ55と、を含む。第1インダクタ55は、ハーフブリッジ回路24に接続されている。第1インダクタ55の一端は、電極51b及び電極52aに接続される。すなわち、第1インダクタ55の一端は、2つのスイッチング素子51、52の間に接続される。
コンデンサ54の一端は、第1インダクタ55の他端に接続されている。コンデンサ54の他端は、低電位端子22dに接続されている。この例では、コンデンサ54が、第1インダクタ55と低電位端子22dとの間に接続されている。換言すれば、コンデンサ54は、第1インダクタ55と基準電位との間に接続される。コンデンサ54は、例えば、電極51bと第1インダクタ55との間に接続してもよい。
ハーフブリッジ回路24は、スイッチング素子51をオンにし、スイッチング素子52をオフにすることにより、第1インダクタ55を介してコンデンサ54を充電する。そして、ハーフブリッジ回路24は、スイッチング素子51をオフにし、スイッチング素子52をオンにすることにより、第1インダクタ55を介してコンデンサ54を放電する。このように、ハーフブリッジ回路24は、各スイッチング素子51、52を交互にオン・オフすることにより、第1インダクタ55の両端に交流電圧を生じさせる。すなわち、ハーフブリッジ回路24は、力率改善回路23から供給される直流電圧VDCを交流電圧に変換する。
また、共振回路25は、漏れインダクタンス55aを含む。図1では、便宜的に漏れインダクタンス55aを第1インダクタ55と離して図示しているが、実際には、漏れインダクタンス55aは、共振回路25の一部である。漏れインダクタンス55aは、図示のように、第1インダクタ55に直列に接続されたインダクタとして表される。
この例において、共振回路25は、第1インダクタ55と漏れインダクタンス55aとコンデンサ54とによって、いわゆるLLC共振回路を構成する。第1インダクタ55と漏れインダクタンス55aとコンデンサ54とによって、共振周波数が決定される。これにより、各スイッチング素子51、52の動作周波数(スイッチング周波数)を制御することにより、照明負荷12に供給する電力を制御することができる。
各スイッチング素子41、51、52は、例えば、nチャネル形のFETである。例えば、電極41a、51a、52aは、ドレインである。電極41b、51b、52bは、ソースである。電極41c、51c、52cは、ゲートである。各スイッチング素子41、51、52は、例えば、pチャネル形のFETでもよいし、バイポーラトランジスタやHEMTなどでもよい。
電源回路14は、第2インダクタ56、57をさらに含む。第2インダクタ56、57は、第1インダクタ55と磁気結合している。従って、第1インダクタ55に交流電流が流れると、それに応じた交流電流が、第2インダクタ56、57に流れる。これにより、第2インダクタ56、57は、ハーフブリッジ回路24から供給される第1交流電圧を第2交流電圧に変圧する。第1インダクタ55は、例えば、トランスの一次巻線であり、第2インダクタ56、57は、例えば、トランスの二次巻線である。第2インダクタ56、57は、例えば、ハーフブリッジ回路24から供給される交流電圧を降圧する。第2交流電圧は、第1交流電圧と異なる。第2交流電圧の実効値は、例えば、第1交流電圧の実効値よりも小さい。
このように、第1インダクタ55と第2インダクタ56、57とによって、一次側と二次側とを電気的に絶縁する。これにより、例えば、照明装置10の安全性を高めることができる。
第2インダクタ57は、第2インダクタ56に直列に接続されている。第2インダクタ56、57の接続点は、図示を省略した配線により、低電位端子22dに接続される。第2インダクタ56、57の接続点は、低電位端子22dと実質的に同じ電位に設定される。すなわち、第2インダクタ56、57の接続点は、基準電位に設定される。
整流平滑回路26は、整流回路60と、平滑コンデンサ64と、を含む。整流回路60は、整流素子61、62を含む。整流回路60は、例えば、1つのパッケージ60p内に2つの整流素子61、62が設けられた1つの素子である。整流素子61、62は、ショットキーバリアダイオードである。整流素子61、62は、他のダイオードでもよい。
整流素子61のアノードは、第2インダクタ56の第2インダクタ57と反対側の端部に接続されている。整流素子61のカソードは、平滑コンデンサ64の一端に接続されている。整流素子62のアノードは、第2インダクタ57の第2インダクタ56と反対側の端部に接続されている。整流素子62のカソードは、平滑コンデンサ64の一端に接続されている。平滑コンデンサ64の他端は、第2インダクタ56、57の接続点に接続されている。
これにより、整流平滑回路26は、第2インダクタ56、57によって降圧された交流電圧を整流素子61、62で整流し、整流電圧に変換する。そして、整流平滑回路26は、整流電圧を平滑コンデンサ64で平滑化することにより、整流電圧を直流電圧に変換する。すなわち、整流平滑回路26は、出力電圧VOUTを生成する。この例において、整流平滑回路26は、各整流素子61、62により、交流電圧を全波整流する。整流平滑回路26は、例えば、各整流素子61、62のいずれか一方を含み、交流電圧を半波整流する回路でもよい。すなわち、整流平滑回路26は、各整流素子61、62の少なくとも一方を含む回路でよい。
高電位出力端子14cは、平滑コンデンサ64の高電位側の端子に接続されている。低電位出力端子14dは、第2インダクタ56、57の接続点に接続されている。これにより、各電源出力端子14c、14dの間に出力電圧VOUTが出力される。
電源回路14は、PFC(Power Factor Correction)ドライバ30と、HB(Half Bridge)ドライバ31(制御部)と、電流検出部32と、電流検出抵抗33と、電源部34と、をさらに含む。
PFCドライバ30は、力率改善回路23のスイッチング素子41の電極41cに接続されている。PFCドライバ30は、例えば、所定のパルス信号を電極41cに入力することにより、スイッチング素子41のオン・オフを制御する。すなわち、PFCドライバ30は、力率改善回路23による直流電圧VDCの生成を制御する。
HBドライバ31は、ハーフブリッジ回路24のスイッチング素子51の電極51c及びスイッチング素子52の電極52cに接続されている。HBドライバ31は、例えば、所定の制御信号を電極51c、52cに入力することにより、スイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。すなわち、HBドライバ31は、ハーフブリッジ回路24による直流電圧VDCの交流電圧への変換を制御する。制御信号は、換言すれば、ゲート信号である。
電極51c、52cに入力する制御信号は、例えば、デューティ比50%のパルス信号である。電極52cに入力する制御信号のオンのタイミングは、電極51cに入力する制御信号のオンのタイミングと反対である。これにより、各スイッチング素子51、52が、交互にオン・オフする。また、HBドライバ31は、電極51c、52cに入力する制御信号の周波数を制御する。これにより、第2インダクタ56、57に発生する交流電圧の電圧値を制御することができる。
スイッチング素子51に入力する制御信号のデューティ比は、スイッチング素子52に入力する制御信号のデューティ比と異なってもよい。但し、電極51c、52cのそれぞれに入力する各制御信号のデューティ比を同じにする。これにより、例えば、ハーフブリッジ回路24の動作を安定させることができる。
電流検出抵抗33は、コンデンサ54と低電位端子22dとの間に接続されている。従って、この例では、コンデンサ54が電流検出抵抗33を介して低電位端子22dに接続される。
電流検出部32は、電流検出抵抗33に接続されている。これにより、電流検出部32は、第1インダクタ55に流れる電流ILを検出する。電流検出部32は、例えば、電流検出抵抗33の電圧により、電流ILを検出する。
電流検出部32は、HBドライバ31に接続されている。電流検出部32は、電流ILの検出結果をHBドライバ31に入力する。電流検出部32は、検出した電流ILの電流値をHBドライバ31に入力する。HBドライバ31は、電流検出部32の検出した電流ILを基に、スイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。
HBドライバ31は、例えば、検出された電流ILを基に、スイッチング素子51、52の動作周波数を制御する。HBドライバ31は、例えば、電流ILが設定値よりも高い場合、スイッチング素子51、52の動作周波数を遅くする。HBドライバ31は、例えば、電流ILが設定値よりも低い場合、スイッチング素子51、52の動作周波数を速くする。これにより、HBドライバ31は、電流ILを基に、照明負荷12に流れる出力電流IOUTが実質的に一定になるようにスイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。
電源部34は、力率改善回路23の出力に接続されている。これにより、電源部34には、直流電圧VDCが入力される。電源部34は、例えば、直流電圧VDCを降圧することにより、直流電圧VDCからPFCドライバ30及びHBドライバ31に対応した駆動電圧を生成する。電源部34は、例えば、410Vの直流電圧VDCから15Vの駆動電圧に生成する。電源部34は、生成した駆動電圧をPFCドライバ30及びHBドライバ31に供給する。PFCドライバ30及びHBドライバ31は、電源部34からの駆動電圧の供給に応じて動作を開始する。電源部34は、例えば、PFCドライバ30及びHBドライバ31のそれぞれに個別に電力を供給できるようにしてもよい。
PFCドライバ30及びHBドライバ31の基準電位は、整流回路22の低電位端子22dの電位と実質的に同じである。これにより、例えば、PFCドライバ30及びHBドライバ31の動作を安定させることができる。
PFCドライバ30及びHBドライバ31少なくとも一方は、ソフトウェア制御が可能な半導体素子を含む。PFCドライバ30及びHBドライバ31には、例えば、マイクロプロセッサが用いられる。PFCドライバ30及びHBドライバ31は、例えば、1つのプロセッサ内に設けもよい。PFCドライバ30及びHBドライバ31は、例えば、1つのプロセッサ内に設けられた論理ブロックでもよい。例えば、電流検出部32は、HBドライバ31内に設けてもよい。換言すれば、HBドライバ31に電流検出部32の機能を持たせてもよい。
図2(a)〜図2(e)は、電源回路に流れる電流の一例を模式的に表すグラフ図である。
図2(a)は、スイッチング素子51に流れる電流Is1の一例を模式的に表す。
図2(b)は、スイッチング素子52に流れる電流Is2の一例を模式的に表す。
図2(c)は、第1インダクタ55に流れる電流ILの一例を模式的に表す。
図2(d)は、整流素子61に流れる電流Id1の一例を模式的に表す。
図2(e)は、整流素子62に流れる電流Id2の一例を模式的に表す。
図2(a)に表したように、スイッチング素子51には、スイッチング素子51のオンのタイミングにおいて、正弦半波状の電流Is1が流れる。図2(b)に表したように、スイッチング素子52には、スイッチング素子52のオンのタイミングにおいて、正弦半波状の電流Is2が流れる。前述のように、スイッチング素子51、52は、交互にオン・オフされる。従って、スイッチング素子52に流れる電流Is2は、スイッチング素子51に流れる電流Is1に対して約180°位相のずれた電流となる。
スイッチング素子52をオンにした時に第1インダクタ55に流れる電流ILの向きは、スイッチング素子51をオンにした時に第1インダクタ55に流れる電流ILの向きと逆向きである。従って、図2(c)に表したように、第1インダクタ55には、スイッチング素子51、52のオン・オフにより、正弦波状の電流ILが流れる。
図2(d)に表したように、整流素子61には、スイッチング素子51をオンにした時に、正弦半波状の電流Id1が流れる。図2(e)に表したように、整流素子62には、スイッチング素子52をオンにした時に、正弦半波状の電流Id2が流れる。
図2(a)〜図2(e)に表したように、共振回路25の動作周波数において、第1インダクタ55に流れる電流ILのピーク位相は、スイッチング素子51に流れる電流Is1のピーク位相、及び、スイッチング素子52に流れる電流Is2のピーク位相と略一致する。さらに、第1インダクタ55に流れる電流ILのピーク位相は、整流素子61に流れる電流Id1のピーク位相、及び、整流素子62に流れる電流Id2のピーク位相と略一致する。このように、電流ILのピーク位相の電流値は、二次側の電流Id1、Id2のピーク位相の電流値と相関する。
電流検出部32は、例えば、第1インダクタ55に流れる電流ILのピーク位相の電流値を検出する。換言すれば、電流検出部32は、電流ILの最大値を検出する。電流検出部32は、例えば、正弦波状の電流ILの絶対値の最大値を検出する。そして、電流検出部32は、検出した電流値をHBドライバ31に入力する。電流検出部32は、例えば、検出した電流値の絶対値をHBドライバ31に入力する。
HBドライバ31は、例えば、電流ILのピーク位相の電流値が実質的に一定になるように、スイッチング素子51、52の動作周波数を制御する。換言すれば、HBドライバ31は、電流ILの絶対値の最大値が実質的に一定になるように、スイッチング素子51、52の動作周波数を制御する。これにより、出力電流IOUTを実質的に一定することができる。
また、HBドライバ31は、例えば、電流検出部32で検出された電流値が所定の範囲から外れた場合に、スイッチング素子51、52の動作を停止する。すなわち、照明負荷12への出力電流IOUTの供給を停止する。これにより、例えば、過電流や過小電流などの出力異常状態から照明負荷12を保護することができる。
電流検出部32は、例えば、スイッチング素子51、52の動作周波数からピーク位相を算出し、算出したピーク位相における電流ILの電流値を検出してもよい。この場合には、例えば、スイッチング素子51、52の動作に対して、電流ILの位相が変化した場合に、電流値が低下する。これにより、例えば、電流ILの位相の変化を異常として検出することもできる。なお、電流検出部32で検出する電流ILの位相は、ピーク位相に限ることなく、共振回路25の動作周波数において、二次側の電流Id1、Id2と相関する任意の位相でよい。
絶縁型の電源回路において、例えば、出力電圧VOUTや出力電流IOUTを二次側で検出し、検出結果をフォトカプラを介して一次側の制御部に入力する構成がある。この場合、制御部は、入力された検出結果を基に、出力電流IOUTの定電流制御を行う。しかしながら、フォトカプラは、温度による特性の変化や、素子毎の特性のバラツキなどが大きい。このため、フォトカプラは、電源回路の安定した動作の妨げとなる。また、フォトカプラを用いた場合には、一次側と二次側とを適切に絶縁するために、発光部と受光部との間に所定の距離を設けなければならず、電源回路の小型化の妨げにもなる。
このように、二次側の電圧や電流を検出する構成では、フォトカプラなどが必要となり、回路構成が複雑になる。また、二次側の電圧や電流を検出する方法としては、例えば、トランスに結合した別の巻線を用いて二次側の電圧や電流を検出する方法もある。例えば、二次側の高周波電流や電圧により電圧変換される巻線を用いた検出方法もある。しかしながら、これらの方法においても、例えば、トランスや巻線が大型化し、回路が大規模化してしまう。
これに対して、本実施形態に係る電源回路14では、一次側に設けられた第1インダクタ55に流れる電流ILに基に、出力電流IOUTを制御する。これにより、電源回路14では、フォトカプラを用いる場合などに比べて、照明負荷12に流れる出力電流IOUTを簡易な構成で制御することができる。例えば、電流検出抵抗33を用いて電流ILを検出する。これにより、例えば、電源回路14の回路構成をより簡素にすることができる。電源回路14では、例えば、部品点数を削減することができる。例えば、電源回路14をより小型化できる。例えば、電源回路14の製造コストを抑えることができる。
図3は、実施形態に係る別の照明装置を模式的に表すブロック図である。
図3に表したように、照明装置100の電源回路114では、電流検出抵抗33が、スイッチング素子52と低電位端子22dとの間に設けられている。電源回路114の電流検出部32は、スイッチング素子52に流れる電流Is2を検出し、検出結果をHBドライバ31に入力する。電流検出部32は、例えば、スイッチング素子52に流れる電流Is2のピーク位相の電流値を検出し、検出した電流値をHBドライバ31に入力する。HBドライバ31は、例えば、電流Is2のピーク位相の電流値が実質的に一定になるように、スイッチング素子51、52の動作周波数を制御する。
図2(b)及び図2(e)に表したように、スイッチング素子52に流れる電流Is2のピーク位相は、整流素子62に流れる電流Id2のピーク位相と略一致する。電流Is2のピーク位相は、電流Id2のピーク位相と相関する。従って、電流Is2を基に、スイッチング素子51、52のオン・オフを制御する。この場合にも、上記と同様に、照明負荷12に流れる出力電流IOUTを簡易な構成で制御することができる。
このように、検出する電流は、スイッチング素子52に流れる電流Is2でもよい。例えば、第1インダクタ55に流れる電流ILと、スイッチング素子52に流れる電流Is2と、の双方を検出し、各検出結果を基に、スイッチング素子51、52のオン・オフを制御してもよい。すなわち、検出する電流は、電流ILと電流Is2との少なくとも一方でよい。
例えば、スイッチング素子51とスイッチング素子52との間に電流検出抵抗33を設け、スイッチング素子51に流れる電流Is1を検出してもよい。但し、上記のように、電流検出抵抗33の一端を低電位端子22dに接続する。すなわち、電流検出抵抗33の一端を基準電位に設定する。これにより、例えば、電流を容易に検出できる。例えば、電流を検出する回路を簡素にできる。例えば、スイッチング素子51に流れる電流Is1と、スイッチング素子52に流れる電流Is2と、の双方を検出してもよい。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明したが、それらに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
なお、照明光源16はLEDに限らず、例えば、有機EL(Electro-Luminescence)やOLED(Organic light-emitting diode)などでもよい。照明負荷12には、複数の照明光源16が直列又は並列に接続されていてもよい。
上記各実施形態では、ブリッジ回路として、2つのスイッチング素子51、52を含むハーフブリッジ回路24を示している。ブリッジ回路は、これに限ることなく、例えば、4つのスイッチング素子を含むフルブリッジ回路などでもよい。
上記実施形態では、LLC型の共振回路25を示している。共振回路25は、これに限ることなく、コンデンサ54と第1インダクタ55とを少なくとも含む他の共振回路でもよい。
上記実施形態では、直流負荷として、照明負荷12を示しているが、これに限ることなく、例えば、ヒータなどの他の直流負荷でもよい。上記実施形態では、電源回路として、照明装置10に用いられる電源回路14を示しているが、これに限ることなく、直流負荷に対応する任意の電源回路でよい。
本発明のいくつかの実施形態および実施例を説明したが、これらの実施形態または実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態または実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態または実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…交流電源、 10、100…照明装置、 12…照明負荷、 14、114…電源回路、 16…照明光源、 21…フィルタ回路、 22…整流回路、 23…力率改善回路、 24…ハーフブリッジ回路、 25…共振回路、 26…整流平滑回路、 30…PFCドライバ、 31…HBドライバ、 32…電流検出部、 33…電流検出抵抗、 34…電源部、 41…スイッチング素子、 42…インダクタ、 43…ダイオード、 44…コンデンサ、 51、52…スイッチング素子、 53…コンデンサ、 55…第1インダクタ、 56、57…第2インダクタ、 60…整流回路、 61、62…整流素子、 64…平滑コンデンサ

Claims (5)

  1. 少なくとも1つのスイッチング素子を含み、前記スイッチング素子のオン・オフによって、直流電圧を第1交流電圧に変換するブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路に接続された第1インダクタと、前記第1インダクタに接続されたコンデンサと、を含む共振回路と、
    前記第1インダクタと磁気結合し、前記第1交流電圧を前記第2交流電圧に変圧する第2インダクタと、
    前記第2交流電圧を整流する整流素子を含み、前記第2交流電圧を直流の出力電圧に変換する整流平滑回路と、
    前記スイッチング素子及び前記第1インダクタの少なくとも一方に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出した前記電流を基に、前記スイッチング素子のオン・オフを制御する制御部と、
    を備えた電源回路。
  2. 前記電流検出部は、前記共振回路の動作周波数の所定位相の前記電流を検出する請求項1記載の電源回路。
  3. 前記電流検出部は、ピーク位相の前記電流を検出する請求項2記載の電源回路。
  4. 前記制御部は、前記電流を基に、負荷に流れる出力電流が一定になるように前記スイッチング素子のオン・オフを制御する請求項1〜3のいずれか1つに記載の電源回路。
  5. 照明負荷と、
    前記照明負荷に電力を供給する請求項1〜4のいずれか1つに記載の電源回路と、
    を備えた照明装置。
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