JP2015186166A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【構成】携帯電話機10は、二次電池48などを有している。また、2つのフィルムスピーカ30は二次電池48を収容するバッテリホルダ50の裏側に配置される。フィルムスピーカ30は周囲がフレーム(38)によって囲われており、表面側のフレームに両面テープが貼られ、スピーカホルダ54に張り付けられている。バッテリホルダ50の底面には、2つのフィルムスピーカ30と対応して2つの押え部(70)が設けられている。これらの部品が組み付けられると、押え部は、フィルムスピーカ30の裏側からスピーカホルダ54の方に向けて、フィルムスピーカ30の裏側のフレームを押えた状態になる。つまり、フィルムスピーカは30表裏の両面から挟み込まれた状態となる。【効果】フィルムスピーカ30の不要な振動が抑えられ、フィルムスピーカ30の音圧が向上する。【選択図】図3

Description

この発明は携帯端末に関し、特にスピーカを内蔵した、携帯端末に関する。
背景技術の一例が特許文献1に開示されている。この特許文献1の携帯端末装置では、筐体の角部にスピーカを任意の角度で配置することで、携帯端末装置の小型化・薄型化を実現している。
特開2012-227836号公報[H04R 1/02, H04M 1/03, H04M 1/02]
近年の携帯端末の開発では二次電池の大型化などに伴い、筐体内部のスペース確保が問題となっている。その問題に対処できるように、特許文献1のようにダイナミックスピーカの配置を工夫することが考えられる。ところが、筐体の角にダイナミックスピーカを配置すると、携帯端末装置の厚さがダイナミックスピーカの大きさによって決まり、全体として厚みが厚くなってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末を提供することである。
この発明の他の目的は、全体の厚さを薄くすることが出来る、携帯端末を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、電池、周囲がフレームによって囲われ、電池の裏側に配置されるフィルムスピーカ、電池の裏側においてフィルムスピーカの主面側のフレームが貼り付けられるスピーカホルダ、およびフィルムスピーカと電池との間で、フィルムスピーカの他面側からスピーカホルダの方に向けて、そのフィルムスピーカの他面側のフレームの少なくとも一部を押える押え部を備える、携帯端末である。
第1の発明では、携帯端末(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)の電池(48)は、たとえば二次電池である。フィルムスピーカ(30)は、たとえば電池の裏側に配置される。また、フィルムスピーカは、たとえば樹脂フィルムなどを支えるためのフレーム(38)によって囲われている。スピーカホルダ(54)は、たとえば電池の裏側にあり、フィルムスピーカの主面(表面)側のフレームが、樹脂テープなどの接着手段によって貼り付けられる。押え部(70)は、フィルムスピーカの他面(裏面)側からスピーカホルダの方に向けて、フィルムスピーカの他面側のフレームの少なくとも一部を押える。このとき、フィルムスピーカは表裏の両面から挟み込まれ、フィルムスピーカが強固に固定された状態となる。
第1の発明によれば、フィルムスピーカを採用することによって、携帯端末全体を薄型化することができる。
また、フィルムスピーカの不要な振動が抑えられ、フィルムスピーカの音圧が向上する。
第2の発明は、第1の発明に従属し、押え部は、切欠きが設けられる。
第2の発明では、たとえば、スピーカホルダのリブに設けられる切欠きの位置に対応して、押え部にも切欠き(72)が設けられる。
第2の発明によれば、たとえば、スピーカホルダよってフィルムスピーカの周囲が囲われていても、フィルムスピーカを押える押え部の切欠きおよびスピーカホルダの切欠きによって、スピーカホルダおよび押え部の内側と外側とが連通する。そのため、フィルムスピーカの背面容積を十分に確保でき、フィルムスピーカの音響性能を向上させることが出来る。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に従属し、電池を保持する電池保持部をさらに備え、押え部は、電池保持部に設けられる。
第3の発明では、電池保持部(50)は、たとえば箱状であり、その箱の中に電池を入れることで電池を保持する。たとえば、押え部は、このような電池保持部の底面に設けられる。
第3の発明によれば、電池は、樹脂テープや接着剤などの接着手段を利用せずに保持されるため、携帯端末のメンテナンスなどの際に電池の取り外しおよび交換が容易となる。
この発明の一態様によれば、携帯端末の厚みを全体として薄くすることが出来る。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の外観の一例を示す外観図であり、図1(A)は携帯電話機の表面の外観を示し、図1(B)は携帯電話機の裏面の外観を示す。 図2は図1に示す携帯電話機に内蔵されるフィルムスピーカの構造の一例を示す図解図であり、図2(A)はフィルムスピーカを表面から見た外観の一例を示し、図2(B)は図2(A)に示す線II(B)−II(B)における断面の一例を示す。 図3は図1に示す携帯電話機の内部構造の概要の一例を示す分解斜視図である。 図4は図3に示すインナシャーシ、二次電池およびバッテリホルダの構造の概要の一例を示す図解図であり、図4(A)はインナシャーシ、二次電池およびバッテリホルダの構造の概要の一例を示す斜視図であり、図4(B)はインナシャーシに二次電池およびバッテリホルダが組み付けられた状態の一例を示す図解図である。 図5は図2に示す取り付け枠の構造の一例を示す図解図であり、図5(A)は取り付け枠を表側から見た状態を示し、図5(B)は取り付け枠を裏側から見た状態を示す。 図6は図2に示す取り付け枠に、必要な部品が取り付けられた状態の例を示す図解図であり、図6(A)は第1フィルムスピーカおよび第2フィルムスピーカが貼り付けられた取り付け枠の表側を示し、図6(B)は第1フィルムスピーカおよび第2フィルムスピーカが貼り付けられた取り付け枠の裏側を示し、図6(C)は基板が配置された状態を示し、図6(D)は連結部材によって第1スピーカホルダと第2スピーカホルダとの互いに対向する内側端部どうしが連結された状態を示す。 図7は図6(D)に示す線VII−VIIにおける断面の一例を示す。 図8は図6(D)に示す取り付け枠にインナシャーシなどが嵌め込まれた状態の一例を示し、図8(A)はインナシャーシが嵌め込まれる前の状態を示し、図8(B)は図8(A)に示す取り付け枠にインナシャーシなどが嵌め込まれた後の状態を示す。 図9は図8(B)に示す線IX−IXにおける断面の一例を示す。 図10は他の実施例のインナシャーシ、二次電池およびバッテリホルダの構造の概要の一例を示す斜視図である。 図11はその他の実施例のインナシャーシ、二次電池およびバッテリホルダの構造の概要の一例を示す斜視図である。
図1(A),(B)を参照して、この発明の一実施例の携帯電話機10は、一例としてスマートフォン(smartphone)であり、その外観は、縦長の扁平矩形となる様にバックパネル12、取り付け枠14の一部およびフロントパネル16によって形成される。そのため、バックパネル12は主要なハウジング部材(主面と側面とを有するハウジングを形成するための部材)である。ただし、取り付け枠14の一部またはフロントパネル16がハウジング部材の側面を形成することもあり得る。なお、この発明は、スマートフォンだけでなく、タブレットPCや、PDAなど任意の携帯端末に適用可能であることを予め指摘しておく。
フロントパネル16にはタッチパネル20が一体的に形成されている。また、フロントパネル16の裏面には、たとえば液晶や有機ELなどで構成されるディスプレイ18(表示部)が貼り付けられている。
携帯電話機10の下側面の右側には内部に設けられるマイクに音声を入力するための孔22が形成されている。携帯電話機10の主面上側には音を振動に変換するピエゾ素子(図示せず)が内蔵されている。たとえば、ピエゾ素子に音声信号が入力されると、ピエゾ素子は音声信号を振動に変換し、ディスプレイ18(フロントパネル16)を直接振動させる。これにより、ユーザは、ディスプレイ18から出力される音声を聞くことが出来る。なお、このようにして音声が出力されるため、たとえば受話音声を出力するための放音孔は設けられていない。
携帯電話機10の裏面には第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30b(後述)が内蔵されている。また、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの音は、この実施例ではバックパネル12の裏面に形成された第1放音孔24aから出力される。
携帯電話機10の下側面の中央には内部に設けられる充電端子(図示せず)に通じる孔26が形成される。
たとえば、通話を行う操作が行われ音声通話が開始されると、上述のピエゾ素子の振動によってフロントパネル16から受話音声が出力される。一方、ユーザの発話音声は、孔22を通じてマイクに入力され、通話相手の電話機に送信される。他の電話機から着信が通知されると、着信音が内蔵のフィルムスピーカから出力される。なお、本実施例の携帯電話機10には、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを内蔵しているため、ステレオ音声を再生することも可能である。
また、孔26を通じて充電コネクタが充電端子に接続されると、携帯電話機10の二次電池48(図3参照)には外部電源から充電用電力が供給される。
図2(A)は本実施例で利用されるフィルムスピーカ30を表面から見た外観の図解図であり、図2(B)は図2(A)の線II(B)−II(B)における断面図である。なお、携帯電話機10に内蔵する第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bとしては、この図に示すフィルムスピーカ30が用いられるので、ここでは第1フィルムスピーカおよび第2フィルムスピーカの区別をしないで説明し、以後両者を区別するときには30aおよび30bの参照番号を用いることにする。
フィルムスピーカ30は平面矩形であり、厚さはたとえば0.7mmである。フィルムスピーカ30は、同じく矩形のピエゾ素子32を含み、ピエゾ素子32は、音が出力される面、つまり表面(図2(A))において、略中央となるように樹脂コーティング層34によって樹脂コーティングされている。また、樹脂コーティング層34には樹脂フィルム36が貼り付けられている。そして、これらを支えるためにフレーム38がフィルムスピーカ30の周縁に設けられている。このようなフィルムスピーカ30のピエゾ素子32に音声信号が与えられると、ピエゾ素子32が振動し、その振動が樹脂コーティング層34および樹脂フィルム36などフィルムスピーカ30全体に伝わり、フィルムスピーカ30の表面から音が出力される。なお、フレーム38は、フィルムスピーカ30をスピーカホルダ54(後述)上に固定する際に利用される。
図3は携帯電話機10の内部構造の概要を示す分解斜視図である。図3を参照して、携帯電話機10は、正面側(図3で言えば上側)からフロントパネル16、ディスプレイ18、インナシャーシ42、二次電池48、バッテリホルダ(電池保持部)50、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30b、取り付け枠14、基板58、連結部材66およびバックパネル12の順番で各パーツが取り付けられる。なお、バックパネル12を取り付けることによって、取り付け枠14と協働して、このバックパネル12の内部に閉塞空間が形成され、第1フィルムスピーカ30a、第2フィルムスピーカ30bからの音が第1放音孔24aおよび第2放音孔24bから閉塞空間外へ放出される。
フロントパネル16は、携帯電話機10の主面であり、縦長の扁平矩形となるようにガラスで形成される。上述したように、フロントパネル16の裏面にはタッチパネル20が一体的に形成されている。ディスプレイ18は、接着剤またはOCA(Optical Clear Adhesive:透明性接着)テープなどによってフロントパネル16の裏面に接着される。
図3と共に、図4(A)を参照して、インナシャーシ42は矩形の樹脂枠を含み、その枠内にほぼ全面を覆うよう金属(導電材料)製のシールド板40が設けられている。インナシャーシ42の枠の厚さは、シールド板40と二次電池48とバッテリホルダ50の底面を重ねた厚さと等しいか、それよりも僅かに薄くなるように形成されている。また、インナシャーシ42の表側、つまりシールド板40の表側には、上述のようにディスプレイ18が貼り付けられたフロントパネル16が配置される。一方、インナシャーシ42の裏側には、二次電池48を内部に保持するバッテリホルダ50が組み付けられる凹部が形成される。
二次電池48は扁平矩形の形状をしており、樹脂製で全体として箱状のバッテリホルダ50に入れられる。また、バッテリホルダ50の左右側面の外側には第1爪52がそれぞれ形成されており、対応する第1爪受け(アンダーカットとも謂う。)44がインナシャーシ42の左右縦枠の内側にそれぞれ形成されている。また、インナシャーシ42の左右縦枠の外側には、後述する第2爪56と対応する第2爪受け46が設けられている。
したがって、図4(B)に示すように、バッテリホルダ50は二次電池48を保持した状態でインナシャーシ42に組み付けられると、左右の第1爪52が左右の第1爪受け44によってそれぞれ係止され、インナシャーシ42にバッテリホルダ50が固定された状態となる。その結果、二次電池48がバッテリホルダ50によって保持された状態となる。
このように、二次電池48は、樹脂テープや接着剤などの接着手段を利用せずに保持されるため、携帯電話機10のメンテナンスなどの際に二次電池48の取り外しおよび交換が容易となる。
また、バッテリホルダ50の裏側には、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを裏面側から押える第1押え部70aおよび第2押え部70bが設けられる。第1押え部70aおよび第2押え部70bは、全体として矩形であり、周囲がリブの形状となるように盛り上がっている。第1押え部70aおよび第2押え部70bの高さは、バッテリホルダ50が組み付けられたインナシャーシ42が取り付け枠14に嵌め込まれたときに、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bに接触するように設定されている。そのため、第1押え部70aおよび第2押え部70bが設けられる位置は、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bが貼り付けられる第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの位置と対応する。
また、第1押え部70aおよび第2押え部70bには、複数の切欠き72およびフィルムスピーカ30への配線を通すための配線用凹部が設けられている。そして、複数の切欠き72は、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bのリブに設けられた複数の切欠き96と対応する位置に設けられる。
なお、以下の説明で第1押え部70aおよび第2押え部70bを区別する必要がない場合は、参照符号を省略して「押え部70」と言う。
図3と共に、図5(A),(B)を参照して、取り付け枠14は、フロントパネル16や、インナシャーシ42と同様の矩形であり、1対の縦枠90(第1対の枠部材)および1対の横枠92(第2対の枠部材)を含む枠が、以下に説明する各部とともに、樹脂成型によって形成されている。第1縦枠90aと第2縦枠90bとは所定の間隔を隔てて配置され、第1横枠92aが1対の縦枠90の上側を連結し、第2横枠92bが1対の縦枠90の下側を連結する。
第1縦枠90aおよび第2縦枠90bのそれぞれの内側から内方に延びて互いに対向するように、共に平板状である第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bが形成される。第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの中央には、そこに貼り付けられる第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの音を放出するために、8角形の放音孔94が形成されている。なお、以下の説明で第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを区別する必要がない場合は、参照符号を省略して「スピーカホルダ54」と言う。
第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの表側の面の周縁には、切欠き96を有するリブが設けられる。なお、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bは、この実施例では平面矩形の板状に形成されたが、この第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの形状はこれに限らない。第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bは、フィルムスピーカ30の表面側のフレーム38を樹脂テープなどによって貼り付けられる領域があればよく。放音孔94がもっと大きくても、もっと小さくてもよい。
取り付け枠14の枠内には、インナシャーシ42が嵌め込まれる。そのため、1対の縦枠90および1対の横枠92の内側は、インナシャーシ42を嵌め込むことが可能な内壁面80(図6−図9なども参照)として形成されている。つまり、内壁面80がインナシャーシ42の樹脂枠の外面と接触して、インナシャーシ42が取り付け枠14に嵌め込まれる。このとき、取り付け枠14に設けられた左右の第2爪56がインナシャーシ42に設けられた左右の第2爪受け46によってそれぞれ係止され、インナシャーシ42が取り付け枠14に固定された状態となる。
また、取り付け枠14の上側には、フロントパネル16を取り付けるための凹部82および内壁面84(共に図6−図9なども参照)が設けられる。この凹部82より外方の部分86(図6−図9なども参照)は、携帯電話機10の外観(図1)として露出する露出部である。したがって、内壁面84の内側でかつ凹部82の中にフロントパネル16が取り付けられたとき、フロントパネル16と外方の部分86とは同じまたは略同じ面(面一)となる。
さらに、取り付け枠14の裏側には、凹形状の第2嵌合部88(図6、図7、図9なども参照)が設けられる。一方、バックパネル12の側面には凸形状の第1嵌合部68(図2なども参照)が設けられる。そして、この第1嵌合部68が第2嵌合部88に嵌め込まれると、バックパネル12が取り付け枠14に取り付けられた状態となる。
第1横枠92aの内側から第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの上側端までの部分には、たとえばカメラモジュールなどの部品を組み付けるための組み付け部98が設けられる。この組み付け部98には配線などを通すための矩形の孔100が形成されている。また、取り付け枠14の裏側(図5(B))において、組み付け部98には、図3に示すような形状の基板58を配置するための2つの基板用凹部102が形成されている。そして、図3からよくわかるように、第2横枠92bの側面にはマイクに通じる孔22aおよび充電端子に通じる孔26aが形成されている。
図3に戻って、基板58は樹脂やガラス繊維などで形成され、異形の第1部分60、略矩形の第2部分62および第1部分60と第2部分62とを繋ぐ細長い第3部分64を含む。この基板58には、所定の配線が形成されると共に、マイクなどの必要な部品が実装される。
ただし、基板58の第1部分60、第2部分62および第3部分64の形状やサイズは、実施例の形状やサイズに限定されるものではない。
連結部材66は、樹脂などで形成され、左右に2つずつ係止部104(図7参照)を有している。取り付け方の詳細な説明は後述するが、連結部材66によって、第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bとの互いに対向する内側端部どうしが連結される。
上述のようにハウジン部材として機能するバックパネル12は、図1に示すように、携帯電話機10の側面および底面(裏面)を形成し、矩形の箱のような形状となるように樹脂で形成される。バックパネル12の主面、すなわち底面には第1放音孔24aが形成され、バックパネル12の左右側面には第2放音孔24bが形成される。また、バックパネル12の下側面にはマイクに通じる孔22bおよび充電端子に通じる孔26bが形成される。
上述したインナシャーシ42、二次電池48、第1フィルムスピーカ30a、第2フィルムスピーカ30b、取り付け枠14、基板58および連結部材66は、取り付け枠14に取り付けられる。そして、取り付け枠14の表側にフロントパネル16が取り付けられ、裏側にバックパネル12が取り付けられる。
続いて、取り付け枠14に部品を取り付ける手順を説明する。まず、図6(A),(B)を参照して、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bは、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bによって、表面が第1放音孔24aの方を向くように配置される。具体的には、取り付け枠14の表側において、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bは、フレーム38に両面テープとも呼ばれる樹脂テープが貼られ、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bに貼り付けられる。このとき、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bは、音を出力する面、つまり表面が対応する放音孔94の方を向く。そして、この状態では、取り付け枠14の裏側から、各放音孔94を通して第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを視認することが出来る。
図6(C),(D)を参照して、取り付け枠14の裏側に基板58が配置される。このとき、第1部分60が組み付け部98の一部と重なるように第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bより上方に配置され、第2部分62が第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bより下方に配置される。そして、第3部分64が第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bとの間を通り、かつ第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bと略同じ面となるように配置される。その結果、組み付け部98に形成される孔100および基板用凹部102は、基板58によって隠される。また、基板58は第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを避けるように取り付け枠14の裏側に配置されるため、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの厚みが基板58の厚みの中におさまる。つまり、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bと基板58とを同じまたは略同じ面内に配置できるので、さらなる薄型化が可能である。その上、第3部分64によって第1部分60と第2部分62とを繋ぎ、しかも第3部分64を跨いで連結部材66が第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bとを連結するので、基板58の利用可能な面積を小さくすることなく、剛性の高い第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを形成することができる。
次に、図6(D)のように、基板58の第3部分64の上から、第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bとの対向する内側端部どうしを連結するように、連結部材66を第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bに係止する。
詳しく言うと、図6(D)の線VII−VIIにおける断面図である図7を参照して、各係止部104の先端には爪が設けられている。取り付け枠14の裏側において、連結部材66が上側から押し込まれると、係止部104が一時的に内方に撓む。そして、連結部材66がさらに押されて係止部104の先端が取り付け枠14の表側まで達すると、係止部104の形状が元に戻る。このとき、係止部104の先端に設けられた爪が第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの周縁に引っ掛かり、連結部材66が第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bとの間で固定される。
その結果、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bが連結部材66によって強固に連結された状態となり、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bが片持ち梁構造(図5などの状態)から両持ち梁構造のものとなる。このように、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bが一体化されるので、それぞれの剛性が大きくなり、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54b自体の振動が抑制されるので、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの音圧レベルを大きくすることが出来る。
たとえば、この連結部材66によって第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bが連結されていない場合、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bは片持ち梁構造のままであり、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを支える構造の剛性が大きくない。この状態で第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bから音声を出力すると、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの振動に伴って第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bも振動し、その振動が第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの振動を減殺する。これに対して、実施例のように連結部材66によって第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを互いに連結して両持ち梁構造の状態にすれば、約3dBの音圧改善が見られる。
また、取り付け枠14にバックパネル12を取り付ける場合、連結部材66に接着剤が塗布され、連結部材66とバックパネル12とが接着される。つまり、連結部材66はバックパネル12にも固定される。したがって、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bがバックパネル12によっても補強されることになり、音圧のさらなる改善が期待できる。
なお、他の実施例では、連結部材66に塗布される接着剤が流れ出ないようにするために、連結部材66に凹部が形成されてもよい。
図8(A)は図6(D)に示す取り付け枠14にインナシャーシ42が嵌め込まれる前の状態を示す図解図である。この状態では、孔100、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの下方には、基板58の一部が見えている状態となる。また、第1スピーカホルダ54aの右側および第2スピーカホルダ54bの左側には、連結部材66の係止部104の先端の爪が引っ掛かっている。なお、図8(A)に示すように、係止部104が第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bの切欠き96の一部に嵌まる様に、連結部材66は第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bとを連結する。
図8(B)を参照して、この状態で二次電池48を保持するインナシャーシ42が取り付け枠14に嵌め込まれると、インナシャーシ42によって基板58、第1フィルムスピーカ30a、第2フィルムスピーカ30b、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bなどが隠される。また、図8(B)の状態における第1押え部70aおよび第2押え部70bの位置を点線によって示す。
図8(B)の線IX−IXにおける断面図である図9を参照すると、バッテリホルダ50によって二次電池48が保持されている状態がよくわかる。また、二次電池48は、シールド板40に配置されているのでスピーカホルダ50から抜け落ちることはない。
また、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bは第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bによって二次電池48の裏側で保持された状態となる。つまり、フィルムスピーカ30を採用し、かつ二次電池48の裏側にフィルムスピーカ30を配置することによって、携帯電話機10全体を薄型化することができる。
また、図9に示すように、二次電池48を保持するインナシャーシ42が取り付け枠14の内壁面80に嵌め込まれる。取り付け枠14は、その厚みがシールド板40の厚み、インナシャーシ42の厚み、二次電池48の厚みおよびバッテリホルダ50の底面の厚みを含むように形成されている。そのため、二次電池48を保持するバッテリホルダ50が組み付けられたインナシャーシ42を、取り付け枠14に嵌め込んだとしても、取り付け枠14の厚さは変化しない。このような構造によっても、携帯電話機10全体が薄型化されている。
また、第1押え部70aおよび第2押え部70bは、切欠き72および配線用凹部が設けられているため、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bのフレーム38の一部に接触した状態となる。ここで、第1押え部70aおよび第2押え部70bが設けられるバッテリホルダ50は、インナシャーシ42に固定されており、このインナシャーシ42は取り付け枠14に固定されている。そのため、バッテリホルダ50はインナシャーシ42を介して取り付け枠14に固定されている状態となる。したがって、第1押え部70aおよび第2押え部70bは、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの裏面側から第1スピーカホルダ54aと第2スピーカホルダ54bの方に向けて、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30b(フレーム38)を押えている状態となる。この状態では、フィルムスピーカ30は、スピーカホルダ54および押え部70によって表裏の両面から挟み込まれるため、フィルムスピーカ30が強固に固定された状態となる。その結果、フィルムスピーカ30の不要な振動が抑えられ、フィルムスピーカ30の音圧がさらに向上する。
また、押え部70に設けられる切欠き72は、スピーカホルダ54のリブに設けられる切欠き96と対応している。そのため、スピーカホルダ54よってフィルムスピーカ30の周囲が囲われていても、フィルムスピーカ30を押える押え部70の切欠き72およびスピーカホルダ54の切欠き96によって、スピーカホルダ54および押え部70の内側と外側とが連通する。そのため、フィルムスピーカ30の背面容積を十分に確保でき、フィルムスピーカ30の音響性能を向上させることが出来る。
さらに、二次電池48が充放電を繰り返すことによって経時的に膨れたとしても、バッテリホルダ50の底面に二次電池48が接触しているため、二次電池48はフィルムスピーカ30の方へ変位することは出来ず、したがって、フィルムスピーカ30と二次電池48との間の間隙が安定的に確保される。
なお、第1押え部70の上側および右側と、第2押え部70の上側および左側とについては、図9の状態と略同じであるため、図示は省略する。
また、他の実施例では、フィルムスピーカ30の音圧レベルをさらに向上させるために、接着剤などの固定部ないし固定手段によってスピーカホルダ54のリブがバッテリホルダ50に固定(接着)されてもよい。つまり、実施例のような携帯電話機10内で最大の重量と高い剛性を持つ二次電池48を保持するバッテリホルダ50を利用し、スピーカホルダ54をバッテリホルダ50上に固定する。なお、その他の実施例では、両面テープや、嵌め合い(係合)機構などを利用して、スピーカホルダ54aのリブがバッテリホルダ50に固定されてもよい。
また、図示は省略するが、バックパネル12が取り付け枠14に取り付けられると、バックパネル12によって、第1フィルムスピーカ30a、第2フィルムスピーカ30b、第1スピーカホルダ54a、第2スピーカホルダ54b、基板58、連結部材66、第2嵌合部88、1対の縦枠90、1対の横枠92、放音孔94および組み付け部98が隠される。このとき、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの表面が、バックパネル12の底面に設けられる第1放音孔24aを向く。
バックパネル12および取り付け枠14が協働して形成された閉塞空間は、バックパネル12の底面から音が抜けるダクトおよび側面から音が抜けるダクトとして機能する。そして、第1フィルムスピーカ30aから出力された音は、第1フィルムスピーカ30aの表面に設けられている第1放音孔24aと、その第1放音孔24aと対応してバックパネル12の側面に設けられる第2放音孔24bとから出力される。つまり、第1フィルムスピーカ30aから出力される音の流れが2方向となる。この状態で、モノラルの音声が第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bから音が出力された場合、ハウジング部材の背面の2ヶ所および側面の2ヶ所から放音されることになり、出力された音は周囲に広がる。つまり、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bから出力される音に、サラウンド効果を与えることが出来る。また、ステレオ音声が第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bから音が出力された場合、特に側面の2ヶ所からそれぞれ出力される左右の音は、ほぼ独立してユーザの耳に届くことになる。つまり、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bから出力される左右の音の独立性が高まるため、左右の分離度がよくステレオ効果がより高い音を出力することが出来る。このように、本実施例では、臨場感のある音を出力することが出来る。
なお、実施例のバッテリホルダ50は箱形状であったが、他の実施例では他の形状であってもよい。図10を参照して、他の実施例のバッテリホルダ50は板状であってもよい。板状のバッテリホルダ50は、実施例のバッテリホルダ50の底面に相当する部分と第1爪52の部分を残して側面が無い状態となる。また、図11を参照して、その他の実施例のバッテリホルダ50は、第1押え部70aおよび第2押え部70bの周辺および第1爪52だけを含む形状である。つまり、実施例のバッテリホルダ50に対して、側面の大部分と、底面の半分以上が無い状態となる。これらの形状であっても、バッテリホルダ50によって二次電池48を保持することができるとともに、バッテリホルダ50の底面に設けられる、第1押え部70aおよび第2押え部70bによって第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bを押えることができる。
また、バッテリホルダ50は、インナシャーシ42を介して取り付け枠14に固定されていたが、さらにその他の実施例では、バッテリホルダ50が取り付け枠14に直接固定されるように爪および爪受けが設けられてもよい。
また、他の実施例では、インナシャーシ42に設けられる第1爪受け44および第2爪受け46、バッテリホルダ50に設けられる第1爪52、取り付け枠14に設けられる第2爪56の数および位置が本実施例と異なるものであってもよい。さらに、その他の実施例では、第1爪52と第1爪受け44との位置および第2爪56と第2爪受け46との位置は、それらの全部または一部が逆であってもよい。たとえば、その他の実施例では、インナシャーシ42に第1爪52および第2爪56が設けられ、バッテリホルダ50および取り付け枠14に第1爪受け44および第2爪受け46が設けられる。
また、第1放音孔24aおよび第2放音孔24bの形状は、円または矩形にだけに限らず、さらにその他の実施例では、様々な形状で形成されてもよい。また、上述の実施例では、バックパネル12は角を有する箱型の形状(つまり、主面と直交する側面を有する形状)で形成され、第1放音孔24aおよび第2放音孔24bは垂直の側面に形成されたが、角の部分が丸みを帯びるように、つまり主面に対して側面が傾斜または湾曲して形成されてもよい。この場合でも、本実施例の側面に相当する位置に、第1放音孔24aおよび第2放音孔24bを、傾斜ないし湾曲した側面に形成すればよい。
また、上述の実施例では、バックパネル12がハウジング部材の主面と側面を形成したが、主面だけをバックパネル12で形成し、側面をバックパネル12では無く、たとえば取り付け枠14で形成した場合、第1放音孔24aおよび第2放音孔24bは取り付け枠14に設けられる。また、ハウジング部材の側面を、たとえばフロントパネル16で形成した場合、第1放音孔24aおよび第2放音孔24bはフロントパネル16に設けられることになる。
また、上述の実施例では、基板58が第1部分60、第2部分62および第3部分64で構成されていたが、この基板58はさまざまに変形可能である。
たとえば、基板58は一枚の大きな矩形の基板として形成され、取り付け枠14の下で、取り付け枠14と重なるように配置されてもよい。その場合、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの厚みの中に基板58の厚みが含まれることによる薄型化は期待できないが、第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを分けて設ける必要がないので、連結部材66を用いなくても第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを両持ち構造のものとして剛性を高めることが出来る。
あるいは、第2部分50だけに相当する基板であってもよい。この場合も、連結部材66を省略して元々一体化されている第1スピーカホルダ54aおよび第2スピーカホルダ54bを形成することが出来る。
また、本実施例では、第1フィルムスピーカ30a、第2フィルムスピーカ30b、スピーカホルダ54のリブおよび押え部70の形状を矩形としたが、他の実施例では、これらのうちの少なくとも1つまたは全ての形状が矩形に限らず、丸型や他の形状であってもよい。
また、本実施例では、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの周囲を囲うように、つまり全周に亘ってリブを形成したが、その他の実施例では、第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの少なくとも一辺に相当するリブがあればよい。すなわち、リブは第1フィルムスピーカ30aおよび第2フィルムスピーカ30bの周囲を囲っていなくてもよい。
上述の実施例では、2つのフィルムスピーカ30a,30bを用いたが、携帯端末をさらに小型化するか、あるいは内部空間をさらに大きくする場合には、フィルムスピーカ30は1つだけでもよい。この場合には、ハウジング部材の主面に1つだけ第1放音孔24aが形成され、ハウジング部材の側面にはその第1放音孔24aと対応する位置に1つだけ第2放音孔24bが形成される。このように、フィルムスピーカ30を1つだけ使用した場合でも、第1放音孔24aおよびその第1放音孔24aとは或る程度距離がある第2放音孔24bの両方から音が出力されるので、第1放音孔24aだけの場合に比べて、臨場感がよい。
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
12 … バックパネル
14 … 取り付け枠
30a,30b … 第1フィルムスピーカ、第2フィルムスピーカ
40 … シールド板
42 … インナシャーシ
44 … 第1爪受け
46 … 第2爪受け
48 … 二次電池
50 … バッテリホルダ
52 … 第1爪
54a,54b … 第1スピーカホルダ、第2スピーカホルダ
56 … 第2爪
70a,70b … 第1押え部、第2押え部
72 … 切欠き
96 … 切欠き

Claims (3)

  1. 電池、
    周囲がフレームによって囲われ、前記電池の裏側に配置されるフィルムスピーカ、
    前記電池の裏側において前記フィルムスピーカの主面側のフレームが貼り付けられるスピーカホルダ、および
    前記フィルムスピーカと前記電池との間で、前記フィルムスピーカの他面側から前記スピーカホルダの方に向けて、そのフィルムスピーカの他面側のフレームの少なくとも一部を押える押え部を備える、携帯端末。
  2. 前記押え部は、切欠きが設けられる、請求項1記載の携帯端末。
  3. 前記電池を保持する電池保持部をさらに備え、
    前記押え部は、前記電池保持部に設けられる、請求項1または2記載の携帯端末。
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