JP2015186127A - プログラム及びサーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の端末装置での遠隔会議における共有資料の視認性を確保しつつ、特定の端末装置で遠隔会議の相手方となる端末装置で表示されている共有資料の表示範囲の報知を可能とする、サーバ装置のプログラムとサーバ装置を提供する。【解決手段】第二表示範囲情報と第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ第一優先度値が第二優先度値より優先度が高い場合、第一登録手段によって第一優先度値に対応する第二端末識別情報に関連付けて登録された第二表示範囲情報が、ネットワークに接続されたサーバ装置の通信部から第一端末装置に送信される。第二表示範囲情報と第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ第二優先度値が第一優先度値より優先度が高い場合、第一登録手段によって第二優先度値に対応する第三端末識別情報に関連付けて登録された第三表示範囲情報が、通信部から第一端末装置に送信される。【選択図】図11

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数の端末装置による遠隔会議を実行するサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムと、サーバ装置に関する。
ネットワークを介した遠隔会議に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、共有ビュー表示方法が開示されている。この表示方法では、複数の計算機がネットワークで接続され、参加者間で資料が共有される。この表示方法では、共有された資料が各計算機で表示され、リアルタイムの通信会議又は協同作業が行われる。第一の計算機で共有された資料の表示が変更された場合、表示座標値が第二の計算機に通知される。第二の計算機では、表示座標値の通知を受けた場合、共有ビュー表示が新たに作成され、自装置の表示に重ね合わせられ、切り替えて表示され、又は、自装置の表示に共有部分を明示するための装飾(網掛け/文字色変更/背景色変更等)が行われる。
特開平9−198228号公報
遠隔会議は、ネットワークに接続された複数の端末装置によって行われる。遠隔会議に参加する端末装置が、多数になる場合もある。多数の端末装置による遠隔会議で、相手方となる端末装置での共有資料の表示範囲を示す情報が特定の端末装置に全て表示され、又は、相手方の端末装置での共有資料の表示範囲を明示する装飾が特定の端末装置に全て表示されるとする。この場合、例えば、特定の端末装置で表示中の共有資料に対して複数の相手方の表示範囲を示す情報等のそれぞれが重複して表示されることが想定される。共有資料は、遠隔会議に参加する各端末装置で共有される資料である。各端末装置では、共有資料が表示され、これに基づき遠隔会議が進行される。なお、特定の端末装置で表示中の共有資料と複数の相手方の表示範囲を示す情報等が重複して表示されることにもなる。そのため、特定の端末装置で元々表示されていた共有資料の視認性が低下し、閲覧が妨げられる場合がある。
共有資料の視認性の低下に対して、特定の端末装置で同時に表示される相手方の表示範囲を示す情報等の数に上限を設けることが考えられる。これによれば、共有資料の閲覧が妨げられるといった事態を防止することが可能となる。しかし、例えば、各端末装置で注目されている相手方が異なることがある。従って、重要な相手方は、端末装置毎に異なる可能性がある。このような場合、単に、特定の端末装置で同時に表示される表示範囲を示す情報等の数に上限を設けるだけでは、各端末装置において注目されている重要な相手方の表示範囲を示す情報等が表示されない可能性がある。
本発明は、特定の端末装置での遠隔会議における共有資料の視認性を確保しつつ、特定の端末装置で遠隔会議の相手方となる端末装置で表示されている共有資料の表示範囲の報知を可能とする、サーバ装置のプログラムとサーバ装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、所定の共有資料をネットワークに接続された複数の端末装置でそれぞれ表示して行われる遠隔会議を実行するサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記コンピュータを、複数の端末装置のうちの第一端末装置を識別する第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第二端末装置を識別する第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第三端末装置を識別する第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、第一登録手段と、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第二端末装置の撮影部で撮影された第二撮影画像の第二表示サイズと、を関連付けて登録し、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第三端末装置の撮影部で撮影された第三撮影画像の第三表示サイズと、を関連付けて登録する、第二登録手段と、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示サイズに応じた第一優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示サイズに応じた第二優先度値を決定する、第一決定手段と、前記第一登録手段によって登録された前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれているかを各座標位置に従い判断する判断手段と、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値が前記第二優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一優先度値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二優先度値が前記第一優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二優先度値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第一登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報と、前記第一登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信する、送信制御手段と、して機能させるプログラムである。
これによれば、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報の間で表示範囲が重複する場合、第一端末装置での第二撮影画像の第二表示サイズに応じた第一優先度値と第一端末装置での第三撮影画像の第三表示サイズに応じた第二優先度値に基づき、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報のうち、優先させる表示範囲情報を特定することができる。表示範囲が重複する表示範囲情報が第一端末装置に送信されることを防止することができる。第一端末装置で、第二端末装置における共有資料の表示範囲に対応する表示範囲情報と第三端末装置における共有資料の表示範囲に対応する表示範囲情報に基づいた報知がなされる場合、表示範囲が重複した報知状態を回避することができる。
このプログラムは、次のようにしてもよい。前記第一決定手段は、基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値に比例した前記第一優先度値を決定し、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値に比例した前記第二優先度値を決定する、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、基準サイズに基づき、第一優先度値と第二優先度値を決定することができる。
前記第二登録手段は、前記第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記第一端末装置の撮影部で撮影された第一撮影画像の前記第二端末装置における第一表示サイズと、を関連付けて登録し、前記第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記第一撮影画像の前記第三端末装置における第一表示サイズと、を関連付けて登録する、機能を含み、前記コンピュータを、前記第二登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第一表示サイズに対応する第三優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第一表示サイズに対応する第四優先度値を決定する、第二決定手段として機能させ、前記送信制御手段は、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値と前記第三優先度値との第一総合値が前記第二優先度値と前記第四優先度値との第二総合値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一総合値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二総合値が前記第一総合値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二総合値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信する、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報の間で表示範囲が重複する場合、第一総合値と第二総合値に基づき、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報のうち、優先させる表示範囲情報を特定することができる。第一総合値を、第一優先度値と、第二端末装置での第一撮影画像の第一表示サイズに応じた第三優先度値により決定することができる。第二総合値を、第二優先度値と、第三端末装置での第一撮影画像の第一表示サイズに応じた第四優先度値により決定することができる。
前記第一決定手段は、基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値に比例した前記第一優先度値を決定し、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値に比例した前記第二優先度値を決定する、機能を含み、前記第二決定手段は、前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値に比例した前記第三優先度値を決定し、前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値に比例した前記第四優先度値を決定する、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、基準サイズに基づき、第一優先度値と第二優先度値と第三優先度値と第四優先度値を決定することができる。
前記第一決定手段は、第一値を、前記基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値と、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値と、の第一合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第一割付値を前記第一優先度値として決定し、前記第一値を、前記第一合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第二割付値を前記第二優先度値として決定する、機能を含み、前記第二決定手段は、前記第一値より小さい第二値を、前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値と、前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値と、の第二合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第三割付値を前記第三優先度値として決定し、前記第二値を、前記第二合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第四割付値を前記第四優先度値として決定する、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、第三優先度値及び第四優先度値より第一優先度値及び第二優先度値に重きを置いた第一総合値と第二総合値を決定することができる。第一端末装置での第二撮影画像と第三撮影画像の各表示サイズと、第二端末装置及び第三端末装置での第一撮影画像の各表示サイズに対応させて優先させる表示範囲情報を特定することができる。
前記第一登録手段は、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第一資料識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第一頁位置情報と、前記第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、前記第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第二資料識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第二頁位置情報と、前記第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、前記第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第三資料識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第三頁位置情報と、前記第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、機能を含み、前記判断手段は、前記第一登録手段によって登録された、前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であるかを判断し、前記第一登録手段によって登録された、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であるかを判断する、機能を含み、前記送信制御手段は、前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であり、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であり、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれている場合、前記第二表示範囲情報又は前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であり、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であり、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第二表示範囲情報と、前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報ではない、又は、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報ではない場合、前記第二表示範囲情報と、前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信しない、機能を含む、ようにしてもよい。これによれば、第一端末装置と第二端末装置と第三端末装置で表示されている共有資料及びその頁が同一である場合において、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報のうち、優先させる表示範囲情報を特定することができる。共有資料の同一及び表示中の頁の同一に基づいた送信制御を実行することができる。共有資料が異なる場合、又は、共有資料が同一で表示中の頁が異なる場合、第二表示範囲情報と第三表示範囲情報が第一端末装置に送信されることを防止することができる。
本発明の他の側面は、所定の共有資料をネットワークに接続された複数の端末装置でそれぞれ表示して行われる遠隔会議を実行するサーバ装置であって、複数の端末装置のうちの第一端末装置を識別する第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第二端末装置を識別する第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第三端末装置を識別する第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、第一登録手段と、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第二端末装置の撮影部で撮影された第二撮影画像の第二表示サイズと、を関連付けて登録し、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第三端末装置の撮影部で撮影された第三撮影画像の第三表示サイズと、を関連付けて登録する、第二登録手段と、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示サイズに応じた第一優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示サイズに応じた第二優先度値を決定する、第一決定手段と、前記第一登録手段によって登録された前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれているかを各座標位置に従い判断する判断手段と、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値が前記第二優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一優先度値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二優先度値が前記第一優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二優先度値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第一登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報と、前記第一登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信する、送信制御手段と、を備えるサーバ装置である。
これによれば、対応する上記のサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムと同様の作用が実現される。このサーバ装置は、上記のサーバ装置の各プログラムと同様、他の機能が実現されるサーバ装置として特定することもできる。この場合、サーバ装置は、上記のサーバ装置の各プログラムのうち、対応するプログラムと同様の作用を奏する。
本発明によれば、特定の端末装置での遠隔会議における共有資料の視認性を確保しつつ、特定の端末装置で遠隔会議の相手方となる端末装置で表示されている共有資料の表示範囲の報知を可能とする、サーバ装置のプログラムとサーバ装置を得ることができる。
遠隔会議システムの一例を示す図である。 遠隔会議画面の一例を示す図である。 閲覧処理のフローチャートである。 資料閲覧テーブルの一例を示す図である。 撮影画像テーブルの一例を示す図である。 第一決定テーブルの一例を示す図である。 第二決定テーブルの一例を示す図である。 総合テーブルの一例を示す図である。 第一決定処理のフローチャートである。 第二決定処理のフローチャートである。 送信制御処理のフローチャートである。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<遠隔会議システム>
遠隔会議システム10の概略について、図1及び図2を参照して説明する。遠隔会議システム10は、図1に示すように、サーバ装置20と複数の端末装置を含む。以下では、6台の端末装置41,42,43,44,45,46によって行われる遠隔会議を例に説明する。即ち、端末装置41,42,43,44,45,46は、所定の会議IDで識別される同一の遠隔会議に参加しているものとする。遠隔会議システム10による遠隔会議は、2台〜5台の端末装置、又は、7台以上の端末装置によって行われるようにしてもよい。
会議IDは、端末装置41,42,43,44,45,46による遠隔会議を識別する情報である。この遠隔会議において、端末装置41,42,43,44,45,46は、端末識別情報によって識別される。端末識別情報は、各端末装置を識別する情報である。実施形態では、各端末装置の端末識別情報は次の通りとする。端末装置41の端末識別情報は「USER A」とする。端末装置42の端末識別情報は「USER B」とする。端末装置43の端末識別情報は「USER C」とする。端末装置44の端末識別情報は「USER D」とする。端末装置45の端末識別情報は「USER E」とする。端末装置46の端末識別情報は「USER F」とする。
サーバ装置20と端末装置41,42,43,44,45,46は、ネットワーク90に接続されている。ネットワーク90は、例えば、インターネットのようなネットワークである。遠隔会議システム10において、端末装置41,42,43,44,45,46による遠隔会議は、サーバ装置20を経由して行われる。
遠隔会議システム10では、例えば、遠隔会議の開催予定日時以前に、遠隔会議に参加予定の端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれに対応する各電子メールアドレスを宛先として、サーバ装置20から電子メールが送信される。この電子メールは、端末装置41,42,43,44,45,46による遠隔会議のためのURL(Uniform Resource Locator)を含む。このURLは、遠隔会議の会議室毎に固有である。換言すれば、URLには、遠隔会議の会議IDが含まれている。なお、会議IDは、例えば、URLのクエリパラメータとして含まれていてもよい。
端末装置41,42,43,44,45,46の各ユーザは、遠隔会議の開催予定日時に、自身の端末装置を操作する。この操作に応じて、端末装置41,42,43,44,45,46は、遠隔会議の動作を開始する。例えば、端末装置41において、端末装置41のCPUは、上述した会議IDを含むURLに基づきサーバ装置20にアクセスし、サーバ装置20との間でセッションを確立する処理を実行する。これに伴い、サーバ装置20と端末装置41の間で会議接続が確立される。他の端末装置42,43,44,45,46でも同様の操作及び処理が実行され、サーバ装置20との間で会議接続が確立される。
サーバ装置20は、端末装置41,42,43,44,45,46による遠隔会議を実行する。遠隔会議システム10における遠隔会議では、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれに接続されたカメラ47で撮影された撮影データがサーバ装置20に送信される。また、この遠隔会議では、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれに接続されたマイク(不図示)で集音された音データがサーバ装置20に送信される。端末装置41,42,43,44,45,46は、撮影データ又は音データと共に、会議IDと自装置の端末識別情報を、サーバ装置20に送信する。
実施形態における「自装置」に関し、例えば、主体が端末装置41である場合、自装置は、端末装置41である。実施形態では、自装置以外の端末装置を「他装置」ともいう。自装置が端末装置41である前述した例に基づけば、他装置は、端末装置42,43,44,45,46の一部又は全部である。
サーバ装置20は、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれから送信された、撮影データ又は音データと会議IDと端末識別情報を受信する。サーバ装置20の記憶部24(後述)には、会議IDと、この会議IDにより識別される遠隔会議に参加する端末装置41,42,43,44,45,46の端末識別情報が、関連付けて記憶される。サーバ装置20は、会議IDに基づき、この会議IDにより識別される遠隔会議に参加する端末装置を特定する。サーバ装置20は、端末識別情報に基づき、特定された端末装置の中から、受信された各データの送信元の端末装置以外の端末装置を特定する。サーバ装置20は、特定された送信元の端末装置以外の端末装置に、受信された各データ及び情報を送信する。
撮影データは、所定の圧縮方式の動画データである。圧縮方式としては、例えば、H.264が挙げられる。音データは、MPEG−4 AAC又はG.411等の所定の圧縮方式で圧縮されたデータである。サーバ装置20を経由した端末装置41,42,43,44,45,46の間の撮影データ及び音データの送信は、ストリーミング方式により行われる。会議ID及び端末識別情報は、例えば、撮影データ及び音データの各ヘッダ部に含ませるようにしてもよい。撮影データに関し、サーバ装置20は、送信元の端末装置にも送信するようにしてもよい。但し、実施形態では、送信元の端末装置への撮影データの送信は実行されないこととする。
例えば、サーバ装置20で、端末装置42からの撮影データと会議IDと端末識別情報「USER B」が受信されたとする。この場合、サーバ装置20は、会議IDと端末識別情報「USER B」に基づき、端末装置41,43,44,45,46を特定する。サーバ装置20は、端末装置42からの撮影データと会議IDと端末識別情報「USER B」を、特定された端末装置41,43,44,45,46にそれぞれ送信する。端末装置42からの撮影データを受信した端末装置41,43,44,45,46では、端末装置42からの撮影データがデコードされる等して得られた撮影画像51Bが表示される(図2参照)。
遠隔会議システム10では、会議IDによって識別される遠隔会議において、端末装置41,42,43,44,45,46の間で、所定の資料が共有される。会議IDによって識別される遠隔会議において、複数の資料が共有される場合もある。実施形態では、端末装置41,42,43,44,45,46の間で共有される資料を「共有資料」という。共有資料は、共有資料データに対応する所定の頁数の資料である。共有資料データは、ファイル形式のデータである。端末装置41,42,43,44,45,46では、共有資料データに従い共有資料が表示される(図2参照)。端末装置41,42,43,44,45,46をそれぞれ操作する各ユーザは、自装置に表示された共有資料を利用しながら、遠隔会議に参加する。
共有資料データは、遠隔会議実行中又は遠隔会議開始前の所定のタイミングで、端末装置41,42,43,44,45,46のうちの所定の端末装置からサーバ装置20に送信される。会議IDと送信元の端末装置の端末識別情報も、共有資料データと共に送信される。サーバ装置20は、共有資料データを受信し、会議IDによって識別される遠隔会議に参加している全ての端末装置41,42,43,44,45,46に共有資料データを送信する。サーバ装置20では、予め定められた複数のファイル形式の共有資料データを受け付けるようにしてもよい。この場合、サーバ装置20は、受け付け可能なファイル形式の共有資料データを受信した後、受信された共有資料データのファイル形式を予め定めた所定の形式へと変換する。サーバ装置20は、変換後の共有資料データを送信する。例えば、共有資料データのファイル形式は、JPEG形式に変換される。このような仕様とすることで、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれにインストールされたアプリケーションプログラムに関わらず、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれで共有資料データを処理し、共有資料を表示することができる。サーバ装置20は、共有資料データの送信元の端末装置へは共有資料データを送信しないようにしてもよい。
会議IDによって識別される遠隔会議において、端末装置41,42,43,44,45,46の各表示部48には、遠隔会議画面50が表示される。遠隔会議画面50は、図2に示すように、参加者領域51と、共有資料領域53と、表示頁領域55と、表示資料領域57を含む。なお、図2に示す遠隔会議画面50は、端末装置41,42,43,44,45,46による遠隔会議において、端末装置41の表示部48に表示された遠隔会議画面である。
参加者領域51は、自装置で撮影された撮影画像と、サーバ装置20を経由して送信される他装置からの撮影データに対応する撮影画像が表示される領域である。なお、自装置の撮影画像に対応する撮影データがサーバ装置20から送信される場合、自装置の撮影画像は、他装置の撮影画像と同様、受信された自装置の撮影データがデコードされる等して参加者領域51に表示される。
端末装置41,42,43,44,45,46では、自装置及び他装置の各撮影画像に対して表示又は非表示を設定することができる。表示される撮影画像に対しては、表示サイズを変更することができる。表示に設定された撮影画像は、設定された表示サイズで参加者領域51の所定の位置に表示される。非表示に設定された撮影画像は、対応する撮影データが受信されたとしても参加者領域51には表示されない。例えば、端末装置41では、端末装置42,43,44の撮影画像51B,51C,51Dが表示に設定され、自装置と端末装置45,46の各撮影画像が非表示に設定される。表示サイズ(幅×高さ(ピクセル))は、撮影画像51Bが「600×400」に設定され、撮影画像51Cが「300×200」に設定され、撮影画像51Dが「600×200」に設定される。図2に示す参加者領域51は、端末装置41での撮影画像の設定が前述した状態である場合に対応する。実施形態では、端末装置41における撮影画像に対する設定は、前述した状態であるとする。
非表示に設定された撮影画像に関し、サーバ装置20は、非表示に設定された撮影画像に対応する撮影データを、非表示を設定した端末装置に送信しないようにしてもよい。この場合、例えば、非表示に設定された撮影画像の端末装置の端末識別情報が、非表示を設定した端末装置からこの端末装置の端末識別情報に関連付けられてサーバ装置20に送信される。サーバ装置20は、非表示を設定した端末装置の端末識別情報と、非表示に設定された撮影画像の端末装置の端末識別情報を関連付けて記憶する。上述した例に基づけば、端末装置41は、自装置の端末識別情報「USER A」と、非表示に設定された端末装置45,46の端末識別情報「USER E」と「USER F」を関連付けてサーバ装置20に送信する。サーバ装置20は、端末識別情報「USER A」と、端末装置45,46の端末識別情報「USER E」と「USER F」を関連付けて記憶する。サーバ装置20は、前述した関連付けに従い、端末装置41に端末装置42,43,44からの撮影データを送信し、端末装置45,46からの撮影データを送信しない。前述した構成とは逆に、表示に設定された端末装置の端末識別情報をサーバ装置20に送信し、表示に設定された端末装置からの撮影データがサーバ装置20から送信されるようにしてもよい。これによっても、前述した場合と同様の撮影データの送信が可能となる。
共有資料領域53には、共有資料データに基づいた共有資料が表示される。共有資料が複数である場合、端末装置41,42,43,44,45,46では、複数の共有資料の中から特定の共有資料を選択することができる。表示中の共有資料を他の共有資料に切り替えることができる。共有資料が複数頁の資料である場合、表示頁を変更することができる。更に、表示倍率を変更し、共有資料領域53に対する表示範囲を変更することができる。例えば、所定の頁の所定の範囲を共有資料領域53の全体に拡大表示させることができる(図2参照)。この他、所定の頁の全体を共有資料領域53に表示させることができる。共有資料領域53には、共有資料に重ねて表示範囲枠が表示される。表示範囲枠は、他装置で表示されている共有資料の表示範囲に対応する。図2に示す表示範囲枠53B,53Dは、端末装置42,44で表示されている共有資料の表示範囲に対応する。表示範囲枠は、自装置と他装置で同じ共有資料の同じ頁が表示され、その表示範囲が重複している場合に表示される。他装置で表示されている共有資料の表示範囲は、表示範囲枠とは異なる態様で示されるようにしてもよい。表示範囲枠の表示に関する説明は後述する。
表示頁領域55には、頁位置が表示される。頁位置は、自装置の共有資料領域53に表示されている共有資料と同じ共有資料を表示中の他装置において表示中の頁数を示す。他装置のそれぞれにおける頁位置は、自装置の共有資料領域53に表示されている共有資料に含まれる各頁に対応する各頁数と、他装置の端末識別情報を関連付けることで特定される。例えば、図2に示す表示頁領域55に基づけば、端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」が、頁画像P1,P2,P3,P4のうち、頁画像P2に関連付けられ、これら各端末識別情報が頁画像P2上に表示されている。また、端末識別情報「USER E」が頁画像P3に関連付けられ、この端末識別情報が頁画像P3上に表示されている。頁画像P1は1頁に対応する。頁画像P2は2頁に対応する。頁画像P3は3頁に対応する。頁画像P4は4頁に対応する。
実施形態では、自装置の共有資料領域53に表示されている頁数の理解を容易にするため、表示頁領域55に含まれる頁画像P2の周囲を、非表示の頁に対応する頁画像P1,P3,P4とは異なる態様とするようにしている。即ち、図2に示す頁画像P2の周囲に付した黒塗り模様は、自装置で表示中の共有資料の頁数が2頁であることを示す。換言すれば、この黒塗り模様は、自装置に関する頁位置に対応する。自装置及び他装置のそれぞれに関する頁位置の特定は、図2とは異なる態様で行うようにしてもよい。何れの態様とするかは諸条件を考慮して適宜決定される。自装置に関する頁位置は、例えば、共有資料領域53に表示中の頁数を表示するようにしてもよい。
表示資料領域57は、遠隔会議画面50に含まれる資料アイコン59に対する操作が行われ、この操作に対応する指令が端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれで受け付けられた場合、図2に示すように、ポップアップ表示される。表示後、同様の操作が表示資料領域57又は資料アイコン59に対して行われ、この操作に対応する指令が受け付けられた場合、表示資料領域57は非表示とされる。前述した操作は、端末装置41,42,43,44,45,46の各操作部49を介して入力される。但し、表示資料領域57は、他の領域と同様、遠隔会議画面50に常時表示されるようにしてもよい。
表示資料領域57には、表示中資料が表示される。表示中資料は、他装置において表示中の共有資料を示す。他装置のそれぞれにおける表示中資料は、遠隔会議で共有されている一又は複数の資料名と、他装置の端末識別情報を関連付けることで特定される。例えば、図2に示す表示資料領域57に基づけば、端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」が、利用資料画像Q1,Q2,Q3のうち、利用資料画像Q1に関連付けられ、これら各端末識別情報が利用資料画像Q1上に表示されている。また、端末識別情報「USER F」が利用資料画像Q3に関連付けられ、この端末識別情報が利用資料画像Q3上に表示されている。実施形態では、資料1,2,3が共有資料として利用可能とされているとする。利用資料画像Q1は、共有されている3つの共有資料のうちの資料1(資料識別情報:H1)に対応する。利用資料画像Q2は、共有されている3つの共有資料のうちの資料2(資料識別情報:H2)に対応する。利用資料画像Q3は、共有されている3つの共有資料のうちの資料3(資料識別情報:H3)に対応する。
実施形態では、自装置の共有資料領域53に表示されている共有資料の理解を容易にするため、表示資料領域57に含まれる利用資料画像Q1の周囲を、非表示の共有資料に対応する利用資料画像Q2,Q3とは異なる態様とするようにしている。即ち、図2に示す利用資料画像Q1の周囲に付した黒塗り模様は、自装置で表示中の共有資料が資料1であることを示す。換言すれば、この黒塗り模様は、自装置に関する表示中資料に対応する。自装置及び他装置のそれぞれに関する表示中資料の特定は、図2とは異なる態様で行うようにしてもよい。何れの態様とするかは諸条件を考慮して適宜決定される。自装置に関する表示中資料は、例えば、共有資料領域53に表示中の共有資料名を表示するようにしてもよい。共有資料名としては、例えば、共有資料データのファイル名が挙げられる。
サーバ装置20と端末装置41,42,43,44,45,46の間では、上述した撮影データ等の他、資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報といった各種の情報等が送受信される。端末装置41,42,43,44,45,46では、サーバ装置20との間で、このような各種の情報を送受信することで、上述した態様の遠隔会議画面50の表示が可能となる。この点に関し、サーバ装置20で実行される処理の説明は後述する。資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報についても後述する。
端末装置41,42,43,44,45,46は、ネットワーク90を介した通信機能を有する通信装置である。例えば、端末装置41,42,43,44,45,46は、図1に示すように、パーソナルコンピュータである。但し、端末装置41,42,43,44,45,46の一部又は全部は、スマートフォン又はタブレット端末のようなモバイル型の通信装置であってもよい。端末装置41,42,43,44,45,46は、サーバ装置20を介した遠隔会議システム10における遠隔会議用のプログラムがインストールされている点で、公知の通信装置と相違する。但し、これ以外の点において、端末装置41,42,43,44,45,46は、公知の通信装置と同様である。従って、端末装置41,42,43,44,45,46に関する説明は省略する。
<サーバ装置>
サーバ装置20は、図1に示すように、CPU22と、記憶部24と、RAM26と、通信部28を備える。これら各部22〜28は、バス29に接続される。
CPU22は、演算処理を実行する。記憶部24は、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体、例えば、ハードディスクによって構成される。但し、記憶部24は、フラッシュメモリ及び/又はROM等で構成されてもよい。記憶部24には、各種のプログラムが記憶される。例えば、OS(Operating System)及び各種のアプリケーションが記憶部24に記憶される。記憶部24に記憶されるアプリケーションには、後述する各処理(図3及び図9〜図11参照)を実行するプログラムが含まれる。後述する各処理を実行するプログラムは、記憶部24に事前にインストールされる。
事前のインストールは、例えば、半導体メモリ等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、サーバ装置20の読取部(不図示)によって読み取られることで行われる。サーバ装置20が、例えば、光学ドライブ(不図示)を備えている場合、事前のインストールは、光学メディアに記憶されたプログラムが、光学ドライブによって読み取られることで行われるようにしてもよい。この他、事前のインストールは、ネットワーク90に接続されるサーバ装置20とは別のサーバ装置のハードディスク等のコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶されたプログラムが、サーバ装置20の通信部28で伝送信号として受信されることで行われるようにしてもよい。何れの形態とするかは、諸事情を考慮して適宜決定される。なお、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的に伝送される信号を含まなくてもよい。コンピュータが読み取り可能な記憶媒体は、一時的な信号を含まない、非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。
RAM26は、CPU22が各種のプログラムを実行する際に利用される記憶領域となる。RAM26には、処理の実行途中に、処理で利用される所定のデータ及び情報が所定の記憶領域に記憶される。
サーバ装置20では、CPU22が記憶部24に記憶されたOSと図3及び図9〜図11に示す各処理のプログラムを実行する等して、サーバ装置20を制御する。これによって、サーバ装置20では、各種の処理が実行され、各種の機能手段が実現される。
通信部28は、サーバ装置20をネットワーク90に接続し、ネットワーク90を介したデータ通信を行う。通信部28は、例えば、イーサネット(登録商標)規格に適合するインターフェース回路等である。サーバ装置20は、例えば、撮影データと音声データと会議IDと端末識別情報と資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報を、会議IDで識別される遠隔会議に参加している端末装置41,42,43,44,45,46との間で送受信する。例えば、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれからの撮影データは、通信部28で受信され、送信元の端末装置以外の端末装置に送信される。即ち、端末装置41,42,43,44,45,46のそれぞれからの撮影データは、通信部28を介して送信元の端末装置以外の端末装置に転送される。通信部28によるネットワーク90への接続は、有線接続とされる。但し、通信部28によるネットワーク90への接続は、無線接続であってもよい。
サーバ装置20は、図3及び図9〜図11に示す各処理のプログラムが記憶部24に記憶されている点が、公知のサーバ装置と相違する。但し、サーバ装置20は、ハードウェア的には、公知のサーバ装置と同一の通信機能を有する情報処理装置である。従って、上記では説明を省略したが、サーバ装置20は、上述した各部22〜28の他、公知のサーバ装置が備える構成を備える。
<閲覧処理>
サーバ装置20で実行される閲覧処理について、図3を参照して説明する。閲覧処理は、遠隔会議において、少なくとも1つの共有資料が共有されたタイミングで開始される。共有資料の共有は、上述した通り、サーバ装置20から端末装置41,42,43,44,45,46へと共有資料データが送信された場合に開始される。端末装置41,42,43,44,45,46は、共有資料の共有開始に伴い、閲覧情報をサーバ装置20に送信する。端末装置41,42,43,44,45,46は、閲覧情報を所定の周期で繰り返してサーバ装置20に送信する。閲覧処理を開始させたCPU22は、閲覧情報が取得されたかを判断する(S11)。閲覧情報は、通信部28で受信される。CPU22は、通信部28を介して閲覧情報を取得する。
閲覧情報は、次のような各情報を含む。閲覧情報は、この閲覧情報の送信元の端末装置(自装置)の端末識別情報を含む。閲覧情報は、資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報を含む。資料識別情報は、共有資料領域53に表示されている共有資料を識別する情報である。頁位置情報は、共有資料領域53に表示されている共有資料の頁位置を示す情報である。表示範囲情報は、共有資料領域53に表示されている共有資料の表示範囲の座標位置を示す情報である。表示範囲は、例えば、矩形領域として特定される。従って、表示範囲情報は、対角の2点の座標位置(X1,Y1,X2,Y2)を含む。実施形態では、表示範囲情報を、「(X1,Y1,X2,Y2)」といった形式とする。なお、「X1,Y1」は、例えば、矩形領域の左上角の座標位置を示す。この場合、「X2,Y2」は、矩形領域の右下角の座標位置を示す。
この他、閲覧情報は、自装置に表示されている参加者領域51に含まれる撮影画像に対応する撮影データの送信元の端末装置の端末識別情報と、この撮影画像の表示サイズを含む。複数の撮影画像が表示されている場合、閲覧情報は、表示されている全ての撮影画像に対応する、端末識別情報及び表示サイズを含む。例えば、端末装置41で表示されている参加者領域51が図2に示す状態であるとする。この場合、端末装置41からサーバ装置20に送信される閲覧情報は、撮影画像51Bの撮影元の端末装置42の端末識別情報「USER B」及び表示サイズ「600×400」と、撮影画像51Cの撮影元の端末装置43の端末識別情報「USER C」及び表示サイズ「300×200」と、撮影画像51Dの撮影元の端末装置44の端末識別情報「USER D」及び表示サイズ「600×200」を含む。実施形態では、撮影画像の撮影元の端末装置の端末識別情報を「撮影元端末識別情報」ともいう。
閲覧情報が取得されていない場合(S11:No)、CPU22は、この判断を繰り返して実行する。閲覧情報が取得された場合(S11:Yes)、CPU22は、取得された閲覧情報に含まれる資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報を、資料閲覧テーブルに登録する(S13)。資料閲覧テーブルは、RAM26に記憶され、管理される。図4に示すように、資料閲覧テーブルへの登録は、取得された閲覧情報に含まれるこの閲覧情報の送信元の端末装置の端末識別情報に関連付けて行われる。実施形態では、閲覧情報の送信元の端末装置の端末識別情報を「送信元端末識別情報」ともいう。続けて、CPU22は、取得された閲覧情報に含まれる、全ての撮影元端末識別情報に対応する表示サイズを、撮影画像テーブルに登録する(S15)。撮影画像テーブルは、RAM26に記憶され、管理される。図5に示すように、撮影画像テーブルへの登録は、取得された閲覧情報に含まれるこの閲覧情報の送信元端末識別情報に関連付けて行われる。
例えば、送信元端末識別情報「USER A」と、資料識別情報「H1」と、頁位置情報「2」と、表示範囲情報「(0,0,1200,900)」と、撮影画像51Bに対する表示サイズ「USER B:(600,400)」と、撮影画像51Cに対する表示サイズ「USER C:(300,200)」と、撮影画像51Dに対する表示サイズ「USER D:(600,200)」を含む閲覧情報が取得されたとする。この場合、S13でCPU22は、RAM26に記憶された資料閲覧テーブルにアクセスし、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けて、資料識別情報「H1」と頁位置情報「2」と表示範囲情報「(0,0,1200,900)」を登録する(図4参照)。既に、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けて資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報が登録されていた場合、CPU22は、これら各情報を更新する。
続けて、S15でCPU22は、RAM26に記憶された撮影画像テーブルにアクセスし、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けて、撮影元端末識別情報「USER B」に対応する表示サイズ「(600,400)」と、撮影元端末識別情報「USER C」に対応する表示サイズ「(300,200)」と、撮影元端末識別情報「USER D」に対応する表示サイズ「(600,200)」を登録する(図5参照)。既に、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けて同じ撮影元端末識別情報の表示サイズが登録されていた場合、CPU22は、この表示サイズを更新する。実施形態では、送信元端末識別情報に関連付けられた撮影元端末識別情報に対応する表示サイズについて、送信元端末識別情報に対応する端末装置で非表示とされた撮影画像の表示サイズは「(0,0)」として取り扱われる。従って、このような撮影元端末識別情報に対応する表示サイズには「(0,0)」が登録される。例えば、上述した例に基づけば、CPU22は、閲覧情報に含まれない撮影元端末識別情報「USER E」と「USER F」に対応する各表示サイズとして「(0,0)」を登録する(図5参照)。
非表示の撮影画像の表示サイズについて、閲覧情報に、撮影元端末情報に対応する表示サイズ「撮影元端末情報:(0,0)」を含めるようにしてもよい。自装置の撮影画像についての自装置での表示サイズは、後述する処理において利用されない。そのため、図5に示す撮影画像テーブルでは、その登録が「−」とされている。自装置の撮影画像の表示サイズは、閲覧情報に含められなくてもよい。
次に、CPU22は、会議接続された端末装置41,42,43,44,45,46の全てを対象として、S19〜S27を実行したかを判断する(S17)。端末装置41,42,43,44,45,46の全てを対象としてS19〜S27が実行されており、未処理の端末装置がない場合(S17:No)、CPU22は、処理をS11に戻し、S11以降の処理を実行する。未処理の端末装置がある場合(S17:Yes)、CPU22は、未処理の端末装置のうちの1台を処理対象として選択する(S19)。例えば、端末装置41,42,43,44,45,46の全てが未処理である場合、CPU22は、例えば、端末装置41を処理対象として選択する。S19〜S27は、会議接続された端末装置の台数に一致した回数だけ繰り返される。即ち、会議接続された端末装置が端末装置41,42,43,44,45,46の6台である実施形態では、6回繰り返される。CPU22は、S19を実行する毎に、処理対象とされた端末識別情報をRAM26に記憶する。CPU22は、S17を、RAM26に記憶されていない端末識別情報があるかに従い判断する。S19でCPU22は、RAM26に記憶されていない端末識別情報の端末装置を、処理対象の端末装置として特定する。
CPU22は、S19で選択された端末装置を処理対象として、第一決定処理を実行する(S21)。第一決定処理は、処理対象とされた端末装置で表示されている処理対象ではない各端末装置の撮影画像の表示サイズに基づいた優先度値を決定する処理である。第一決定処理で決定された優先度値は、第一決定テーブルに登録される。第一決定テーブルは、図6に示すように、第一決定処理で決定された優先度値が処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けられるテーブルである。即ち、第一決定テーブルでは、処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けて、処理対象ではない端末装置の端末識別情報毎の各優先度値が登録される。第一決定テーブルは、RAM26に記憶され、管理される。第一決定処理については後述する。
続けて、CPU22は、S19で選択された端末装置を処理対象として、第二決定処理を実行する(S23)。第二決定処理は、処理対象ではない各端末装置で表示されている、処理対象の端末装置の撮影画像の表示サイズに基づいた優先度値を決定する処理である。第二決定処理で決定された優先度値は、第二決定テーブルに登録される。第二決定テーブルは、図7に示すように、第二決定処理で決定された優先度値が処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けられるテーブルである。即ち、第二決定テーブルでは、処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けて、処理対象ではない端末装置の端末識別情報毎の各優先度値が登録される。第二決定テーブルは、RAM26に記憶され、管理される。第二決定処理については後述する。
S23を実行した後、CPU22は、S21及びS23で算出された端末識別情報毎の各優先度値から、端末識別情報毎の総合値を決定する(S25)。例えば、S21及びS23で算出された端末識別情報が一致する各優先度値を合算して得られる値を総合値として決定する。CPU22は、決定された各総合値を、処理対象の端末装置の端末識別情報に関連付けて総合テーブルに登録する。総合テーブルは、RAM26に記憶され、管理される。
S25について、S19で処理対象の端末装置として端末装置41が選択されていた場合を例に説明する。S21では、端末識別情報毎の各優先度値が図6に示す状態で第一決定テーブルに登録されているとする。S23では、端末識別情報毎の各優先度値が図7に示す状態で第二決定テーブルに登録されているとする。CPU22は、端末識別情報「USER B」に対する総合値として「9.1」と「4.8」の和である「13.9」を決定する。CPU22は、端末識別情報「USER C」に対する総合値として「4.5」と「0.0」の和である「4.5」を決定する。CPU22は、端末識別情報「USER D」に対する総合値として「6.4」と「1.7」の和である「8.1」を決定する。CPU22は、端末識別情報「USER E」に対する総合値として「0.0」と「3.4」の和である「3.4」を決定する。CPU22は、端末識別情報「USER F」に対する総合値として「0.0」と「0.0」の和である「0.0」を決定する。CPU22は、決定された各総合値を、処理対象の端末装置41の端末識別情報「USER A」に関連付けて総合テーブルに登録する(図8参照)。
S25を実行した後、CPU22は、送信制御処理を実行する(S27)。送信制御処理は、処理対象の端末装置に、他装置から取得された表示範囲情報等の各種の情報を適宜送信する処理である。送信制御処理については後述する。その後、CPU22は、処理をS17に戻し、S17以降の処理を実行する。閲覧処理は、端末装置41,42,43,44,45,46との会議接続が全て切断された場合に終了する。終了に際し、CPU22は、S19でRAM26に記憶させた端末識別情報を消去する。なお、端末装置41,42,43,44,45,46との会議接続が全て切断された場合、遠隔会議も終了する。
<第一決定処理>
図3に示す閲覧処理のS21で実行される第一決定処理について、図9を参照して説明する。第一決定処理を開始させたCPU22は、撮影画像テーブルにアクセスし、表示サイズを1つ取得する(S31)。取得対象となる表示サイズは、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に一致する送信元端末識別情報に関連付けられた、撮影元端末識別情報の表示サイズのうち、S33の処理対象とされていない表示サイズである。CPU22は、S31を実行する毎に、取得された表示サイズの撮影元端末識別情報をRAM26に記憶する。S31でCPU22は、RAM26に記憶されていない撮影元端末識別情報の表示サイズを、処理対象とされていない表示サイズとして特定する。
例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41(端末識別情報:USER A)であり、撮影画像テーブルの登録状態が図5に示す通りであるとする。この場合、S31で取得対象となる表示サイズは、送信元端末情報「USER A」に関連付けられた、撮影元端末識別情報「USER B」に対応する表示サイズ「(600,400)」と、撮影元端末識別情報「USER C」に対応する表示サイズ「(300,200)」と、撮影元端末識別情報「USER D」に対応する表示サイズ「(600,200)」と、撮影元端末識別情報「USER E」に対応する表示サイズ「(0,0)」と、撮影元端末識別情報「USER F」に対応する表示サイズ「(0,0)」である。これら全てがS33の処理対象とされていない場合、CPU22は、例えば、撮影元端末識別情報「USER B」に対応する表示サイズ「(600,400)」を処理対象として取得する。この他、撮影元端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」の各表示サイズを対象としてS33が実行されていた場合、CPU22は、撮影元端末識別情報「USER F」に対応する表示サイズ「(0,0)」を処理対象として取得する。
次に、CPU22は、表示サイズ比の値を算出する(S33)。表示サイズ比の値は、基準サイズに対する、取得された表示サイズの比の値である。基準サイズは、諸条件を考慮して適宜設定される。実施形態では、基準サイズは「幅×高さ(ピクセル):300×200」とする。例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41で、S31で取得された表示サイズが撮影元端末識別情報「USER B」に対応する表示サイズ「(600,400)」であるとする。この場合、CPU22は、「{(600×400)/(300×200)}1/2」との計算式に基づき、表示サイズ比の値として「2.0」を算出する。前述した計算式より明らかな通り、実施形態における表示サイズ比は面積比の平方根である。CPU22は、算出された表示サイズ比の値を、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けられる第一決定テーブルに登録する。前述した例に基づけば、CPU22は、端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.0」を、端末装置41の端末識別情報「USER A」に関連付けられる第一決定テーブルに登録する。これにより、第一決定テーブルでは、図6に示すように、端末識別情報「USER A」に関連付けて端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.0」が登録される。
その後、CPU22は、S31で取得されていない未取得の表示サイズがあるかを判断する(S35)。CPU22は、S35を、RAM26に記憶されていない撮影元端末識別情報があるかに従い判断する。未取得の表示サイズがある場合(S35:Yes)、CPU22は、処理をS31に戻し、S31以降の処理を実行する。未取得の表示サイズがない場合(S35:No)、CPU22は、処理をS37に移行する。
例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41(端末識別情報:USER A)であり、撮影画像テーブルの登録状態が図5に示す通りであるとする。このような場合において、S31で取得された表示サイズが撮影元端末識別情報「USER B」に対応する表示サイズ「(600,400)」のみである場合、未取得の表示サイズとして、撮影元端末識別情報「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」に対応する各表示サイズが存在するため、CPU22は、S31に処理を戻す。一方、S31が繰り返され、S31で撮影元端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」に対応する各表示サイズが取得済みである場合、CPU22は、処理をS37に移行する。
S37でCPU22は、第一決定テーブルに登録された表示サイズ比の値に基づき優先度値を決定する。例えば、優先度値は次のようにして決定される。即ち、第一決定処理では、優先度値の最大値が所定の第一値に予め設定されている。この第一値は、例えば、第一決定処理のプログラムに登録されている。CPU22は、第一値を、S33で決定され第一決定テーブルにそれぞれ登録された表示サイズ比の値に応じて割り付ける。CPU22は、割り付けられた各値を、各端末識別情報の優先度値として決定する。CPU22は、決定された優先度値を第一決定テーブルに登録する。その後、CPU22は、第一決定処理を終了し、処理を図3のS23に戻す。終了に際し、CPU22は、S31でRAM26に記憶させた撮影元端末識別情報を消去する。
S37での優先度値の決定を、図6に示す第一決定テーブルに基づき説明する。第一値は「20」に設定されているとする。CPU22は、端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.0」と、端末識別情報「USER C」の表示サイズ比の値「1.0」と、端末識別情報「USER D」の表示サイズ比の値「1.4」と、端末識別情報「USER E」の表示サイズ比の値「0.0」と、端末識別情報「USER F」の表示サイズ比の値「0.0」を加算し、これらの合計値を求める。図6に基づけば、合計値は「4.4」となる。
次に、CPU22は、表示サイズ比の値を合計値で除した値に第一値「20」を掛け合わせる。CPU22は、これによって算出される値を優先度値として決定する。例えば、端末識別情報「USER B」では、「2.0/4.4×20」により優先度値「9.1」が決定される。CPU22は、端末識別情報「USER B」の優先度値として第一決定テーブルに「9.1」を登録する。CPU22は、端末識別情報「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」についても、前述した計算を行い、各端末識別情報の優先度値を決定し、第一決定テーブルに登録する。これにより、第一決定テーブルは、図6に示す登録状態となる。
<第二決定処理>
図3に示す閲覧処理のS23で実行される第二決定処理について、図10を参照して説明する。第二決定処理を開始させたCPU22は、撮影画像テーブルにアクセスし、表示サイズを1つ取得する(S41)。取得対象となる表示サイズは、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に一致する撮影元端末識別情報の表示サイズのうち、S43の処理対象とされていない表示サイズである。CPU22は、S41を実行する毎に、取得された表示サイズの撮影元端末識別情報をRAM26に記憶する。S41でCPU22は、RAM26に記憶されていない撮影元端末識別情報の表示サイズを、処理対象とされていない表示サイズとして特定する。
例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41(端末識別情報:USER A)であり、撮影画像テーブルの登録状態が図5に示す通りであるとする。この場合、S41で取得対象となる表示サイズは、送信元端末情報「USER B」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(800,600)」と、送信元端末情報「USER C」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(0,0)」と、送信元端末情報「USER D」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(300,200)」と、送信元端末情報「USER E」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(600,400)」と、送信元端末情報「USER F」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(0,0)」である。これら全てがS43の処理対象とされていない場合、CPU22は、例えば、送信元端末情報「USER B」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(800,600)」を処理対象として取得する。この他、送信元端末情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」のそれぞれに関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズを対象としてS43が実行されていた場合、CPU22は、送信元端末情報「USER F」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(0,0)」を処理対象として取得する。
次に、CPU22は、表示サイズ比の値を算出する(S43)。表示サイズ比の値は、基準サイズに対する、取得された表示サイズの比の値である。基準サイズは、諸条件を考慮して適宜設定される。基準サイズは、第一決定処理(図9)のS33の基準サイズと同じサイズとされる。実施形態では、基準サイズは、図9のS33と同一の「幅×高さ(ピクセル):300×200」とする。例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41で、S41で取得された表示サイズが送信元端末識別情報「USER B」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(800,600)」であるとする。この場合、CPU22は、「{(800×600)/(300×200)}1/2」との計算式に基づき、表示サイズ比の値として「2.8」を算出する。前述した計算式より明らかな通り、実施形態における表示サイズ比は面積比の平方根である。CPU22は、算出された表示サイズ比の値を、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に関連付けられる第二決定テーブルに登録する。前述した例に基づけば、CPU22は、端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.8」を、端末装置41の端末識別情報「USER A」に関連付けられる第二決定テーブルに登録する。これにより、第二決定テーブルでは、図7に示すように、端末識別情報「USER A」に関連付けて端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.8」が登録される。
その後、CPU22は、S41で取得されていない未取得の表示サイズがあるかを判断する(S45)。CPU22は、S45を、RAM26に記憶されていない撮影元端末識別情報があるかに従い判断する。未取得の表示サイズがある場合(S45:Yes)、CPU22は、処理をS41に戻し、S41以降の処理を実行する。未取得の表示サイズがない場合(S45:No)、CPU22は、処理をS47に移行する。
例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41(端末識別情報:USER A)であり、撮影画像テーブルの登録状態が図5に示す通りであるとする。このような場合において、S41で取得された表示サイズが送信元端末情報「USER B」に関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズ「(800,600)」のみである場合、未取得の表示サイズとして、送信元端末情報「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」のそれぞれに関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズが存在するため、CPU22は、S41に処理を戻す。一方、S41が繰り返され、S41で送信元端末情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」のそれぞれに関連付けられた撮影元端末識別情報「USER A」に対応する表示サイズが取得済みである場合、CPU22は、処理をS47に移行する。
S47でCPU22は、第二決定テーブルに登録された表示サイズ比の値に基づき優先度値を決定する。例えば、優先度値は次のようにして決定される。即ち、第二決定処理では、優先度値の最大値が所定の第二値に予め設定されている。この第二値は、図9のS37での第一値より小さな値とされる。これは、実施形態では、第二決定処理における優先度値より第一決定処理における優先度値に重きを置くこととしていることに基づく。この第二値は、例えば、第二決定処理のプログラムに登録されている。CPU22は、第二値を、S45で決定され第二決定テーブルにそれぞれ登録された表示サイズ比の値に応じて割り付ける。CPU22は、割り付けられた各値を、各端末識別情報の優先度値として決定する。CPU22は、決定された優先度値を第二決定テーブルに登録する。その後、CPU22は、第二決定処理を終了し、処理を図3のS25に戻す。終了に際し、CPU22は、S41でRAM26に記憶させた撮影元端末識別情報を消去する。
S47での優先度値の決定を、図7に示す第二決定テーブルに基づき説明する。第二値は「10」に設定されているとする。CPU22は、端末識別情報「USER B」の表示サイズ比の値「2.8」と、端末識別情報「USER C」の表示サイズ比の値「0.0」と、端末識別情報「USER D」の表示サイズ比の値「1.0」と、端末識別情報「USER E」の表示サイズ比の値「2.0」と、端末識別情報「USER F」の表示サイズ比の値「0.0」を加算し、これらの合計値を求める。図6に基づけば、合計値は「5.8」となる。
次に、CPU22は、表示サイズ比の値を合計値で除した値に第二値「10」を掛け合わせる。CPU22は、これによって算出される値を優先度値として決定する。例えば、端末識別情報「USER B」では、「2.8/5.8×10」により優先度値「4.8」が決定される。CPU22は、端末識別情報「USER B」の優先度値として第二決定テーブルに「4.8」を登録する。CPU22は、端末識別情報「USER C」と「USER D」と「USER E」と「USER F」についても、前述した計算を行い、各端末識別情報の優先度値を決定し、第二決定テーブルに登録する。これにより、第二決定テーブルは、図7に示す登録状態となる。
<送信制御処理>
図3に示す閲覧処理のS27で実行される送信制御処理について、図11を参照して説明する。送信制御処理を開始させたCPU22は、資料閲覧テーブルにアクセスし、図3のS19で処理対象とされた端末装置以外の各端末装置を対象として、端末識別情報(図4では「送信元端末識別情報」と記載)と資料識別情報と頁位置情報を取得する。取得された各情報は、端末装置毎に関連付けられてRAM26に記憶される。続けて、CPU22は、取得された端末識別情報と資料識別情報と頁位置情報の送信を制御する(S53)。送信先は、図3のS19で処理対象とされた端末装置に設定される。CPU22は、端末装置毎に関連付けられた各情報の送信指令を通信部28に出力する。これに伴い、端末識別情報と資料識別情報と頁位置情報が、通信部28から処理対象の端末装置に送信される。
例えば、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41であるとする。S53でCPU22は、通信部28から端末装置41への、「端末識別情報:USER B,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER C,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER D,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER E,資料識別情報:H1,頁位置情報:3」と「端末識別情報:USER F,資料識別情報:H3,頁位置情報:4」の送信を制御する。これに伴い、前述した各情報が通信部28から端末装置41へと送信される。
端末装置41は、サーバ装置20から送信されたこれら各情報を受信する。端末装置41では、端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」と「USER E」のそれぞれに関連付けられた資料識別情報「H1」に従い、遠隔会議画面50の表示資料領域57内の利用資料画像Q1上に前述した各端末識別情報が表示される(図2参照)。端末識別情報「USER F」に関連付けられた資料識別情報「H3」に従い、遠隔会議画面50の表示資料領域57内の利用資料画像Q3上に前述した端末識別情報が表示される(図2参照)。また、端末装置41では、端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」のそれぞれに関連付けられた頁位置情報「2」に従い、遠隔会議画面50の表示頁領域55内の頁画像P2上に前述した各端末識別情報が表示される(図2参照)。端末識別情報「USER E」に関連付けられた頁位置情報「3」に従い、遠隔会議画面50の表示頁領域55内の頁画像P3上に前述した端末識別情報が表示される(図2参照)。端末識別情報「USER F」に関連付けられた頁位置情報「4」に基づいた表示は行われない。これは、端末装置41の共有資料領域53に表示されている共有資料が資料1(資料識別情報:H1)であり、端末識別情報「USER F」に関連付けられた資料識別情報「H3」に対応する資料3とは異なるためである。
S53を実行した後、CPU22は、資料識別情報及び頁位置情報が共に同一の端末識別情報を抽出する(S55)。S55でCPU22は、資料閲覧テーブルにアクセスし、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に一致する送信元端末識別情報に関連付けられた資料識別情報と頁位置情報を取得する。続けて、CPU22は、S51で取得された端末装置毎の資料識別情報及び頁位置情報の中から、取得された資料識別情報及び頁位置情報と同一の資料識別情報及び頁位置情報に関連付けられた端末識別情報を抽出する。抽出された端末識別情報は、RAM26に記憶される。
次に、CPU22は、資料閲覧テーブルにアクセスし、S55で抽出された端末識別情報に一致する送信元端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報を全て取得する。取得された表示範囲情報は、RAM26に記憶された端末識別情報に関連付けて記憶される。CPU22は、取得された表示範囲情報の間で重複する表示範囲が含まれているかを判断する(S57)。重複する表示範囲が含まれていない場合(S57:No)、CPU22は、処理をS59に移行する。S55で抽出された端末識別情報が1つである場合、取得される表示範囲情報も1つであるため、重複する表示範囲は存在しない。この場合、CPU22は、重複する表示範囲は含まれていないと判断(S57:No)する。一方、重複する表示範囲が含まれている場合(S57:Yes)、CPU22は、処理をS61に移行する。S55で3つ以上の端末識別情報が抽出されることがある。このような場合、S57では、重複する表示範囲が含まれているかの判断は、3つ以上の表示範囲情報のうちの2つずつを比較して行われる。従って、この判断は、複数回行われる。CPU22は、何れの判断においても重複する表示範囲が含まれていないとなる場合、S57を否定する(S57:No)。一方、CPU22は、何れかの判断において重複する表示範囲が含まれているとなる場合、S57を肯定する(S57:Yes)。S57が肯定される場合(S57:Yes)の判断対象の各表示範囲情報とその判断結果は、RAM26に記憶される。
S55及びS57について、図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41である場合を例に説明する。資料閲覧テーブルの登録状態は図4に示す通りであるとする。S55でCPU22は、次のような処理を実行する。即ち、CPU22は、資料閲覧テーブルにアクセスし、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けられた資料識別情報「H1」と頁位置情報「2」を取得する。続けて、CPU22は、資料識別情報「H1」と頁位置情報「2」に基づき、S51で取得された「端末識別情報:USER B,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER C,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER D,資料識別情報:H1,頁位置情報:2」と「端末識別情報:USER E,資料識別情報:H1,頁位置情報:3」と「端末識別情報:USER F,資料識別情報:H3,頁位置情報:4」の中から、資料識別情報と頁位置情報が共に同一である、端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」を抽出する。
S57でCPU22は、次のような処理を実行する。即ち、CPU22は、資料閲覧テーブルにアクセスし、端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」と、端末識別情報「USER C」に関連付けられた表示範囲情報「(200,200,400,350)」と、端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」を取得する。
続けて、CPU22は、表示範囲情報「(100,100,500,450)」と「(200,200,400,350)」の重複を判断する。また、CPU22は、表示範囲情報「(100,100,500,450)」と「(500,500,900,850)」の重複を判断する。更に、CPU22は、表示範囲情報「(200,200,400,350)」と「(500,500,900,850)」の重複を判断する。このように3回行われる判断では、表示範囲情報「(100,100,500,450)」と「(200,200,400,350)」を対象としたとき、重複する表示範囲が含まれていると判断される。従って、CPU22は、S57を肯定する(S57:Yes)。CPU22は、3回の判断における判断対象とされた各表示範囲情報とその判断結果をRAM26に記憶する。
上述した例とは異なり、例えば、S55で端末識別情報「USER B」と「USER D」のみが抽出されているとする。この場合、S57では、表示範囲情報「(100,100,500,450)」と「(500,500,900,850)」の重複が判断される。この場合、重複する表示範囲は含まれていないため、CPU22は、S57を否定する(S57:No)。
S59でCPU22は、送信対象の表示範囲情報を決定する。この決定では、資料閲覧テーブルにおいて、S55で抽出された端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報が送信対象として決定される。S55で抽出された端末識別情報が複数である場合、各端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報のそれぞれが送信対象として決定される。例えば、S55で端末識別情報「USER B」と「USER D」の2つが抽出されているとする。この場合、端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」と端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」が送信対象として決定される。
S61でCPU22は、送信対象の表示範囲情報を決定する。この決定では、資料閲覧テーブルにおいて、総合テーブルに登録された総合値の高い端末識別情報に一致する送信端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報が送信対象として優先される。例えば、上記同様、図3のS19で端末装置41が処理対象とされ、S55で端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」が抽出され、各端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報に基づきS57が実行されていたとする。総合テーブルの登録状態は図8に示す通りであるとする。
上述した通り、表示範囲情報「(100,100,500,450)」と「(200,200,400,350)」を判断対象としたとき、重複する表示範囲が含まれていると判断される。CPU22は、総合テーブルにアクセスし、資料閲覧テーブルで表示範囲情報「(100,100,500,450)」に関連付けられた送信元端末識別情報に一致する端末識別情報「USER B」の総合値「13.9」を取得する。CPU22は、総合テーブルにアクセスし、資料閲覧テーブルで表示範囲情報「(200,200,400,350)」に関連付けられた送信元端末識別情報に一致する端末識別情報「USER C」の総合値「4.5」を取得する。CPU22は、取得された各総合値を比較する。この場合、「13.9>4.5」であるため、CPU22は、端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」を優先し、送信対象として決定する。S55で抽出された端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」は、他と表示範囲が重複していない。そのため、CPU22は、表示範囲情報「(500,500,900,850)」も送信対象として決定する。即ち、端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」と端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」が送信対象として決定される。
S59又はS61を実行した後、CPU22は、S59又はS61で決定された表示範囲情報の端末識別情報とこの決定された表示範囲情報の送信を制御する(S63)。送信先は、図3のS19で処理対象とされた端末装置に設定される。CPU22は、前述した各情報の送信指令を通信部28に出力する。これに伴い、前述した各情報が通信部28から処理対象の端末装置に送信される。
例えば、上述した通り、図3のS19で端末装置41が処理対象とされ、S59又はS61で端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」と端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」が送信対象として決定されていたとする。この場合、S63でCPU22は、通信部28から端末装置41への、「端末識別情報:USER B,表示範囲情報:(100,100,500,450)」と「端末識別情報:USER D,表示範囲情報:(500,500,900,850)」の送信を制御する。これに伴い、前述した各情報が通信部28から端末装置41へと送信される。
端末装置41は、サーバ装置20から送信されたこれら各情報を受信する。端末装置41では、端末識別情報「USER B」に関連付けられた表示範囲情報「(100,100,500,450)」に従い、遠隔会議画面50の共有資料領域53内の共有資料上に表示範囲枠53Bが表示される(図2参照)。また、端末識別情報「USER D」に関連付けられた表示範囲情報「(500,500,900,850)」に従い、共有資料領域53内の共有資料上に表示範囲枠53Dが表示される(図2参照)。
S63を実行した後、CPU22は、送信制御処理を終了し、処理を図3のS17に戻す。
<実施形態の効果>
上述した実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
(1)送信制御処理(図3のS27 詳細は図11参照)のS55で複数の端末識別情報が抽出され、抽出された各端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報の間で重複している表示範囲が含まれている場合(図5のS57:Yes参照)、総合値の高い端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報を優先して送信対象に決定することとした(図5のS61参照)。総合値は、第一決定処理(図3のS21 詳細は図9参照)で決定された優先度値と、第二決定処理(図3のS23 詳細は図10参照)で決定された優先度値を合算して決定される(図3のS25参照)。そのため、表示範囲が重複する複数の表示範囲情報の中から、優先させる表示範囲情報を特定することができる。表示範囲が重複する表示範囲情報が、図3のS19で処理対象とされた端末装置に送信されることを防止することができる。この処理対象の端末装置で、重複した表示範囲枠が表示され、共有資料の視認性が低下する事態を回避することができる。
(2)第一決定処理で、基準サイズに対する表示サイズ比の値を算出し(図9のS33参照)、第一値を算出された各値に応じて割り付けて優先度値を決定することとした(図9のS37参照)。第二決定処理で、基準サイズに対する表示サイズ比の値を算出し(図10のS43参照)、第二値を算出された各値に応じて割り付けて優先度値を決定することとした(図10のS47参照)。第二決定処理の第二値は、第一決定処理の第一値より小さな値とした。そのため、第一決定処理では、図3のS19で処理対象とされた端末装置の遠隔会議画面50の参加者領域51に表示された撮影画像の表示サイズに応じた優先度値を決定することができる。第二決定処理では、図3のS19で処理対象とされた端末装置以外の端末装置で表示されているこの処理対象の端末装置からの撮影画像の表示サイズに応じた優先度値を決定することができる。総合値を、2つの優先度値に基づき決定することができる。その際、第一決定処理での優先度値に重きを置くことができる。
(3)送信制御処理のS55での抽出条件を、資料識別情報及び頁位置情報が共に同一であることとした。そのため、図3のS19で処理対象とされた端末装置(自装置)に送信される、処理対象の端末装置以外の端末装置(他装置)の表示範囲情報を、自装置での共有資料と同一で且つ同一の頁に限定することができる。共有資料が異なる場合、又は、共有資料が同一で表示中の頁が異なる場合、他装置の表示範囲情報が処理対象の端末装置に送信されることを防止することができる。処理対象の端末装置の処理付加を低減することができる。
<変形例>
上述した実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は適宜省略する。
(1)上記では、複数頁の共有資料を複数利用する遠隔会議に基づき、資料閲覧テーブルに、端末識別情報と資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報を関連付けて登録することとした。例えば、遠隔会議における共有資料が1つであって、その共有資料が1頁の資料である場合がある。このような場合、上述した、資料識別情報と頁位置情報と表示範囲情報のうち、資料識別情報と頁位置情報は、省略するようにしてもよい。この場合、資料閲覧テーブルには、送信元端末識別情報と表示範囲情報が関連付けて登録される。
(2)上記では、第一決定処理(図3のS21 詳細は図9参照)と第二決定処理(図3のS23 詳細は図10参照)により、優先度値をそれぞれ決定することとした。第二決定処理は、省略するようにしてもよい。これとは逆に、第一決定処理は、省略するようにしてもよい。第一決定処理及び第二決定処理の何れかが省略される場合、図3の閲覧処理のS25も省略される。従って、図11のS61は、第一決定処理又は第二決定処理の何れかで決定された優先度値の大小関係に従い行われる。上述した総合値の場合と同様、優先度値が大きい端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報が優先される。
(3)上記では、送信制御処理(図3のS27 詳細は図11参照)のS55で、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に一致する送信元端末識別情報に関連付けられた資料識別情報及び頁位置情報と同一の資料識別情報及び頁位置情報に関連付けられた端末識別情報を抽出することとした。抽出条件として、資料識別情報及び頁位置情報に加え、表示範囲情報を含めるようにしてもよい。この場合、図11のS55では、更に、図3のS19で処理対象とされた端末装置の端末識別情報に一致する送信元端末識別情報に関連付けられた表示範囲情報と重複する表示範囲を含む表示範囲情報に関連付けられた端末識別情報が抽出される。
S59又はS61で図3のS19で処理対象とされた端末装置と表示範囲が重複しない表示範囲情報が決定され、S63でこの表示範囲情報が端末装置に送信されたとする。この決定された表示範囲情報は、遠隔会議画面50の共有資料領域53に表示されている共有資料の範囲とは別の範囲に対応する。そのため、このような表示範囲情報を受信した端末装置では、受信された表示範囲情報に対応する表示範囲枠は、表示中の共有資料上に直ちには表示されない。共有資料の表示範囲が変更され、変更後の共有資料の表示範囲に受信済みの表示範囲情報による表示範囲が重複することとなった場合に表示される。この変形例の構成によれば、共有資料の表示範囲が変更となったタイミングで、端末装置からサーバ装置20に送信された閲覧情報に基づき、この端末装置で表示範囲枠を表示させる表示範囲情報がサーバ装置20から送信される。
図3のS19で処理対象とされた端末装置が端末装置41であり、資料閲覧テーブルの登録状態が図4に示す通りであるとする。端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」は、何れも表示範囲情報が、送信元端末識別情報「USER A」に関連付けられた表示範囲情報「0,0,1200,900」に重複している。そのため、実施形態の例に基づけば、抽出条件としての表示範囲情報の採用の有無に関わらず、S55で抽出される端末識別情報は変わらない。上述した図11のS55によれば、共有資料の表示範囲が変更となったタイミングで直ちに表示範囲枠を表示させることができる。一方、この変形例の構成によれば、表示範囲が重複することとなったタイミングで表示範囲枠を表示させる表示範囲情報をサーバ装置20から端末装置に送信することができる。何れの構成を採用するかは、諸条件を考慮して適宜決定される。
(4)図11に示す送信制御処理のS55及びS57に関し、S55で抽出された複数の端末識別情報にそれぞれ関連付けられた表示範囲情報の間の表示範囲の重複について、重複する表示範囲が含まれていると判断(S57:Yes)される表示範囲情報の組み合わせが複数となる場合も想定される。そこで、このような想定に基づき、S61について説明を加える。この説明では、上記同様、図3のS19で端末装置41が処理対象とされ、S55で端末識別情報「USER B」と「USER C」と「USER D」が抽出されているとする。但し、資料閲覧テーブルで送信元端末識別情報「USER C」に関連付けて登録されている表示範囲情報は、端末識別情報「USER B」と「USER D」の各表示範囲情報との間で重複する表示範囲を含むとする。また、総合テーブル(図8参照)に登録された総合値の大小関係は、「USER B>USER C>USER D」であるとする。
S61でCPU22は、先ず、総合値が最も高い端末識別情報「USER B」と次に高い端末識別情報「USER C」の各表示範囲情報を比較対象とした判断結果「重複する表示範囲が含まれている」に基づき、総合値の高い端末識別情報「USER B」の表示範囲情報を優先して送信対象に決定する。この場合、CPU22は、この時点で端末識別情報「USER C」の表示範囲情報を送信対象から除外する。次に、CPU22は、端末識別情報「USER B」と端末識別情報「USER D」の各表示範囲情報を比較対象として判断結果「重複する表示範囲が含まれていない」に基づき、端末識別情報「USER D」の表示範囲情報を送信対象に決定する。即ち、S61では、総合値が高い端末識別情報を基準として、これに重複する表示範囲を含む表示範囲情報を除外しつつ、重複がない状態の表示範囲情報が送信対象に決定される。
10 遠隔会議システム、 20 サーバ装置
22 CPU、 24 記憶部、 26 RAM
28 通信部、 29 バス
41,42,43,44,45,46 端末装置
47 カメラ、 48 表示部、 49 操作部
50 遠隔会議画面、 51 参加者領域
51B,51C,51D 撮影画像
53 共有資料領域、 53B,53D 表示範囲枠
55 表示頁領域、 57 表示資料領域、 59 資料アイコン
90 ネットワーク、 P1,P2,P3,P4 頁画像
Q1,Q2,Q3 利用資料画像

Claims (7)

  1. 所定の共有資料をネットワークに接続された複数の端末装置でそれぞれ表示して行われる遠隔会議を実行するサーバ装置を制御するコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    複数の端末装置のうちの第一端末装置を識別する第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第二端末装置を識別する第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第三端末装置を識別する第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、第一登録手段と、
    前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第二端末装置の撮影部で撮影された第二撮影画像の第二表示サイズと、を関連付けて登録し、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第三端末装置の撮影部で撮影された第三撮影画像の第三表示サイズと、を関連付けて登録する、第二登録手段と、
    前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示サイズに応じた第一優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示サイズに応じた第二優先度値を決定する、第一決定手段と、
    前記第一登録手段によって登録された前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれているかを各座標位置に従い判断する判断手段と、
    前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値が前記第二優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一優先度値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二優先度値が前記第一優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二優先度値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第一登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報と、前記第一登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信する、送信制御手段と、して機能させるプログラム。
  2. 前記第一決定手段は、
    基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値に比例した前記第一優先度値を決定し、
    前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値に比例した前記第二優先度値を決定する、機能を含む、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記第二登録手段は、
    前記第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記第一端末装置の撮影部で撮影された第一撮影画像の前記第二端末装置における第一表示サイズと、を関連付けて登録し、
    前記第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記第一撮影画像の前記第三端末装置における第一表示サイズと、を関連付けて登録する、機能を含み、
    前記コンピュータを、前記第二登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第一表示サイズに対応する第三優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第一表示サイズに対応する第四優先度値を決定する、第二決定手段として機能させ、
    前記送信制御手段は、
    前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値と前記第三優先度値との第一総合値が前記第二優先度値と前記第四優先度値との第二総合値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一総合値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、
    前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二総合値が前記第一総合値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二総合値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信する、機能を含む、請求項1に記載のプログラム。
  4. 前記第一決定手段は、
    基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値に比例した前記第一優先度値を決定し、
    前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値に比例した前記第二優先度値を決定する、機能を含み、
    前記第二決定手段は、
    前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値に比例した前記第三優先度値を決定し、
    前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値に比例した前記第四優先度値を決定する、機能を含む、請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記第一決定手段は、
    第一値を、前記基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値と、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値と、の第一合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第二表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第一割付値を前記第一優先度値として決定し、
    前記第一値を、前記第一合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第三表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第二割付値を前記第二優先度値として決定する、機能を含み、
    前記第二決定手段は、
    前記第一値より小さい第二値を、前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値と、前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値と、の第二合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二端末装置における前記第一表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第三割付値を前記第三優先度値として決定し、
    前記第二値を、前記第二合計値に対する、前記基準サイズに対する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三端末装置における前記第一表示サイズの比の値の比に従い割り付けた第四割付値を前記第四優先度値として決定する、機能を含む、請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記第一登録手段は、
    前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第一資料識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第一頁位置情報と、前記第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、
    前記第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第二資料識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第二頁位置情報と、前記第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、
    前記第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料を識別する第三資料識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料中の頁位置を特定する第三頁位置情報と、前記第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、機能を含み、
    前記判断手段は、
    前記第一登録手段によって登録された、前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であるかを判断し、
    前記第一登録手段によって登録された、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であるかを判断する、機能を含み、
    前記送信制御手段は、
    前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であり、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であり、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれている場合、前記第二表示範囲情報又は前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、
    前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報であり、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報であり、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第二表示範囲情報と、前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信し、
    前記第一資料識別情報と前記第二資料識別情報と前記第三資料識別情報とが同一の資料識別情報ではない、又は、前記第一頁位置情報と前記第二頁位置情報と前記第三頁位置情報とが同一の頁位置情報ではない場合、前記第二表示範囲情報と、前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信しない、機能を含む、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. 所定の共有資料をネットワークに接続された複数の端末装置でそれぞれ表示して行われる遠隔会議を実行するサーバ装置であって、
    複数の端末装置のうちの第一端末装置を識別する第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第一表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第二端末装置を識別する第二端末識別情報と、前記第二端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第二表示範囲情報と、を関連付けて登録し、複数の端末装置のうちの第三端末装置を識別する第三端末識別情報と、前記第三端末装置で表示されている前記共有資料の表示範囲の座標位置を示す第三表示範囲情報と、を関連付けて登録する、第一登録手段と、
    前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第二端末装置の撮影部で撮影された第二撮影画像の第二表示サイズと、を関連付けて登録し、前記第一端末識別情報と、前記第一端末装置で表示されている前記第三端末装置の撮影部で撮影された第三撮影画像の第三表示サイズと、を関連付けて登録する、第二登録手段と、
    前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示サイズに応じた第一優先度値を決定し、前記第二登録手段によって前記第一端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示サイズに応じた第二優先度値を決定する、第一決定手段と、
    前記第一登録手段によって登録された前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれているかを各座標位置に従い判断する判断手段と、
    前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第一優先度値が前記第二優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第一優先度値に対応する前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報を、前記ネットワークに接続された前記サーバ装置の通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれ且つ前記第二優先度値が前記第一優先度値より優先度が高い場合、前記第一登録手段によって前記第二優先度値に対応する前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報を、前記通信部から前記第一端末装置に送信し、前記第二表示範囲情報と前記第三表示範囲情報との間で重複する表示範囲が含まれていない場合、前記第一登録手段によって前記第二端末識別情報に関連付けて登録された前記第二表示範囲情報と、前記第一登録手段によって前記第三端末識別情報に関連付けて登録された前記第三表示範囲情報と、を前記通信部から前記第一端末装置に送信する、送信制御手段と、を備えるサーバ装置。
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