JP2013232830A - 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自端末で撮像した画像の一部に相手側には視認されたくない画像の領域がある場合に、相手側では当該領域の画像を視認されなくする。
【解決手段】パラメータ算出部22aは、画像取得部12aにより取得された画像データのうち非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、非表示領域の座標範囲内では画像データとは別の画像データを相手側のテレビ会議装置100に送信し、非表示領域の座標範囲外では画像データを相手側のテレビ会議装置100に送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信回線を介して画像データを送信するのに好適な画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、画像処理システムとしては、少なくとも2つの遠隔地に設けられた画像処理装置の間でネットワークを介して、互いに映像データおよび音声データを送受信するテレビ会議システムが既に知られている。
また、近年、画像処理システムとしては、一方側の画像処理装置において撮像素子上に結像した被写体を撮像装置で撮像して画像データを取得し、マイクロフォンで収集した音声話をA/D変換して音声データを取得し、ネットワークに接続して画像データおよび音声データを他方の画像処理装置へ送信する。他方側の画像処理装置において、受信した画像データをプロジェクタからスクリーンに投射し、受信した音声データをスピーカから外部に出力するように構成されたテレビ会議システムが知られている。
また、撮像装置に広角レンズを使用して所望の部分のみを切り出して画像データを伝送するように構成されたテレビ会議装置を複数備えたものが知られている。
しかし、従来の画像処理装置では、相手側のカメラの位置を自由に操作することができず、視認したい箇所がディスプレイに表示されない場合、相手側にいる会議の参加者にカメラの回転操作を依頼する必要があり、会議のスムーズな進行を中断させ、会議の進行に多大な影響を与えてしまうといった問題があった。
また、遠隔地側から撮影画像の切出し領域を指示するデジタルパン・チルト機能を備えたカメラも存在する。
しかし、マイクロフォン、ネットワーク制御部、スピーカなどを一体化したテレビ会議装置では持ち運びを可能にしたいという要望もある。実験室やオフィスなどの狭いスペースで会議を行った際、相手側から映像範囲の移動操作ができてしまうと、相手側には視認されたくない(見せたくない)場所や物品まで視認されてしまう可能性があるといった問題があった。
また、会議参加者のみを切り出して表示するトリミング技術も知られているが、会議参加者のみを切り出すと会議の臨場感を損ねてしまうといった問題があった。
特許文献1には、コンパクトな構成でコストのかからない長寿命なカメラ用パン・チルト装置を提供する目的で、遠隔操作によりカメラから外部に出力する画像データの取り出し位置を指定する方法が開示されている。特に、特許文献1には、遠隔地側からカメラの画像データの取り出し位置を指定する点が開示されている。
しかし、遠隔地側にいる参加者には視認されたくない(見せたくない)場所や物品まで視認されてしまう可能性があるといった問題は解消できていない。
そこで、遠隔地側からデジタルパン・チルト機能を可能にし、撮影する画像を自由に容易に操作することを可能にし、会議のスムーズな進行を可能とするとともに、遠隔地側から視認されたくない箇所は視認される心配が無く、より臨場感のあるテレビ会議システムの提供が切望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的としては、一方側で撮像した画像の一部に他方側には視認されたくない画像の領域がある場合に、他方側では当該領域の画像を視認されなくすることが可能となる画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することにある。
本発明は、通信回線を介して互いに画像データを送受信する画像処理装置を少なくとも2つ以上備えた画像処理システムであって、一方側の前記画像処理装置は、撮像対象を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、前記画像データの一部を他方側の画像処理装置に表示しないために非表示領域の座標を入力する座標入力手段と、前記画像取得手段により取得された画像データのうち前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、前記非表示領域の座標範囲内では前記画像データとは別の画像データを他方側の画像処理装置に送信し、前記非表示領域の座標範囲外では前記画像データを他方側の画像処理装置に送信するように制御する送信制御手段と、を有することを特徴とする画像処理システムである。
本発明によれば、一方側の画像処理装置は、撮像対象を撮影して画像データを取得し、画像データの一部を他方側の画像処理装置に表示しないために非表示領域の座標を入力し、取得された画像データのうち非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、非表示領域の座標範囲内では画像データとは別の画像データを他方側の画像処理装置に送信し、非表示領域の座標範囲外では画像データを他方側の画像処理装置に送信するように制御することで、一方側の画像処理装置で撮像した画像の一部に他方側の画像処理装置に相手側には視認されたくない画像の領域がある場合に、他方側では当該領域の画像を視認されなくすることが可能となる。
これにより、遠隔地側から視認されたくない箇所は視認される心配が無く、より臨場感を得ることができる。
本発明の実施形態に係わる画像処理装置を用いた画像通信システムの構成について説明するための図である。 図1に示すテレビ会議端末の外観図である。 図1に示す撮像装置10と処理装置20とのハードウェア構成について説明するための図である。 図3に示す撮像装置10と処理装置20の機能ブロックを示す図である。 会議風景のイメージを示す図である。 図5に示した環境において撮影された画像のイメージを示す図である。 撮影された画像の中にある棚74の領域(非表示領域77)を指定することを示す説明図である。 撮影された画像の中の表示範囲81を示す図である。 表示範囲81の中にある非表示領域83に対して画素を1色に塗りつぶしたことを示す図である。 (a)、(b)は飛ばし処理を施し、非表示領域77以外の画像を出力することを示す図である。 操作ボタン示す上面図である。 図1に示すテレビ会議装置による全体の処理の流れを示すフローチャートである。 図12に示す座標決定処理について説明するためのサブローチンのフローチャートである。 図2に示す遠隔操作許可確認信号送信処理を示すサブルーチンのフローチャートである。 図1に示すテレビ会議装置が利用するパラメータのリストを示す表である。 図4に示す処理装置20の操作部に操作ボタンを追加した操作部31を示す図である。
本発明の実施形態に係わるテレビ会議装置は、映像伝送に先立って、表示エリアの座標をカメラ出力部のメモリに記憶し、メモリに記憶した座標を読み出して表示することで、表示エリアを調整する手間を減らし、さらに表示しない(非描画)エリアを指定できるもので、要するに、出力エリアをメモリに記憶する点と、相手側(他方側)には視認されたくない場所を非表示領域にする点に特徴がある。
以下、本発明の特徴について、図面を参照して詳しく説明する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係わる画像処理装置を用いた画像通信システム1の機能構成について説明する。
図1に、本実施形態に係わるテレビ会議システム1の概略構成図を示す。本テレビ会議システム1は、拠点A、B、Cに設置された複数のテレビ会議端末100a、100b、100cと、これらテレビ会議端末が接続されるネットワークNで構成される。テレビ会議端末100は撮像装置10と処理装置20を備えている。テレビ会議端末100は、マイク5、スピーカ6、ディスプレイ7なども備え、撮像装置10と同様に、処理装置20に接続されている。
例えば、拠点Aに設置されたテレビ会議端末100aの撮像装置10で撮影された画像(静止画像又は動画像)は、撮像装置10と処理装置20との連携動作により画像データに補正処理を施し、当該テレビ会議端末100内のディスプレイ7(図2参照)に画像を表示すると同時に、この補正処理を施した画像データは、ネットワークNに接続された拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100Bにも伝送されて、そのディスプレイ7に画像が表示される。
例えば、拠点Bに設置されているテレビ会議端末100aにおいて、操作者が操作部(図4参照)の拡大/縮小ボタンを押下すると、当該テレビ会議端末100a内に設けられた同じく撮像装置10と処理装置20と連携動作によりデジタルズーム処理が施され、デジタルズーム画像が当該テレビ会議端末100aのディスプレイ7に表示されると同時に、ネットワークNに接続された拠点Bに設置されているテレビ会議端末100Bにも画像データが伝送されて、そのディスプレイ7に画像表示される。
このテレビ会議システム1によれば、ネットワークNに接続された複数のテレビ会議端末において、撮影した画像データを正面位置から撮影した正面画像に補正するあおり補正処理(台形歪補正処理)や、ズーム倍率に応じて画像データを拡大するデジタルズーム処理が施された画像データをリアルタイムに表示することが可能になる。
次に、図2を参照して、図1に示すテレビ会議端末100の具体的な外観について説明する。以下、テレビ会議端末100の長手方向をX軸方向とし、水平面内でX軸方向と直交する方向をY軸方向(幅方向)とし、X軸方向およびY軸方向に直交する(鉛直方向、高さ方向)をZ軸方向として説明する。
テレビ会議端末100は、筐体40、アーム50、ハウジング52を備えている。このうち、筐体40の右側壁面41には、音収音用の孔42が設けられる。当該音収音用の孔42を通過した、外部からの音声が内部に設けられたマイク5(図1参照)により収音される。
また、上面部43には、電源スイッチ44と、音出力用の孔45が設けられる。操作者が、電源スイッチ44をON操作することで、テレビ会議端末100を起動することができる。また、スピーカ7(図1参照)から出力された音声は、音出力孔45を介して外部に出力される。
また、筐体40の左側壁面47側には、アーム50及びカメラハウジング52を収容するための、凹形状の収容部46が形成されている。また、筐体40の左側壁面47には、接続口(図示せず)が設けられている。接続口は、映像出力ユニット24と、ディスプレイ7とを接続するためのケーブル7aが接続されている。
また、アーム50は、トルクヒンジ51を介して、筐体40に取り付けられている。アーム50が、筐体40に対して、135度のチルト角ω1の範囲で、上下方向に回転可能に構成されている。図2では、チルト角ω1が90度の状態であることを示している。チルト角ω1を0度に設定することで、アーム50及びカメラハウジング52を収容部46に収容することができる。
カメラハウジング52には、内蔵型の撮像装置10が収容されている。当該撮像装置10により、人物(例えば、テレビ会議の参加者)や、用紙に記載された文字や記号、部屋などを撮影することができる。また、カメラハウジング52には、トルクヒンジ53が形成されている。カメラハウジング52は、トルクヒンジ53を介してアーム50に取り付けられている。カメラハウジング52がアーム50に対して、図2に示す状態を0度として、±180度のパン角ω2の範囲で、かつ、±45度のチルト角ω3の範囲で、上下左右方向に回転可能に構成されている。
また、テレビ会議端末100は、図2に記載されたものではなく、他の構成であっても良い。例えば、PC(Personal Computer)に、スピーカ6やマイク5を外部接続したものを用いてもよい。また、本テレビ会議端末100をスマートフォンなどの携帯型端末に適用しても良い。
次に、図3を参照して、図1に示す撮像装置10と処理装置20とのハードウェア構成について説明する。
テレビ会議端末100は少なくとも撮像装置10と処理装置20で構成される。処理装置20は、例えばパーソナルコンピュータである。撮像装置10と処理装置20の間は有線(USB等)あるいは無線で接続される。
撮像装置10は、被写体像が入射するレンズ11と、レンズ11によって結像された撮像対象の光学像をアナログ電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの画像センサ12と、アナログ電気信号をA/D変換してデジタル信号であるフレーム画像に対して各種画像処理を行うISP(Image Signal Processor)などから構成される画像処理ユニット13と、フレーム画像や各種画像処理済みフレーム画像、その他のデータ及び制御信号などを処理装置20との間で送受信するI/Fユニット14などを備えて構成される。
処理装置20は、撮像装置10との間でフレーム画像や各種画像処理済みフレーム画像、その他のデータ及び制御信号などを送受信するI/Fユニット21と、種々の処理を実行するCPU(Central Processing Unit)22、CPU22の処理に必要な各種ソフトウエアやデータ、フレーム画像や各種画像処理済みフレーム画像などを格納するメモリ23と、処理装置20に接続したモニタ7などに映像信号を伝送する映像出力ユニット24と、画像データや制御データなどをネットワークNに接続された相手側のテレビ会議端末に送信する通信ユニット25と、装置全体を制御する制御ユニット26と、各ユニットを接続するバス27などで構成される。メモリ23は、揮発性メモリであるRAM、ROM、HDD(Hard Disk Drive)などの総称である。他に操作者からの指示を受け付ける操作指示受付ユニットなどもあるが、図3では省略してある。
次に、図4を参照して、図3に示す撮像装置10と処理装置20との機能ブロックの構成について説明する。
撮像装置10において、画像センサ12は、撮像対象を撮影して画像信号を取得して画像変換部13aに伝送する画像取得部12aを備える。
画像処理ユニット13は、画像取得部12aから受信した画像信号をA/D変換して画像データを出力画像伝送部14aに出力するとともに、パラメータ設定部13bにより設定されたパラメータに基づいて、表示すべき画像範囲を切り出して出力用の画像データを生成する画像変換部13aと、パラメータ伝送部21aから受信したパラメータを画像変換部13aに設定するパラメータ設定部13bとを備える。
I/Fユニット14は、画像変換部13aにより生成された画像データを映像出力ユニット24および通信ユニット25に伝送する出力画像伝送部14aを備える。
処理装置20には、上述したように、画像データをディスプレイ7に出力する映像出力ユニット24と、画像データや制御データなどをネットワークに接続された相手側のテレビ会議端末に送信する通信ユニット25とを備えている。
操作部31は、操作者が各種ボタン(図示しない)を押下したことを検出して操作信号をパラメータ算出部22aに出力する。
CPU22は、操作部31又は遠隔操作部30から伝送されてくる操作信号に基づいて、出力する画像データの座標範囲をパラメータとして算出し、算出した座標範囲のパラメータをパラメータ伝送部21aに出力するパラメータ算出部22aを備えている。
I/Fユニット21は、パラメータ算出部22aにより算出された座標範囲のパラメータをパラメータ設定部13bに伝送する。
なお、遠隔操作を行う場合、拠点Bに設置された相手側のテレビ会議端末100bのパラメータ算出部22aにおいてパラメータ算出を行い、パラメータ伝送部21aからネットワークNを介して、拠点Aに設置されたテレビ会議端末100aのパラメータ伝送部21aへパラメータを伝送するように構成しても良い。
次に、図4を参照して、図3に示す撮像装置10と処理装置20の機能ブロックの動作について説明する。
画像取得部12aは、撮像対象を撮影して画像信号を取得して画像変換部13aに伝送する。画像変換部13aは、受信した画像信号をA/D変換して得た画像データに対してパラメータ設定部13bの値に応じた画像処理を行い出力画像伝送部14aに出力する。出力画像伝送部14aは、画像データを処理装置20に設けられた映像出力ユニット24および通信ユニット25に伝送する。映像出力ユニット24は、出力画像伝送部14aから伝送された画像データをディスプレイ7に出力して画像を表示する。通信ユニット25は、出力画像伝送部14aから伝送された画像データを、ネットワークNを介して相手側のテレビ会議端末100に送信する。
パラメータ算出部22aは、操作部31又は遠隔操作部30から伝送されてくる操作信号、出力画像の表示エリア(水平画素数と垂直画素数)に基づいて、出力する画像データの座標範囲を示すパラメータを算出する。パラメータ算出部22aが算出した座標のパラメータは、パラメータ伝送部21aからパラメータ設定部13bに伝送する。
撮像装置10では、パラメータ伝送部21aから伝送されてくるパラメータをパラメータ設定部13bによって受信し、パラメータ設定部13bが受信したパラメータを画像変換部13aに設定する。
画像変換部13aは、画像取得部12aによって取得された画像データに対して歪曲収差補正処理などの画像処理を施し、パラメータ設定部13bに設定された座標範囲のパラメータに基づいて、画像データから表示すべき画像範囲を切り出して出力用の画像データを生成し、画像伝送部14aに出力する。画像伝送部14aは画像データを映像出力ユニット24および通信ユニット25に伝送する。
映像出力ユニット24は、画像データをディスプレイ7に表示し、通信ユニット25は、ネットワークNを介して接続された拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bに画像データを送信する。
次に、図5〜図10を参照してテレビ会議の風景を示すイメージについて説明する。
まず、図5を参照して、会議風景のイメージについて説明する。
図5に示すように、テレビ会議端末100が机72上に配置されている。テレビ会議端末100の画像取得部12aには3台のカメラが設けられており、3台のカメラによって3方向の画像を撮影していることとして説明する。なお、カメラの台数、カメラの種類(360度カメラや広角といったもの)には制限はなく、撮影範囲が広くなるほど効果が期待できる。
図5に示す会議風景のイメージでは、1台のカメラで会議参加者73a、73b、73cの三人が撮影され、他の1台のカメラでホワイトボード71が撮影され、もう1台のカメラで棚74が撮影される。
次に、図6を参照して、図5に示した環境で撮影された画像のイメージについて説明する。
図6に示した画像のイメージの座標範囲内において、遠隔地側の拠点Bに設置されているテレビ会議端末100bから撮影画像の切出し領域を指示するデジタルパン・チルト機能を実行することが可能である。
しかし、棚74には、例えば、開発段階の試作機、タイトルに社外秘情報が含まれている書類などの機密情報が保管されており、例えば、会議相手が他社の場合、情報を知られてはいけない相手となる遠隔地側から自由に切出し領域を操作されてしまうと、相手側に機密情報が視認されてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、図7に示すように、拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bとネットワークNを介して接続する前に、拠点Aに設置されているテレビ会議端末100aに対して、操作者が操作部31を操作して棚74の領域を含む非表示領域77を指定すると、座標範囲データがパラメータ算出部22aに入力される。
ここで、パラメータ算出部22aで算出された非表示領域77の座標範囲データが、パラメータ伝送部21aからパラメータ設定部13bへ送信されてくる。
パラメータ設定部13bが受信した非表示領域77の座標範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)を画像変換部13aで読み取る。そして、画像変換部13aは、表示領域に非表示領域77が含まれていると、非表示領域77の画像データを画像伝送部14aに出力することを禁止し、非表示領域77を除いた領域の画像データを画像伝送部14aに出力する。
例えば、図8に示すような表示範囲81を出力する場合、画像変換部13aは、非表示領域77に相当する領域(規制領域83a)に対して、図9に示すように黒色に塗り潰すなどの画像処理を施す。この処理は図9に示すように、非表示領域の画像データに対して画素を1色(例えば黒色)に塗りつぶしても良いし、非表示領域の画像データに対してぼかし処理や、モザイク処理を施しても良い。
また、図10(a)に示すように、画像変換部13aは、非表示領域77に相当する領域(規制領域83b)を非表示領域77の読み出しアドレス範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)内の画像に対してのみ読み飛ばす飛ばし処理を施し、非表示領域77以外の画像データを出力させても良い。
なお、画像変換部13aにおいて、上記飛ばし処理により読み飛ばす対象となるのは、図10(a)の飛ばし領域85であり、表示されるのは領域84となる。この結果、図10(b)に示す会議場所の背景もディスプレイ7に表示可能になり、臨場感のある会議を行うことができる。
次に、図11を参照して操作ボタンを用いた操作について説明する。
操作部31の操作ボタンは、テレビ会議装置100の上面に設けても良いし、リモコンでも良い。
操作者は、上下左右ボタン91を用いて出力範囲を操作する。拡大ボタン94が押された場合、拡大ボタン94が押されたことを示す操作信号がパラメータ算出部22aに入力されて操作パラメータが生成され、パラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに入力される。
画像変換部13aでは、拡大処理により画像を拡大(出力画素数が減る)し、拡大された画像データが画像変換部13aから出力画像伝送部14aを介して映像出力ユニット24に入力され、ディスプレイ7に表示される。
一方、操作者により縮小ボタン95が押された場合、縮小ボタン95が押されたことを示す操作信号がパラメータ算出部22aに入力されて操作パラメータが生成され、パラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに入力される。
画像変換部13aでは、縮小処理により画像を縮小(出力画素数が増える)し、縮小された画像データが画像変換部13aから出力画像伝送部14aを介して映像出力ユニット24に入力され、ディスプレイ7に表示される。
なお最終的な出力解像度は固定値であるため、出力画素数が出力解像度より大きい場合は画像変換部13aで縮小処理を施し、出力画素数が出力解像度より小さい場合は、画像変換部13aで拡大処理を施し、出力解像度の画像データにして、画像伝送部14aから処理装置20に出力される。
非表示領域選択ボタン92が押されると、非表示領域77を選択するモードになり、さらに、上下左右ボタン91が操作されると、非表示領域77の左上にある画素と対角になる右下の画素の座標を選択する。座標を決定する場合は上下左右ボタン91の中央にある決定ボタン96を押せばよい。ここで、決定ボタン96が押されると、選択された座標がパラメータ算出部22aに入力され座標データが生成される。
次いで、再び非表示領域選択ボタン92が押されると、非表示領域選択モードが終了する。
また、遠隔操作ボタン93が押されると、遠隔操作モードとなり接続されている相手側の画像表示エリアを操作できるようになる。再び遠隔操作ボタン93が押されると遠隔操作モードが終了し自端末側の画像表示エリアを操作できるようになる。
次に、図12、図13、図14に示すフローチャートを参照してデータ処理について説明する。まず、図12を参照して、全体の処理の流れについて説明する。
拠点Aに設置されているテレビ会議装置100aの電源スイッチ44がON操作され、電源が投入されると、CPU22はメモリ23から制御プログラムを読み出して順次に実行する。
自端末側の処理装置20が各種処理プログラムを実行可能になる(S10)と、操作部31からパラメータ算出部22aへの操作信号の受信を待ち(S15)、操作部31からパラメータ算出部22aへの操作信号を受信すると、パラメータ算出部22aは受信した操作信号に含まれている操作モードを確認する(S20)。
ここで、操作モードが指定されていない場合は、ステップS25のサブルーチンをコールし、操作内容に合わせて座標決定処理を行う(S25)(詳細は図13で説明する)する。
そして、座標決定処理(S25)が終了して復帰した場合に操作信号の待ち処理を行うステップS15へ戻る。
一方、ステップS20において、操作モードが非表示領域選択モードである場合、パラメータ算出部22aは、操作者が操作部31の上下左右ボタン91を用いて座標を移動させ(S30)、決定ボタン96を押して非表示領域77の左上の座標(xh11,yh11)を決定すると座標データをメモリ23に記憶する(S35)。
そして、パラメータ算出部22aは、再び操作者が操作部31の上下左右ボタン91を用いて座標を移動させ(S40)、決定ボタン96を押して非表示領域77の右下の座標(xh12,yh12)を決定すると座標データをメモリ23に記憶する(S45)。
なお、操作者が操作部31の上下左右ボタン91を用いて座標を移動させる操作を行った場合、座標の移動に応じた座標データがパラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに伝送され、画像変換部13aに展開されている画像メモリ上に座標データで示される例えばカーソルや破線が描画され、この描画された画像データが画像変換部13aから出力画像伝送部14aを介して映像出力ユニット24に入力され、ディスプレイ7に表示される。
次いで、非出力領域選択モードを終了する場合(S50 YES)は、パラメータ算出部21aがパラメータをパラメータ設定部13bに送信し(S55)、操作信号の待ち処理を行うステップS15へ戻る。
非表示領域選択モードを終了しない場合(S50 YES)は、さらに非表示領域を選択するため、ステップS30〜S45の処理を繰り返す。
ところで、拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議装置100bからネットワークNを介してパラメータ算出部22aに遠隔操作信号が送信され、パラメータ算出部22aが遠隔操作信号を受信した場合、すなわち、操作モードが遠隔操作モードの場合は、ステップS60のサブルーチンをコールし、遠隔操作許可確認信号送信処理(S60 図14)を行う。
次に、パラメータ算出部21aは、拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議装置100bからの応答が許可信号(S65 YES)の場合には、遠隔操作を開始(S70)し、操作内容に合わせて座標を決定するため座標決定処理(S25 図13)を行う。そして操作信号の待ち処理を行うステップS15へ戻る。
パラメータ算出部21aは、相手側のテレビ会議装置100からの応答が拒否信号(S65 NO)の場合には、遠隔操作を拒否されたことを示すメッセージをディスプレイ7に表示(S75)し、操作信号の待ち処理を行うS15へ戻る。
この結果、パラメータ算出部22aは、画像取得部12aにより取得された画像データのうち非表示領域77の座標範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)内にある画像データに対して送信を禁止するために、非表示領域77の座標範囲をパラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに伝送し、画像変換部13aに設定する。
また、画像変換部13aは、非表示領域77の座標範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)内では画像データとは別の画像データを出力画像伝送部14a、通信ユニット25、ネットワークNを介して拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議装置100bに送信する。
一方、画像変換部13aは、非表示領域77の座標範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)外では画像データを出力画像伝送部14a、通信ユニット25、ネットワークNを介して拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議装置100bに送信することができる。
これにより、自端末で撮像した画像の一部に相手側には視認されたくない画像の領域がある場合に、相手側では当該領域の画像を視認されなくすることが可能となる。
次に、図13を参照して、座標決定処理(S25)について説明する。
パラメータ算出部21aは、座標決定処理(S25)が開始されると、相手側のテレビ会議装置100の操作部30から受信した操作信号が、上下左右ボタン91によるものであるか否かを判定する(S100)。
パラメータ算出部21aは、上下左右ボタン91の場合(S100 YES)、パラメータ算出部22aが出力座標のパラメータ算出(S105)を行う。
パラメータ算出部21aは、上下左右ボタン91ではない場合(S100 NO)、拡大94/縮小ボタン95によるものか否かを判定(S110)し、拡大/縮小ボタン95への操作の場合(S110 YES)、パラメータ算出部22aが垂直画素数/水平画素数のパラメータを算出する(S115)。
一方、パラメータ算出部21aは、拡大/縮小ボタン95ではない場合、座標決定処理を終了する。パラメータ算出部22aによるパラメータ算出の後に、パラメータ算出部21aは、パラメータ伝送部21aからパラメータ設定部13bへパラメータを伝送(S7)させ、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに入力される。次いで、パラメータ算出部21aは、座標決定処理を終了する。
画像変換部13aに対する出力座標を変更する処理は、パラメータ算出部22aが操作者により操作部30に設けられた上下左右それぞれどのボタンが押されたか否かを判定した後に、出力座標を移動する。画像変換部13aに設定された出力座標の上下左右の座標がディスプレイ7の表示画面上の設定可能値を超えた場合は、それ以上座標の移動は行わない。
しかし、360度カメラを使用した場合に、画像変換部13aは左右の最大値を超えたときは最小値に設定され、最小値を超えたときは最大値に設定される。
画像変換部13aに対して垂直画素数/水平画素数を変更する処理は、パラメータ算出部22aが操作者により操作部31の拡大ボタン94が押されたと判断した後に行なわれる。パラメータ算出部22aに拡大ボタン94の操作信号が入力された場合、パラメータ算出部21aは、拡大処理を示すパラメータをパラメータ伝送部21aからパラメータ設定部13bへ伝送させ、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに設定する。
画像変換部13aでは、表示領域のアスペクト比が変わらないように、垂直画素数/水平画素数を低減する。
また、パラメータ算出部22aが操作者により操作部31の縮小ボタン95が押されたと判断した後に行なわれる。パラメータ算出部22aに縮小ボタン95の操作信号が入力された場合、パラメータ算出部21aは、縮小処理を示すパラメータをパラメータ伝送部21aからパラメータ設定部13bへ伝送させ、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに設定する。
画像変換部13aでは、表示領域のアスペクト比が変更されないように、垂直画素数/水平画素数を増加する。例えば、表示画像のアスペクト比が16:9であれば、変化量も16:9で変化させる。
次に、図14を参照して、パラメータ算出部22aが遠隔操作信号を受信した時の処理について説明する。
ここで、遠隔操作信号の受信処理は、パラメータ算出部22aに設けられたCPU22に割り込み信号が入力された場合での割り込み処理により受信処理を行うこととする。
パラメータ算出部22aが、拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bからネットワークNを介して遠隔操作信号を受信すると、パラメータ算出部22aは、遠隔操作を許可するか拒否するかを判断(S200)する。なお、遠隔操作を許可するか拒否するかは、相手側のテレビ会議端末100との間の接続前に予め操作者によって設定される。
パラメータ算出部22aは、遠隔操作を拒否する場合(S200 NO)は、パラメータ算出部22aが遠隔操作拒否を示すメッセージを拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bに通知(S205)し、処理を終了する。
一方、パラメータ算出部22aは、遠隔操作を許可する場合(S200 YES)は、パラメータ算出部22aが遠隔操作許可を示すメッセージをネットワークNを介して相手側のテレビ会議端末100bに通知(S210 YES)し、遠隔操作信号の受信を待つ(S215)。
パラメータ算出部22aは、遠隔操作信号を受信すると、遠隔操作信号に含まれるパラメータに基づいて出力座標データのパラメータを変更し、パラメータ算出を行い、パラメータ設定部13bへパラメータを送信(S225)する。
また、拠点Bに設置されている遠隔地側のテレビ会議端末100bにおいてパラメータ算出処理を行う場合は、ネットワークNを介してテレビ会議端末100aのパラメータ算出部22aが信号(パラメータ)を受信すると、パラメータ算出部22aはパラメータ設定部13bへパラメータを送信する。
パラメータ算出部22aは、相手側のテレビ会議端末100から画像データの切出し領域の座標範囲(xk1,yk1)−(xk2,yk2)を指示する操作情報を受信した場合に、切出し領域の座標範囲(xk1,yk1)−(xk2,yk2)をパラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに伝送し、画像変換部13aに設定する。
画像変換部13aでは、受信した切出し領域の座標範囲(xk1,yk1)−(xk2,yk2)が非表示領域77の座標範囲(xh11,yh11)−(xh12,yh12)内にあるときに、非表示領域77の座標範囲内にある画像データに対して、送信を禁止するように制御することで、非表示領域77の座標範囲内にある画像データが通信ユニット25からネットワークNを介して拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bに送信されることを禁止することができる。
これにより、自端末で撮像した画像の一部に相手側には視認されたくない画像の領域がある場合に、相手側のテレビ会議端末100bから画像データの切出し領域の座標範囲を指示されたとしても、相手側のテレビ会議端末100bでは当該領域の画像を視認されなくすることが可能となる。
次に、図15を参照して、上述したパラメータのリストについて説明する。
パラメータは、出力画像の左上座標(例えば、(1600,300))、出力の垂直画素数(例えば、720)、出力の水平画素数(例えば、1280)、非表示領域77の左上座標1(xh11,yh11)(例えば、(1600,300))、非表示領域77の右下座標1(xh12,yh12)(例えば、(2000,720))、非表示領域の左上座標2(xh21,yh21)(例えば、(0,0))、非表示領域の右下座標2(xh22,yh22)(例えば、(0,0))・・・非表示領域の左上座標n(xhn1,yhn1)(例えば、(0,0))、非表示領域の右下座標n(xhn2,yhn2)(例えば、(0,0))であり、非表示領域座標は複数のn個持っており複数の領域を指定できる。
このように、テレビ会議端末は、非表示領域を複数設定することで、より正確に非表示領域を設けることができ、複数の機密情報を守り易くなる。
また、パラメータを複数設けることで、一度設定した表示領域をメモリ23に記憶させ、メモリ23に記憶させた左上の座標、出力水平画素数、出力垂直画素数を読み出すように構成してもよく、この場合、表示領域を何度も設定する手間を省くことができる。例えば図8に示すように、会議参加者73や、ホワイトボード71を対象としてデジタルパン・チルト機能を実行することで撮影することができる。
このように、表示領域をメモリ23に複数記憶することで、会議毎に表示領域を設定する必要がなくなり会議をスムーズに進行することができる。
しかし、テレビ会議では、会議参加者73やホワイトボード71を交互に撮影しながら進めることになり、何度も設定を変えるのは会議の進行上大きな影響を与えることが想定できる。
この対策として、表示領域をメモリ23に記憶することで、会議をスムーズに進行することができる。また、パラメータを複数設ける場合は、非表示領域は共通とすると良い。パラメータの追加は遠隔操作でも可能にした方が効率は良い。非表示領域が共通で無い場合と比較して機密情報を守ることができるようになる。また、非表示領域を共通にすることで、メモリ消費量を抑えることができる。
このように、メモリ23には、表示領域を複数記憶する場合、非表示領域は共通のパラメータとして別途記憶することで、遠隔地からパラメータを追加した場合に、非表示領域が無いと機密情報を守ることができない。また、遠隔地からパラメータを追加できないと、相手方に操作を依頼する必要があるので、会議に割り込んでしまい、会議をスムーズに進行することができなくなる。
この対策として、本実施形態によれば、パラメータは非表示領域を共通とすることで、遠隔地からパラメータを追加しても、機密情報を守ることができ、会議もスムーズに進めることができる。
さらに、パラメータを追加する場合、操作ボタンを新たに追加するように構成しても良い。
また、例えば新たな表示領域を指定した場合に、パラメータを追加するか否かを相手側のテレビ会議端末100bの操作者に問い合わせても良い。
また、メモリ23に記憶されているパラメータを読み出す場合、操作ボタンを追加しても良いが、現在表示している座標で決定ボタン96を押すとメモリ23に記憶している表示領域を撮影するか否かを相手側のテレビ会議端末100bの操作者に問い合わせるように構成し、表示領域を選択できるようにしても良い。
このとき、表示される画像は拠点Aに配置されている自テレビ会議端末100a、又は拠点Bに設置されている相手側のテレビ会議端末100bに予め複数の静止画を記録しておき、どの静止画を用いるかを選択できるようにしても良いし、相手側のテレビ会議端末100bが選択モードになったことを察知し、表示領域を変更して画像データを送信するように構成し、それらの中から選択できるようにしても良い。
このように、表示領域を選択する際に複数の静止画を表示することで、表示領域を視認することができ、表示領域を選択し易くなる。また、動画よりもデータ通信の負荷が少ない。
また、表示領域を選択する際に複数の動画像を表示することで、動画像であるため現在の状況が視認でき、より表示領域を視認することができ、表示領域を選択し易くなる。
次に、図16を参照して、操作ボタンを追加した操作部31について説明する。
操作者により操作部31のパラメータ追加ボタン97が押されると、パラメータ算出部22aは、パラメータ追加ボタン97が押されたと判断した後に、現在のパラメータをメモリ23に記憶することができる。
また、操作者により操作部31のパラメータ読み出しボタン98が押されると、パラメータ算出部22aは、パラメータ読み出しボタン98が押されたと判断した後に、メモリ23に記憶されている複数の表示領域のパラメータを読み出して、パラメータ算出部22aからパラメータ伝送部21a、パラメータ設定部13bを介して画像変換部13aに伝送し、画像変換部13aに設定する。これにより、ディスプレイに複数の表示領域が表示され、操作ボタンの操作に応じて複数の表示領域の中から1つの表示領域を選択することができる。
<他の実施形態>
上記実施形態では、相手側のテレビ会議端末100では視認されたくない画像の領域を非表示領域として扱ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、相手側には視認されたくない画像の領域の送信を禁止するための非送信領域として扱ってもよい。
また、上記実施形態では、一方側の画像処理装置から他方側の画像処理装置への非表示領域に関する画像データの送信を禁止することとして扱ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、一方側の画像処理装置から他方側の複数の画像処理装置への非表示領域の画像データの送信を禁止することとして扱ってもよい。
7…ディスプレイ、10…撮像装置、11…レンズ、12…画像センサ、12a…画像取得部、13…画像処理ユニット、13a…画像変換部、13b…パラメータ設定部、14…I/Fユニット、14a…出力画像伝送部、20…処理装置、21…I/Fユニット、21a…パラメータ伝送部、22…CPU、22a…パラメータ算出部、23…メモリ、24…映像出力ユニット、25…通信ユニット、26…制御ユニット、27…バス、30…遠隔操作部、31…操作部、74…棚、77…非表示領域、100…テレビ会議端末、N…ネットワーク
特開2005−176085公報

Claims (6)

  1. 通信回線を介して互いに画像データを送受信する画像処理装置を少なくとも2つ以上備えた画像処理システムであって、
    一方側の前記画像処理装置は、
    撮像対象を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像データの一部を他方側の画像処理装置に表示しないために非表示領域の座標を入力する座標入力手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像データのうち前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、前記非表示領域の座標範囲内では前記画像データとは別の画像データを他方側の画像処理装置に送信し、前記非表示領域の座標範囲外では前記画像データを他方側の画像処理装置に送信するように制御する送信制御手段と、を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記送信制御手段は、前記他方側の画像処理装置から画像データの切出し領域の座標範囲を指示する操作情報を受信した場合に、受信した前記切出し領域の座標範囲が前記非表示領域の座標範囲内にあるときに、前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 他方側の画像処理装置は、
    前記一方側の前記画像処理装置から受信した前記非表示領域に対応する前記別の画像データを表示するとともに、前記非表示領域の座標範囲外に対応する前記画像データを表示するように制御する表示制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  4. 通信回線を介して画像データを送信する画像処理装置であって、
    撮像対象を撮影して画像データを取得する画像取得手段と、
    前記画像データの一部を送信先側に表示しないために非表示領域の座標を入力する座標入力手段と、
    前記画像取得手段により取得された画像データのうち前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、前記非表示領域の座標範囲内では前記画像データとは別の画像データを送信先側に送信し、前記非表示領域の座標範囲外では前記画像データを送信先側に送信するように制御する送信制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  5. 通信回線を介して画像データを送信する画像処理装置により実行される画像処理方法であって、
    撮像対象を撮影して画像データを取得する画像取得ステップと、
    前記画像データの一部を送信先側に表示しないために非表示領域の座標を入力する座標入力ステップと、
    前記画像取得手段により取得された画像データのうち前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、前記非表示領域の座標範囲内では前記画像データとは別の画像データを送信先側に送信し、前記非表示領域の座標範囲外では前記画像データを送信先側に送信するように制御する送信制御ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 通信回線を介して画像データを送信する画像処理装置のプロセッサにより実行される画像処理プログラムであって、
    撮像対象を撮影して画像データを取得する画像取得ステップと、
    前記画像データの一部を送信先側に表示しないために非表示領域の座標を入力する座標入力ステップと、
    前記画像取得手段により取得された画像データのうち前記非表示領域の座標範囲内にある画像データに対して送信を禁止し、前記非表示領域の座標範囲内では前記画像データとは別の画像データを送信先側に送信し、前記非表示領域の座標範囲外では前記画像データを送信先側に送信するように制御する送信制御ステップとを前記プロセッサに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018207341A (ja) * 2017-06-06 2018-12-27 日立化成テクノサービス株式会社 分析支援システム、分析支援方法、および分析支援プログラム
US10721116B2 (en) 2016-09-30 2020-07-21 Ricoh Company, Ltd. Communication terminal, method for controlling display of image, and non-transitory computer-readable storage medium

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