JP2015186047A - 無線装置及びそれを用いた無線システム - Google Patents
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Abstract
【課題】低消費電力化を図ることが可能であり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能な無線装置及びそれを用いた無線システムを提供する。
【解決手段】無線装置21は、発電装置1と、蓄電部3と、電圧比較部11と、無線送信部12と、制御部13と、を備える。制御部13は、動作モードとして、スリープモードと、送信モードと、連送送信モードと、を有する。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧が第1所定電圧V1未満と判定されたとき、制御部13は、無線送信部12からの無線送信動作を行わせず、動作モードをスリープモードとする。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満と判定されたとき、制御部13は、動作モードを送信モードとする。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定されたとき、制御部13は、動作モードを連送送信モードとする。
【選択図】図1
【解決手段】無線装置21は、発電装置1と、蓄電部3と、電圧比較部11と、無線送信部12と、制御部13と、を備える。制御部13は、動作モードとして、スリープモードと、送信モードと、連送送信モードと、を有する。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧が第1所定電圧V1未満と判定されたとき、制御部13は、無線送信部12からの無線送信動作を行わせず、動作モードをスリープモードとする。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満と判定されたとき、制御部13は、動作モードを送信モードとする。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定されたとき、制御部13は、動作モードを連送送信モードとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線装置及びそれを用いた無線システムに関し、より詳細には、運動エネルギを電気エネルギに変換する発電装置を備えた無線装置及びそれを用いた無線システムに関する。
近年、運動エネルギを電気エネルギに変換する発電装置は、環境発電等の分野で注目されている。
この種の発電装置の応用例としては、発電装置と、発電装置で発生する交流電圧を整流して蓄電する蓄電部と、蓄電部から電力供給を受けて駆動されるデバイスと、を備える発電モジュールが提案されている(特許文献1)。発電装置は、流体を受けて自励振動するカンチレバー部及びカンチレバー部に設けられた圧電変換部を備える。デバイスは、圧電変換部の振動情報を検知する検知部と、検知部で検知された振動情報を含む無線信号の送信を行う無線送信部と、を備える。
また、特許文献1には、発電モジュールと、空調機と、を備え、空調機が、無線送信部からの無線信号を受信する無線受信部を備える、空調管理システムが記載されている。
上述の発電モジュールや空調管理システムでは、発電モジュールの設置環境に起因するノイズの影響で通信信頼性が低下してしまう懸念がある。
本発明の目的は、低消費電力化を図ることが可能であり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能な無線装置及びそれを用いた無線システムを提供することにある。
本発明の無線装置は、発電装置と、蓄電部と、電圧比較部と、無線送信部と、制御部と、を備える。前記発電装置は、運動エネルギを電気エネルギに変換するように構成されている。前記蓄電部は、前記発電装置で発生した電気エネルギを蓄電するように構成されている。前記電圧比較部は、前記蓄電部の両端電圧と、第1所定電圧、前記第1所定電圧よりも大きい第2所定電圧それぞれと、を比較するように構成されている。前記制御部は、動作モードとして、スリープモードと、前記無線送信部から無線信号を1回のみ無線送信させる送信モードと、前記無線送信部から同一の無線信号を規定回数だけ連続して無線送信させる連送送信モードと、を有する。前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部は、前記無線送信部からの無線送信動作を行わせず、前記動作モードを前記スリープモードとする。前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧以上前記第2所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部は、前記動作モードを前記送信モードとする。前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第2所定電圧以上と判定されたとき、前記制御部は、前記動作モードを前記連送送信モードとする。
本発明の無線システムは、前記無線装置と、前記無線装置からの無線信号を受信可能な受信機と、を備える。前記無線装置は、無線受信部を更に備える。前記無線装置は、前記連送送信モードのとき、前記受信機からのACKを前記無線受信部で受信した場合、同一の無線信号を規定回数だけ無線送信させていなくても無線送信させる動作を停止して前記スリープモードに移行する。
この無線システムにおいては、前記受信機は、ACKに前記受信機の送信動作期間と前記無線装置の前記無線受信部の受信動作期間とを同期させるためのタイミング補正信号を含めて送信するように構成され、前記無線装置は、前記無線送信部から無線信号を送信してから前記無線受信部を動作させるまでの時間を計時するタイマと、前記無線受信部が受信したタイミング補正信号に基づいて前記タイマの値を補正する補正部と、を備えるのが好ましい。
この無線システムにおいて、前記無線装置を複数備え、各前記無線装置は、乱数を発生する乱数発生部を備え、前記制御部は、前記無線受信部の受信動作期間と前記無線送信部の送信動作期間との間隔を、所定時間と可変時間との和とするように構成され、前記可変時間を、前記乱数発生部で発生した値に応じて設定するのが好ましい。
この無線システムにおいて、前記受信機は、前記無線装置が無線送信を開始する直前に休止状態から受信待ち状態に移行するように構成されているのが好ましい。
本発明の無線装置は、前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部が、前記無線送信部からの無線送信動作を行わせず、前記動作モードを前記スリープモードとする。また、本発明の無線装置は、前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧以上前記第2所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部が、前記動作モードを前記送信モードとする。また、本発明の無線装置は、前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第2所定電圧以上と判定されたとき、前記制御部が、前記動作モードを前記連送送信モードとする。よって、本発明の無線装置は、低消費電力化を図ることが可能となり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能となる。
本発明の無線システムは、前記無線装置と、前記無線装置からの無線信号を受信可能な受信機と、を備える。前記無線装置は、無線受信部を更に備える。前記無線装置は、前記連送送信モードのとき、前記受信機からのACKを前記無線受信部で受信した場合、同一の無線信号を規定回数だけ無線送信させていなくても無線送信させる動作を停止して前記スリープモードに移行する。よって、本発明の無線システムは、低消費電力化を図ることが可能となり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能となる。
(実施形態1)
以下では、本実施形態の無線装置21について、図1〜5に基づいて説明する。
以下では、本実施形態の無線装置21について、図1〜5に基づいて説明する。
無線装置21は、発電装置1と、蓄電部3と、電圧比較部11と、無線送信部12と、制御部13と、を備える。発電装置1は、運動エネルギを電気エネルギに変換するように構成されている。蓄電部3は、発電装置1で発生した電気エネルギを蓄電するように構成されている。電圧比較部11は、蓄電部3の両端電圧V0と、第1所定電圧V1、第1所定電圧V1よりも大きい第2所定電圧V2それぞれと、を比較するように構成されている。制御部13は、動作モードとして、スリープモードと、無線送信部12から無線信号を1回のみ無線送信させる送信モードと、無線送信部12から同一の無線信号を複数回連続して無線送信させる連送送信モードと、を有する。電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1未満と判定されたとき、制御部13は、無線送信部12からの無線送信動作を行わせず、動作モードをスリープモードとする。また、電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満と判定されたとき、制御部13は、動作モードを送信モードとする。また、電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定されたとき、制御部13は、動作モードを連送送信モードとする。よって、無線装置21は、低消費電力化を図ることが可能となり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能となる。
無線装置21の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
発電装置1は、圧電効果により運動エネルギを電気エネルギに変換する圧電型振動発電装置である。発電装置1は、MEMSの製造技術を利用して形成されている。
発電装置1は、図2に示すように、支持部111と、振動部112と、圧電変換部113と、を備える。振動部112は、第1端112aと、第2端112bと、を備える。振動部112は、第1端112aが支持部111に固定された固定端であり、第2端112bが自由端である。
支持部111の形状は、矩形枠状としてある。振動部112は、平面視において、支持部111の内側に配置されている。これにより、発電装置1は、振動部112の外側面と支持部111の内側面との間に、隙間115が形成されている。
振動部112は、第1端112aが、振動部112の長さ方向の一端により構成され、第2端112bが、振動部112の長さ方向の他端により構成されている。
振動部112は、支持部111に揺動自在に支持されている。振動部112は、第1端112a側の部分が支持部111よりも薄く形成されていることにより、支持部111に揺動自在に支持されている。振動部112は、第2端112b側に、第1端112a側の部分に比べて厚い錘部114を備えているのが好ましい。
発電装置1は、振動部112が錘部114を備えることにより、錘部114を備えていない場合に比べて、振動部112の振動時の慣性力を大きくでき、振動部112の振幅を大きくすることが可能となる。また、発電装置1は、振動部112が錘部114を備えることにより、振動部112の振動時に振動部112における錘部114と支持部111との間の部分及び圧電変換部113に集中的にひずみを発生させることが可能となる。よって、発電装置1は、錘部114を備えることにより、圧電変換効率の向上を図ることが可能となる。
振動部112は、先端面112cの法線(図示せず)が支持部111に交差しないように反っている。
圧電変換部113は、振動部112の表面121の一部に重ねて設けられている。圧電変換部113は、振動部112の振動により電気エネルギを発生する。圧電変換部113の発生する電気エネルギは、交流電圧である。要するに、圧電変換部113は、振動部112の振動に応じて交流電圧を発生する。
圧電変換部113は、振動部112側から順に、第1電極113a、圧電体層113b及び第2電極113cを備えている。要するに、圧電変換部113は、圧電体層113bと、圧電体層113bを厚み方向の両側から挟んで互いに対向する第1電極113a及び第2電極113cと、を備える。圧電体層113bの圧電材料としては、PZT(Pb(Zr,Ti)O3)を採用している。
発電装置1は、振動部112の振動によって圧電変換部113の圧電体層113bが応力を受け、第2電極113cと第1電極113aとに電荷の偏りが発生し、圧電変換部113において交流電圧が発生する。
発電装置1は、第1電極113aに第1配線117aを介して電気的に接続された第1パッド電極116aと、第2電極113cに第2配線117cを介して電気的に接続された第2パッド電極1116cと、が、支持部111に設けられている。
支持部111及び振動部112は、1枚の基板110から形成されている。基板110は、シリコン基板110a上のシリコン酸化膜からなる絶縁層110b上にシリコン層110cが形成されたSOI基板である。
発電装置1は、基板110の第1面101側に圧電変換部113が形成されており、基板110と圧電変換部113との間に、基板110と圧電変換部113とを電気的に絶縁する第1絶縁膜118aを備える。発電装置1は、振動部112の表面121が、第1絶縁膜118aの表面の一部により構成される。第1絶縁膜118aは、シリコン酸化膜により構成される。このシリコン酸化膜は、熱酸化法により形成されている。発電装置1は、第1絶縁膜118aの圧縮応力によって振動部112が反っている。発電装置1の製造方法では、第1絶縁膜118aを熱酸化法により形成する工程において、酸化温度等のプロセス条件を適宜設定することによって第1絶縁膜118aの内部応力を制御することができる。発電装置1は、基板110の第2面102上に第2絶縁膜118bを備える。第2絶縁膜118bは、シリコン酸化膜により構成される。このシリコン酸化膜は、熱酸化法により形成されている。
発電装置1は、第1絶縁膜118aと第1電極113aとの間に緩衝層を設けた構造でもよい。緩衝層は、第1電極113a上の圧電体層113bの結晶性を向上させるために設ける層である。圧電体層113bの圧電材料がPZTの場合、緩衝層の材料は、例えば、SrRuO3、(Pb,La)TiO3、PbTiO3、MgO、LaNiO3等を採用することが好ましい。また、緩衝層は、例えば、Pt膜とSrRuO3膜との積層膜により構成してもよい。
発電装置1は、振動部112に外部振動や流体等が作用していない初期状態において、振動部112の先端面112cの法線が支持部111に交差しないように、振動部112が反っている。これにより、発電装置1は、流体励起振動が可能である。「流体励起振動」とは、流体が隙間115を通過することによって発生する振動部112の振動を意味する。この流体励起振動は、自励振動である。流体としては、例えば、空気、ガス、空気とガスとの混合気体、液体等が挙げられる。流体が気体の場合、発電装置1を設置する流れ場としては、例えば、空調機の給気ダクトの内部や、空調機の排気ダクトの内部等が挙げられる。発電装置1の共振周波数は、振動部112の構造パラメータ及び材料等により決まる。
発電装置1は、圧電変換部113で発生する交流電圧のピーク値の絶対値が、流体の流速が速くなるにしたがって増加する傾向にある。
また、発電装置1は、振動部112が錘部114を備えることにより、振動部112の共振周波数を小さくすることが可能となり、振動部112が振動し始める流体の流速の低速化を図ることが可能となる。
発電装置1の動作の推定メカニズムについては、隙間115を流体が通過するときに振動部112に作用する力と、振動部112のばね性による復元力と、に起因して自励振動が起こる、と推定される。発電装置1は、流体の流れる方向と基板110の厚さ方向とが一致し、振動部112の表面121側が流体の上流側、振動部112の裏面122側が流体の下流側となるように配置して使用するのが好ましい。発電装置1では、上流側から発電装置1に向って流れる流体が隙間115を通過する際に流速が速くなるので、振動部112の裏面122側の圧力が下がり、振動部112が変位する。また、発電装置1では、上流側から発電装置1に向って流れる流体の力によって、振動部112が変位する。そして、発電装置1では、流体から受ける力よりも振動部112の復元力が大きくなると、振動部112が元の位置に戻る向きへ変位する、と推考される。発電装置1では、このような動作が繰り返されることで振動部112が自励振動し、圧電変換部113が電気エネルギを発生する、と推考される。
蓄電部3は、発電装置1で発生した電気エネルギを蓄電する。無線装置21は、発電装置1で発生する電気エネルギが交流電圧なので、発電装置1で発生する交流電圧を整流する整流回路2を備え、整流回路2の出力端間に、蓄電部3が接続されている。整流回路2は、ダイオードブリッジからなる全波整流回路により構成されている。蓄電部3は、コンデンサにより構成されている。
整流回路2は、全波整流回路に限らず、例えば、両波倍電圧整流回路により構成してもよい。両波倍電圧整流回路は、2個のダイオードの直列回路と2個のコンデンサの直列回路とが並列接続された構成を採用することができる。要するに、両波倍電圧整流回路は、2個のダイオードと2個のコンデンサとがブリッジ接続されている構成を採用することができる。この場合、蓄電部3は、両波倍電圧整流回路の2個のコンデンサの直列回路により構成することができる。
また、無線装置21は、蓄電部3に蓄電された電気エネルギを、電圧比較部11と無線送信部12と制御部13とを含む無線送信モジュール10へ供給する給電回路4を備える。無線送信モジュール10は、センサ部14を更に備える。電圧比較部11、無線送信部12、制御部13及びセンサ部14は、蓄電部3を電源として動作する。これにより、無線装置21は、設置場所の自由度が高くなり、汎用性を高めることが可能となる。
センサ部14は、環境情報を検知するセンサ素子により構成される。環境情報は、温度である。環境情報は、温度に限らず、例えば、湿度、温湿度、流速、流量、振動加速度、ガス濃度等でもよい。
無線送信部12は、送信用のアンテナと、送信用のアンテナを介して無線信号を送信させる送信回路と、を備える。
制御部13は、センサ部14で検知した環境情報を含む無線信号が無線送信部12から送信されるように無線送信部12を制御する。制御部13は、例えば、適宜のプログラムを搭載したマイクロコンピュータ等により構成することができる。
無線送信部12の無線通信規格としては、例えば、EnOcean(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、特定小電力無線、微弱無線、Wi-Fi(登録商標)、UWB等を採用することができる。
電圧比較部11は、蓄電部3の両端電圧V0と第1所定電圧V1とを比較する第1コンパレータ11aと、蓄電部3の両端電圧V0と第2所定電圧V2とを比較する第2コンパレータ11bと、を備える。これにより、電圧比較部11は、蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1未満の場合と、蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満の場合と、蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上の場合と、で出力が異なる。言い換えれば、電圧比較部11は、蓄電部3の両端電圧V0が、第1所定電圧V1未満であるか、第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満であるか、蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上であるか、を判定することができる。
第1所定電圧V1は、無線送信部12から無線信号を図3に示すように1回だけ無線送信するのに必要な電圧以上の値に設定してある。
第2所定電圧V2は、無線送信部12から同一の無線信号を図4に示すように複数回連続して無線送信するのに必要な電圧以上の値に設定してある。図4では、規定回数を2回としてあるが、規定回数は、複数回であればよく、3回以上でもよい。
制御部13は、第1コンパレータ11aの出力信号と第2コンパレータ11bの出力信号とが入力される。
制御部13は、電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1未満と判定されたとき、動作モードがスリープモードとなる。これにより、無線装置21は、通信信頼性の低下を抑制することが可能となり、また、蓄電部3に蓄電された電気エネルギが不要に消費されるのを抑制することが可能となる。
また、制御部13は、電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上第2所定電圧V2未満と判定されたとき、動作モードが送信モードとなる。これにより、制御部13は、無線送信部12から無線信号を1回だけ送信させる。よって、無線装置21は、通信信頼性を高めることが可能となる。
また、制御部13は、電圧比較部11により蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定されたとき、動作モードが連送送信モードとなる。これにより、制御部13は、無線送信部12から同一の無線信号を規定回数だけ連送する。よって、無線装置21は、通信信頼性を更に高めることが可能となる。
無線装置21の動作については、図5に示す模式的なフローチャートに基づいて説明する。
無線装置21は、発電装置1で電気エネルギが発生すると(S1)、蓄電部3に電気エネルギが蓄電される(S2)。そして、無線装置21は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1未満であると判定された場合(S3の「No」)、制御部13が動作モードをスリープモードとして、S2へ戻る。
無線装置21は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上と判定され(S3の「Yes」)、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2未満であると判定された場合(S4の「No」)、制御部13が送信モードとなる。そして、無線装置21は、無線送信部12から1回だけ無線信号を無線送信させ(S5)、制御部13がスリープモードに移行してから、S2に戻る。
また、無線装置21は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定された場合(S4の「Yes」)、制御部13が連送送信モードとなる。そして、無線装置21は、無線送信部12から連送で無線信号を無線送信させ(S6)、制御部13がスリープモードに移行してから、S2へ戻る。
無線装置21は、例えば、図6に示すような、空調管理システム40に利用することができる。
空調管理システム40は、例えば、無線装置21と、空調機70と、を備えた構成とすることができる。無線装置21は、空調機70の給気用のダクト(図示せず)もしくは排気用のダクト(図示せず)の内部に配置することができる。
空調機70は、例えば、ファン74と、ファン74を回転させるモータ73と、運転スイッチ75と、モータ73を制御することでファン74の運転状態を制御する制御部72と、を備える。また、空調機70は、リモートコントローラ(図示せず)からのリモコン信号等に基づいて流量や流速の目標値を設定する設定部76を備える。空調機70は、運転スイッチ75をオンさせることにより、制御部72がモータ73を駆動してファン74を回転させる。制御部72は、設定部76により設定された流量もしくは流速の目標値となるようにモータ73の回転速度をフィードバック制御する。これにより、空調管理システム40は、省エネルギ化を図ることが可能となる。空調機70の制御部72は、例えば、適宜のプログラムを搭載したマイクロコンピュータ等からなる制御回路、モータを駆動する駆動回路等を備えた構成とすることができる。
空調機70は、無線送信部12からの無線信号を受信する無線受信部71を備え、制御部72が、無線受信部71で受信した無線信号に基づいて流体の流量もしくは流速が目標値となるようにファン74の運転状態を制御するように構成されている。これにより、空調管理システム40は、低消費電力化を図ることが可能となり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能となる。
空調管理システム40では、空調機70の無線受信部71が無線装置21の無線送信部12からの無線信号を受信する受信機を構成している。ここで、無線装置21と、受信機と、で無線システムを構成している。
無線装置21と、無線装置21の無線送信部12からの無線信号を受信する受信機と、を備える無線システムは、低消費電力化を図ることが可能であり、且つ、通信信頼性の向上を図ることが可能である。
(実施形態2)
以下では、本実施形態の無線システム42について、図7〜9に基づいて説明する。
以下では、本実施形態の無線システム42について、図7〜9に基づいて説明する。
無線システム42は、無線装置22と、無線装置22からの無線信号を受信可能な受信機31と、を備える。無線装置22は、実施形態1の無線装置21と基本構成が略同じであり、無線受信部15を更に備えている点が相違する。また、無線装置21は、連送送信モードのとき、受信機32からのACK(Acknowledgement)を無線受信部15で受信した場合、同一の無線信号を規定回数だけ無線送信させていなくても無線送信させる動作を停止してスリープモードに移行する点が相違する。よって、無線システム42は、無線装置21の蓄電部3の電気エネルギが不必要に消費されるのを抑制することが可能となり、低消費電力化を図ることが可能となる。なお、無線システム42では、無線装置22が、無線信号を送信する送信機を構成する。ACKとは、受信機32が、無線装置21からの無線信号を受信したときに、その無線信号の送信元に、その無線信号を受信したことを知らせる信号である。
受信機32は、無線装置22からの無線信号を受信可能な受信部131と、ACKを送信可能な送信部132と、受信部131が無線信号を受信したときに送信部132からACKを送信させるように送信部132を制御する制御部133と、を備える。
受信部131は、受信用のアンテナと、受信用のアンテナを介して無線信号を受信する受信回路と、で構成されている。送信部132は、送信用のアンテナと、送信用のアンテナを介して無線信号を送信させる送信回路と、で構成されている。制御部133は、例えば、適宜のプログラムを搭載したマイクロコンピュータ等により構成することができる。
制御部13は、連送送信モードのとき、図8に示すように、無線送信部12の送信動作期間後に無線受信部15の受信動作期間を設ける。より詳細には、制御部13は、送信動作期間に、無線送信部12を制御して無線送信部12から無線信号を送信させる。また、制御部13は、受信動作期間に、無線受信部15がACKを受信できるように無線受信部15を受信待ちの状態に制御する。
無線装置22の動作については、図9に示す模式的なフローチャートに基づいて説明する。
無線装置22は、発電装置1で電気エネルギが発生すると(S11)、蓄電部3に電気エネルギが蓄電される(S12)。そして、無線装置22は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1未満であると判定された場合(S13の「No」)、制御部13が動作モードをスリープモードとして、S12へ戻る。
無線装置22は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第1所定電圧V1以上と判定され(S13の「Yes」)、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2未満と判定された場合(S14の「No」)、制御部13が送信モードとなる。そして、無線装置22は、無線送信部12から1回だけ無線信号を無線送信させ(S15)、制御部13がスリープモードに移行してから、S12に戻る。
無線装置22は、電圧比較部11で蓄電部3の両端電圧V0が第2所定電圧V2以上と判定された場合(S14の「Yes」)、制御部13が連送送信モードとなる。そして、無線装置22は、制御部13において連送送信モードでの無線信号の送信回数をカウントするためのカウンタ(図示せず)のカウント値iを1とする(S16)。その後、無線装置22は、制御部13が無線送信部12から無線信号を1回だけ無線送信させ(S17)、無線受信部15を受信待ちの状態に制御する(S18)。そして、無線装置22は、無線受信部15でACKが受信されなかった場合(S19の「No」)、制御部13がカウンタのカウント値iをインクリメントし(S20)、カウント値iが規定回数以下であるか否を判断する(S21)。ここで、無線装置22は、カウント値iが規定回数以下の場合(S21の「Yes」)、S17へ戻る。また、無線装置22は、カウント値iが所定の連送回数を超えた場合(S21の「No」)、S12へ戻る。
図10は、無線システム42の第1変形例の無線システム43を示す。なお、第1変形例の無線システム43は、無線システム42と略同じ構成なので、無線システム42と同様の構成要素について、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
受信機33は、ACKに受信機32の送信動作期間と無線装置23の無線受信部15の受信動作期間とを同期させるためのタイミング補正信号を含めて送信するように構成されている。無線装置23は、無線送信部12から無線信号を送信してから無線受信部15を動作させるまでの時間を計時するタイマ16と、無線受信部15が受信したタイミング補正信号に基づいてタイマ16の値を補正する補正部17と、を備える。これにより、無線システム43は、無線装置23及び受信機33とは別に無線装置23と受信機33とを同期させるための構成を設けることなく、図11に示すように、無線装置22と受信機33とを同期させることが可能となる。無線システム43では、無線装置23が、無線信号を送信する送信機を構成する。また、無線システム43では、受信機33の受信部131が、常時、無線信号を受信できるように構成されている。よって、無線システム43は、図12に示すように、無線装置23から環境情報を含む無線信号が受信機33へ送信され、受信機33が無線信号を受信すると、受信機33がACKを無線装置23へ送信する。
補正部17は、タイミング補正信号に基づいてタイマ16のカウントを0にリセットさせる。補正部17は、これに限らず、タイミング補正信号に基づいて無線装置23と受信機33との動作タイミングの時間のずれを演算し、時間のずれの分だけタイマ16の値を補正するように構成してもよい。補正部17は、例えば、制御部13のマイクロコンピュータに適宜のプログラムを搭載することにより構成できる。
図13は、無線システム42の第2変形例の無線システム44を示す。なお、第2変形例の無線システム44は、第1変形例の無線システム43と略同じ構成なので、無線システム43と同様の構成要素について、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
無線システム44は、無線装置24を複数備える。各無線装置24は、乱数を発生する乱数発生部18を備える。制御部13は、無線受信部15の受信動作期間と無線送信部12の送信動作期間との間隔T1を、所定時間T2と可変時間T3との和とするように構成され、可変時間T3を、乱数発生部18で発生した値に応じて設定する。これにより、無線システム44は、複数の無線装置24を備えた構成としながらも、通信信頼性を向上させることが可能となる。
所定時間T2は、予め設定された一定時間である。所定時間T2は、一例として、5sに設定してある。
乱数発生部18は、例えば、0〜200のうちの1つの数値をランダムに発生する。この場合、可変時間T3は、0ms〜200msの範囲でランダムに設定される。制御部13は、乱数発生部18で発生した数値と可変時間T3とを1対1で関連付ける。制御部13は、乱数発生部18で発生した数値が0であれば、可変時間T3を0msとし、乱数発生部18で発生した数値が100であれば、可変時間T3を100msとし、乱数発生部18で発生した数値が200であれば、可変時間T3を200msと設定する。乱数を発生する方法としては、例えば、2乗中心法、合同法、シフト・レジスタ法等がある。乱数発生部18は、例えば、制御部13のマイクロコンピュータに適宜のプログラムを搭載することにより構成できる。乱数発生部18は、ゲートICにより構成することもできる。
図14は、無線システム44の動作説明図であり、より詳細には無線装置24における送信動作期間と受信動作期間との関係を示すタイムチャートである。図14における左側の間隔T1は、T3=0msの場合である。また、図14における右側の間隔T1は、T3=100msの場合である。
無線システム44は、複数の無線装置24それぞれに個別のアドレスが設定されているのが好ましい。この場合、無線装置24は、自身の無線送信部12から無線送信させる無線信号に、自身のアドレス情報を含めるのが好ましい。また、受信機34は、受信した無線信号に含まれるアドレス情報が設定された無線装置24へACKを送信できるように、このACKに、受信した無線信号に含まれるアドレス情報を含めるのが好ましい。
図15は、無線システム42の第3変形例の無線システム45を示す。なお、第3変形例の無線システム45は、無線システム42と略同じ構成なので、無線システム42と同様の構成要素について、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
受信機35は、図16に示すように、無線装置25が無線送信を開始する直前に休止状態から受信待ち状態に移行するように構成されている。これにより、無線システム45は、受信機35の低消費電力化を図ることが可能となり、無線システム45全体の低消費電力化を図ることが可能となる。「無線装置25が無線送信を開始する直前」とは、例えば、無線装置25が無線送信を開始する1s前とすることできる。なお、図16において一点鎖線で囲んだ部分は、受信機35から無線装置25へACKが返ってこない場合の動作例を示している。
受信機35は、受信部131の起動、停止を制御する起動制御部134を備えおり、制御部133により起動制御部134が制御される。受信機35は、タイマ135を備えており、制御部133が、タイマ135のカウント値に基づいて起動制御部134を制御する。受信部131は、起動制御部134により起動されることにより、無線信号を受信できる受信待ちの状態となる。受信部131は、起動制御部134により停止されることにより、無線信号を受信できない状態となるが、受信部131の消費電流を低減でき、低消費電力化を図れる。また、受信機35は、制御部133が、起動制御部134からの制御情報に基づいて送信部132を制御する。起動制御部134の制御情報とは、起動制御部134が受信部131を起動させたことを示す情報や、起動制御部134が受信部131を停止させたことを示す情報である。
(実施形態3)
以下では、本実施形態の無線システム46について、図17に基づいて説明する。なお、無線システム46は、実施形態2の無線システム42と略同じ構成なので、無線システム42と同様の構成要素について、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
以下では、本実施形態の無線システム46について、図17に基づいて説明する。なお、無線システム46は、実施形態2の無線システム42と略同じ構成なので、無線システム42と同様の構成要素について、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の無線システム46は、無線装置26を送信機だけでなく中継器として用いることができるように、無線装置26を構成してある。また、本実施形態の無線システム46は、受信機36を中継器としても用いることができるように構成してある。
無線装置26は、無線受信部15で受信された無線信号が受信機36からのACKであるか他の無線装置26や中継器からの無線信号であるかを判定する情報判定部19を備える。無線装置26は、制御部13が情報判定部19の判定結果に基づいて、無線送信部12の制御内容を変化させるように構成されている。制御部13は、情報判定部19により無線信号がACKであると判定された場合、動作モードが連送送信モードからスリープモードに移行する。また、制御部13は、情報判定部19により他の無線装置26や中継器からの無線信号であると判定された場合、当該他の無線装置26からの無線信号と同じ内容の無線信号を無線送信する。
受信機36は、受信部131で受信された無線信号がACKであるか無線装置26や中継器からの無線信号であるかを判定する情報判定部136を備える。受信機36は、制御部133が情報判定部136の判定結果に基づいて、送信部132の制御内容を変化させるように構成されている。制御部133は、受信部131で受信された無線信号がACKであると判定された場合、当該ACKと同じ内容のACKを無線送信する。また、制御部133は、受信部131で受信された無線信号が無線装置26や中継器からの無線信号である場合、この無線信号を受け取ったことを示すACKを無線送信する。
無線システム46は、無線装置26と受信機36との少なくとも一方を複数備えている。これにより、無線システム46は、無線装置26のセンサ部14で検知した環境情報を、この無線装置26の無線信号の到達範囲よりも遠方にある受信機36へ伝達することが可能となる。無線システム46は、図18に示すような構成としたり、図19に示すような構成とすることが可能となる。図18中、図19中それぞれに示した、両端に矢印のついた線は、双方向に無線通信が可能なことを模式的に示している。また、図19では、2つの中継器36のうち一方の中継器36からの無線信号が受信機36へ直接届かないことを模式的に示している。なお、無線装置26は、発電装置1と整流回路2と蓄電部3とで構成される自立型電源を備えた構成であるが、受信機36は、例えば商用電源を電源として利用するように構成してある。
上述の実施形態等において説明した各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
以上、本願発明の構成を、実施形態等に基づいて説明したが、本願発明は、実施形態の構成に限らず、例えば、実施形態等の部分的な構成を、適宜組み合わせてある構成であってもよい。また、実施形態に記載した材料、数値等は、好ましい例を示しているだけであり、それに限定する主旨ではない。更に、本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
例えば、発電装置1は、流体励起振動により発電する構成に限らず、この発電装置1の共振周波数と一致する環境振動(外部振動)を利用して発電させる構成としてもよい。環境振動としては、例えば、稼働中のFA(factory automation)機器で発生する振動、車両の走行によって発生する振動、人の歩行によって発生する振動等、種々の振動がある。
また、発電装置1は、圧電型振動発電装置に限らず、例えば、電磁誘導作用により運動エネルギを電気エネルギに変換する電磁誘導型振動発電装置でもよい。電磁誘導型振動発電装置は、電気エネルギとして交流電流を発生する。
1 発電装置
3 蓄電部
11 電圧比較部
12 無線送信部
13 制御部
15 無線受信部
16 タイマ
17 補正部
18 乱数発生部
21、22、23、24、25、26 無線装置
31、32、33、34、35、36 受信機
42、43、44、45、46 無線システム
3 蓄電部
11 電圧比較部
12 無線送信部
13 制御部
15 無線受信部
16 タイマ
17 補正部
18 乱数発生部
21、22、23、24、25、26 無線装置
31、32、33、34、35、36 受信機
42、43、44、45、46 無線システム
Claims (5)
- 発電装置と、蓄電部と、電圧比較部と、無線送信部と、制御部と、を備え、
前記発電装置は、運動エネルギを電気エネルギに変換するように構成され、
前記蓄電部は、前記発電装置で発生した電気エネルギを蓄電するように構成され、
前記電圧比較部は、前記蓄電部の両端電圧と、第1所定電圧、前記第1所定電圧よりも大きい第2所定電圧それぞれと、を比較するように構成され、
前記制御部は、動作モードとして、スリープモードと、前記無線送信部から無線信号を1回のみ無線送信させる送信モードと、前記無線送信部から同一の無線信号を規定回数だけ連続して無線送信させる連送送信モードと、を有し、
前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部は、前記無線送信部からの無線送信動作を行わせず、前記動作モードを前記スリープモードとし、
前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第1所定電圧以上前記第2所定電圧未満と判定されたとき、前記制御部は、前記動作モードを前記送信モードとし、
前記電圧比較部により前記蓄電部の両端電圧が前記第2所定電圧以上と判定されたとき、前記制御部は、前記動作モードを前記連送送信モードとする、
ことを特徴とする無線装置。 - 請求項1記載の無線装置と、前記無線装置からの無線信号を受信可能な受信機と、を備え、
前記無線装置は、無線受信部を更に備え、前記連送送信モードのとき、前記受信機からのACKを前記無線受信部で受信した場合、同一の無線信号を規定回数だけ無線送信させていなくても無線送信させる動作を停止して前記スリープモードに移行する、
ことを特徴とする無線システム。 - 前記受信機は、ACKに前記受信機の送信動作期間と前記無線装置の前記無線受信部の受信動作期間とを同期させるためのタイミング補正信号を含めて送信するように構成され、
前記無線装置は、前記無線送信部から無線信号を送信してから前記無線受信部を動作させるまでの時間を計時するタイマと、前記無線受信部が受信したタイミング補正信号に基づいて前記タイマの値を補正する補正部と、を備える、
ことを特徴とする請求項2記載の無線システム。 - 前記無線装置を複数備え、
各前記無線装置は、乱数を発生する乱数発生部を備え、前記制御部は、前記無線受信部の受信動作期間と前記無線送信部の送信動作期間との間隔を、所定時間と可変時間との和とするように構成され、前記可変時間を、前記乱数発生部で発生した値に応じて設定する、
ことを特徴とする請求項3記載の無線システム。 - 前記受信機は、前記無線装置が無線送信を開始する直前に休止状態から受信待ち状態に移行するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の無線システム。
Priority Applications (1)
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JP2014060931A JP2015186047A (ja) | 2014-03-24 | 2014-03-24 | 無線装置及びそれを用いた無線システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021015323A (ja) * | 2019-07-10 | 2021-02-12 | 富士電機株式会社 | センサ端末 |
JP2022142041A (ja) * | 2021-03-16 | 2022-09-30 | トヨタ自動車株式会社 | 空調システム、および取付具 |
WO2023100803A1 (ja) * | 2021-12-01 | 2023-06-08 | 矢崎エナジーシステム株式会社 | 空調ダクト通信システム、及び、空調ダクト通信システム設置方法 |
-
2014
- 2014-03-24 JP JP2014060931A patent/JP2015186047A/ja active Pending
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