JP2015185579A - 基板処理装置、基板保持体、基板ホルダ及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、基板保持体、基板ホルダ及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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謙和 水野
地蔵 久司
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久司 地蔵
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Shigeru Kotake
繁 小竹
南 政克
Masakatsu Minami
南  政克
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Abstract

【課題】基板間の膜厚の均一性の向上及び/又は基板面内の膜厚の均一性の向上を図る。【解決手段】処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備え、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体と、前記基板保持体を収容する処理室と、前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給部と、前記処理室内を排気する排気部と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、基板処理装置、基板保持体、基板ホルダ及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造に用いる装置として、多数の基板をボート(基板保持体)に積層して所要の成膜処理を行う縦型の基板処理装置が知られている。特許文献1には、このような基板処理装置に用いられるボートが示されている。
また、縦型の基板処理装置において、例えばHTO(High Temperature Oxide)のような気相反応が強い成膜処理を行う場合、ウエハの膜厚の均一性を確保するために、図12に示すようなリング状の基板ホルダ300が用いられる。図12(a)は、基板ホルダ300の上面図であり、(b)は、基板ホルダ300の側面図であり、(c)は斜視図である。
リング状の基板ホルダ300は、図13に示すように、ボートの柱502に固定される。ウエハ200は、基板ホルダ300上に載置されることにより、ボートに積層される。
特開2009−170933号公報
しかしながら、近年の微細化された半導体では、Loading効果の影響を受けることがある。すなわち、モニター用のフラットなウエハと、それよりも表面積が大きいプロダクト・ウエハでは、同一条件で処理しても形成される膜厚が異なる。そのため、基板処理装置のテスト等においてモニター用のウエハで均一性よく成膜できたとしても、プロダクト・ウエハでは均一性が低下することがある。この均一性の低下は、ボートに複数のウエハを積層した場合、ボートの上方領域と下方領域で挙動が異なる。
例えば、処理ガスをボートの下方から供給する場合、ボートの下方領域ではLoading効果の影響が緩やかで、ボートの上方領域に行くほど影響が大きくなる。逆に、ガスをボートの上方から供給する場合、Loading効果の影響はその逆となる。このLoading効果の影響に起因して、ボートに積層された基板間の膜厚の均一性が低下すると共に、基板面内の膜厚の均一性が低下するおそれがある。
本発明は、基板間の膜厚の均一性の向上及び/又は基板面内の膜厚の均一性の向上が可能な基板処理装置、基板保持体、基板ホルダ及び半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備え、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体と、前記基板保持体を収容する処理室と、前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給部と、前記処理室内を排気する排気部と、を有する基板処理装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備える基板保持体であって、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体が提供される。
本発明の他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、外径中心に対して内径中心が偏心させられた基板ホルダが提供される。
本発明の他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、リングの幅が連続的に変化する基板ホルダが提供される。
本発明の他の態様によれば、複数のリング状の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体に処理基板を搬送し、前記基板保持体を処理室に収容して熱処理を行い、前記熱処理の終了後、前記処理室から基板保持体を出し、前記基板保持体から前記処理基板を引き出す、工程を有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明に係る基板保持体、基板処理装置、半導体装置の製造方法及び基板ホルダによれば、基板間の膜厚の均一性の向上及び/又は基板面内の膜厚の均一性の向上が可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の斜透視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置が備える処理容器の縦断面図である。 図3(a)は、本発明に係る基板ホルダを説明するための上面図である。図3(b)は、本発明に係る基板ホルダを説明するための側面図である。図3(c)は、本発明に係る基板ホルダを説明するための斜視図である。 図4は、本発明に係る基板保持体の模式図である。 図5は、本発明に係る基板保持体の一実施例を説明するための側面図である。 図6は、本発明に係る基板ホルダの他の実施例を説明するための上面図である。 図7は、本発明に係る基板保持体の他の実施例を説明するための側面図である。 図8は、本発明に係る基板保持体の他の実施例を説明するための側面図である。 図9は、基板上の成膜状態を説明するための基板上面図である。 図10は、本発明に係る基板ホルダの他の実施例を説明するための上面図である。 図11は、本発明に係る基板保持体の他の実施例を説明するための側面図である。 図12(a)は、従来の基板ホルダを示す上面図である。図12(b)は、従来の基板ホルダを示す側面図である。図12(c)は、従来の基板ホルダを示す斜視図である。 図13は、従来のボートに基板を載置した状態を示す側面図である。
(基板処理装置の構成)
まず、本実施形態に係る基板処理装置10の構成について、主に図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る基板処理装置の斜透視図である。図2は、本実施形態に係る基板処理装置の処理炉202の縦断面図である。本実施形態に係る基板処理装置では、半導体装置や半導体素子を製造する工程の内、基板に膜を形成する工程や、膜を改質する工程等が行われる。ここで、半導体装置とは、LSIのような集積回路、マイクロプロセッサ、半導体メモリ等である。また、半導体素子とは、ダイオード、トランジスタ、サイリスタ等である。
図1は本発明の一実施形態である基板処理装置を示している。
本実施形態に係る基板処理装置10は、基板としてのウエハを複数枚一括して処理する縦型基板処理装置である。
基板処理装置10の筺体12の正面側にはポッドステージ14が設けられる。ポッドステージ14には、FOUP(front opening unified pod 。以下、ポッドという。)16が搬送される。ポッド16は、例えば25枚のウエハを収納し、蓋が閉じられた状態でポッドステージ14に搬送される。
筺体12内の正面側であって、ポッドステージ14に対向する位置には、ポッド搬送装置18が配置されている。
ポッド搬送装置18の近傍には、ポッド棚20、ポッドオープナ22およびウエハ枚数検知器24が配置されている。ポッド棚20はポッドオープナ22の上方に配置され、ウエハ枚数検知器24はポッドオープナ22に隣接して配置される。
ポッド搬送装置18は、ポッドステージ14とポッド棚20とポッドオープナ22との間でポッド16を搬送する。ポッドオープナ22はポッド16の蓋を開けるものであり、蓋が開けられたポッド16内のウエハ枚数がウエハ枚数検知器24により検知される。
筺体12内には、ウエハ移載機26、ノッチアライナ28および基板保持手段としてのボート217が配置されている。
ウエハ移載機26は、例えば5枚のウエハを取り出すことができるアーム(ツィーザ)32を有し、ツィーザ32を動かすことにより、ポッドオープナ22の位置に置かれたポッド16、ノッチアライナ28およびボート217間でウエハを搬送する。
ノッチアライナ28は、ウエハに形成されたノッチまたはオリフラを検出してウエハのノッチまたはオリフラを一定の位置に揃えるものである。
ボート217は複数枚のウエハを水平姿勢で間隔をあけて多段に保持(積層)する。
なお、ボート217には、後述する基板ホルダが固定されるが、図1および図2では基板ホルダの図示は省略している。
筺体12内の背面側上部には処理炉202が配置されている。
複数枚のウエハを装填したボート217が処理炉202内に搬入され、熱処理が行われる。
(1)基板処理装置の構成
図2は、本発明の一実施形態にて好適に用いられる基板処理装置の処理炉202の縦断面図である。
図2に示されているように、処理炉202は、基板としてのウエハ200を処理する処理室201と、この処理室201内に処理ガスを供給する後述のガス供給手段と、前記ガス供給手段に設けられるガス加熱部100と、ガス供給手段及び加熱手段を制御する制御部としてのコントローラ240と、を主に有して構成されている。
(処理室)
処理室201は、反応管としてのプロセスチューブ203内に設けられている。プロセスチューブ203は、内部反応管としてのインナーチューブ204及びその外側に設けられた外部反応管としてのアウターチューブ205により構成されている。インナーチューブ204は、例えば石英(SiO2)又は炭化シリコン(SiC)等の耐熱性材料により構成されている。インナーチューブ204は、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。インナーチューブ204の筒中空部には、処理室201が形成されている。この処理室201は、後述するボート217によってウエハ200を水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で積層可能に構成されている。
アウターチューブ205は、例えば石英又は炭化シリコン等の耐熱性材料により構成されている。アウターチューブ205は、内径がインナーチューブ204の外径よりも大きく上端が閉塞し下端が開口した円筒形状に形成されている。アウターチューブ205は、インナーチューブ204と同心円状に設けられている。
アウターチューブ205の下方には、このアウターチューブ205と同心円状にマニホールド209が配設されている。マニホールド209は、例えばステンレス等により構成されている。マニホールド209は、上端及び下端が開口した円筒形状に形成されている。マニホールド209は、インナーチューブ204及びアウターチューブ205に係合し、それらを支持するように設けられている。なお、マニホールド209とアウターチューブ205との間にはシール部材としてのOリング220aが設けられている。マニホールド209がヒータベース251に支持されることにより、プロセスチューブ203は垂直に据え付けられた状態となっている。そして、プロセスチューブ203とマニホールド209とにより反応容器が形成されるようになっている。
マニホールド209の下方には、このマニホールド209の下端開口を気密に閉塞可能な炉口蓋体としてのシールキャップ219が設けられている。シールキャップ219は、マニホールド209の下端に垂直方向下側から当接されるようになっている。シールキャップ219は、例えばステンレス等の金属により構成されている。シールキャップ219は、円盤状に形成されている。シールキャップ219の上面には、マニホールド209の下端と当接するシール部材としてのOリング220bが設けられている。なお、シールキャップ219は、ボートエレベータ115により後述するボート217を処理室201内に搬入した際に、マニホールド209、Oリング220bを介してプロセスチューブ203の下端を気密に閉塞するように構成されている。
シールキャップ219の下側中心付近には、ボート217を回転させる回転機構254が設置されている。回転機構254の回転軸254aは、シールキャップ219を貫通してボート217に接続されている。回転機構254は、後述するコントローラ240に電気的に接続されている。
ボート217は、基板保持具として複数枚のウエハ200を保持して処理室201内に収容可能となっている。ボート217は、例えば石英や炭化シリコン等の耐熱性材料により構成されている。ボート217は、複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて保持するようになっている。ボート217は、回転機構254により回転される。これにより、ボート217に保持された複数枚のウエハ200が回転される。
なお、ボート217の下段には、断熱部材としての断熱板216が水平姿勢で多段に複数枚配置されている。断熱板216は、例えば石英や炭化シリコン等の耐熱性材料により構成されている。断熱板216は、円板形状に形成されている。断熱板216は、断熱部材として後述するヒータ206からの熱をマニホールド209の下端側に伝達し難くしている。なお、断熱板216をボート217に配置するのに代えて、ボート217の下部に断熱部材を設けるようにしてもよい。
シールキャップ219の下側周縁は、昇降機構であるボートエレベータ115のアームに連結されている。ボートエレベータ115は、プロセスチューブ203の外部に垂直に設置されている。ボートエレベータ115は、シールキャップ219を垂直方向に昇降させるように構成されている。すなわち、ボートエレベータ115は、処理室201内に対してボート217を搬入搬出可能となっている。ボートエレベータ115は、後述するコントローラ240に電気的に接続されている。
プロセスチューブ203外部には、処理室201を全体にわたって均一に加熱する加熱手段としてのヒータ206が、プロセスチューブ203の周囲を包囲するように同心円に設備されている。ヒータ206は、円筒形状に形成されている。ヒータ206は、保持板としてのヒータベース251に支持されることにより垂直に据え付けられた状態になっている。
プロセスチューブ203内には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。ヒータ206の温度は、温度センサ263の温度情報に基づき制御されるようになっている。ヒータ206及び温度センサ263は、後述するコントローラ240に電気的に接続されている。
(排気系)
マニホールド209の下側側壁には、ガス排気管231が接続されている。ガス排気管231は、インナーチューブ204とアウターチューブ205との隙間によって形成される筒状空間250の下端部に配置されており、筒状空間250に連通している。
ガス排気管231には、上流側から順に、圧力センサ245、APC(Auto Pressure Controller)バルブとして構成された圧力制御装置242、真空ポンプとして構成された排気装置246が設けられている。排気装置246により処理室201内を排気しつつ、圧力センサ245により検出した圧力情報により圧力制御装置242の弁開度を調整することにより、処理室201内を所定の圧力に調整可能なように構成されている。圧力センサ245、圧力制御装置242、及び排気装置246は、後述するコントローラ240に電気的に接続されている。
主に、ガス排気管231、圧力センサ245、圧力制御装置242、排気装置246により、本実施形態に係る排気系が構成されている。
(ガス供給系)
シールキャップ219には、ガス導入部としてのノズル230A,230Bが処理室201内に連通するように接続されている。ノズル230Aの上流端には、DCSガス供給管301が接続されている。また、ノズル230Bの上流端には、NOガス供給管302が接続されている。なお、本実施形態では、処理ガスとしてジクロロシラン(SiHCl。以下、DCS)ガス及び二窒化酸素(NO)ガスを用いる構成としている。
DCSガス供給管301には、上流方向から順に、DCSガスの供給源であるDCSガス供給源301a、上流側開閉弁であるバルブ301b、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ301c、及び下流側開閉弁であるバルブ301dが設けられている。
DCSガス供給源301aから供給されるDCSガスは、バルブ301bの開動作によりマスフローコントローラ301c内を流通し、このマスフローコントローラ301cにより所定の流量に調整され、バルブ301dの開動作によりDCSガス供給管301内を流通し、ノズル230Aを介して処理室201内に供給されるようになっている。
Oガス供給管302には、上流方向から順に、NOガスの供給源であるNOガスボンベ302a、上流側開閉弁であるバルブ302b、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ302c、下流側開閉弁であるバルブ302d及び後述のガス加熱部100が設けられている。
Oガスボンベ302aから供給されるNOガスは、バルブ302bの開動作によりマスフローコントローラ302c内を流通し、このマスフローコントローラ302cにより所定の流量に調整され、バルブ302dの開動作によりガス加熱部100を介してNOガス供給管302内を流通し、ノズル230Bを介して処理室201内に供給されるようになっている。本実施形態では、NOガス供給手段にガス加熱部100を設けてNOガスを加熱するように構成している
DCSガス供給管301のバルブ301dの下流側、NOガス供給管302のバルブ302dの下流側であってガス加熱部100の上流側には、パージガス、或いはキャリアガスとしての例えばNガスを供給するNガス供給管305の下流端が、それぞれ下流側開閉弁であるバルブ305d、バルブ305eを介して接続されている。つまり、Nガス供給管305は下流側で2本に分岐している。Nガス供給管305の分岐箇所よりも上流側には、上流側から順に、Nガスの供給源であるNガスボンベ305a、上流側開閉弁であるバルブ305b、流量制御器(流量制御手段)であるマスフローコントローラ305cが設けられている。
ガスボンベ305aから供給されるNガスは、バルブ305bの開動作によりマスフローコントローラ305c内を流通し、このマスフローコントローラ305cにより所定の流量に調整され、バルブ305dの開動作によりDCSガス供給管301内を流通し、ノズル230Aを介して処理室201内に供給されるようになっており、また、バルブ305eの開動作によりNOガス供給管302内を流通し、ノズル230Bを介して処理室201内に供給されるようになっている。なお、パージガスとしてNガスを用いているが、例えばAr又はHeガスを用いても構わない。
主に、DCSガス供給源301a、バルブ301b、マスフローコントローラ301c、バルブ301d、DCSガス供給管301、Nガス供給管305、Nガスボンベ305a、バルブ305b、マスフローコントローラ305c、バルブ305d、ノズル230Aにより、DCSガス供給手段(DCSガス供給系ともいう)が構成されている。また、主に、NOガスボンベ302a、バルブ302b、マスフローコントローラ302c、バルブ302d、ガス加熱部100、NOガス供給管302、Nガス供給管305、Nガスボンベ305a、バルブ305b、マスフローコントローラ305c、バルブ305d、ノズル230Bにより、NOガス供給手段が構成される。また、主に、DCSガス供給手段、NOガス供給手段(NOガス供給系ともいう)、及びNOガス供給手段に設けられたガス加熱部により、ガス供給手段(ガス供給系ともいう)が構成されている。
なお、マスフローコントローラ301c、302c、305c、バルブ301b、302b、305b、305d、305eは、それぞれ後述するコントローラ240に電気的に接続されている。
(制御部)
制御部としてのコントローラ240は、上述したように回転機構254、ボートエレベータ115、ヒータ206、温度センサ263、圧力センサ245、圧力制御装置242、排気装置246、マスフローコントローラ301c、302c、305c、バルブ301b、302b、305b、305d、305eにそれぞれ電気的に接続され、それらの動作を制御することにより、基板処理装置で行われる熱処理を制御している。
具体的には、コントローラ240は、回転機構254の回転軸254aを所定のタイミングで回転させるようにしている。コントローラ240は、ボートエレベータ115を所定のタイミングで昇降させるようにしている。また、コントローラ240は、圧力センサ245により検出された圧力情報に基づいて圧力制御装置242の弁開度を調整し、処理室201内が所定のタイミングで所定の圧力となるようにしている。また、コントローラ240は、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ206への通電具合を調整し、処理室201内が所定のタイミングにて所定の温度分布となるようにし、結果として処理室201内のウエハ200に対して所定の温度となるようにしている。また、コントローラ240は、マスフローコントローラ301c、302c、305cの流量を制御しつつ、バルブ301b、302b、305b、305d、305eの開閉を制御することにより、処理室201内に所定のタイミングにて所定の流量のガス供給を行うようにしている。
(3)基板処理工程
次に、上記構成に係る処理炉201を用いて、半導体装置の製造工程の一工程として、ウエハ200を収容した処理室201内にDCSガスとNOガスとを供給し、CVD法によりウエハ200表面上に酸化シリコン膜(SiO)を形成する基板処理工程を実施する。例えば、フラッシュメモリに用いられるHTO(High Temperature Oxide)膜を形成する基板処理工程について説明する。尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作は主にコントローラ240により制御される。
(搬入工程)
先ず、ボート217に複数枚のウエハ200を装填(ウエハチャージ)する。次に、コントローラ240の制御に基づいてボートエレベータ115を駆動し、ボート217を上昇させる。これにより、図2に示されているように、複数枚のウエハ200を保持したボート217が処理室201内に搬入(ボートローディング)される。このとき、シールキャップ219は、Oリング220bを介してプロセスチューブ203の下端を閉塞する。これにより、処理室201は気密に封止される。
また、ボート217の搬入時において、処理室201内にはパージガスとしてNガスを流すようにしている。具体的には、バルブ305bを開とし、マスフローコントローラ305cにより流量調整しつつ、バルブ305d、305eを開とし、処理室201内にNガスを導入する。これにより、ボート217の搬送時における処理室201内へのパーティクル侵入抑制等の効果が得られる。
(圧力調整工程及び昇温工程)
処理室201内へのボート217の搬入が完了すると、処理室201内が所定の圧力(例えば20Paから2000Pa)となるよう処理室201内を排気する。
具体的には、排気装置246により排気しつつ、圧力センサ245により検出された圧力情報に基づいて圧力制御装置242の弁開度をフィードバック制御し、処理室201内を所定の圧力とする。また、処理室201内が所定温度となるようヒータ206によって加熱する。具体的には、温度センサ263により検出された温度情報に基づいてヒータ206への通電量を制御して、処理室201内を所定の温度(例えば600℃から800℃)とする。そして、回転機構254を作動させ、処理室201内に搬入されたウエハ200の回転を開始する。なお、ウエハ200の回転は、後述する酸化膜形成工程が終了するまで継続する。
(基板処理工程)
次に、各マスフローコントローラと各バルブとを制御して、NOガスを処理室201に供給する。このNOガスの供給と並行して、処理室201にDCSガスを供給する。具体的には、バルブ302bとバルブ302dとを開いてNOガスを供給すると共に、バルブ301bとバルブ301dとを開いてDCSガスを供給する。
処理室201内に供給されたNOガスとDCSガスとは、処理室201内で化学的気相反応を生じ、その結果、ウエハ200表面に酸化シリコン(SiO)膜が形成される。酸化シリコン(SiO)膜の生成に寄与しなかったガスは、ガス排気管231から排気される。
ウエハ200上に所望の膜厚のSiO膜が形成されたら、バルブ301b及び301dを閉としてDCSガスの供給を停止すると共に、バルブ302b及び302dを閉としてNOガスの供給を停止する。なお、バルブ301d及び302dを閉とした後、バルブ305d及び305eを開とし、処理室201内にパージガスとしてNガスを供給することで、処理室201内に残留しているDCSガス及びNOガスや反応生成物を効率よく排気させることができる。
(大気圧復帰工程及び降温工程)
処理室201のパージが完了したら、ボート217の回転を停止させてウエハ200の回転を停止する。そして、処理室201内の圧力を大気圧に復帰させつつ、ウエハ200を降温させる。具体的には、バルブ302b及び302dを開のままとして処理室201内にNガスを供給しつつ、圧力センサ245により検出された圧力情報に基づいて排気装置242のバルブの開度をフィードバック制御し、処理室201内の圧力を大気圧に昇圧する。そして、ヒータ206への通電量を制御して、ウエハ200の温度を降温させる。
(搬出工程)
その後、処理されたウエハ200を上述の搬入工程と逆の手順により処理室201内から搬出する。
ここで、本実施形態にあっては、基板処理工程において、NOガスおよびDCSガスの流量がそれぞれ400sccm、100sccmとなるようにマスフローコントローラ302c、301cを制御する。このような大流量のプロセスでは、ガスの導入側(本実施形態ではボート217の下方領域)でガスの偏りが生じ、ガスの導入側近傍のウエハでは傾斜した膜厚分布を示す。また、上記のようにDCSガスよりもNOガスの流量が大きい場合、このような傾向が顕著となることを発明者は知見している。本実施形態に係るボート217においては、上述したLoading効果の影響に加え、大流量プロセスで生じる膜厚分布の傾斜も抑制するように構成している。
以下、本発明の特徴であるボート217(基板保持体)について図を用いて詳述する。
図3(a)は、リング状の基板ホルダ600がボート柱502に設置された状態の上面図であり、図3(b)は、基板ホルダ600の基板支持部601に基板200が載置されている状態の側面図であり、図3(c)は、基板ホルダ600の基板支持部601を省略した斜視図である。
基板ホルダ600は、リング状のディスク(平板)から構成され、その外径は円形を呈する。基板ホルダ600のリング部の上面には、基板200を載置するためのL字形状の基板支持部601が複数(例えば3箇所)設けられている。以降の説明では、発明の理解が容易となるように、基板支持部601の記載を特別な場合を除き省略することとする。基板ホルダ600は、例えば、リング部のリング幅602が20mm、リング部の内径603が300mm、リング部の外径604が320mmに設定される。
この基板ホルダ600が縦方向に複数積層されることにより、図4に示すようなボート217が構成される。ボート217は、円板形状の上板501と円板形状の下板503とを有し、それらは複数(本例では4本)のボート柱502により接続されている。複数のボート柱502は、互いに所定の角度ずつ隔てて配置されている。具体的には、ツィーザ32が挿入される側を正面としたときに、ボート217の両サイドにボート柱502が1本ずつ設けられると共に、それらのボート柱502よりも後方側にボート柱502が1本ずつ設けられる。
図5に示すように、各ボート柱502には基板ホルダ600を載置、固定するための複数の載置部707が、ボート柱502に対して垂直方向に等間隔に設けられている。載置部707は、ボート柱502の内周面側に形成された溝から構成される。4本のボート柱502に形成された同一段の4個の載置部707は、同一平面内に位置している。この同一段の各載置部707に基板ホルダ600の周縁部が挿入されることにより、基板ホルダ600は水平に保持される。
この載置部707は、基板ホルダ600の配置位置をボート217の積層方向と直交する方向に調整する調整部としても機能する。
同一段の4個の載置部707は、ボート217の中心軸(前後左右方向における中心軸)を中心とする同心円上に配置される。この載置部707(具体的には載置部707を構成する溝の最深部)が配置される円の直径709は、基板ホルダ600の直径708よりも所定量だけ大きく設定される。これにより、載置部707を構成する溝内において、基板ホルダ600の位置を前記所定量だけ調整することが可能となる。この位置調整により、基板ホルダ600の中心点701をボート217の中心軸に対して偏心させることができる。これにより、基板ホルダ600の汎用性を向上させることができると共に、成膜結果に応じて速やかに基板ホルダ600の偏心量を調節することが可能となる。
そして、基板ホルダ600上の複数の基板支持部601の上に基板200が水平に支持される。基板ホルダ600はリング(円環)状に形成される。基板ホルダ600の垂直方向の厚さは、載置部707に挿入可能な寸法に設定されている。また、基板200の中心点701と基板ホルダ600の外径の中心点701は同一直線状に揃えるように配置する。
基板ホルダ600の材質は、耐熱性やコストおよび加工の容易さから、ボート217と同じ石英とすることが好ましいが、表面をCVD法のような方法によって表面処理することにより、窒化シリコン(SiN)膜や炭化シリコン(SiC)膜等を形成することもできる。
本発明の基板保持体217においては、図5に示すように、ボート柱502の基板ホルダ載置部707にリング状の複数の基板ホルダ600を備えており、複数の基板ホルダ600のうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅303が他の基板ホルダのリングの幅とは異なるように構成されている。より具体的には、複数の基板ホルダ600のリング幅が、基板保持体217の上方から下方に行くに従って、増加または、減少するように構成される。換言すれば、複数の基板ホルダ600のリングの内径が基板保持体217の上方から下方に行くに従って増加または減少するように構成される。このような構成によって、Loading効果の影響を少なくするという効果を奏する。
上記のような基板処理装置10の構成では、基板200の外周側からガスが供給されるため、基板200の膜厚は外周側の方が中心側よりも厚くなる傾向を示す(面内均一性に影響)。さらに、ボート217における基板200の積層位置によって、この傾向の強弱が異なる。具体的には、ガスを下方から供給した場合、ボート217の下部に載置された基板200よりも、ボート217の上部に載置された基板200の方が上記した傾向が強くなる(面間均一性に影響)。
これに対し、リング状の基板ホルダ600を用いることで、基板200の外周側における成膜が抑制され、面内均一性を向上させることができる。また、複数の基板ホルダ600のうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅303が他の基板ホルダのリングの幅とは異なるように構成する、すなわち、ボート217における基板200の積層位置に応じて基板ホルダ600の幅を設定することで、基板200の積層位置による膜厚傾向の相違を解消し、面間均一性も向上させることができる。
また、基板ホルダ600の内径を変更するように構成することで、基板ホルダ600の外径を変更することなくリング幅を設定できるため、ボート217の形状に影響を与えることがないという効果も奏する。
本発明の第2の実施形態を図6に示す。図6は、基板ホルダ600を複数のボート柱502の基板ホルダ載置部(調整部)707に乗せた状態を上方向から見た断面図である。本実施形態の基板ホルダ600の特徴は、基板ホルダ600の内径702の中心点700と基板ホルダ600の外径703の中心点701をずらしている点にある。すなわち、基板ホルダ600の幅704(16mm)、705(20mm)、706(22mm)は、704<705<706となるようにしており、基板ホルダ600の円周方向の位置に従って、連続的に基板ホルダ600のリングの幅704、705、706を変化させている。具体的には、基板ホルダ600の円周方向において、基板200の挿入方向(図6に矢印Iで示す)において奥側が最も幅が小さくなるようにされる。ボート柱502は基板200の挿入方向に対して左右対称に設けられると共に、強度を確保するために少なくとも1本のボート柱502が挿入方向において奥側に設けられるのが一般的である。そのため、基板200の挿入方向において奥側の領域ほど、ボート柱502が小さい離間距離で配置される。したがって、基板200上において、基板200の挿入方向の奥側へのガス供給が阻害されやすく、その部位の膜厚が薄くなる傾向を示す(図7参照。図7において、符号101,102,103,104,105は基板200上の領域を示し、膜厚は101<102<103<104<105となる)。そこで、基板ホルダ600のリング幅を上記のように構成することで、基板200において膜厚が大きくなりやすい領域ほど成膜を抑制し、基板200上における膜厚均一性を向上させるようにした。
このような、リング状の基板ホルダ600の内径中心点700と基板ホルダ600の外径中心点701を偏心させた基板ホルダ600を上下方向に積層したボート217を図8に示す。実際には、各基板ホルダ600に設けられた基板支持部601の上に基板200が載置されているが、この図においては、最上段の基板ホルダ600のみの上に基板200が載置されている状態を示している。この場合の基板200の中心点701は、基板ホルダ600の外径の中心点701と一致するように載置する。このような構成によって、面内均一性を向上させることができる。
次いで、本発明の第3の実施形態を図9に示す。本実施形態においては、ボート217の上方から下方に行くに従って、複数の基板ホルダ600のリング幅が減少するように配置している。図10には、ボート217の上方から下方に行くに従って、複数の基板ホルダ600のリングの幅が増加するように配置している例を示す。いずれの場合も、複数の基板ホルダ600の少なくとも一つは、ボート217の積層方向における基板ホルダ600の外径中心線701に対し、基板ホルダ600の内径中心線700が偏心させられているものである。この場合でも、基板200の中心点701は、基板ホルダ600の外径の中心点701と一致するように載置する。このような構成によって、面間均一性と面内均一性とを向上させることができる。
本発明の第4の実施形態を図11に示す。本実施形態においては、リング状基板ホルダ600の内径603と外径604から構成されるリング部の幅602が全周に亘り同じであるものの、一部に表面積を減らすための穴部1200を有している。特にリング状基板ホルダ600のボート柱502が集中している側(基板200において膜厚が薄くなる領域に近接する部位)の一部に穴部1200を設けることにより、基板に成膜処理を施した際に、基板ホルダ600全周のうちの一部の単位長さあたりの表面積を変える。基板200に成膜される膜厚が薄くなる側に基板ホルダ600の穴部の設けられた部分を設置することで、基板200において膜厚が大きくなりやすい領域ほど成膜を抑制し、基板200上における膜厚均一性を向上させることができる。
前記各実施の形態によれば、以下に示すうちの1つ以上の効果が得られる。
1) 基板ホルダに基板を保持して成膜を実施することにより、基板の直上あるいは直下の基板ホルダに処理ガスを付着させることで、基板の周縁部における成膜を抑制し、面内均一性を向上させることができる。
2)基板ホルダの外径中心に対する内径中心が偏心するように設定することにより、基板ホルダに付着するガスの量を基板ホルダの周方向で変化させることができ、基板の任意の領域における成膜を抑制し、面内均一性を向上させることができる。
3)基板保持具に設けられる複数個の基板ホルダを、内径が基板保持具の下端から上端へ向かって漸増あるいは漸減するようにそれぞれ構成することにより、基板間の膜厚不均一性を解消して面間均一性を向上させることができる。
4)基板保持具に設けられる複数個の基板ホルダを、外径中心に対する内径中心の偏心量を基板保持具の下端から上端へ向かって漸増あるいは漸減するようにそれぞれ構成することにより、基板間の膜厚不均一性を解消して面間均一性を向上させることができる。
4)基板保持具に基板ホルダ載置部を設け、基板ホルダを着脱自在に保持可能に構成することにより、基板ホルダの仕様変更や交換、修理等の作業性を向上させることができる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態を具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
また、本発明は、処理ガスとしてNOガスとDCSガスとを用い、ウエハ上にSiO膜を形成する場合に限定されない。すなわち、処理室内に供給する処理ガスを予め加熱する他の基板処理装置であれば、他の処理ガスを用いてウエハ上に他の膜を成膜する場合であっても好適に適用可能である。また、CVD法を用いて成膜する場合に限定されず、ALD法を用いて成膜する場合にも好適に適用可能である。さらには、成膜に限らず、酸化処理、窒化処理、エッチングなどであっても好適に適用可能である。
また、本発明は、上記した各実施形態をそれぞれ単独で実施する場合に限らず、これらを任意に組み合わせて実施することもできる。
<本発明の好ましい態様>
以下に、本発明の好ましい態様について付記する。
(付記1)
本発明のさらに他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備え、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体と、前記基板保持体を収容する処理室と、前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給部と、前記処理室内を排気する排気部と、を有する基板処理装置が提供される。
(付記2)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダのリングの幅が、前記基板保持体の上方から下方に行くに従って増加または減少する付記1に記載の基板処理装置が提供される。
(付記3)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダのリングの内径が、前記基板保持体の上方から下方に行くに従って増加または減少する付記2に記載の基板処理装置が提供される。
(付記4)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、外径中心に対して内径中心が偏心させられた付記1から3のいずれかに記載の基板処理装置が提供される。
(付記5)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、リングの幅が連続的に変化させられた付記1から3のいずれかに記載の基板処理装置が提供される。
(付記6)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、前記基板保持体の積層方向における中心線に対し、リングの中心が偏心させられた付記1から3のいずれかに記載の基板処理装置が提供される。
(付記7)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、前記基板保持体の積層方向における中心線に対し、内径中心が偏心させられた付記1から3のいずれかに記載の基板処理装置が提供される。
(付記8)
本発明の一態様によれば、処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備える基板保持体であって、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体が提供される。
(付記9)
本発明の他の態様によれば、前記複数の基板ホルダのリングの幅が、前記基板保持体の上方から下方に行くに従って増加または減少する付記8記載の基板保持体が提供される。
(付記10)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダのリングの内径が、前記基板保持体の上方から下方に行くに従って増加または減少する付記8または9に記載の基板保持体が提供される。
(付記11)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、外径中心に対して内径中心が偏心させられた付記8から10のいずれかに記載の基板保持体が提供される。
(付記12)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、リングの幅が連続的に変化させられた付記8から10のいずれかに記載の基板保持体が提供される。
(付記13)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、前記基板保持体の積層方向における中心線に対し、リングの中心が偏心させられた付記8から10のいずれかに記載の基板保持体が提供される。
(付記14)
本発明のさらに他の態様によれば、前記複数の基板ホルダの少なくとも一つは、前記基板保持体の積層方向における中心線に対し、内径中心が偏心させられた付記8から10のいずれかに記載の基板保持体が提供される。
(付記15)
本発明のさらに他の態様によれば、前記基板ホルダの配置位置を前記基板保持体の積層方向と直交する方向に調整する調整部を有する付記8から14のいずれかに記載の基板保持体が提供される。
(付記16)
本発明のさらに他の態様によれば、前記調整部は、前記基板ホルダを保持する複数本の支柱に設けられた溝部であり、前記複数本の支柱に設けられた溝部間の距離は、前記基板ホルダの前記溝部に対応する部位間の距離よりも所定量だけ大きく設定される付記15に記載の基板保持体が提供される。
(付記17)
本発明のさらに他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、外径中心に対して内径中心が偏心させられた基板ホルダが提供される。
(付記18)
本発明のさらに他の態様によれば、処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、リングの幅が連続的に変化する基板ホルダが提供される。
(付記19)
本発明のさらに他の態様によれば、複数のリング状の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体に処理基板を搬送し、前記基板保持体を処理室に収容して熱処理を行い、前記熱処理の終了後、前記処理室から基板保持体を出し、前記基板保持体から前記処理基板を引き出す、工程を有する半導体装置の製造方法が提供される。
10 基板処理装置
200 ウエハ(基板)
217 ボート(基板保持体)
502 ボート柱
600 基板ホルダ
601 基板支持部
707 載置部(調整部)
1200 穴部


Claims (5)

  1. 処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備え、前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体と、
    前記基板保持体を収容する処理室と、
    前記処理室内に処理ガスを供給するガス供給部と、
    前記処理室内を排気する排気部と、
    を有する基板処理装置。
  2. 処理基板が載置されるリング状の複数の基板ホルダを備える基板保持体であって、
    前記複数の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体。
  3. 処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、外径中心に対して内径中心が偏心させられた基板ホルダ。
  4. 処理基板が載置されるリング状の基板ホルダであって、リングの幅が連続的に変化する基板ホルダ。
  5. 複数のリング状の基板ホルダのうち、少なくとも一つの基板ホルダのリングの幅が他の基板ホルダのリングの幅と異なる基板保持体に処理基板を搬送し、
    前記基板保持体を処理室に収容して熱処理を行い、
    前記熱処理の終了後、前記処理室から基板保持体を出し、
    前記基板保持体から前記処理基板を引き出す、
    工程を有する半導体装置の製造方法。
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