JP2015184980A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者同士が共同購入の交渉を自由度高く行うことを支援することが可能な、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通信させる通信制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、例えば小売店などにおいて、商品の購入可能数量が大きい場合などに、複数の消費者のうち代表者が商品を一括購入した後に、他の消費者と分配すること(共同購入)が行われている。
また、近年、面識のない消費者同士の共同購入を可能とするための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、共同購入のセッションに参加しているいずれかのユーザ端末においてWEBページの情報の編集又は当該WEBページ内において商品の決定が行われると、当該編集があったこと又は商品の決定が行われたことを各ユーザ端末に通知する技術が記載されている。また、特許文献2には、共同購入希望ユーザが共同購入を希望したときに、共同購入サイトにログイン中の他のユーザを共同購入候補ユーザとして特定し、そして、共同購入候補ユーザに共同購入への参加を促すメッセージを通知する技術が記載されている。
特開2007−249557号公報 特開2010−44452号公報
しかしながら、上記の技術では、利用者同士が共同購入の交渉を行うことを支援可能な状況が限られている。例えば、上記の技術は、例えば共同購入サイトのような、WEBサーバを経由した共同購入を支援する技術であるので、小売店などの実際の店舗における共同購入のための交渉を支援することができない。また、上記の技術は、利用者同士が直接会話することを支援することができない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、利用者同士が共同購入の交渉を自由度高く行うことを支援することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記共同購入希望情報は、商品情報、共同購入希望数量、および共同購入希望条件を含んでもよい。
前記通信用IDは、使用可能な時間または場所が限定されている一時的なIDであってもよい。
前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信される共同購入希望情報を、前記端末に発行された通信用IDと対応づけて共同購入情報データベースに登録してもよい。
前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信された共同購入希望情報に基づいて、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出し、抽出した共同購入希望情報を前記端末へ提示してもよい。
前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信された共同購入希望情報に含まれる商品情報と一致または類似する、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出してもよい。
前記共同購入情報管理部は、さらに、前記端末から受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量および共同購入希望条件を満たす、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出してもよい。
前記情報処理装置は、所定の条件が満たされた場合に、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを削除するID削除部をさらに備えてもよい。
前記所定の条件は、前記端末に対応づけて発行された通信用IDの使用が終了される時間または場所に関する条件を含んでもよい。
前記所定の条件は、前記端末から通信用IDの削除要求が受信されることを含んでもよい。
前記共同購入情報管理部は、前記ID削除部により通信用IDが削除された場合には、削除された通信用IDに対応づけて前記共同購入情報データベースに登録されている共同購入希望情報を削除してもよい。
前記情報処理装置は、前記端末と前記他の端末との通話の終了後に、前記端末の利用者により選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量の変更を促す通知を前記他の端末へ送信させる通知部をさらに備えてもよい。
前記ID提供部は、前記端末から共同購入希望情報が受信された場合には、受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量に応じた個数の通信用IDを前記端末に対応づけて発行し、前記端末に対して提供し、前記共同購入情報管理部は、前記ID提供部により新たに発行された通信用IDの各々と一対一に対応づけられた、前記共同購入希望数量に応じた個数の値以下の整数が共同購入希望数量として設定された共同購入希望情報を生成し、生成した共同購入希望情報をそれぞれ前記新たに発行された通信用IDの各々と対応づけて前記共同購入情報データベースに登録してもよい。
前記共同購入希望数量に応じた個数は、共同購入希望数量が2以上である場合に、共同購入希望数量から1を減算した値であってもよい。
前記共同購入情報管理部は、前記端末と前記他の端末との通話の終了後に、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末の利用者による全ての共同購入希望情報の中から、共同購入希望情報に含まれている共同購入希望数量の最大値を特定し、前記情報処理装置は、特定された共同購入希望数量の最大値から、前記端末の利用者により選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量を減算した値に、共同購入希望数量の変更を促す情報を前記他の端末に送信させる通知部をさらに備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、端末、および情報処理装置を有し、前記端末は、通信用IDの提供要求を前記情報処理装置へ送信させる送信制御部と、前記情報処理装置から提示される共同購入希望情報を出力させる出力制御部と、を備え、前記情報処理装置は、端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部と、を備える、情報処理システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するステップと、他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示するステップと、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させるステップと、を備える、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、利用者同士が共同購入の交渉を自由度高く行うことを支援することができる。
本発明の各実施形態に共通する情報処理システムの構成例を示した説明図である。 本発明の第1の実施形態によるクライアント端末20の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態によるワンタイムID提供要求画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態によるワンタイムID連絡先登録画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態によるシステム利用開始画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入希望条件入力画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による交渉希望相手選択画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態によるシステム利用終了画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による商品名入力画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による管理サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態によるワンタイムID DB124の構成例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入情報DB126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態によるワンタイムIDの削除動作を示したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による共同購入希望数量変更画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による管理サーバ10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態による共同購入希望数量変更画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態によるワンタイムID DB124の構成例を示した説明図である。 同実施形態によるワンタイムID DB124の構成例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入情報DB126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入情報DB126の構成例を示した説明図である。 同実施形態による交渉希望相手選択画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 同実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。 本発明の各実施形態による管理サーバ10のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成を、必要に応じてクライアント端末20aおよびクライアント端末20bのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、クライアント端末20aおよびクライアント端末20bを特に区別する必要が無い場合には、単にクライアント端末20と称する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.情報処理システムの基本構成
2.実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
2−3.第3の実施形態
3.ハードウェア構成
4.変形例
<<1.情報処理システムの基本構成>>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−3.第3の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。
図1に示したように、各実施形態による情報処理システムは、管理サーバ10、通信網12、およびクライアント端末20を含む。
<1−1.管理サーバ10>
管理サーバ10は、本発明における情報処理装置の一例である。この管理サーバ10は、共同購入支援システムを管理するためのコンピュータである。例えば、管理サーバ10は、後述するクライアント端末20から受信される、共同購入に関する希望内容を示す共同購入希望情報を管理する。また、管理サーバ10は、クライアント端末20からの要求に応じて、管理している共同購入希望情報をクライアント端末20へ提示する。なお、共同購入希望情報は、例えば、利用者2が共同購入を希望する商品の商品名や価格などを含む商品情報、利用者2が共同購入を希望する商品の数量、および、共同購入において利用者2が希望する条件を含む情報である。
また、管理サーバ10は、後述するように、クライアント端末20からの要求に基づいて、使用可能な時間または場所が限定されている一時的なIDであるワンタイムIDをクライアント端末20に対応づけて発行する。ここで、ワンタイムIDは、本発明における通信用IDの一例である。また、ワンタイムIDは、例えばSIP(Session Initiation Protocol)ID、またはメールアドレスとして利用される。
なお、管理サーバ10は、例えば、通信網12を介したクライアント端末20間の通話に用いられるSIPメッセージを処理するSIPサーバとして構成される。また、管理サーバ10は、例えば共同購入支援システムを構成するWEBページを管理するWEBサーバとして構成される。
以下では一例として、各実施形態による共同購入支援システムがWEBシステムとして構成される例を中心として説明を行う。但し、共同購入支援システムは、かかる例に限定されず、クライアント端末20上で動作するアプリケーションとして構成されてもよい。
また、図1に示したように、以下では、例えば小売店などの店舗4において利用者2同士が共同購入の交渉を行う例を中心として説明を行う。但し、本発明はかかる例に限定されず、利用者2同士が例えばネットショッピングにおける共同購入の交渉を行う場面にも適用可能である。また、利用者2同士が一つの店舗4に位置する場合に限定されず、例えば百貨店、市場、複合施設、または駅など、複数の売り場が一定の区画内に併存している場所において利用者2同士が共同購入の交渉を行う場面にも適用可能である。
<1−2.通信網12>
通信網12は、通信網12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網12は、電話回線網、インターネット、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含む。また、通信網12は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<1−3.クライアント端末20>
クライアント端末20は、本発明における端末の一例である。クライアント端末20は、利用者2が所持する携帯型の通信端末である。このクライアント端末20は、管理サーバ10と通信することにより、共同購入支援システムを利用することができる。例えば、利用者2aは、クライアント端末20aを用いて、共同購入支援システムを利用することにより、共同購入の希望条件を満たす他の利用者2bを探すことができる。そして、利用者2aは、共同購入の交渉を希望する他の利用者2bと、クライアント端末20aを用いて例えば通話により交渉することができる。
なお、クライアント端末20は、例えば、スマートフォンなどの携帯電話機、タブレット端末、ラップトップ型PC(Personal Computer)、またはHMD(Head Mounted Display)型デバイスなどである。なお、以下では、クライアント端末20がスマートフォンである例を中心として説明を行う。
以上、各実施形態に共通する情報処理システムの基本構成について説明した。各実施形態による管理サーバ10は、利用者2同士が共同購入の交渉を自由度高く行うことを支援することが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について順次詳細に説明する。
<<2.実施形態の詳細な説明>>
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.クライアント端末20‐1の構成]
まず、第1の実施形態による構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施形態によるクライアント端末20‐1の構成を示した機能ブロック図である。図2に示したように、クライアント端末20‐1は、制御部200、通信部220、出力部222、入力部224、撮像部226、および記憶部228を有する。
(2−1−1−1.制御部200)
制御部200は、クライアント端末20‐1の動作を全般的に制御する。また、図2に示したように、制御部200は、送信制御部202、商品情報取得部204、位置情報取得部206、および出力制御部208を有する。
(2−1−1−2.送信制御部202)
送信制御部202は、例えば後述する入力部224に対して利用者2により入力された各種の入力情報を管理サーバ10‐1へ、後述する通信部220に送信させる。
‐A.ワンタイムIDの提供要求の送信‐
例えば、送信制御部202は、利用者2の入力に応じて、ワンタイムIDの提供要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
ここで、上記の機能について図3を参照して、より詳細に説明する。図3は、共同購入支援システムにおけるワンタイムID提供要求画面30の表示例を示した説明図である。なお、このワンタイムID提供要求画面30は、例えば、共同購入支援システムの利用開始時において、記憶部228にワンタイムIDが保持されていないことが制御部200により確認された場合に表示される画面である。
図3に示したように、例えば、ワンタイムID提供要求画面30において、利用者2により「はい」ボタン300が選択された場合には、送信制御部202は、ワンタイムIDの提供要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐B.ワンタイムIDの連絡先登録要求の送信‐
また、送信制御部202は、利用者2の入力に応じて、クライアント端末20‐1に対応づけて発行されたワンタイムIDを例えば他のクライアント端末20‐1との通話に用いるための連絡先として管理サーバ10‐1に登録させるための登録要求を、管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
ここで、上記の機能について図4を参照して、より詳細に説明する。図4は、共同購入支援システムにおけるワンタイムID連絡先登録画面31の表示例を示した説明図である。このワンタイムID連絡先登録画面31は、例えば、クライアント端末20‐1に対して発行されたワンタイムIDが連絡先として登録されていないことが管理サーバ10‐1により確認された場合に表示される画面である。
図4に示したように、例えば、ワンタイムID連絡先登録画面31において、利用者2により「はい」ボタン310が選択された場合には、送信制御部202は、ワンタイムIDの連絡先登録要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐C.システム利用開始要求の送信‐
また、送信制御部202は、利用者2の入力に応じて、共同購入支援システムの利用開始要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
ここで、上記の機能について図5を参照して、より詳細に説明する。図5は、共同購入支援システムにおけるシステム利用開始画面32の表示例を示した説明図である。このシステム利用開始画面32は、例えば、クライアント端末20‐1に対して発行されたワンタイムIDが連絡先として登録されていることが管理サーバ10‐1により確認された場合に表示される画面である。
図5に示したように、例えば、システム利用開始画面32において、利用者2により利用開始ボタン320が選択された場合には、送信制御部202は、共同購入支援システムの利用開始要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐D.ワンタイムIDの削除要求の送信‐
また、送信制御部202は、利用者2の入力に応じて、クライアント端末20‐1に対応づけて発行されているワンタイムIDの削除要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
例えば、図5に示したシステム利用開始画面32において、利用者2によりID削除ボタン322が選択された場合には、送信制御部202は、ワンタイムIDの削除要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐E.共同購入希望情報の送信‐
また、送信制御部202は、利用者2により入力された共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
例えば、送信制御部202は、後述する商品情報取得部204により取得された商品情報、および、入力部224に対して入力された共同購入希望数量および共同購入希望条件を含む共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
なお、共同購入希望数量に関しては、例えば、図6に示したような、共同購入支援システムにおける共同購入希望条件入力画面33において利用者2により指定された数量が設定される。また、共同購入希望条件に関しては、共同購入希望条件入力画面33において利用者2により指定された例えば引き取りか、受け取りかの区別などが設定される。なお、引き取りとは、自分が商品を一括購入した後に、購入した商品の一部を交渉相手に買い取ってもらうことを意味する。また、受け取りとは、交渉相手が一括購入する商品のうち一部を自分が買い取ることを意味する。
‐F.交渉希望の共同購入希望情報の送信‐
また、送信制御部202は、後述するように、管理サーバ10‐1から提示された他のクライアント端末20‐1による共同購入希望情報の中から利用者2により選択された共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
ここで、上記の機能について図7を参照して、より詳細に説明する。図7は、共同購入支援システムにおける交渉希望相手選択画面34の表示例を示した説明図である。この交渉希望相手選択画面34は、管理サーバ10‐1から受信される、他のクライアント端末20‐1により登録された共同購入希望情報を表示し、利用者2に選択させるための画面である。
図7に示したように、例えば、交渉希望相手選択画面34において、いずれかの共同購入希望情報340が利用者2により選択された場合には、送信制御部202は、選択された共同購入希望情報340を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐G.システム利用終了要求の送信‐
また、送信制御部202は、利用者2の入力に応じて、共同購入支援システムの利用終了要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
ここで、上記の機能について図8を参照して、より詳細に説明する。図8は、共同購入支援システムにおけるシステム利用終了画面35の表示例を示した説明図である。このシステム利用終了画面35は、例えば、他のクライアント端末20‐1との通話が終了した場合に表示される画面である。
図8に示したように、例えば、システム利用終了画面35において、利用者2により「はい」ボタン350が選択された場合には、送信制御部202は、共同購入支援システムの利用終了要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐H.通話音声の送信‐
また、送信制御部202は、入力部224に対して利用者2により発声された、他のクライアント端末20‐1宛ての音声を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
例えば、送信制御部202は、入力部224に対して利用者2により発声された音声から複数のIPパケットを生成する。なお、送信制御部202は、IPパケットのFromヘッダーには、記憶部228に記憶されているワンタイムIDを設定する。そして、送信制御部202は、生成したIPパケットを管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる。
‐I.チャットメッセージの送信‐
また、送信制御部202は、例えば共同購入支援システム上のチャット画面において利用者2により入力された文字情報を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させることも可能である。
‐H.位置情報の送信‐
また、送信制御部202は、例えば所定の時間間隔ごとに、後述する位置情報取得部206により取得されるクライアント端末20‐1の位置情報を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させることも可能である。
(2−1−1−3.商品情報取得部204)
商品情報取得部204は、入力部224に対する利用者2の入力に基づいて、商品情報を取得する。
ここで、上記の機能について図9を参照して、より詳細に説明する。図9は、共同購入支援システムにおける商品名入力画面36の表示例を示した説明図である。この商品名入力画面36は、共同購入希望情報に含まれる商品名を入力するための画面である。
‐利用者2による商品情報の入力‐
図9に示したように、商品名入力画面36において、利用者2により一覧選択ボタン362が選択された場合には、商品情報取得部204は、表示画面に表示される例えば商品のカテゴリ別の複数の選択肢の中から利用者2により選択された商品名を商品情報に設定する。
また、商品名入力画面36において、利用者2により商品名入力ボタン364が選択された場合には、商品情報取得部204は、表示画面に表示される商品名入力欄に対して利用者2により直接入力された商品名を商品情報に設定する。
また、図6に示した共同購入希望条件入力画面33において、利用者2により価格入力欄334に対して商品の共同購入希望数量分の価格が入力された場合には、商品情報取得部204は、入力された価格をさらに商品情報に設定することが可能である。なお、価格入力欄334に対して入力される価格は、合計の価格に限定されず、商品の単価であってもよい。
‐撮像による商品情報の取得‐
また、図9に示した商品名入力画面36において、利用者2によりカメラ使用ボタン360が選択された場合には、商品情報取得部204は、まず、利用者2は、例えば店舗4内に陳列されている商品に添付されているバーコードを後述する撮像部226により読み取らせる。そして、商品情報取得部204は、バーコードから読み取られた例えばURL(Uniform Resource Locator)などのリンク情報に基づいて正規のサイトにアクセスすることにより、例えば商品名、商品の価格、商品の画像などを含む商品情報を取得する。ここで、正規のサイトとは、例えば、当該商品の製造会社指定のサイト、または利用者2が位置している店舗4指定のサイトなどである。
この取得例によれば、利用者2が例えば商品名や価格などの商品情報を手作業で入力する必要がなく、容易に取得することができる。また、取得される商品情報の信頼性が高いので、(利用者2が手作業で入力する場合と比べて)例えば虚偽の価格など、虚偽の情報が管理サーバ10へ反映されることを防止することが可能となる。
なお、変形例として、商品情報取得部204は、まず、撮像部226により撮影された商品の画像を例えば多数の商品の画像が登録されている所定のサーバ装置へ通信部220に送信させ、そして、撮影された商品の画像と類似度が高い1以上の商品に関する商品情報を当該所定のサーバ装置から取得することも可能である。
(2−1−1−4.位置情報取得部206)
位置情報取得部206は、例えば所定の時間間隔ごとに、GPS(Global Positioning System)衛星から受信される測位信号に基づいて、クライアント端末20‐1の現在位置を測位する。
(2−1−1−5.出力制御部208)
出力制御部208は、後述する通信部220により受信される各種の情報を、後述する出力部222に出力させる。例えば、出力制御部208は、管理サーバ10‐1から受信される、共同購入支援システムに関する各種の表示画面を出力部222に表示させる。また、出力制御部208は、管理サーバ10‐1から受信される、他のクライアント端末20‐1の通話音声を出力部222に出力させる。
(2−1−1−6.通信部220)
通信部220は、クライアント端末20‐1と通信可能な装置との間で各種の情報を送受信する。例えば、通信部220は、送信制御部202による制御に従って、利用者2により入力された共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ送信する。また、通信部220は、利用者2により入力部224に対して発声された、他のクライアント端末20‐1宛ての通話音声を管理サーバ10‐1へ送信する。
また、通信部220は、他のクライアント端末20‐1により登録された共同購入希望情報を管理サーバ10‐1から受信する。また、通信部220は、他のクライアント端末20‐1による通話音声を管理サーバ10‐1から受信する。
(2−1−1−7.出力部222)
出力部222は、クライアント端末20‐1に設置されているタッチパネル、またはスピーカーなどにより構成される。この出力部222は、出力制御部208の制御に従って、各種の情報を出力する。例えば、出力部222は、管理サーバ10‐1から受信された表示画面を表示したり、または、管理サーバ10‐1から受信された音声を出力する。
なお、変形例として、出力部222は、音声ディスプレイや、触覚ディスプレイにより構成されてもよい。
(2−1−1−8.入力部224)
入力部224は、クライアント端末20‐1に設置されているボタン、タッチパネル、またはマイクなどにより構成され、利用者2の各種の入力を受け付ける。例えば、入力部224は、表示画面に表示された複数の選択項目に対する利用者2の選択操作を受け付ける。また、入力部224は、利用者2により発声された音声を受け付ける。
(2−1−1−9.撮像部226)
撮像部226は、外部の映像を、レンズを通して例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子に結像させることにより、静止画像又は動画像を撮影する機能を有する。
(2−1−1−10.記憶部228)
記憶部228は、各種のデータやソフトウェアを記憶する。例えば、記憶部228は、管理サーバ10‐1から受信されるワンタイムIDを記憶する。
[2−1−2.管理サーバ10‐1の構成]
また、図10は、第1の実施形態による管理サーバ10‐1の構成を示した機能ブロック図である。図10に示したように、管理サーバ10‐1は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
(2−1−2−1.制御部100)
制御部100は、管理サーバ10‐1に内蔵される、後述するCPU(Central Processing Unit)150、RAM(Random Access Memory)154などのハードウェアを用いて、管理サーバ10‐1の動作を全般的に制御する。また、図11に示したように、制御部100は、ID提供部102、共同購入情報管理部104、通信制御部106、およびID削除部108を有する。
(2−1−2−2.ID提供部102)
‐ワンタイムIDの発行‐
ID提供部102は、クライアント端末20‐1からのワンタイムIDの提供要求が、後述する通信部120により受信された場合に、クライアント端末20‐1に対応づけて、ワンタイムIDを発行する。
例えば、ID提供部102は、クライアント端末20‐1のIPアドレスと対応づけてワンタイムIDを発行する。または、ID提供部102は、クライアント端末20‐1の電話番号や電子メールアドレスと対応づけてワンタイムIDを発行してもよい。なお、本明細書では以後、ID提供部102が、クライアント端末20‐1のIPアドレスと対応づけてワンタイムIDを発行する例を中心として説明を行う。
なお、ID提供部102は、時間限定または場所限定の一時的なIDとしてワンタイムIDを発行する。例えば、ID提供部102は、当日限定など、所定の時間内でのみ使用可能なIDとしてワンタイムIDを発行する。または、ID提供部102は、例えば店舗4内の無線LANアクセスポイントから発せられる電波の受信可能範囲内や、百貨店の敷地内など、所定の範囲内でのみ使用可能なIDとしてワンタイムIDを発行する。
また、変形例として、ID提供部102は、ワンタイムIDの使用可能な場所に応じて異なる体系のワンタイムIDを発行することも可能である。例えば、A店舗でのみ使用可能なワンタイムIDの一桁目が「a」であり、B店舗でのみ使用可能なワンタイムIDの一桁目が「b」であるなど、ID提供部102は、使用可能な場所が各店舗4内に限定され、かつ、店舗4毎にIDの体系が異なるようにワンタイムIDを発行してもよい。
‐ワンタイムIDの記録‐
また、ID提供部102は、発行したワンタイムIDをワンタイムID DB124に記録する。
ここで、図11を参照して、ワンタイムID DB124の構成例について説明する。図11に示したように、ワンタイムID DB124では、ワンタイムID1240、IPアドレス1242、および登録時間1244が対応づけて記録される。ここで、IPアドレス1242には、該当のワンタイムIDが発行されたクライアント端末20‐1のIPアドレスが記録される。また、登録時間1244には、該当のワンタイムIDが発行された日時が記録される。
例えば、図11の3レコード目では、「ccccc」というワンタイムIDが、IPアドレスが「135.135.135.135」であるクライアント端末20‐1に対応づけて発行されたことを示している。
‐ワンタイムIDの提供‐
また、ID提供部102は、発行したワンタイムIDを、当該ワンタイムIDに対応するクライアント端末20‐1へ通信部120に送信させる。
(2−1−2−3.共同購入情報管理部104)
‐共同購入希望情報の登録‐
共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐1から受信される共同購入希望情報を、クライアント端末20‐1に発行されたワンタイムIDと対応づけて共同購入情報DB126に登録する。なお、共同購入情報DB126は、本発明における共同購入情報データベースの一例である。
‐共同購入情報DB126‐
ここで、図12を参照して、共同購入情報DB126の構成例について説明する。図12に示したように、共同購入情報DB126では、データID1260、共同購入希望商品名1262、共同購入希望数量1264、価格1266、共同購入希望条件1268、名前1270、およびワンタイムID1272が対応づけて記録される。ここで、データID1260には、共同購入希望情報を管理するためのIDが記録される。また、共同購入希望商品名1262、共同購入希望数量1264、および共同購入希望条件1268には、それぞれ該当の共同購入希望情報に含まれる商品名、共同購入希望数量、および共同購入希望条件が記録される。また、価格1266には、共同購入希望商品名1262に記録されている商品の、共同購入希望数量1264に記録されている数量分の合計の価格が記録される。なお、価格1266には、クライアント端末20から受信される共同購入希望情報に含まれている価格(合計の価格)自体が記録されてもよいし、または、クライアント端末20から受信される共同購入希望情報に含まれている単価に基づいて共同購入情報管理部104により算出される合計値が記録されてもよい。
また、名前1270には、例えば利用者2により設定されたアカウント名や、管理サーバ10‐1が自動的に生成した文字列など、共同購入支援システムを利用するために設定される利用者の名前が記録される。また、ワンタイムID1272には、該当の共同購入希望情報の登録元であるクライアント端末20‐1に対して発行されたワンタイムIDが記録される。
例えば、図12の1レコード目は、データIDとして「1111」が設定された共同購入希望情報であり、当該共同購入希望情報に含まれる商品情報が「ボローニャソーセージ」、共同購入希望数量が「4本」、合計の価格が「4,000円」、共同購入希望条件が「引き取り」であり、当該共同購入希望情報を登録した利用者の名前が「suzuki」であり、当該共同購入希望情報の登録元のクライアント端末20‐1に対応するワンタイムIDが「aaaaa」であることをそれぞれ示している。
‐共同購入希望情報の提示‐
また、共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐1aから受信された共同購入希望情報に基づいて、共同購入情報DB126に登録されている他のクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報を抽出し、そして、抽出した共同購入希望情報をクライアント端末20‐1aへ通信部120に送信させる。
例えば、共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐1aから受信された共同購入希望情報に含まれる商品名と一致または類似する、共同購入情報DB126に登録されている他のクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報を抽出する。また、共同購入情報管理部104は、さらに、当該共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量、価格、または共同購入希望条件を満たす、共同購入情報DB126に登録されている他のクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報を抽出することも可能である。
より具体的に説明すると、クライアント端末20‐1aから受信された共同購入希望情報に含まれている商品名が「ボローニャソーセージ」であり、共同購入希望数量が「4本」であり、かつ、共同購入希望条件が「受け取り」である場合には、共同購入情報管理部104は、他のクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報のうち、商品名が「ボローニャソーセージ」であり、共同購入希望数量が「4本」以上であり、共同購入希望条件が「引き取り」である共同購入希望情報を共同購入情報DB126から抽出する。
なお、変形例として、共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐1aが位置する店舗4と同じ店舗4に位置するクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報を共同購入情報DB126から抽出することも可能である。
例えば、上述した変形例のように、ID提供部102により店舗4毎にIDの体系が異なるようにワンタイムIDが発行される場合には、共同購入情報管理部104は、共同購入情報DB126におけるワンタイムID1272の項目値が、クライアント端末20‐1aに対応づけられているワンタイムIDと同じ体系のワンタイムIDであるような共同購入希望情報を抽出してもよい。
あるいは、別の変形例として、共同購入情報DB126が、さらにクライアント端末20‐1の位置情報の列(以下、端末位置1274とも称する)を含む場合には、共同購入情報管理部104は、共同購入情報DB126における端末位置1274の項目値が、クライアント端末20‐1aから受信される位置情報が示す店舗4内の位置情報であるような共同購入希望情報を抽出してもよい。
これらの変形例によれば、クライアント端末20‐1aには、同じ店舗4に位置するクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報のみが提示される。このため、利用者2が同じ店舗4に位置する交渉相手を探している場合には、実際に通話することにより交渉相手を探す手間や時間を省略することができるので、利便性が高い。
‐共同購入希望情報の削除‐
また、共同購入情報管理部104は、後述するID削除部108によりワンタイムIDが削除された場合には、削除されたワンタイムIDに対応づけて共同購入情報DB126に登録されている共同購入希望情報を共同購入情報DB126から削除する。
例えば、図12に示した例では、仮にID削除部108により「aaaaa」というワンタイムIDが削除された場合には、共同購入情報管理部104は、「aaaaa」に対応づけられている共同購入希望情報、つまりデータIDが「1111」である共同購入希望情報を共同購入情報DB126から削除する。
(2−1−2−4.通信制御部106)
通信制御部106は、クライアント端末20‐1aとクライアント端末20‐1bとの間で通信の制御を行う。
例えば、クライアント端末20‐1aからクライアント端末20‐1bに対して発呼された場合には、通信制御部106は、SIP Inviteメッセージをクライアント端末20‐1bに送信することにより、クライアント端末20‐1aおよびクライアント端末20‐1bの通話の準備段階を行う。また、通信制御部106は、クライアント端末20‐1aとクライアント端末20‐1bとの間で互いに送信される、通話用のIPパケットの中継を行う。
(2−1−2−5.ID削除部108)
ID削除部108は、所定の条件が満たされた場合に、クライアント端末20‐1に対応づけて発行されたワンタイムIDを削除する。
‐ワンタイムIDの設定条件に基づいた削除‐
より具体的には、ID削除部108は、クライアント端末20‐1に対応づけて発行されたワンタイムIDの使用が終了される時間または場所に関する条件が満たされた場合に、当該ワンタイムIDをワンタイムID DB124から削除することが可能である。
例えば、発行されたワンタイムIDに使用時間の限定が設定されている場合には、ID削除部108は、現在時刻が、当該ワンタイムIDに設定されている使用時間を超えた場合に、当該ワンタイムIDを削除する。また、発行されたワンタイムIDに使用場所の限定が設定されている場合には、ID削除部108は、当該ワンタイムIDに対応するクライアント端末20‐1から受信される位置情報が、当該ワンタイムIDに設定されている使用範囲外である場合には、当該ワンタイムIDを削除する。
この削除例によれば、ワンタイムIDの設定条件に基づいてワンタイムIDを自動的に削除するので、例えばクライアント端末20‐1のIPアドレスなどの個人情報がワンタイムID DB124に長期間残り続けることを防止できる。このため、悪意のある人物よりワンタイムID DB124から個人情報が取得されるリスクを低く抑えることができる。
‐削除要求に基づいた削除‐
また、ID削除部108は、クライアント端末20‐1からワンタイムIDの削除要求が受信された場合には、該当のワンタイムIDをワンタイムID DB124から削除することが可能である。
(2−1−2−6.通信部120)
通信部120は、管理サーバ10‐1と通信可能な装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、共同購入希望情報をクライアント端末20‐1から受信する。また、通信部120は、ID提供部102の制御に従って、発行されたワンタイムIDをクライアント端末20‐1へ送信する。
(2−1−2−7.記憶部122)
記憶部122は、図10に示したように、例えばワンタイムID DB124、および共同購入情報DB126などの各種データを記憶する。
なお、管理サーバ10‐1の構成は、上述した構成に限定されない。例えば、ワンタイムID DB124、または共同購入情報DB126のうちいずれか1以上は管理サーバ10‐1に含まれる代わりに、管理サーバ10‐1と通信可能な他の装置に記憶されてもよい。
[2−1−3.動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について、「2−1−3−1.共同購入の交渉場面における動作」〜「2−1−3−2.ワンタイムIDの削除処理の動作」において説明する。
(2−1−3−1.共同購入の交渉場面における動作)
最初に、共同購入の交渉場面における動作について、図13を参照して説明する。図13は、第1の実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。なお、ここでは、クライアント端末20‐1aを所持する利用者2aが共同購入の交渉相手を探すために、共同購入支援システムを利用する場面における動作の例について説明する。
図13に示したように、まず、利用者2aが共同購入支援システムにログインする。この際、クライアント端末20‐1aは、通信網12を介して、管理サーバ10‐1と通信可能な状況であるものとする。
例えば、共同購入支援システムがブラウザなど一般的なソフトウェアにアクセスして動作する構成の場合には、クライアント端末20‐1aは、ブラウザから管理サーバ10‐1へアクセスする。なお、この際、クライアント端末20‐1aは、共同購入支援システムを利用するために必要なデータを管理サーバ10‐1からダウンロードするなどの処理を行ってもよい。
または、共同購入支援システムがクライアント端末20‐1a上で動作するアプリケーションにより構成される場合には、クライアント端末20‐1aの制御部200は、当該アプリケーションを起動する。なお、当該アプリケーションには、クライアント端末20‐1aに対応づけて発行されたワンタイムIDが予め含まれていてもよい。
続いて、クライアント端末20‐1aの制御部200は、管理サーバ10‐1により発行されたワンタイムIDが記憶部228に記憶されているか否かを確認する。例えば、共同購入支援システムが上述したブラウザベースで構成されている場合には、Cookieデータがブラウザ側に残っており、かつ、当該Cookieデータの中にワンタイムIDが保持されているか否かを確認する(S101)。
ワンタイムIDが記憶部228に記憶されている場合には(S101:Yes)、クライアント端末20‐1aは、後述するS106の動作を行う。
一方、ワンタイムIDが記憶部228に記憶されていない場合には(S101:No)、クライアント端末20‐1aの出力制御部208は、例えば図3に示したようなワンタイムID提供要求画面30を表示させる。そして、ワンタイムID提供要求画面30において、ワンタイムIDの提供を希望しないことが利用者2aにより入力された場合には(S102:No)、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
一方、ワンタイムIDの提供を希望することが利用者2aにより入力された場合には(S102:Yes)、送信制御部202は、ワンタイムIDの提供要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる(S103)。
その後、管理サーバ10‐1のID提供部102は、クライアント端末20‐1aと対応づけてワンタイムIDを発行し、そして、発行したワンタイムIDをワンタイムID DB124に記録する(S104)。
続いて、ID提供部102は、S104で発行されたワンタイムIDをクライアント端末20‐1aへ通信部120に送信させる。
そして、クライアント端末20‐1aの制御部200は、受信したワンタイムIDを記憶部228に記憶させる。例えば、共同購入支援システムが上述したブラウザベースで構成されている場合には、制御部200は、ワンタイムIDをCookieデータの一部として記憶部228に保持させる(S105)。
続いて、送信制御部202は、記憶部228に記憶されているワンタイムIDが連絡先登録されているかの問合せを管理サーバ10‐1へ通信部120に送信させる(S106)。
その後、管理サーバ10‐1の制御部100は、クライアント端末20‐1aに対応づけて発行されたワンタイムIDが記憶部122に連絡先登録されているかを確認する。例えば、管理サーバ10‐1がSIPサーバの機能を有する場合には、当該ワンタイムIDが記憶部122にRegisterされているかを確認する。
そして、制御部100は、確認結果をクライアント端末20‐1aへ通知する(S107)。
その後、クライアント端末20‐1aの制御部200は、ワンタイムIDが連絡先登録されていないことが管理サーバ10‐1から通知された場合には(S108:No)、クライアント端末20‐1aは、後述するS121の動作を行う。
一方、ワンタイムIDが連絡先登録されていることが通知された場合には(S108:Yes)、出力制御部208は、例えば図5に示したようなシステム利用開始画面32を表示させる(S109)。システム利用開始画面32において、共同購入支援システムの利用の開始が利用者2aにより選択された場合には(S109:No)、クライアント端末20‐1aは、後述するS124の動作を行う。
一方、システム利用開始画面32において、ワンタイムIDの削除が利用者2aにより選択された場合には(S109:Yes)、送信制御部202は、ワンタイムIDの削除要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる(S110)。そして、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
その後、管理サーバ10‐1のID削除部108は、クライアント端末20‐1aに対応づけて発行されたワンタイムIDをワンタイムID DB124から削除する(S111)。そして、管理サーバ10‐1は、処理を終了する。
次に、図14を参照して、ワンタイムIDが連絡先登録されていないことが管理サーバ10‐1から通知された場合(S108:No)の動作について説明する。図14に示したように、クライアント端末20‐1aの出力制御部208は、例えば図4に示したようなワンタイムID連絡先登録画面31を表示させる。そして、ワンタイムID連絡先登録画面31において、連絡先登録を希望しないことが利用者2aにより選択された場合には(S121:No)、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
一方、連絡先登録を希望することが利用者2aにより選択された場合には(S121:Yes)、送信制御部202は、ワンタイムIDの連絡先登録の要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる(S122)。
その後、管理サーバ10‐1の制御部100は、クライアント端末20‐1aに対応づけて発行されたワンタイムIDを連絡先登録する。例えば、管理サーバ10‐1がSIPサーバの機能を有する場合には、制御部100は、当該ワンタイムIDを記憶部122にRegisterする(S123)。
その後、クライアント端末20‐1aの出力制御部208は、例えば図9に示したような商品名入力画面36を表示させる。そして、商品情報取得部204は、商品名入力画面36に対する利用者2aの入力に基づいて、商品名を取得する(S124)。
続いて、出力制御部208は、例えば図6に示したような共同購入希望条件入力画面33を表示させる。そして、利用者2aは、共同購入希望条件入力画面33に対して共同購入希望数量、価格、および共同購入希望条件を入力する(S125〜S126)。なお、S124で価格が取得されている場合には、利用者2aは、共同購入希望条件入力画面33において価格の入力を省略することが可能である。
続いて、送信制御部202は、S124〜S126で入力された商品名、共同購入希望数量、価格、および共同購入希望条件を含む共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ通信部120に送信させる(S127)。
その後、管理サーバ10‐1の共同購入情報管理部104は、共同購入情報DB126に登録されている、他のクライアント端末20‐1bによる共同購入希望情報のうち、クライアント端末20‐1aから受信された共同購入希望情報に含まれる商品名と一致または類似し、かつ、受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量、価格、および共同購入希望条件を満たす共同購入希望情報を検索する(S128)。そして、共同購入情報管理部104は、検索結果をクライアント端末20‐1aへ通信部120に送信させる(S129)。
その後、1以上の共同購入希望情報が管理サーバ10‐1から受信された場合には(S130:Yes)、クライアント端末20‐1aは、後述するS141の動作を行う。
一方、共同購入希望情報が管理サーバ10‐1から受信されなかった場合には(S130:No)、クライアント端末20‐1aの出力制御部208は、入力された共同購入希望情報の登録を希望するか否かを確認する画面を表示させる。共同購入希望情報の登録を希望しないことが利用者2aにより選択された場合には(S131:No)、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
一方、共同購入希望情報の登録を希望することが利用者2aにより選択された場合には(S131:Yes)、送信制御部202は、入力された共同購入希望情報の登録要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる(S132)。そして、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
その後、管理サーバ10‐1の共同購入情報管理部104は、S127で受信された共同購入希望情報を、クライアント端末20‐1aに発行されたワンタイムIDに対応づけて共同購入情報DB126に登録する(S133)。そして、管理サーバ10‐1は、処理を終了する。
次に、図15を参照して、1以上の共同購入希望情報が管理サーバ10‐1から受信された場合(S130:Yes)の動作について説明する。図15に示したように、クライアント端末20‐1aの出力制御部208は、例えば図7に示したような交渉希望相手選択画面34を表示させる(S141)。そして、交渉希望相手選択画面34に表示された共同購入希望情報の中に利用者2aが交渉を希望する情報が無い場合には(S142:No)、利用者2aは、交渉を希望しないことを選択する。そして、クライアント端末20‐1aは、S131の動作を行う。
一方、利用者2aが交渉を希望する情報がある場合には(S142:Yes)、交渉希望相手選択画面34において、利用者2aは、交渉を希望する共同購入希望情報を選択する(S143)。
続いて、クライアント端末20‐1aの送信制御部202は、S143で選択された共同購入希望情報を管理サーバ10‐1へ通信部120に送信させる(S144)。
その後、管理サーバ10‐1の通信制御部106は、S143で選択された共同購入希望情報の登録元であるクライアント端末20‐1bに対して発呼する。そして、通信制御部106は、クライアント端末20‐1aとクライアント端末20‐1bとの間で、それぞれに発行されたワンタイムIDを用いた通話を中継する(S145)。
その後、通話が終了した際には、クライアント端末20‐1aの送信制御部202は、切断通知を管理サーバ10‐1へ通信部120に送信させる(S146)。
続いて、出力制御部208は、例えば図8に示したようなシステム利用終了画面35を表示させる(S147)。そして、システム利用終了画面35において、システムの利用を終了しない(つまり、利用を継続する)ことが利用者2aにより選択された場合には(S147:No)、クライアント端末20‐1aは、再びS130の動作を行う。
一方、システム利用終了画面35において、システムの利用を終了することが利用者2aにより選択された場合には(S147:Yes)、送信制御部202は、共同購入希望情報の削除要求を管理サーバ10‐1へ通信部220に送信させる(S148)。そして、クライアント端末20‐1aは、処理を終了する。
その後、管理サーバ10‐1の共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐1aに発行されたワンタイムIDに対応づけて登録されている共同購入希望情報を共同購入情報DB126から削除する(S149)。そして、管理サーバ10‐1は、処理を終了する。
(2−1−3−2.ワンタイムIDの削除処理の動作)
次に、図16を参照して、第1の実施形態によるワンタイムIDの削除処理の動作について説明する。図16は、管理サーバ10‐1によるワンタイムIDの削除処理の動作を示したフローチャートである。
図16に示したように、まず、管理サーバ10‐1のID削除部108は、例えば所定の時間間隔ごとに、一定時間以上経過したか否かを確認する(S161)。一定時間が経過していない場合には(S161:No)、ID削除部108は、一定時間待機する(S162)。そして、ID削除部108は、再びS161の動作を行う。
一方、一定時間以上経過した場合には(S161:Yes)、ID削除部108は、ワンタイムIDの発行時刻から一定時間以上経過しているワンタイムIDをワンタイムID DB124から抽出する(S163)。そして、ID削除部108は、抽出したワンタイムIDをワンタイムID DB124から削除する(S164)。
その後、共同購入情報管理部104は、S164で削除されたワンタイムIDそれぞれに対応づけて登録されている共同購入希望情報を共同購入情報DB126から抽出する。そして、共同購入情報管理部104は、抽出した共同購入希望情報を共同購入情報DB126から削除する(S165)。
[2−1−4.効果]
(2−1−4−1.効果1)
以上、例えば図10、および図13〜15等を参照して説明したように、管理サーバ10‐1は、クライアント端末20‐1aからの要求に基づいて、クライアント端末20‐1aに対応づけて発行されたワンタイムIDをクライアント端末20‐1aに対して提供し、他のクライアント端末20‐1bにより登録された共同購入希望情報をクライアント端末20‐1aへ提示し、そして、提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元であるクライアント端末20‐1bとクライアント端末20‐1aとの間で、クライアント端末20‐1aおよびクライアント端末20‐1bにそれぞれ発行されたワンタイムIDにより通話させる。
このため、管理サーバ10‐1は、利用者2同士が共同購入の交渉を自由度高く行うことを支援することができる。例えば、利用者2同士は、当該共同購入支援システムを利用することにより、(ネットショッピングだけでなく)例えば小売店などの、実際の店舗4における共同購入のための交渉を行うことができる。
また、利用者2同士は、クライアント端末20‐1を用いた通話により、共同購入の交渉を行うことができる。このため、相手の声や相手の反応を確認することができるので、交渉相手の例えば性別、年齢、または人柄などの人物像を推測することができ、交渉相手を決める際の判断材料とすることができる。
さらに、利用者2同士は、通話することにより、特定の商品の共同購入を契機とした発展的なコミュニケーションを行うこともできる。例えば、利用者2同士は、共同購入の交渉時において、さらに、共同購入対象の商品に関する評判を教え合ったり、同じ店舗4において販売されている他の商品に関する情報の共有を行ったり、共同購入対象の商品に関して他の店舗4の販売価格を教え合ったり、または、近隣の他の店舗4に関する評判を教え合うなど、発展的なコミュニケーションを行うことが可能となる。
(2−1−4−2.効果2)
また、利用者2は、共同購入の交渉を行う際に、クライアント端末20‐1の固定的なIDの代わりに、一時的に発行されたワンタイムIDにより通話することができる。このため、クライアント端末20‐1の例えば電話番号などの固定的なIDが他の利用者に知られることがないので、利用者2の匿名性を保つことができる。そして、共同購入支援システムの利用に関して利用者2は安心感を抱くようになり、共同購入支援システムの利用者2の増加が期待できる。
(2−1−4−3.効果3)
また、管理サーバ10‐1は、クライアント端末20‐1に対応づけて発行されたワンタイムIDの使用が終了される時間または場所に関する条件が満たされた場合には、当該ワンタイムIDをワンタイムID DB124から自動的に削除する。このため、例えばクライアント端末20‐1のIPアドレスなどの個人情報がワンタイムID DB124に長期間残り続けることを防止できるので、悪意のある人物よりワンタイムID DB124から個人情報が取得されるリスクを低く抑えることができる。
<2−2.第2の実施形態>
以上、第1の実施形態について説明した。次に、第2の実施形態について説明する。まず、第2の実施形態を創作するに至った背景について説明する。
第1の実施形態では、例えば共同購入の交渉がまとまった場合など、交渉終了後に利用者2の共同購入希望数量が変化した場合には、利用者2が自ら共同購入支援システムにログインし、登録中の共同購入希望数量の変更を入力する必要がある。
仮に利用者2が共同購入希望情報の変更を忘れている場合には、共同購入情報DB126において当該利用者2による共同購入希望情報が変わらないので、他の利用者2bが当該共同購入希望情報を閲覧して、電話をかける可能性がある。その結果、電話をかける側、受ける側双方の利用者2が不便に感じる可能性がある。
後述するように、第2の実施形態によれば、交渉終了時において、共同購入希望情報の変更を利用者2に誘導することが可能である。
[2−2−1.クライアント端末20‐2の構成]
まず、第2の実施形態による構成について詳細に説明する。第2の実施形態によるクライアント端末20‐2が有する構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−2−1−1.出力制御部208)
第2の実施形態による出力制御部208は、共同購入希望数量の変更を促す通知が管理サーバ10‐2から受信された場合には、例えば図17に示したような共同購入希望数量変更画面37を表示させる。共同購入希望数量変更画面37は、登録中の共同購入希望数量の変更値を入力するための画面である。
図17に示したように、共同購入希望数量変更画面37は、例えば登録中の共同購入希望情報370、および共同購入希望数量変更入力欄372を含む。この共同購入希望数量変更入力欄372において利用者2により数が入力された場合には、送信制御部202は、登録中の共同購入希望情報370に含まれている共同購入希望数量を、入力された数に変更させる要求を管理サーバ10へ通信部220に送信させる。
[2−2−2.管理サーバ10‐2の構成]
図18は、第2の実施形態による管理サーバ10‐2の構成を示した機能ブロック図である。図18に示したように、管理サーバ10‐2は、第1の実施形態と比較して、通知部110を新たに含む。
(2−2−2−1.通知部110)
通知部110は、クライアント端末20aとクライアント端末20bとの通話の終了時に、クライアント端末20aの利用者2aにより選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量の変更を促す通知をクライアント端末20bへ通信部120に送信させる。
なお、変形例として、通知部110は、通話の終了時に、(クライアント端末20bだけでなく)クライアント端末20aの利用者2aによる共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量の変更を促す通知をクライアント端末20aへ通信部120にさらに送信させることも可能である。
[2−2−3.動作]
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。なお、「ワンタイムIDの削除処理の動作」に関しては、第1の実施形態と同様である。
(2−2−3−1.共同購入の交渉場面における動作)
図19は、第2の実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。なお、S101〜S146の動作は、第1の実施形態と同様である。
図19に示したように、S146の後、管理サーバ10‐2の通知部110は、(S144で受信された共同購入希望情報に含まれる)共同購入希望数量の変更を促す通知をクライアント端末20‐2bへ通信部120に送信させる(S201)。
その後、クライアント端末20‐2bの出力制御部208は、例えば図17に示したような共同購入希望数量変更画面37を表示させる(S202)。そして、共同購入希望数量変更画面37において共同購入希望数量の変更を希望しないことが入力された場合には(S203:No)、クライアント端末20‐2bは、処理を終了する。
一方、共同購入希望数量変更画面37において、共同購入希望数量の変更値が入力された場合には(S203:Yes)、送信制御部202は、入力された変更値を管理サーバ10‐2へ通信部220に送信させる(S204)。そして、クライアント端末20‐2bは、処理を終了する。
その後、管理サーバ10‐2の共同購入情報管理部104は、共同購入情報DB126において、当該共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量を、クライアント端末20‐2bから受信された変更値に変更する(S205)
なお、図19に示したS206〜S208の動作は、第1の実施形態におけるS147〜S149の動作と同様である。
[2−2−4.効果]
以上、図17〜図19を参照して説明したように、第2の実施形態による管理サーバ10‐2は、クライアント端末20‐2aとクライアント端末20‐2bとの通話の終了時に、クライアント端末20‐2aの利用者2aにより選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量の変更を促す通知をクライアント端末20‐2bへ送信させる。そして、クライアント端末20‐2bは、当該通知を受信した場合には、共同購入希望数量の変更値を入力するための画面(共同購入希望数量変更画面37)を自動的に表示させる。
このため、クライアント端末20‐2bの利用者2bは、交渉の終了時に、自己の共同購入希望数量の変更登録を忘れずに行うことができる。そして、共同購入情報DB126には、基本的に常に利用者2の最新の希望数量が反映されることになるので、電話をかける側、受ける側双方の利用者にとって共同購入支援システムの利便性がさらに向上する。
<2−3.第3の実施形態>
以上、第2の実施形態について説明した。次に、第3の実施形態について説明する。まず、第3の実施形態を創作するに至った背景について説明する。
上述したように、第2の実施形態では、通話の終了時に、クライアント端末20‐2bは、登録中の共同購入希望数量の変更値を入力するための画面を表示させる。
ところで、共同購入の交渉が終了する度に、共同購入希望数量の変更値を手作業で入力することは利用者2の手間になり得る。
後述するように、第3の実施形態によれば、共同購入希望数量の変更値として信頼性の高い値を利用者2に提示することにより、利用者2が変更値を直接入力することがほぼ不要になる。
[2−3−1.クライアント端末20‐3の構成]
まず、第3の実施形態による構成について詳細に説明する。第3の実施形態によるクライアント端末20‐3が有する構成要素は、第1の実施形態と同様である。以下では、第1の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−3−1−1.出力制御部208)
第3の実施形態による出力制御部208は、後述するように、共同購入希望数量を推奨値に変更することを促す通知が管理サーバ10‐3から受信された場合には、例えば図20に示したような共同購入希望数量変更画面38を表示させる。共同購入希望数量変更画面38は、登録中の共同購入希望数量を推奨値へ変更するか否かを選択するための画面である。
図20に示したように、共同購入希望数量変更画面38は、例えば登録中の共同購入希望数量の表示欄380、共同購入希望数量の変更推奨値の表示欄382、変更許諾ボタン384、および変更拒否ボタン386を含む。この共同購入希望数量変更画面38において利用者2により変更許諾ボタン384が選択された場合には、送信制御部202は、該当の共同購入希望情報に含まれている共同購入希望数量を推奨値に変更させる要求を管理サーバ10へ通信部220に送信させる。
[2−3−2.管理サーバ10‐3の構成]
また、第3の実施形態による管理サーバ10‐3が有する構成要素は、第2の実施形態と同様である。以下では、第2の実施形態と異なる機能を有する構成要素についてのみ説明を行う。
(2−3−2−1.ID提供部102)
‐ワンタイムIDの発行‐
第3の実施形態によるID提供部102は、クライアント端末20‐3から共同購入希望情報が通信部120により受信された場合には、受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量(以下、生成元数量とも称する)に応じた個数のワンタイムIDをクライアント端末20‐3に対応づけて新たに発行する。
例えば、ID提供部102は、生成元数量が2以上である場合に、生成元数量から1を減算した数だけワンタイムIDをクライアント端末20‐3に対応づけて新たに発行する。
‐ワンタイムIDの記録‐
また、ID提供部102は、新たに発行したワンタイムIDをワンタイムID DB124に記録する。
ここで、図21を参照して、第3の実施形態によるワンタイムID DB124の構成例について説明する。図21に示したように、第3の実施形態によるワンタイムID DB124では、図11に示した第1の実施形態によるワンタイムID DB124と比較して、新たに、転送先ワンタイムID1246、および使用可否1248が記録される。ここで、転送先ワンタイムID1246には、ワンタイムID1240に記録されているIDが発行される前にクライアント端末20‐3に対応づけて発行されたワンタイムIDが記録される。また、使用可否1248には、ワンタイムID1240に記録されているIDが現在使用可能か否かが記録される。
図21に示した例では、IPアドレスが「111.111.111.111」であるクライアント端末20‐3から、共同購入希望数量として「4」が設定された共同購入希望情報が受信された場合において、ID提供部102が、3(=4−1)個の異なるワンタイムID(「abcde」、「abcdf」、「abcff」)を当該クライアント端末20‐3のIPアドレスに対応づけて新たに発行し、そして、ワンタイムID DB124に記録した例を示している。
‐ワンタイムIDの提供‐
また、ID提供部102は、新たに発行したワンタイムIDを、当該ワンタイムIDに対応するクライアント端末20‐3へ通信部120に送信させる。
‐ワンタイムIDの使用不可の設定‐
また、ID提供部102は、後述するように、いずれかの利用者2による共同購入希望情報の一部が共同購入情報管理部104により削除された場合には、削除された共同購入希望情報に対応づけて発行されたワンタイムIDを使用不可に設定することが可能である。
例えば、図21に示した例では、ワンタイムID「aaaaa」および「abcde」にそれぞれ対応づけて共同購入情報DB126に登録されている共同購入希望情報が共同購入情報管理部104により削除された場合には、ID提供部102は、図22に示したように、ワンタイムID DB124において、ワンタイムID「aaaaa」および「abcde」の使用可否1248の項目値を「使用可」から「使用不可」へ変更する。
(2−3−2−2.共同購入情報管理部104)
‐共同購入希望情報の登録‐
第3の実施形態による共同購入情報管理部104は、ID提供部102により共同購入希望情報の受信に応じて新たにワンタイムIDが発行された場合には、新たに発行されたワンタイムIDの各々と一対一に対応づけられた、生成元数量以下の整数が共同購入希望数量として設定された複数の共同購入希望情報を生成する。
例えば、共同購入情報管理部104は、まず、1から、生成元数量から1を減算した数までの連続した整数と、ID提供部102により新たに発行されたワンタイムIDの各々とを対応づける。そして、共同購入情報管理部104は、対応づけた整数を共同購入希望数量に設定した共同購入希望情報を、生成元数量から1を減算した数だけ生成する。
そして、共同購入情報管理部104は、生成した複数の共同購入希望情報をそれぞれ、新たに発行されたワンタイムIDの各々と対応づけて共同購入情報DB126に登録する。
ここで、図23を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図23は、第3の実施形態による共同購入情報DB126の構成例を示した説明図である。
例えば、ID提供部102により「abcde」、「abcdf」、「abcff」の3個のワンタイムIDが新たに発行された場合には、図23に示したように、共同購入情報管理部104は、ワンタイムIDが「abcde」である場合には共同購入希望数量が「3本」、ワンタイムIDが「abcdf」である場合には共同購入希望数量が「2本」、ワンタイムIDが「abcff」である場合には共同購入希望数量が「1本」のように、新たに発行されたワンタイムIDの各々と一対一に対応づけられた整数が共同購入希望数量として設定された共同購入希望情報を3個生成する。
なお、図23に示したように、第3の実施形態による共同購入情報DB126では、図12に示した第1の実施形態による共同購入情報DB126と比較して、新たに元データID1274が記録される。元データID1274には、該当の共同購入希望情報が共同購入情報管理部104により生成される契機となった、別の共同購入希望情報のデータIDが記録される。例えば、図23では、データIDが「1112」〜「1114」である共同購入希望情報が生成される契機となった共同購入希望情報のデータIDは全て「1111」であることを示している。
‐元データIDの再設定‐
また、共同購入情報管理部104は、共同購入情報DB126から共同購入希望情報を削除する場合には、まず、削除対象の共同購入希望情報のデータIDが他の共同購入希望情報の元データID1274に記録されているか否かを確認する。そして、削除対象の共同購入希望情報のデータIDが他の共同購入希望情報の元データID1274に記録されている場合には、共同購入情報管理部104は、当該他の共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量が最大である共同購入希望情報のデータIDを特定し、そして、特定したデータIDを当該他の共同購入希望情報の元データID1274に再設定する。
ここで、図23および図24を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。なお、図24は、図23に示した共同購入情報DB126から、データIDが「1111」および「1112」である共同購入希望情報が削除された例を示している。
図23に示した共同購入情報DB126の状態では、データIDが「1113」および「1114」である共同購入希望情報の元データID1274には「1111」が設定されている。このため、共同購入情報管理部104は、データIDが「1111」および「1112」である共同購入希望情報を削除する場合には、データIDが「1113」および「1114」である共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量1264が最大である共同購入希望情報のデータID、つまり「1113」を特定する。そして、共同購入情報管理部104は、図24に示したように、データIDが「1113」および「1114」である共同購入希望情報の元データID1274に、特定したデータIDである「1113」を再設定する。
‐共同購入希望数量の最大値の特定‐
また、共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐3aとクライアント端末20‐3bとの通話の終了時において、クライアント端末20‐3bの利用者2bによる、共同購入情報DB126において元データIDが同一である共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量の最大値を特定する。
ここで、上記の機能について図23および図25を参照して、より詳細に説明する。ここでは、一例として、図25に示したような交渉希望相手選択画面34において利用者2aにより共同購入希望情報340dが選択された場合について説明を行う。この場合には、通話の終了時において、共同購入情報管理部104は、図23に示した共同購入情報DB126を参照して、共同購入希望情報340dに設定されている元データID1274の項目値と同一である共同購入希望情報、つまりデータIDが「1111」〜「1114」である共同購入希望情報を抽出する。そして、共同購入情報管理部104は、抽出した共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量の最大値が「4本」であると特定する。
そして、共同購入情報管理部104は、特定した共同購入希望数量の最大値を通知部110に伝達する。
(2−3−2−3.ID削除部108)
第3の実施形態によるID削除部108は、ワンタイムIDを削除する際に、ワンタイムID DB124における転送先ワンタイムID1246の項目値に当該ワンタイムIDが設定されている別のワンタイムIDも同時に削除する。例えば、図21に示した例では、ID削除部108は、ワンタイムID「aaaaa」を削除する際に、転送先ワンタイムID1246の項目値に当該ワンタイムIDが設定されている別のワンタイムID「abcde」、「abcdf」、および「abcff」を全て同時に削除する。
(2−3−2−4.通知部110)
また、第3の実施形態による通知部110は、クライアント端末20‐3aとクライアント端末20‐3bとの通話の終了時に、共同購入希望数量を推奨値に変更することを促す通知をクライアント端末20‐3bへ通信部120に送信させる。
例えば、通知部110は、まず、通話の終了時に、共同購入情報管理部104により特定される共同購入希望数量の最大値から、クライアント端末20‐3aの利用者2aにより選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量を減算することにより推奨値を算出する。一例として、図25に示した交渉希望相手選択画面34において利用者2aにより共同購入希望情報340dが選択された場合について説明すると、通知部110は、通話の終了時に、共同購入情報管理部104により特定された共同購入希望数量の最大値(=4本)から、共同購入希望情報340dに含まれる共同購入希望数量(=2本)を減算することにより、推奨値として「2本」を算出する。
上記の算出例によれば、クライアント端末20‐3bの利用者2bにより登録されている共同購入希望数量の最大値から、交渉希望相手選択画面34において利用者2aにより選択された(共同購入希望情報に含まれる)共同購入希望数量を減算した値を推奨値として算出する。つまり、算出される推奨値は、交渉が正常に成立した場合における共同購入希望数量の変更値の理論値と等しくなる。
そして、通知部110は、共同購入希望数量を、算出した推奨値に変更することを促す通知をクライアント端末20‐3bへ通信部120に送信させる。
[2−3−3.動作]
以上、第3の実施形態による構成について説明した。続いて、第3の実施形態による動作について説明する。なお、「ワンタイムIDの削除処理の動作」に関しては、第1の実施形態と同様である。
(2−3−3−1.共同購入の交渉場面における動作)
図26は、第3の実施形態による共同購入の交渉場面における動作の一部を示したシーケンス図である。なお、S101〜S133の動作は、第1の実施形態と同様である。
図26に示したように、S133の後、管理サーバ10‐3のID提供部102は、S127でクライアント端末20‐3aから受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量(つまり、生成元数量)が2以上である場合に、生成元数量から1を減算した数だけワンタイムIDをクライアント端末20‐3aに対応づけて新たに発行する(S301)。
続いて、ID提供部102は、発行したワンタイムIDをクライアント端末20‐3aへ通信部120に送信させる。そして、クライアント端末20‐3aの制御部200は、受信したワンタイムIDを記憶部228に記憶させる(S302)。その後、クライアント端末20‐3aは、処理を終了する。
続いて、管理サーバ10‐3の制御部100は、S301で発行されたワンタイムIDを連絡先登録する(S303)。
続いて、共同購入情報管理部104は、1から、生成元数量から1を減算した数までの連続した整数と、S301で発行されたワンタイムIDの各々とを対応づける。そして、共同購入情報管理部104は、対応づけた整数を共同購入希望数量に設定した共同購入希望情報を、生成元数量から1を減算した数だけ生成する(S304)。
続いて、共同購入情報管理部104は、生成した共同購入希望情報をそれぞれ、S301で発行されたワンタイムIDの各々と対応づけて共同購入情報DB126に記録する(S305)。その後、管理サーバ10‐3は、処理を終了する。
次に、図27を参照して、第3の実施形態によるS146より後の動作について説明する。なお、S141〜S146の動作は、第1の実施形態と同様である。
図27に示したように、S146の後、管理サーバ10‐3の共同購入情報管理部104は、クライアント端末20‐3bの利用者2bによる共同購入希望情報の中から、S144で受信された共同購入希望情報に対応づけて登録されている元データIDと同一である共同購入希望情報を共同購入情報DB126から抽出する。次に、共同購入情報管理部104は、抽出した共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量の最大値を特定する。そして、通知部110は、特定された最大値から、S144で受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量を減算することにより推奨値を算出する(S321)。
続いて、通知部110は、共同購入希望数量を、算出した推奨値に変更することを促す通知をクライアント端末20‐3bへ通信部120に送信させる(S322)。
その後、クライアント端末20‐3bの出力制御部208は、例えば図20に示したような共同購入希望数量変更画面38を表示させる(S323)。そして、共同購入希望数量変更画面38において共同購入希望数量の変更を希望しないことが入力された場合には(S324:No)、クライアント端末20‐3bは、処理を終了する。
一方、共同購入希望数量変更画面38において、共同購入希望数量を推奨値に変更することを許諾する入力がなされた場合には(S324:Yes)、送信制御部202は、送信制御部202は、共同購入希望数量を推奨値に変更する要求を管理サーバ10‐3へ通信部220に送信させる(S325)。そして、クライアント端末20‐3bは、処理を終了する。
その後、管理サーバ10‐3の共同購入情報管理部104は、当該共同購入希望情報に対応づけて登録されている元データIDと同一である共同購入希望情報を共同購入情報DB126から抽出する。そして、共同購入情報管理部104は、抽出した共同購入希望情報の中から、共同購入希望数量がS322で算出した推奨値よりも大きい共同購入希望情報を共同購入情報DB126から削除する(S326)。
そして、ID提供部102は、ワンタイムID DB124において、S326で削除された共同購入希望情報に対応づけて発行されたワンタイムIDを使用不可に設定する(S327)。
なお、図27に示したS328〜S330の動作は、第1の実施形態におけるS147〜S149の動作と同様である。
[2−3−4.効果]
以上、例えば図26〜図27等を参照して説明したように、第3の実施形態による管理サーバ10‐3は、クライアント端末20‐3aとクライアント端末20‐3bとの通話の終了時に、例えば、変更前の共同購入希望数量から、交渉希望相手選択画面34において利用者2aにより選択された(共同購入希望情報に含まれる)共同購入希望数量を減算した値として推奨値を算出し、そして、共同購入希望数量を推奨値に変更することを促す通知をクライアント端末20‐3bへ送信させる。そして、クライアント端末20‐3bは、当該通知を受信した場合には、共同購入希望数量を推奨値に変更するか否かを選択するための画面(共同購入希望数量変更画面38)を自動的に表示させる。
上述したように、この推奨値は、交渉が正常に成立した場合における共同購入希望数量の変更値の理論値と等しい。このため、クライアント端末20‐2bの利用者2bは、通話の終了時における共同購入希望数量の変更値として信頼性が高い値が提示されるので、利用者2が変更値を直接入力することがほぼ不要になる。このため、共同購入支援システムの利便性がさらに向上する。
<<3.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態について説明した。次に、本発明の各実施形態に共通する管理サーバ10のハードウェア構成について、図28を参照して説明する。図28に示したように、管理サーバ10は、CPU150、ROM(Read Only Memory)152、RAM154、内部バス156、入出力インターフェース158、HDD(Hard Disk Drive)160、およびネットワークインターフェース162を備える。
<3−1.CPU150>
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って管理サーバ10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、管理サーバ10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
<3−2.ROM152>
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
<3−3.RAM154>
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
<3−4.内部バス156>
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
<3−5.入出力インターフェース158>
入出力インターフェース158は、HDD160、およびネットワークインターフェース162を、内部バス156と接続する。例えばHDD160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
<3−6.HDD160>
HDD160は、記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このHDD160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
<3−7.ネットワークインターフェース162>
ネットワークインターフェース162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース162は、通信部120として機能する。なお、ネットワークインターフェース162は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<<4.変形例>>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<4−1.変形例1>
例えば、クライアント端末20aとクライアント端末20bとが通話中である場合には、管理サーバ10は、クライアント端末20aおよびクライアント端末20bにより登録されている共同購入希望情報を他のクライアント端末20cに公開しないことも可能である。
この変形例1によれば、他のクライアント端末20cでは、例えば図7に示した交渉希望相手選択画面34において、現在通話可能な利用者2による共同購入希望情報のみが表示されるので、利便性がさらに高い。
<4−2.変形例2>
また、各実施形態によるクライアント端末20の出力制御部208は、各種の表示画面を出力部222に表示させる代わりに、小型プロジェクタや、デジタルサイネージなどに出力させてもよい。
<4−3.変形例3>
なお、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した管理サーバ10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
10‐1、10‐2、10‐3 管理サーバ
12 通信網
20‐1、20‐2、20‐3 クライアント端末
100 制御部
102 ID提供部
104 共同購入情報管理部
106 通信制御部
108 ID削除部
110 通知部
120 通信部
122 記憶部
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 HDD
162 ネットワークインターフェース
200 制御部
202 送信制御部
204 商品情報取得部
206 位置情報取得部
208 出力制御部
220 通信部
222 出力部
224 入力部
226 撮像部
228 記憶部

Claims (18)

  1. 端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、
    他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、
    提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記共同購入希望情報は、商品情報、共同購入希望数量、および共同購入希望条件を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信用IDは、使用可能な時間または場所が限定されている一時的なIDである、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信される共同購入希望情報を、前記端末に発行された通信用IDと対応づけて共同購入情報データベースに登録する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信された共同購入希望情報に基づいて、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出し、抽出した共同購入希望情報を前記端末へ提示する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記共同購入情報管理部は、前記端末から受信された共同購入希望情報に含まれる商品情報と一致または類似する、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出する、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記共同購入情報管理部は、さらに、前記端末から受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量および共同購入希望条件を満たす、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末による共同購入希望情報を抽出する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、所定の条件が満たされた場合に、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを削除するID削除部をさらに備える、請求項5〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の条件は、前記端末に対応づけて発行された通信用IDの使用が終了される時間または場所に関する条件を含む、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記所定の条件は、前記端末から通信用IDの削除要求が受信されることを含む、請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記共同購入情報管理部は、前記ID削除部により通信用IDが削除された場合には、削除された通信用IDに対応づけて前記共同購入情報データベースに登録されている共同購入希望情報を削除する、請求項8〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、前記端末と前記他の端末との通話の終了後に、前記端末の利用者により選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量の変更を促す通知を前記他の端末へ送信させる通知部をさらに備える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記ID提供部は、前記端末から共同購入希望情報が受信された場合には、受信された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量に応じた個数の通信用IDを前記端末に対応づけて発行し、前記端末に対して提供し、
    前記共同購入情報管理部は、前記ID提供部により新たに発行された通信用IDの各々と一対一に対応づけられた、前記共同購入希望数量に応じた個数の値以下の整数が共同購入希望数量として設定された共同購入希望情報を生成し、
    生成した共同購入希望情報をそれぞれ前記新たに発行された通信用IDの各々と対応づけて前記共同購入情報データベースに登録する、請求項5〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 前記共同購入希望数量に応じた個数は、共同購入希望数量が2以上である場合に、共同購入希望数量から1を減算した値である、請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 前記共同購入情報管理部は、前記端末と前記他の端末との通話の終了後に、前記共同購入情報データベースに登録されている前記他の端末の利用者による全ての共同購入希望情報の中から、共同購入希望情報に含まれている共同購入希望数量の最大値を特定し、
    前記情報処理装置は、特定された共同購入希望数量の最大値から、前記端末の利用者により選択された共同購入希望情報に含まれる共同購入希望数量を減算した値に、共同購入希望数量の変更を促す情報を前記他の端末に送信させる通知部をさらに備える、請求項13または14に記載の情報処理装置。
  16. 端末、および情報処理装置を有し、
    前記端末は、通信用IDの提供要求を前記情報処理装置へ送信させる送信制御部と、
    前記情報処理装置から提示される共同購入希望情報を出力させる出力制御部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、
    他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、
    提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部と、
    を備える、情報処理システム。
  17. 端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するステップと、
    他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示するステップと、
    提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させるステップと、
    を備える、情報処理方法。
  18. コンピュータを、
    端末からの要求に基づいて、前記端末に対応づけて発行された通信用IDを前記端末に対して提供するID提供部と、
    他の端末により登録された共同購入希望情報を前記端末へ提示する共同購入情報管理部と、
    提示された共同購入希望情報の中から選択された共同購入希望情報の登録元である他の端末と前記端末との間で、前記端末および前記他の端末にそれぞれ発行された通信用IDにより通話させる通信制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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