JP2015184372A - 光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステム - Google Patents

光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステム Download PDF

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Abstract

【課題】温度環境の変化に対しても光学性能を維持できる光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステムを提供する。
【解決手段】負の屈折力を持つ第1レンズ群(第1の光学素子22および第2の光学素子23)と、正の屈折力を持つ第2レンズ群(第3の光学素子24および第5の光学素子26)と、第1レンズ群を保持する第1の保持部15aと、第2レンズ群を保持する第2の保持部15bと、を備え、第1の保持部および第2の保持部は、少なくとも一部の材料について互いに線膨張係数が異なり、高温時は低温時に比べ、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広くなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、温度環境の変化に対しても光学性能を維持できる光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステムに関する。
複数のレンズで構成される光学ユニットは、良好な画質を維持するために構成する複数のレンズを適正な位置、状態で保持することが重要である。
例えば、特許文献1には、隣り合うレンズを互いに嵌合可能な構造にすることでレンズ同士を接触させて位置精度を維持する技術が開示されている。
特開2010−54866号公報
近年、コストダウン、小型化などの目的からレンズの材料として樹脂が多く用いられるようになっている。樹脂材料のレンズを用いる場合、一般に温度変化に伴うバックフォーカスの変化が大きい。そのため、特許文献1に記載される技術を用いても温度変化が光学性能に影響する可能性がある。
かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、温度環境の変化に対しても光学性能を維持できる光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る光学ユニットは、
負の屈折力を持つ第1レンズ群と、
正の屈折力を持つ第2レンズ群と、
前記第1レンズ群を保持する第1の保持部と、
前記第2レンズ群を保持する第2の保持部と、を備え、
前記第1の保持部および前記第2の保持部は、少なくとも一部の材料について互いに線膨張係数が異なり、
高温時は低温時に比べ、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が広くなる。
また、本発明に係る光学ユニットにおいて、
前記第1レンズ群は樹脂材料からなるレンズを含み、前記第2レンズ群は樹脂材料からなるレンズで構成されることが好ましい。
また、本発明に係る光学ユニットにおいて、
前記第1の保持部の線膨張係数が前記第2の保持部の線膨張係数より大きいことが好ましい。
また、本発明に係る光学ユニットにおいて、
温度変化による前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔の変化が、温度変化による光学系のバックフォーカスの変動を相殺する方向にはたらくことが好ましい。
また、本発明に係る光学ユニットにおいて、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に弾性部材を備えることが好ましい。
上記課題を解決するために本発明に係る撮像装置は、前記の光学ユニットを備える。
上記課題を解決するために本発明に係る車載カメラシステムは、前記の撮像装置を備える。
本発明に係る光学ユニット、撮像装置および車載カメラシステムによれば、温度環境の変化に対しても光学性能を維持できる。
本発明の第1の実施形態に係る光学ユニットを有する撮像装置の移動体内における設置場所を示す配置図である。 温度変化を説明するための比較例の光学ユニットの断面図である。 図1における光学ユニットの光軸に沿った断面図である。 別の構成例の光学ユニットの光軸に沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光学ユニットの光軸に沿った断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本発明の第1の実施形態に係る光学ユニットを有する撮像装置について説明する。図1は、本実施形態に係る光学ユニットを有する撮像装置の移動体における取付け位置を示す配置図である。移動体は例えば車両である。
図1に示すように、光学ユニット13を有する撮像装置10は、表示装置11とともに、移動体12内に設けられる。撮像装置10は、移動体12の何処に設けてもよいが、例えば周辺画像を撮像するために移動体12の後方外部に固定される。表示装置11は、運転席から視認可能に設けられる。
光学ユニット13は、移動体後方の被写体像を撮像装置10内の撮像素子14に結像させる。撮像装置10は撮像素子14を用いて被写体像を撮像し、表示装置11に伝達する。表示装置11は、撮像素子14から取得する被写体像を表示する。車載カメラシステムは、撮像装置10および表示装置11を含み、表示装置11に被写体像を表示させることで移動体12の運転支援を行う。
(比較例の光学ユニット)
ここで、本実施形態に係る光学ユニット13の構成について説明する前に、図2に示される比較例の光学ユニット113を用いて、その温度変化の例について説明する。比較例の光学ユニット113は、鏡枠115、光学系116を含んで構成される。図2には、光学ユニット113の断面図が示されており、光軸AX、撮像素子114、支持材129も示されている。
鏡枠115は、光学ユニット113の中心軸に関して回転対称に形成される。なお、図2の例では、光学ユニット113の中心軸は光軸AXに重なる。鏡枠115においては、光軸AXに沿った撮像素子114側の方向が結像側方向、反対側の方向が対物側方向に定められる。図2の例では、鏡枠115は撮像素子114も固定される支持材129と接続される。
図2において、光学系116は、例えば、第1の光学素子122、第2の光学素子123、第3の光学素子124、第4の光学素子125、および第5の光学素子126のように複数の光学素子によって構成される。第1の光学素子122、第2の光学素子123、第3の光学素子124、および第5の光学素子126は、樹脂製のレンズである。第4の光学素子125は開口絞りである。光学系116が例えば焦点距離および被写界深度などの所望の光学特性を備えるように、各光学素子が形成され、組合されている。また、各光学素子は例えば勘合、接着等により鏡枠115に保持される。
図2では、光学ユニット113の温度変化を視覚的に比較できるように、光軸AXよりも紙面上方に常温時の光学ユニット113の形状が、光軸AXよりも紙面下方に低温時の光学ユニット113の形状が示されている。常温は例えば25℃であり、光学ユニット113は常温において後側焦点が撮像素子114上にあるように調整されている。低温は常温よりも低い温度を意味する。また、以下において、高温は常温よりも高い温度を意味する。
図2では、光軸AXよりも紙面上方に常温における光線LTが例示され、光軸AXよりも紙面下方に低温における光線LLが例示されている。なお、図2の例において、光軸AXと光線LTとが交わる点が常温における後側焦点であり、光軸AXと光線LLとが交わる点が低温における後側焦点である。特に屈折力の強いレンズの材料を樹脂とする場合、温度変化に伴うバックフォーカスの変化量は無視できないくらい大きくなり、図2の例では大きな変化量Caを示している。一方、鏡枠115も温度変化に伴って伸び縮みするが、その変化量はバックフォーカスの変化量に比べて小さく、図2の例では変化量Cbである。このことは、常温では撮像素子114上に適切に結像される被写体像が、低温では適切に結像されないことを意味する。
ここで、図2における変化量Cbをバックフォーカスの変化量Caと等しくできれば、温度変化に伴うバックフォーカスの変化の影響を相殺することができる。例えば、鏡枠115の材料を選択して、鏡枠115の伸縮による変化量Cbを大きくすることが考えられる。しかし、鏡枠115の伸縮を大きくすると、光学系116との勘合についても考慮する必要があり、例えば鏡枠115と撮像素子114とを線膨張係数の大きな特殊材料で結合するといった対応が必要となる。そのような特殊材料は一般に高価、もしくは加工が困難である。よって、コストダウン、小型化などの目的から樹脂製のレンズを多用する光学ユニット113において、そのような対応をすることは難しい。また、前記のように光学ユニット113は、車載カメラシステムの撮像装置に用いられる場合、車両走行中の振動の影響を受ける駆動部をできるだけ減らすことが求められる。そのため、例えば図2における変化量Cbを変化量Caと等しくするような駆動部を設けることは、光学ユニット113を車載カメラシステムに適さないものとする可能性がある。このように、比較例の光学ユニット113は、温度環境の変化に対して光学性能を維持することが難しい。
(本実施形態に係る光学ユニット)
図3は、本実施形態に係る光学ユニット13の光軸AXに沿った断面図である。以下に説明するように、光学ユニット13では、温度変化による第1レンズ群と第2レンズ群の間隔の変化が、温度変化による光学系16のバックフォーカスの変動を相殺する方向にはたらく。そのため、光学ユニット13は、駆動部を設けることなく、温度環境の変化に対しても光学性能を維持できる。
光学ユニット13は、第1の保持部15a、第2の保持部15b、光学系16を含んで構成される。図3には、図2の撮像素子114、支持材129にそれぞれ対応する撮像素子14、支持材29も示されている。本実施形態において、第1の保持部15aおよび第2の保持部15bは鏡枠である。比較例の光学ユニット113とは異なり、光学ユニット13は、2つの保持部(第1の保持部15a、第2の保持部15b)を備える。第1の保持部15aは第1レンズ群(図3の例では第1の光学素子22および第2の光学素子23)を保持する。また、第2の保持部15bは、第2レンズ群(図3の例では第3の光学素子24および第5の光学素子26)を保持する。
第1レンズ群は負の屈折力を持ち、第2レンズ群は正の屈折力を持つ。第2レンズ群は樹脂材料からなるレンズで構成され、第1レンズ群は樹脂材料からなるレンズを含む。つまり、第2レンズ群のレンズは全て樹脂製であり、第1レンズ群のレンズは全てまたは一部が樹脂製である。図3の例では、第1の光学素子22、第2の光学素子23、第3の光学素子24、および第5の光学素子26は、樹脂製のレンズであり、第4の光学素子25は開口絞りである。しかし、例えば第1レンズ群のうち、第2の光学素子23が樹脂製であり、第1の光学素子22が傷のつきにくいガラス製レンズであってもよい。
図3では、第1レンズ群も第2のレンズ群もそれぞれ2枚のレンズを備えるが、構成の一例であって、各レンズ群でレンズの増減があり得る。例えば、第1レンズ群は、負の屈折力を有する単一のレンズで構成されてもよいし、3以上のレンズで構成されてもよい。また、例えば、第2のレンズ群は、正の屈折力を有する単一のレンズで構成されてもよいし、3以上のレンズで構成されてもよい。
本発明では、第2の保持部15bの少なくとも一部(本実施形態では全体)は、第1の保持部15aとは線膨張係数の異なる材料からなる。そのため、温度変化による伸縮も第1の保持部15aと第2の保持部15bとで異なっている。よって、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を、温度変化に応じて広げる、または狭めることができる。ここで、第1の保持部15aの材料、第2の保持部15bの材料の選択は、以下に述べるように、光学ユニット13の構成によって異なる。
例えば、図3の構成例においては、第1の保持部15aおよび第2の保持部15bは、結像側にある支持材29によって支持される。このとき、第1の保持部15aの線膨張係数が第2の保持部15bの線膨張係数より大きい。ここで、第1の保持部15aの材料として樹脂を、第2の保持部15bの材料として金属を用いた場合に、第1の保持部15aの線膨張係数が第2の保持部15bの線膨張係数より大きくなる。例えば、第1の保持部15aの材料が樹脂の1つであるポリカーボネートであるとすると、結晶性や配向によっても異なるが線膨張係数は65×10−6[℃−1]である。また、例えば第2の保持部15bの材料がアルミニウムであるとすると、線膨張係数は24×10−6[℃−1]である。これらの線膨張係数は2倍以上異なるため、図3に例示した構成において、高温時は低温時に比べて第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広くなるようにできる。
ここで、図4は光学ユニット13の別の構成例を示すものである。図4の構成例では、対物側に第1の保持部15a、第2の保持部15bの支持材31が存在する。つまり、第1の保持部15aおよび第2の保持部15bは、対物側にある支持材31によって支持される。なお、図3と同じ要素については同じ符号を付しており説明を省略する。図4の例では、第1の保持部15aの材料として金属を、第2の保持部15bの材料として樹脂を用いる。このとき、低温時に比べて、高温時の第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広くなる。つまり、図4の例では材料の選択が図3の例の場合と逆になるが、高温時に第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広くなるようにできる。
光学ユニット13の構成について図3および図4に示される具体例で説明したが、前記のように、光学ユニット13では、温度変化による第1レンズ群と第2レンズ群の間隔の変化が、光学系16の全体のバックフォーカスの変動を相殺する方向にはたらいている。
光学ユニット13では、第1の保持部15aと第2の保持部15bとで線膨張係数が異なる材料を用いるため、例えば低温時には第1レンズ群と第2レンズ群の間隔(図3、図4における第2の光学素子23と第3の光学素子24との間隔)が狭くなる。この間隔が狭くなるとバックフォーカスは長くなる。一方、図2で示されるように、低温時の後側焦点(光軸AXと光線LLとが交わる点)は、常温時の後側焦点(光軸AXと光線LTとが交わる点)よりも第5の光学素子126に近くなっている。つまり、屈折率の温度変化については、低温時にはバックフォーカスが短くなる。したがって、本実施形態の光学ユニット13は、光学系16の屈折率の温度変化(低温時にはバックフォーカスが短くなる方向)を、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔の温度変化(低温時にはバックフォーカスが長くなる方向)で打ち消して、全体としてバックフォーカスの変動を抑制することが可能となる。なお、高温時には、光学系16の屈折率に関してはバックフォーカスが長くなる方向であり、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔の温度変化に関してはバックフォーカスが短くなる方向である。そのため、全体としてバックフォーカスの変動を抑制することが可能となる。
以上に説明したように、本実施形態に係る光学ユニット13は、温度環境の変化に対してもバックフォーカスの変動を抑制することができ、光学性能を維持できる。このとき、光学系16の屈折率の温度変化を第1レンズ群と第2レンズ群との間隔の温度変化で打ち消すので、駆動部による物理的な移動を行うものではない。よって、光学ユニット13は、車載カメラシステムの撮像装置10に好適に適用することができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る光学ユニットについて説明する。図5は、本実施形態に係る光学ユニット13aの光軸AXに沿った断面図である。なお、第1の実施形態に係る光学ユニット13と同じ要素については、図3、図4と同じ符号を付しており説明を省略する。
光学ユニット13aは、第1の実施形態に係る光学ユニット13と異なり弾性部材28を備える。光学ユニット13aは、弾性部材28を用いて、第1レンズ群、第2レンズ群をそれぞれ第1の保持部15a、第2の保持部15bに保持させる。
第1の実施形態に係る光学ユニット13では、例えば勘合、接着等によって、第1レンズ群、第2レンズ群をそれぞれ第1の保持部15a、第2の保持部15bに保持させている。しかし、一般に光学ユニット13は小型化が要求され、例えば第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭い場合がある。このとき、例えば第1の保持部15a、第2の保持部15bを、それぞれ第1レンズ群、第2レンズ群を保持するための突起部を有する形状とすることが難しい場合がある。また、カシメ等を用いて第1レンズ群、第2レンズ群がそれぞれ第1の保持部15a、第2の保持部15bに保持されるようにすることも、難しい場合がある。また、接着材によって固定する手法では、第1レンズ群、第2レンズ群をそれぞれ第1の保持部15a、第2の保持部15bに接着した後に、レンズの位置を調整することは一般に困難である。
そこで、光学ユニット13aは、弾性部材28を第1レンズ群と第2レンズ群との間に設けることで、第1レンズ群、第2レンズ群をそれぞれ第1の保持部15a、第2の保持部15bに保持させる。ここで、弾性部材28としては、例えば、金属製または樹脂製のバネ、ゴム等を用いることができる。また、図5の例では、2つの弾性部材28が用いられているが、弾性部材28は1つ以上であればいくつ使用されてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る光学ユニット13aは、例えば第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が狭い場合でも弾性部材28によって、これらを第1の保持部15a、第2の保持部15bに保持させることができる。そのため、光学ユニット13aは、第1実施形態の光学ユニット13の効果に加えて、さらなる小型化を実現可能である。また、弾性部材28を設けた後でレンズの位置を調整することも比較的容易である。
本発明を図面や実施形態に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。したがって、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
例えば、図3〜図5に示される光学ユニット13、13aの構成では、負の屈折力を持つ第1レンズ群よりも正の屈折力を持つ第2レンズ群の方が結像側(撮像素子114の側)に配置されている。しかし、第2レンズ群よりも第1レンズ群の方が結像側に配置されてもよい。また、図3〜図5に示される光学ユニット13、13aの例では、第1の保持部15aと第2の保持部15bの材料の組み合わせは、樹脂と金属であったが、この組み合わせに限定されるものではない。例えば、樹脂に代えて硬質ガラス(線膨張係数は8.5×10−6[℃−1])を用いてもよい。また、金属はアルミニウムに限られるものではなく、例えば、鉄(線膨張係数は12×10−6[℃−1])等を用いてもよい。
また、第1の保持部15a、第2の保持部15bに使われる材料は単一の材料に限られない。例えば、第1の保持部15aおよび第2の保持部15bの少なくとも一方が、異なる材料からなる複数の部分を接続した構成であってもよい。このとき、第1の保持部15aおよび第2の保持部15bは、少なくとも一部の材料について、互いに線膨張係数が異なる。例えば、第1の保持部15aはポリカーボネートとアルミニウムとを接続した構成であり、第2の保持部15bの材料はアルミニウムだけであるとする。このとき、第1の保持部15aの一部の材料であるポリカーボネートについては、第2の保持部15bの材料(アルミニウム)とは線膨張係数が異なる。この例の場合も、温度変化による伸縮が第1の保持部15aと第2の保持部15bとで異なるため、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が温度によって変化し、光学系16の全体のバックフォーカスの変動を相殺することが可能である。
10 撮像装置
11 表示装置
12 移動体
13 光学ユニット
13a 光学ユニット
14 撮像素子
15a 第1の保持部
15b 第2の保持部
16 光学系
22 第1の光学素子
23 第2の光学素子
24 第3の光学素子
25 第4の光学素子
26 第5の光学素子
28 弾性部材
31 支持材
113 光学ユニット
114 撮像素子
115 鏡枠
116 光学系
122 第1の光学素子
123 第2の光学素子
124 第3の光学素子
125 第4の光学素子
126 第5の光学素子
129 支持材

Claims (7)

  1. 負の屈折力を持つ第1レンズ群と、
    正の屈折力を持つ第2レンズ群と、
    前記第1レンズ群を保持する第1の保持部と、
    前記第2レンズ群を保持する第2の保持部と、を備え、
    前記第1の保持部および前記第2の保持部は、少なくとも一部の材料について互いに線膨張係数が異なり、
    高温時は低温時に比べ、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が広くなる光学ユニット。
  2. 前記第1レンズ群は樹脂材料からなるレンズを含み、前記第2レンズ群は樹脂材料からなるレンズで構成される請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記第1の保持部の線膨張係数が前記第2の保持部の線膨張係数より大きい請求項1または2に記載の光学ユニット。
  4. 温度変化による前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔の変化が、温度変化による光学系のバックフォーカスの変動を相殺する方向にはたらく請求項1から3に記載の光学ユニット。
  5. 前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に弾性部材を備える請求項1から4に記載の光学ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の光学ユニットを備える撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置を備える車載カメラシステム。
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