JP2015183860A - 空気調和機用の熱交換器および空気調和機 - Google Patents

空気調和機用の熱交換器および空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの熱交換ユニットを「く」の字状に組み合わせてなる空気調和機用の熱交換器において、各熱交換器ユニットの当接部での通風抵抗の増加を抑えつつ露飛び現象を防止するとともに、組立にあたって無駄な端材が生じないようにする。【解決手段】一方の第1熱交換器ユニット41の基端側41a側を切り欠いて、その切欠部41cを水平設置面に沿って設置し、他方の第2熱交換器ユニット42を第1熱交換器ユニット41の傾斜軸に対して交差する傾斜軸をもって第1熱交換器ユニット41の上方に配置するとともに、第2熱交換器ユニット42の先端側42b側を斜めに切り欠いて、その切欠部42cの鋭角側の端部Dを第1熱交換器ユニット40aの上面Uに沿って当接させる。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機用の熱交換器に関し、さらに詳しく言えば、2つの熱交換ユニットの組合せからなる空気調和機用の熱交換器に関するものである。
空気調和機の1つとして、ダクト型空気調和機がある。その一例として、図5に示すように、ダクト型空気調和機(室内機ユニット)1は、箱形の筐体2の一方の側面(図5では右側面)に空気吸込口2aを備え、他方の側面(図5では左側面)に空気吹出口2bが設けられており、空気吹出口2bから吹き出される空気を、図示しないダクト配管を介して室内の所定箇所に送気する(例えば特許文献1参照)。
筐体2内には、送風ファン3と熱交換器4Aとが設けられている。送風ファン3は、空気吹出口2bに隣接して配置されているファンケーシング3a内に設けられている。
熱交換器4Aは、図示しない可逆式の冷凍サイクルによって高温高圧または低温低圧となった冷媒が流れる伝熱管5の直線部分に、その軸線方向に沿って短冊状(長方形状)の放熱フィン6を微小隙間をもって多数並べた放熱フィン群6aを有し、放熱フィン群6aの間を空気が流れることで、冷媒と空気とが熱交換される。
図5の従来例において、熱交換器4Aは、筐体2内の限られたスペース内で効率的に熱交換を行わせるため、ともに直方体をなす2つの熱交換器ユニット4Aa,4Abを有し、筐体2の中央で2つの熱交換器ユニット4Aa,4Abの各先端部の角部同士を突き合わせて「く」の字状の配置としている。
ところで、冷房運転時において、熱交換器4Aの放熱フィン6の表面には、空気吸込口2aから吸い込まれる空気と熱交換器4Aの温度差によって結露水が生じる。結露水は、熱交換器4Aの全体で生じるが、そのうち上方の熱交換器ユニット4Abで生じた結露水は、放熱フィン6を伝って下に流れ、熱交換器ユニット4Aa,4Ab同士が突き合わされた当接部から下方の熱交換器ユニット4Aaを伝って、図示しないドレンパンで回収される。
しかしながら、この熱交換器4Aによると、当接部が他の部分と比べて空気の通風抵抗が小さくなるため、当接部を形成する熱交換器ユニット4Aa,4Abの各先端部を通過する風量が増える。したがって、熱交換器ユニット4Abの当接部の周囲に集まった結露水が気流に乗って飛散する、いわゆる露飛び現象が生じることがある。
そこで、この露飛び現象を防止するため、図5の従来例では、熱交換器ユニット4Aa,4Abの当接部を塞ぐようにL字状の遮風板7を取り付けて、当接部における空気の流れを遮断している(類例として、例えば特許文献2参照)。
しかしながら、遮風板7で覆われた部分には、空気が流れないため、当接部での熱交換が犠牲となり、その分、熱交換器4Aの熱交換効率が落ちる。
また、露飛び現象を防止する別の方法として、図6に示す熱交換器4Bのように、下方の熱交換器ユニット4Baの上面側の端部に、上方の熱交換器ユニット4Bbの側面を突き当てる方法がある。
これによれば、上方の熱交換器ユニット4Bbと、下方の熱交換器ユニット4Baとが「面」で接触しているため、上方の熱交換器ユニット4Bbで生成された結露水が下方の熱交換器ユニット4Baに伝わりやすくなり、結露水の露飛びを少なくできる。
しかしながら、次の点でなおも問題がある。すなわち、この熱交換器4Bによると、上方の熱交換器ユニット4Bbと下方の熱交換器ユニット4Baとが突き合わせられる当接面Jが、空気の流れ方向(図5と同じく右から左方向)に対して斜めになっているため、その境界面付近で空気の乱流が発生しやすく、乱流が発生すると通風抵抗も高まることから、熱交換効率が低下する。
この点(境界面付近での乱流の発生)を防止するには、図7(a)に示すように、熱交換ユニット2個分の大きさを有する長尺の熱交換器4C’を用意し、その中央部分を二等辺三角形状のV字状に切り欠き、その切欠端面6b,6b同士を接合するように折り曲げて、図7(b)に示す熱交換器4Cを作成すればよい。
この熱交換器4Cよれば、切欠端面6b,6bの接合面が、空気の流れ方向と平行となるため、乱流が発生しにくくなり、接合面付近の通風抵抗を、他の部分との通風抵抗とほぼ同じとすることができる。
しかしながら、他方において、熱交換器4C’を切り欠くことにより、無駄となる端材6cが生じるため、生産性が悪くなる、という問題がある。さらには、伝熱管5を避けるように切り欠かなくてはならいため、熱交換器ユニット4Ca,4Cbの折曲角度にも制約が課せられる。
さらに、熱交換器4A,4B,4Cについて共通の問題として、熱交換器ユニット4Xa,4Xb(但し、XはA、B、Cのいずれか1つ)は、その基端部側(先端部と反対側)の端面(符号を付けた方がよい)がほぼ直角であるため、それらの各端面と、筐体の天面および底面との間に空隙が生じる。この空隙部分は通風抵抗が小さいため、そのままにしておくと、熱交換器を通らない空気(バイパス気流)の量が増えてしまう。
そこで、図5に示すように、熱交換器ユニット4Aa,4Abの各基端部側を例えばウレタンフォーム8等で塞ぐようにしている。これによれば、バイパス気流が少なくなるが、熱交換器ユニット4Aa,4Abの各基端部側が空気非通過帯となり、空気との熱交換に寄与せず、その分、熱交換効率の低下することになる。
特開2012−141069号公報 特許第315050号公報
そこで、本発明の課題は、2つの熱交換ユニットを「く」の字状に組み合わせてなる空気調和機用の熱交換器において、各熱交換器ユニットの当接部での通風抵抗の増加を抑えつつ露飛び現象を防止するとともに、組立にあたって無駄な端材が生じないようにすることにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、空気調和機の空気吸込口から空気吹出口に至る通風路内に配置される熱交換器で、伝熱管の直管部分に、その軸線方向に沿って短冊状の放熱フィンが所定ピッチで多数配置されている直方体をなす第1および第2の2台の熱交換器ユニットを有し、一方の上記第1熱交換器ユニットが、上記通風路の底部側に所定角度をもって斜めに配置されているとともに、他方の上記第2熱交換器ユニットが、上記第1熱交換器ユニットの第1傾斜軸に対し所定角度で交差する第2傾斜軸に沿って上記第1熱交換ユニットの上方に配置され、上記第1熱交換器ユニットと上記第2熱交換器ユニットの各先端部同士が当接する熱交換器において、上記第2熱交換器ユニットの先端部が、斜めに切り欠かれた切欠面を有する片刃状の切欠部として形成されており、上記切欠部の鋭角側の端部が、上記第1熱交換器ユニットの上面先端部に当接していることを特徴としている。
本発明において、上記第2熱交換器ユニットは、上記空気吸込口から上記空気吹出口に向けての気流方向に対して、上記切欠面側が下流側となるように配置されることが好ましいが、これとは反対に、上記切欠面側が上流側に配置されてもよい。
また、上記第1熱交換器ユニットの先端部は、直角である2つの角部を有する四角形状であって、その2箇所の角部のうち、上記第2熱交換器ユニットの先端部が当接する上面側の角部をA、下面側の角部をB、上記角部Bを通る仮想水平線Xと上記上面Uとの交点をC、上記角部Aから上記交点Cに至る距離をACとして、上記第2熱交換器ユニットの先端部は、上記角部Aから(AC/2)以上AC以下の範囲内に配置されていることが好ましい。
また、上記第2熱交換器ユニットの切欠部を第1切欠部として、上記第1熱交換器ユニットの後端部には、斜めに切り欠かれた切欠面を有する片刃状の第2切欠部が形成されており、上記第1熱交換ユニットは、上記第2の切欠部の切欠面が、上記水平設置面に接するように配置されていることが好ましい。
また、上記第1切欠部における鋭角θ1と上記第2切欠部における鈍角θ4、上記第1切欠部における鈍角θ2と上記第2切欠部における鋭角部θ3は、それぞれ、補角の関係にあることが好ましい。
本発明には、空気吸込口と空気吹出口とを有する筐体を備え、上記筐体内の上記空気吸込口と上記空気吹出口とを結ぶ通風路内に送風機と熱交換器とが配置されており、上記空気吸込口から吸い込まれた空気を上記熱交換器にて熱交換して上記空気吹出口から送出する空気調和機において、その熱交換器として、上記した構成を有する熱交換器が用いられることを特徴とする空気調和機も含まれる。
本発明によれば、第1熱交換器ユニットと第2熱交換器ユニットが「く」の字型になるように、第1熱交換器ユニットの上に第2熱交換器ユニットを配置し、第1熱交換器ユニットの上面に第2熱交換器ユニットの切欠部の鋭角側の端部を当接させることによって、当接部付近の通風抵抗の増加を抑えて露飛び現象を抑えることができる。
また、下方の第1熱交換器ユニットの切欠面が水平設置面に接するように配置されていることにより、第1熱交換器ユニットの基端側の熱交換効率を高めることができる。さらには、1つの熱交換母材を斜めに切断することにより、端材を生じることなく、2つの第1および第2熱交換器ユニットを得ることができる。
本発明の一実施形態に係る熱交換器を備えた空気調和機の要部断面図。 上記熱交換器の具体的な構成を説明するための拡大図。 第1熱交換器と第2熱交換器との設置位置の相関関係を説明する説明図。 上記空気調和機用の熱交換器の製造方法を説明する模式図。 従来の空気調和機用の熱交換器を用いた空気調和機の要部断面図。 従来の空気調和機用の熱交換器の構造を説明する側面図。 従来の空気調和機用の熱交換器の組立手順を説明する説明図。
次に、本発明の空気調和機用熱交換器を備えた空気調和機の実施形態について図1〜図4を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1および図2に示すように、この空気調和機10は、天井裏に埋め込まれる箱形の筐体20を有し、その内部に送風ファン30と熱交換器40とが格納されている。
筐体20は、矩形状の天板21と、天板21の前端(図1では左端)から下方に延在する前板22と、天板21の後端(図1では右端)から下方に延在する背板23と、天板21の左右両端(図1では紙面方向)から下方に延在する一対の側板24,24と、前板22、背板23および側板24,24の下端を塞ぐ底板25とを有する箱形容器からなる。
筐体20の前板22には、送風ファン30の空気吹出口22aが設けられ、背板23には、筐体20内に空気を取り込む空気吸込口23aが設けられており、筐体20の右側から左側に向かって空気が流れる通風路26が形成される。空気吹出口22aには、図示しないダクト配管が接続されており、筐体20内で冷媒と熱交換された空気を所定の吹出スポットに向けて送り出す。
送風ファン30は、図示しないファンモータによって起動されるターボファンが用いられている。送風ファン30は、円筒状のファンケーシング31を有し、空気吸込口22aに隣接して配置されている。なお、送風ファン30の種類や設置方法などの具体的な構成は、仕様に応じて任意に変更されてよい。
これによれば、送風ファン30の回転に伴って、空気吸込口23aから筐体20内に吸い込まれた空気は、通風路26内に配置された熱交換器40を通過して冷媒と熱交換されたのち、送風ファン30を介して空気吹出口22aから吹き出される。
熱交換器40は、2つの熱交換器ユニット41,42を「く」の字型に組み合わせて、筐体20の底面25aと天面21bとの間に配置されている。各熱交換器ユニット41,42はともに、台形状の放熱フィン60が伝熱管50の直管部分に沿って等間隔ピッチで多数配置された放熱フィン群61を有する直方体状のフィンチューブ型熱交換器である。
伝熱管50は、1本の金属管を中央からU字状に折り曲げたU字管が用いられており、放熱フィン60に規則的に並んだ挿通孔61に沿って差し込み、例えば配管に水圧を加えて拡径することにより放熱フィン60に固定されている。伝熱管50は、隣接する伝熱管50の開放端同士をUベント管(図示しない)で連結されることにより、1本の伝熱管50として連結される。
伝熱管50は、図示しない冷房運転と暖房運転とが可能な可逆式の冷凍サイクル回路に接続されており、冷房運転時には、蒸発器として機能するように低温の冷媒が流れ、暖房運転時には、凝縮器として機能するように高温の冷媒が流れる。
第1熱交換器ユニット41は、基端部41aが底板25の底面25aに設置され、先端部41bが筐体20の中央に向かって所定の仰角をもつように斜めに配置されている。この実施形態では、基端部41aから先端部41bに向かって左斜め上方向に45°の仰角で配置されている。
第1熱交換器ユニット41の基端部41aには、所定の傾斜角をもって斜めに切りかかれた片刃状の切欠部41c(第2切欠部)が形成されている。第1熱交換器ユニット41は、切欠部41cの切欠面が底面25aに沿って配置されている。この実施形態において、切欠部41cは、鋭角部の内角θ3が45°で鈍角部の内角θ4が135°である。
第1熱交換器ユニット41の先端部41bは、2つの直角な角部A、Bを備えた矩形状の端部である。ここで、第2熱交換器ユニット42の先端部が当接する第1熱交換器ユニット41の上面U側の角部をA、下面側の角部をBとする。
第2熱交換器ユニット42は、基端部42aが天板21の天面21aに設置され、先端部42bが筐体20の中央に向かって所定の俯角をもつように斜めに配置されている。これにより、第2熱交換器ユニット42は、第1熱交換器ユニット41の傾斜軸(仰角軸)に対し所定角度(この実施例では90°)で交差する傾斜軸(俯角軸)に沿って第1熱交換ユニット41の上方に配置されている。この実施形態では、基端部42aから先端部42bに向かって左斜め下方向に45°の俯角で配置されている。
第2熱交換器ユニット42の基端部42aは、2つの直角な角部を有する矩形状の端部である。第2熱交換器ユニット42の基端部42aと天面21aとの間には、断面三角形状の空隙が形成されるが、この空隙に合致するようにして遮風材70が充填されている。この実施形態において、遮風材70はウレタンフォームからなる。
第2熱交換器ユニット42の先端部42bは、所定の傾斜角をもって斜めに切りかかれた片刃状の切欠部42c(第1切欠部)を備えている。この実施形態において、切欠部42cは、鋭角部の内角θ1が45°で、鈍角部の内角θ2が135°である。
第2熱交換器ユニット42は、切欠部42cの切欠面が下流側を向くように配置され、その鋭角側の端部Dが、第1熱交換器ユニット41の上面Uの先端部41b側に当接している。
ここで、角部Bを通る仮想水平線Xと、第1熱交換器ユニット41の上面Uとの交点をC、角部Aから交点Cに至る距離をACとして、第2熱交換器ユニットの端部Dは、角部Aから(AC/2)以上AC以下の範囲内に配置されている。
すなわち、図3に示すように、端部Dが角部Aから測って(AC/2)未満の場合は、第2熱交換器ユニット42の先端部42bと、第1熱交換器ユニット41の先端部41bとの距離Lが小さくなり、第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42の空気の流れ方向に沿って重なり合う部分の表面積(図3のスマッジング部分)が少なくなる。その結果、通風抵抗が小さくなりすぎて、露飛び現象を起こすおそれがある。
逆に、端部Dが角部Aから測ってACを越えると、距離Lが大きくなるため、第1熱交換器ユニット41の先端部41bとの距離Lが小さくなり、第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42の空気の流れ方向に沿って重なり合う部分の表面積が多くなる。その結果、通風抵抗が大きくなり、乱流の発生が発生しやすく、熱交換効率が低下するおそれがある。
第1熱交換器ユニット41および第2熱交換器ユニット42は、実際には、図示しない一対の支持端板によって左右が支持されており、その支持端板を介して筐体20に取り付けられるが、本発明において、支持端板の具体的な構成は任意的事項であるため、その説明は省略する。
上述した実施形態において、熱交換器40は、それぞれ単独に生産された第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42とを「く」の型に組み合わして組み立てられているが、以下のような方法で作成されてもよい。
すなわち、図4(a)〜(c)に示すように、まず、第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42とを合わせたものと同じ大きさを有する1枚の大判な直方体の熱交換器母材43を用意する。
次に、熱交換器母材43の長手方向のほぼ中央から伝熱管50を避けるようにして放熱フィン群60aを例えば斜め45°に切断する。その際、その切断部を跨ぐように配置される伝熱管50a,50bの端部のUベント管(図示しない)は取り外されていることが好ましい。
これにより、1台の熱交換器母材43から2つの熱交換器ユニット41,42を切り出されるが、その際、第2熱交換器ユニット42の切欠部42cにおける鋭角θ1と第1熱交換器ユニット41の切欠部41cにおける鈍角θ4、第2熱交換器ユニット42の切欠部42cにおける鈍角θ2と第1熱交換器ユニット41の切欠部41cにおける鋭角部θ3は、それぞれ、補角の関係にある。
しかるのち、切り出された各熱交換器ユニット41,42をそれぞれ上述した条件で「く」の字型に配置して組み立てることにより、切断によって余分な端材を生むことなく、所望する熱交換器40が得られる。
また、組立の際には、各熱交換器ユニット41,42をそのまま斜めに配置すればよいため、第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42の伝熱管50の接続端部の位置が入れ替わらず、第1熱交換器ユニット41と第2熱交換器ユニット42の配管作業も簡単に行うことができる。
10 空気調和機
20 筐体
30 送風ファン
40 熱交換器
41 第1熱交換器ユニット
41a 基端部
41b 先端部
41c 切欠部(第2切欠部)
42 第2熱交換器ユニット
42a 基端部
42b 先端部
42c 切欠部(第1切欠部)
43 熱交換器母材
50 伝熱管
60 放熱フィン
70 遮風材

Claims (6)

  1. 空気調和機の空気吸込口から空気吹出口に至る通風路内に配置される熱交換器で、伝熱管の直管部分に、その軸線方向に沿って短冊状の放熱フィンが所定ピッチで多数配置されている直方体をなす第1および第2の2台の熱交換器ユニットを有し、一方の上記第1熱交換器ユニットが、上記通風路の底部側に所定角度をもって斜めに配置されているとともに、他方の上記第2熱交換器ユニットが、上記第1熱交換器ユニットの第1傾斜軸に対し所定角度で交差する第2傾斜軸に沿って上記第1熱交換ユニットの上方に配置され、上記第1熱交換器ユニットと上記第2熱交換器ユニットの各先端部同士が当接する熱交換器において、
    上記第2熱交換器ユニットの先端部が、斜めに切り欠かれた切欠面を有する片刃状の切欠部として形成されており、上記切欠部の鋭角側の端部が、上記第1熱交換器ユニットの上面先端部に当接していることを特徴とする熱交換器。
  2. 上記第2熱交換器ユニットは、上記空気吸込口から上記空気吹出口に向けての気流方向に対して、上記切欠面側が下流側となるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 上記第1熱交換器ユニットの先端部は、直角である2つの角部を有する四角形状であって、その2箇所の角部のうち、上記第2熱交換器ユニットの先端部が当接する上面側の角部をA、下面側の角部をB、上記角部Bを通る仮想水平線Xと上記上面Uとの交点をC、上記角部Aから上記交点Cに至る距離をACとして、上記第2熱交換器ユニットの先端部は、上記角部Aから(AC/2)以上AC以下の範囲内に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 上記第2熱交換器ユニットの切欠部を第1切欠部として、上記第1熱交換器ユニットの後端部には、斜めに切り欠かれた切欠面を有する片刃状の第2切欠部が形成されており、上記第1熱交換ユニットは、上記第2の切欠部の切欠面が、上記水平設置面に接するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 上記第1切欠部における鋭角θ1と上記第2切欠部における鈍角θ4、上記第1切欠部における鈍角θ2と上記第2切欠部における鋭角部θ3は、それぞれ、補角の関係にあることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
  6. 空気吸込口と空気吹出口とを有する筐体を備え、上記筐体内の上記空気吸込口と上記空気吹出口とを結ぶ通風路内に送風機と熱交換器とが配置されており、上記空気吸込口から吸い込まれた空気を上記熱交換器にて熱交換して上記空気吹出口から送出する空気調和機において、
    上記熱交換器として、請求項1ないし5のいずれか1項に記載された熱交換器が用いられることを特徴とする空気調和機。
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