JP2015179766A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 充分なスペックルノイズの低減を得ることができる半導体装置を提供する。【解決手段】 各サブマウント3は、面発光部22の面に沿う第1方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、面発光部22の面に沿う方向で且つ前記第1方向と直交する第2方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さくなるように、形成される。そして、各サブマウント3は、第1方向が少なくとも一つの他のサブマウント3の第1方向と異なるように、配置される。【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザ光を発する面発光部を有する半導体チップと、搭載される半導体チップと接合されるサブマウントとを備える半導体装置に関する。
従来、半導体装置として、レーザ光を発する面発光部を有する半導体チップと、搭載される半導体チップと接合されるサブマウントとを備える半導体装置が、知られている。そして、斯かる半導体装置から発した光を、露光用光源装置やプロジェクタ等の光源として用いる技術が知られている。
斯かる技術において、レーザ光の照射面や観測者の網膜上に、スペックルノイズと呼ばれる光の強弱のあるノイズが発生する。例えば、面発光部を有する半導体チップ、具体的には、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)の半導体チップにおいて、複数の面発光部から発せられるレーザ光の偏光方向が一定方向に偏ると、スペックルノイズが生じやすくなる。
そこで、スペックルノイズを低減すべく、半導体チップから発せられるレーザ光の波長幅を広げる技術が、提案されている(例えば、特許文献1)。しかしながら、特許文献1に係る技術においては、使用できる波長の範囲にも限界があるため、充分なスペックルノイズの低減(「デスペックル効果」又は「スペックルコントラストの低減」ともいう)が得られない、という問題がある。
特表2004−503923号公報
よって、本発明は、斯かる事情に鑑み、充分なスペックルノイズの低減を得ることができる半導体装置を提供することを課題とする。
本発明に係る半導体装置は、レーザ光を発する面発光部を複数有するように、少なくとも一つの該面発光部を有する少なくとも一つの半導体チップと、前記面発光部が少なくとも一つ搭載されるように、前記半導体チップと接合される複数のサブマウントと、を備え、前記各サブマウントは、前記面発光部の面に沿う第1方向の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも大きく、前記面発光部の面に沿う方向で且つ前記第1方向と直交する第2方向の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも小さくなるように、形成されると共に、前記第1方向が少なくとも一つの他のサブマウントの前記第1方向と異なるように、配置される。
本発明に係る半導体装置によれば、レーザ光を発する面発光部を少なくとも一つ有する半導体チップが、少なくとも一つ設けられているため、面発光部は、複数備えられている。また、複数のサブマウントが、それぞれ半導体チップと接合されているため、面発光部が各サブマウントに少なくとも一つ搭載されている。そして、半導体チップとサブマウントとの線熱膨張率が異なっているため、半導体チップとサブマウントとが接合される際に、半導体チップが残留応力を受ける。
ここで、面発光部の面に沿う第1方向において、サブマウントの線熱膨張率が半導体チップの線熱膨張率よりも大きく、面発光部の面に沿う方向で且つ第1方向と直交する第2方向において、サブマウントの線熱膨張率が半導体チップの線熱膨張率よりも小さい。これにより、面発光部は、サブマウントの第1方向で圧縮応力を受け、サブマウントの第2方向で引張応力を受ける。したがって、同じサブマウントに搭載される面発光部群においては、発せられるレーザ光の偏光の方向が安定する。
しかも、サブマウントの第1方向が、少なくとも一つの他のサブマウントの第1方向と異なっている。これにより、当該サブマウントに搭載される面発光部群から発せられるレーザ光の偏光の方向と、当該他のサブマウントに搭載される面発光部群から発せられるレーザ光の偏光の方向とは、異なっている。よって、充分なスペックルノイズの低減を得ることができる。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記複数のサブマウントは、前記第1方向が互いに異なるように、それぞれ配置される、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記複数のサブマウントは、それぞれ長尺に形成されると共に、当該サブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度が等しくなるように、それぞれ形成され、前記各サブマウントは、当該サブマウントの長手方向が少なくとも一つの他のサブマウントの長手方向と異なるように、配置される、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記複数のサブマウントは、それぞれ長尺に形成されると共に、当該サブマウントの長手方向が互いに平行となるように、それぞれ配置され、前記各サブマウントは、当該サブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度が少なくとも一つの他のサブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度と異なるように、形成される、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記半導体チップは、前記面発光部を複数備えると共に、前記面発光部が各サブマウントに少なくとも一つ搭載されるように、前記複数のサブマウントに跨って配置され、前記各サブマウントは、前記第1方向が少なくとも一つの他のサブマウントの前記第1方向と異なるように、配置される、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記各サブマウントは、複数の層状体が当該層状体の厚み方向で積層されることにより構成されると共に、前記層状体の厚み方向と前記層状体の平面方向とのうち一方の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも大きく且つ他方の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも小さくなるように、形成される、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置においては、前記各層状体は、グラフェンシートである、という構成でもよい。
また、本発明に係る半導体装置は、前記複数のサブマウントが搭載されるヒートシンクをさらに備え、前記各サブマウントは、前記半導体チップから前記ヒートシンクへの熱伝導率が前記半導体チップの熱伝導率よりも大きくなるように、形成される、という構成でもよい。
以上の如く、本発明に係る半導体装置は、充分なスペックルノイズの低減を得ることができるという優れた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置を備える画像投影装置の概略構成図を示す。 同実施形態に係る半導体装置を備えるレーザ光源装置の概略構成図を示す。 同実施形態に係る半導体装置の要部斜視図を示す。 同実施形態に係る半導体装置の要部平面図を示す。 同実施形態に係る半導体装置における図4のV−V線断端面図を示す。 同実施形態に係る半導体装置における図4のVI−VI線断端面図を示す。 同実施形態に係る半導体チップの残留応力を検証した位置を示す図である。 同実施形態に係る半導体チップにおいて、長手方向の位置に対する残留応力のグラフを示す図である。 本発明の他の実施形態に係る半導体装置の要部斜視図を示す。 同実施形態に係る半導体装置の要部平面図を示す。 同実施形態に係る半導体チップの残留応力を検証した位置を示す図である。 同実施形態に係る半導体チップにおいて、長手方向の位置に対する残留応力のグラフを示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の要部斜視図を示す。 同実施形態に係る半導体装置の要部平面図を示す。 同実施形態に係る半導体装置における図14のXV−XV線断端面図を示す。 同実施形態に係る半導体チップの残留応力を検証した位置を示す図である。 同実施形態に係る半導体チップにおいて、長手方向の位置に対する残留応力のグラフを示す図である。 同実施形態に係る半導体チップの残留応力を検証した位置を示す図である。 同実施形態に係る半導体チップにおいて、長手方向の位置に対する残留応力のグラフを示す図である。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の要部正面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の要部正面図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の要部斜視図を示す。 本発明のさらに他の実施形態に係る半導体装置の要部斜視図を示す。
<第1実施形態>
以下、本発明に係る半導体装置における第1の実施形態について、図1〜図8を参酌して説明する。なお、各図(図9〜図23も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体装置11は、画像投影装置1に備えられている。画像投影装置1は、それぞれ異なる色の光を出射する複数のレーザ光源装置10と、各レーザ光源装置10から出射された光を反射する全反射プリズム14と、全反射プリズム14で反射された光を光画像にする空間変調素子15とを備えている。本実施形態においては、空間変調素子15は、デジタルマイクロミラーデバイスとしている。
また、画像投影装置1は、各空間変調素子15で反射して全反射プリズム14を透過した光画像を合成する色合成光学部材16と、色合成光学部材16から出射された光画像を拡大してスクリーン100に投射する光画像投射機構17とを備えている。なお、色合成光学部材16は、例えば、ダイクロイックプリズム等の色合成プリズム等からなり、光画像投射機構17は、例えば、投射レンズ等からなる。
レーザ光源装置10は、三つ設けられている。具体的には、レーザ光源装置10は、第1の色(例えば、赤色)のレーザ光を出射する第1のレーザ光源装置10と、第2の色(例えば、緑色)のレーザ光を出射する第2のレーザ光源装置10と、第3の色(例えば、青色)のレーザ光を出射する第3のレーザ光源装置10とを備えている。
レーザ光源装置10は、図1及び図2に示すように、レーザ光を発する半導体装置11と、半導体装置11から発せられたレーザ光が入射される光学系12と、光学系12から出射されるレーザ光が入射され且つ該レーザ光を全反射プリズム14に向けて出射する導光体(例えば、光ファイバ)13とを備えている。なお、光学系12は、半導体装置11から発せられたレーザ光を反射する反射部材(例えば、ミラー)12aと、反射部材12aで反射されたレーザ光を集束させる集束部材(例えば、レンズ)12bとを備えている。
本実施形態に係る半導体装置11は、図2〜図6に示すように、レーザ光を発する複数(本実施形態においては、2つ)の半導体チップ2,2を備えている。そして、半導体装置11は、各半導体チップ2が表面(一方面)側に搭載される複数(本実施形態においては、2つ)のサブマウント3,3と、例えばAu−Snハンダ等で構成され、半導体チップ2とサブマウント3とを接合する第1の接合層4とを備えている。
また、半導体装置11は、半導体チップ2とサブマウント3とを電気的に接続する複数のワイヤ5を備えている。さらに、半導体装置11は、半導体チップ2で発生する熱を放出すべく、複数のサブマウント3,3が表面(一方面)側に搭載されるヒートシンク6と、例えばSn−Ag−Cuハンダ等で構成され、サブマウント3とヒートシンク6とを接合する第2の接合層7とを備えている。なお、図2〜図8(図9〜図19も同様)は、ヒートシンク6の短手方向をX方向、長手方向をY方向、厚み方向をZ方向として、示している。
半導体チップ2は、その大部分を構成する半導体チップ基材21と、半導体チップ基材21の内部に形成され、光エミッタを構成する複数の面発光部(「光半導体素子」ともいう)22と、各面発光部22からの光を取り出すための複数の光取り出し部23とを備えている。また、半導体チップ2は、半導体チップ基材21の表面(一方面)側に形成される第1の電極層24と、半導体チップ基材21の裏面(他方面)側に形成される第2の電極層25とを備えている。
半導体チップ2は、長尺に形成されている。具体的には、半導体チップ2は、矩形状に形成されている。また、半導体チップ2は、板状に形成されている。本実施形態においては、半導体チップ2は、複数の半導体層が積層されて形成される垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL)であり、該半導体層の平面方向に対して垂直方向(即ち、該半導体層の積層方向)に光を共振させ、当該方向にレーザ光を出射している。
面発光部22は、所定の面領域から、面方向と直交する方向に光軸L1を有するレーザ光を発する。なお、面発光部22の面方向は、半導体チップ2の厚み方向(半導体層の積層方向)と直交している。そして、面発光部22は、少なくとも活性層を備えている。また、複数(本実施形態においては、8個)の面発光部22は、半導体チップ2の長手方向に沿って並列されている。
光取り出し部23は、半導体チップ2の厚み方向において、面発光部22と重なるように、配置されている。そして、複数(本実施形態においては、8個)の光取り出し部23は、半導体チップ2の長手方向に沿って並列されている。
また、第2の電極層25は、半導体チップ2の厚み方向において、面発光部22と重なるように、配置されている。そして、第2の電極層25は、第1の接合層4により、サブマウント3と接合されている。これにより、半導体チップ2が第1の接合層4によりサブマウント3と接合する領域は、半導体チップ2の厚み方向において、面発光部22が配置される領域と重なる。
なお、本実施形態においては、半導体チップ基材21は、GaAs(線熱膨張率:5.9×10−6/K、熱伝導率:52W/(m・K))等で形成され、面発光部22は、GaAs系化合物等で形成され、第1の電極層24は、Au等で形成され、そして、第2の電極層25は、Au等で形成されている。そして、半導体チップ2の線熱膨張率は、大部分を構成する半導体チップ基材21の線熱膨張率と略同じである。
サブマウント3は、その大部分を構成するサブマウント基材31を備えている。また、サブマウント3は、サブマウント基材31の表面側に形成される第1の導電層32と、サブマウント基材31の表面側に形成される第2の導電層33とを備えている。そして、サブマウント3は、サブマウント基材31の裏面側に形成される金属層34を備えている。
また、サブマウント3は、長尺に形成されている。具体的には、サブマウント3は、矩形状に形成されている。そして、サブマウント3は、長手方向が半導体チップ2の長手方向と平行となるように、半導体チップ2と接合している。
サブマウント基材31は、複数の層状体が該層状体の厚み方向(層状体の面に沿う面方向と直交する方向)で積層されることにより、構成されている。具体的には、サブマウント基材31は、複数の層状体がサブマウント3の短手方向で積層されることにより、構成されている。本実施形態においては、層状体は、配向性炭素系材料である異方性グラフェンシートとしている。なお、第1及び第2サブマウント3a,3bは、同じ構成である。
そして、サブマウント基材31の短手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、サブマウント基材31の長手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。本実施形態に係るサブマウント基材31においては、短手方向の線熱膨張率は、25×10−6/Kであり、長手方向の線熱膨張率は、−0.6×10−6/Kである。
そして、サブマウント3の線熱膨張率は、大部分を構成するサブマウント基材31の線熱膨張率と略同じである。したがって、サブマウント3の短手方向(層状体の積層方向、層状体の厚み方向であって、本発明に係る「第1方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、サブマウント3の長手方向(積層面内方向、層状体の面方向であって、本発明に係る「第2方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
また、サブマウント基材31の厚み方向の熱伝導率は、半導体チップ2の熱伝導率よりも大きい。本実施形態に係るサブマウント基材31においては、厚み方向及び長手方向(層状体の面方向)の熱伝導率は、1,700W/(m・K)であり、短手方向(層状体の厚み方向)の熱伝導率は、7W/(m・K)である。
そして、サブマウント3の熱伝導率は、大部分を構成するサブマウント基材31の熱伝導率と略同じである。したがって、サブマウント3の厚み方向の熱伝導率(即ち、半導体チップ2からヒートシンク6に向けて熱伝導するサブマウント3の熱伝導率)は、半導体チップ2の熱伝導率よりも大きい。
また、第1及び第2サブマウント3a,3bは、短手方向が互いに異なるように、それぞれヒートシンク6に固定されている。具体的には、第1サブマウント3aの長手方向は、ヒートシンク6の短手方向Xと平行であり、第2サブマウント3bの長手方向は、ヒートシンク6の長手方向Yと平行である。
これにより、第1サブマウント3aの短手方向と、第2サブマウント3bの短手方向とは、異なっており、直交している。即ち、第1サブマウント3aにおける層状体の積層方向と、第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向とは、異なっており、直交している。
第1の導電層32と第2の導電層33とは、電気的に絶縁すべく、離間している。そして、第1の導電層32は、第1の接合層4により、半導体チップ2の第2の電極層25と接合されている。また、金属層34は、第2の接合層7により、ヒートシンク6と接合されている。なお、第1の導電層32、第2の導電層33、及び金属層34は、それぞれAu等で形成されている。
ワイヤ5の一端部は、第1の電極層24に接続され、ワイヤ5の他端部は、第2の導電層33に接続されている。これにより、半導体チップ2の第1の電極層24とサブマウント3の第2の導電層33とが、電気的に接続されている。例えば、ワイヤ5は、Au等で形成されている。
ヒートシンク6は、矩形状に形成されている。例えば、ヒートシンク6は、Cu等の熱伝導率の高い材料で形成されている。なお、ヒートシンク6は、半導体チップ2及びサブマウント3が搭載される表面(一方面)と反対側、即ち、裏面(他方面)側に、排熱するための冷却機構(図示していない)を備えていてもよい。
斯かる半導体装置11は、以下の機能を有する。
例えば、第1の導電層32に、電源の正極が接続され、第2の導電層33に、電源の負極が接続される。そして、この電源を通じて、第1の導電層32と第2の導電層33との間に、電圧が印加されることにより、半導体チップ2において、第1の電極層24と第2の電極層25との間に、電圧が印加される。これにより、半導体チップ2の面発光部22に、電流が供給されるため、面発光部22が発光する。そして、その光が複数の光取り出し部23から取り出される。
また、斯かる半導体装置11は、以下のようにして製造される。
まず、サブマウント基材31の表面側に、第1の導電層32及び第2の導電層33が形成された状態で、第2の導電層33の上に、第1の接合層4が形成される。その後、第1の接合層4の上に、半導体チップ2が載置される。そして、例えば、それらが約320℃にまで加熱されることにより、第1の接合層4が溶融する。このとき、半導体チップ2とサブマウント3とは、接合されていないため、お互いに自由に熱膨張する。
その後、加熱を停止し、例えば、それらが第1の接合層4の溶融温度である約280℃より低い温度に低下することにより、第1の接合層4が固化する。このとき、半導体チップ2とサブマウント3とは、第1の接合層4で接合され、お互いに拘束し合って熱収縮する。したがって、半導体チップ2に残留応力が生じる。そして、それらの温度が室温程度にまで低下することにより、半導体チップ2とサブマウント3とが完全に一体化される。その後、第1の電極層24と第2の導電層33とが、ワイヤ5により、接続される。
本実施形態に係る半導体装置11の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る半導体装置11の作用について説明する。
まず、半導体チップ2とサブマウント3とは、第1の接合層4で接合された後に、常温まで降温する。ところで、サブマウント3の短手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、サブマウント3の長手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
これにより、面発光部22は、サブマウント3と接合される領域に配置されているため、図7に示すように、サブマウント3の長手方向で引張応力F11を受け、サブマウント3の短手方向で圧縮応力F12を受ける。そして、面発光部22の格子歪みと屈折率とが斯かる応力F11,F12に従って変化する。
したがって、半導体チップ2の内部で厚み方向に光が往復伝播する際に、特定の方向に振動する電磁場が増幅されるため、面発光部22は、当該方向に偏光したレーザ光を発する。このように、同じサブマウント3に搭載される面発光部22の群においては、発せられるレーザ光の偏光の方向が安定する。一般的には、面発光部22から発せられるレーザ光の偏光方向は、引張応力F11の方向、即ち、サブマウント3の長手方向(半導体チップ2の長手方向)と略一致する。
そして、第1サブマウント3aの長手方向と第2サブマウント3bの長手方向とは、異なっており、直交している。これにより、第1サブマウント3aに搭載されている半導体チップ2から発せられるレーザ光の偏光の方向と、第2サブマウント3bに搭載されている半導体チップ2発せられるレーザ光の偏光の方向とは、異なっており、直交している。
このように、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2ごとで安定しており、しかも、半導体チップ2ごとで異なっている。そして、斯かる偏光の方向は、光学系12、導光体13、全反射プリズム14、空間変調素子15、色合成光学部材16及び光画像投射機構17を経由しても変化しない。したがって、画像投稿装置1においては、偏光の方向が安定で、しかも、偏光の方向が大きく異なるレーザ光を利用することができるため、スペックルノイズが充分に低減される。
ここで、半導体チップ2に生じる残留応力について、図7及び図8を参酌して、検証する。
(実施例)
本実施形態に係る半導体装置11であって、以下の構成の半導体装置11を用いて検証した。
(半導体チップ2)
・半導体チップ基材21の寸法:2.6mm×0.54mm×60μm
・半導体チップ基材21の材質:GaAs
・半導体チップ基材21の線熱膨張率:5.6×10−6/K(0℃)、6.0×10−6/K(100℃)
・面発光部22の直径:250μm
・面発光部22の主な材質:GaAs系化合物
・光取り出し部23の直径:200μm
・第1の電極層24の厚み:2μm
・第1の電極層24の材質:Au
・第2の電極層25の厚み:2μm
・第2の電極層25の材質:Au
(サブマウント3)
・サブマウント基材31の寸法:2.75mm×1.19mm×0.4mm
・サブマウント基材31の材質:グラフェンシート
・サブマウント基材31の積層方向(層状体の厚み方向)の線熱膨張率:25×10−6/K
・サブマウント基材31の積層面内方向(層状体の面方向)の線熱膨張率:−0.6×10−6/K
・第1の導電層32の厚み:3μm
・第1の導電層32の材質:Au
・第1の導電層32の線熱膨張率:1.4×10−6/K
・第2の導電層33の厚み:3μm
・第2の導電層33の材質:Au
・第2の導電層33の線熱膨張率:1.4×10−6/K
(第1の接合層4)
・厚み:10μm
・材質:AuSn共晶ハンダ(質量比Au:Sn=80:20)
・線熱膨張率:16×10−6/K
(ヒートシンク6)
・寸法:5.3mm×6.8mm×2.5mm
・材質:Cu
(第2の接合層7)
・厚み:20μm
・材質:SnAgCu共晶ハンダ(質量比Sn:Ag:Cu=96.5:3:0.5)
(検証方法)
上記の実施例に対して、サブマウント3の表面側に形成された第1の接合層4上に半導体チップ2を載置した状態で温度280℃まで加熱し、半導体チップ2とサブマウント3とを固着させ、その状態から22℃(室温)まで温度を低下させた。そして、半導体チップ2に生じる残留応力を、有限要素法による構造解析によって算出した。
そして、残留応力を算出する位置P1は、図7に示すように、各光取り出し部23の中心(即ち、各面発光部22の中心)を通過し且つ半導体チップ2の長手方向に沿う直線上の位置とした。なお、算出する位置P1は、半導体チップ2の長手方向の一端部P11から他端部P12までの範囲とした。
(検証結果)
上記実施例に係る半導体チップ2に発生した応力のうち、半導体チップ2の長手方向(X方向)の垂直応力と短手方向(Y方向)の垂直応力との分布状態が、図8に示されている。図8に係るグラフにおいて、横軸は、半導体チップ2の長手方向における位置を示し、縦軸は、垂直応力の大きさを示している。
縦軸の値において、正の符号は、引張応力を示し、負の符号は、圧縮応力を示しており、絶対値の大きさは、応力の大きさを示している。図8に示すように、面発光部22に相当する領域においては、半導体チップ2の長手方向(X方向)には、引張応力が発生し、半導体チップ2の短手方向(Y方向)には、圧縮応力が発生している。
以上より、本実施形態に係る半導体装置11によれば、各サブマウント3が半導体チップ2と接合されているため、各面発光部22がサブマウント3に搭載されている。そして、半導体チップ2とサブマウント3との線熱膨張率が異なっているため、半導体チップ2とサブマウント3とが接合される際に、半導体チップ2が残留応力を受ける。
ここで、各サブマウント3a,3bの短手方向(第1方向)において、各サブマウント3a,3bの線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きい。また、各サブマウント3a,3bの長手方向(第2方向)において、各サブマウント3a,3bの線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
これにより、面発光部22は、サブマウント3の短手方向で圧縮応力を受け、サブマウント3の長手方向で引張応力を受ける。したがって、同じサブマウント3に搭載される面発光部22の群においては、発せられるレーザ光の偏光の方向が、安定する。即ち、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2ごとで安定する。
しかも、第1サブマウント3aの短手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)と、第2サブマウント3bの短手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)とは、異なっており、直交している。これにより、第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2の面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向と、第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2の面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向とは、異なっており、直交している。
このように、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2ごとで安定しており、しかも、半導体チップ2間では異なっている。したがって、本実施形態に係る半導体装置11を備える画像投影装置1においては、このようなレーザ光を利用することができるため、充分なスペックルノイズの低減を得ることができる。
また、本実施形態に係る半導体装置11によれば、各サブマウント3は、それぞれ長尺に形成されている。そして、各サブマウント3において、長手方向に対する層状体の積層方向(第1方向)の角度は、等しい。しかも、各サブマウント3の寸法が同じであるため、用意するサブマウント3の種類を最小限にすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明に係る半導体装置11における第2の実施形態について、図9〜図12を参酌して説明する。なお、図9〜図12において、図1〜図8の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同様の構成又は要素を表し、その説明は、繰り返さない。
本実施形態に係る半導体装置11は、上記第1実施形態に係る半導体装置11と比較して、サブマウント3の構成と、ヒートシンク6に対するサブマウント3の配置とで相違している。本実施形態に係る半導体装置11は、図9及び図10に示すように、2つの半導体チップ2,2と、2つのサブマウント3,3とを備えている。
サブマウント3は、長尺に形成されている。具体的には、サブマウント3は、矩形状に形成されている。そして、サブマウント3は、長手方向が半導体チップ2の長手方向と平行となるように、半導体チップ2と接合している。
第1サブマウント3aのサブマウント基材31は、複数の層状体が第1サブマウント3aの短手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第1サブマウント3aの短手方向(層状体の積層方向、層状体の厚み方向であって、本発明に係る「第1方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第1サブマウント3aの長手方向(積層面内方向、層状体の面方向であって、本発明に係る「第2方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。即ち、本実施形態に係る第1サブマウント3aは、上記第1実施形態に係るサブマウント3と同じ構成である。
第2サブマウント3bのサブマウント基材31は、複数の層状体が第2サブマウント3bの長手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第2サブマウント3bの長手方向(層状体の積層方向、層状体の厚み方向であって、本発明に係る「第1方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第2サブマウント3bの短手方向(積層面内方向、層状体の面方向であって、本発明に係る「第2方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
そして、第1及び第2サブマウント3a,3bは、短手方向が互いに平行となるように、それぞれヒートシンク6に固定されている。具体的には、各サブマウント3a,3bの長手方向は、ヒートシンク6の短手方向Xと平行であり、各サブマウント3a,3bの短手方向は、ヒートシンク6の長手方向Yと平行である。
これにより、第1サブマウント3aにおける層状体の積層方向は、ヒートシンク6の長手方向と平行であり、第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向は、ヒートシンク6の短手方向と平行である。即ち、第1サブマウント3aにおける層状体の積層方向と、第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向とは、異なっており、直交している。
なお、第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2においては、面発光部22は、第1サブマウント3aの長手方向で引張応力を受け、第1サブマウント3aの短手方向で圧縮応力を受ける(図7参照)。また、第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2においては、面発光部22は、図11に示すように、第2サブマウント3bの長手方向で圧縮応力F21を受け、第2サブマウント3bの短手方向で引張応力F22を受ける。
ここで、本実施形態に係る半導体チップ2に生じる残留応力について、図11及び図12を参酌して、検証する。
(実施例)
本実施形態に係る半導体装置11であって、第1実施形態に係る半導体装置11の実施例と同様の材質等である半導体装置11を用いて検証した。
(検証方法)
上記の実施例に対して、サブマウント3の表面側に形成された第1の接合層4上に半導体チップ2を載置した状態で温度280℃まで加熱し、半導体チップ2とサブマウント3とを固着させ、その状態から22℃(室温)まで温度を低下させた。そして、半導体チップ2に生じる残留応力を、有限要素法による構造解析によって算出した。なお、第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2に生じる残留応力は、上記第1実施形態に係る半導体チップ2に生じる残留応力と同じであり、説明しない(図7及び図8参照)。
また、第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2に生じる残留応力を算出する位置P2は、図11に示すように、各光取り出し部23の中心(即ち、各面発光部22の中心)を通過し且つ半導体チップ2の長手方向に沿う直線上の位置とした。なお、算出する位置P2は、半導体チップ2の長手方向の一端部P21から他端部P22までの範囲とした。
(検証結果)
上記実施例に係る第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2に発生した応力のうち、半導体チップ2の長手方向(X方向)の垂直応力と短手方向(Y方向)の垂直応力との分布状態が、図12に示されている。図12に示すように、面発光部22に相当する領域においては、半導体チップ2の長手方向(X方向)には、圧縮応力が発生し、半導体チップ2の短手方向(Y方向)には、引張応力が発生している。
以上より、本実施形態に係る半導体装置11によれば、第1サブマウント3aにおいては、短手方向(第1方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、長手方向(第2方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。これにより、第1サブマウント3aの面発光部22は、第1サブマウント3aの短手方向で圧縮応力を受け、第1サブマウント3aの長手方向で引張応力を受ける。
また、第2サブマウント3bにおいては、長手方向(第1方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、短手方向(第2方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。これにより、第2サブマウント3bの面発光部22は、第2サブマウント3bの長手方向で圧縮応力を受け、第2サブマウント3bの短手方向で引張応力を受ける。
したがって、同じサブマウント3に搭載される面発光部22の群においては、発せられるレーザ光の偏光の方向が、安定する。即ち、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2ごとで安定する。
しかも、第1サブマウント3aの短手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)と、第2サブマウント3bの長手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)とは、異なっており、直交している。これにより、第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2の面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向と、第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2の面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向とは、異なっており、直交している。
このように、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2ごとで安定しており、しかも、半導体チップ2間では異なっている。したがって、本実施形態に係る半導体装置11を備える画像投影装置1においては、このようなレーザ光を利用することができるため、充分なスペックルノイズの低減を得ることができる。
また、本実施形態に係る半導体装置11によれば、サブマウント3の長手方向に対する層状体の積層方向(第1方向)は、第1サブマウント3aと第2サブマウント3bとで異なっている。そして、複数のサブマウント3a,3bが、長手方向が互いに平行となるようにそれぞれ配置されているため、各半導体チップ2間で、レーザ光の偏向の方向が異なっている。これにより、複数のサブマウント3a,3bは、整列された状態でヒートシンク6に固定される。
<第3実施形態>
次に、本発明に係る半導体装置11における第3の実施形態について、図13〜図19を参酌して説明する。なお、図13〜図19において、図1〜図8の符号と同一の符号を付した部分は、第1実施形態と同様の構成又は要素を表し、その説明は、繰り返さない。
本実施形態に係る半導体装置11は、上記第1実施形態に係る半導体装置11と比較して、半導体チップ2の構成と、サブマウント3の構成とで相違している。本実施形態に係る半導体装置11は、図13〜図15に示すように、1つの半導体チップ2と、2つのサブマウント3,3とを備えている。
半導体チップ2は、面発光部22が各サブマウント3に搭載されるように、第1及び第2サブマウント3a,3bに跨って配置されている。そして、面発光部22は、半導体チップ2の長手方向と短手方向とにそれぞれ沿って並列されている。本実施形態においては、面発光部22は、半導体チップ2の長手方向に8列配置され、半導体チップ2の短手方向に2列配置されている。
また、光取り出し部23は、半導体チップ2の厚み方向において、面発光部22と重なるように、配置されている。具体的には、光取り出し部23は、面発光部22に対応するように、半導体チップ2の長手方向に8列配置され、半導体チップ2の短手方向に2列配置されている。そして、第2の電極層25は、半導体チップ2の厚み方向において、面発光部22と重なるように、配置されている。
各サブマウント3a,3bは、長尺に形成されている。具体的には、各サブマウント3a,3bは、矩形状に形成されている。そして、各サブマウント3a,3bは、長手方向が半導体チップ2の長手方向と平行となるように、半導体チップ2と接合している。また、第1サブマウント3aと第2サブマウント3bとは、長手方向に沿って配置される側面同士で連結されている。
第1サブマウント3aのサブマウント基材31は、複数の層状体が第1サブマウント3aの短手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第1サブマウント3aの短手方向(層状体の積層方向、層状体の厚み方向であって、本発明に係る「第1方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第1サブマウント3aの長手方向(積層面内方向、層状体の面方向であって、本発明に係る「第2方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
第2サブマウント3bのサブマウント基材31は、複数の層状体が第2サブマウント3bの長手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第2サブマウント3bの長手方向(層状体の積層方向、層状体の厚み方向であって、本発明に係る「第1方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第2サブマウント3bの短手方向(積層面内方向、層状体の面方向であって、本発明に係る「第2方向」)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
そして、第1及び第2サブマウント3a,3bは、長手方向(短手方向)が互いに平行となるように、それぞれヒートシンク6に固定されている。具体的には、各サブマウント3a,3bの長手方向は、ヒートシンク6の短手方向Xと平行であり、各サブマウント3a,3bの短手方向は、ヒートシンク6の長手方向Yと平行である。
これにより、第1サブマウント3aにおける層状体の積層方向は、ヒートシンク6の長手方向と平行であり、第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向は、ヒートシンク6の短手方向と平行である。したがって、第1サブマウント3aにおける層状体の積層方向と、第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向とは、異なっており、直交している。
なお、第1サブマウント3aに搭載される面発光部22は、図16に示すように、第1サブマウント3aの長手方向で引張応力F31を受け、第1サブマウント3aの短手方向で圧縮応力F32を受ける。また、第2サブマウント3bに搭載される面発光部22は、図18に示すように、第2サブマウント3bの長手方向で圧縮応力F41を受け、第2サブマウント3bの短手方向で引張応力F42を受ける。
ここで、本実施形態に係る半導体チップ2に生じる残留応力について、図16〜図19を参酌して、検証する。
(実施例)
本実施形態に係る半導体装置11であって、第1実施形態に係る半導体装置11の実施例と略同様の材質等である半導体装置11を用いて検証した。なお、以下の構成については、第1実施形態に係る半導体装置11の実施例と異なる寸法等である。
(半導体チップ2)
・半導体チップ基材21の寸法:2.6mm×1.1mm×60μm
(サブマウント3)
・サブマウント基材31の寸法:2.75mm×0.96mm×0.4mm
(検証方法)
上記の実施例に対して、サブマウント3の表面側に形成された第1の接合層4上に半導体チップ2を載置した状態で温度280℃まで加熱し、半導体チップ2とサブマウント3とを固着させ、その状態から22℃(室温)まで温度を低下させた。そして、半導体チップ2に生じる残留応力を、有限要素法による構造解析によって算出した。
第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2の領域に生じる残留応力を算出する位置P3は、図16に示すように、各光取り出し部23の中心(即ち、各面発光部22の中心)を通過し且つ半導体チップ2の長手方向に沿う直線上の位置とした。なお、算出する位置P3は、半導体チップ2の長手方向の一端部P31から他端部P32までの範囲とした。
また、第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2の領域に生じる残留応力を算出する位置P4は、図18に示すように、各光取り出し部23の中心(即ち、各面発光部22の中心)を通過し且つ半導体チップ2の長手方向に沿う直線上の位置とした。なお、算出する位置P4は、半導体チップ2の長手方向の一端部P41から他端部P42までの範囲とした。
(検証結果)
上記実施例に係る第1サブマウント3aに搭載される半導体チップ2の領域に発生した応力のうち、半導体チップ2の長手方向(X方向)の垂直応力と短手方向(Y方向)の垂直応力との分布状態が、図16に示されている。図16に示すように、面発光部22に相当する領域においては、半導体チップ2の長手方向(X方向)には、引張応力が発生し、半導体チップ2の短手方向(Y方向)には、圧縮応力が発生している。
また、上記実施例に係る第2サブマウント3bに搭載される半導体チップ2の領域に発生した応力のうち、半導体チップ2の長手方向(X方向)の垂直応力と短手方向(Y方向)の垂直応力との分布状態が、図18に示されている。図18に示すように、面発光部22に相当する領域においては、半導体チップ2の長手方向(X方向)には、圧縮応力が発生し、半導体チップ2の短手方向(Y方向)には、引張応力が発生している。
以上より、本実施形態に係る半導体装置11によれば、第1サブマウント3aにおいては、短手方向(第1方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、長手方向(第2方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。これにより、第1サブマウント3aに搭載されている面発光部22は、第1サブマウント3aの短手方向で圧縮応力を受け、第1サブマウント3aの長手方向で引張応力を受ける。
また、第2サブマウント3bにおいては、長手方向(第1方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、短手方向(第2方向)の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。これにより、第2サブマウント3bに搭載されている面発光部22は、第2サブマウント3bの長手方向で圧縮応力を受け、第2サブマウント3bの短手方向で引張応力を受ける。
したがって、同じサブマウント3に搭載される面発光部22の群においては、発せられるレーザ光の偏光の方向が、安定する。即ち、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2の領域ごとで安定する
しかも、第1サブマウント3aの短手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)と、第2サブマウント3bの長手方向、即ち、層状体の積層方向(第1方向)とは、異なっており、直交している。これにより、第1サブマウント3aに搭載される面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向と、第2サブマウント3bに搭載される面発光部22の群から発せられるレーザ光の偏光の方向とは、異なっており、直交している。
このように、レーザ光の偏光の方向は、半導体チップ2の領域(面発光部22の群)ごとで安定しており、しかも、半導体チップ2の領域(面発光部22の群)間では異なっている。したがって、本実施形態に係る半導体装置11を備える画像投影装置1においては、このようなレーザ光を利用することができるため、充分なスペックルノイズの低減を得ることができる。
また、本実施形態に係る半導体装置11によれば、半導体チップ2は、面発光部22を複数備えている。そして、半導体チップ2は、面発光部22が各サブマウント3a,3bに搭載されるように、複数のサブマウント3a,3bに跨って配置されている。また、第1サブマウント3aは、層状体の積層方向(第1方向)が第2サブマウント3bにおける層状体の積層方向(第1方向)と異なるように、配置されている。
なお、本発明に係る半導体装置は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、本発明に係る半導体装置は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記した複数の実施形態の各構成や各方法等を任意に採用して組み合わせてもよく(1つの実施形態に係る各構成や各方法等を他の実施形態に係る構成や方法等に適用してもよく)、さらに、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
上記実施形態に係る半導体装置11においては、サブマウント3は、2つ設けられている、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体装置においては、図20及び図21に示すように、サブマウント3は、3つ以上設けられている、という構成でもよい。
図20に係る半導体装置11においては、各サブマウント3のサブマウント基材31は、複数の層状体がサブマウント3の短手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、各サブマウント3の短手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、各サブマウント3の長手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。なお、各サブマウント3は、同じ構成である。
そして、各サブマウント3は、長手方向(短手方向)が互いに異なるように、それぞれヒートシンク6に固定されている。これにより、各サブマウント3の長手方向は、他のサブマウント3の長手方向と60°で交差している。したがって、各サブマウント3におけるサブマウント基材31の層状体の積層方向(本発明に係る「第1の方向」)は、それぞれ異なっている。
図21に係る半導体装置11においては、第1サブマウント3aのサブマウント基材31は、複数の層状体が第1サブマウント3aの短手方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第1サブマウント3aの短手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第1サブマウント3aの長手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
第2サブマウント3bのサブマウント基材31は、複数の層状体が第2サブマウント3bの長手方向と傾斜する方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第2サブマウント3bの当該傾斜する方向と直交する方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第2サブマウント3bの当該傾斜する方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
第3サブマウント3cのサブマウント基材31は、複数の層状体が第3サブマウント3cの長手方向と傾斜する方向で積層されることにより、構成されている。これにより、第3サブマウント3cの当該傾斜する方向と直交する方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、第3サブマウント3cの当該傾斜する方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
そして、第1〜第3サブマウント3a〜3cは、長手方向(短手方向)が互いに平行となるように、それぞれヒートシンク6に固定されている。これにより、第1〜第3サブマウント3a〜3cにおけるサブマウント基材31の層状体の積層方向(本発明に係る「第1の方向」)は、それぞれ異なっている。具体的には、各サブマウント3におけるサブマウント基材31の層状体の積層方向は、互いに60°で交差している。
なお、図20及び図21に係る半導体装置11においては、各サブマウント3におけるサブマウント基材31の層状体の積層方向(本発明に係る「第1の方向」)は、互いに異なっている。しかしながら、サブマウント3を三つ以上備える半導体装置11においては、各サブマウント3におけるサブマウント基材31の層状体の積層方向は、少なくとも一つの他のサブマウント3におけるサブマウント基材31の層状体の積層方向と異なっていればよい。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、サブマウント基材31の層状体の面方向とサブマウント基材31の厚み方向とは、平行である、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。
例えば、本発明に係る半導体装置においては、図22に示すように、サブマウント基材31の層状体の面方向とサブマウント基材31の厚み方向とは、傾斜して交差する、という構成でもよい。図22に係るサブマウント3は、サブマウント3の短手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、サブマウント3の長手方向の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、サブマウント3は、複数の層状体が当該層状体の厚み方向で積層されることにより構成される、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。具体的には、本発明に係る半導体装置においては、図23に示すように、サブマウント3は、サブマウント基材31と、サブマウント基材31の側部に接合される接合体35,35とを備える、という構成でもよい。
例えば、図23に係るサブマウント3においては、サブマウント基材31の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きい場合、接合体35の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい。これにより、サブマウント3(少なくとも半導体チップ2の面発光部22と半導体チップ2の厚み方向で重なる領域)は、短手方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、長手方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さくなるように、形成されている。
反対に、サブマウント基材31の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さい場合、接合体35の線熱膨張率は、半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きい。これにより、サブマウント3(少なくとも半導体チップ2の面発光部22と半導体チップ2の厚み方向で重なる領域)は、長手方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく、短手方向の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さくなるように、形成されている。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、主たる材質がGaAsで構成される半導体チップ2に対して、サブマウント3は、グラフェンシートである層状体を積層する、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。
即ち、本発明に係る半導体装置においては、半導体チップ2及びサブマウント3の材質は、特に限定されない。そして、サブマウント3は、複数の層状体が当該層状体の厚み方向で積層されることにより構成されると共に、層状体の厚み方向と層状体の平面方向とのうち一方の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも大きく且つ他方の線熱膨張率が半導体チップ2の線熱膨張率よりも小さくなるように、形成されていればよい。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、半導体チップ2は、複数の面発光部22を備える、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体装置においては、半導体チップ2は、一つの面発光部22を備える、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、半導体チップ2は、1つ又は2つ備えられる、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。例えば、本発明に係る半導体装置においては、半導体チップ2は、3つ以上備えられる、という構成でもよい。
また、上記実施形態に係る半導体装置11においては、第2の電極層25は、半導体チップ2の厚み方向において面発光部22と重なる領域(略同じ領域)に配置され、半導体チップ2は、第1の接合層4により、底面の一部(即ち、第2の電極層25の部分)で、サブマウント3と接合されている、という構成である。しかしながら、本発明に係る半導体装置は、斯かる構成に限られない。
例えば、本発明に係る半導体装置においては、第2の電極層25は、半導体チップ2の底面全体に配置され、半導体チップ2は、第1の接合層4により、底面全体で、サブマウント3と接合されている、という構成でもよい。要するに、本発明に係る半導体装置においては、半導体チップ2は、面発光部22がサブマウント3の第1方向で圧縮応力を受け且つサブマウント3の第2方向で引張応力を受けるように、少なくとも面発光部22と厚み方向で重なる領域で、サブマウント3と接合されている、という構成であればよい。
1…画像投影装置、2…半導体チップ、3…サブマウント、3a…第1サブマウント、3b…第2サブマウント、3c…第3サブマウント、4…第1の接合層、5…ワイヤ、6…ヒートシンク、7…第2の接合層、10…レーザ光源装置、11…半導体装置、12…光学系、12a…反射部材、12b…集束部材、13…導光体、14…全反射プリズム、15…空間変調素子、16…色合成光学部材、17…光画像投射機構、21…半導体チップ基材、22…面発光部、23…光取り出し部、24…第1の電極層、25…第2の電極層、31…サブマウント基材、32…第1の導電層、33…第2の導電層、34…金属層、35…接合体、100…スクリーン

Claims (8)

  1. レーザ光を発する面発光部を複数有するように、少なくとも一つの該面発光部を有する少なくとも一つの半導体チップと、
    前記面発光部が少なくとも一つ搭載されるように、前記半導体チップと接合される複数のサブマウントと、を備え、
    前記各サブマウントは、前記面発光部の面に沿う第1方向の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも大きく、前記面発光部の面に沿う方向で且つ前記第1方向と直交する第2方向の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも小さくなるように、形成されると共に、前記第1方向が少なくとも一つの他のサブマウントの前記第1方向と異なるように、配置される半導体装置。
  2. 前記複数のサブマウントは、前記第1方向が互いに異なるように、それぞれ配置される請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数のサブマウントは、それぞれ長尺に形成されると共に、当該サブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度が等しくなるように、それぞれ形成され、
    前記各サブマウントは、当該サブマウントの長手方向が少なくとも一つの他のサブマウントの長手方向と異なるように、配置される請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数のサブマウントは、それぞれ長尺に形成されると共に、当該サブマウントの長手方向が互いに平行となるように、それぞれ配置され、
    前記各サブマウントは、当該サブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度が少なくとも一つの他のサブマウントの長手方向に対する前記第1方向の角度と異なるように、形成される請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体チップは、前記面発光部を複数備えると共に、前記面発光部が各サブマウントに少なくとも一つ搭載されるように、前記複数のサブマウントに跨って配置され、
    前記各サブマウントは、前記第1方向が少なくとも一つの他のサブマウントの前記第1方向と異なるように、配置される請求項1又は2に記載の半導体装置。
  6. 前記各サブマウントは、複数の層状体が当該層状体の厚み方向で積層されることにより構成されると共に、前記層状体の厚み方向と前記層状体の平面方向とのうち一方の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも大きく且つ他方の線熱膨張率が前記半導体チップの線熱膨張率よりも小さくなるように、形成される請求項1〜5の何れか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記各層状体は、グラフェンシートである請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記複数のサブマウントが搭載されるヒートシンクをさらに備え、
    前記各サブマウントは、前記半導体チップから前記ヒートシンクへの熱伝導率が前記半導体チップの熱伝導率よりも大きくなるように、形成される請求項1〜7の何れか1項に記載の半導体装置。
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