JP2015179054A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 周囲の電子部品等にEMIを生じさせたり、逆に周囲の電子部品等からEMIを受けることがなく、また表示パネルの中央部等に近接した、赤外線検知ユニット設置位置から横方向に離れた人の手等を、良好に検知することができるようにすること。
【解決手段】 液晶表示装置は、表示面2aに近接する被検知体9を検知する赤外線検知ユニット6が左右両端に設けられた液晶表示パネル2と、表示面2a及び赤外線検知ユニット6を覆う透明部材1と、液晶表示パネル2を嵌め込むための開口3aを有する枠体3と、液晶表示パネル2の反表示面2bの側に設けられたプラスチック等から成る保護部材5と、を有しており、赤外線検知ユニット6は、赤外線受光素子6bとそれよりも数が多い赤外線発光素子6aを備えているとともに、赤外線発光素子6aが表示面2aの中心部の法線h方向に向くように傾けて設置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、人の指等が近接したときに、画面表示を起動させる、表示面にアイコン、タッチボタン等の隠れた表示部を表示させる、あるいは静止画表示を動画表示に切り替えるといった表示駆動をするための近接センサを備えた表示装置に関するものである。
従来、例えば自動車のナビゲーションシステム、タブレット端末、スマートフォン等に用いられる液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)においては、LCDに備えられたタッチパネル等を操作するために人の指が表示画面に近接したときに、画面表示を起動させる、表示面にアイコン、タッチボタン等の隠れた表示部を表示させる、あるいは静止画表示を動画表示に切り替えるといった表示駆動をするための近接センサを設ける場合がある。この近接センサとしては、静電容量型センサ、インダクタンス型センサ等があるが、静電的な導電体である人の指等の近接を静電容量の変化として非接触で検知できる静電容量型センサが多く用いられている。
従来の近接センサを備えたLCDの1例を図8に示す。図8はLCDの主要部品を分解して示す平面図であり、LCDは、液晶表示パネル22と、その液晶表示パネル22の表示面を覆うガラス板等から成る透明部材21と、液晶表示パネル22の反表示面側に設置された平板状のバックライト24と、そのバックライト24の液晶表示パネル22と反対側の主面に設置されたプラスチック等から成る保護部材25と、を有している。そして、透明部材21は、その視認者側の主面に液晶表示パネル22の周囲を囲むように、アルミニウム(Al),銀等の金属、合金、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電体等の材料から成る導体線26bから構成された静電容量型近接センサ26が形成されている。図8において、26aは静電容量型近接センサ26にパルス電流を供給する給電部、23は液晶表示パネル22を嵌め込んで位置を固定するための開口23aを有する、プラスチック等から成る枠体である。
図9は、図8に示す主要部品を組み立てて構成されたLCDの横断面図である。図9に示すように、視認者側(図9で白抜き矢印で示す側)から、透明部材21、液晶表示パネル22、液晶表示パネル22を嵌め込むための開口23aを有する枠体23、バックライト24、アルミニウム等から成る、バックライト24の金属枠体24aと、保護部材25が配置されている。金属枠体24aはフレーム23に嵌めこみ、ネジ止め等の手段で固定され、保護部材25は枠体23にネジ止め等の手段で固定される。図9において、27はバックライト24の液晶表示パネル22と反対側の主面に設けられたアルミニウム(Al)等から成る導体板である。
そして、図9LCDの静電容量型近接センサ26は、例えば以下のように動作する。まず、導体線26bに人の指等の外部の導電体が近接すると、導体線26bと外部の導電体との間に静電的な容量結合が発生する。このとき、導体線26bに新たな電気的容量が付加されるために、給電部26aに接続された外部の制御IC,LSI等へ導体線26bから反射してくる電流値(電荷量)が変化する。その変化した電流値を電圧値の変化として制御IC,LSI等によって検知することによって、外部の導電体の近接を検知することができる。
また、LCD等の表示装置の近接センサとして、赤外反射センサを用いた車載用電子機器操作装置が提案されている(特許文献1を参照)。この車載用電子機器操作装置は、赤外反射センサが表示パネルの左端側及び右端側に設けられている。
特開2007−261330号公報
しかしながら、図8、図9に示した上記従来のLCDにおいては、導体線26bを有する静電容量型近接センサ26を用いているために、導体線26bから放射された電磁波が周囲の電子部品、回路配線等にEMI(Electromagnetic Interference:電磁気妨害)を生じさせるという問題点があった。また、逆に、周囲の電子部品、回路配線等から放射された電磁波が導体線26bにEMIを生じさせるという問題点もあった。
このようなEMIの問題を解消できる近接センサとして、特許文献1に開示されているような赤外反射センサを用いた表示装置が知られている。しかしながら、特許文献1に開示されている車載用電子機器操作装置においては、赤外反射センサは、表示パネルと赤外反射センサとの間にあるダイアル操作部に人の手が近接することを検知するためのものであり、表示パネルに人の手が近接することを検知するものではない。即ち、赤外反射センサは、その設置位置から横方向に離れた人の手を検知するものではない。これは、赤外線が放射角度が60°程度と大きく、拡散しやすいために、横方向に離れた人の手等に対する検出感度が低下しやすいという特性によるものと考えられる。
本発明は、上記に問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、周囲の電子部品、回路配線等にEMIを生じさせたり、逆に周囲の電子部品、回路配線等からEMIを受けることのない近接センサを用いた表示装置とすること、また、表示パネルの中央部等に近接した、赤外線検知ユニット設置位置から横方向に離れた人の手等を、良好に検知することができる近接センサを用いた表示装置とすることである。
本発明の表示装置は、表示面に近接する被検知体を検知する赤外線検知ユニットが左右両端に設けられた表示パネルと、前記表示面及び前記赤外線検知ユニットを覆う透明部材と、前記表示パネルを嵌め込むための開口を有する枠体と、前記表示パネルの反表示面の側に設けられた保護部材と、を有しており、前記赤外線検知ユニットは、赤外線受光素子とそれよりも数が多い赤外線発光素子を備えているとともに、前記赤外線発光素子が前記表示面の中心部の法線方向に向くように傾けて設置されている構成である。
本発明の表示装置は、好ましくは、前記赤外線検知ユニットは、前記赤外線発光素子と前記赤外線受光素子との間に仕切り壁が形成されている。
また本発明の表示装置は、好ましくは、前記仕切り壁は、その上端側が薄くなるように前記赤外線受光素子側の壁面が傾斜面とされている。
また本発明の表示装置は、好ましくは、前記仕切り壁は、その壁面に赤外線の反射層が形成されている。
本発明の表示装置は、表示面に近接する被検知体を検知する赤外線検知ユニットが左右両端に設けられた表示パネルと、表示面及び赤外線検知ユニットを覆う透明部材と、表示パネルを嵌め込むための開口を有する枠体と、表示パネルの反表示面の側に設けられた保護部材と、を有しており、赤外線検知ユニットは、赤外線受光素子とそれよりも数が多い赤外線発光素子を備えているとともに、赤外線発光素子が表示面の中心部の法線方向に向くように傾けて設置されていることから、周囲の電子部品、回路配線等にEMIを生じさせたり、逆に周囲の電子部品、回路配線等からEMIを受けることがなく、また表示パネルの表示面の中央部等に近接した、赤外線検知ユニット設置位置から横方向に離れた人の手等の被検知体を、良好に検知することができる。
本発明の表示装置は、赤外線検知ユニットは、赤外線発光素子と赤外線受光素子との間に仕切り壁が形成されている場合、赤外線発光素子から放射された赤外線が赤外線受光素子に直接的に受光されることを抑えることができる。
また本発明の表示装置は、仕切り壁は、その上端側が薄くなるように赤外線受光素子側の壁面が傾斜面とされている場合、赤外線発光素子から放射された赤外線が赤外線受光素子に直接的に受光されることを抑えることができるとともに、赤外線受光素子に入射する赤外線の光量を増やすことができるので受光の感度が向上する。
また本発明の液晶表示装置は、仕切り壁は、その壁面に赤外線の反射層が形成されている場合、赤外線発光素子から放射された赤外線が赤外線受光素子に直接的に受光されることをより抑えることができるとともに、被検知体によって反射された赤外線を赤外線受光素子によって検知しやすくなる。
図1は、本発明の表示装置としての液晶表示装置について実施の形態の1例を示す図であり、液晶表示装置の主要部品を分解して示す平面図である。 図2は、図1に示す主要部品を組み立てて構成された液晶表示装置の横断面図である。 図3(a)〜(c)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、(a)は赤外線検知ユニットの正面図、(b)は(a)のA方向から赤外線検知ユニットを見た下面図、(c)は(a)のB方向から赤外線検知ユニットを見た側面図である。 図4(a)〜(c)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、(a)は赤外線検知ユニットの正面図、(b)は(a)のA1方向から赤外線検知ユニットを見た下面図、(c)は(a)のB1方向から赤外線検知ユニットを見た側面図である。 図5(a),(b)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニットの側面図である。 図6(a),(b)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニットの側面図である。 図7(a),(b)は、本発明の液晶表示装置について実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニットの側面図である。 図8は、従来の液晶表示装置の主要部品を分解して示す平面図である。 図9は、図8に示す主要部品を組み立てて構成された液晶表示装置の横断面図である。
以下、本発明の表示装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、以下で参照する各図は、本発明の表示装置を説明するための主要部を示している。従って、本発明の表示装置は、図に示されていない回路基板、配線導体、制御IC,LSI等の周知の構成部材を備えていてもよい。
本発明の表示装置としての液晶表示装置(LCD)は、図1、図2に示すように、表示面2aに近接する人の指等の被検知体9を検知する赤外線検知ユニット6が左右両端に設けられた液晶表示パネル2と、表示面2a及び赤外線検知ユニット6を覆うガラス板、プラスチック板等から成る透明部材1と、液晶表示パネル2を嵌め込むための開口3aを有するプラスチック等から成る枠体3と、液晶表示パネル2の反表示面2bの側に設けられたプラスチック等から成る保護部材5と、を有している。そして、赤外線検知ユニット6は、赤外線受光素子6bとそれよりも数が多い赤外線発光素子6aを備えているとともに、赤外線発光素子6aが表示面2aの中心部の法線h方向に向くように傾けて設置されている構成である。この構成により、周囲の電子部品、回路配線等にEMIを生じさせたり、逆に周囲の電子部品、回路配線等からEMIを受けることがなく、また液晶表示パネル2の表示面2aの中央部等に近接した、赤外線検知ユニット6設置位置から横方向に離れた人の手等の被検知体9を、良好に検知することができる。
図1に示すように、赤外線検知ユニット6は赤外線受光素子6bとそれよりも数が多い赤外線発光素子6aを備えている。これにより、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が、その放射角度が大きく広範囲に拡散しやすいために、検出感度が低下しやすいとしても、赤外線受光素子6bの検出感度が低下することを効果的に抑えることができる。また、赤外線受光素子6bの周りに、赤外線受光素子6bを中心とした対称的な配置で赤外線発光素子6aが位置していることが好ましい。この場合、赤外線が空間に等方的に放射されやすくなり、検出感度の方向依存性を小さくすることができる。
図2に示すように、赤外線検知ユニット6は、赤外線発光素子6aが液晶表示パネル2の表示面2aの中心部の法線h方向に向くように設置されている。表示面2aの中心部は、表示面2aの厳密な中心に限るものではなく、表示面2aの上下方向に伸びる中心線であり、それを含む表示面2aの垂面の方に向かって赤外線検知ユニット6が傾いていてもよい。また、表示面2aの中心部は、表示面2aの中心点を中心とする円形の領域であってその直径が表示面2aの上下方向長さの1/3程度の長さである円形の領域であり、その中心を軸線とする円筒状空間領域の方向に向かって赤外線検知ユニット6が傾いていてもよい。なお、表示面2aの中心点は、四角形の表示面2a及び液晶表示パネル2である場合、表示面2aの2つの対角線の交点として定義できる。
赤外線検知ユニット6は、透明部材1によって覆われているが、透明部材1の赤外線検知ユニット6を覆っている部位は、赤外線を通すが可視光は通さない遮光層、遮光部材が設けられていることが好ましい。遮光層、遮光部材は、黒色、黒褐色、濃褐色、濃青色、濃紫色等の可視光を効率良く吸収する色合いのものがよい。また、透明部材1の表示面2aに対応する部位は、可視光を通すために透明である。
また赤外線検知ユニット6は、例えば、液晶表示パネル2の反表示面の端部に取り付けられた張り出し部材8に、接着剤による接着、ネジ止め等の手段により設置されている。張り出し部材8は、液晶表示パネル2の反表示面2bに透明接着剤、高透明性接着剤転写テープ(Optically Clear Adhesive Tape:OCA)等の両面接着テープなどによって取り付けられる。また張り出し部材8は、プラスチック、アルミニウム(Al),銅(Cu),ステンレススチール,真鍮(Cu−Zn合金)等の金属及び合金、アルミナセラミック等のセラミックなどの材料から成る。また、張り出し部材8は、例えば、液晶表示パネル2の反表示面2bから張り出している部位が表示面2aの中心部に向かって傾斜しており、その部位に赤外線検知ユニット6が設置されている。なお、図2において、7はバックライト4の液晶表示パネル2と反対側の主面に設けられたアルミニウム(Al)等から成る導体板である。
赤外線発光素子6aの赤外線の放射方向は、放射軸(放射中心軸)Acと表示面2a及び透明部材1の外側主面との成す角度θが10°〜80°が好ましく、より好ましくは30°〜60°(45°±15°)であることがよい。30°未満では、表示面2aから10cm〜20cm程度離れた被検知体9に対する検知感度が低下しやすくなる。60°を超えると、表示面2aの中央部からある程度(約10cm以上)離れたところにある、赤外線検知ユニット6設置位置から横方向に離れた人の手等の被検知体9に対する検知感度が低下しやすくなる。
図3に示すように、赤外線検知ユニット6は、赤外線発光素子6aと赤外線受光素子6bとの間に仕切り壁11が形成されていることが好ましい。この場合、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることを抑えることができる。仕切り壁11は、プラスチック、アルミニウム(Al),銅(Cu),ステンレススチール,真鍮(Cu−Zn合金)等の金属及び合金、アルミナセラミック等のセラミックなどの材料から成る。また仕切り壁11は、赤外線発光素子6a及び赤外線受光素子6bが搭載される回路基板等の基板10上に、接着、ネジ止め等の手段によって設けられる。なお、基板10は、配線導体、制御用IC,LSI等の周知の電子部品を備えていてもよい。
図3(a)は、赤外線検知ユニット6の正面図であり、1個の赤外線受光素子6bを中心として、上下方向の対称的な位置に赤外線発光素子6aが1個ずつ計2個設けられている。図3(b)は、(a)のA方向から赤外線検知ユニット6を見た下面図である。図3(b)に示すように、仕切り壁11は、赤外線検知ユニット6が収容される空間の形状に合わせて、直角三角形状とされている。図3(c)は、(a)のB方向から赤外線検知ユニット6を見た側面図である。図3(c)に示すように、赤外線発光素子6aから放射された赤外線のうち赤外線受光素子6b方向に低い角度で放射された成分は、仕切り壁11によって遮光されるために、赤外線受光素子6bに直接的に受光されることが効果的に抑えられる。
図4(a)〜(c)は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、(a)は赤外線検知ユニット61の正面図、(b)は(a)のA1方向から赤外線検知ユニット61を見た下面図、(c)は(a)のB1方向から赤外線検知ユニット61を見た側面図である。図4(c)に示すように、赤外線発光素子6aが表示面2aの中心の法線h方向により正確に向くように傾けた構成である。これにより、表示面2aの中央部にある、赤外線検知ユニット61設置位置から横方向に離れた人の手等の被検知体9を、より良好に検知することができる。赤外線発光素子6aの基板10aに対する傾斜角度は30°〜60°程度がよい。30°未満では上述した効果が向上しにくく、60°を超えると仕切り壁11による反射成分が大きくなりやすい。
図5(a),(b)は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニット62,63の側面図である。(a)の赤外線検知ユニット62は、仕切り壁12の上端側が薄くなるように赤外線受光素子6b側の壁面が傾斜面とされている好適な構成である。この場合、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることを抑えることができるとともに、赤外線受光素子6bに入射する赤外線の光量を増やすことができるので受光の感度が向上する。(b)の赤外線検知ユニット63は、仕切り壁13の赤外線発光素子6a側の壁面及び赤外線受光素子6b側の壁面の両方が傾斜面とされている好適な構成である。この場合、上述の効果に加えて、赤外線発光素子6aから放射される赤外線をより前方へ向かわせることができる。
図6(a),(b)は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニット64,65の側面図である。(a)の赤外線検知ユニット64は、仕切り壁14の赤外線受光素子6b側の壁面に赤外線の反射層14aが形成されている好適な構成である。この場合、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることを抑えることができるとともに、赤外線受光素子6bの受光の感度を向上させることができる。またこの場合、仕切り壁14の赤外線受光素子6b側の壁面が傾斜面とされていてもよい。(b)の赤外線検知ユニット65は、仕切り壁15の赤外線発光素子6a側の壁面及び赤外線受光素子6b側の壁面に、赤外線の反射層15a,15bが形成されている好適な構成である。この場合、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることをより抑えることができるとともに、被検知体9によって反射された赤外線を赤外線受光素子6bによって検知しやすくなる。反射層14a,15a,15bは、アルミニウム(Al),銅(Cu),銀(Ag)等の金属のめっき膜などから成る。またこの場合、仕切り壁15の赤外線受光素子6b側の壁面が傾斜面とされていてもよい。
図7(a),(b)は、本発明のLCDについて実施の形態の他例を示す図であり、(a),(b)はそれぞれ赤外線検知ユニット66,67の側面図である。(a)の赤外線検知ユニット66は、図6(a)の構成において基板10上の赤外線発光素子6aの外側(仕切り壁14と反対側)に赤外線の反射壁16が形成されている好適な構成である。反射壁16の赤外線発光素子6a側の壁面に赤外線の反射層16aが形成されており、さらに、反射壁16の高さが仕切り壁14の高さよりも高い。これにより、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることをより抑えることができるとともに、赤外線発光素子6aから放射された赤外線を表示面2aの中央部側により向かうようにすることができる。(b)の赤外線検知ユニット67は、(a)の構成において、赤外線受光素子6b側の仕切り壁15の赤外線発光素子6a側の壁面に赤外線の反射層15bが形成されている好適な構成である。この場合、赤外線発光素子6aから放射された赤外線が赤外線受光素子6bに直接的に受光されることをより抑えることができる。なお、15aは仕切り壁15の赤外線受光素子6b側の壁面に形成された赤外線の反射層である。
本発明のLCDにおける赤外線発光素子6aは、光波長が700〜1000nm程度の赤外線、より具体的には光波長が850〜950nm程度の赤外線を放射するものである。また、赤外線検知ユニットは、液晶表示パネル2の表示面2aに人の指等が数10cm程度以下の距離に近接した場合、例えば、画面表示を起動させる、表示面2aにアイコン、タッチボタン、インジケータ等の隠れた表示部を表示させる、あるいは静止画表示を動画表示に切り替えるといった表示駆動をするための起動スイッチ等として用いられる。
本発明のLCDは以下のようにして作製される。薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)素子を含む画素電極部が多数形成されたガラス基板等から成るアレイ側基板と、カラーフィルタ及びブラックマトリクスが形成されたガラス基板等から成るカラーフィルタ側基板とを互いに対向させて、それらの基板を所定の間隔でもって貼り合わせ、それらの基板間に液晶を充填、封入させることによって作製される。また、一般的に、カラーフィルタ側基板は、TFT素子及び画素電極に対向する側の主面(主面aとする)の全面に、画素電極との間で液晶に印加する垂直電界を形成するための共通電極(基準電極)が形成されている。この共通電極は、IPS(In-Plane Switching)方式のLCDの場合、アレイ側基板の画素電極部に画素電極と同じ面内に形成されることによって横電界を生じさせるものとなる。また共通電極は、FFS(Fringe Field Switching)方式のLCDの場合、アレイ側基板の画素電極部に画素電極の上方または下方に絶縁層を挟んで形成されることによって端部電界(Fringe Field)を生じさせるものとなる。また、カラーフィルタ側基板の主面aには、それぞれの画素に対応する赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタが形成されており、それぞれの画素を通過する光が相互に干渉することを防ぐブラックマトリクスがカラーフィルタの外周を囲むように形成されている。
本発明のLCDは、透過型LCDである場合、視認者側と反対側に、液晶表示パネル2に画像を形成するための透過光を、液晶表示パネル2の反表示面2b側から入射するバックライト4が設けられている。また本発明のLCDは、反射型LCDである場合、バックライト4は設けられていなくてもよい。このバックライト4には2つの方式がある。1つの方式は、発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)素子が液晶表示パネル2の画面の端に配置されているエッジライト方式である。このエッジライト方式においては、液晶表示パネル1の画面の端に配置されたLED素子からの光を導光板によって画面全体に導いて均一に分散させる。エッジライト方式は、最大60インチ程度までの画面において良好な光学的均一性を保持することができ、5〜10mm程度の厚さのバックライト4が実現できる。
もう1つの方式は、直下型方式であり、液晶の画素の直下に多数のLED素子を配置して、LED素子からの光を画素に直接入射させる方式である。この直下型方式は、それが適用される液晶表示パネル2の画面サイズに制限はなく、低消費電力、良好な熱放散性を有している。また、直下型方式は、エッジライト方式に比べてバックライト装置が厚くなる傾向があるが、10mm程度以下の厚さに抑えることもできる。なお、LED素子の発光の駆動方法としては、一般にPWM(Pulse Width Modulation)方式によってパルス電流をLED素子に入力する駆動方法が用いられる。
バックライト4は、アルミニウム等から成る金属枠体24aに嵌めこまれている。金属枠体4aはフレーム3に嵌め込み、ネジ止め等の手段で固定され、保護部材5は枠体3にネジ止め等の手段で固定される。
なお、本発明の表示装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、適宜の設計的な変更、改良を含んでいてもよい。
本発明の表示装置は液晶表示装置(LCD)に限られるものではなく、有機EL(Electro Luminescence)装置、無機EL装置、FED(Field Emitting Display)、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)、GLV(Grating Light Valve)装置、PDP(Plasma Display)装置、電子ペーパーディスプレイ装置、DMD(Digital micro Mirror Device)、圧電セラミックディスプレイなどの表示装置であってもよい。
本発明の表示装置は各種の電子機器に適用できる。その電子機器としては、自動車経路誘導システム(カーナビゲーションシステム)、船舶経路誘導システム、航空機経路誘導システム、スマートフォン端末、携帯電話、タブレット端末、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、電子手帳、電子書籍、電子辞書、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム機器の端末装置、テレビジョン、商品表示タグ、価格表示タグ、産業用のプログラマブル表示装置、カーオーディオ、デジタルオーディオプレイヤー、ファクシミリ、プリンター、現金自動預け入れ払い機(ATM)、自動販売機、ヘッドアップディスプレイ、デジタル表示式腕時計などがある。
1 透明部材
2 液晶表示パネル
3 枠体
4 バックライト
4a 金属枠体
5 保護部材
6 赤外線検知ユニット
6a 赤外線発光素子
6b 赤外線受光素子

Claims (4)

  1. 表示面に近接する被検知体を検知する赤外線検知ユニットが左右両端に設けられた表示パネルと、前記表示面及び前記赤外線検知ユニットを覆う透明部材と、前記表示パネルを嵌め込むための開口を有する枠体と、前記表示パネルの反表示面の側に設けられた保護部材と、を有しており、前記赤外線検知ユニットは、赤外線受光素子とそれよりも数が多い赤外線発光素子を備えているとともに、前記赤外線発光素子が前記表示面の中心部の法線方向に向くように傾けて設置されている表示装置。
  2. 前記赤外線検知ユニットは、前記赤外線発光素子と前記赤外線受光素子との間に仕切り壁が形成されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記仕切り壁は、その上端側が薄くなるように前記赤外線受光素子側の壁面が傾斜面とされている請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記仕切り壁は、その壁面に赤外線の反射層が形成されている請求項2または請求項3に記載の表示装置。
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