JP2015178380A - 紙管容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 容器1において、容器本体10の筒状体11に設けた下部保持部11Aよりも内方から、該筒状体11と同軸をなして該下部保持部11Aよりも下方へ突出する下端突出部31を該筒状体11に固定的に備え、上下に段積みされる上側の紙管容器1における容器本体10の筒状体11に設けた下端突出部31が、下側の紙管容器1における蓋体20の環状体21に設けた上部保持部21Aの内方に入るように設定されてなるもの。
【選択図】 図1
Description
(a)同一形状の紙管容器を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下端突出部が、下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上部保持部の内方に入るように設定される。従って、上側の紙管容器の下部保持部が下側の紙管容器の上部保持部の上に接して載り、それらの下部保持部と上部保持部がカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器の下端突出部が下側の紙管容器の蓋板の上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、上側の紙管容器の下端突出部が下側の紙管容器の上部保持部の内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
(d)同一形状の紙管容器を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上端突出部が、上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下部保持部の内方に入るように設定される。従って、上側の紙管容器の下部保持部が下側の紙管容器の上部保持部の上に接して載り、それらの下部保持部と上部保持部がカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器の底板が下側の紙管容器の上端突出部の上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、下側の紙管容器の上端突出部が上側の紙管容器の下部保持部の内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
(f)同一形状の紙管容器を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下端突出部が、下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上側突出部に嵌合するように設定される。従って、上側の紙管容器の下部保持部が下側の紙管容器の上部保持部の上に接して載り、それらの下部保持部と上部保持部がカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器の下端突出部が下側の紙管容器の上端突出部の内側凹み面の上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、上側の紙管容器の下端突出部が下側の紙管容器の上端突出部の内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
(i)プラスチック成形体からなる下端突出部が、容器本体の製作時に、底板とともに組み込まれ、容器本体の筒状体に設けた下部保持部と底板との間に挟持され、容器本体の筒状体に簡易に固定化される。
(j)プラスチック成形体からなる上端突出部が、蓋体の製作時に、蓋板とともに組み込まれ、蓋体の環状体に設けた上部保持部と蓋板との間に挟持され、蓋体の環状体に簡易に固定化される。
(k)下端突出部が、容器本体の底板に一体成形され、簡易に形成される。
(l)上端突出部が、蓋体の蓋板に一体成形され、簡易に形成される。
(m)印籠式紙管容器においては、容器本体の筒状体と蓋体の環状体とが同一径になり、結果として容器本体の下部保持部と蓋体の上部保持部とが同一径となる。これにより、容器本体の下部保持部から下方に突出するように設けた下端突出部の外径と、蓋体の上部保持部の内径との隙間Gは可及的に小となる。また、蓋体の上部保持部から上方に突出するように設けた上端突出部の外径と、容器本体の下部保持部の内径との隙間Gは可及的に小となる。従って、印籠式紙管容器の段積み時には、上側の紙管容器の下端突出部が下側の紙管容器の上部保持部の内周面に衝合するまでの横ずれ量、もしくは上側の紙管容器の下部保持部が下側の紙管容器の上端突出部の外周面に衝合するまでの横ずれ量が上記小隙間Gの範囲で最小化され、段積み安定性を向上できる。
図1に示した紙管容器1は、内容物が収容された容器本体10の開口部10Aに蓋体20を着脱可能にするものである。
(a)同一形状の紙管容器1を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、上側の紙管容器1における容器本体10の筒状体11に設けた下端突出部31が、下側の紙管容器1における蓋体20の環状体21に設けた上部保持部21Aの内方に入るように設定される。従って、上側の紙管容器1の下部保持部11Aが下側の紙管容器1の上部保持部21Aの上に接して載り、それらの下部保持部11Aと上部保持部21Aがカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器1の下端突出部31が下側の紙管容器1の蓋板22の上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、上側の紙管容器1の下端突出部31が下側の紙管容器1の上部保持部21Aの内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器1を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
実施例2の紙管容器2が実施例1の紙管容器1と異なる点は、図4に示す如く、蓋体20の側に上端突出部41を設けたことにある。尚、紙管容器2において、紙管容器1におけると同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
(a)同一形状の紙管容器2を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、下側の紙管容器2における蓋体20の環状体21に設けた上端突出部41が、上側の紙管容器2における容器本体10の筒状体11に設けた下部保持部11Aの内方に入るように設定される。従って、上側の紙管容器2の下部保持部11Aが下側の紙管容器2の上部保持部21Aの上に接して載り、それらの下部保持部11Aと上部保持部21Aがカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器2の底板12が下側の紙管容器2の上端突出部41の上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、下側の紙管容器2の上端突出部41が上側の紙管容器2の下部保持部11Aの内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器2を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
実施例3の紙管容器2は、図5に示す如く、実施例1の紙管容器1における下端突出部31と実質的に同形態の下端突出部31を容器本体10に設けるとともに、実施例2の紙管容器2における下端突出部41と実質的に同形態の上端突出部41を蓋体20に設けた。尚、紙管容器3において、紙管容器1におけると同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。但し、実施例1、2、3の紙管容器1、2、3が同一サイズをなすとき、紙管容器3の下端突出部31は紙管容器1の下端突出部31より小径とされ、紙管容器3の上端突出部41は紙管容器2の上端突出部41より大径とされる等の変形があっても良い。
(a)同一形状の紙管容器3を店頭での陳列段階で同軸上にて上下に段積みするとき、上側の紙管容器3における容器本体10の筒状体11に設けた下端突出部31が、下側の紙管容器3における蓋体20の環状体21に設けた上側突出部に嵌合するように設定される。従って、上側の紙管容器3の下部保持部11Aが下側の紙管容器3の上部保持部21Aの上に接して載り、それらの下部保持部11Aと上部保持部21Aがカール状をなす丸味面をもつ等によって互いに僅かに横滑りしたとしても、或いは上側の紙管容器3の下端突出部31が下側の紙管容器3の上端突出部41の内側凹み面40Lの上に接して載った状態で僅かに横滑りしたとしても、上側の紙管容器3の下端突出部31が下側の紙管容器3の上端突出部41の内周面に衝合して横ずれ防止される。このため、複数の紙管容器3を同軸上にて安定的に高く段積みでき、地震時等における段積みの荷崩れを回避し、陳列台の単位床面積当たりの段積み陳列個数を多くでき、陳列性を向上できる。
実施例4、5の紙管容器4、5が実施例1の紙管容器1と異なる点は、図6、図8に示す如く、容器本体10が筒状体11に軽圧入及び/又は接着剤を介して挿嵌した印籠を構成する円筒状の紙製中筒13を有し、中筒13の筒状体11より上方へ突出する部分を蓋嵌合部11Cとしたことにある。紙管容器4、5は印籠式となり、容器本体10の中筒13からなる蓋嵌合部11Cに蓋体20を嵌合したとき、容器本体10の筒状体11と蓋体20の環状体21は同一径をなす。尚、紙管容器4、5において、紙管容器1におけると同様の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
実施例6の紙管容器6が実施例1の紙管容器1と異なる点は、図9に示す如く、容器本体10の筒状体11に設けられる下端突出部31が該容器本体10の底板12と一体成形されたことにある。本実施例では、底板12がパルプ成形され、円板状をなす平板の外縁側を環状フランジ部12Fとし、フランジ部12Fの内周側にて環状をなす突条部12Pを突出形成するとともに、突条部12Pの内周側に凹み面12Lを形成し、この突条部12Pを下端突出部31とする。
10 容器本体
11 筒状体
11A 下部保持部
11C 蓋嵌合部
12 底板
13 中筒
20 蓋体
21 環状体
21A 上部保持部
22 蓋板
30 プラスチック成形体
31 下端突出部
40 プラスチック成形体
41 上端突出部
Claims (8)
- 紙製筒状体の下端部に内方へ突出するように設けた下部保持部に紙製底板を保持してなる容器本体と、紙製環状体の上端部に内方へ突出するように設けた上部保持部に紙製蓋板を保持してなる蓋体とを有し、容器本体の上部に設けた蓋嵌合部に蓋体を着脱可能にしてなり、
上下に段積み可能にされる紙管容器において、
容器本体の筒状体に設けた下部保持部よりも内方から、該筒状体と同軸をなして該下部保持部よりも下方へ突出する下端突出部を該筒状体に固定的に備え、
上下に段積みされる上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下端突出部が、下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上部保持部の内方に入るように設定されてなることを特徴とする紙管容器。 - 紙製筒状体の下端部に内方へ突出するように設けた下部保持部に紙製底板を保持してなる容器本体と、紙製環状体の上端部に内方へ突出するように設けた上部保持部に紙製蓋板を保持してなる蓋体とを有し、容器本体の上部に設けた蓋嵌合部に蓋体を着脱可能にしてなり、
上下に段積み可能にされる紙管容器において、
蓋体の環状体に設けた上部保持部よりも内方から、該環状体と同軸をなして該上部保持部よりも上方へ突出する上端突出部を該環状体に固定的に備え、
上下に段積みされる下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上端突出部が、上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下部保持部の内方に入るように設定されてなることを特徴とする紙管容器。 - 紙製筒状体の下端部に内方へ突出するように設けた下部保持部に紙製底板を保持してなる容器本体と、紙製環状体の上端部に内方へ突出するように設けた上部保持部に紙製蓋板を保持してなる蓋体とを有し、容器本体の上部に設けた蓋嵌合部に蓋体を着脱可能にしてなり、
上下に段積み可能にされる紙管容器において、
容器本体の筒状体に設けた下部保持部よりも内方から、該筒状体と同軸をなして該下部保持部よりも下方へ突出する下端突出部を該筒状体に固定的に備え、
蓋体の環状体に設けた上部保持部よりも内方から、該環状体と同軸をなして該上部保持部よりも上方へ突出する上端突出部を該環状体に固定的に備え、
上下に段積みされる上側の紙管容器における容器本体の筒状体に設けた下端突出部が、下側の紙管容器における蓋体の環状体に設けた上端突出部に嵌合するように設定されてなることを特徴とする紙管容器。 - 前記下端突出部がプラスチック成形体からなり、プラスチック成形体は容器本体の底板と、該容器本体の筒状体に設けた下部保持部との間に挟持されてなる請求項1又は3に記載の紙管容器。
- 前記上端突出部がプラスチック成形体からなり、プラスチック成形体は蓋体の蓋板と、該蓋体の環状体に設けた上部保持部との間に挟持されてなる請求項2又は3に記載の紙管容器。
- 前記下端突出部が、容器本体の底板に一体成形されてなる請求項1又は3に記載の紙管容器。
- 前記上端突出部が、蓋体の蓋板に一体成形されてなる請求項2又は3に記載の紙管容器。
- 前記容器本体が筒状体に挿嵌した印籠を構成する中筒を有し、中筒の筒状体より上方へ突出する部分が蓋嵌合部とされてなる請求項1〜7のいずれかに記載の紙管容器。
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